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2017/02/28

  • 浄瑠璃寺(京都) この世じゃないみたい!浄土の世界が広がる南山城の古刹【御朱印】

    浄瑠璃寺(じょうるりじ)は、京都府木津川市加茂町にある真言律宗のお寺です。山号は小田原山。ご本尊は九体阿弥陀仏(西方)・薬師如来(東方)。平安時代の1047年、義明上人により創建されました。創建時のご本尊が薬師仏であったことから、その浄土である浄瑠璃世界が寺名の由来となっています。岩船寺へお参りした後、浄瑠璃寺へとやって来ました♪本堂には、九体の阿弥陀如来さまがおられることから九体寺とも呼ばれています。五年に渡る修理を終え、昨年の12月に全てお戻りになられた九体阿弥陀如来さま。九体の阿弥陀如来さ

  • 岩船寺(木津川市) 三重塔とあじさいが織りなす関西花の寺【御朱印】

    岩船寺(がんせんじ)は、京都府木津川市加茂町岩船にある真言律宗のお寺です。山号は高雄山(こうゆうざん)。ご本尊は、行基作と伝わる阿弥陀如来坐像。「岩船寺縁起」によりますと、岩船寺の創立は、天平元年(729年)、聖武天皇が出雲国不老山大社に行幸の時、霊夢があり、大和国鳴川(現・奈良市東鳴川町)の善根寺(鳴河寺)に籠居していた僧行基に命じて阿弥陀堂を建立したのに始まるとされています。岩船寺は、「あじさいの名所」としても知られ、初夏には境内一帯にあじさいが咲き誇り、たくさんの人が訪れる人気のお寺です。

  • 林昌寺(泉南市) 一度見たら忘れられない!サツキが彩る法林の庭【御朱印】

    林昌寺(りんしょうじ)は、大阪府泉南市にある真言宗御室派のお寺です。「岡大師」とも呼ばれています。山号は躑躅山ですが、はてさて、これはなんと読めばいいのか悩んでしまいました(笑)ウィキペディア(Wikipedia)によると、「てきちょくざん」とありますが、林昌寺で頂いたパンフレットによれば、「つつじざん」と明記されています。山つつじがとても綺麗だったことから、第73代堀河天皇が山号を「躑躅」と改められたとか。やはり、「つつじざん」と読みたいかな(笑))林昌寺は、庭園が美しいことで知られるお寺さん

  • 宝山寺(奈良) 霊験あらたかな生駒の聖天さん【御朱印】

    宝山寺(ほうざんじ)は、奈良県生駒市門前町にある真言律宗のお寺です。山号は生駒山。ご本尊は不動明王。鎮守神として大聖歓喜天を聖天堂に祀っていることから、地元では「生駒の聖天さん」の愛称で親しまれています。生駒山は役行者が開いたとされる修験道場で、空海も修行したと伝わり、その当時は「大聖無動寺(だいしょうむどうじ)」という名であったと伝わります。江戸時代の延宝6年(1678年)に湛海律師が再興しますが、この時が事実上の開山とされています。現生での利益、特に商売繁盛のご利益があるとして、たくさんの方

  • 西葛城神社(貝塚市) 一村一社令が生んだ歴史が息づく統合神社【御朱印】

    西葛城神社(にしかつらぎじんじゃ)は大阪府貝塚市木積に鎮座しています。西葛城神社は、1910年に木積村にあった「深谷神社」に合祀され、「深谷神社」という名称も「西葛城神社」と改められました。深谷神社は、西暦726年に創建された「木積観音寺」の鎮守として祀られていて、西暦1010年に再建の記録が残っています。さらに、1917年(大正6年)には、かつて楠神社があった地(現在の場所)に遷座され、楠神社を相殿として祀るようになりました。御祭神は、なんと!23柱もの神様!!明治時代に旧西葛城村の全神社を合

  • 孝恩寺観音堂(貝塚市) 国宝建築の美!1300年の歴史を伝える行基の遺産【御朱印】

    孝恩寺(こうおんじ)は、大阪府貝塚市木積(こつみ)にある浄土宗のお寺です。山号は慈眼山。ご本尊は阿弥陀如来。明暦元(1655)年に初代孝恩上人によって、観音寺の隣接地に創建されました。国宝に指定されている観音堂は、もとは「観音寺」と称し、孝恩寺とは別個の寺院でした。聖武天皇が発願し、行基により創建された観音寺ですが、創建当時は金堂や塔、多くの僧房等七堂伽藍が立派にそびえていたと伝えられています。数々の戦火に遭い、境内の建物はすっかり焼失してしまいましたが、唯一、鎌倉時代に再建された観音堂(釘無堂

  • 水間寺(貝塚市) 厄除け観音と恋人の聖地愛染堂【御朱印】

    水間寺(みずまでら)は、大阪府貝塚市水間にある天台宗の別格本山のお寺で、水間観音、厄除け観音として親しまれています。山号は龍谷山。ご本尊は聖観世音菩薩。天平年間(729年-749年)に、聖武天皇の勅願により行基菩薩が開創したと伝わります。境内には行基菩薩が聖観音像を授けられたと伝わる「聖観音菩薩出現の滝」があり、パワースポットとなっています。又、恋愛成就や縁結びで有名な愛染堂があり、「恋人の聖地」として若いカップルにも人気です。それでは、見どころがたくさんある水間寺へと参りましょう。境内まずは、

  • 教興寺(八尾市) 信貴山道に佇む聖徳太子ゆかりのお寺【御朱印】

    教興寺(きょうこうじ)は、大阪府八尾市にある真言律宗のお寺です。山号は獅子吼山(ししくさん)。聖徳太子が物部守屋の討伐を祈願するため、秦河勝に命じて崇峻天皇元年(588年)に建立されました。御本尊は弥勒菩薩。中世には荒れ果てていましたが、鎌倉時代に奈良・西大寺の叡尊が復興しました。永禄5年(1562年)には、三好長慶と畠山高政との戦である「教興寺の戦い(きょうこうじのたたかい)」の場所となりました。それでは、教興寺へと参りましょう。近鉄高安駅から教興寺へ近鉄高安駅を降りて、東へテクテク♪外環状線

  • 普賢寺(橋本市) 行基が彫りし白象に乗る普賢延命菩薩【御朱印】

    普賢寺(ふげんじ)は、和歌山県橋本市菖蒲谷にある真言宗のお寺です。天平9年(737年)、行基菩薩によって創建されました。ご本尊である普賢延命菩薩は、四頭の白象に乗る二十臂の像で、行基自身によって彫刻されたとされ、平安時代の作と伝えられています。由緒は詳らかではありませんが、かつては延命寺と称し(紀伊続風土記)、のちに観音寺となり、さらに普賢寺へと変わって行きました。毎年4月15日にはご本尊が公開される春の大祭が行われます。それでは、普賢寺へと参りましょう。境内駐車場に車を停めて、テクテク♪普賢寺

  • 子安地蔵寺(橋本市) 藤の花に包まれる関西花の寺二十四番札所【御朱印】

    子安地蔵寺(こやすじぞうじ)は、和歌山県橋本市菖蒲谷にある高野山真言宗のお寺です。山号は易産山(いさんざん)。天平9年(737年)、奈良の大仏で有名な東大寺建立に力を尽くした「行基菩薩」によって創建されました。御本尊の地蔵菩薩は、行基自らが彫られたものと伝えられる「日本最勝・日本最古の地蔵菩薩」といわれています。ご本尊は安産祈願の為にこの地に安置されたものなので、「子安地蔵さん」と呼ばれています。また、美しい藤の花で知られており、春の藤の季節には多くの参拝者で賑わいます。丁度、藤の花が咲く頃に訪

  • 流谷八幡神社(河内長野市) 樹齢400年の大イチョウが見守る石清水八幡宮別宮

    流谷八幡神社(ながれたにはちまんじんじゃ)は、大阪府河内長野市天見に鎮座しています。正式名称は「八幡神社」ですが、通称「流谷八幡神社」「八幡さん」と呼ばれています。この地域はかつて、甲斐荘という石清水八幡宮の荘園がありました。石清水八幡宮の根本神領であった河内国錦織部郡甲斐荘山郷流谷に、長暦3年(1039年)1月6日、石清水八幡宮より八幡神(応神天皇、神功皇后、比売大神)を勧請し、社殿を造営したことが神社創建の起源とされています。境内には樹齢400年を超える天然記念物のイチョウがあり、鉄製湯釜な

  • 高石神社(高石市) 古の高師浜の風景が甦る!白砂青松の名残を感じる古社

    高石神社(たかいしじんじゃ・たかしのじんじゃ)は、大阪府高石市高師浜に鎮座する式内社です。創建は白雉元年(650年)、古くは天神の社として知られていました。大阪湾を西に望む松林に建つ高石神社の境内は、昔の高師浜の風景を良く残しています。御祭神は少彦名神、天照皇大御神、熊野坐三社。神社がある高師浜の地名は、白砂青松の美しい海岸として万葉の時代から数々の和歌に詠まれてきました。それでは、古くは白砂青松の美しい景色が広がっていた高石神社へと参りましょう。境内高石神社は、古くは天神社として知られ、古い歴

  • 大鳥羽衣濱神社(高石市) 羽衣伝説と共に砂丘遺跡に鎮座する歴史ある古社【御朱印】

    大鳥羽衣濱神社(おおとりはごろもはまじんじゃ)は、大阪府高石市羽衣に鎮座する式内社です。堺市西区鳳北町に鎮座する「大鳥大社」の境外摂社で、井戸之森大明神とも呼ばれています。「大鳥五社明神」の一社で、他の四社は大鳥大社・大鳥美波比神社・大鳥北浜神社・大鳥井瀬神社。神社一帯は、古代人の集落跡「羽衣砂丘遺跡」でもあります。境内には砂浜であった名残を感じる白砂があり、かつてあった「高師の浜」に思いを馳せることができます。また、天女が舞い降りたという「羽衣伝説」があり、このストーリーは多くの人々に愛されて

  • 等乃技神社(高石市) よそでは手に入りにくいお守りって?古事記に登場する歴史ある神社

    等乃伎神社(とのぎじんじゃ)は、大阪府高石市取石に鎮座している式内社です。「等乃伎」の名は、かつてこの地を収めていた中臣氏一族の「殿来連」が由来といわれています。主祭神は天児屋根命。相殿神は誉田別命、菅原道真公、大歳大神、壺大神。こちらの神社では、「よそでは手に入りにくいお守り」があるそうで、どんなお守りがあるのか楽しみにしていました(笑)。それでは、緑豊かな等乃伎神社へ参りましょう。境内等乃伎神社縁起によりますと、古事記下巻仁徳天皇(313~399)の段に記載されている免寸河(とのきがわ)のほ

  • 行興寺くさべ不動尊(堺市) 空海が彫刻した不動明王とともに歴史を刻む

    行興寺くさべ不動尊(ぎょうこうじくさべふどうそん)は大阪府堺市西区草部にある真言宗のお寺です。山号は阿弥陀山。創建時期については詳らかではありませんが、行基菩薩によって建立されました。弘法大師空海がこの地で修行を行い、その後、不動明王を三体を彫られ、一体は滝谷不動へ、一体は淡路島へ渡りその後海外へ、残る一体が現在のご本尊とされている不動明王であると言い伝えられています。それでは、行興寺くさべ不動尊へと参りましょう。境内広い境内最盛期には約一万坪の寺領を拝領し、時の天皇や豪族たちの信仰の対象寺とし

  • 日部神社(堺市) 古事記伝に記された神武東征ゆかりの地【御朱印】

    日部神社(くさべじんじゃ)は、大阪府堺市西区に鎮座している式内社です。明暦年間(1655~57)に火災にあい、旧記・社宝等を焼失したため、創建年代・社歴などは明らかではありません。主祭神は彦坐命(ひこいますのみこと)・神武天皇(じんむてんのう)・道臣命(みちおみのみこと)。彦坐命は日下部氏の祖神で、この一帯を拠点としていた日下部氏が祖神を祀ったものと思われます。日下部氏の子孫の中には、日本のおとぎ話「浦島太郎」のモデルとして知られる「浦嶋子」がいます。浦嶋子の祖先とされている日下部氏は、古代、丹

  • 野々宮神社(堺市) 発火と鎮火の神を祀る火の宮【御朱印】

    野々宮神社(ののみやじんじゃ)は、大阪府堺市中区深井清水町に鎮座しています。創建については不詳ですが、約400年前と言われています。御祭神は、素盞嗚命(すさのおのみこと)・火産霊命(ほのむすびのかみ)・菅原道真公(すがわらのみちざねこう)。「火の宮」とも称される神社で、火産霊命は発火と鎮火の神として、また菅原道真公は文字の神として信仰されています。境内は緑に包まれ、穏やかな時間と心の安らぎを与えてくれる素晴らしい場所となっています。かわいいお姿をした狛犬にも心癒されること間違いなし!笑それでは、

  • 鷺栖神社(橿原市) 歴史の謎と神秘に満ちた祈りの空間

    鷺栖神社(さぎすじんじゃ)は、奈良縣橿原市四分町に鎮座しています。創建・由緒についての詳細は不明ですが、延喜式神名帳に「鷺栖神社靫」と記されている式内社です。御祭神は天児屋根命、誉田別命、天照皇太神。「古事記」によれば、垂仁天皇の皇子である本牟智和気皇子が出雲大社に御参拝の折、鷺栖神社にお立寄りになり、御祈願あらせられたと記されています。又、中世より鷺栖八幡と称せられ、武神として崇敬高く、次いで安産の守護神ともなり、信仰をあつめていたと伝わります。それでは、鷺栖神社へと参りましょう。鷺栖神社の前

  • 法貴寺・千万院(田原本町) 仏法を起こし歴史を紡ぐ聖徳太子ゆかりのお寺

    法貴寺・千万院(ほうきじ・せんまんいん)は、奈良県磯城郡田原本町にある真言律宗のお寺です。法貴寺は推古帝の頃、聖徳太子により創立され秦河勝に賜ったもので、その建立は法隆寺より古いと伝わります。仏法を起こす寺として、当初「法起寺」と命名されましたが、後に、法貴寺と呼ばれるようになりました。かつては七堂伽藍を誇る大寺院でしたが、現在は法貴寺の塔頭の一つである千万院の薬師堂を残すのみとなっています。それでは、法貴寺・千万院へと参りましょう。境内千万院の山門と鐘楼跡向こうに見えるのは池坐朝霧黄幡比売神社

  • 池坐朝霧黄幡比売神社(田原本町) 機織の神様を祀る秦氏ゆかりの古社

    池坐朝霧黄幡比売神社(いけにますあさぎりきはたひめじんじゃ)は、奈良県磯城郡田原本町法貴寺に鎮座しています。創建年代は不詳ですが、境内にある由緒を記された石碑には、「推古天皇24年(616年)聖徳太子草創の法貴寺伽藍を賜った秦氏が、その祖神守り神として崇敬した古社である」と記されています。御祭神は、天萬栲幡千々比売命(あめのよろずたくはたちぢひめのみこと)・菅原道真公。天慶9年(949年)には、北野天満宮より菅原道真公を勧請して相殿に祀ったことから、中世から江戸時代までは「天満宮」の名前で呼ばれ

  • 服部天神宮(豊中市) 足の健康を願う!菅原道真公ゆかりの足の神様【御朱印】

    服部天神宮(はっとりてんじんぐう)は、大阪府豊中市服部元町に鎮座しています。「服部」という地名は、この辺りに朝鮮より機織の技術を伝えた秦氏が機織部(はたおりべ)として住んでいたことから、機織り(はたおり)から服部(はっとり)に変化し、成り立ったものと考えられています。御祭神は少彦名命・菅原道真公。菅原道真公が大宰府へ左遷され任地へ赴く途中、足の病にかかり、少彦名命に祈りを捧げたところ、足の病からご回復されたことから、「足の神様」として、親しまれています。それでは、服部天神宮へと参りましょう。境内

  • 鎮宅霊符神社(奈良市) ユーモラスなお顔の狛犬が超かわいい!陰陽師の聖地

    鎮宅霊符神社(ちんたくれいふじんじゃ)は、奈良県奈良市陰陽町に鎮座しています。御祭神は、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。日本神話の天地開闢において登場する神で、「古事記」では、神々の中で最初に登場する神様です。御神徳は、天下泰平、国家安穏、五穀豊穣、災禍除き福運を呼ぶ。鎮宅霊符神社は、「奈良町からくりおもちゃ館」の隣にあるのですが、入り口が小さいので注意して見てないと、通り過ぎてしまうかも?ユニークなお顔をした狛犬は、とっても魅力的でかわいいので必見です!それでは、鎮宅霊符神社へと参りま

  • 飛鳥神社(奈良市) 飛鳥から平城京へ京終に息づく古の祈り【御朱印】

    飛鳥神社(あすかじんじゃ)は、奈良県奈良市北京終町に鎮座しています。御祭神は、明日香三日姫命・天之事代主命・贈大政大臣道真公。菅原道真公をお祀りしていることから、京終天神社、紅梅殿神社とも呼ばれています。奈良時代、平城遷都に際して明日香の飛鳥神社を平城京左京四条の地に分霊し、室町時代の1369(応安2)年になって、北京終町の現在地に移ったと伝わります。それでは、飛鳥神社へと参りましょう。「ならまち」からテクテク歩いて、飛鳥神社へやってきました♪飛鳥神社が鎮座する京終(きょうばて)の地名には、平城

  • 徳融寺(奈良市) 中将姫の伝説が息づく聖地

    徳融寺(とくゆうじ)は、奈良県奈良市にある融通念仏宗のお寺です。御本尊は阿弥陀如来立像。かつては高林院と号する元興寺の塔頭でした。天正18年(1590年)に現在地に移転し、寛文7年(1667年)に休岸上人によって堂宇が整備されました。徳融寺は、右大臣藤原豊成公の旧宅跡に建築され、豊成の娘・中将姫はこの地で生まれ育ったと伝わります。境内の墓地には豊成公と中将姫を祀った二基の石塔があります。それでは、徳融寺へと参りましょう。境内山門入り口に、「おとなの寺小屋」の案内版がありました。奇数月に開催されて

  • 御霊神社(奈良市) 狛犬の足止め祈願と縁結びのご利益【御朱印】

    御霊神社(ごりょうじんじゃ)は、奈良県奈良市薬師堂町に鎮座しています。南都御霊神社・木比御霊とも呼ばれています。御祭神は、井上皇后・他戸親王・事代主命・早良親王・藤原広嗣・藤原大夫人・伊予親王・ 橘逸勢・文屋宮田麿。御霊神社とは、非業の死をとげた人の霊の祟りを恐れて、その霊を鎮めるために祀った神社のこと。奈良時代、平安時代の人々は無実の罪を着せられて非業の死を遂げた人の怨みの心が怨霊となって災いを起こすと恐れました。しかし、その怨霊を丁重にお祀りすれば御霊となり守護してくれる神になるという風に考

  • 惣社水分神社 (宇太水分神社上社) 宇陀の水と共に天水分神の歴史を紡ぐ

    惣社水分神社(そうしゃみくまりじんじゃ)は、奈良県宇陀市菟田野上芳野に鎮座しています。宇太水分神社上社(上宮)とも呼ばれ、正式名称は芳野坐式内惣社宇陀水分神社(ほうのにますしきないそうしゃうだみくまりじんじゃ)。宇陀市には他に2つの水分神社があり、榛原下井足(はいばらしもいだに)の宇太水分神社を「下社」、菟田野古市場の宇太水分神社を「中社」と呼んでいます。共に式内社「宇太水分神社」の論社となっています。御祭神は、天水分神、国水分神、速秋津比古命、天児屋根命、誉田別命。神社の創建については明確には

  • 宇太水分神社 下社(宇陀市) 天水分神の加護に包まれた古の祈りが息づく場所

    宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)下社は、奈良県宇陀市榛原下井足に鎮座しています。宇陀市には他に2つの水分神社があり、菟田野上芳野の惣社水分神社を「上社」、菟田野古市場の宇太水分神社を「中社」と呼んでいます。共に式内社「宇太水分神社」の論社となっています。御祭神は、天水分神、国水分神、天児屋根命、品陀別命。神社の創祀は正確な年代が不明ですが、崇神天皇15年(紀元前83年)の勅祭とされる記録が残っており、その起源は非常に古いことがわかります。また、太古の国史「三代実録」(奈良時代~平安時代に編集

  • 宇太水分神社 中社(宇陀市) 国宝本殿にうっとり♪古代からの水の守り神【御朱印】

    宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)中社は、奈良県宇陀市菟田野古市場に鎮座しています。宇陀市には他に2つの水分神社があり、榛原下井足(はいばらしもいだに)の宇太水分神社を「下社」、菟田野上芳野(うたのかみほうの)の惣社水分神社を「上社」、菟田野古市場(うたのふるいちば)の宇太水分神社を「中社」と呼んでいます。御祭神は、天水分神(あめのみくまりのかみ)・速秋津彦命(はやあきつひこのみこと)・国水分神(くにのみくまりのかみ)。創建は約1700年前、崇神天皇の時代と伝わり、古くから水の守り神として信仰

  • 八咫烏神社(奈良) 神武天皇を導いた八咫烏を祀る最初の神社【御朱印】

    八咫烏神社(やたがらすじんじゃ)は、奈良県宇陀市に鎮座しています。御祭神は建角身命(たけつぬみのみこと)。建角身命は、古事記・日本書紀において、吉野山中で困難に見舞われた神武天皇を安全に大和の地へ導いた八咫烏大神です。創建は慶雲2年(705年)、「続日本紀」に八咫烏社を祭ると記されています。境内には、日本サッカー協会のシンボルマークである「八咫烏」の像があり、頭にサッカーボールを乗せたかわいい八咫烏像は見どころの一つです。それでは、清々しい空気が流れる八咫烏神社へと参りましょう。参道一の鳥居をく

  • 光雲寺(奈良) 樹齢1000年の厄除杉がそびえる越智氏の菩提寺【御朱印】

    光雲寺(こううんじ)は、奈良県高市郡高取町にある黄檗宗のお寺です。南朝の忠臣越智氏の菩提寺で、南北朝時代初期の1346年、この一帯を治めていた越智邦澄(おちくにずみ)が出家し、越智家の菩提寺として「興雲寺」の名で建立したことが寺の始まりと伝わります。お寺の入り口には、樹齢1000年になる厄除け杉がそびえていて、明日香にある岡寺の星祭りには、この杉の枝を持ち帰り厄払いの行事に使われ今日に至っています。ご本尊は釈迦如来坐像。境内には方丈庭園があり、緑あふれる静かな空間となっています。それでは、異国情

  • 燕神社(御所市) 日本建国の歴史に触れる神武天皇が見た景色

    燕神社(つばめじんじゃ)は、奈良県御所市柏原に鎮座しています。ご祭神は、神倭磐余彦命、豊受大御神、武甕槌命。燕神社は、神武天皇が国見をしたという「嗛間丘(ほほまの丘)」の候補地の一つである本馬山にあります。神武天皇はここからどのような景色をご覧になっていたのでしょう。燕神社は1921年(大正10)、「解放令」50周年を記念して燕会のメンバーによって建立されました。それでは、燕神社へと参りましょう。人権ふるさと公園から歩くことスグ。燕神社へと続く階段があります。階段をテクテク登って行きます♪暫く登

  • 神武天皇社(御所市柏原) 日本の始まりの地はここだった?神武天皇伝説を訪ねて

    神武天皇社(じんむてんのうしゃ)は、奈良県御所市柏原に鎮座しています。ご祭神は神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと・神武天皇)。初代神武天皇は、畝傍山東南の麓に橿原宮を創建し即位されたと伝わりますが、一説によると、この場所に柏原宮があり、初代神武天皇が即位したと言われています。里の北西方向には本馬山があり、神武天皇が国見をした「嗛間丘(ほほま)の丘」であると伝わります。それでは、歴史の源流を訪ねて神武天皇社へと参りましょう。「掖上の道(わきがみのみち)」を歩いてテクテク♪境内スッキリし

  • 吉祥草寺(御所市) 千年以上の歴史が息づく役行者誕生所【御朱印】

    吉祥草寺(きっしょうそうじ)は、奈良県御所市茅原にある本山修験宗のお寺です。茅原は修験道の開祖である役行者の出生地とされ、吉祥草寺は役行者により開基、舒明天皇により創建されたと伝わります。御本尊は五大尊(不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王)。境内には役行者産湯の井戸や、役行者の腰掛け石などが残されています。吉祥草寺からは役行者が修行を積んだという葛城山が見え、役行者の足跡を感じる事ができます。それでは、吉祥草寺へと参りましょう。境内山門を額縁に見える本堂茅原は修験道の開祖

  • 金刀比羅神社(富田林市) 大阪千日前からお引越しされてきた金比羅さん

    金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)は、大阪府富田林市嬉に鎮座しています。通称、金比羅さん(こんぴらさん)とも呼ばれています。金刀比羅神社は、香川県にある金刀比羅宮(ことひらぐう)を総本宮とする神社で、海上交通の守り神として信仰されています。御祭神は、大物主神(おおものぬしのかみ)、崇徳天皇(すとくてんのう)。嬉の金比羅さんは、大阪市内の千日前からお引越しされてきました。賑やかなミナミの繁華街から富田林市へお引越しされてきた金比羅さん。今では、石川を望む長閑な風景の中で見守って下さっています。それで

  • 千代田神社(河内長野市) 菅原道真公の御神体を祀る河内長野の守護神

    千代田神社(ちよだじんじゃ)は、大阪府河内長野市に鎮座しています。ご祭神は菅原道真公、天児屋根命、底筒男命、蛭子命、足仲津彦命(仲哀天皇)、気長足姫命(神功皇后)、稲田姫命。江戸時代以前の記録が現存していないので創建年代については不詳ですが、御神体である菅原道真公の座像が平安時代末期の作とされていることから、それ以前には存在していたと考えられています。江戸時代の記録によりますと、かつては「天神社」、「天満宮」と呼ばれていました。境内は緑豊かで、とても心地よい空間が広がっていました。それでは、千代

  • 耳成山口神社(橿原市) 大和三山の耳成山を登って古代の神々を訪ねる

    耳成山口神社(みみなしやまぐちじんじゃ)は、奈良県橿原市にある耳成山に鎮座しています。耳成山は、香具山・畝傍山とともに大和三山に数えられていて、万葉集にも歌われています。ご祭神は、高皇産霊大神(たかみむすびのおおかみ)、大山祗大神(おおやまつみのおおかみ)。大和国の山口社六社(飛鳥・石村・畝火・忍坂・長谷・耳成)のうちの1社で、皇室の舎殿用材を切り出す山の神として祀られていました。明治時代以前は、天神社と呼ばれ、雨乞いの神事が行われたと記録が残っています。耳成山口神社があるのは、耳成山の麓ではな

  • 孝霊神社(廬戸神社・田原本) 孝霊天皇の古都に鎮座する法楽寺の鎮守社

    孝霊神社(こうれいじんじゃ)は、奈良県磯城郡田原本町黒田に鎮座しています。別名、廬戸神社(いおとじんじゃ)とも呼ばれています。御祭神は、孝霊天皇、倭迹迹日百襲媛命、彦五十狭芹彦命、稚武彦命、他三神。記紀には孝霊天皇の宮として⿊⽥廬⼾宮(くろだいおとのみや)が記されており、この宮跡に建てられたのが法楽寺といわれています。孝霊神社はかつて法楽寺の鎮守社でしたが、明治時代の神仏分離令により、現在の場所に移されました。法楽寺へ訪れた後、歩いて孝霊神社へと向かいました。それでは、孝霊神社へと参りましょう。

  • 法楽寺(奈良) 桃太郎誕生地に建つ聖徳太子ゆかりのお寺

    法楽寺(ほうらくじ)は、奈良県磯城郡田原本町黒田にある真⾔宗のお寺です。古事記や日本書紀によりますと、この辺りは第7代孝霊天皇の⿊⽥廬⼾宮(くろだいおどのみや)があったと記されています。法楽寺は⿊⽥廬⼾宮跡地に建立され、聖徳太子の開基と伝えられています。ご本尊は⼦安地蔵菩薩⽴像。孝霊天皇の皇⼦である吉備津彦命(きびつひこのみこと)が桃太郎のモデルと⾔われていることから、ここは「桃太郎誕⽣の地」と呼ばれています。それでは、「桃太郎誕生の地」に建立された法楽寺へと参りましょう。境内「桃太郎誕生の地」

  • 瓢箪山稲荷神社(東大阪市) 瓢箪型の古墳斜面に社殿が建つ豊臣秀吉ゆかりのお稲荷さん【御朱印】

    瓢箪山稲荷神社(ひょうたんやまいなりじんじゃ)は、大阪府東大阪市瓢箪山町に鎮座しています。生駒山麓に群集して築造された山畑古墳群。その中でも最も古い6世紀初め頃に造られた最大の古墳、通称「瓢箪山古墳」の西斜面に、社殿が建っています。ご祭神は保食大神(うけもちのおおかみ)。辻占いの総本社として知られ、日本三大稲荷の一つとも言われています。それでは、古墳の斜面に建つ瓢箪山稲荷神社へと参りましょう。参道近鉄奈良線「瓢箪山駅」からジンジャモール商店街を歩いて行くと、瓢箪山稲荷神社一の鳥居が見えてきます。

  • 綱敷天神社御旅社(大阪市) 梅塚天満宮から始まった菅原道真公との約束【御朱印】

    綱敷天神社御旅社(つなしきてんじんじゃおたびしゃ)は、大阪府大阪市北区茶屋町に鎮座しています。主祭神は菅原道真公。綱敷天神社御本社から境外飛び地末社である歯神社と巡ってきましたが、この御旅社が最後です。「御旅所」というのはよくありますが、「御旅社」って珍しいですね。「御旅所」は神様の別荘地のような仮の神社を指す言葉ですが、「御旅社」は常に神様がいらっしゃるとか。御旅社は元々御本社の南にあり、かつては「梅塚天神」と称さていたようです。それでは、綱敷天神社御旅社へと参りましょう。綱敷天神社御本社→境

  • 歯神社(大阪市) 梅田に鎮座する歯痛によく効く歯の神様【御朱印】

    歯神社(はじんじゃ)は、大阪府大阪市北区に鎮座しています。歯の神様をお祀りする神社で、梅田の氏神さまである綱敷天神社の飛び地末社としてお祀りされています。ご祭神は歯神大神(宇賀御魂神)。歯神社は元々、梅田界隈の田畑をお守りになられるお稲荷さんでした。このお稲荷さんにあった大きな巨石をご神体としてお祀りされたのが始まりと伝えられています。お稲荷さんがいつから歯の神様になったのでしょうか?それでは、その謎を解明すべく、歯神社へと参りましょう。綱敷天神社御本社を参拝後、飛び地末社である「歯神社」へとや

  • 綱敷天神社 御本社(大阪市) 嵯峨天皇・菅原道真公を祀る梅田の氏神さま 【御朱印】

    綱敷天神社(つなしきてんじんしゃ)は、大阪市北区神山町に鎮座しています。ご祭神は嵯峨天皇、菅原道真公。今から1200年ほど昔の弘仁十三年(822)に、第五十二代天皇の嵯峨天皇が当地「喜多埜(きたの)」に御行幸され、現在の御本社のある神山の地に頓宮を構え、一宿された事に由来する神社です。綱敷天神社は御本社とは別に、茶屋町には神様の別荘にあたる「御旅社」、角田町には飛び地末社である「歯神社」がそれぞれ鎮座しています。「綱敷天神社御本社」→「歯神社」→「御旅社」と巡ってきました。まずは、綱敷天神社御本

  • サムハラ神社(大阪) 身を護ってくれる不思議な四文字のお守り【御朱印】

    サムハラ神社(さむはらじんじゃ)は、大阪府大阪市西区に鎮座しています。ご祭神は天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)、高皇産霊大神(たかみむすひのおおかみ)、神皇産霊大神(かみむすひのおおかみ)の造化三神。怪我・災難を除ける護符として伝承される「サムハラ」の文字。サムハラとは四文字の漢字なのですが、この文字にこそ、すごいご加護のお力があるようです。あまりにも恐れ多い文字なので、今回の記事内では「サムハラ」と、カタカナ表記にさせて頂きます。ご利益は災難除け、身体健固、無傷無病、延命長寿など身を

  • 八剱神社(大阪市) 大坂の陣ゆかりの地に鎮座する災難除けの神様

    八剱神社(やつるぎじんじゃ)は、大阪府大阪市城東区に鎮座しています。御祭神は八劔大明神・武速須佐雄大神・罔象女大神。ご利益は「災難除け」。八劔大明神は、須佐之男命(すさのおのみこと)と同体とされています。須佐之男命は、巨大な大蛇を退治し、来たるべき災難を未然に防ぐことが出来たことから「災難除けの神様」として崇められています。初めて訪れた八劔神社は不思議な体感を感じたり、面白い現象が起こったり?・・と、神様感を感じる神社でした。それでは、八剱神社へと参りましょう。JRおおさか東線「鴫野駅」を降りて

  • 白山神社(大阪市) ご縁をくくる縁結びの菊理媛神【御朱印】

    白山神社(しらやまじんじゃ)は、大阪府大阪市城東区に鎮座しています。御祭神は菊理媛神(くくりひめのかみ)。創建の詳細は不明ですが、古くから白山妙理権現(白山権現)と称され、親子・兄弟・夫婦・家族や友人にいたるまで、全ての仲を守る「和の守護神」として信仰されています。境内にあるイチョウの大木の樹高は約4.5mもあり、大阪府の天然記念物に指定されています。それでは、イチョウの大木が見守る白山神社へと参りましょう。訪れたのは、九がふたつ重なる重陽の節句の日。くく・・っということで(笑)、菊理媛の神様に

  • 梶無神社(東大阪市) アオバズクが飛来する夫婦神を祀る古社【御朱印】

    梶無神社(かじなしじんじゃ)は、大阪府東大阪市六万寺町に鎮座しています。アオバズクの繁殖地として有名で、毎年飛来してきては境内の御神木に巣を作ります。シーズンにはかわいいアオバズクの雛を見ようと、たくさんの方が訪れるようです。御祭神は瓊瓊杵尊、木花開耶姫命。神社境内は美しい樹木に覆われ、東大阪市の保存樹林に指定されています。それでは、緑が眩しい梶無神社へと参りましょう。境内生駒山の麓の住宅街の中に鎮座されていました。梶無神社略記社伝によると、神武天皇は、ご東征の砌り御船を白肩津から入江深く遡らせ

  • 多観音堂(奈良) 田原本御佛三十三ケ巡礼と江戸時代から続く「ボダイボダイと牛蒡喰行事」

    多観音堂(おおかんのんどう)は、奈良県磯城郡田原本町多にある観音堂です。御本尊は十一面観音菩薩立像。長閑な田園風景が広がる場所にひっそりと佇んでいます。多座弥志理都比古神社→小杜神社→姫皇子神社を参拝した後に訪れました。それでは、多観音堂へと参りましょう。境内田んぼの中の小さな森。観音さまはこの小さな森の中にいらっしゃいました。多観音堂の説明書き御本尊の十一面観音菩薩立像は平安時代後期の作。多観音堂は明治の廃仏毀釈・神仏分離令までは、多座弥志理都比古神社の神宮寺であったようです。多観音堂では江戸

  • 姫皇子命神社(奈良) 多座弥志理都比古神社の皇子神を祀る境外摂社

    姫皇子命神社(ひめみこのみことじんじゃ)は、奈良県磯城郡田原本町に鎮座しています。多座弥志理都比古神社の境外摂社で、延喜式神名帳に記載された式内社です。御祭神は姫皇子命。多坐彌志理都比古神社の四皇子神を祀る神社の一社です。『五郡神社記』では、本社二座と四皇子神を祀る神社をもって「意富(おう)六所神社」と称しています。姫皇子命神社は長閑な田園風景の中にありました。それでは、姫皇子命神社へと参りましょう。姫皇子命神社へ多坐彌志理都比古神社、小杜神社を参拝後、姫皇子命神社を目指します。長閑な田園風景を

  • 小杜神社(奈良) 太安万侶を祀る古事記ゆかりの神社

    小杜神社(こもりじんじゃ)は、奈良県磯城郡田原本町に鎮座しています。多座弥志理都比古神社の境外摂社で、延喜式神名帳に記載された式内社です。多座弥志理都比古神社に残る「多神宮注進状」では、樹森(こもり)神社と呼ばれ、江戸時代には地名をとって木ノ下(このした)神社とも呼ばれていました。御祭神は太朝臣安萬呂(太安万侶・古事記の編纂者)。多坐彌志理都比古神社の四皇子神を祀る神社の一社です。それでは、小杜神社へと参りましょう。多座弥志理都比古神社の前に古事記の碑がありました。小杜神社境内地図多座弥志理都比

  • 多坐弥志理都比古神社(奈良) 古代遺跡の中心に鎮座する神八井耳命を祀る古社

    多坐弥志理都比古神社(おおにいますみしりつひこじんじゃ)は、奈良県磯城郡田原本町に鎮座しています。式内社(名神大社)で、多神社(おおじんじゃ)とも呼ばれています。創建は綏靖天皇2年(紀元前580年)、記紀神話に「神八井耳命は皇位を弟に譲り、自らは神祇を祭る」とあり、それが多坐弥志理都比古神社の始まりとされています。御祭神は神倭磐余彦尊(神武天皇:神八井耳命の父)、神八井耳命(神武天皇皇子)、神沼河耳命(綏靖天皇:神八井耳命の弟)、姫御神(玉依姫命:神八井耳命の祖母)、太安万侶。この場所は多氏の拠

  • 家原寺(堺市) 知恵の文殊さんで親しまれる合格祈願のお寺【御朱印】

    家原寺(えばらじ)は、大阪府堺市西区家原寺町にある行基宗大本山のお寺です。飛鳥・奈良時代の高僧行基(668~749)は、この地で生まれました。寺伝によりますと、慶雲元年(704年)、母方の実家のあった誕生地に自ら寺院を建立したのが家原寺の始まりとされています。ご本尊の文殊菩薩は「知恵の文殊」として、一年を通して数多くの参拝者があり、特に受験生が多く、合格祈願に訪れることで有名です。合格祈願の寺として、以前は祈願する際に本堂の壁に直接願い事を書き入れていました。そのため別名「落書き寺」と呼ばれてい

  • 蜂田神社(堺市) 音色で占う千年の歴史と夏を奏でる風鈴まつり【御朱印】

    蜂田神社(はちたじんじゃ)は大阪府堺市に鎮座しています。創建年代については不詳ですが、延喜式神名帳に記されている式内社です。主祭神は天児屋根命。この地方に住居していた蜂田連の一族が、その祖先である天児屋根命を主祭神として祀ったとされています。蜂田連が鈴音の良し悪しでその年の吉凶を占ったという古事から、「鈴の宮」とも呼ばれています。境内にはたくさんの風鈴が飾られ、心地良い風鈴の音が響いていました。それでは、蜂田神社へと参りましょう。駐車場では風鈴がお出迎え♪風鈴まつりが行われるようになって今年は9

  • 葛木倭文座天羽雷命神社(葛城市) 二上山登山口に鎮座する機織りの神さま【御朱印】

    葛木倭文座天羽雷命神社(かつらきしとりにいますあめのはいかづちのみことじんじゃ)は、奈良県葛城市の二上山山麓に鎮座しています。創建時期は不明ですが、延喜式神名帳に記されている式内大社で、倭文神社(しずりじんじゃ)とも呼ばれています。主祭神は、天羽雷命(あまはいかづちのみこと)。右殿に摂社・掃守神社(天忍人命)、左殿に摂社・二上神社(大国魂命)を配祀しています。神社横の道は、二上山への登山口になっています。それでは、葛木倭文座天羽雷命神社へと参りましょう。境内二上山登山口を目指してテクテク♪葛木倭

  • 當麻山口神社(葛城市) 映画のロケ地にもなった二上山麓に鎮座する古社【御朱印】

    當麻山口神社(たいまやまぐちじんじゃ)は、奈良県葛城市にある二上山の麓に鎮座しています。延喜式神名帳(901年)にも記されている式内社です。延喜式神名帳には大和の国14ヶ所の山口神社が記され、いずれも式内大社の社格をもち、朝廷から奉納をうけていました。これらの神社は本来、山々の精霊を支配した大山祗命をご祭神としたものとされています。平安時代末期に、天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)、木花開耶比売姫(このはなのさくやひめのみこと)が合祀されました。それでは、緑豊かな當麻山口神社

  • 長尾神社(葛城市) 龍神・大蛇の神々が宿る神聖なるスピリチュアルスポット【御朱印】

    長尾神社(ながおじんじゃ)は、奈良県葛城市に鎮座しています。創建年代については不詳ですが、延喜式神名帳に記されている式内社です。御祭神は天照大神(あまてらすおおみかみ)、豊受大神(とようけのおおみかみ)、水光姫命(みひかひめのみこと)、白雲別命(しらくもわけのみこと)。鎮座地は日本最古の官道である竹ノ内街道や初瀬街道(横大路)、さらに長尾街道などの主要街道が交差する交通の要衝にあり、古来より交通安全、旅行安全の神として篤く信仰されています。三輪明神は蛇の頭で長尾神社が蛇の尾っぽという大蛇の伝承が

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