10年前のブログ開設より殆どの場所で行ってきた本場所期間中の毎日更新(結果&展望)ですが、去る5月場所分をもって長期休場ー事実上の無期限更新停止ーとさせていただきます。十年一昔といいますが、当時の上位陣はすべて土俵を去り、幕下以下の時代から注目してきた力
花形力士の取り口分析、幕下以下有望力士、相撲部屋ごとの特集など幅広く更新中。 「本場所中も本場所後も楽しめる」をコンセプトとして、マイペースかつストイックに我が道を往き続けます。
春場所の決着は、昨年同様関脇以下の2人による最終決戦となりました。間違いなく今場所、とりわけ終盤戦において際立った強さを見せている両者ということもあり、良い形での締めくくりを迎えることができましたね。6霧馬山×○●○●●大栄翔7勝ったり負けたり互角の戦績
令和5年春場所14日目 2敗大栄翔、3敗霧馬山 最終決戦へ!
ついに優勝争いは2人に絞られました。まずは大栄翔2敗死守の一番を見ていくこととしましょう。12-2大栄翔(突き倒し)翠富士10-4展望記事でひとつ書き忘れていたのが、手着きの先後の問題。大栄翔は9割以上が先に手を着いて待つ仕切りなのですが、翠富士戦につい
残り2日、若隆景休場は残念ですが、楽しみな2番の展望を行います。1大栄翔×××●○×翠富士1初顔の昨年秋は翠富士がいきなり左に変わっての引き落としで勝利、2度目の九州は大栄翔が見ていくところ翠富士が踏み込んでもろ差しを果たすも、大栄翔タイミング良く腹に乗
2敗 大栄翔3敗 霧馬山 若元春 翠富士11-2大栄翔(突き出し)明生4-9相手が不振の明生、立合いもまともに踏み込んできてくれる相手ということで、昨日同様、良い意味で必死になりすぎない取り口。上体を起こし気味にかまして来る相手の肩口を突き、腕を伸ばして
残り3日、いよいよ絞られてきましたね。取組編成への不満はあれど、面白い展開であることに変わりはありません。2敗 大栄翔 翠富士3敗 霧馬山 若元春 琴ノ若10-2大栄翔(突き出し)北勝富士7-5大栄翔は良い意味で必死になっていないというか、すっかり格上の
幕下の記事を場所後にやることで割り切れたから、残り5日はこっちに集中します。夏と名古屋も掛け持ちは不能に近いので、詰め込みすぎは避けて、1つ1つの中身を充実させることに努めていきたいと思います。1敗 翠富士2敗 大栄翔3敗 豊昇龍 霧馬山 若元春 琴ノ若
翠富士×大栄翔は組まれなかった(そもそも2差開いてしまった)ので、本日も熱戦続きの幕内から数番ピックアップしてお届けいたします。全勝 翠富士2敗 琴ノ若 大栄翔 遠藤6-4大翔鵬(押し出し)錦富士7-3迫力満点の体当たりで先制、錦富士が左に回り、右で張っ
良い相撲が多すぎて嬉しい悲鳴なので、つまみ食い形式で行きましょう。たぶん所要時間自体は、1番のみを掘り下げるよりもずっとずっと短く済むはず・・・普段よりもラフな書き方・見方となっている点はお許しを。5-4剣翔(押し出し)武将山4-5剣翔右から張っての左差
優勝争いに関してはまだ時間があるので、久々に珍しい決まり手を掘り下げつつ、それを決めた力士の特徴にも言及していくようなものを書きましょうか。今回は北青鵬の「波離間投げ」です。波離間投げについて、まずはお馴染みの金指基著・日本相撲協会監修『相撲大事典 第4
奇数日に対象取組6番ぶっこまれた(中日は5枚目以内力士の登場がない)ので、4番目の相撲は隔日更新とします。2-2千代の海(押し出し)颯富士3-1千代の海右で突きながらやや左にずれて立ち、左右と突き放そうとするが颯富士右足を前に配り、あてがって堪える。千代
0-7栃武蔵(寄り切り)落合6-1左四つの落合ですが、立合いのは右で突いての左前廻し狙いでしたね(踏み込み足は右のまま)。ただ、2日目玉正鳳戦で敗因に挙げ、3日目の放送で師匠の宮城野さんも指摘していた両足跳びの立合いがこの日も出てしまい、左ハズから左を差
1-2栃神山(送り出し)颯富士2-1颯富士低く頭でかまし、栃神山も頭で出ながらやや左にずれて颯富士の右を引っ張り込み、もしくは手繰ろうとする動き。颯富士右肘を固め押し付けるようにして手繰らせず、低く当たり直して右のハズを効かせて押し上げ、少し間隔があいて
6-0翠富士(肩透かし)遠藤4-2惚れ惚れするような勝ち味、流れのある相撲でしたね。立合い、先に両手を着いて待つ翠富士、遠藤にかなり焦らされたのでどうかと思ったのですが、呼吸も威力も削がれることなく低くガツンと左胸にかますと、遠藤が突いてくる手を右左と跳
1-4竜電(押し出し)貴景勝3-2この状況でも大関は冷静でしたね。立合い、睨み合って先に竜電に手を着かせると、ゆっくりと左手を着く貴景勝の動作に竜電が反応して前のめり、戻ろうと重心がやや後ろにかかったところへ踏み込んで、フワッと立った竜電の顎の下に強烈な
2-1藤青雲(押し出し)川副3-0藤青雲先に両手を着き、川副が手を着こうとするところで突っ掛けて不成立。2度目、川副わずかに早く腰を下ろし、藤青雲が両手を下ろすや否やの呼吸でパッと立って、低くかましながら左へ変わって右で叩き、左へ回りながら左を差して返し
勝負判定の記事に時間を費やしてしまったので、4日目は短めに書きます。1-3佐田の海(押し出し)阿武咲3-1阿武咲のやろうとしたこと、すなわち中に入れたくない相手に対する右差し(右を固める)狙いも、おっつけが高くなったときに上手を求めることで腰を引かせ、再
せっかくの生観戦日だったので、2日目からもう少し。物言いのつく微妙な一番となった明生×琴勝峰の勝負判定について書いてみようと思います。相撲内容自体には殆ど言及しない点をご了承下さい。さて、争点となったのは明生の右足が出たタイミングで琴勝峰の体が生きている
1-1栃神山(押し出し)千代嵐0-2千代嵐右で張ってもろ差し狙いも、まっすぐ踏み込んだ栃神山、上体起きずに顎をつけて左右から挟み付けて許さず、千代嵐下がりながら手繰り気味に右へ回ろうとするもすっぽ抜けて青房で俵に詰まり、栃神山顎を引きながら左右で胸を突い
いや~熱戦でしたね。明日以降の狼雅や豪ノ山もそうですが、活気溢れる若い力士たちが朝乃山に再チャレンジする機会をすぐに得られるという意味では、血も涙もない据え置きにも一定の値打ちがあろうというもの。朝乃山は大変ですが、同時に迎え撃ち甲斐も感じているのではな
2-0川副(押し出し)千代栄1-1呼吸合わず、千代栄突っかけてやり直し。川副低く入るところ、千代栄はいきなり上から押さえつけるような格好。川副膝が入りそうになりながらもよく堪え、千代栄が間隔を保とうと左右で突くのを跳ね上げながら正面寄りへ押し込んだが、千
今場所(というか向こう数場所)は、時間の都合等もあり、「幕下5枚目以内力士全取組」という枠組みで書いてみたいなと(13日目以降は、普段通り各段優勝関連の取組も取り上げます)。隔日更新(奇数日の12時or12時半を予定)を予定していましたが、十両ー幕下戦があ
1-1落合(叩き込み)玉正鳳2-0玉正鳳の策戦は、先々場所の朝乃山戦でも炸裂した十八番。一つもろ手で突き起こすや否やの叩きから、左へ回りながらさらにいなして泳がせる曲線的な崩しは、最初の突きの威力、ぐいと腕を伸ばして間隔を作り、すぐさま首根っこを押さえつ
今場所の十両以上は特定の誰かを対象とはせず、その日の取組から目についた一番、書きやすい一番を取り上げていければと思っています。初日は小結2場所目、二桁勝って新関脇と大関昇進への起点作りを目指したい若元春を特集!1-0若元春(寄り切り)竜電0-1立合いは少
更新に1日分余裕ができたので、初日の手捌き対象取組ほか数番を少しずつだけ占ってみます。纏まりのない文章になってしまうであろうことご容赦ください。幕下紫雷×栃神山栃神山が先場所のようにしっかりと右脇を締めて紫雷のもろ差しを封じられるか。6枚目以下に落ちると
朝志雄(28歳・高砂・序二段西1)上昇期と長期休場の時期とを交互に繰り返す苦難の土俵人生。昨年九州、序二段で復活優勝を果たし、第3の上昇期が訪れるかに思えたが、去る初場所はまた途中休場。春場所には出場予定で、まずは怪我なく場所を終えてほしい。芳東(45歳
慶天海(32歳・阿武松・東13)新十両場所(平成24年秋)の2日目に大怪我、関取復帰に王手をかけた一番で大逆転負けを喫した悲運の力士。30歳を越え、最近は三段目が長くなってきた・・・大雷童(42歳・高田川・東23)十両6場所を経験し、入幕目前の地位まで上
北磻磨(36歳・山響・東34)「花の61組」の一人で幕内1場所を経験している。30代半ばを過ぎ、最後の十両在位から2年半が経過しようとしているが、気力にいささかの衰えもなく、昨年夏場所は最初の相撲から6連勝で幕下優勝に迫った。鳰の湖(36歳・山響・東43
千代ノ皇(31歳・九重・東17)差し身の良さとうっちゃり腰の強さで幕内在位4場所を誇るも、腰など慢性的な怪我に悩まされ、昨年春場所以降は幕下に甘んじている。千代鳳、千代大龍と先代以来の戦友が引退したのは寂しいが、まだまだ近い番付に同世代の力士は多く、励ま
千代嵐(31歳・九重・東7)昨年の初場所で実に8年半ぶりとなる十両復帰を成し遂げた不屈の男。同年夏場所以来遠ざかっている関取の地位を取り戻すべく上位で奮戦虫。若い頃は突き押し得意だったが、最近は差し手のよく返る左四つの方が主体。矢後(28歳・押尾川・西8
若手を取り上げたのなら、ベテランたちの奮闘も追いかけないことには不公平でしょうということで、今日から数回にわたり関取経験を持つ幕下以下の力士たちを紹介していきます。完全にノープランですが、春場所の番付順に5人ずつくらい書いていけば良い感じに収まってくれる
初場所前に一通り書いた幕下以下特集ですが、当然書ける人書きたい人はまだまだいます。ひとまず新たに15枚目以内へ入ってきた力士で、前回取り上げきれなかった人たちを場所ごとにコツコツ埋めていけば後でキャパオーバーになることもないはずなので、そんな感じでやって
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10年前のブログ開設より殆どの場所で行ってきた本場所期間中の毎日更新(結果&展望)ですが、去る5月場所分をもって長期休場ー事実上の無期限更新停止ーとさせていただきます。十年一昔といいますが、当時の上位陣はすべて土俵を去り、幕下以下の時代から注目してきた力
12-3大の里(押し出し)阿炎10-5いやあ、大の里は左のあてがい(外ハズ)見事でした。先場所は突き放された右喉輪を跳ね除けるような左の使い方でしたが、今場所はより典型的なあてがい。脇の下の要所を押さえて逃さない、まるで師匠のそれを見ているようでした。右
大の里勝てばスピード初優勝。阿炎勝てば最低3人、最大4人の決定戦。その場所の点数=優勝争いの劇的度では断じてないですが、大関・関脇・小結・名誉三役級の計5人が最後に残ってくれたことは本当に良かったなと思います。1大の里×××××◯阿炎0先場所は阿炎がもろ手
3敗 大の里4敗 豊昇龍 琴櫻 阿炎 大栄翔10-4豊昇龍(寄り切り)欧勝馬9-5場所前の好調を伝えられながらまさかの連敗スタート。ライバル王鵬、再出場の髙安にも惨敗し、9日目を終えて4敗となったときは遥か彼方に見えた優勝の2文字が、豊昇龍の眼前に捉えら
3-4矢後(押し出し)德之武藏2-5相四つの両者、矢後が右をかち上げながら左差しを狙うと、德之武藏は頭でかまして左ハズから左を差し、右でおっつけると、矢後が左を抜いて右前廻しも窮屈。矢後腰を入れて外側から両掌を重ね合わせてロックし、じわじわ青房に攻め寄せ
3敗 琴櫻 大の里4敗 豊昇龍 阿炎 大栄翔 湘南乃海 欧勝馬2阿炎●●●●●●琴櫻8先場所の対戦昨年の1月から8場所連続対戦中&琴櫻の7連勝中。阿炎が左足前で構える琴櫻の安定姿勢を崩しきれず、ワンサイドの様相となっています。ただ、上記リンクで述べた通り
4-6-3若元春(押し出し)欧勝馬9-4欧勝馬からすれば、異次元の体験だったでしょう。当たりの強さ、「それでねじ込まれちゃうの?」という左、めくり上げるような右、苦し紛れに引いた下手をいとも簡単に切ってしまう技術、切ったあとの脈絡途絶えぬ鋭い攻め。若元春
4-3荒篤山(押し出し)千代丸3-9千代丸もろ手突きからちょっと引いて正面側に回り、また手で止め、右で喉を押すと荒篤山も右で喉を押し放して体が離れる。ここで千代丸右差しを図るが、荒篤山右で突きながら左で外し、千代丸もう一度右を差しにいくところ、荒篤山今度
9-3欧勝馬(叩き込み)正代5-7欧勝馬は正代得意の左ハズであてがわれ泳いでも頭が下がらず低い姿勢を維持しようとし、正代が中へ入ろうとすれば右おっつけ左を巻き替えて間隔を取り、密着を許さず。できた空間に手を出して止め、また頭を低くしながら右喉輪で正代のア
2-4德之武藏(送り出し)大青山3-3当たり合ってすぐに左四つに組み合い、德之武藏先に上手。德之武藏ひとつ前に仕掛け、右で続けざまに振るところ大青山右巻き替え、德之武藏すぐに左を差し返すが、大青山も上手を引き、お互い両廻しで胸が合う格好に変わる。土俵中央
豊昇龍は立ち合いよく考えていきましたね。前回勝っているとはいえ、立ち合いで引いた左前廻しは切られ、右もすぐには差せなかった。そこで今回は少し左へずれつつ、右は突いて起こしてギャップを作ってから差し入れる形。ずれているので、上手の位置も前ではなく横を取りま
2-3大翔丸(押し出し)宮城1-4宮城低く踏み込むも、大翔丸右で肩を押してグイと腕を伸ばすと、宮城すぐに引いて、呼び込みながら向正面へ回ろうとしたが、大翔丸よく見て正面から逃さず、宮城が苦し紛れに引いて赤房側へ逃れようとするのを許さずに押し出した。2-3
きわめてアンバランスですが、本日は1番だけ。明日は7番も待っています(泣)4-1木竜皇(押し出し)對馬洋4-4對馬洋左で突きながら右かち上げで起こすが、木竜皇も体勢崩れず。對馬洋が右で喉を押すと、木竜皇右喉輪で応じながら左を差して下手を引き、對馬洋も左を
1-3宮城(寄り倒し)德之武蔵2-2德之武蔵過去2場所の対戦と異なり、サッと両手を着いて立ったので、宮城は立ち合い遅れて右脇が空いた。德之武蔵左から起こして赤房へ出つつ、右を抜いて右上手。ちょっと呼び込んだところで宮城も右上手を引くが一枚かつ胸の合う格好
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。1-2大翔丸(押し出し)千代の海0-3千代の海右手を前に出しながら左差しを狙ったか。大翔丸は見ていくような出方で右を外ハズにあてると、千代の海すぐに離れ、手先で押して距離を取るが威力なし。大翔丸右で千代の
1-2大青山(押し出し)生田目2-1大青山左差しを狙うと、生田目もろ手突きで距離を取り、大青山突き返さんとするも生田目圧力をかけながら左おっつけ右で胸を突いて押し下げ、大青山なおも手を出して近づけまいとするが、生田目その手の内側から内側からと交互に腕を回
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。2-0若碇(寄り切り)德之武蔵1-1若碇低くかまして左差し、右は厳しくおっつけて德之武蔵に左を抜かせたところを深く差し込む。德之武蔵右から絞って若碇の上体を起こしつつ右上手を求めると、若碇ちょっと低く重心
0-2北磻磨(寄り切り)大青山1-1大青山左差し狙い。左を浅く覗かせると、北磻磨が右で突いて振りほどくところ、大青山突きに変えて攻勢。正面から逃さないよう、中に入れないようによく視ながら回転良く突いて圧力をかける、北磻磨少し引いて向正面から赤房側へ回ろう
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。0-1北磻磨(小手投げ)荒篤山1-0荒篤山少し早く立って左右と突き起こし、北磻磨が前のめりになるところ、右を覗かせながら右へ開いて左で叩くが、北磻磨落ちずによく堪えた。間隔が空き、荒篤山突き立てんとすると
幕内経験者が4人、十両経験のない新鋭が6人とキレイに色分けされた今場所の5枚目以内。果たして来場所関取の地位を掴むのは・・・楽しみな15日間がまた始まります。※以前の手さばきに比べるとより簡略に、相撲の流れが分かる程度の分量に留めてお届けします。0-1大
12-3大の里(押し出し)阿炎10-5いやあ、大の里は左のあてがい(外ハズ)見事でした。先場所は突き放された右喉輪を跳ね除けるような左の使い方でしたが、今場所はより典型的なあてがい。脇の下の要所を押さえて逃さない、まるで師匠のそれを見ているようでした。右
大の里勝てばスピード初優勝。阿炎勝てば最低3人、最大4人の決定戦。その場所の点数=優勝争いの劇的度では断じてないですが、大関・関脇・小結・名誉三役級の計5人が最後に残ってくれたことは本当に良かったなと思います。1大の里×××××◯阿炎0先場所は阿炎がもろ手
3敗 大の里4敗 豊昇龍 琴櫻 阿炎 大栄翔10-4豊昇龍(寄り切り)欧勝馬9-5場所前の好調を伝えられながらまさかの連敗スタート。ライバル王鵬、再出場の髙安にも惨敗し、9日目を終えて4敗となったときは遥か彼方に見えた優勝の2文字が、豊昇龍の眼前に捉えら
3-4矢後(押し出し)德之武藏2-5相四つの両者、矢後が右をかち上げながら左差しを狙うと、德之武藏は頭でかまして左ハズから左を差し、右でおっつけると、矢後が左を抜いて右前廻しも窮屈。矢後腰を入れて外側から両掌を重ね合わせてロックし、じわじわ青房に攻め寄せ
3敗 琴櫻 大の里4敗 豊昇龍 阿炎 大栄翔 湘南乃海 欧勝馬2阿炎●●●●●●琴櫻8先場所の対戦昨年の1月から8場所連続対戦中&琴櫻の7連勝中。阿炎が左足前で構える琴櫻の安定姿勢を崩しきれず、ワンサイドの様相となっています。ただ、上記リンクで述べた通り
4-6-3若元春(押し出し)欧勝馬9-4欧勝馬からすれば、異次元の体験だったでしょう。当たりの強さ、「それでねじ込まれちゃうの?」という左、めくり上げるような右、苦し紛れに引いた下手をいとも簡単に切ってしまう技術、切ったあとの脈絡途絶えぬ鋭い攻め。若元春
4-3荒篤山(押し出し)千代丸3-9千代丸もろ手突きからちょっと引いて正面側に回り、また手で止め、右で喉を押すと荒篤山も右で喉を押し放して体が離れる。ここで千代丸右差しを図るが、荒篤山右で突きながら左で外し、千代丸もう一度右を差しにいくところ、荒篤山今度
9-3欧勝馬(叩き込み)正代5-7欧勝馬は正代得意の左ハズであてがわれ泳いでも頭が下がらず低い姿勢を維持しようとし、正代が中へ入ろうとすれば右おっつけ左を巻き替えて間隔を取り、密着を許さず。できた空間に手を出して止め、また頭を低くしながら右喉輪で正代のア
2-4德之武藏(送り出し)大青山3-3当たり合ってすぐに左四つに組み合い、德之武藏先に上手。德之武藏ひとつ前に仕掛け、右で続けざまに振るところ大青山右巻き替え、德之武藏すぐに左を差し返すが、大青山も上手を引き、お互い両廻しで胸が合う格好に変わる。土俵中央
豊昇龍は立ち合いよく考えていきましたね。前回勝っているとはいえ、立ち合いで引いた左前廻しは切られ、右もすぐには差せなかった。そこで今回は少し左へずれつつ、右は突いて起こしてギャップを作ってから差し入れる形。ずれているので、上手の位置も前ではなく横を取りま
2-3大翔丸(押し出し)宮城1-4宮城低く踏み込むも、大翔丸右で肩を押してグイと腕を伸ばすと、宮城すぐに引いて、呼び込みながら向正面へ回ろうとしたが、大翔丸よく見て正面から逃さず、宮城が苦し紛れに引いて赤房側へ逃れようとするのを許さずに押し出した。2-3
きわめてアンバランスですが、本日は1番だけ。明日は7番も待っています(泣)4-1木竜皇(押し出し)對馬洋4-4對馬洋左で突きながら右かち上げで起こすが、木竜皇も体勢崩れず。對馬洋が右で喉を押すと、木竜皇右喉輪で応じながら左を差して下手を引き、對馬洋も左を
1-3宮城(寄り倒し)德之武蔵2-2德之武蔵過去2場所の対戦と異なり、サッと両手を着いて立ったので、宮城は立ち合い遅れて右脇が空いた。德之武蔵左から起こして赤房へ出つつ、右を抜いて右上手。ちょっと呼び込んだところで宮城も右上手を引くが一枚かつ胸の合う格好
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。1-2大翔丸(押し出し)千代の海0-3千代の海右手を前に出しながら左差しを狙ったか。大翔丸は見ていくような出方で右を外ハズにあてると、千代の海すぐに離れ、手先で押して距離を取るが威力なし。大翔丸右で千代の
1-2大青山(押し出し)生田目2-1大青山左差しを狙うと、生田目もろ手突きで距離を取り、大青山突き返さんとするも生田目圧力をかけながら左おっつけ右で胸を突いて押し下げ、大青山なおも手を出して近づけまいとするが、生田目その手の内側から内側からと交互に腕を回
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。2-0若碇(寄り切り)德之武蔵1-1若碇低くかまして左差し、右は厳しくおっつけて德之武蔵に左を抜かせたところを深く差し込む。德之武蔵右から絞って若碇の上体を起こしつつ右上手を求めると、若碇ちょっと低く重心
0-2北磻磨(寄り切り)大青山1-1大青山左差し狙い。左を浅く覗かせると、北磻磨が右で突いて振りほどくところ、大青山突きに変えて攻勢。正面から逃さないよう、中に入れないようによく視ながら回転良く突いて圧力をかける、北磻磨少し引いて向正面から赤房側へ回ろう
※奇数日、偶数日によらず、東方力士を左に記載する。0-1北磻磨(小手投げ)荒篤山1-0荒篤山少し早く立って左右と突き起こし、北磻磨が前のめりになるところ、右を覗かせながら右へ開いて左で叩くが、北磻磨落ちずによく堪えた。間隔が空き、荒篤山突き立てんとすると
幕内経験者が4人、十両経験のない新鋭が6人とキレイに色分けされた今場所の5枚目以内。果たして来場所関取の地位を掴むのは・・・楽しみな15日間がまた始まります。※以前の手さばきに比べるとより簡略に、相撲の流れが分かる程度の分量に留めてお届けします。0-1大
平戸海雄貴 出身:長崎 生年:平成12年 所属:境川 身長:178㌢ 体重:139㌔<立ち合い分析>代名詞は左前廻し狙い。浅い位置を引けば、頭をつけながら右を差しての速攻相撲を体現できる反面、その立ち合いには「上体を起こして反りながら前廻しを取りに行く」「アゴ