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定年親父の魚三昧・私魚人(あいうおんちゅ) https://blog.goo.ne.jp/rhinogobius7591

タナゴ釣りから珍魚・駄魚ハンターへ! 180cmのべ竿片手に、はたして何種の魚をゲットできるか!

「淡水」という閉ざされた世界でしか生きられない生き物たちが大好きだ。  陸地を歩き、空を飛び、海を泳いで移動できない彼らは、名も知られぬまま雑魚と呼ばれ、滅びかけていたりもする。  できるだけ生態系と私の足腰に負担のない「タナゴ釣り仕掛け」で釣れた生き物や出会った生き物たちを紹介していきたい。

珍魚・駄魚ハンター
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2016/11/07

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  • ミスジコウガイビル Bipalium trilineatum ?:きのこ観察会にて

    2024年10月18日(金)ミスジコウガイビルBipaliumtrilineatum?202410132~3cmほどきのこ観察会への参加者は多く、歩みののろい私は、山道を散策しても目立つサイスのきのこ類はほぼ採集されてしまった後になる。この際、顔なじみの昆虫少年たちの近くを歩くことにした。案の定、少年たちは山道近くの倒木や岩を裏返し、夏眠中の甲虫などを見つけては喜んでいる。と、赤松の倒木の下から1cmほどに縮んだナメクジ様の生き物を見つけた少年が「ミスジコウガイビルかもしれないんですけど・・・」と持ってきてくれたのだった。とりあえず近くの倒木へ置き撮影することにした。コウガイビルは、生物の教科書に「再生」の例としてよく登場するプラナリア(ナミウズムシ)に近い仲間。縦でも横でも2つに切ればそれぞれが再生して...ミスジコウガイビルBipaliumtrilineatum?:きのこ観察会にて

  • コテングコウモリ Murina silvatica : 桐の葉かげに

    2024年10月15日(火)コテングコウモリMurinasilvatica2024101340mmほど仲間たちときのこ観察会に参加したときのこと。秋の昆虫を探していた大学生が桐の葉かげで見つけたという。その場所へと、知人たちに声かけしながら案内してもらうことにした。もはや「きのこ観察会」はそっちのけの「コウモリ観察ミニツアー」だ。重なった桐の葉の陰に眠っていたのを、私たちが撮影するものだから、目を覚まし始めた。実にかわいい!見つけ案内してくれた大学生に感謝感謝!コテングコウモリは群れをつくらない森林性コウモリ類であるとか洞窟よりも樹洞やアカメガシワなどの大きな葉をねぐらにしているとかその方面に詳しい知人による解説を聞きながらの撮影だから、贅沢この上ないもんだ。広島県RDB:絶滅危惧II類コテングコウモリMurinasilvatica:桐の葉かげに

  • コサメビタキ Muscicapa dauurica :ごみステーションにも?!

    2024年10月9日(水)コサメビタキMuscicapadauurica2024100513cmほどスズメを2回りほど小さくしたヒタキ科の小鳥。図鑑では夏鳥となっているけど、私の暮らす備後地方南部域では夏が終わり涼しくなった初秋頃北部の山からおりてくる気がする。猛暑が少し収まった日にスズメほどの大きさのエゾビタキを隣町で見かけその翌日、小雨の中いつものごみ捨て係を全うしようとデジカメを持って向かったらごみステーション前の電線にエゾビタキらしき小鳥が止まっていて・・・20241003「あららっ!わが町にもおったんかいっ!」さらに、歩みを進めていると小さな小鳥も藪から出てきて・・・20241003「エゾビタキとちゃうぞっ!コサメビタキっぽいぞっ!」とはいえ、小雨の中遠くからの安物コンデジ撮影はこの程度が限界だ...コサメビタキMuscicapadauurica:ごみステーションにも?!

  • エゾビタキ Muscicapa griseisticta :渡りの途中ですか?

    2024年10月6日(日)エゾビタキMuscicapagriseisticta2024100216cmほど卵やベーコン特売のスーパーへ買い物に行ったついでに隣町のため池へ。まだ渡りのシギチドリは見られず、しかも工事が派手に行われていて・・・雑木林に囲まれたベンチで休んでいるとやってきた小鳥。どうやら寒くなると南方へと渡っていくエゾビタキみたいだ。草刈りをしていた地元の方に話を聞くと、このため池にも大規模工事の話が進んでいるらしい。渡りをする鳥たちの休憩地がまた一つ消えていくことになるのかなあ・・・エゾビタキMuscicapagriseisticta:渡りの途中ですか?

  • ナニワトンボ Sympetrum gracile :青き赤トンボ

    2024年10月3日(木)ナニワトンボSympetrumgracile♂2023092535cmほど成熟したオスは全身青くなる小さなトンボだが、赤トンボつまりアカネ属の仲間。昨年、詳しい方に教わった地元のため池に今年もいたので載せておくことにした。おもに瀬戸内海沿岸の地域のため池で局所的に生息している希少種。メスは黄色と黒のまだら模様。なかなか見つけられないのは、ため池のほとりの藪でじっとオスを待っているから。交接中のペアもいた。邪魔をせぬようそっと観察。ナニワトンボSympetrumgracile:青き赤トンボ

  • ヤブカンゾウ Hemerocallis fulva:忘れ草とは?

    2024年7月31日(水)ヤブカンゾウHemerocallisfulva20240724山道散歩中よく見かけるユリ科の野草。1株きれいに咲いていたので撮影しておくことにした。古く奈良時代の万葉集にも、平安時代の源氏物語とかにも「忘れ草」として記されているという。「忘れ草」というと高齢者の私には、つい「物忘れ」とか「認知症」とか浮かんでしまう。けど、この野草の場合は「その美しさが哀しみや憂いを忘れさせてくれる」という意味らしい。どんな小さな生き物でもじっくり観察すれば、みんな美しいと、私は思ってる。例えば、3mmほどのこんな小さな甲虫だって・・・ヤブカンゾウHemerocallisfulva:忘れ草とは?

  • ルリオトシブミ Euops punctatostriata かな?:カシルリ・ナラルリと比べつつ

    2024年7月26日(金)ルリオトシブミEuopspunctatostriataかなあ?202407244mm弱散歩中、全身濃紺色の小さなオトシブミに出会った。1匹は、柔らかい若葉の先にもう1匹は葉を食べてる最中だった。4年前、ごみ捨て場近くのイタドリの葉などでカシルリオトシブミを知りこの日もカシルリオトシブミはたくさん見られたんだけど・・・コイツは濃紺色の腹部と金色の頭部・胸部・脚とツートンカラーがよく目立つからわかりやすい。それでもって、話は約2週間前の7月12日のことそんなツートンに混じって、こんな1色のヤツがいて葉を食べてるのを慎重に撮影しようと吻を前方から撮ろうとして、ポロリと落ちた。なんせ小さいくせに目が大きくて、すぐ落ちて逃げるのだ。コイツが何ルリオトシブミなのか?そのことが気になって、この...ルリオトシブミEuopspunctatostriataかな?:カシルリ・ナラルリと比べつつ

  • ミヤマカワトンボ Calopteryx cornelia:県北にて

    2024年7月24日(水)ミヤマカワトンボCalopteryxcorneliaオス202707186cmほど県北の博物館へ出かけたついでの散歩で出会った。日本固有、かつ国内最大のカワトンボ。この翅の模様はコイツ特有だし、メタリックな体色も細さも美しい。メスには後翅に白い縁紋があるので、また地元でも探してみよう。ミヤマカワトンボCalopteryxcornelia:県北にて

  • アトジロサビカミキリ Pterolophia zonata:毎年出会う常連さん

    2024年7月22日(月)アトジロサビカミキリPterolophiazonata2024062110mmほど小さなカミキリが、イラクサ類の葉にとまってた。雨上がり後の数時間は、生き物を探すのに都合がいい。雨宿り後、せっせこ日常生活に戻ろうと葉の上に顔を出してくる。広葉樹の枯れた枝の樹皮なんかを食べるそうだから、イラクサの葉はたまたま止まってたんだろうけど・・・小さく地味なカミキリだから、ほとんどの人間には相手にされちゃおらんのんだろうけどそういう連中の方が、私はよりいとおしい。と書きつつ、毎年何度も出会ってる常連さんなのに、ブログ初登場!アトジロサビカミキリPterolophiazonata:毎年出会う常連さん

  • クビアカトビハムシ Luperomorpha pryeri:オオバコにいてくれよ!

    2024年7月19日(金)クビアカトビハムシLuperomorphapryeri202407123mm弱雨上がりの散歩中、イラクサの葉にいた小さなハムシ。ホタルハムシにしては少し小さいな、と思い撮影し帰宅後調べたら、初物のクビアカトビハムシっぽい。食草はオオバコらしいから翌日も同じ道を散歩してオオバコの葉にいるとこを確かめようとしたのだけどオオバコの葉に見つけることは叶わず、この日もイラクサの葉にいやがった。20240713クビアカトビハムシLuperomorphapryeri:オオバコにいてくれよ!

  • キンオビハナノミ Variimorda flavimana:生活史を知らない

    2024年7月16日(火)キンオビハナノミVariimordaflavimana202407136mmほど山道散歩中、イラクサ科の葉にちょこんといた。腹部先端のとがった形からすぐハナノミ科の虫だとわかり・・・帰宅後、図鑑やネットで調べてみたものの・・・「キンオビハナノミ・葉の上でみられる」程度のことしかわからない。そもそも『ハナノミ』というのは、日本に150種以上いるそうで「花によく集まり、ノミのようにピンッとはねる」ことから室町時代にはすでに文献に「ハナノミ」という名が記されていてるらしいのだがハナノミ科の昆虫たちは、花に集まるものだけでなく枯れ木に集まり、菌を食べるものや肉食性のものもいるらしい。コイツがどんな一生を過ごすのか、専門家の人くらいしか知られてないのかも?まさか「ずっと葉の上で生活している...キンオビハナノミVariimordaflavimana:生活史を知らない

  • イチモンジチョウ Limenitis camilla:浅間より山里で

    2024年7月12日(金)イチモンジチョウLimenitiscamilla2024062930cmほど友人と山里の神社周りを散歩中に出会った。小雨交じりのためか、それとも老いたためか、くすんだヤツで「あの蝶は?」と友人の問いかけに「ボロボロになったサカハチチョウの夏型とちゃう?」ととんでもない間違いを答えてしまった。サカハチチョウ夏型帰宅後、調べなおしてイチモンジチョウと気付くが、友人へは伝えてないまま・・・ユーラシア大陸東部・ほぼ日本全土に生息し、スイカズラなどをホストにしているそうだ。と、ちょっと疑問がうまれた。ほぼ本州にのみ生息する日本固有種アサマイチモンジとの関係はどうなのだ?アサマイチモンジ4年前、わが家周りのスイカズラやニラ畑によくやってきていたヤツだ。そういえば、最近すっかり姿をみなくなった...イチモンジチョウLimenitiscamilla:浅間より山里で

  • アオオビナガクチキムシ Osphya orientalis:2型のうちの地味な方

    2024年7月9日(火)アオオビナガクチキムシOsphyaorientalis202406206mmほど散歩中、ヒメジョオンの花にいた。てっきりハナノミの仲間だと思い、撮影しておくことにした。ん?ハナノミじゃないぞ?初見の甲虫に間違いはないから、横からもパチリ!なるほど、脚は黄色いんだね。帰宅後、いつものように調べるけど、なかなかピッタリ当てはまる甲虫がいない。それもそのはず、このナガクチキムシ科の連中はカミキリモドキとかコメツキとかゴミムシダマシとかハナノミとか・・・いろんな体形の連中を寄せ集めたように感じるほど多様なのだった。だから、いろんな科を一つずつつぶしていくように調べるしかなかった。スマホに送ってグーグルアイを使えば楽勝なんだろうけどね、年寄りは意地っぱりだ。んで、なんとかそれらしいと感じたの...アオオビナガクチキムシOsphyaorientalis:2型のうちの地味な方

  • ラクダムシ Inocellia japonica:成虫に会えた!

    2024年7月7日(日)ラクダムシInocelliajaponicaメス2024061015mmほどヘビトンボ(👇はオオツノトンボ)やカマキリモドキ(👇はキカマキリモドキ)などとともに、アミメカゲロウ目に近いラクダムシ目の昆虫。一度会いたいと思いつつ、山道散歩中一度も出会ってこなかったからうれしくてうれしくて・・・「風の谷のナウシカ」の腐海の森を飛んでいそうなデザインがかっこいいではないかっ!コイツは産卵管がのびてるからメスだ。なんせ昨年末にアカマツの樹皮下で、初めて幼虫に出会い興奮して20231228きれいに撮りなおそうと再び出かけ近くの杉の樹皮にも複数いて20240106後日、他の散歩コースのケヤキにもいたりして20240223割とどこでもそこそこいるのを知り、あの興奮は何だったのかと当たり前になり「...ラクダムシInocelliajaponica:成虫に会えた!

  • コオニヤンマ Sieboldius albardae:ヤンマという名のサナエ

    2024年7月5日(金)コオニヤンマSieboldiusalbardae202406299cmほど渓流沿いの枯れ枝に長い脚を広げてとまっていた。オニヤンマと違ってパトロールもろくにせずすぐとまる。カラーリングはオニヤンマに似てるが、頭(眼)がとても小さい。水辺のある里山を散歩してると、この時期アチコチでとまってるの見かける。田んぼ脇のコンクリートにも20240621神社の花しょうぶにも20240620ダム沿道に繁茂したクズの葉にも20240618ヤンマという名は名ばかりで、この特徴は「サナエ」に相応しい。事実「サナエトンボ科」に属するややこしい名のトンボみたいだ。コオニヤンマSieboldiusalbardae:ヤンマという名のサナエ

  • キアシヒゲナガアオハムシ Clerotilia flavomarginata

    2024年7月3日(水)キアシヒゲナガアオハムシClerotiliaflavomarginata202406295mm弱山道を散策中に見つけたハムシ。5mmほどのハムシの仲間はたくさんいて今までに100種くらいは書いてきてる。ヒゲナガハムシ亜科のハムシも数種載せていてコイツももう記録済みと思いながら観察したのだけど・カミキリのような立派な触角・黒光りした上翅、黄色の頭胸部に黒い眼、黄色の脚この特徴をもつヒゲナガハムシが頭に浮かばない。だから「初見かもしれない」と撮影しておいた。帰宅後調べてみたら、思った通り初見だった。こんなことは耄碌した頭には滅多にないからうれしいわあ~っ!ストロボに驚き、ササッと逃亡を図るコイツもっと丁寧に記録しておけばよかったなあ!キアシヒゲナガアオハムシClerotiliaflavomarginata

  • ニホンマムシ Gloydius blomhoffii:ソーシャルディスタンスをとる!

    2024年7月1日(月)ニホンマムシGloydiusblomhoffii幼体20240629雨上がりの山道散策中、葉の上でじっとしていた。ストロボたいても身じろぎもしない。気温も低く、まだ体温が十分に上がらないまま、葉の上で日向ぼっこしてたのだろうか?強い読をもつ日本固有のヘビで、咬まれた人の腕が半年たっても青紫色にパンパンに腫れていたことを思い出す。気付かずにうっかり葉に手を出したりしたら、コイツも反撃してきたかもしれない。この日、ニホンマムシはもう1匹若いヤツがいて下の画像に2匹のヘビがいることがわかるだろうか?近づいて撮ってみるとズームをかけるとニホンマムシがとぐろを巻いていることがわかる。んで、コイツは私らが近づいてきたから逃げようとした。そりゃ、大きな哺乳類に対し、危険と判断し、距離をとろうと逃...ニホンマムシGloydiusblomhoffii:ソーシャルディスタンスをとる!

  • タデサルゾウムシ Homorosoma asperum:一つ謎が解けて

    2024年6月28日(金)梅雨の長雨で散歩も面倒くさい。こんな時のために過去データがあるのだ。タデサルゾウムシHomorosomaasperum202406103mmほど自然観察しながら散歩中、畑の外縁に植えてあった観葉植物にいた。とても小さい黒ゴマみたいで安物中古デジカメでは撮りにくいのなんの。と、なんとか形になったのが最初の1枚。帰宅後、いつものように調べてみる。ゾウムシの仲間は国内に1600種以上もいるとされているからずぶの素人には大変なのだが・・・ほぼ、タデサルゾウムシでいいと思った。ほどほどに延びた口吻・太い脚・黒いボディにワンポイントの白、洗練されたデザインだ。と、過去のおぼろげな記憶からタデには別のゾウムシがいたことが浮かんできてそれはタデノクチブトサルゾウムシで202207172mmほどタ...タデサルゾウムシHomorosomaasperum:一つ謎が解けて

  • ウラキンシジミ Ussuriana stygiana :蜆蝶は難しい!

    2024年6月25日(月)ウラキンシジミUssurianastygiana20240614開翅長20mmほどこの日、山道を散策中出会ったシジミチョウ。ムラサキシジミやミズイロオナガシジミや側溝で給水中のカラスアゲハに出会った後雑木林のすき間に少しうす汚れたシジミチョウがいて初見だからと撮影をくり返してもうまく撮れず、山道下ってたら・・・葉の上にチョコンととまってるコイツを見つけた。ホスト(食樹)はモクセイ科だそうだ。また翅の裏側が金色だから「ウラキン」と名づけられたという。そういえば、ウラギンシジミというヤツもいたなあ・・・と過去データをほじくってみた。キン・ギンそろうのはめでたいもんだ!ウラキンシジミUssurianastygiana:蜆蝶は難しい!

  • 『マグロのあたま』をいただいた!

    2024年6月23日(日)『マグロのあたま』をいただいた!カタログハウス「通販生活」に月1回の『よ句もわる句も』という無料の俳句投稿コーナーがある。無料で、月1回、俳人夏井いつきさんが『天』『地』『人』『佳作』と選外(未掲載)に選句してくれる。そして、優れた数句に選ばれた『天』『地』の人には賞品として、通販生活から『マグロのあたま』と夏井いつきファイルが贈られるのだ。といっても、上の賞品は「知人がもらった」ものでいつも『人』と『佳作』を反復横跳びしている私には無縁なのだ。ただ、この『マグロのあたま』などに含まれるDHAやEPAなどは脳細胞の衰えの抑制に効果があるとされていて「通販生活のこの賞品は問題だ」「優れた俳句をつくれる人は脳も衰えてないはずだ」「むしろ『佳作』や『選外』という凡句・駄句しかつくれない...『マグロのあたま』をいただいた!

  • ニホンイノシシ Sus scrofa leucomystax の子:ボケボケで子犬めく

    2024年6月21日(金)ボケボケの画像でトホホホホ・・・情けないのだがニホンイノシシSusscrofaleucomystaxの子2024062050cmほど山道散歩中、遠くの休耕畑でおすわりしてた。とりあえずシャッターを切ったら走り出し草陰に消えた。「ウリ坊(イノシシの子)だっ!」私のデジカメは記録に時間がかかるため、走ってる姿をとらえることはできず。「子がいるってえと母親が近くにいる」と、慎重に後戻りして去ることにした。帰宅後、画像をさらに切り取り、カミさんに見せると「あらあ~カワイイ子犬!」「イノシシの子だよ」「いや、子犬よ!」ということで、わが家では「子犬が正しい!」のだが、去ってくコイツの尾(〇)が、細い紐様みたいなのは、どう説明する?ちなみに、ちょうど1年前は偶然にも『ボケボケのニホンジカ』を...ニホンイノシシSusscrofaleucomystaxの子:ボケボケで子犬めく

  • キボシツツハムシ Cryptocephalus perelegans :3年目に生きた個体に!

    2024年6月19日(水)キボシツツハムシCryptocephalusperelegans202406144mm弱山道散歩中、イラクサの葉にプ~ンと飛んできて頭部胸部のオレンジ色、前翅のこげ茶にベージュの斑点が美しく、愛らしい。「あ~あの時のツツハムシだっ!」と撮影して、帰宅後過去記事を探す。キボシツツハムシの遺体をみつけて:新ハムシリーズ第2弾「そうかあ~、あの栗の木で死んでいたハムシだったのか~」と、悼みつつ♬あれは三年前止めるアナタ駅に残し~♪ちあきなおみの「喝采」を思わず口ずさむ。ま、やっと生体にじっくり出会えたのだ。食草が多様らしいのに、日々散歩をしててもなかなか出会えない。この日、初見じゃないのに丁寧に撮影しておいてよかった!キボシツツハムシCryptocephalusperelegans:3年目に生きた個体に!

  • シラホシカミキリ Glenea relicta relicta :美麗な普通種と?

    2024年6月17日(月)シラホシカミキリGlenearelictarelicta2024061110mmほど美しい小さなカミキリだ。山道散歩中、イラクサの葉にとまってるのをカミさんが見つけた。襟元にイシガケチョウがとまったりする人だから、虫たちも見つかりやすくスタンバイしてくれるんだろうね。逃げたら大変と、遠くからそっと撮影してまわりこんで横から撮って逃げないことを確かめてから近づいた。シラホシカミキリ属(Glenea)には、地域によって様々な変異がみられるそうで10数の種・亜種が記載されている。その中でも、国内に広く分布している「普通に見られる亜種」らしい。こんなに美しくて目立つのになあ?何年も山道散歩してて初めてみかけたのになあ?シラホシカミキリGlenearelictarelicta:美麗な普通種と?

  • イシガケチョウ Cyrestis thyodamas :30年以上もかけて

    2024年6月15日(土)イシガケチョウCyrestisthyodamas20240611開翅長50mmほど沢沿いの山道散策中、カミさんが見つけた。30年以上も前のこと、職場の窓ガラスに張り付き、仕事そっちのけなのに撮影がうまくいかなくて・・・その頃、私の地域ではとっても珍しかったのに・・・それから、チラホラ見かけるようになるも、ヒラヒラ落ち着きなく去ってくものだから撮影はことごとく失敗したままだった。この日、何度も何度も近くのどんぐり林に止まってくれたから、嬉しかったのだが・・・よく考えれば、クロコノマチョウやナガサキアゲハなど南方種の蝶の分布域北上と同じようにコイツも地球温暖化の影響で、普通に見られる蝶になってるもんな。撮影できなかったのは、一重に私が下手くそなせいだ。少し歩くと数頭飛んでいて、ほら、...イシガケチョウCyrestisthyodamas:30年以上もかけて

  • クルミハムシ Gastrolina depressa :飛んで車に入る葉虫

    2024年6月13日(木)クルミハムシGastrolinadepressa202406107mm友人と行きつけの沢沿いの山道を散策しついでに町境まで足を延ばし畑地跡で初物である外来種のブタクサハムシの大繁殖を知り「こんな場所で・・・」と唖然とした後車に乗り込み、帰路に着こうとしたとき服についてたのか、「プ~ン・・・」と飛ぶ虫が腕に着陸!「うわっ!クルミハムシかもしれんっ!」友人は、昼飯をつめてたタッパーですかさず採ってくれた。さすがである。少し落ち着いた私は、こんなときのためにサイドポケットにタッパーを入れてることをやっと思い出し友人のタッパーから私のへと移すよう強制し、手に入れたのであった。帰宅後、とりあえず室内で撮影食草(ホスト)は、オニグルミなどクルミ科の植物らしいので、わが家近辺に大きな影響を与え...クルミハムシGastrolinadepressa:飛んで車に入る葉虫

  • ヒメキマダラヒカゲ Zophoessa callipteris :低地の里山にて

    2024年6月8日(土)ヒメキマダラヒカゲZophoessacallipteris20240602前翅長25cmほど沢沿い散策中、ノイバラに止まってるタテハチョウの仲間を見つけとりあえず曇天の逆光側から高倍率ズームでパチリ!はじめ、近所に普通にいるサトキマダラヒカゲと思い次に、開いた前翅の斑紋から「コムラサキのメスか?」と思い直し念のため、撮影記録することにしたら・・・初見のタテハチョウだった。帰宅後、調べるとヒメキマダラヒカゲ西日本など温暖な地域では、標高1000m以高のブナ林の笹やぶによく見られるとのこと。ええっ?私が、この日歩いた沢沿いの山道は、どう大目に見ても標高500m未満だし、何よりブナ林などどこにもありゃしない。たしかにクマサザだけはそこらに生えてはいたけれど・・・身近でよく目立つ蝶でさえこ...ヒメキマダラヒカゲZophoessacallipteris:低地の里山にて

  • ムカシヤンマ Tanypteryx pryeri :ダビドを添えて

    2024年6月4日(火)今日は6月4日、「虫の日」だ。午前中、近所を散策して1万歩、とうとう初見の昆虫に出会えないまま・・・しかたがない、一昨日の・・・ムカシヤンマTanypteryxpryeri202406028cmほどこの日、キビタキに会いたくて、隣町の沢沿いを散歩中、ガードレールに止まっていた。人工物に止まるだなんて、ムカシという名に相応しくないと思いつつ記録。体の模様や色はオニヤンマに似ているが眼の色が黒褐色で、眼と眼の間が離れてるところはオニヤンマと全然違う。むしろサナエトンボの仲間に似てる気がする。日本固有種で、広島県では準絶滅危惧種とされている。ま、コイツを今日書いたのは「ムカシ」=「6か4」=6月4日というダジャレにすぎん。と、ついでにすぐ近くに止まっていたダビドサナエDavidiusna...ムカシヤンマTanypteryxpryeri:ダビドを添えて

  • ミヤマカラスアゲハ春型 Papilio maackii:深山ではない里山で

    2024年5月20日(月)ミヤマカラスアゲハ春型Papiliomaackii20240510里山散歩中のアザミにやってきていた。ちょうど4年前の5月、カラスアゲハが吸蜜していた同じ場所のアザミに。蝶には蝶の都合:巣ごもり散策中の生き物⑨翅の鱗粉の配列が構造色なのか、角度によって美しく輝くのはどちらのアゲハも同じ。でも、4年前と違ったのは2種をきっちり判別できるようになっていること。深山(ミヤマ)ではない里山だけれど、ミヤマカラスアゲハだと確信してシャッターを切った。その8日前、町はずれの渓沿いの山道に給水中のミヤマカラスアゲハを見かけていてのんびり日光浴も・・・人によっては「日本一美しいアゲハ」と呼んでいる理由もわかる気がした。逆光だとすっかり色合いは変わる。烏色のただ黒い揚羽だ。今回、里山のアザミにもミ...ミヤマカラスアゲハ春型Papiliomaackii:深山ではない里山で

  • タベサナエ Trigomphus citimus tabei :降るため池の夕べかな

    2024年5月10日(金)タベサナエTrigomphuscitimustabeiオス2024050740mmほど主に西日本に生息する小型のサナエトンボこの時期、里山のため池によく現れる。田部さんという昆虫博士への献名として「タベ」サナエトンボの仲間は、どれもこれもよく似てて、胸部の模様や尾部の形で判別するしかないらしい。だから間違えてるかもしれない。一応、特徴を画像に書き込んで・・・GW明け、底曳網漁の龍神丸にお礼を渡し、ついでにため池に寄ったとき出会った3種のトンボのうちの1種。帰宅後、先日一緒に見つけたダビドサナエやフタスジサナエとの違いをかみさんに画像と図鑑を見せながら、説明しようとしたのだが・・・「ユウベサナエ?」とお読みになられた。さすが俳人は一味違うなあ~っ!タベサナエTrigomphuscitimustabei:降るため池の夕べかな

  • コツバメ Callophrys ferrea :宅緩便

    2024年5月7日(火)コツバメCallophrysferrea20240416前翅長12mmほど年に一度、早春にだけ現れるシジミチョウ科の蝶小雨の降る午前中、ピュンとすばやく飛んでスッととまる地味な蝶だ。翅の表面はスカイブルーだったりしてきれいなのに・・・例えば、コンクリートの路上にとまるとどこにいるかすぐにはわからない。例えば、枯葉の上でもわからない。気付かずに近づくとすばしこく飛んで逃げるからややこしいヤツだ。そして、観察してるととまった後ジワ~ッと横たわるのだ。太陽の光で体温を上げたいのなら他のシジミチョウみたく翅を広げてとまってくれればいいのに・・・まるで、稀にいるであろう少し運んではすぐサボる宅配便みたいなヤツだ。ま、私もそうなのである。お世話になった横島漁港の底引き網漁の龍神丸さんへ感謝の意...コツバメCallophrysferrea:宅緩便

  • アユモドキ Parabotia curtus:厳島の磯に鹿をおまけに

    2024年5月5日(日)アユモドキParabotiacurtus20240422体長12cmほど国の「天然記念物」であり、種の保存法指定種であり、絶滅危惧ⅠA類コイ目ドジョウ科の淡水魚だから、こいのぼりが揚がる子どもの日に似合う若魚の頃には黄色の明瞭な横帯が側面に所用で宮島水族館を訪ね、スイゲンゼニタナゴやニッポンバラタナゴの人工繁殖の様子を見させていただいて順調に事が進んでいることにホッとしつつ同時に、このアユモドキの繁殖も順調で、若魚たちもスクスク育っていて3種とも館内に展示できていた。ま、国の天然記念物・絶滅危惧種でめったやたらに出会えない生き物なのに・・・野生化で出会うとしたら、法律違反のガサ採取の場面だろうから逮捕だというのに・・・小さな水槽展示に立ち止まる人も少なく、アシカショーの館内放送に負...アユモドキParabotiacurtus:厳島の磯に鹿をおまけに

  • スイゲンゼニタナゴ Rhodeus atremius suigensis :保護現場と種の保存法と・・・

    2024年5月3日(金)スイゲンゼニタナゴRhodeusatremiussuigensisオスメス20240502体長3~4cm国の種の保存法と絶滅危惧ⅠA類に指定されてるきわめて危機的なタナゴの仲間。国に余裕がある時代なら、天然記念物になっている筈の淡水魚。ここのところ、県下のスイゲンゼニタナゴ繁殖関連施設へ。もちろん許可申請をきちんと提出した上で。ここでは、二枚貝を入れたプールでの人工繁殖を試みている。オスの婚姻色とメスの抱卵状態(産卵管ののびなど)を確かめるために数匹ずつ採集してこの施設ではまだほんの少し時期が早いようだ。オスの美しい婚姻色は白い背景で撮影すると数分の後にはすっかり色あせてしまうこともよくわかる。だから他のいろんなタナゴ釣りをされている方々も撮影は短時間に済ませていためぬ放流してくだ...スイゲンゼニタナゴRhodeusatremiussuigensis:保護現場と種の保存法と・・・

  • ホソミオツネントンボ Indolestes peregrinus :市内のため池で

    2024年5月1日(水)ホソミオツネントンボIndolestesperegrinusオス2024043035mmほど小雨が降っても散策は続けてる。昨日はカワウとかキンクロハジロとかの潜水シーンを撮るために定点ため池めぐり。そこで出会った青地に黒の美しいイトトンボ。全国に普通にみられるトンボらしい。が、私には一度会ってみたかった初見のイトトンボ。なんせ成虫で越年するのだという。冬の低温下では薄茶けた体色で生き延びるのだという。最初、いつものアオモンイトトンボだろうと思いつつ近づき斑紋の形の違いに気づき、「もしやホソミオツネントンボかも?」と撮影し「間違いない」と確信したのだから、ここ数年で「昆虫図鑑」の読み込みのレベルも少し上がったのかもしれない。よく似たオツネントンボは、郊外の少し高地のため池で見たことが...ホソミオツネントンボIndolestesperegrinus:市内のため池で

  • 第三十五回『お~いお茶新俳句大賞』二次審査通過!

    2024年2月22日(月)俳句の話を書くのは面倒くさくてほぼ1年ぶりだが・・・一応ずっと続けてて・・・今日、昨年に続いて第三十五回『お~いお茶新俳句大賞』の二次審査通過のお知らせが届いた!名前も俳句も伊藤園さんからの申し合わせで秘密のままにしないといけないし昨年同様、この先の結果については書く予定はない。けど、これで5年間でのべ6句の二次審査通過はうれしい!というプチ自慢。ま、瓢箪から駒がでたというより落ち葉のリター層から2mmほどのチビヒョウタンゴミムシの仲間がでたくらいにうれしい!20240415わが家の裏庭の腐葉土にいるウサギさんみたいな1mmほどのマルトビムシの仲間がピョンと飛びあがるくらいにうれしい!20240420生き物観察をしながらの散歩と名前調べは、俳句の力になるなあ!第三十五回『お~いお茶新俳句大賞』二次審査通過!

  • トラフシジミ春型 Rapala arata:広島県希少生物保護シンポに添えて

    2024年4月19日(金)トラフシジミ春型Rapalaarata20240418前翅長20mmほど日本全土に生息する濃茶色に白いストライプが入るシジミチョウ今の時期に表れるのはストライプが鮮やかな春型だ名の通り「虎斑」なのだがどこか関西方面の虎関連のプロ野球チームがかつてそうだったように夏(型)になると、ストライプはすっかり弱くくすんで地味になる葉の上で、クルクル回転し後翅の橙色と小さくのびた突起も見せてくれたり薄いコバルトブルーの翅の表面をひらいて示そうとしたりここまでと、思いとどまったり幼虫時の食草は、この辺だとフジやクズ・ウツギらしいだから、確かに時期を外さなきゃ割と簡単にみられるのだろうただし、小さいからね視ようと観ようとしなくちゃ、見ることはできないと思う例えば、公園の駐車場のコンクリートにもい...トラフシジミ春型Rapalaarata:広島県希少生物保護シンポに添えて

  • イチリンソウ Anemone nikoensis :県生物多様性シンポに添えて

    2024年4月16日(火)イチリンソウAnemonenikoensis20240415花径4cmほどキンポウゲ科の山野草昨日、広島県の生物多様性シンポジウムに尽力した友人と山歩き中咲いていた。ロビーに120枚ほど「備後地方の生き物」写真展を催しその準備を手伝って、「喫茶ごん」で600円ランチ(コーヒー付き)をおごってもらい4月13日、当日早めに会場へ行き、最前列の席を確保してほっとしていたら私のブログを見て参加した若者たち3人に声かけられてそのうち1人はわざわざ関西から足を運んだそうだから「あらま!」と、何となく申し訳なくなって「要らんこと書かんとこっ!」とあらためて思いつつ、また要らんこと上書きしてる定刻前には、会場は満杯となりシンポジウムは始まり予定していた4時間を超えつつ、あっという間に終わった。県...イチリンソウAnemonenikoensis:県生物多様性シンポに添えて

  • アカエビ Metapenaeopsis barbata :人知れず大貢献のエビ

    2024年4月7日(日)アカエビMetapenaeopsisbarbata202403315cmほど底引き網漁の最終日、ミニ水族館を併設してる龍神丸さんにお礼を言いに出かけた。何度もお邪魔して、水族館や売り物の魚介類の記録撮影をさせていただいたからだ。店じまい寸前の青トロ箱に1尾、コイツが元気に泳いでいた。笑いながらくださった。最後の最後までやさしいお二方だ。さて、この小さなエビ、広島の小さな駄菓子屋を日本の大企業へと成長させた立役者なのだ。私の地域では、アカエビ・サルエビ・キシエビ・トラエビなど底引き網漁で獲られる小エビたちをまとめて「ジャコエビ」と呼んでいる。コイツらが「やめられない♪とまらない♬」のメロディーとともにカルビーを成長させたという訳だ。「ジャコ」とはすなわち「雑魚・ざこ」のことだ。「じゃ...アカエビMetapenaeopsisbarbata:人知れず大貢献のエビ

  • アカハゼ Amblychaeturichthys hexanema :底曳き浜売りにて

    2024年4月4日(水)アカハゼAmblychaeturichthyshexanema20240223体長10cmほど底曳き漁で獲られた水深数十mの砂泥底に生息するハゼ同じアカハゼ属のコモチジャコとともに「ハゼ」と括られて売られていた兄貴がもちろんタナゴ竿で、島根の砂浜で釣ったサビハゼに少し似ているが、口下のヒゲの数が全然違っていてアカハゼは3対(6本)しかないそして、すれに弱く、底曳きで揚げられるときヨレヨレになってしまってるコイツを撮らせてもらうまで、売ってる中で状態の良いヤツを選ばせてもらいつつ2月10日の場合はコレ2月15日の場合はコレ元気に泳ぐ姿も、どんな生活環をおくってるのかも、よく知らないまま、日頃食べてる魚アカハゼAmblychaeturichthyshexanema:底曳き浜売りにて

  • テナガテッポウエビ Alpheus japonicus :浜売りミニ水族館にて

    2024年3月31日(日)テナガテッポウエビAlpheusjaponicus2024021040mmほど横島の底引き網漁で採られたテッポウエビの1種水深数十mほどの泥底に生息しているためか今まで河口域の泥干潟などで見かけたことはない初見のテッポウエビ鉗脚が相当長いことから「手長」という和名になったらしいはさみの部分を急激に閉じて生じる強い衝撃波と音波で獲物をしとめることから「鉄砲のエビ」ということだ飼育していてガラス水槽を割られたこともあるテッポウエビ類とハゼ類の共生は有名な話だがコイツの場合、水揚げの様子からおそらくイトヒキハゼと共生しているようだ潜って観察できればいいのだけれど、泥が舞うから相当むずかしいだろう人はわずか数十mほどの距離(水深)にいる生き物のことがほぼわからないままなんだなあ今日は、横...テナガテッポウエビAlpheusjaponicus:浜売りミニ水族館にて

  • うどんにはチラシ:讃岐巡礼の記

    2024年3月26日(火)3月11~12日のこと、兄貴と先祖の地へと向かった。そのついでの「さぬきうどん巡り」まず、観音寺の大喜多うどんかけうどんを注文したのに揚げがのってて、おろし生姜付きもちろん、幼い頃舌が覚えてる味、うまいに決まってる。谷川米穀店駐車場があるから気付く、もう少し進めば徳島県という土器川上流域の店ここでは釜玉の小独特の青唐辛子も含め、うどんは恍惚の味。がもううどん朝、雨だというのに、開店30分前の8時にもう長蛇の列かけの小を外のテント下にある木のベンチで食べるたくさん人がいるのに音がしない。もちろんうまいが、何といっても広い田んぼと駐車場ののどか!足元1mにうどんの端っきれを求め、スズメがじっとしていたほどだ。さか枝うどんかけの小自分でデポに麺をうつし温めて、つゆをかける。ワカメ入れ放...うどんにはチラシ:讃岐巡礼の記

  • セリバオウレン Coptis japonica :カタクリの咲く前に

    2024年3月22日(金)セリバオウレンCoptisjaponica両性花20240318花径10mmほど5~7片のがく、8~12片の花弁、白い雄しべ、中央に赤緑色の雌しべセリに似た葉をした花期3〜4月のキンポウゲ科の小さな野草だ友人とカタクリの花を見に出かけ、まだ時期尚早でまだ、やっと葉が伸び始めたばかりと、山裾にそって咲いていたのがセリバオウレンよく知らないままかんさつしてると中央が緑・赤、そして真っ白なままのがあって念のためにいろいろ撮影しておき、帰宅後調べることに例えば、コイツは真っ白これは、雌しべをもたない雄花だコイツは中央までびっしり雄しべが占めている雄花だ雌雄異株だそうで、雄株・雌株・両性株の3型をもつことできっと生存に有利にはたらくのだろう雄しべのない雌花を探しそこねたことが少し残念だった...セリバオウレンCoptisjaponica:カタクリの咲く前に

  • ケヤキツヤカスミカメ Deraeocoris ulmi :欅の横の杉の木で

    2024年3月19日(火)ケヤキツヤカスミカメDeraeocorisulmi202403184mmほど光沢が強く、デザインが渋くて美しいカメムシに出会った。本来は、ケヤキの樹皮下で越冬するらしいが、コイツは公園のケヤキの横の杉にいた。トビイロマルハナノミと一緒に越冬していた。ケヤキにはユアサハナゾウムシがいて、イチゴハナゾウムシと勘違い。公園にはアトリが降りていて、カワラヒワと勘違い。ややこしい公園だ。そもそも、「そろそろカタクリの花が咲く頃だよ」と友人誘って出かけカタクリはまだたった1本の蕾だけ、4月にならないと咲かないと地元の人に教えられセリバオウレンの可憐な白花でお茶をにごすというていたらく。いやあ、年をとったなあ~ケヤキツヤカスミカメDeraeocorisulmi:欅の横の杉の木で

  • イスカ Loxia curvirostra ですか?

    2024年3月17日(日)イスカLoxiacurvirostra のメスですか?20240316スズメ大昨日まで、「先祖の墓参り」ついでの「うどん屋さん・鮮魚屋さんツアー」を兄貴としたりチラシ配りをしたり駄文書きで図書館に通いつめ、形になるたびに素材探しに出かけ、また駄文に書き加えその分文章を削り、また形になったら出かけ・・・という無駄なリサイクル運動をしたりと、バタバタしてた。で、ひとまず目途がついたので・・・「そろそろオツネントンボが飛んでる頃かもしれない」と、近隣の町の湿地帯へ。長く机についてると、妄想は膨らみ、腰は痛み、体はきしみ、つい出かけたくなる。弁当を食い、オツネントンボを探す。・・・いなかった。代わりといってはなんだが、初見のホソミオツネントンボらしき錆のような赤茶けたイトトンボがいた。・...イスカLoxiacurvirostraですか?

  • セトウシノシタ Pseudaesopia japonica:浜売りミニ水族館

    2024年3月14日(木)セトウシノシタPseudaesopiajaponica若魚202403033月2日、みぞれの降る中、横島底曳き網漁の浜売りへ5度目の顔出し。「今日は面白いのを取っといたよ!」と、龍神丸のSさん。トロ箱ミニ水族館にいたのがコイツ。かるく撮影させていただいて「明日も子どもたちのために置いておくんですよね?」「はいっ!」ということで、次の日に友人連れてもう一度出かけ、店じまいの頃いただいた。さ、友人と丁寧に記録撮影、し直しだ。ステープル(ホチキス)のような口元には、細かな毛状突起が密に生えている。餌を感じる感覚器官なんだろうか?尾びれは、背びれ・尻びれとくっきり分かれていて、よく似たシノウシノシタとの判別になる。ひれの周囲は、黄色と青色に縁どられていて、ゆらゆら泳ぐたび鮮やかに輝く。な...セトウシノシタPseudaesopiajaponica:浜売りミニ水族館

  • 「びんごの自然誌」を手に入れた!

    2024年3月11日(月)『備後の自然誌』3冊手元に届いた!備後地方のいろんな生き物たちが沢山の画像で紹介されてる。スナモグリの分類とかのマニアックな紹介とか地元大学生の日々の生活で出会った虫の紹介とかジャンルも中身もさまざまで面白い!届いた後、知る。地元の図書館にもあったじゃん!「びんごの自然誌」を手に入れた!

  • ホウボウ Chelidonichthys spinosus:底曳き漁ミニ水族館

    2024年3月10日(日)ホウボウChelidonichthysspinosus20240301体長40cm弱この立派なサイズのホウボウが、横島の浜売り『龍神丸のミニ水族館』で泳いでいるのである。「持って帰っていいよ!」「1匹しか採れんかったから!」と、船主のNさん・Sさんは口々に言う。数そろわない魚たちは水族館行きとなるシステムみたいだ。「え?いいんですか?とっても美味しいのに・・・」と、言いつつ撮影に苦労してる私。「この角度でいい?」見かねたNさん、青い網カゴに入れ、撮影しやすくしてくれた。接客で、とても忙しいのに・・・通りすがりにアブオコゼを見つけ、夢中で撮影してから6度目の訪問。少しは顔なじみになれたのかもしれない。信用をおいてくれたのかもしれない。ありがたいことだ。この科の魚では最大級の成長をす...ホウボウChelidonichthysspinosus:底曳き漁ミニ水族館

  • ノミゾウヒメコバチ Entedon nomizonis?:Small is beautiful

    2024年3月6日(水)ノミゾウヒメコバチEntedonnomizonisかな?202401133mm弱スギの樹皮下で越冬していた小さなハチを散策中に見つけた。全身緑色の金属光沢の美しいハチだ。最初、「出会うと幸運を呼ぶ」とされる大人気のミドリセイボウか?と思いあまりに小さすぎるよな?といぶかしげ調べるのが大変で・・・何せ、ハチかアブかハエか、その区別さえ不安など素人なんだから。実は、昨年末にも出会ってて・・・そのときは、記録だけ撮ってほったらかしていた。20231230意を決して調べてみて、ヒメコバチの仲間Entedonsp.であることは確からしい。で、この場では敢えてノミゾウヒメコバチにしたのはノミゾウヒメコバチは、3mmほどの小さなアカアシノミゾウムシを宿主としてるそうだ。アカアシノミゾウムシOrc...ノミゾウヒメコバチEntedonnomizonis?:Smallisbeautiful

  • ウロコナガコムシの1種 Lepidocampa sp.:陸のプランクトンたち

    2024年3月4日(月)ウロコナガコムシの1種Lepidocampasp.202401045mm弱カニムシたち土壌生物に魅せられて、里山の山道をはずれ、砂留直下の落ち葉の堆積層を歩く。ふんわり足元が包まれる。落ち葉の下のリター層をひとつかみいれた100円ショップの金ザルを白バットの上でふるう。夕日に光る5mmに満たない透明な生き物がスススと走る。「コムシだっ!図鑑で見たコムシだっ!」眼は退化し、体は透明で消化管内容物が透けて見える。地中生活に適応した進化をしたんだなあ。コムシ目は昆虫類と同じ六脚類に含まれ、親戚すじにあたる連中。国内には3科10数種が生息するとされているが、もっと研究が進めば種類は増えそうだ。ウロコナガコムシの1種Lepidocampasp.:陸のプランクトンたち

  • ホシムクドリ Sturnus vulgaris :冬の銀河のごと

    2024年3月1日(金)ホシムクドリSturnusvulgaris20231127体長20cmほど黒と褐色の地模様に白い斑点をちりばめた冬の銀河のような美しい鳥だ。日本には冬鳥として主に西日本以南に飛来するそうだ。この日、隣町を散策中電線に止まってたムクドリの群れの中に、少し小さなヤツが1羽混じっててモニター画面を確かめて「ホシムクドリじゃあ~」と驚いた。いかんせん逆光である。カラスたちがよく集まる通りに狙いをしぼって順光側からぶらぶら歩く。「いたっ!」数十羽の群れだ!と、何枚か撮ってたら・・・カラスの急襲襲われたら、飛んで逃げるのではなく、まず落ちるのだと知った。かくして、まともな画像は最初とこの1枚。この日から、何度か足を運んだけど全然会えてないもんなあ。ホンマに冬鳥なのかなあ~?もっと暖かいとこへと...ホシムクドリSturnusvulgaris:冬の銀河のごと

  • ゼンマイヤドカリ Pagurus spiriger ?:底曳き漁ミニ水族館

    2024年2月28日(水)ゼンマイヤドカリPagurusspirigerかな?20240215ツメタガイの殻径2cmほど横島底引き網漁「龍神丸」の浜売りのミニ水族館(トロ箱)にいた。カニ・エビの類はよく知らない。しかも、底曳き漁だからたぶん初見のヤドカリ。なので、一から調べないといけない。しかも、画像だけ。ほじくりだすわけにもいかない。撮影後は、漁港へそっと逃がすのだから。図書館から書籍・文献を借りてきて・・・甲や脚に短毛が密生第1脚は小さく、左右がほぼ等しい大きさ第1~3脚には「うろこ状飾り」がある宿貝はツメタガイ・トミガイなどなどの状況証拠から「ゼンマイヤドカリ」があやしいという結論に至ったのだが・・・コイツが数十mの浅海の泥底でどんな生活をしてるのかはまったくわからなかった。マリンアクアリウムのペッ...ゼンマイヤドカリPagurusspiriger?:底曳き漁ミニ水族館

  • コウノトリ Ciconia boyciana の巣立ち:その光と影

    2024年2月25日(日)コウノトリCiconiaboyciana202306281m大翼長2mほど巣立ち直前の3羽のコウノトリ、キキとキラとキララだ。(命名は公募の結果、地元の小学生たち)昨春、広島県世羅町に飛来・営巣していた親コウノトリが子育てに成功したのだ。世羅町は広大な大地を利用した梨など果樹や米、園芸植物などでも有名な町だ。私たち夫婦は、超格安(十数個で500円とか)で美味しいのに出荷されない梨を毎年買いに行く。たまたま、傷物の梨を買いに訪れたこの日、営巣地付近を通ってたら、巣へと長いクレーンが伸びてるのが見え「何事ぞっ!」と眺めてたら、人が集まっていた。どうやら研究関連の人とかマスコミや地元の方々(一部遠方より野鳥観察好き)みたいだ。邪魔にならぬよう遠巻きに近づいてみた。たまたま、ちょうど「個...コウノトリCiconiaboycianaの巣立ち:その光と影

  • 「広島県の生物多様性と希少種の状況」シンポジウム開催のお知らせ

    2024年2月23日(金)昨日、懇意にしてる知人たちからチラシのPDFが届いた。「広島県の生物多様性と希少種の状況」と題したシンポジウムの案内である。な、なんと!県東部、私の地元で開かれるではないかっ!なな、なんとっ!事前参加申し込み不要で無料だということではないかっ!ななな、なんとっ!講演者は県下最先端の研究者たちではないかっ!この方たちなら優しくわかりやすく自分の目でみた現状を話してくれる。ならば、なんとしても聞きたい!2日前から泊まり込んで最前列に並んでもいいくらいだ!ん?ま、まさかっ!おいしい話で釣っといて、高い羽毛布団を売りつける「催眠サギ商法」じゃないだろうな?というのは、冗談です。ぜひぜひ、皆さん足を運んでね。きっときっと楽しく学べるけえ。「広島県の生物多様性と希少種の状況」シンポジウム開催のお知らせ

  • ツクシガモ Tadorna tadorna :動物園で見たカモが・・・

    2024年2月21日(水)ツクシガモTadornatadorna202401142024011560cm大この日、隣町の干拓地と干潟へ散策に出かけ、出会った。日本に冬鳥としてやってくるそうだが、昨年一度見てみたいと出かけるも会ったこともないまま今年マガモより大きく白い羽の目立つコイツが干潟に2羽いて・・・驚いたのなんの!黒・白・茶のトリコロール羽毛に赤い口ばし、この艶やかなデザインにどんな意味があるんだろう?摂餌行動はハシビロガモに似ていると、まず思った。首を振りながら、水面近くのプランクトンらしきものを漉していたからだ。と、遠くの水面を見ると・・・いたっ!マガモと同じように、逆立ちして水草らしきものを食べているみたいだ。翌日友人を誘い、出かけてみると、干潟へそそぐ河口域でも数羽群れていた。ヒドリガモと同...ツクシガモTadornatadorna:動物園で見たカモが・・・

  • ゴマオカタニシ Georissa japonica :岩裏で越冬中

    2024年2月16日(金)ゴマオカタニシGeorissajaponica20240209殻高2mmほど渓流沿いの山道を散策中、1つ岩を裏返して3匹見つけた。ちゃんとした石灰質の蓋をもつ陸水性の微小巻貝だ。石灰岩のある地域でないと生活できないのは、ヤマタニシなどと同じだけれどコイツ、あまりに小さくて・・・日頃人の目につくことはない。2匹目東日本以南の石灰岩層のある自然林の落ち葉の下(リター層)などに生息。に生息。多くの都道府県のRDBに記載されているけれど、広島県ではまだある程度普通に生息しているみたいだ。だけれど、この巻貝に気付く人は、ほぼほぼいない。3匹目小さすぎて、マクロ撮影がうまくいかない。淡橙色の殻が美しいと、私は思う。人知れず精一杯生きている小さな生き物が大好きだ。持ち帰り、温度を上げれば、殻か...ゴマオカタニシGeorissajaponica:岩裏で越冬中

  • 浜売りミニ水族館:龍神丸ご夫妻に甘えて

    2024年2月14日(水)一昨日、横島漁港の底引き網漁浜売りへ。目当ては、売り物にならない魚介類を披露している龍神丸ご夫妻のミニ水族館。※具体名をブログへ書く許可をいただきました。砂泥やゴミを取り除きながら売り物の魚介類をきれいにし、仕分けするのも大変な作業だというのに「見に来る子どもたちが喜んでくれるのなら・・・」と、小さな生き物たちをきれいに持ち帰り、プールに入れている。他の数隻の浜売りの漁船ももちろん新鮮で安い魚介類なのだが、ミニ水族館をしているのはこの会場ではここだけだ。「こんにちわ!また来ました!」「あ、どうもどうも。今日も見ていってね」「観察ケース持ってきました!よかったら使ってください」「ありがとうございます!」ということで、自由にタッチプール(ミニ水族館)をいじらせてもらうことに。その中か...浜売りミニ水族館:龍神丸ご夫妻に甘えて

  • アブオコゼ Erisphex pottii 幼魚:浜売り・底引き網漁のおまけ

    2024年2月12日(月)アブオコゼErisphexpottii幼魚20240210体長3cmほどイボオコゼ科アブオコゼ属で、成魚でも10数cmほどの小さな海水魚。青森以南の水深数十mの砂泥底に生息するらしい。イボオコゼ科アブオコゼ属にはこのアブオコゼ以外に、ウベオコゼ・エバオコゼ・オビオコゼがいる。(ウソです!)本当は、日本近海ではこのアブオコゼ1種しか生息しないそうだ。ちなみに、同属種として、ネット上のFishesofAustraliaにDarkfinVelvetfish,Erisphexaniarus(Thomson1967)という魚がいて幼魚のあいだは、むしろアフオコゼ成魚よりもコイツに似ている気がする。背びれ第3棘と第4棘の間に深い凹みがみられ背びれや体側面には暗色斑がみられる。また、体側面には...アブオコゼErisphexpottii幼魚:浜売り・底引き網漁のおまけ

  • トゲヤドリカニムシ Haplochernes boncicus かね?:樹上性のカニムシ

    2024年2月10日(土)トゲヤドリカニムシHaplochernesboncicusかね?20240209体長4mmほど昨日、とある疑問解決のために渓谷沿いの山道散策。はがれかけた杉の樹皮にコイツらがいることはすでに調べていてこれまで書いてきた土壌性カニムシとは、少々違う生活環をもっているらしく非常に面白い。ま、情報過多の時代。そんなことは「ネット上を自分で調べれば済む」ことなので省くとして・・・コイツはその近くにある公園のプラタナスにもいてヤドリカニムシ科には数種いるらしいのだが・・・どうやら同一種みたいなのである。杉の樹皮をやたらと剥ぐ行為は、マナーとして許されるものではないが公園のプラタナスの今にも剥がれ落ちかけたカサブタみたいな樹皮ならば、剝がすのも少し気楽だ。そこで成長段階を追うことにした。1m...トゲヤドリカニムシHaplochernesboncicusかね?:樹上性のカニムシ

  • トモエガモ Anas formosa :ためらってたのに・・・

    2024年2月6日(火)トモエガモAnasformosaオス2023120340cmほど隣町の干潟へ野鳥観察に出かけたときマガモ・カルガモ・オナガガモたちがお休みの中、1匹のオスを見つけた。てっきりコガモだと思いつつ、「なんか違う」と野生の感がはたらいたのだ。モニターを拡大して、トモエガモだと驚いた。私のくらす瀬戸内南岸地域では、滅多に飛来しない小型のカモだし会えたらラッキー程度に考えていたからだ。周辺をしっかり見回すと、ほら3羽のオスも眠ってて「今朝は大きな群れになって飛んでいたんですよ」と、たまたまやってきたお方の言葉。メスもいた。口ばしの付け根に白点模様があることで、コガモのメスと区別がつく。環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類であることや20年前頃、全国で2000羽程度しか飛来しないほど減っていたこと...トモエガモAnasformosa:ためらってたのに・・・

  • アカイボトビムシ(Lobella sp. )の仲間たち

    2024年2月3日(土)ザウテルアカイボトビムシLobellasauteriかなあ?202312224mmほど近くの里山散策中、クヌギの根付近の腐葉土で、かみさんが見つけた。イボトビムシ科では大きい鮮紅色したアカイボトビムシの仲間だ。一度、コイツをちゃんと撮りたかったから、とてもうれしかった。図鑑やネットで調べると、知らないことがいろいろ書いてある。・ザウテルアカイボトビムシは関東地方で見つかった発光するトビムシである、とか・従来記載されているザウテルアカイボトビムシは東北地方産の別種であり、オニイボトビムシと新たに命名した、とかとなると、私の暮らす中国地方の里山産のコイツは「ザウテルアカイボトビムシではない」可能性も高い。ま、いいのだ。アカイボトビムシ属は、トビムシたちの中では、跳ばない(跳躍器をもたな...アカイボトビムシ(Lobellasp.)の仲間たち

  • ミドリトビハムシ属 Crepidodera sp. の1種:川沿いに越冬

    2024年1月31日(水)ミドリトビハムシ属Crepidoderasp.の1種202401314mm弱日々、初見の生き物を観察しながらの散策。今日は小雨だし、近場の川沿いの小径にした。径に沿って1本だけ生えてるプラタナスがある。その今にもとれそうなうろこ状の樹皮をポロッとしたら・・・エメラルドグリーンのツートンに輝くハムシが越冬中だった!小さいことを除けば、とても美しい甲虫だ!今まで100種ほどのハムシの仲間を撮影してきたけどこの体色・形、背部の点刻パターンは記憶にない。だから、思い切りの接写!と、何枚か撮ってたら、起こしてしまった!すまん、すまんと、プラタナス樹皮のすき間へ戻ってもらった。ヤナギ類をホストとするノミハムシ亜科ミドリトビハムシ属のハムシらしいのだけどこの属内にはとてもよく似てる数種が含まれ...ミドリトビハムシ属Crepidoderasp.の1種:川沿いに越冬

  • ミツマタカギカニムシ Bisetocreagris japonica かぬ?:森のプランクトンたち

    2024年1月25日(木)ミツマタカギカニムシBisetocreagrisjaponicaかぬ?20231208全長5~7mm(伸縮するから)ほどこの日、友人と地元沢沿いの山道を散策してたとき岩を一つ裏返したら・・・割れ目のすき間にいたっ!これまで、2人とも図鑑でしかカニムシ類を目にしたことがなくて、大感動!このときは大きさもそこそこあるし冬場普通にみられるツノカニムシ科のアカツノカニムシだと、調べてみて思っていたのだが・・・一通り撮影を終え、白バットへと慎重に移して・・・前から横からと撮影を済ませた。ところが、後日、別地点で採集した個体の方がアカツノカニムシっぽくてこのカニムシとは、ハサミの太さ・形など全然違ってるもん。ならば、もう一つの普通種であるコケカニムシ科のミツマタカギカニムシじゃないのかな?と...ミツマタカギカニムシBisetocreagrisjaponicaかぬ?:森のプランクトンたち

  • アカツノカニムシ Pararoncus japonicus かに?:陸のプランクトンたち

    2024年1月22日(火)アカツノカニムシPararoncusjaponicusかに?20231230体長4mmほど大晦日イブの私は暇なので、金ザル抱えて近くの里山を散策。居そうな落ち葉下の腐葉土を集め、十数回ふるったら現れた!土壌性のカニムシとしてはごく普通種らしいけど、寒い時期にだけ姿を現すそうだ。図鑑でもネットでもそう書いている。不思議だなあ。深く潜ってるんだろうか?調べた研究者はいないんだろうか?サンタや冬鳥やフユシャクならわかるけど、コイツが冬だけ現れる理由がわからん。土壌性の比較的大きなカニムシ類であること、ハサミから2番目の節が長いこと。そして、腹部が細長いことから、たぶんアカツノカニムシで合ってるだと思う。1.5mmほどのチビコケカニムシと比べるとハサミのある腕だけ見ても、そのパーツの形や...アカツノカニムシPararoncusjaponicusかに?:陸のプランクトンたち

  • チビコケカニムシ Microbisium pygmaeum かな?:陸のプランクトンたち

    2024年1月19日(金)チビコケカニムシMicrobisiumpygmaeumかな?202401041.5mmほど(腕長を除く)体のわりに大きく長いハサミ、まるでサソリの尾を切ったようなスタイルがかっこいい!サイズが小さすぎて老眼で見つけにくいことを除けば・・・公園で見つけたことやサイズから、全国に生息する普通種のチビコケカニムシと思った。ただ、きちんと同定したものではないあやふやな記録だとお断りしておく。庭の腐葉土の生き物調べが一段落した後、近くの里山や公園の落ち葉の下に暮らす生き物に興味が広がった。昨年末に、たまたま渓流沿いの山道の岩の裏で大きなカニムシを見つけたことも影響した。図書館で『カニムシ』(著:佐藤英文)を借りて読んだ。詳しいし面白いだけでなく、途中、長いつきあいである知人の名が突然出てき...チビコケカニムシMicrobisiumpygmaeumかな?:陸のプランクトンたち

  • モンクチビルテントウ Platynaspidius maculosus

    2024年1月7日(日)モンクチビルテントウPlatynaspidiusmaculosus202401034mm弱この日、近くの小さな神社に初詣。誰もいない静かな境内のアカマツの樹皮にいた!越冬中のヨツボシテントウと思い込み、1枚だけさっと記録して・・・山道散策の休憩中に画像を確かめたら・・・なんか違うぞ?てなわけで、帰り道コイツを松の枯れ枝でホジホジして・・・クヌギの葉にのせた。やっぱり、黒紋の大きさや形が違うじゃんっ!コイツ、台湾あたりの南方から徐々に侵入しつつあるモンクチビルテントウとちゃうか?ビンゴだった。念のため、よく似たヨツボシテントウやベダリアテントウと比べてみる。ね?違うでしょ?この違いに気づかないままだったら、在来種のヨツボシテントウがいつ入れ代わったとしてもわからなかっただろうなあ。と...モンクチビルテントウPlatynaspidiusmaculosus

  • ヨツボシホソアリモドキ( Pseudoleptaleus valgipes)

    2024年1月6日(土)ヨツボシホソアリモドキPseudoleptaleusvalgipes202401023mmほど元旦に裏庭で見つけた初見のムシたちの話を書いててもきりがない。なので、1月2日の話へうつる。この日、裏庭でのトピックは、アリモドキ科のコイツ!アリモドキ科はアリに似た体形をした小さな甲虫で、日本に約70種ほど。その中でもコイツは比較的普通にみられる種らしいのだが・・・なんせ私は初めてなので、あわててペトリ皿をかみさんに持ってきてもらい、確保!チョロチョロ動き回るので、顕微鏡モードで追うのは大変だ。背景を腐葉土の上にすると、なぜか少し落ち着いて、触角や脚の手入れを始めてくれた。コイツ、たぶん裏庭でトビムシたちやヒメミミズなんかを食べてるんだろうなあ。ヨツボシホソアリモドキ(Pseudoleptaleusvalgipes)

  • アヤトビムシ科(Entomobryidae)の1種かな?

    2024年1月3日(水)アヤトビムシ科(Entomobryidae)の1種かな?202401014mmほどまだ元旦の裏庭散策で出会った初物の生き物の話を書いている。たった数歩の散策。金ザルと白いトレー(いずれも100均)持って近所の公園に行く勇気はまだない。コイツは、たぶんアヤトビムシ科(Entomobryidae)の1種なんだと思う。トビムシの仲間は、国内で約400種ほどが知られていて「もっとも昆虫に近いグループ」なんだそうだ。3対の脚とか、頭・胸・腹とか、確かに翅がないこと以外よく似てる。その中でも、全体に白っぽく、横縞模様がほぼ見られず、全体に毛で覆われていないからてっきり「トゲトビムシ科」の1種だろうと思って調べてみたんだけど・・・なんせトビムシという名の通りピンピンと跳ねてまともに撮影させてくれ...アヤトビムシ科(Entomobryidae)の1種かな?

  • アリガタハネカクシ亜科の1種( Paederinaegen sp.)かな?

    2024年1月2日(火)アリガタハネカクシ亜科の1種(Paederinaegensp.)かな?202401014mm弱裏庭での元旦の初物調べ中、100均の金ザルでみつけた。ハネカクシの仲間は、短い前翅の下に後翅を折りたたんで収納してる。土中のすき間にもスルリともぐり、空も飛べ、雨や泥にも強いというすぐれた甲虫だ。だから、日本国内に2500種以上もいるという繁栄ぶりなのだ。こんなに種数が多くて、素人相手の図鑑には40種程度しか掲載されてない上にネットでは「不快な虫」「害虫」「駆除」なんてな不当な扱いをされてたりもする。私の家の猫びたい裏庭でさえ少なくとも3種はいて・・・その中でもコイツは濃い茶色でよく目立つし、そこそこいたりした。だから「ありふれた虫」のハズなのに・・・名前はまったくわからない。龍・竜・ドラ...アリガタハネカクシ亜科の1種(Paederinaegensp.)かな?

  • オウギヤスデ属の1種(Cryptocorypha sp. )?

    2024年1月1日(月)オウギヤスデ属の1種(Cryptocoryphasp.)?202401015mmほど新しい年を迎え、ほったらかしてたブログを再開することにした。昨年中ずっと散策はしていたし、顕微鏡モードのある安物中古コンデジを手に入れ寒くなってほぼ動かない初物の小さな生き物たちの記録・撮影だけは続けていたんだけどね。とはいえ、元旦だもの、今年の初物を紹介したい。で、コイツは今朝、わが家の裏庭の腐葉土にいた。100円ショップで買った小さな金ザルを振ったら丸まって出てきた。動き出すまで待って撮影。ヤスデの仲間とわかるものの、そこからが大変。マクラギヤスデやシロハダヤスデに何となく似てると思うもののたどり着けず。オウギヤスデ属の1種(Cryptocoryphasp.)かな?と、それらしい属までヒーヒーと...オウギヤスデ属の1種(Cryptocoryphasp.)?

  • クモガタヒョウモン Nephargynnis anadyomene ♀:田んぼの生き物調査前のこと

    2023年10月28日(土)クモガタヒョウモンNephargynnisanadyomene♀20231026前翅長40mmほどこの日、とある田んぼの希少生物の生息調査に参加。大型コンバインによる稲刈りが始まる前のすき間時間で周辺を散策した。以前訪ねたとき出会ったオオウラギンスジヒョウモンや〇〇トンボ(まだ名前は書けない)など、観察してみたかったから。〇〇トンボには出会えないまま・・・と、大型のヒョウモンチョウが笹の葉にひらひら停まったっ!てっきりオオウラギンスジヒョウモンだと思い、撮影をして・・・なかなか翅を広げないから、この1枚だけ。調査も始まる。ボランティアで参加してるのにさぼるのは良くない。とりあえず、出会ったことは忘れ調査に集中。いつものように帰宅後調べてみた。〇で囲んだ前翅先端付近の白点はオオウ...クモガタヒョウモンNephargynnisanadyomene♀:田んぼの生き物調査前のこと

  • オオソリハシシギ Limosa lapponica :秋の干潟で一休み

    2023年10月18日(水)オオソリハシシギLimosalapponica2023100840cmほどため池ばかりにうつつを抜かしていてはいけぬと出かけた地元の干潟。たった1羽いた。羽の模様がそろばんの玉が並んだようになってるし口ばしの大半がまだうす桃色だから、若鳥だと思う。春から夏、北の繁殖地で生まれ育ち、越冬地へと渡る休憩地として、日本の干潟で途中下車したヤツなんだろう。いわゆる旅鳥と呼ばれる鳥たち。きっと群れでの移動中、はぐれたか空腹に耐えかねたか、たまたまここへ降り立ったんだろう。長く反り返った口ばしを、さかんに泥底に突っ込んでゴカイ類をついばんでいて撮影した画像の大半の口ばしは泥の中。ずっと小雨が降っていて、コイツまったく警戒しない。水浴びや羽づくろいまで披露してくれて、気持ちよさそうな表情をみ...オオソリハシシギLimosalapponica:秋の干潟で一休み

  • イヌタヌキモ Utricularia australis :瀬戸内南部のため池で

    2023年10月15日(日)イヌタヌキモUtriculariaaustralis20231011花径10mmほど私の県では、沿岸部から吉備高原まで広く分布する水生植物。茎に捕虫嚢があり、ミジンコなどを取り込む食中植物で、牧野富太郎氏がみつけたムジナモと似た仲間。地元散策中にたくさん生えてるため池をみつけ20230904花まであまりに遠くて、湿地帯もぬかるんでいて、撮影はあきらめていた。その2日後、別の小さなため池2つでも花を咲かせていて60倍ズームで撮影したものの何となくパッとしない。その後、隣町のため池で、足もとで撮影できるタヌキモを見つけて20230920「あなうれしや」と何枚か撮ってたら・・・なんか花の形が違う気がする。牧野富太郎さんもムジナモをみつけたとき、こんな感覚だったんだろうか?私はズブの植...イヌタヌキモUtriculariaaustralis:瀬戸内南部のため池で

  • ベニイトトンボ Ceriagrion nipponicum :ガガブタの池で

    2023年10月11日(水)ベニイトトンボCeriagrionnipponicum2023091530mmほどガガブタの池で一緒に散歩していた友人の撮影。鮮やかな朱赤色をしているから成熟したオスだ。環境省レッドデータ(2020)準絶滅危惧種国内では本州東北部から九州南部にかけて分布するらしいが、生息は限定され局地的であるという。そりゃそうだ、まともに水草の生えてるため池なんてすっかり減ってしまってるのだから。実は一週間前、このため池の近くで赤っぽいイトトンボを見つけてて図鑑でしか見たことのない私は「まさか、ベニイトトンボなんてこの辺におらんわなあ・・・」なんて、友人に笑い飛ばしてて帰宅後調べて、いつものようにぶったまげたのであった。未成熟っぽいオスじゃん!というわけで、再び同伴しての地元ため池散歩をして見...ベニイトトンボCeriagrionnipponicum:ガガブタの池で

  • ガガブタ Nymphoides indica :ため池めぐりて

    2023年9月25日(月)ガガブタNymphoidesindica20230904花の大きさ10mmほど地元のため池散策中に出会った水生植物の可憐な花。分類上はミツガシワ科アサザ属だそうだが、素人の私にはよくわからない。私の暮らす広島県では、水質汚濁とか洋種スイレンなど外来植物に占有されるとか、ため池自体が埋め立てられるとか・・・さまざまな要因で生育地は激減している。私自身も30数年前、近くのため池で1株の花を見て以来なのだ。環境庁・広島県ともにレッドデータ:絶滅危惧II類この日、故人に似合う花を探しながら里山を散策していて、山道が行き止まりになった先のため池に咲いていた。あまりに清楚で美しく、故人には似合わんなと思いつつ、畔に座り1時間ほど眺めていた。ガガブタという和名は濁音が多く、少し格好悪いと思った...ガガブタNymphoidesindica:ため池めぐりて

  • ノタヌキモ Utricularia aurea :ため池めぐりにて

    2023年9月23日(土)ノタヌキモUtriculariaaurea20230920花の大きさ10mmほど隣町のため池散歩中に出会った花。私の町には、同じタヌキモ属のイヌタヌキモばかり。しかも、ほとりに近づけないため池ばかり。この池では簡単にほとりに降りられ、しかも足元でもいくつも咲いてた。タヌキモ属は、食虫植物。水中葉の付け根付近に捕虫嚢があり、ミジンコなんかをつかまえて栄養に変えてる。『らんまん』ですっかり人気者になった牧野富太郎さんがみつけた新種ムジナモもこの仲間だ。イヌタヌキモの花の下唇はくねった半円型なのに対し、ノタヌキモは楕円型。いろいろ接写しながらノタヌキモで間違いないと思った。念のため、水中の茎の様子も撮影しておくことに。イヌタヌキモの分岐が2本なのに対し、ノタヌキモは3本だそうだ。また、...ノタヌキモUtriculariaaurea:ため池めぐりにて

  • マツムシソウ属の花? Scabiosa sp. :里山の遊歩道に

    2023年8月31日(木)マツムシソウ属の花?Scabiosasp.20230827山頂に公園がある近くの里山散歩。遊歩道に咲いていた。ずいぶん昔に長野県の高原へ出かけたとき見たマツムシソウを小さくしたような花が1つ咲いていた。花弁が落ち、すでに種子を形成してるものばかり四隅に鉄の棒が打たれ、黄色いテープで囲まれ、赤いリボンを目印にして「近寄らないように!大切に育ててます!」みたいな雰囲気を醸し出していた。明らかに人が移植したものだ。うす紫色の自由奔放な花弁から「マツムシソウだろう」と感じるものの「瀬戸内南部の温暖な気候ではよほど丁寧に手入れしないと育つわけはない」とも思い、調べてみた。やはり、マツムシソウの広島県での分布は北部の寒冷な気候にある高山地帯のみ。だとすれば、外国から移入してる園芸植物のセイヨ...マツムシソウ属の花?Scabiosasp.:里山の遊歩道に

  • ウチワヤンマ Sinictinogomphus clavatus :20年前の本の通りに

    2023年8月14日(月)ウチワヤンマSinictinogomphusclavatus2023081380mm前後早朝、芦田川の河川敷を散歩したとき出会ったサナエトンボの仲間。北海道を除き、平地や丘にある大きな池や湖のほとりで見られるそうだ。腹部の先端付近にうちわ型の大きな突起があり、その突起はタイワンウチワヤンマよりもはるかに大きい。そもそも夜明け頃わざわざ出かけたのは、朝しか散歩しにくいという都合もあるが・・・わが家に『広島近郊の里山探訪―花と生きものガイド』という2002年12月に出版された本が2冊(買ったのを忘れてまた買って)あって・・・その中に、芦田川下流域のトンボたちの生息状況が書かれていたからだ。「20年過ぎた今でもいるのだろうか?」そう思うと、体がムズムズしてくる。やらない後悔よりやってみ...ウチワヤンマSinictinogomphusclavatus:20年前の本の通りに

  • オオアオモリヒラタゴミムシ Colpodes buchanani ?:山道の足元で

    2023年8月13日(日)オオアオモリヒラタゴミムシColpodesbuchananiかなあ?2023073010mmほど地元の生き物散歩で、タゴガエルを確認してた日のこと。足元にいた1cmほどの上翅が角度によっては緑がかった構造色をみせてた美しいゴミムシ。フラッシュで撮るとその色がうまく出ないのだけど・・・ほぼ全国の里山の林縁で普通にいるゴミムシなんだけど樹上性らしくて活動中のコイツを目にする機会は少なくて夜間、灯りに飛んできたとかでみかける事が多いらしい。この日は、タゴガエルと同じ林道の落ち葉の上にいたので、違う種なのかもしれない。オオアオモリヒラタゴミムシという名前だから「青森県」と関連してると思いきや大きく青く森にいるヒラタゴミムシという意味だそうだ。ま、コイツ、里山のゴミムシであることは間違いな...オオアオモリヒラタゴミムシColpodesbuchanani?:山道の足元で

  • ハラビロトンボ Lyriothemis pachygastra :ため池のほとりで

    2023年8月11日(金)ハラビロトンボLyriothemispachygastra成熟オス2023062835mmほどオオシオカラトンボを縮めてボテッとしたような小さなトンボ。ほぼ日本全土の水生植物の多い池や湿地に生息。ハラビロトンボLyriothemispachygastra未熟メス2023061635mmほどこの日、湿地帯周りを散歩中にたくさん飛んでいたのがコイツ。私の地元では、コフキトンボのメス(無斑型)と少し似てる。でも、ハラビロトンボはハラビロトンボこの日、オスが遠くにしかみつけられなくて2週間後に、また散歩に出かけて撮ったのが最初の画像。盛口満さんの書籍の中に「あわい」という表現があって人が暮らしてる空間と生き物たちが生活してる空間との境界を「あわい」と呼んでるみたい。「あわい」は漢字で書く...ハラビロトンボLyriothemispachygastra:ため池のほとりで

  • カツオゾウムシ Lixus impressiventris :会合前の河原散歩で

    2023年8月10日(木)カツオゾウムシLixusimpressiventris2023080610mmほどこの日、会合の始まる40分前に到着。西日本豪雨ですっかり形を変えた河原の散歩をすることに。タデ科のミゾソバに羽化したてのカツオゾウムシがいて、茎の下へと逃げていく。羽化したてのコイツは橙赤色の粉でおおわれ全身赤さび色になる。その姿と形が「かつお節(本枯れ節)に似ている」からと命名されたゾウムシ。ほぼ日本全土にいて、タデ科の植物をホストにしてる。つかまえて護岸の植物においた。つかまえたせいで、すっかり粉が落ちて黒くなってしまった。申し訳ないことをしたなあと、撮影。もう何度も見かけてて、紹介もしてるだろうからとかるく撮って会合へ。帰宅後、過去の記録を探る。ハスジカツオゾウムシとかツツゾウムシの画像はあれ...カツオゾウムシLixusimpressiventris:会合前の河原散歩で

  • ケヤキナガタマムシ Agrilus spinipennis :ムネアカ~と比べる

    2023年8月9日(水)ケヤキナガタマムシAgrilusspinipennis202306078mmほど「ナガタマムシの仲間がいたよ」と、友人が地元の里山でみつけ、送ってくれた画像。ケヤキの葉でおとなしく撮影会をしてくれたらしい。小さなタマムシの仲間は、体のわりに目が大きく、すぐ逃げられてしまうことが多い。コイツはおだやかな気立てのいいヤツなのかもしれない。その次の日、ごみ捨て当番ついでの散歩中、エノキの葉で瓜二つのナガタマムシを見つけた。20230608調べてみたら、コイツはムネアカナガタマムシ。エノキ・ハルニレ・ケヤキなどをホストにするそうだが、ケヤキはごみ捨て場付近にないからたぶん同定に間違いはない。問題は、地元の生き物関連で長い付き合いをしてる友人の送ってくれた画像。拡大をしてみる。〇のように、上...ケヤキナガタマムシAgrilusspinipennis:ムネアカ~と比べる

  • ヒョウモンモドキ Melitaea scotosia :雌雄と蛹

    2023年8月7日(月)ヒョウモンモドキMelitaeascotosiaメス20230616いわゆる「~ヒョウモン」族と比べ、小さく、飛び方も低空飛行で弱々しく感じる。かつては、中部地方と中国地方と2つ生息地があったが、今では広島県の三原市と世羅町の保護地域とその周辺だけ。環境省レッドデータブック:絶滅危惧IA類種の保存法指定種なのだ。だから、もちろん捕獲も飼育も禁止、犯罪だ。世羅町への用事のついでに『せら夢公園』へ何度か足を運んでた5月以来の話。旧知の職員さんにビニルハウス内での保護・繁殖活動の様子を少し見せていただいた。食草のキセルアザミをニホンジカからの食害から守るため集めてプランター栽培しておく。20230518不足の年は、地域のボランティアがアザミを集めてきたりもするそうだ。すっかりゼブラ模様の...ヒョウモンモドキMelitaeascotosia:雌雄と蛹

  • タゴガエル Rana tagoi :わが町にもいた!

    2023年8月5日(土)タゴガエルRanatagoi成体202307307cmほどアカガエルの仲間の中で比べると吻が短く感じ、喉下の薄墨模様がしっかり広がっている。この日、15時まで地元の自然体験学習のボランティアをして河原の生き物や岩石の名前を聞きにくる子たちの相手をたっぷりさせてもらって散会後、友人とのんびり沢沿いを歩く。といっても、私はハギルリオトシブミが見てみたい。なので、ハギの若葉の食い跡ばかり探し速足となり友人は何でもいいので、ゆっくりじっくり。と、ニホンヒキガエルの轢死体以外気づきもなく、いつもの折り返し地点でカジカガエルに会う。と、その横でピョンと飛んだのがコイツ!「こんにちは!何してるんですかあ?」撮影してると、20代の女性グループに声をかけられた。「こんにちは!ヤマアカガエルなのかタゴ...タゴガエルRanatagoi:わが町にもいた!

  • ゴマダラチョウ Hestina persimilis 夏型:早朝散歩にて

    2023年8月3日(水)ゴマダラチョウHestinapersimilis夏型2023080350mmほど朝飯前のご近所裏山散歩。午前7時でも30℃近いし、諸事情もあるし、今しばらく自由に散歩できるのは早朝。早朝でも汗はだらだら、生き物もセミの声ばかり。桜の枯れ木のカワウソタケに集まってたモンキゴミムシダマシをほじくる。相変わらずかわいいデザインなのになと思いつつ、コイツも動きがにぶい。特に目新しい生き物に出会えないままの帰り道、シオカラトンボのメスを撮る。コイツも逃げない。と、そのとき足元に降りてきて2度ほどシャッターをきったらサッサと飛んでったのがゴマダラチョウ。何度も見かけてはいたものの、ご近所に樹液を出す広葉樹もないまま飛んでいて、いつも撮り逃がしてた蝶。コイツも翅を全開してくれればと思いつつ、とり...ゴマダラチョウHestinapersimilis夏型:早朝散歩にて

  • アカクビナガハムシ Lilioceris subpolita :ここで会えたか!3年目!

    2023年8月2日(水)アカクビナガハムシLiliocerissubpolita202307249mmほど所用をすませ、猛暑の昼間に兄貴夫婦と墓参り。線香の火がつかぬと、兄貴が木陰へと移動する。ついてった私は、そばのサルトリイバラの葉にチビタマムシの仲間をみつけた。種名を知ろうと老眼を近づけたとき、兄貴が「その横に大きいのおるよっ!」と。それが、3年間食草のサルトリイバラを意識して散歩をしながらも一度も出会えなかったアカクビナガハムシだった。上翅の点刻(並んでる小さなくぼみ)が浅く、表面がつややかに感じる。すばやくてうまく撮影できなかったのが残念なのだけど・・・その点刻を比べてみる。友人と山道散歩中出会ったコイツの体色は赤くよく似てて20230611「アカクビボソハムシかもしれん!」と必死に撮影したものの...アカクビナガハムシLiliocerissubpolita:ここで会えたか!3年目!

  • ミツノゴミムシダマシ Toxicum tricornutum ♂:3本ツノの隠れ虫

    2023年7月31日(月)ミツノゴミムシダマシToxicumtricornutum♂2023071915mmほど学名に「tricorn(トリコーン)~」とあるように、3本ツノの昆虫。あの有名で大人気のカブトムシでさえツノは2本だからね。そりゃ、コイツ、かっこいいし子どもたちに大人気になっててもおかしくない。しかも、すっかり虫たちが夏眠中の盛夏の生き物探しにもってこいだと思う。カブトムシ・クワガタのようなちょっと出かけないと出会えない虫たちと比べ、近くの公園の朽ち木を散歩がてら見て回ればすむ。私は、ソメイヨシノの伐採木の根っこの隙間でみつけてホジホジした。動きもゆっくりなので、サクラに生えるカワウソタケにのせて撮影。調べてみると、ほぼ日本全土に生息し、朽ち木やキノコを食べてるそうだ。だから、肉食性のゴミムシ...ミツノゴミムシダマシToxicumtricornutum♂:3本ツノの隠れ虫

  • オオクシヒゲコメツキ Tetrigus lewisi ♂:ウサギ顔っぽい?

    2023年7月29日(土)オオクシヒゲコメツキTetriguslewisiオス2023071920mmほどすぐ近くの山頂公園を散歩してて植樹されたソメイヨシノが次々寿命を迎え、切り倒され枯れ木となってる。この公園をデザインしたとき、寿命およそ60年といわれるクローンのソメイヨシノばかり植えたことがあだになったのかな。オオシマザクラとかエドヒガンとかヤマザクラとか在来種の桜をいろいろ植える手もあったような気がするな、と思いつつ切り株のこんな隙間をのぞき込んだら・・・「いたっ!」くそ暑い盛夏、虫たちの殆どは活動をやめ夏眠するという。コイツもチェーンソー跡の隙間でお休みになられてた。そこで、申し訳ないのだが、姿を見たくて、枯れ枝でコチョコチョしたのだ。のっそりと出てきたのはオオクシヒゲコメツキのオス。コメツキの...オオクシヒゲコメツキTetriguslewisi♂:ウサギ顔っぽい?

  • シラホシオナガバチ Epirhyssa japonica ♀ ? :黄と黒の・・・

    2023年7月27日(木)シラホシオナガバチEpirhyssajaponica♀かなあ?2023051225mmほど梅雨の晴れ間の山道散歩中に出会ったオナガバチの仲間。黒字に黄色の斑点。体長と同じくらい産卵管が伸びてる。「ウマノオバチだっ!」と、ものをよく知らない私は興奮して叫んだ!帰宅後調べたら、ウマノオバチは体長の何倍もの産卵管をもってるハチ。間違いだとわかったものの、このときは、必死になって撮影にかかった。この長い産卵鞘を木の幹に差し込み、中にすむカミキリやキバチの幼虫へと産卵管をあやつり卵を産み付ける。カミキリもキバチも林業にとっては木を痛めつけるやっかいな虫だからコイツは林業の味方だ!歩いてたらもう1匹いて・・・前翅の褐色模様が先端付近にあり、大きさも少し小さいことから、よく似てるらしいオオホシ...シラホシオナガバチEpirhyssajaponica♀?:黄と黒の・・・

  • ヒメカラスハエトリ Rhene albigera ♂?:黄と黒の・・・

    2023年7月26日(水)ヒメカラスハエトリRhenealbigera♂かな?202307156mmほど山道散歩中に出会ったハエトリグモの仲間。黒い大きなハサミ(ではなくて1本の棒状だけど)、黄と黒のはではで模様。ハエトリグモたちの大きな目とロボットのような動き方は何となく好きで、見かけたら撮影してる。が、こんな模様のハエトリグモは初めてなので・・・そっと近づいて何枚か撮るのだけど黄と黒の模様がうまく撮れなくて、業を煮やしてフラッシュを焚く。帰宅後、調べてヒメカラスハエトリのオスらしいと知った。本州以南の里山・低山地に見られることも。ただ、コイツの仲間はまだ分類学上の整理が不十分で、国内にも正体不明種が複数存在するそうだ。どんな生活環かを調べても全然わからないし・・・だから、「らしい」とか「かな?」をつけ...ヒメカラスハエトリRhenealbigera♂?:黄と黒の・・・

  • キタマゴタケ Amanita kitamagotake :ハギルリオトシブミを撮り損ね

    2023年7月24日(月)キタマゴタケAmanitakitamagotake20230715カサ径10cmほど山道散歩中、ヤマハギの若葉に3mmほどのハギルリオトシブミが食らいついていて1度見つけて撮りそこねてるのに、今回は食事中だからとそっと近づき慎重に撮影をしたつもりが・・・オートフラッシュがきらめいてオトシブミは落ち葉に落下!ちくしょ~っ!それなら捕まえればよかったと悔やんだ腹いせに横すぐ横にひらいていた黄色いキノコを撮った!となりのカサひらきかけにはアシダカグモの仲間が乗ってたりもする。何であれ地元の知らない生き物を調べるのは楽しみだ。帰宅後、たぶんテングダケ科のキタマゴタケだとわかる。長い間、タマゴタケと同一種とされていたが、近年DNA解析で別種とわかったそうだ。美味であるという。ただ、よく似た...キタマゴタケAmanitakitamagotake:ハギルリオトシブミを撮り損ね

  • タイワンウチワヤンマ Ictinogomphus pertinax :ガビチョウ囀る森で

    2023年7月23日(日)タイワンウチワヤンマIctinogomphuspertinax202307228cmほど一昨日、里山散歩中ずっと特定外来種ソウシチョウの囀りを耳にして色艶やかな姿を目の当たりにして※画像は2022年のもの「どんどん増えて当たり前のようにいるなあ」と思いつつ、鳥用デジカメを持ってこなかったことを悔やんでたら・・・聞きなれぬ少し喉がかすれたような囀りが聞こえて、じっとその方向を見ていた・・・「ガビチョウだっ!」ソウシチョウより大きな茶色の体、長い尾、眼のまわりの白い輪。まちがいないっ!何羽かいるぞっ!ソウシチョウと同じ特定外来種の立場なのだが、初めて見た!やっぱり、私の町にもすでにいたのかあ・・・どちらも観賞用の小鳥として移入され、逃げたり放鳥したりして今に至ってる鳥だ。と、昨日も確...タイワンウチワヤンマIctinogomphuspertinax:ガビチョウ囀る森で

  • モンキゴミムシダマシ Diaperis lewisi :桜のカワウソタケに

    2023年7月22日(土)モンキゴミムシダマシDiaperislewisi202307197mmほど赤と黒のマーブル(大理石)のような光り輝く美しい甲虫だ。近くの里山公園を散歩してて桜の立ち枯れのウロに茶黒まだらの甲虫の死骸を見つけ「ならば近くに生きたヤツがいるだろう」と一斉に植樹され、そろそろ寿命を迎えてるソメイヨシノたちを見て回るとオレンジ色の胞子で包まれたカワウソタケ(桜の老木でみられるキノコ)が生えてる枯れ木は2本。そのうちの1本には、ニジゴミムシダマシやホソニジゴミムシダマシがわらわらといて・・・もう1本のカワウソタ・・・「いたっ!」そっとカワウソタケをはがし、明るい場所で撮影。何となくわかってきたのは動きがとろいこと。ゴミムシの仲間は基本肉食性ですばやく動くから「ゴミムシ」という名はふさわしく...モンキゴミムシダマシDiaperislewisi:桜のカワウソタケに

  • ドウガネサルハムシ Heteraspis lewisii :ヤブガラシ?の若葉に

    2023年7月20日(木)ドウガネサルハムシHeteraspislewisii202307154mmほどヤツボシハムシやイタドリハムシを見つけた日の山道散歩。ヤブガラシ(?)の若葉に、金色っぽいドウガネハムシがいてついでに撮っておこう。コイツ、なかなか逃げないので近づきに近づいて撮影はらくちん!やっと飛んだかと思えば、すぐ近くに降りてくる。実にいい子だ!そして、帰宅後3つのことに驚いた!まず、これまでに銅色・青色などいろんな体色のドウガネハムシを記録してるけど、金色は初めてだったこと。次に、学名(種小名)がlewisiiとなってること!ならばルイスサルハムシと命名されるんとちゃうんかいっ!ってこと。ルイスアシナガオトシブミとかルイスヒラタチビタマムシとか、ルイスさんはいろんな甲虫の和名になってるというのに...ドウガネサルハムシHeteraspislewisii:ヤブガラシ?の若葉に

  • ヤツボシハムシ Gonioctena nigroplagiata :パンダ顔の背!

    2023年7月18日(火)ヤツボシハムシGonioctenanigroplagiata202307157mmほど久しぶりに梅雨の晴れ間の山道散歩木陰と風と渓流の蒸発熱で、体感温度は10℃くらい低くて涼しい。と、イラクサ科の植物にニジュウヤホシテントウとともにコイツがいて「初見のハムシだっ!」と私「え?見たことあるんちゃうん?」とかみさんずんぐりむっくりテントウムシ型の大きな体型も模様も脚の太さも見たことがない!もう1匹みつけ、コイツは後ろの黒い斑紋がつながってる。斑紋がバラエティーにとむハムシのようだ。同じイラクサの株からさらに2匹みつけ、そのうち1匹を持ち帰ることにし、撮影しなおしたのが最初の2枚の画像。帰宅後、いつものように調べ『ヤツボシハムシ』だと知った。けれど、その「ホスト(食草)はエノキ」となっ...ヤツボシハムシGonioctenanigroplagiata:パンダ顔の背!

  • クロスジヒメテントウ Scymnus nigrosuturalis かな?:アカメガシワの若葉に

    2023年7月16日(日)クロスジヒメテントウScymnusnigrosuturalisかなあ?202307131mmほどごみ捨て散歩の帰り道、わが家の前の空き地のアカメガシワの若葉にいた。茶色地に黒いスジが入ってて、なかなかかっこいいのだが・・・とっても小さくて、いつもポケットにある生ごみ水切りネットも通用しない。ちょこまか動いたあげく、プ~ンと飛んで行かれた。帰宅したけど気になって、再度のぞきに玄関を出たら・・・また、いたっ!レジ袋を使って確保!肉眼で見たときよりはるかに毛深い。調べて、ヒメテントウ亜科の仲間とまでは何となく合ってる気がするのだけどクロヘリヒメテントウScymnushoffmanniとかカグヤヒメテントウScymnuskaguyahimeとか見た目がよく似たヒメテントウの仲間も多いこと...クロスジヒメテントウScymnusnigrosuturalisかな?:アカメガシワの若葉に

  • ムシクソハムシ属 Chlamisus sp. 幼虫:ごみ捨て場のエノキに!

    2023年7月15日(土)ムシクソハムシ属Chlamisussp.幼虫20230713殻高7mmほど朝のごみ捨てを終え、横のエノキの葉にポツンといてすぐハムシの仲間でも不名誉な名をもつムシクソハムシ属の幼虫だと気づき「なんでエノキの葉に・・・?」と不思議で大きさも十分で、さなぎになるのも近そうだし、町内会大掃除のときにはいつも伐採されてる枝だからとエノキの若葉もあわせて持ち帰った。日向は苦手らしくてのそのそ歩く。このムシクソハムシ属の幼虫は、親と自分の糞で殻をつくり、中に隠れつつ葉を食べて成長する。ホスト(食草)はかなり決まっててツツジコブハムシならツツジをツバキコブハムシならツバキを食べる。この2種は大きさもかなり違うし、こまかな同定ができない私のような素人でもおよその判別はできる。一方、ホストがクリや...ムシクソハムシ属Chlamisussp.幼虫:ごみ捨て場のエノキに!

  • アキサンショウウオ Hynobius akiensis 幼生:干上がるか食われるか

    2023年7月13日(木)アキサンショウウオHynobiusakiensis幼生2023042320mm弱4月下旬の大雨が降った翌日のこと、隣町の休耕田の農道を散歩してたとき沢から溢れたのであろう水が農道を越え畔に少したまってた。この近辺はアキサンショウウオ生息地であることは、知人から耳にしていたから「ひょっとしたら、この溢水のたまりに・・・」と思い、計量カップでひとすくい。「いたっ!」といういきさつで、撮影しておいた。晴れが続けば、数日で干からびるであろうたまりに生きてる命。翌日、知人と連れ立って・・・さすがにこのたまりではもう見つけられず、近くのコンクリート側溝の深みを探る。ここは森にある小さな沢の溢れ水を地下パイプでため池へと運ぶためのもの。「いたっ!」数匹の幼生が流れ落ちていた。「ここなら日常的に...アキサンショウウオHynobiusakiensis幼生:干上がるか食われるか

  • ヒロオビジョウカイモドキ Laius histrio :ごみ捨て場の葉の住民

    2023年7月11日(火)ヒロオビジョウカイモドキLaiushistrioメス202306183mm日々のごみ捨てついでのプチ散歩でいつも出会う小さな甲虫。黒いボディ・上翅中央に太く赤い帯。目立つしきれいだ。きちんと撮っておこうとしては、すばしこく逃げられる。持ち帰って撮影することに。ほぼ日本全土でふつうに見られ、幼虫・成虫ともに昆虫食だそうだ。と、調べてたら・・・コイツはメスで、「オスの触角は第2節と第3節が太く、ツチハンミョウと同様に変わった形をしている」らしい。あ~あ、せっかくつかまえて、それなりの画像になったのに・・・確かに、ネット上のオスの触角はおもしろい。自分の目で確かめて、いつかこの記事にオスの画像とか他の昆虫を捕食している場面とか追加してみたい。ヒロオビジョウカイモドキLaiushistrio:ごみ捨て場の葉の住民

  • ギンヤンマ Anax parthenope :産卵の2パターン

    2023年7月10日(月)ギンヤンマAnaxparthenopeメス202306287cmほどため池周りを散歩してると、よく出会うのがギンヤンマ。日本全土に広く分布してるヤンマ科の美しいトンボ。ただ、ため池のパトロールなのか、採餌のためなのか、なかなか止まらない。飛んでてもホバリング中でも、私の腕とカメラではとても太刀打ちできないヤンマなのだが・・・この日は違った。池を一周しては戻ってきて、いろんなポイントをメス単独で産卵してた。そんな様子が観察できたことと、リベンジできたことがうれしい。実は、昨年他のため池を散歩中、ギンヤンマの産卵行動を友人が見つけたのだが・・・遠くて遠くて、ヒシで覆われた水面のどこにいるのかわからないまま・・・友人の画像と、悔しい思いをもらってた。20220925このときは、オスメス...ギンヤンマAnaxparthenope:産卵の2パターン

  • フタホシテントウ Hyperaspis sinensis :2つの星を比べる

    2023年7月8日(土)フタホシテントウHyperaspissinensis202307043mm弱いつものごみ捨て散歩中、アカメガシワの葉にいた。ツヤヒメテントウ族の仲間だから、小さくて光沢(ツヤ)がある。初めて見るテントウだと直感が走った。前日のごみ捨て中に見たフタモンクロテントウとは斑紋や大きさは似てても、光沢が全然違うから。202307033mm弱フタモンクロテントウなら白い毛におおわれる。初物は記録しておきたい。が、逃げ回るから、仕方なくいつもポケットにある生ごみ水切りネットでつかまえてわが家へ。曇天の中、蚊に刺されながら玄関で撮影。小さな橙色の2紋は上翅中央よりも後方にある。何となくフタモンクロテントウより細長い気がする。これらの画像をもとに調べてって「フタホシテントウ」とわかった。で、調べて...フタホシテントウHyperaspissinensis:2つの星を比べる

  • キイロトラカミキリ Grammographus notabilis :民家の生垣に

    2023年7月6日(木)キイロトラカミキリGrammographusnotabilis2023062820mm弱とある野鳥の観察に隣町へと出かけた日のこと。ひと様の家の生垣で、せっせと花の蜜や花粉を食べておられた。トラカミキリの仲間だから、後脚が長く逃げ足は速いのだが・・・夢中に食べておられたせいか、カメラを近づけてもさほど逃げない。キイロ~という名だけれど、薄い黄緑色に感じる。本州以南に分布し、幼虫はクヌギやコナラの朽ち木で過ごすそうだ。あっ!もう1匹いたっ!尾部の後端の形や全体のフォルムから、どっちもメスっぽいな、と思ったんだけれど・・・歩道のあるアスファルト舗装道路ばたとはいえ、ひと様の生垣にじっとカメラ構えてるのは怪しい人物だ。だから、パパッと撮って、ささっと散歩再開だ。キイロトラカミキリGrammographusnotabilis:民家の生垣に

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