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土俵一路 http://wkhgrttnm4100.blog.jp/

花形力士の取り口分析、幕下以下有望力士、相撲部屋ごとの特集など幅広く更新中。 「本場所中も本場所後も楽しめる」をコンセプトとして、マイペースかつストイックに我が道を往き続けます。            

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2017/04/20

  • 令和5年春場所 幕下5枚目以内力士全取組 10~11日目

    西3枚目で4勝の川副が十両東11枚目で5勝の志摩ノ海(東9枚目で4勝の對馬洋)に及ばない編成方針だというのに、西4枚目ですでに3敗(2勝)している魁勝を十両力士と当てる意味よ・・・今の考え方でやっていくなら、十両力士と当てるのは3枚目以内が原則、4~5枚

  • 令和5年春場所 幕下5枚目以内力士全取組 9日目

    今場所(もはや先場所に近いですが汗)は、5枚目以内の力士がいつにも増して奇数日に偏りがちでしたね。流石にやりすぎな感もあるというか、この日十両土俵入り前に取った千代の海×栃神山あたりは、翌日の上位5番(最後の取組)に持ってきても良かったんじゃないかと思い

  • 春場所大一番 それぞれの眼 後編

    大トリとして紹介するのは若乃花(花田虎上)氏の評論。着目したのは大栄翔の立合いだ。「本割は霧馬山が何をやってくるか気をつけるように、相手を見ながらもろ手で立ちました。頭から当たるしかなかった決定戦は、頭より先に手で行ってしまいました。こうなると腰も引けて2

  • 春場所大一番 それぞれの眼 中編

    次は本割・決定戦の2番に一定の繋がりを示しながら掘り下げている2人の意見を紹介しよう。まず玉ノ井親方(元大関栃東)は、最初の一番における大栄翔の取り口を「立ち合いの当たりも、二の矢の攻めも完璧」と高く評価しつつ「狙い通りの展開になった分だけ気持ちがはやった

  • 春場所大一番 それぞれの眼 前編

    霧馬山の逆転優勝で幕を閉じた春場所。今回は普段と趣向を変えて、千秋楽翌日、スポーツ紙サイトに掲載された評論家各氏の戦評を斜め読みしながら、本割・決定戦の2番を振り返ってみたいと思います。その理由および意図については、すでにツイッターでドライ@wkhgrttnm4100決

  • 令和5年春場所 千秋楽の展望 霧馬山×大栄翔

    春場所の決着は、昨年同様関脇以下の2人による最終決戦となりました。間違いなく今場所、とりわけ終盤戦において際立った強さを見せている両者ということもあり、良い形での締めくくりを迎えることができましたね。6霧馬山×○●○●●大栄翔7勝ったり負けたり互角の戦績

  • 令和5年春場所14日目 2敗大栄翔、3敗霧馬山 最終決戦へ!

    ついに優勝争いは2人に絞られました。まずは大栄翔2敗死守の一番を見ていくこととしましょう。12-2大栄翔(突き倒し)翠富士10-4展望記事でひとつ書き忘れていたのが、手着きの先後の問題。大栄翔は9割以上が先に手を着いて待つ仕切りなのですが、翠富士戦につい

  • 令和5年春場所 14日目の展望

    残り2日、若隆景休場は残念ですが、楽しみな2番の展望を行います。1大栄翔×××●○×翠富士1初顔の昨年秋は翠富士がいきなり左に変わっての引き落としで勝利、2度目の九州は大栄翔が見ていくところ翠富士が踏み込んでもろ差しを果たすも、大栄翔タイミング良く腹に乗

  • 令和5年春場所13日目 大栄翔ついに単独トップ!

    2敗 大栄翔3敗 霧馬山 若元春 翠富士11-2大栄翔(突き出し)明生4-9相手が不振の明生、立合いもまともに踏み込んできてくれる相手ということで、昨日同様、良い意味で必死になりすぎない取り口。上体を起こし気味にかまして来る相手の肩口を突き、腕を伸ばして

  • 令和5年春場所12日目 大栄翔・翠富士2敗で並ぶ

    残り3日、いよいよ絞られてきましたね。取組編成への不満はあれど、面白い展開であることに変わりはありません。2敗 大栄翔 翠富士3敗 霧馬山 若元春 琴ノ若10-2大栄翔(突き出し)北勝富士7-5大栄翔は良い意味で必死になっていないというか、すっかり格上の

  • 令和5年春場所11日目 幕内の土俵から 翠富士に土

    幕下の記事を場所後にやることで割り切れたから、残り5日はこっちに集中します。夏と名古屋も掛け持ちは不能に近いので、詰め込みすぎは避けて、1つ1つの中身を充実させることに努めていきたいと思います。1敗 翠富士2敗 大栄翔3敗 豊昇龍 霧馬山 若元春 琴ノ若

  • 令和5年春場所10日目 幕内の土俵から

    翠富士×大栄翔は組まれなかった(そもそも2差開いてしまった)ので、本日も熱戦続きの幕内から数番ピックアップしてお届けいたします。全勝 翠富士2敗 琴ノ若 大栄翔 遠藤6-4大翔鵬(押し出し)錦富士7-3迫力満点の体当たりで先制、錦富士が左に回り、右で張っ

  • 令和5年春場所9日目 幕内の土俵から

    良い相撲が多すぎて嬉しい悲鳴なので、つまみ食い形式で行きましょう。たぶん所要時間自体は、1番のみを掘り下げるよりもずっとずっと短く済むはず・・・普段よりもラフな書き方・見方となっている点はお許しを。5-4剣翔(押し出し)武将山4-5剣翔右から張っての左差

  • 令和5年春場所中日 北青鵬の波離間投げを振り返る

    優勝争いに関してはまだ時間があるので、久々に珍しい決まり手を掘り下げつつ、それを決めた力士の特徴にも言及していくようなものを書きましょうか。今回は北青鵬の「波離間投げ」です。波離間投げについて、まずはお馴染みの金指基著・日本相撲協会監修『相撲大事典 第4

  • 令和5年春場所 幕下5枚目以内力士全取組 7日目

    奇数日に対象取組6番ぶっこまれた(中日は5枚目以内力士の登場がない)ので、4番目の相撲は隔日更新とします。2-2千代の海(押し出し)颯富士3-1千代の海右で突きながらやや左にずれて立ち、左右と突き放そうとするが颯富士右足を前に配り、あてがって堪える。千代

  • 令和5年春場所7日目 栃武蔵×落合

    0-7栃武蔵(寄り切り)落合6-1左四つの落合ですが、立合いのは右で突いての左前廻し狙いでしたね(踏み込み足は右のまま)。ただ、2日目玉正鳳戦で敗因に挙げ、3日目の放送で師匠の宮城野さんも指摘していた両足跳びの立合いがこの日も出てしまい、左ハズから左を差

  • 令和5年春場所 幕下5枚目以内力士全取組 6日目

    1-2栃神山(送り出し)颯富士2-1颯富士低く頭でかまし、栃神山も頭で出ながらやや左にずれて颯富士の右を引っ張り込み、もしくは手繰ろうとする動き。颯富士右肘を固め押し付けるようにして手繰らせず、低く当たり直して右のハズを効かせて押し上げ、少し間隔があいて

  • 令和5年春場所6日目 翠富士×遠藤

    6-0翠富士(肩透かし)遠藤4-2惚れ惚れするような勝ち味、流れのある相撲でしたね。立合い、先に両手を着いて待つ翠富士、遠藤にかなり焦らされたのでどうかと思ったのですが、呼吸も威力も削がれることなく低くガツンと左胸にかますと、遠藤が突いてくる手を右左と跳

  • 令和5年春場所5日目 貴景勝×竜電

    1-4竜電(押し出し)貴景勝3-2この状況でも大関は冷静でしたね。立合い、睨み合って先に竜電に手を着かせると、ゆっくりと左手を着く貴景勝の動作に竜電が反応して前のめり、戻ろうと重心がやや後ろにかかったところへ踏み込んで、フワッと立った竜電の顎の下に強烈な

  • 令和5年春場所 幕下5枚目以内力士全取組 5日目

    2-1藤青雲(押し出し)川副3-0藤青雲先に両手を着き、川副が手を着こうとするところで突っ掛けて不成立。2度目、川副わずかに早く腰を下ろし、藤青雲が両手を下ろすや否やの呼吸でパッと立って、低くかましながら左へ変わって右で叩き、左へ回りながら左を差して返し

  • 令和5年春場所4日目 好調阿武咲の取組を振り返る

    勝負判定の記事に時間を費やしてしまったので、4日目は短めに書きます。1-3佐田の海(押し出し)阿武咲3-1阿武咲のやろうとしたこと、すなわち中に入れたくない相手に対する右差し(右を固める)狙いも、おっつけが高くなったときに上手を求めることで腰を引かせ、再

  • 令和5年春場所 2日目 明生×琴勝峰の勝負判定を検証する

    せっかくの生観戦日だったので、2日目からもう少し。物言いのつく微妙な一番となった明生×琴勝峰の勝負判定について書いてみようと思います。相撲内容自体には殆ど言及しない点をご了承下さい。さて、争点となったのは明生の右足が出たタイミングで琴勝峰の体が生きている

  • 令和5年春場所 幕下5枚目以内力士全取組 4日目

    1-1栃神山(押し出し)千代嵐0-2千代嵐右で張ってもろ差し狙いも、まっすぐ踏み込んだ栃神山、上体起きずに顎をつけて左右から挟み付けて許さず、千代嵐下がりながら手繰り気味に右へ回ろうとするもすっぽ抜けて青房で俵に詰まり、栃神山顎を引きながら左右で胸を突い

  • 令和5年春場所 3日目 朝乃山×東白龍の熱戦を振り返る

    いや~熱戦でしたね。明日以降の狼雅や豪ノ山もそうですが、活気溢れる若い力士たちが朝乃山に再チャレンジする機会をすぐに得られるという意味では、血も涙もない据え置きにも一定の値打ちがあろうというもの。朝乃山は大変ですが、同時に迎え撃ち甲斐も感じているのではな

  • 令和5年春場所 幕下5枚目以内力士全取組 3日目

    2-0川副(押し出し)千代栄1-1呼吸合わず、千代栄突っかけてやり直し。川副低く入るところ、千代栄はいきなり上から押さえつけるような格好。川副膝が入りそうになりながらもよく堪え、千代栄が間隔を保とうと左右で突くのを跳ね上げながら正面寄りへ押し込んだが、千

  • 令和5年春場所 幕下5枚目以内力士全取組 初日~2日目

    今場所(というか向こう数場所)は、時間の都合等もあり、「幕下5枚目以内力士全取組」という枠組みで書いてみたいなと(13日目以降は、普段通り各段優勝関連の取組も取り上げます)。隔日更新(奇数日の12時or12時半を予定)を予定していましたが、十両ー幕下戦があ

  • 令和5年春場所 2日目 落合初黒星の一番を振り返る

    1-1落合(叩き込み)玉正鳳2-0玉正鳳の策戦は、先々場所の朝乃山戦でも炸裂した十八番。一つもろ手で突き起こすや否やの叩きから、左へ回りながらさらにいなして泳がせる曲線的な崩しは、最初の突きの威力、ぐいと腕を伸ばして間隔を作り、すぐさま首根っこを押さえつ

  • 令和5年春場所 初日 若元春の快勝を振り返る

    今場所の十両以上は特定の誰かを対象とはせず、その日の取組から目についた一番、書きやすい一番を取り上げていければと思っています。初日は小結2場所目、二桁勝って新関脇と大関昇進への起点作りを目指したい若元春を特集!1-0若元春(寄り切り)竜電0-1立合いは少

  • 令和5年春場所 初日の展望

    更新に1日分余裕ができたので、初日の手捌き対象取組ほか数番を少しずつだけ占ってみます。纏まりのない文章になってしまうであろうことご容赦ください。幕下紫雷×栃神山栃神山が先場所のようにしっかりと右脇を締めて紫雷のもろ差しを封じられるか。6枚目以下に落ちると

  • 序二段~番付外の関取経験者たち

    朝志雄(28歳・高砂・序二段西1)上昇期と長期休場の時期とを交互に繰り返す苦難の土俵人生。昨年九州、序二段で復活優勝を果たし、第3の上昇期が訪れるかに思えたが、去る初場所はまた途中休場。春場所には出場予定で、まずは怪我なく場所を終えてほしい。芳東(45歳

  • 三段目で奮闘する関取経験者たち

    慶天海(32歳・阿武松・東13)新十両場所(平成24年秋)の2日目に大怪我、関取復帰に王手をかけた一番で大逆転負けを喫した悲運の力士。30歳を越え、最近は三段目が長くなってきた・・・大雷童(42歳・高田川・東23)十両6場所を経験し、入幕目前の地位まで上

  • 幕下以下 返り咲きを目指す関取経験者たち(4)

    北磻磨(36歳・山響・東34)「花の61組」の一人で幕内1場所を経験している。30代半ばを過ぎ、最後の十両在位から2年半が経過しようとしているが、気力にいささかの衰えもなく、昨年夏場所は最初の相撲から6連勝で幕下優勝に迫った。鳰の湖(36歳・山響・東43

  • 幕下以下 返り咲きを目指す関取経験者たち(3)

    千代ノ皇(31歳・九重・東17)差し身の良さとうっちゃり腰の強さで幕内在位4場所を誇るも、腰など慢性的な怪我に悩まされ、昨年春場所以降は幕下に甘んじている。千代鳳、千代大龍と先代以来の戦友が引退したのは寂しいが、まだまだ近い番付に同世代の力士は多く、励ま

  • 幕下以下 返り咲きを目指す関取経験者たち(2)

    千代嵐(31歳・九重・東7)昨年の初場所で実に8年半ぶりとなる十両復帰を成し遂げた不屈の男。同年夏場所以来遠ざかっている関取の地位を取り戻すべく上位で奮戦虫。若い頃は突き押し得意だったが、最近は差し手のよく返る左四つの方が主体。矢後(28歳・押尾川・西8

  • 幕下以下 返り咲きを目指す関取経験者たち(1)

    若手を取り上げたのなら、ベテランたちの奮闘も追いかけないことには不公平でしょうということで、今日から数回にわたり関取経験を持つ幕下以下の力士たちを紹介していきます。完全にノープランですが、春場所の番付順に5人ずつくらい書いていけば良い感じに収まってくれる

  • 令和5年幕下以下有望力士紹介 春場所前特集

    初場所前に一通り書いた幕下以下特集ですが、当然書ける人書きたい人はまだまだいます。ひとまず新たに15枚目以内へ入ってきた力士で、前回取り上げきれなかった人たちを場所ごとにコツコツ埋めていけば後でキャパオーバーになることもないはずなので、そんな感じでやって

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(終) vs正代

    ⑫令和4年初場所 7日目 vs正代 寄り切り最終回は結果的に最後の上位挑戦場所となった令和4年、つまり昨年初場所の正代戦を見ていくこととしたい。過去の対戦成績は6勝6敗。正代大関取りの令和2年秋場所で土をつけ、大関昇進後の3年初場所は同体取り直しの末、かな

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(11) vs貴景勝

    ⑪令和2年7月場所 vs貴景勝 押し倒し 前回の豪栄道戦から一気に3年半ほど飛んで時代は令和に。この場所、実に15場所ぶりとなる三役カムバックを果たした隠岐の海は場所中に35歳、すっかりベテランの貫禄をたたえていた。28年当時の横綱・大関も、いまだ上位に健

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(10) vs豪栄道

    ⑩平成28年九州場所 vs豪栄道 押し出し平成28年九州場所、前場所全勝で綱取りの豪栄道は、この場所も好調を持続させて6勝1敗で中日へ。ただ、6日目に土がつき、前日も魁聖相手に薄氷の勝利。中盤に来て相撲内容に陰りが見えていた。対戦相手は言わずもがなの隠岐の

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(9) vs照ノ富士

    ⑨平成28年秋場所 4日目 vs照ノ富士 逆とったり平成28年秋場所、初日綱取り大関の稀勢の里を破って気を良くした隠岐の海は、ここから破竹の勢いで勝ち進む。2日目鶴竜を小手投げ、3日目日馬富士を寄り倒して連日の金星を獲得すると、4日目の相手は大関照ノ富士。

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(8) vs稀勢の里

    ⑧平成28年秋場所 初日 vs稀勢の里 寄り切り平成28年秋場所、春13勝・夏13勝・名古屋12勝で3場所連続優勝次点の大関・稀勢の里は、この場所も綱取り継続。「今場所こそ」の期待を背に初日、隠岐の海との対戦を迎えた。過去の対戦成績は稀勢の里の16勝2敗。

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(7) vs琴奨菊

    ⑦平成28年春場所 5日目 vs琴奨菊 突き落とし隠岐の海にとっての平成28年は、横綱昇進がかかった大関を3度も破り「綱取りキラー」の名を不動のものとした一年であった。まず一人目は琴奨菊。前場所で念願の初優勝、日本出身力士としては10年ぶりの優勝に場内は大

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(6) vs白鵬

    ⑥平成27年秋場所 初日 vs白鵬 寄り切りさて、いよいよ白鵬の登場です。隠岐の海自身が引退会見で挙げた思い出の一番。13度目の挑戦にしてこの大横綱から掴んだ白星は、結果的に通算25度の対戦においても唯一勝利となりました。※この取組は当時の本場所観戦記(下

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(5) vs鶴竜

    ⑤平成26年春場所 3日目 vs鶴竜 押し出し平成26年春場所、前場所14勝1敗(優勝同点)の大関・鶴竜は綱取りに挑んでいた。連勝発進で迎えた3日目の相手が隠岐の海である。鶴竜にとっては、初場所初日に敗れて唯一の黒星を喫した相手&その前の25年九州でも苦杯

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(4) vs日馬富士

    ④平成24年九州場所 2日目 vs日馬富士 小手投げ新横綱・日馬富士33連勝ならずの光景は、ファン歴の長い人であれば記憶に残っているはず。また、隠岐の海にとっても代表作の一つと言うべき一番だろう。そもそも日馬富士にとって隠岐の海は難敵。前年秋場所には綱取り

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(3) vs把瑠都

    平成23年九州場所 3日目 vs把瑠都 寄り切り今回は人並み外れた豪快な取り口で「エストニアの怪人」と呼ばれた大関・把瑠都にご登場願うこととしよう。この頃は大関昇進から1年半、コンスタントに二桁勝利をあげるなど力量を発揮し、翌場所には念願の初優勝を飾ってい

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(2) vs琴欧洲

    ② 平成23年秋場所 初日 vs琴欧洲 引き落とし前場所千秋楽でも対戦、琴欧洲が正面で足を踏み出すもお互いにそのまま取り続け、最後は投げつけられるという形ではあったが、隠岐の海が勝って給金を直すとともに、初めての「これより三役」を白星で飾っている。翌場所初

  • 隠岐の海、思い出の上位戦(1) vs魁皇

    去る初場所を限りに引退した元関脇・隠岐の海。その長い土俵人生を振り返るのに10番ではとても足りないので、何か他の方法はないものか・・・そうして調べるうち、対戦歴のある上位陣14人中12人に勝った経験があることを発見(年齢的には最年長の魁皇~最年少の貴景勝

  • 令和5年初場所 各段優勝決定の一番

    すでに取り上げた十両・幕下を除く、三段目・序二段・序ノ口で優勝が決まった取組を見ていきます。序ノ口岡野(寄り切り)風の湖優勝決定巴戦。最初の一番で琴佐藤を破り、勝てば優勝の風の湖は、立合い岡野が右かち上げ気味に右を差そうとするのに対し、かましながら右喉輪

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 千秋楽(2)

    5-2藤青雲(寄り切り)德勝龍4-3藤青雲低く入って左下手深い位置を引き、右巻き替え。德勝龍左を差し返そうとするのを厳しくおっつけて抜かせ、正面に進撃。德勝龍は巨腹を前に出しながらスペースを作って右突き落としを狙いたかったが、藤青雲左下手を引き付け、右は

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 千秋楽(1)

    小出しで申し訳ないですが、対象の取組が十両ー幕下昇降関連の4番を含め計7番と多くなっているので、今日はまずそれ以外の3番について&明日は残りの4番、明後日に各段優勝決定の一番(十両・幕下以外)を取り上げて、今場所の全更新完了とする予定です。3-4田邉(上

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 14日目

    3-4北大地(叩き込み)琴手計4-3北大地、多少左へずれながら左を固めて跳ね上げるようにし、右では胸の当たりを突いて起こそうとする、嘉風のような立合い。北大地突っ張ると琴手計も応じ、北大地その手を払いながら左へ回り、右で張って左を差そうとするが、琴手計右

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 13日目

    幕下優勝がかかった落合×風賢央については、すでに別記事で特集済(記事の最後にリンクを貼っておきます)のため、ここでは残り4番を書いていきます。4-3日翔志(押し出し)吉井3-4日翔志左で張って右差し、左はおっつけ、次いで固めてぶつけながら西に煽り立てると

  • 令和5年初場所千秋楽 貴景勝V3成る!

    重圧を感謝に変えて手にした貴景勝3度目の賜杯。早速優勝決定の一番を振り返りましょう。・琴勝峰の立合い左足を小さく踏み出してから素早く二歩目の右足を出す、突き押し力士のような出方をしていたのが、今場所の琴勝峰。唯一、平戸海戦では右足から出ているが、これもす

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 千秋楽

    北青鵬 上手投げ 14-1(白星)北青鵬相手に左上手は簡単に取れるし、右半身気味に構えるので上手を与える心配も序盤のうちにはあまり要らないだろう。その上でいかに攻めきるか、かぶさるような寄り方で振り回されたときにどうか・・・というのがこの取組に対する見立

  • 令和5年初場所 千秋楽の展望 貴景勝×琴勝峰

    3敗 貴景勝 琴勝峰4敗勢の望みは絶たれ、3敗同士の相星決戦。貴景勝にとっては勝てば来場所は明確な綱取り、負ければ白紙とはいかずとも、今場所よりもトーンダウンした状態で春を迎えることは避けられない。まして相手は平幕ですから、重圧の面では雲泥の差がある対決

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 14日目

    千代の国 寄り倒し 白星(13-1)最近千代の国の取り口を研究していなかったので昨日は書きませんでしたが、従来どおりなら立合いは相手が差してくる側へずれ気味に当たりながら、差し手を抱え上げるようにし(差されたわけではない)、もう片方の手では肩や胸を突いて

  • 令和5年初場所 落合幕下優勝の一番を振り返る

    7-0落合(突き落とし)風賢央6-1両者睨み合ってなかなか腰を割らず、ようやく落合が動くのに合わせ風賢央も腰を割り、そこからまた数秒、落合が右手を着くと風賢央も応じてすぐに右を着いたが、そこから呼吸合わず、風賢央待ちきれず突っ掛け。落合、風賢央(4歳年上

  • 令和5年初場所 14日目の展望

    3敗 貴景勝 阿武咲 琴勝峰4敗 霧馬山 大栄翔 東龍6貴景勝ー●○○●○豊昇龍2豊昇龍が3回続けて左で張って右差し狙い。貴景勝は最初2回左でおっつけに行ってハマらず、前回は固めて立って右差しを封じ、左でいなしてペースを握った。豊昇龍は周知の通り左足首が

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 13日目

    金峰山 突き落とし 12-1(白星)立合いからの流れは、さすが朝乃山。組み止められはしなかったものの、今日は後からサッと立つ瞬発力の高い踏み込みで金峰山の陣地に入り、右の突きを伸ばさせずに左ハズで押し上げた。ただ、その動きに右が連動しなかったのは、金峰山

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 12日目

    3-3吉井(かいな捻り)大辻2-4頭でかまし合って、吉井は左前廻し。大辻十分に突き起こしてから右で押さえて吉井の廻しを切り、吉井前に出ながらまた前廻しを探って、取れないと見るや深い位置に変えて大辻は右差し、反対側の手で差し手争いを展開する。吉井差し勝って

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 11日目

    5-1塚原(突き落とし)川副4-2塚原のもろ手突きに対し、川副左前廻し狙い成就。塚原右で廻しを切りながら左で叩き、川副前にのめるところを両手で押さえつけたが、川副股割りをしそうな体勢から即座に立ち直って塚原の手を払い除けるように右へいなし、泳いだ塚原を左

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 12日目

    湘南乃海 寄り切り 11-1(白星)立合いは今日も両手を着いて待つ姿勢。直近2場所に比べると立合いのスピードに欠け、先に右上手を引いた湘南乃海に右も差し負けてしまいましたが、その後の切り替えが早かったですね。少し右で巻き替える仕草を見せたことの是非はとも

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 10日目

    3-2勇磨(送り倒し)大辻2-3大辻の当たりを勇磨かましながら左へずれ加減に立って受け流し、大辻の突きを左外ハズであてがい、一つ右でおとりの突きを出してから、大辻が頭を下げながら出てくるところを左に開いていなし、泳いだ大辻の横について左から出し投げに崩し

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 9日目

    5-0落合(寄り切り)時疾風4-1時疾風先に両手を着き、落合が右を着いて前に体重を乗せるところで立つも落合応じず。二度目、時疾風似たような呼吸でふわっと立つと、落合少し遅れて立ち、左四つに渡り合って、時疾風先に上手。すぐに上手で振るも、落合、時疾風の体が

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 中日

    1-3栃幸大(押し出し)矢後2-2先に両手を着いた栃幸大、矢後が右手を着いたところでピクッと反応してしまい、やり直すかと思いきや、そのまま化粧立ち気味に立ち上がって不成立。栃幸大少し左にずれ加減で立ち、右で突きながら左ハズ。矢後左であてがいながら左を差し

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 11日目

    大翔鵬 寄り切り 10-1(黒星)筆者は朝乃山という力士のことを角界有数の強者だと見做していますが、右四つで真っ向渡り合った時の力量ということに限れば、正直なところトップクラスとは言い切れないと感じています。じゃあどういう相撲なら・・・というのは既に今場

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 7日目

    4-0落合(押し出し)大成龍3-1先に両手を着いて待つ大成龍、落合じっくりと仕切り、ようやく左手を着いたタイミングで大成龍立つも、呼吸合わず。二度目は落合が左→右と着くタイミングを早めてやや自分の呼吸で立ち、右で張って左差し狙いも、大成龍左手を前に出して

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 6日目

    1-2栃幸大(押し出し)大辻2-1かまし合って当たり互角。栃幸大左外ハズで崩しながら左差し右前ミツを探ると、大辻右で首を捻りながら左で押さえて切り、栃幸大が再度右を引くところ、大辻右肘をグイグイ押し付けるようにしてから、額をつけて左手でねじるように廻しを

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 10日目

    東白龍 押し倒し 白星(10-0)豪ノ山戦の記事で「先に手を着く立合いにあまり賛成ではない」と書いたのですが、今日に関しては、相手の立ち方や取り口の性質を考えても妥当だったのかなと。とりわけ後者について、東白龍は確実にもろ手で来る相手ですから、それに対し

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 9日目

    北の若 寄り切り 白星(9-0)狼雅戦の記事で書いた「押し相撲に近い四つ相撲、立合いの当たった勢いを利用して組み勝ち、早く勝負をつける出足相撲の一種」が、まさにこの日の内容でした。前に出て相手の左おっつけという構えを壊しながら右を差し込んでいく。上手を引

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 中日

    ※多忙につき要点のみの指摘が続いていますこと、ご容赦ください。豪ノ山  小手投げ 白星(8-0)立ち合い、今場所初めて自分から両手を着きましたね。個人的にはあまり賛成していなくて、その理由は呼吸の問題以上に立ち方の性質にあります。立つときにどうしても重心が

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 7日目

    島津海 掬い投げ 白星(7ー0)今日みたく喧嘩四つでモロ差し得意、自分より体がない相手とやる時は、立ち合いで左上手を引いてしまうことがとにかく大事(今日の相手くらい地力差があるなら引っ張り込んでも構わないと思う)。左でしっかり締め付けながら右と左の差し手

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 6日目

    狼雅 寄り切り 白星(6-0)長い相撲になったので、今日は要所だけ。まずは立合いで引いた上手を狼雅が腰を振って切り、その勢いのまま向正面へ出ていったところ。ここで十分に返せていないまま強引に出るのではなく、右を返して左上手を求めるような動きが取れたのが良

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 5日目

    1-2千代嵐(上手出し投げ)大翔丸0-3千代嵐早く立ち、もろ手で突いてから左差し、右は引っ張り込みながら出ていくと、大翔丸左から掬い気味に起こして右から攻めんとするところ、千代嵐一腰下ろして前へ圧力をかけてから、左を抜いて、白房から向正面へ下がりつつ右で

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 5日目

    魁勝 浴びせ倒し 白星(5-0)朝乃山右差し左上手狙い、魁勝はもろ差し狙い。朝乃山差し勝ったが上手は取れず、腰を入れておっつけながら上手を求めるところ、魁勝右下手で振り、朝乃山踏ん張りながら左上手深い位置。右でゆすり起こしていこうとしたが、魁勝左上手を求

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 4日目

    1-1大辻(押し倒し)千代嵐0-2お互い相手の右胸にかまし合って、大辻当たり勝ち右の突きを伸ばし先制。千代嵐右へかわして左を差そうとするも、大辻許さずに右で突いて千代嵐のバランスを崩す。横向きになった体勢を懸命に正対させながら黒房へ下がる千代嵐と追う大辻

  • 幕下15枚目格付出落合、事実上のデビュー戦を振り返る

    そろそろ幕内特集、豊昇龍か阿炎のどっちかを書こうかなと考えていたのですが、その後に録画で観た落合の「実質」デビュー戦がなかなかのインパクトだったので、今日はこっちで行きます。この日の相手は18歳の元気者瀬戸の海。立合い落合が右手を着いたタイミングくらいで

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 4日目

    對馬洋 寄り切り 白星(4-0)立合い、じっくりと呼吸をはかる朝乃山に対し、先に手を着いて待った對馬洋が突っ掛けてしまい、朝乃山にとってはこの場所2度目の不成立に。朝乃山本人の「自分が悪い」というのも100%本音ではないと思いますが、実際相手にとってやや

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 3日目

    2-0大成龍(突き落とし)栃幸大1-1栃幸大早く立って右で肩を突きながら左ハズで押し上げんとしたが、大成龍立ち遅れ気味ながらもガチっと受け止め、栃幸大の左を右で絞り、次いで外ハズの形にかかれば、栃幸大少し引いて差し手を抜こうとしたが、大成龍左で胸を押しな

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 3日目

    白鷹山 寄り切り 白星(3-0)白鷹山は意図的か否かは分からないが、先場所の対戦よりも早く立つ形に。ただ、自分から圧力をかけにいったことで、却って当たりを吸収されるような具合、下から右をサッと入れられて左のおっつけがハマらなくなってしまった。胸を押したか

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 2日目

    ※大成龍の四股名が全面的に大成道になっていました。お詫びして訂正します。1-0大成龍(上手捻り)0-1大辻かまし合って大辻右で突き上げ、大成龍が左を肩に当てながら右から攻めようとするところ、大辻右で跳ね上げて、腰を割りながら左右と差しにかかり、いずれも浅

  • 令和5年初場所 幕下上位5番 初日

    先場所は豊山特集のため残り3日完走できませんでしたが、今場所は何もなければ最後まで・・・と思っています。0-1千代嵐(寄り切り)栃幸大1-0両手を着いて待つ栃幸大、千代嵐例のごとくゆったりと仕切り、ようやく左を着いたところで栃幸大突っ掛けてしまった。2度

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 2日目

    千代栄 突き出し 白星(2-0)立合い、朝乃山がじっくりと腰を割ろうとするところ、先に手を着いた千代栄が待ちきれずに突っ掛けて不成立。二度目も千代栄が先に手を着いて、朝乃山呼吸をはかりながら右差し狙いの鋭い踏み込み。千代栄右で肩口を突きながら左でおっつけ

  • 令和5年初場所 朝乃山の15日間 初日

    今場所だけになるか来場所もやるかは決めていませんが、とりあえず今場所15日間追い続けてみたい。十両を完走するのは武将山の新十両場所以来だと思うので、対戦相手として普段あまり書く機会がない力士たちに触れられるのも楽しみにしたいなと思います。初日 突き落とし

  • 令和5年幕下以下有望力士紹介(終)垂涎のホープが揃う高卒組

    垂涎のホープが揃う高卒組最終回は高校相撲を経て入門した力士たちの紹介。過去2年(平成14年度生まれ&15年度生まれ)の世代だけでも(すでに幕内を経験した熱海富士は別格としても)幕下やその近辺に上がってきた力士が多数いるので、今回は彼らに絞って書いていきた

  • 令和5年幕下以下有望力士紹介(5)捲土重来を期する力士たち

    捲土重来をはかる力士たち今回は怪我等で番付を落としている(落としていた)最高位幕下一桁の力士たちを取り上げます。峰刃(23歳・錣山・東17)は、長身を利して引っ張り込む豪快な取り口、幕下中位で二度6戦全勝、幕下優勝にあと一歩まで迫ったと書けば、地力のほど

  • 令和5年幕下以下有望力士紹介(4)地道に力をつけてきた「旬」の力士たち

    地道に力をつけてきた「旬」の力士たち今回は入門前のキャリアによる分類ではなく、最近地力ないし番付を上げてきた若手~中堅クラスの力士たちという括りで書いてみたい。筆頭に挙がるのが、来る初場所で初の5枚目以内参入を果たした栃神山(21歳・春日野・西3)。同学

  • 大相撲雑記 令和4年12月~5年1月 ゆく年くる年

    1月4日「花形力士取り口分析」なのですが、あまりにも溜まりすぎてやる気を喪っています(苦笑)番付順に貴景勝・若隆景・髙安・霧馬山・阿炎・竜電あたりは最新版を書かねばならず、琴ノ若・若元春・翔猿・錦富士・翠富士・佐田の海あたりは一から・・・なので。コツコツ

  • 令和5年幕下以下有望力士紹介(3)次代を担う10代叩き上げ力士たち

    次代を担う10代叩き上げ力士たち来る初場所、15枚目格付出でデビューする落合(宮城野)。奇しくも、近い番付には同学年で中学卒業後に入門した大辻、千代虎、吉井が並んでおり、いきなりの対戦も予想される。今回は、そんな平成15年世代をはじめとする叩き上げの10

  • 令和5年幕下以下有望力士紹介(2)学生相撲出身の新鋭たち

    学生相撲出身の新鋭たち※あまり筆者自身の意思は介在させず、デビュー時期が近く出世順調&部屋別の記事等で言及した機会の少ない力士を中心に取り上げていく。秋場所で15枚目格付出デビューの川副(23歳・宮城野・東7)が、2場所連続の勝ち越しで一桁番付まで浮上。

  • 令和5年幕下以下有望力士紹介(1)機は熟した!関取間近の実力者たち

    纏まった形では久々の新年幕下以下特集。カテゴリごとで数記事に分けて、今後が楽しみな幕下以下の力士たちをたっぷりと紹介していきます。※力士名の後のカッコ内は年齢・所属部屋・初場所の番付・機は熟した!関取間近の実力者たち去る九州場所、朝乃山戦での鮮やかな勝ち

  • 年納めのご挨拶&令和5年幕下以下即戦力ランキング

    今年も弊ブログをご覧いただきありがとうございました。今年の印象といえば、もう「十両在位1場所力士列伝」の連載に尽きますね。偶数月は殆ど掛かり切りでしたから(笑)佐々木一郎さんの『関取になれなかった男たち』というタイトルを見て、また実際に中身を読んで、「逆

  • 大相撲雑記 令和4年10月~12月

    今月からは、来週以降順次公開予定の「出羽の郷編」をもって第1期完結となる『十両在位1場所力士列伝』について、アレコレと書いていきます。⑥出羽の郷編いやあ、長くなりましたね(笑)noteさんによると12589字だそうです。前半期については、当初比較対象として前回の主

  • 新十両力士の初場所時番付 改訂版

    その年に誕生した新十両力士が、初場所時点でどれくらいの番付に在位していたのか。昨年分の記事に今年のデータを加えた改訂版です。→データに誤りがあったので一部訂正しています。※左から順に昇進場所・力士名・初場所時番付平成29年春 朝乃山 西7夏 貴源

  • 豊山亮太 思い出の10番(終)

    ⑩令和2年春場所9日目 貴景勝 押し出し前日朝乃山に勝って気を良くした豊山、翌日は大関貴景勝に挑戦する。豊山右でかち上げに行くも貴景勝かまして当たり勝ち、黒房へ出ながら豊山の右喉輪を左ハズで押し上げて正面方向へ。ただ、豊山も左外ハズであてがって貴景勝の右

  • 豊山亮太 思い出の10番(7)

    ⑨令和2年春場所 中日 朝乃山 掬い投げ令和2年初場所、西前頭9枚目で11勝4敗の好成績を収めた豊山は、翌春場所で1年ぶりに幕内上位返り咲きを果たす。2勝5敗で迎えた中日の対戦相手はライバル朝乃山、この場所に大関取りを懸け、6勝1敗の星取りである。実に2

  • 豊山亮太 思い出の10番(6)

    ⑧令和2年初場所 14日目 遠藤 送り出し平成30年秋場所3日目の横綱・稀勢の里戦で左肘を痛めた豊山は、その場所を含め4場所連続の負け越しで十両陥落。十両通過にも2場所を要し、苦難の1年間を過ごした。元年9月、返り入幕で二桁勝ってようやく復調の兆しを見せ

  • 豊山亮太 思い出の10番(5)

    ⑦平成30年秋場所 3日目 稀勢の里 突き落とし(敗戦)名古屋の好成績により、翌秋場所は自己最高位の東2枚目に躍進、自身2度目の上位総当りである。初日髙安、2日目栃ノ心の両大関に敗れた後、3日目は進退をかけてこの場所に臨んでいた横綱稀勢の里と対戦。豊山に

  • 豊山亮太 思い出の10番(4)

    ⑥平成30年名古屋場所 千秋楽 御嶽海 掛け投げ千秋楽、敢闘賞の初受賞が決まった豊山は初めての「これより三役」も堂々とこなし、目前の御嶽海戦に向け「僕の持っているすべてを見てもらいたいと思って土俵に上がった」(※)。立合い、御嶽海は早く立ってかますや、一

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