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汽水空間 〜言葉と次元の力学系〜 https://blog.goo.ne.jp/gooyuusuke

”体感する言葉”をメソッドに、詩を描いています。ぜひ、頭で考えるのではなく、身体で感じて下さい!

このブログも始めて10年が経ちました。 紆余曲折な時期をへなへなと経ましたが、何とかみやすけも健康になりました。現在は、作詞の依頼などを始めようと思っておる次第です。よろしくお願いします。

みやすけ
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2016/11/01

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  • 叙事詩

    この世界は混沌虚な響き紛う白髪の光照らされて托鉢の木々が揺れる輝かしい憂鬱なひと時は揺籠の中で拡がって行く騒々しい波風に煽られ涼やかなる湖畔の静寂この手にすくう白水の心地涙に燻る寂れた時間の綾それは永遠の夢路かつての夢に潰えた風の旋律愛猫に唆されその尾に導かれる繰り返される迷宮への路のりそれは何処の風に退廃の香り一抹の不安に駆られこの命黄葉に散る定めに抗えず退廃への一途再び訪れる眠りの瞬間に一抹の不安鮮やかなる色彩に紅葉色めく伽藍はかつての静寂に訪れし夕闇に優艶の湖艶やかな波に揺られ湖沼は震える夜闇の声音微かにそよぐ平穏に釣鐘は鳴り響く叙事詩

  • この手に引かれて

    海底の奥底へ誘うこの手に引かれて陽明のちらつくここは未知なる巣窟あらゆる場所が流転している此処にあるわずかな小波さえもが起承しながら転結する永遠の終わり静寂の源はいつまでも霧消と雲散を繰り返して現れるものたちが総てまるでいたちごっこのような夢と現夢現そう走馬灯の街並みは海底深くに沈んで雲散霧消起承転結の業を背負いまるで生き急ぐのれんに腕通しのような静寂に総て溶けて行くように夢現夢と現が交差してやがてすべてが消滅してしまうまで斜交する陽明ちろちろとこの手は海底のさらに底へと誘うこの手に引かれて

  • 飛翔の痕

    約束していた今宵もまた夢の中へと落ちて行く解るはずの無い別れ話はいつも突然に笑い麗かな陽に照らされ廻る草花のきらめく景色に彩られて騒々しい感情に心ときめく果ての無い感情の赴くまにまに和やかなるひと時は魔性の微笑み閃光の散る鮮やかな飛翔の痕はあなたとの恋文に綴られた筆跡に約束していた今宵もまた夢の中へと焦がれるはずもない恋つづみの弾き爪弾く可憐な瞳に歌い寄り添う声音は緑陽の中で揺蕩う射止めたその眼は艶やかなる静寂を厭う花草の旋律いくら待てど決して触れ合えぬ心に吹き抜ける間隙に入れ紛う静寂はいずれ訪れ来る恋の終焉約束していたいずれ訪れるこの時間の終焉に今宵もまた夢の中へと落ちて行く飛翔の痕

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