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2016/10/28

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  • 『3.11東日本大震災~君と見た風景』平井寿信 ぶんか社コミックス 感想

    あらすじ・概要 仙台近くで被災し、ライフラインや物資の足りない生活を送ることになった著者。震災直後の混乱の仲身重の妻を迎えに行き、実家で協力して物資を集める。混乱時期から物資が戻るまでを、被災者の視点から描くコミックエッセイ。 ライフラインを失ったときのサバイバル技術 仙台近くで被災し、家族は無事だったものの、電気や水道のライフラインを失い右往左往する生活を描いています。 災害直後は物資の確保、熱源や光の確保が重要で、家族全員で走り回ります。ライフラインが戻るとどこか拍子抜けするように元に戻るのが不思議でした。 しかし、比べるものではないかもしれませんが、田舎の人のサバイバル能力の高さを感じま…

  • 引っ越しの荷解きをするゲーム「Unpaking」をクリアしたので感想を書く

    あらすじ・概要 主人公は引っ越しの荷解きをする女性。プレイヤーは彼女の視点で荷解きをしながら、彼女の人生を追体験していく。段ボールからものを取り出して置いていき、家を片付けるパズルゲーム。 持ち物から人の人生が見える 「引っ越しの荷解きをするだけでストーリーがわかる」ってそんなことないだろうと思っていましたが、見事に荷解きだけで女性の半生が理解できました。この物語構造と荷解きを結びつけるアイデアが天才的ですね。 主人公はオタクの女性であり、かわいいキャラクターものから実写映画、TRPGに至るまで趣味は多岐に渡ります。年を重ねるごとに新しい趣味のグッズが増えるところに、オタクとしての人生を感じま…

  • 『性暴力対策ガイドブック』一般社団法人人権問題研究協議会 感想

    あらすじ・概要 性暴力の恐ろしさは女性や子供だけではなく、男性の領域にも及ぶ。性暴力で起こりがちな問題をケースごとにQ&A形式でで語る。もし身近な人が性暴力を受けていたら、そして身近な人が性暴力の加害者になったら、自分はどのように行動するべきなのだろうか。 言っていることは間違いではないが語尾がおかしい タイムラインにあまりにめちゃくちゃな性加害の情報が流れてくるので読んでみました。 Q&A方式で、性加害への疑問に答えています。 読んでいて思うのは、日本は性加害に対しての法整備が遅れていることです。罪に問おうと思っても、法律上うまく行かないことがあります。 また、親しい人に性加害のことを打ち明…

  • 『心の傷を癒すということ』安克昌 角川ソフィア文庫 感想

    あらすじ・概要 阪神大震災を経験した精神科医、安克昌。彼は阪神大震災とメンタルヘルスの問題について語る。災害直後の人々の精神状態から、精神疾患の人たちの病状悪化や苦悩、復興期に取り残される人たちのことなど、経験者ならではの視点で表現する。災害と心の関係を知るための本。 阪神大震災を見た精神科医の記録 ほとんどがエッセイや手記のような語り口で、専門的な話は巻末あたりだけです。メンタルヘルスについて詳しくない人にもわかりやすいと思います。 当事者としては、双極性障害の人の災害時期の躁転について書かれているのが興味深かったです。やっぱり災害が起こると躁転する人が多いんですね。極限状態になると体が躁の…

  • 『トロピカル性転換ツアー』能町みね子 文春文庫 感想

    あらすじ・概要 性同一性障害を抱える著者は、タイで性別適合手術を受けることとなる。タイにおける入院生活や、体の変化、性別適合手術の独特の事情など、笑いを交えて発信する。当事者によるエッセイ体験記。 タイに性別適合手術をしに行く 面白おかしく書いてはいますが、体力的、精神的には性別適合手術は大変なんだなあと思いました。 タイトルは性転換ツアーになっていますが、「体を心の性別に合わせる治療」なので「性別適合手術」が正しいです。でも作者はわかっていて、冗談半分でこのタイトルにしたのだろうと思います。 男性から女性に体を変えるのはどういうことなのか、と、かなり具体的なところまで書いています。性的な部分…

  • 『セックス依存症になりました』津島隆太 ヤングジャンプコミックス 感想

    あらすじ・概要 恋人に暴行を受けたことをきっかけに、セックスのことしか考えられなくなった著者。精神科医によって、セックス依存症と診断される。依存症になったのは、虐待を受けていた過去と、恋人との恐ろしい共依存的快楽にあった。セックスがないと生きていけない状態からの回復を描いたコミックエッセイ。 性依存の男性が自分が依存だと気づくまで 普段性的な作品を掲載することのない当ブログですが、性加害の報道がなされる中、性依存の問題についても扱った方がいいだろうと思い取り上げました。 この『セックス依存症になりました』はかなりえげつない性的表現があるので、ちょっと覚悟して読んでほしいです。 恋人に暴力を振る…

  • 「私は子どもを持つべきか?~気候危機世代のためらい~」をNHKで見た

    あらすじ・概要 度重なる気候変動によって、子どもを持つことをためらう女性たちがいる。子どもを持たない決断をした人、子どもを持つ決断をした人。複数の価値観を紹介しながら、混迷の時代に女性たちが出産を選ぶことの重さを問う。 子どもを産む恐怖の中に暮らす若者たち このブログは高度な科学の問題を積極的には取り上げません。単純に私の専門ではないからです。素人が下手に調べてまとめるとプロの仕事を邪魔することにもなると思っています。 しかしこのドキュメンタリーは取り上げることにしました。気候変動という問題ではなくても、「自分は子どもを持つべきか?」と悩んでいる人は多いと思ったからです。 気候変動により子ども…

  • 祝・大二審終了! ミルグラムのおすすめMVの感想とミルグラムに期待すること

    ミルグラムの第二審、囚人全員の動画が出そろいました。よかった! 作品の雰囲気としては祝っている場合ではないんですが、こういう尖った作品が打ち切りにならずに進行しているだけでもめでたいです。 せっかくなので感想のまとめを書きたいと思います。 ミルグラムとは何か? 直接的・間接的に人を殺してしまった10人の囚人キャラクターに、視聴者が「赦す」「赦さない」の票を投じる悪趣味音楽企画です。 ミルグラムの音楽は囚人たちの過去や心象世界を示したものであり、MVにはさながら宗教絵のように細かい意味が込められています。 とはいえ悪趣味なだけではなく、キャラクターはマイノリティ属性ゆえに相手を追い詰めてしまった…

  • 『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40』アベナオミ 学研プラス 感想

    あらすじ・概要 東日本大震災によって被災した漫画家・イラストレーターのアベナオミ。幸運にも家族全員が生き延びた彼女は、日々の生活に防災を取り入れるようになる。防災に役立つグッズや習慣、防災にまつわるコミックエッセイを収録。 自分が助かることによって他人を助ける コミックエッセイと文字のエッセイが混じりあっているような本です。今日から始められる内容が多く、参考になりました。 コミックエッセイのパートでは、実際に著者が東日本大震災で被災した状況が語られます。幸運なことに、著者の家族は全員無事でした。家も無事で避難所に行かずに済みます。 しかし、津波の映像を見た著者は焦って海側の地域で夫を探そうとし…

  • 特殊設定のファンタジー小説おすすめ12選【世界観が個性的】

    ファンタジーはテンプレばかり……という意見を見るたび、そうでもないと思うので、過去の記事から特殊設定のファンタジーをまとめてみました。 特殊設定をどう定義するかは難しいのですが、「この設定は見たことがなかったな……」というものを選んでいます。 画像をクリックするとAmazonのページに飛べます。 『竜と祭礼―魔法杖職人の見地から―』筑紫一明 『犬と魔法のファンタジー』田中ロミオ 『皇女アルスルと角の王』鈴森琴 『聖女ヴィクトリアの考察 アウレスタ神殿物語』春間タツキ 『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦 『地獄くらやみ花もなき』路生よる 『アナンシの血脈』ニール・ゲイマン 『デ・コスタ家の優雅な獣…

  • 『まんが版 大阪市の歴史』さいわい徹 和泉書院

    あらすじ・概要 日本第二の都市として栄えてきた大阪、古代、難波宮の時代から、武士の時代、商人の時代、そして明治維新後、戦後まで、その権力の興亡と文化をたどる。大阪の歴史を語る学習漫画。 大阪における権力の興亡 最近大阪の歴史について学ぶことが増えたので、概要を知るために読みました。ダイジェストでありながら、大阪人としても学ぶことが多くて面白かったです。 ヤマト朝廷や貴族、武士、商人など、権力を持つ人々が移り変わっていく様子は興味深かったです。大阪がなぜ商人たちの町になったのか、語られています。 関西圏の負の歴史である、えた、ひにんの話も軽く触れられていました。テンプレ的な「かわいそうな人たち」…

  • 『統合失調症』村井俊哉 岩波新書 感想

    あらすじ・概要 精神疾患のひとつ、統合失調症。珍しくない病気でありながら、多くの人がこの病気を誤解している。まだ解明しきれていない統合失調症に関する仮説から、投薬治療、患者が社会に受け入れられるために医者ができることなど、一般の人にも役立つ情報を語る。 ロマンチックな物語よりも患者の益になる発信をしてほしい 序盤で、フィクションの中における統合失調症へのロマンチックな誤解をはっきり否定していて、それだけでも信頼のおける本だと思いました。 著者は、漠然とした理解をされている統合失調症への誤解を解き、統合失調症の人たちに理解のある社会になってほしいと語ります。 共感したのはオープンダイアローグにつ…

  • 『後宮の薬師 平安なぞとき診療日誌』小田菜摘 PHP文芸文庫 感想

    あらすじ・概要 大陸から来た父から薬を学んだ薬師、安瑞蓮は、腕を買われて宮中に上がる。そこで、体の不自由な皇子に出会う。皇子の身体を診ているうちに、瑞蓮は、後宮の女性たちのいざこざや嫉妬に巻き込まれていく 体に障害を持つ皇子をめぐる女性の悲哀 この間紹介した。『華は天命を診る 莉国後宮女医伝』とは似たようなテーマで作者も同じですが、それでも安定した面白さでした。王道を押さえつつ、今時な題材を取り入れています。 華は天命を診る 莉国後宮女医伝 (角川文庫) 作者:小田 菜摘 KADOKAWA Amazon 手前のガタイのいい金髪のキャラクターがヒーローなのかと思ったら、このキャラが主人公(女)で…

  • 『さいごの色街 飛田』新潮文庫 井上理津子 感想

    あらすじ・概要 大阪に唯一残った遊郭街、飛田。著者はその実像をつかもうと、飛田に飛び込む。遊郭を運営していた人たちや、ヤクザとの関係、飛田特有の複雑なシステムを知り、著者は性産業と女性をめぐる問題について考えることになる。 ルポルタージュに現れる著者の人間味が好き 同じ著者の『葬送の仕事師たち』が面白かったので買いました。大変面白かったです。 葬送の仕事師たち(新潮文庫) 作者:井上理津子 新潮社 Amazon 著者は、なるべく飛田についてフラットに語りたい……と言いながらも飛田における女性搾取のシステム、男尊女卑にかなり引いています。そういうところが人間味があって面白かったです。ルポルタージ…

  • 『精子バンクで出産しました!アセクシャルな私、選択的シングルマザーになる』華京院レイ・上村秀子 LScomic 感想

    あらすじ・概要 アセクシャル(他人に恋愛感情を持たない人)で性別違和を抱えて生きてきた著者。自分が家族とのわだかまりを抱えていたことから、「家族が欲しい」と思い、精子バンクでの妊娠を目指す。精子バンクを使った妊娠のややこしさや、妊娠した後の社会の無理解について描く。 女性が一人で子どもを産む可能性とこれから 面白かったですが、手放しで肯定できない部分もあり、複雑な気持ちになりました。 まず、最初に言っておくと、私は女性が精子提供をしてもらって出産すること自体には肯定的です。今の出産にまつわるシステムは、戸籍制度や家族制度を前提としすぎています。女性が子どもを授かること=結婚という思想は女性の人…

  • 『クララ白書』氷室冴子 集英社コバルト文庫 全2巻 感想

    あらすじ・概要 中高一貫の女子高に通うしーのは、中等部の途中から寄宿舎であるクララ舎に入ることとなる。しかし、クララ舎に途中入寮するイニシエーションとしてドーナツを揚げさせられて……。女の園で暮らす女の子たちのトラブル、日常、友情を描いた連作短編。 面倒な感情が描かれつつもドロドロしすぎない 女性同士の面倒な感情が描かれつつも、話はあっさりしているところが読みやすかったです。 特に主人公三人組が、ときにけんかしたり反目したりしながらも仲良しなのに癒されました。けんかのシーンはそりゃあけんかするだろうな……という展開なのですが、誰かが騙されているのではないかとなったら駆けつけるなど、愛の強さにぐ…

  • 『小さな紳士と山の化け物』ぬら次郎 KADOKAWA 全3巻 感想

    あらすじ・概要 今まで恋をしたことがなかった猫の紳士は、山に住む怪物「お嬢さん」に恋をする。一緒に食料を集めたり、会話をしたりしながら、ふたりの距離は近づいていく。だが、紳士は「お嬢さん」と違う存在であることを気にし始める。 怪物と紳士のピュアピュアラブストーリー 「Twitterでよくまどマギへの巨大感情でバズってる人だ……」と思って購入したんですが、面白かったです。面白ツイッタラー扱いしてすみませんでした。今どき珍しいくらいのピュアピュア恋愛漫画でした。 恋を知らない猫の紳士と「お嬢さん」の恋愛が進展していくところはすごくかわいかったです。ふたりは父親への葛藤を抱えており、会話するたびに過…

  • 『華は天命を診る 莉国後宮女医伝』小田菜摘 角川文庫 感想

    あらすじ・概要 医学校を卒業した翠珠は、ひょんなことから後宮で働くこととなる。翠珠は陰謀や噂が蔓延る後宮での労働にうんざりするものの、医術を通して妃たちの悩みを解決するうちに、彼女らの複雑な事情を知ることとなる。 人間観やジェンダー観がシビアな医女もの 医女ものとしてはよくあるプロットですが、謎解きやキャラクターの関係性でテンプレ的になるのを回避しており、面白かったです。 後宮で繰り広げられる人間観、ジェンダー観はとてもシビアです。 女性にとって権力のあるイケメン男性に惚れられることが幸せである、というラブロマンスの典型から離れて、恋愛や家族愛では決して幸せになれない女性たちが多く登場します。…

  • 双極性障害の人のためのYouTubeチャンネル「双極はたらくラボ」のおすすめ動画10選

    双極はたらくラボとは? 当事者インタビュー 双極性障害の当事者が語る 会に参加した理由/参加前の不安/参加後に感じた良さ・しんどさ 【自傷行為が職場にバレて…】転職を重ね、看護師として私らしく働く 【激務で発症】新卒で1日20時間勤務を2年半/体重30kgを切った/突然、無気力に/3社目で双極性障害の診断/転職20回以上/あるキッカケで症状と向き合う 続かない一般職でなくA型作業所という選択 専門家とのコラボ 「双極性障害と睡眠」の研究者(精神科医)にいろいろ聞いてみた 双極性障害(躁うつ病)の精神科医が「症状、服薬中断、仕事」全て語る【さくら先生】 認知行動療法で双極性障害を改善できる?【公…

  • 『旦那が突然死んだので発達障害児を一人で育てることになりました』せせらぎ バンブーコミックス 感想

    あらすじ・概要 突然伴侶を失い、悲しみにくれる著者。そんな中、子どもの発達障害が判明する。大黒柱として、家事労働者として働く一方、子どもの療育についても悩む必要が出てくる。てんやわんやの家庭で、著者が見いだした救いとは。 自分だけでは子育てできないことを受け入れる 『旦那が突然死にました。』の続編的漫画。面白かったです。 旦那が突然死にました。 作者:せせらぎ エムディエヌコーポレーション(MdN) Amazon 伴侶が亡くなってシングルマザーとして生きていかなければならないのに、子どもの発達障害が判明。空気が読めない、自分の欲求を我慢できない長男に振り回されます。 次第に追い詰められていく著…

  • 『ハンサムマストダイ』アストラ芦魔 ジャンプコミックス 感想

    あらすじ・概要 アイドルファンであるあまり、アイドルのような格好いい振る舞いを好むようになった悠里。しかし、自分がファンだったアイドル、涼が殺害されたことを知り、爆発首輪によってアイドルたちを搾取するシステムを破壊しようとする。その為に、アイドル養成学校に男装して侵入する。 結果的に社会への皮肉になってしまった倫理観ぶっ壊れコメディ 倫理がない作風はいつも通りですが、それを踏まえながらも共感しやすい作品でした。 殺人が当たり前のアイドル業界という設定で、主人公がその業界に反旗を翻す話なので、主人公サイドを応援しやすかったです。 ギャグの過激さは薄れましたが、その分個々の設定が面白くて楽しめまし…

  • 【にじさんじ】壱百満天原サロメ嬢の動画おすすめ10選(2023年12月版)

    今回は壱百満天原サロメ嬢のおすすめ動画をまとめました。2023年版です。 ゲーム実況 「YES」と言わなきゃクリアできるゲーム【DON’T SAY YESですわ~】 【 #ゴージャスおビンタ大会 】 咲き誇れ、おビンタの華──【薔薇と椿ですわ】 【余裕】マナーバトラーサロメ‼お嬢様を目指すなら簡単♥【マナーバトラー礼ですわ】 【おスイカ】🍉スイカゲームに挑戦🍉スイカには会えないかもってきいたんですが❓💦【ですわ】 .。゚+chillい眠れる実況 永遠のファミレスに閉じこもる ファミレスを享受せよ を静かにプレイ💗💤+.゚ .。゚+chill_眠れる実況 午前五時にピアノを弾く を静かにプレイ💗…

  • 『ものいわぬ農民』大牟羅良 岩波新書 感想

    あらすじ・概要 戦後の日本、岩手で行商人をやっていた著者は、そこで農民たちの困窮や、独特の文化、閉鎖的な社会での悩み事を知る。岩手の人々のために役立ちたいと思いながら、インテリ層として人々との距離感に悩む。当時もっとも乳児の死亡率が高かった、岩手の風景とは。 家父長制と同調圧力の中で生きる人々 著者は専門家ではなく元行商の記者ですが、アカデミックな世界に生きてはいないからこそ書ける本だと思いました。 画かれているのは、岩手の家族制度の息苦しさです。ムコやヨメなど、血の繋がらない家族への差別、同調圧力に人生を決められる社会。 第二次世界大戦すら、食べ物が支給され、都会のインテリたちが殴られるのを…

  • まほやく(魔法使いの約束)のウィンターホリデーイベストを読んで感想を書いていく記事

    「次回のまほやくの感想記事はメインストーリー第2部」と言ったんですが先にクリスマスイベストの解放が発生してしまいました……。 なので今回は、予定を変更してクリスマスイベストの記事です。 『雪降る街のプレゼント』 つまらなくはないんですが可もなく不可もなくという感じで、印象が薄い話でした。 思ったのはオズがかわいい、プレゼント買ってあげる子たち優しい、くらいでしょうか……。 『輝く空のペールノエル』 ミチル回。ミチルはたまに腹が立つときもありますがやっぱりかわいいですね。青少年の命の輝きを感じます。 ゲストキャラの魔法使い師弟もかわいかったです。ツンデレ。いたずらで始めたことが街の人たちに喜ばれ…

  • 『ザ・スーパーマリオ・ブラザーズ・ムービー』感想

    あらすじ・概要 配管工の兄弟マリオとルイージは、ブロックやアイテムが存在する不思議な世界へ迷い込む。マリオはルイージを捕らえた悪の首領クッパを倒すために、ピーチ姫に協力することとなる。クッパはピーチ姫に恋愛感情を抱いており……。 細かいことを考えず楽しんでほしい娯楽作 細かいことを考えず頭空っぽにして見る映画。ダラダラ視聴するのに最適だと思います。 序盤で異世界トリップが始まって驚きましたが、配管工が世界を救う設定であるのなら異世界トリップぐらいはするかもしれない、と気を取り直して見ました。 好きだったのがピーチ姫の描き方です。フィジカルの強い女性ですが、人に気を遣うような性根の優しさもありま…

  • 『湿地』バルタザール・コルマウクル 感想

    あらすじ・概要 殺人事件を追う刑事、エーレンデュルは、同時に望まぬ妊娠をした放蕩娘のことで頭を悩ませている。殺人事件を追ううちに、そこには遺伝性の脳疾患を持つ一族が関わっていることが判明した。血と暴力の因縁が、新たな犯罪を発生させる。 視聴者にとってフェアではない映画 面白い映画ではあったんですが、登場人物が全員優生思想を否定することがないのが気になりました。これを「考えさせられる」映画として出してくるのはフェアではないと思います。 遺伝病が作品のテーマとなっていますが、「遺伝病の人もこの世界にいてもいいのでは?」とはっきり発言するキャラクターがひとりもいません。こうなると思想を誘導されている…

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