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2016/10/28

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  • 『noteではじめる新しいアウトプットの教室 楽しく続けるクリエイター生活』コグレマサト・まつゆう インプレス 感想

    あらすじ・概要 クリエイター向けの投稿サイト、note。その基本的な使い方から、応用編、実際にnoteを使っているクリエイターへのインタビューを掲載。noteとはどんなサービスなのかわかる本。 noteの使い方とインタビューが興味深い すでに知っていることで斜め読みしたところもありますが、それでも興味深かったです。 noteというサービスの使い方、noteを使っている人の体験談など、盛りだくさんでした。 機能はおおよそ使ったことがあります。まとめてもらうと、そういえば使ったことなかったな……という機能が出てくるのが面白いです。 後半はnoteを使っている人へのインタビューです。情報が偏っている…

  • 『騎士団長アルスルと翼の王』鈴森琴 創元推理文庫 感想

    あらすじ・概要 皇女アルスルは、ワシ人外がはびこる空域に向かう。そこではヴィクトリアという老女が指揮を取っていた。そして、アルスルと同じく人外スコアを持つ男スロースとも出会う。神の使いとも見なされるワシ人外との戦いが始まった。 バトルファンタジーと濃厚なラブロマンスが楽しい 皇帝の娘(とはいえ選挙で皇帝が決まる世界なので、今は父親ではない人が皇帝)であるアルスルが英雄になっていく姿がとてもかっこいいでしす。 1巻より濃厚になっていてすごかったです。ラブロマンスが甘い。その上ちゃんとバトルファンタジーもやってくれました。満足度が高いです。 人ならざる力を得たアルスルと、彼女を愛しその背中を追いか…

  • 『ミモザの告白4』八目迷 ガガガ文庫 感想

    あらすじ・概要 「女の子として生きることにした」汐。しかし、汐の家庭は複雑な事情を抱えていた。汐の妹、操の視点から語られる、家族の過去とは。そして、汐と友人として接してきた咲馬も、これからの汐との関係を考えることになる。 汐と操の家族事情にしんみりする 汐とその妹、操の過去編。時系列が過去ゆえに、番外編のような雰囲気ですね。 汐のジェンダーのことより、汐と操の特殊な家庭事情に重きを置いています。 実母を病気で失ったきょうだいは、現在父親の再婚相手である雪と暮らしています。 操が変わっていく状況の中で、さらに汐が「女の子として生きていく」と決めたことが子ども心にショックだったのだろうと思います。…

  • SF・現代・学園 笑える!コメディ漫画のおすすめ15選

    今回はコメディ漫画のおすすめです。 今まで読んだ漫画の中から、笑ったりニヤニヤできる作品をまとめました。 学園・青春 『笑う大天使』川原泉 全2巻 『オモテナシ生徒会』ドリヤス工場 全1巻 『ハンサムマストダイ』アストラ芦魔 全2巻 『ぼくらのフンカ祭』真造圭伍 全1巻 『カラオケ行こ!』和山やま 『ほしとんで』本田 ミステリ・サスペンス 『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』船津紳平 『月館の殺人』佐々木倫子 全2巻 日常・現代 『この度はご愁傷様です』宮本福助 恋愛 『逃げるは恥だが役に立つ』海野つなみ SF 『レベルE』冨樫義博 『ハカセの机上な愛蔵』時田 『バビロンまでは何光年?…

  • 『災害支援に女性の視点を!』竹信三恵子・赤石千衣子編 岩波ブックレット 感想

    あらすじ・概要 東日本大震災の被災地で、女性はどう暮らし、どんな困難に直面したのか。実際のトラブル、問題を取り上げ、被災地の女性にどのような助けが必要か考える。女性の問題から、災害弱者の問題も見えてくる。 困難が多い女性の避難所生活が悲しい 東日本大震災を踏まえて、女性への災害支援を求める本。 タイトルから予想はしていましたが、やはりなかなか重たい話でありました。 実体験としての女性が見た避難所事情がすごかったです。思想のおかしい人が避難所のリーダーになってしまい、「自分達は家族だからついたてはいらない」とついたてを設置しなかったとのこと。 ジェンダーの問題だけではなく、みんなが疲れはてて生き…

  • 『アメリカ横断 我ら夫婦ふたり旅』山本あり 産業編集センター 感想

    あらすじ・概要 著者は夫とともに、アメリカ横断の旅に出る。アメリカでレンタカーを借り、陸路で西海岸から東海岸を目指す。そこで出会ったアメリカのグルメや観光地。アメリカ大陸の豊かな自然に感動する。 アメリカ横断エッセイは珍しいので面白かった アメリカ横断のコミックエッセイは初めて見たので、新鮮で面白かったです。 しかもレンタカーを借りて車で移動するというもの。個性的という点では突出しています。 日本は山がちな地形です。アメリカの広い大地を車で移動するというのは日本ではできない体験でしょう。こういう旅ができるのはうらやましいですね。 長時間運転するので、疲れを前提とした工程を組むところも面白かった…

  • 『ぼっち・ざ・ろっく!』アニメ版を見た感想

    あらすじ・概要 コミュ障で引っ込み思案な後藤ひとりは、バンドを組むことにあこがれていた。しかし他人に話しかけることができずに、動画サイトでひとりギターを演奏してアップロードする毎日を送っていた。ある日ギターを探しているバンド少女に話しかけられたことから、ひとりこと「ぼっちちゃん」はバンド活動に踏み出していく。 お金の問題を扱っているバンドアニメ ぼっち少女が押しの強い女の子に誘われてバンドを組む。それはご都合主義ではあります。しかし音楽をやる上で避けては通れない、お金の問題を扱っているのがよかったです。 後藤ひとり、通称ぼっちちゃんは偶然からバンドを組むことになります。しかし駆け出しバンドにお…

  • 『おいしいロシア』シベリカ子 イースト・プレス 感想

    あらすじ・概要 ロシア人男性と結婚した著者は、一年間ロシアで暮らすこととなる。そこで食べたロシアの料理を漫画に描いた。肉、魚、乳製品など、ロシアの料理と共に、ロシア独自の文化も紹介。「おかわり」では日本に帰国したあとのふたりが描かれる。 ロシアの食文化と独自の風習が面白い 最近ロシアについてつらい話題しか流れて来ません。たまにはポジティブな話題を聞きたいと思って手に取りました。ロシアの文化を食べ物を通して知るコミックエッセイで面白かったです。 絵柄がかわいらしく、読みやすかったです。 ダーチャ(ロシアの別荘)や年中行事、季節の食べ物についても描かれていたのが面白かったです。その土地の独自の文化…

  • ネットフリックスオリジナルコマ撮りアニメ『ポケモンコンシェルジュ』を見た感想

    あらすじ・概要 せわしない生活に疲れたハルは、ポケモンリゾートのコンシェルジュに転職する。リゾートに訪れたポケモンたちをもてなし、楽しませるのがハルたちコンシェルジュの仕事だ。ハルはポケモンたちの悩みを解決しながら、自分自身とも向き合うこととなる。 悩んだままでここにいていいということ かわいい!! 大量のかわいいを浴びました。 常夏のリゾート地を意識した世界観で、かわいらしいポケモンたちがゆったりと過ごしています。その姿を見ているだけで癒されます。 ポケモンとキャッキャウフフする話なのですが、ストーリーも手を抜いていません。 新人コンシェルジュのハルはポケモンの悩みを解決しようとしても、すぐ…

  • 『身近な危険から自分を守る! ゆるサバイバル入門』ふじいまさこ 新潮社 感想

    あらすじ・概要 自然災害、犯罪、性加害、パワハラ、セクハラなど、人生で巻き込まれる可能性があるトラブルを女性の視点から解説。漫画を通して、対策や起こってしまったあとの対処を紹介する。身近な危険から身を守るための学習漫画。 女性が身を守る方法を漫画形式で教えてくれる ゆるサバイバルと言いながら内容はかなり真面目な本でした。タイトルで損をしています。 エッセイ漫画というより大人向けの学習漫画という雰囲気です。女性が人生で巻き込まれるトラブルに関して自衛対策や巻き込まれてしまった後の対応について語られています。 最近問題になっている、性加害についてもかなりのページで語られています。性加害の自衛から、…

  • 『出張編集部持ち込みレポまんが』尾花せいご Kindleインディーズマンガ 感想

    あらすじ・概要 描いた漫画を商業に乗せたいアマチュア漫画家の著者は、出張編集部に何度も作品を持ち込む。そこでもらったアドバイスや褒め言葉を漫画化。著者は編集者からの助言に対して悩み、創作に対する糸口を探す。 出張編集部をめぐる悲喜こもごもが面白い 出張編集部ってこんな感じなんだなあとわかるコミックエッセイです。創作をする上での悩みは共感できて面白いです。 同人活動に詳しくない人に説明しておくと、出張編集部は同人イベントに漫画雑誌の編集者がやってきて作品を見てもらえるという企画です。編集者は同人作家の中から金の卵を見つけ、同人作家はプロからのアドバイスを得ることができます。 しかし編集者はボラン…

  • 『国境なき医師が行く』久留宮隆 岩波ジュニア新書 感想

    あらすじ・概要 国境なき医師団に参加することを決めた日本人医師は、内戦続きで疲弊したリベリアへ派遣された。派遣先での人間関係や、多忙な日々に悩みながらも、リベリアの人たちを手術する。国境なき医師団は現地でいったいどういうことをしているのかわかる本。 キラキラしていない人間味のある話で面白い 国境なき医師団のキラキラしたところを紹介して国境なき医師団に寄付をしてくださいということかと思ったら、全然違いました。慈善事業に参加するにおける人間関係の面倒くささ、また国境なき医師の多忙っぷりが描かれています。 内戦後の混乱が続くリベリアに医師として到着した著者は、手術で多忙な日々を送ります。日曜日にも手…

  • 『書いた同人小説を売りたいのでいろいろやってみた!』倉くらの KDP 感想

    あらすじ・概要 一次創作の同人小説を電子書籍で販売している著者。どうせ売るからには、たくさんの人に買ってもらいたい。著者が行った販促活動の結果や、投稿サイトによる傾向をまとめたエッセイ。 電子書籍で同人小説を売りたい女性の試行錯誤が面白い 前回の内容と被る部分はありますが、まとまった内容で面白かったです。 オタクな主婦がBL同人小説を売って夢を叶えた話 同人シリーズ (kuranoエッセイ) 作者:倉くらの Amazon 作者が読んでもらうためにやったことが、ハードルが低いものが多いのがいいですね。私も自分の作品を読んでもらえるように整えようかなあと思いました。 タイトルを工夫するくだりは、今…

  • 『ダンピアのおいしい冒険』トマトスープ イースト・プレス 全6巻 感想

    あらすじ・概要 貧乏だけれど学問に焦がれるダンピアは、私掠船に乗って旅をしている。船では保存食が乏しい。したがってその土地で入手した動植物を調理し、食べた。やがてダンピアの旅路は、波乱万丈なものとなる。 憧れと倫理のなさが共存する大航海時代が美しく恐ろしい 絵柄は児童向けのようなかわいらしくデフォルメの効いたものですが、内容はシビアでした。 私略船とは、当時のイギリス政府によって略奪、つまり海賊行為を許されていた船のことです。ダンピアにとっては知識を得るための旅路でも、暴力と隣り合わせです。 ダンピアは学問に焦がれ、世界を知りたいと望みますが、それは先住民の排斥と表裏一体です。作中でも、先住民…

  • Disney+でディズニー映画を見まくって気づいたこと3つ

    一時期Disney+に加入して、ディズニーの映画を見まくっていたことがあります。 そのときに、意外に思ったことをまとめました。 01.思ったより「ディズニーのテンプレ」というものはない 「ディズニーはいつもテンプレだから……」ということを言う人もいるが意外とテンプレでない作品もたくさんあります。ハッピーエンドではなく苦さの残るエンディングのときもありますし、恋愛の成就にそれほど重きを置いていない作品もありますし、根暗なオタクが主人公の作品もあります。 私が見た中だと、『クルエラ』がディズニーあるあるとはかけ離れた内容でした。こちらは『101匹わんちゃん』のスピンオフというかIFというか、作中の…

  • 『どう考えても死んでいる』雁須磨子 バーズコミックス ルチルコレクション 感想

    あらすじ・概要 晋太郎は、ある日自分が幽霊になっていることに気づく。同性の恋人、翼に会おうとすると、彼は晋太郎ともう一度会うためにに怪しい霊能力者に頼ろうとしていた。翼を止めたいと思いながらも、幽霊である晋太郎は何もできない。 幽霊と人間の恋物語と意外なエンディング 『ロジックツリー』が面白かったのでKindleUnlimitedで読めるこちらの本も読んでみました。 ロジックツリー(上) (ウィングス・コミックス) 作者:雁須磨子 新書館 Amazon 受けがここまで愛が重いのは珍しいのでよかったです。愛の重い受け、なかなか見かけないですからね。 序盤はただの心霊コメディでした。しかしだんだん…

  • 『心を病んだ父、神さまを信じる母』ゆめの イースト・プレス 感想

    あらすじ・概要 キリスト教徒の母と、気難しく扱いづらい父。やがて父は統合失調症を発症し、一家は父の妄想に悩まされることとなる。不穏で気まずい家庭の中、母は神の教えを支えに生活していた。 すっきり終わらないが印象的なエッセイ すっきり終わらないコミックエッセイですが、それゆえに面白かったです。幸せ、不幸の二通りだけではなく、曖昧でグラデーションの人生を感じます。 著者はいわゆる宗教二世ですが、母親に強く信仰を強制されることはなかったので、両親とは違う価値観の中にいます。 本人に信心はない一方で、母親が苦労をしながらもここまでやってこれたのは、信仰のお陰かもしれないという価値観も持ち合わせています…

  • 『わたしたちの震災物語~ハート再生ワーカーズ~』井上きみどり クイーンズコミックス 感想

    あらすじ・概要 東日本大震災のあと、多くのボランティア、慈善団体が立ち上がった。それぞれの慈善団体がどう東日本大震災に関わったかを漫画化。食料、水やインフラの復旧以外で、被災者に必要な支援が見えてくるコミックエッセイ。 漫画で見る災害時の慈善活動 東日本大震災において活躍したNPOや慈善団体を取材し、その内容を漫画化した作品です。 一言に慈善団体と言っても、多種多様な方向性があるのだと感じます。 被災して飼えなくなった猫の里親探し、子どもたちの遊び場作り、酷使して汚れたトイレの掃除。何気ないことではありますが、手助けしてもらえることで被災者が楽になります。 実家で猫を飼っているので、災害時のペ…

  • 他人の人生を垣間見る、ジャンル別!エッセイ本のおすすめ20選

    コミックエッセイのまとめはときどき書いていますが、文字のエッセイのまとめは最近書いていないな……と思い書きました。 書影をクリックするとAmazonリンクへ飛びます。 異文化 『JK、インドで常識ぶっ壊される』熊谷はるか 『「国語」から旅立って』温又柔 『キラキラしてない駐在妻はアメリカでどう暮らしたのか』倉くらの 『ブラック・カルチャー観察日記』高山マミ 『ものいわぬ農民』大牟羅良 仕事 『海獣学者、クジラを解剖する~海の哺乳類の死体が教えてくれること』田島木綿子 『羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季』ジェイムズ・リーバンクス 『督促OL修行日記』榎本まみ 『自民党で選挙と議員をやりまし…

  • 『ミャンマーで尼になりました』天野和公 イースト・プレス 感想

    あらすじ・概要 子どもの頃から宗教的なものにあこがれがあった著者は、結婚して寺嫁となる。そして、ミャンマーで尼になり修行をすることにした。ミャンマーの仏教文化や、尼同士のやりとり、そして宗教思想を語る本。 ミャンマーの寺に集まる国際的な人たち 面白おかしい話かと思ったら、意外と信仰について突っ込んだ話をしていて興味深かったです。 ミャンマーにやってきて自分の宗教観について考えたり、人と信仰について話し合ったり、真面目な本でした。 私は信心がない方ですが、こういう価値観を持っている人がいるんだなと思うと面白いです。 寺での生活も知らないことばかりで面白かったです。先輩の僧侶との関係や、修行中の独…

  • 『九井凉子ラクガキ本 デイドリーム・アワー』を読んだよ

    ラクガキ本。ダンジョン飯の趣味の絵を中心に、過去のイラストを掲載しています。 自分のキャラクターとはいえ、これだけネタがポンポン出てくるのはすごいです。しかも、発表するあてもないというのに……。ダンジョン飯が高い評価を得なければ、世に出ていない作品だったのでしょう。 『ダンジョン飯』これをTwitterに上げていたらめちゃくちゃバズっただろうなと思いましたが、上げずにこのラクガキ本で公開したからこその旨味でもあるかも。作者のラクガキを連載後に噛み締めて読める贅沢よ……。 ダンジョン飯のちょっとした漫画(季節のイベントネタ等)もあります。この「ちょっとした」のクオリティが高すぎるんですよ。キャラ…

  • 『フィンスタニス統治記シリーズ』くりたかのこ ビーズログ文庫 全3巻 感想

    あらすじ・概要 フィンスタニスという見捨てられた土地を統治することになったルノアリア。そこでクレイルという亜精霊の青年と出会う。亜精霊は、精霊の血を引く人間のこと。魔物や精霊が存在するフィンスタニスで、ルノアリアは悩み葛藤しながら成長していく。 身分の高い女性と身分の低い男性のカップルは珍しい もっともよかったのは主人公ルノアリアの心の美しさ、人間性です。彼女は人の上に立つ人間としての義務を理解しているので、ルノアリアたちについていく人たちの気持ちがわかります。周囲の人に愛されていても、嫌味になりません。 ルノアリアは恋愛には鈍感ですが、クレイルにとってはその鈍感さがむしろ好ましいものである、…

  • 『とある宗教に母が3億円お布施しまして』HARU 徳間書店

    あらすじ・概要 明るい母が、カルト宗教にハマってしまった。裕福な祖父からお金をもらって高額な霊感商品を買い、家では宗教的な暴言を言う。おりしも引きこもりや不登校でばらばらだった著者家族は、母親だけではなく、自分たちとも向き合うこととなる。 炭鉱のカナリアとしてのカルト信者 少々エッセイとしては出来すぎのきらいもありますが、面白かったです。 カルト宗教の恐ろしさを買いまることができました。 母親が宗教にハマったことで、家族の関係はぎくしゃくし、家計も不安定になってしまいます。 一方で、著者の家は母親が家の歪みを一気に引き受けており、他の家族は自分のことで精一杯でした。 いわば母親はこの家庭の炭鉱…

  • 『ロジックツリー』雁須磨子 全2巻 ウィングス・コミックス 感想

    あらすじ・概要 大家族で育った螢(けい)は、いつもきょうだいたちのドタバタに巻き込まれている。父方の祖母の家で手伝いをしたり、きょうだいたちの恋愛事情に巻き込まれたり、自分が恋愛をしたり……ラブコメ群像劇。 登場人物が多いドタバタ恋愛&家族劇 登場人物が多くて混乱しますが、それも含めて面白かったです。 コマ数もセリフ数も多く、バタバタした雰囲気が大人数のきょうだいと、彼らの恋愛事情をめぐるストーリーとぴったりでした。ガチャガチャしたコマ割も、このストーリーを語る上では必要だと感じます。 きょうだいとその恋人、知人たちの「好き」をめぐる葛藤、相反する感情が目まぐるしく行き交いながら、ひとつの作品…

  • 『赤ちゃんと僕』羅川真里茂 全10巻 白泉社文庫

    あらすじ・概要 事故で母親を亡くした一家は、父と息子ふたりで暮らしている。小学生の拓也は、いつも弟の実の面倒を見なければならない。まだ赤ちゃんの実は、とても手がかかる。拓也は実に振り回されつつも、学校や近所の人とふれあって成長していく。 幼児はかわいいけどめんどくさい 幼児はかわいいけど……面倒くさい!! というテーマが前面に押し出された作品でした。 現代で言うヤングケアラーの物語で、拓也は「実を愛する気持ち」と「家事や子育てが面倒な気持ち」の間で揺れ動きます。 拓也の父もできた父親なのですが、状況的にどうしても拓也を頼らざるを得ないときもあり、父親として葛藤します。その姿が悲しくもいとおしか…

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