心に寄せた波紋を短歌等で表現。等身大の自分の感覚を写実的に綴っています。
始めたばかりですが、納得のいく作品を作りたいと思っています。一人でも多くの人に、見て頂けたら幸いです。
大振りな芙蓉の花に触れぬようそろりと曲がり行くドライバー
車椅子提げる息子を解(ほぐ)したる義足の父の快活な笑み車椅子で電車を待つ人がいました。強面のおじさんで片足が金属でした。駅員さんが介助に来るかと見ていたら...
休日の我を起こせし蝉の声祭り囃子にしばし圧されつ
一口目は甘きすもものじわじわと拡がる酸味に目覚める体
揺らぐ影に日傘上ぐれば吾を越して先を急げるアオスジアゲハ
沈黙の一眼レフが狙うのはゴミ置き場脇の一輪の蓮どこのゴミ置き場にも蓮がある訳では勿論なく、たまたま前のお宅が育ててらっしゃるのですが。近所のゴミ置き場に張...
洗剤を隅に追いやり柔軟剤柔軟剤の洗剤売場
薄髪の知事面の皮だけ厚く
女ゆえ分かる色の差ハイソックスの黒の色見で神経衰弱
打つ雨に紫陽花の蒼なお深し
中立の紫陽花の白のまばゆし
苦悩とは共通項なり出会えれば一足飛びに近づく心
青空を墨絵が移動する如く弧を描きつつゆく渡り鳥
金比羅に吊られし絵馬は傷口の如く悲願と憎悪を晒す形代を幾重にも着せられし碑(いし)は化身となりて人を飲み込むあけましておめでとうございます。お陰さまで、帰...
平がなの『ひのようじん』の不揃いな響きを挟み寒柝は過ぐ
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