イタリアの美術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた肖像画「モナリザ」は、「世界でもっとも知られた美術作品」で知らない人はいない。第二次世界大戦後、「モナリザ」を狙った損壊事件が相次いだことから、『モナ・リザ』は防弾ガラスのケースに収められた。そして51年前の1974年4月、日本の東京国立博物館にフランス政府が貸し出し、展示されていた『モナ・リザ』が、足の不自由な女性「米津知子」(⬆️右写真)によって、赤色のスプレー塗料を吹き付けられる事件が起った。モナ・リザ展の開催前に、文化庁が混雑防止のため、「混雑が予想されるから、付き添いが必要な障害者や老人、赤ん坊づれは観覧を遠慮した方がいい」という談話を…