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  • 批判を止めるとイライラ感が減少

    大手映像制作会社に勤めるコウセイさんは、二十四歳のイラストレーターです。小さいころから絵を描くことが大好きで、専門学校を卒業後に今の会社に入社しました。 しかしここ三カ月ほど続く焦燥感で夜寝られなくなり、産業医の勧めでカウンセリングにやってきました。 私 どのような事柄に一番イライラしますか。 コウセイ 人ですね。周りの人達、上司や同僚、親や兄弟もです。友人にはあまりイラっとすることはないです。 私 友人以外の人達のどんなところがイライラの原因ですか。 コウセイ 物の言い方ですかね。僕をバカにするような言い方とか、ダメ出しされたりすると、イライラして夜寝られなくなります。 私 友達だとイライラしない原因は思いつきま

  • 自分に対する責め癖を直して

    みちるさんは広告代理店に勤務する三十歳になったばかりの女性です。大学卒業以来この会社に勤めていますが、労働時間の長い過酷な職場だといいます。 そしてみちるさんの気持ちが沈むようになったのは、半年ほど前にあるプロジェクトのチームリーダーになったころからです。 みちるさんの言葉に耳を傾けていると、ある口癖に気が付きました。それは自分を責める否定的な言葉が多いことです。 「能力のない私が、そもそもチームリーダーになってしまったことが間違いなんです。こんなこと出来るわけないし、絶対に失敗するにきまってます」 みちるさんはとても厳しい、褒めることのないお母さんに育てられた結果、自分の価値をみとめることが難しい大人になったようです。多くの日本人

  • 人間てすごい:見方を変えると脳が変わる

    生きていると様々なことがありますね。良いことも嫌なこともあります。 そして一年も続くコロナ禍、ストレスを感じない人はいないのではないでしょうか。 ストレスがたまると、どうしても嫌なことばかりに目が向くようになります。 無理もないことですが、それを続けてしまうと心の元気がどんどんなくなります。 心の元気回復の方法に、ちょっと見方を変えるというのがありますが、私はこれをフェアシンキングのエクササイズと呼んでいます。 これはアメリカで最も使われている心理療法の一つ、認知行動療法(CBT)を簡素化したものです。 フェアシンキングを続けると驚きの脳内変化が! フェアシンキングによりどのように脳変化が起こるかについては様々な研究がります。 そし

  • 患者さんとイキイキ接したい

    病院で医学療法士として働くひろみさんは、様々なことを不安に感じながら生活しています。 今の仕事を始めて七年がたち、職場では信頼を得ています。また私生活では結婚五年目の夫との関係も上手くいっています。 それなのにどうして自分はこんなにいつも不安なのかしら。理由を考えてみると、不安癖は子供時代に始まったように思います。 常に不機嫌でいつ激怒するかわからない父親と言葉のきつい母親のもとで、ひろみさんは一人っ子として育ちました。家庭内では「どこから矢が飛んでくるかわからない」というような気持ちで生活していたといいます。 ひろみ 不安な気持ちを抑えて患者さんに接している時、笑顔で会話している自分を「ウソっぽい」と思うことがあります。 私

  • 仰天!文化の違い2

    ある時、東南アジアのある国に住んでいる一時帰国中の女性と面談しました。 女性の旦那さんは東南アジアの方で、その国ではよく知られた名家の出身だそうです。 親戚には大臣経験者や学者、医者などがいて、皆とても裕福な暮らしをしています。 結婚5年目だというその女性の表情は沈みがちで、悩みが深い様子です。 旦那さんの文化ではとんでもなく失礼な行為 半年ほど前までとても夫婦仲が良かったそうですが、あることを理由に旦那さんの態度が一変したのです。 「どのようなことが有ったのですか」と聞く私に、女性はとても言いにくそうに、消え入るような声で、 「実は私が主人の前でオ〇ラをしてしまったのです。その日は朝からお腹の調子が悪くて、トイレに飛んでいくのが間

  • 評価を気にして冷や汗が止まらない

    ある有名商社に入社したカイさんは、周りの人達のレベルの高さに恐れおののいています。入社時には、希望の会社に入れた喜びに満ちていたのに、半年経ったころから無力だという思いに心が支配されて、仕事に身が入りません。 なんとか実力を証明したい気持ちと、できないに違いないという不安感が心の中でずっとせめぎあいを続けています。カイさんのように不安が大きくなると、当然のことながら集中力が低下し仕事の能率も上がりません。 焦れば焦るほど空回りして、特に上司や先輩との会話では評価を気にするあまり、最近では多発汗に悩まされるようになりました。以前は特に汗かきというわけでもなかったし熱い時期でもないのに、毎回ワイシャツがびっしょり濡れるほどです。 初めは

  • 人生本当に理不尽で不公平

    海外の大学院を卒業後、大手薬品会社で免疫に関する研究を行っているトウマさんは三十代半ばの男性です。 職場の同僚や友人たちからは、穏やかで礼儀正しいという評価を受けていますが、三年ほど付き合っている彼女から最近ある指摘を受けました。 「あなたは普段仮面をかぶっているけれど、本当はすぐにキレる人よ。カウンセリングでも受けてその性格を見直してもらわないと、これ以上付き合っていくのは無理だと思う」 彼女の言葉を聞いて、トウマさんはハッとしました。そういえば最近彼女とは会えば言い争いになります。特に二人の将来のことを話し合おうとすると、何とも不愉快で不安な気持ちになるようです。 これまでの経緯と私の所見 トウマさんには生まれつき難病を患い五歳

  • 性格は生まれつき?

    古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、 生まれたばかりの赤ん坊はタブラ・ラーサ(磨いた板)のように何も知らず、その後の経験により様々なことを身に着けていく と、主張しました。 もしアリストテレスの主張が正しいとしたら、生まれた後に起きる親の子育てや社会的経験のみが、性格を形成する上での要因であることになります。 しかし生まれたばかりの赤ん坊を見て「この子は疳の虫が強そう」とか、「この子は呑気そう」と、感じることはありませんか。 フロイト以来、長年に渡り心理学の世界では、環境が人格形成に主な影響を及ぼすと考えられてきました。 性格形成の最大の要因は遺伝によるもの しかし1979年に発表されたミネソタ大学による「双子研究」は、それまでの

  • ブレない人になりたい

    まい子さんは常に他人から自分がどう見られているか、気になって仕方がありませんでした。これはとても厳しかった母親から常に「人様がなんとおっしゃるか考えて行動しなさい」と、言われ続けたことが原因だと思っています。 独立して四十歳を越えた今でも、人から「嫌われているんじゃないかしら」、「口ではありがとうと言っていたけど、本心は違うのでは」、こういう思いが頭の中を駆け巡って、しばしば鬱々としてしまいます。 普通人は自分を価値ある存在として認識したい気持ちと、他からも認められたい気持ちがあります。しかしまい子さんのような人が陥りがちなのが、相手が何を望んでいるか、どうしたら相手気に入られるかを考えすぎることです。 ブレない自分になるには まい

  • 五感を使って不安をやわらげる

    子供虐待のニュースに胸を痛めている方も多いかと思います。 1歳半の女児がいるお母さんが、そんなニュースを見てとても不安になりました。 自分もイライラしたら子供に手を上げてしまうのではないか。 我を忘れて首を絞めてしまうかもしれない。 このような思いに駆られて、毎日不安でたまりません。 本来はとても子供思いの優しいお母さんです。 それにこれまで手を上げたことなどないのです。 しかし子供が生まれて以来、環境の変化からかなりストレスを感じていました。 そのような時に、子供虐待のニュースが続きました。 不安に襲われたら五感を意識することをやってみよう 不安に駆られている時って、現実から心がワープしているような状態です。 場合によってはものす

  • 私怒ってます!すると天の声か?

    その時私は怒ってました。なぜならムッとする経験が続いていたのです。 大したことではないんです。 でも大したことない事も重なると不快感が募ります。 しかも蒸し暑い昨今、もし下記のようなことが一日のうちに起こったら腹立ちません? ものすごく急いでいる出がけにストッキング伝染 レジ係がとても不愛想で失礼 病院で2時間待たされ、聞いてみたら忘れられてた せっかく持ってきた傘が壊れて開かない。しかも外はザーザー降り 電車の中で座っていて両隣に迷惑の掛からないようにカーディガンを羽織ったら、隣の女性にカーディガンの袖が触ったらしく、グーで腿をドつかれた! 私は心の健康向上にかかわる仕事をしていて、 「どうしたらそんな時気持ちを安定出来るか一緒に

  • 居場所が見つけられない

    医者の家系に生まれた直人さんは、両親から将来は医者になるよう言われて育ちました。学校の勉強も普段は良くできますが、時にはあまり良い点を取れないこともありました。 そのようなことが起こるたびに「そんな出来の悪いことじゃ、医者になんかなれっこない。そしたら一家の恥さらしだからね」と親は言い続けました。 すると直人さんの中には、「勉強せず医者になれないのは悪いこと」あるいは「医者にならなければ一家の恥さらし」である、という観念が育っていきました。 また「今のような生活をしたかったら、医者以外は考えられないでしょう」という親の意見を聞き続けて、「医者以外の職業では豊かな生活は送れない」という意識も芽生えたようです。 直人さんは小さいころから

  • 自分はいったいどんな人?

    「なんだかいつも演技しているみたいで…」健太さんはため息交じりにそう言いました。大手企業で法務の仕事についているこの男性は、一流大学の法学部出身のエリートです。 母方の親族の多くが法曹界にいて、法学部入学を目指して小さい頃から両親の敷いたレールの上を、懸命に走り抜けた感があるそうです。 「法学部に行きたかったのかどうかも、自分ではよく分からないんです。」健太さんはもともと従順な性格だったので、親の意向に沿いベストをつくしてきました。でもふと、僕は何が本当はしたかったのか。たまにこの思いが胸をよぎります。 本当は何が好きなのか、何がしたいのか。これを考えだしたら、収拾がつかなくなるような気がして。常に親をはじめ周りが望むことを、毎日懸

  • あんなこと言わなければよかった

    あなたは人の評価や批判を気にして、過ぎてしまった会話を思い返して後悔することはありませんか。 あんなこと言わなければよかった なんと思われただろう もう少し言い方に気をつけていれば 相手の取り方次第で、ひどい事言ったと思われているかもしれない 傷つけてしまったのではないか 時には友人や知り合いとの会話でさえ、のちに頭の中でグルグルと後悔の思考がめぐります。 するとあたかも思考の蟻地獄にはまったようで、苦しい気持ちが行ったり来たりしますね。 しかしこれは人生の貴重な時間を無駄にしてしまう残念な行為です。 イチロー選手の生き方 自分のしたことに人が評価を下す。それは自由ですけれども、それによって、 惑わされたくないのです。 上記の言葉は

  • 小さな嘘は自分を傷つける

    S代さんは人当たりの良いやさしい人柄で、職場においても有能で後輩たちからも慕われています。 しかし穏やかそうな外見とは裏腹に心の中では、常に他の人達の評価を気にしています。 本当はとても嫌なことでも、どう思われるかが気になるあまり、みんなが引き受けないような事まで率先して行います。 日常的にそのようなことが続き、最近では休みの日は疲れ果てて、寝ているだけで終わってしまうような状態です。 しかしこんな生活はどこかおかしいと思いながらも、S代さんはどこが変なのか全く分かりませんでした。 子供時代の経験が大きく影響 S代さんの両親はとても仲が悪く、子供時代は喧嘩の絶えない家庭でした。 そして父親は絶えずS代さんを否定するような言動で、今思

  • もう生まれつきでは勝負できない・シニア生活

    シニアになってみると、若い時と随分ちがうなぁと思うことがあります。 体力や頭の回転ももちろんそうですが、これはどちらかというとネガティブなことですね。 でもよく考えてみると、ネガティブなことばかりでもありませんでした。 シニアになって「人生不公平でもないな」と思うこと 生まれながらの顔立ちの美しさや足の長さ、スタイルの良さなどは、どう頑張ってもそう変えることは出来ません。 若い頃は日本人丸出しの自分のスタイルに、随分情けない思いをしたものです。 しかし歳をとってみると、人生そう不公平なことばかりでもないようです。 ある女性が数十年ぶりに中学校の同窓会に行った時のことを話してくれました。 かつての同級生たちは皆一様に歳を重ねていました

  • いつもの生活 柿の木の一年

    いつもの散歩コースに大好きな柿の木があります。 田舎なのでそこら中に林や畑がありますが、どういうわけかこの柿の木が大好きで、時々写真を撮っています。 春 下の写真は、去年の4月に撮ったものです。畑は整備されて、種まきの準備ができてますね。 夏 こちらは昨年7月中旬。葉が青々と茂って、畑には枝豆でしょうか。この辺は「湯上り娘」の産地です。 秋 こちらは昨年11月中旬です。柿ももう終わりですね。 冬 下の写真は新年明けてすぐ、2021年1月2日のものです。 柿の木さんはコロナ禍を知ってか知らずか、いつもの営みを淡々と続けているようです。 コロナが収束して、私たちの生活がこの青空のように晴れる日はいつ来るでしょう。 好評発売中!『フェアシ

  • 「それ以上でもそれ以下でもない」自分を励ます

    ある有名高校に入学した女子生徒が、周りの人達のレベルの高さに恐れおののいています。 入学した時には、希望校に入れた喜びに満ちていました。しかし次第に自分の実力の無さを心配しすぎて、勉強に身が入りません。 なんとか良い成績を取りたい気持ちと、できないに違いないという不安感が心の中でずっとせめぎあいを続けています。 この女子高生のように不安感が大きくなると、当然のことながら集中力が低下し勉強の能率は上がりません。 焦れば焦るほど自律神経のバランスが崩れて、動悸や多量発汗といった身体的症状も起きてきます。 呼吸法を行って自律神経のバランスを整えましょう このような場合一番必要なのは自律神経を安定させて、集中力や理解力を高めることです。 し

  • ボーっとするベネフィット

    私は子供の頃から「ボーっとする」ことが大好きです。 幼児の頃、座敷に置かれていた大きなラジオから童話が流れてきて、その情景を想像しながらボーっとするのは至福の時でした。 テレビがお茶の間に登場する前の大昔のお話です。 もう少し成長してからは通学や通勤電車で本を読みながら、時々車窓の風景をボーっと眺めることから何とも言えない満足感を覚えました。 自分でもなんでこんなにボーっとすることが好きなのかよくわかりません。 しかしこんな私でも、最近はスマホやラップトップに押されて、全然ボーっとしなくなっていることに気づきました。 科学研究による「ボーっとする」ベネフィット 英語では mind-wandering (マインド・ワンダリング) とか

  • 魅力的なシニアになる秘訣

    独身時代から苦楽を共にしたネコのブランディが十九歳で天国へ行った時は、心にポッカリと穴が開いたようでした。 ペットとはいえ長年一緒にいれば大切な家族です。ロサンゼルスでの一人ぼっち生活で、ブランディは私に生きがいを与えてくれた存在でした。 しかしブランディが旅立った頃の私は仕事に忙殺される毎日で、だからとても悲しいのですが、仕事をしている間はそのことを考える暇がありませんでした。 後になって考えると、これはとてもありがたいことだったのです。 抑うつ感を持つ六十代の男性のカウンセリングをした時のことです。この男性の唯一の生きがいは、クラリネットの演奏でした。 特にジャズが好きで、地域のビッグバンドのメンバーとして長年演奏してきました。

  • 三日坊主はいい加減になると防げる

    よく「三日坊主を防ぐにはどうしたらよいですか」と、聞かれることがあります。 特に新年の「目標」を決めた人がそろそろ聞いてくる時期ですね。 運動や読書、ダイエットなど、自分に良いことだとわかっているのに、続かない。それを続けるにはどうしたらよいのでしょうか。 もちろん私も三日坊主の経験がありますが、最近は今日ご紹介する3つのことを心がけて、細く長く続けていこうと思うようになりました。 なぜこれを続ける必要があるか自分を納得させる 例えば健康増進のため、ウォーキングをすることにしました。 ところがもともと健康に問題のない人が、「健康増進」と思ってもあまり説得力がありません。 それに対して、お医者さんから「血糖値が高すぎて、このままだと命

  • 心理カウンセリングに保険適用は不可欠

    日本では心理カウンセリングに保険がききませんね。これを私はとても残念に思っています。 アメリカはじめほとんどの先進国では、保険を使っての心理カウンセリングが認められています。 日本でも最近病院にかぎり認知行動療法を使う場合は、保険適用があるそうです。 これは大きな一歩!とても喜ばしいことです。 リサーチが示す心理カウンセリングの重要性 アメリカでは、心理学の分野でたくさんの科学研究が行われていて、それにより様々な発見があります。 中でも心理治療に携わるほとんどの人が認識しているのは、軽度のうつ病には薬よりも心理カウンセリング、あるいは運動の方が効果が上がるということです。 特に良いのは心理カウンセリングと運動のコンビネーションです。

  • 秘境の湖・南カリフォルニア

    初めてレイク・ヘンショウを知ったのは、サンディエゴ郡にあるパロマー天文台を訪れた帰りでした。 76号線を南下し79号線に乗り換える少し手前で、前方左にに突然湖水が見えてきました。 これはいったい何だろうと地図を広げると、レイク・ヘンショウと記されています。1923年に建設された主に農業用水用の人造湖だそうです。 しかし少しも人工的にに作られたとは思えない景観です。 なぜならこの辺一帯は自然保護区で建物の建設を禁じられているため、展望台からから見下ろす広大な眺めは大自然そのものだからです。 聞こえてくる音はたまに通る車を除けば、そよそよとした風や鳥のさえずりのみです。 まず展望台から湖を眺めその広大さに圧倒されました。 その後水辺まで

  • 自己批判で起きる脳の変化

    親が子供の弱点を指摘することで子供の可能性を伸ばそうとするのは、なぜでしょうか。 一つには昭和の高度成長期に浸透した「改善」の精神が、子育てにも影響したのではないかと思われます。 そしてもう一つには、不安感から親が子供を信じられないということが、理由の場合もあるでしょう。子供を信じるというのは、運を天に任せる必要があり、勇気のいることです。 日々の子育ては、それ自体が忍耐と努力を必要とするストレスの多いつとめです。 しかしそれ以上にストレスを感じるのは、子供がいったいどのような大人になるのかわからないこと、すぐに結果がないことです。 人が一番不安を感じる状況は、「答えが出るまで」、あるいは「結果を見るまで」の「待ち」の期間です。 そ

  • アメリカ生活:ビックリ事件

    アメリカで生活をしていると、日本の常識では想像もつかないようなことが、時々起こりました。 今思い出すと笑い話にできるような事でも、当時は一大事! 中でも銀行口座からお金が無くなった時と、一時的にトンでもない金額が入金された時のことは、今も思い出して笑っています。 預けたお金が消えた (*_*; ある時日本に一時帰国した際、貯金をドルに換えて持ち返りました。 金額は3000ドル。当時の換算レートにすると日本円で45万円位でしょうか。ワイヤートランスファー(電信送金)をするほどでもないと思ったのが間違いでした。 現金を自分の口座のあるセキュリティー・パシフィック銀行の窓口で入金し、レシートを受け取りました。 ところがその後届いた毎月の明

  • ハーバードの人生を変える授業:遊び上手は回復の達人

    私は子供の頃から「遊ぶ」ことが苦手でした。 小さいころから心配性だったせいでしょうか。 7-8歳になるころには、常に「こんなことしてちゃいけないんじゃないか」と思いながら遊んでいたのを覚えています。 ですから遊びに身がはいりませんし、いつも不完全燃焼です。 全くややこしい子供でした。 一歳年上の運動神経抜群の従妹と、休みのたびに遊ぶ機会がありました。 ひろ子ちゃんというその従妹は、川遊びや野山を駆け回る時、校庭にある雲梯を上り下りする時に、心の底から遊びに没頭しています。 本当に楽しそうなひろ子ちゃんの様子を、子供の私は何が違うのかな、と思いながらうらやましく眺めていました。 ハーバードの人生を変える授業 Week22「回復」 ベス

  • 子供が泣き叫んだ時:さけること/すべきこと

    外で泣き叫んでる子供を見かけることがありますね。 そんな時お母さんは本当に大変です。 昨日も近所の公園で泣き叫んでいる子供とお母さんがいました。 何気なく聞いていたのですが、お母さんの大声での受け答えがますます子供を興奮させていることに気づきました。 このような時はどのようにしたら、子供の大泣きを止めることができるでしょうか。 子供が泣き叫んだ時さけること 子供が泣き叫んだ時に、お母さんも大声になって叫ぶのは絶対に避けましょう。 昨日のお母さんも「ウ!ル!サ!イ!」と、大声で何度も叫んでいました。 すると子供はもっと興奮して、ますます大声で泣き叫びます。 また泣いている理由を聞き出そうとするのは逆効果ですね。 興奮している子供は混乱

  • 不安と上手く付き合う法

    常に心にのしかかる不安が一瞬で消えたら、どんなに良いでしょう。 不安感が継続する原因は、脳内物質の値や、過去に受けた辛い経験などがあります。 そしてもう一つの原因として、考え方の癖というものがあります。 例えば、自信のない人は「自分はダメ人間だから仕事が全うできない」と繰り返し思うと、不安感はムクムクと大きくなっていきます。 このように考える人は、仕事以外のことでも同じように考える癖がついている場合が多いですね。そして皆さんもご存じのように、癖はなかなか一瞬で変わることはないですね。 今日は考え方の癖によって生まれる不安感を、次第に緩和する一つの方法をお話したいと思います。 不安感を敵にまわさない 時に不安感は、生活や人生を脅かす敵

  • 追えば逃げるは本当

    人間て追われると逃げる習性があるのはご存じですね。これは太古の昔から何かに追われるのは命の危険に直結する、という本能的な認識から生まれたのかもしれません。 気持ちの上で追いかけるような場合も、同じようなことがよく起きます。夫婦やカップルのどちらかが自分のパートナーを追いかけ続けて、相手がげんなりしている場合がありますが、これが二人の関係がギクシャクする根本原因であったりします。 例えば旦那さんにもっとかまってもらいたい奥さんが「あなたは本当に人の気持ちがわからない」とか、「今何してるのか必ず電話してよね。電話が無理でもラインならできるでしょ」などと、責めるように言い続けたとします。 このような場合は、気持ちの上で旦那さんを追いかけて

  • 暇は大敵

    アメリカでは心理カウンセリングに保険が適用されるため、多くの人が気軽にそして頻繁にカウンセリングを受けます。 そして特に2月と9月は、毎年とても忙しい日々を送りました。 2月。クリスマスからお正月にかけての大騒ぎや里帰りの時期が終わると、相談に訪れる人の数がぐんと増えます。 主な相談は「クリスマス休暇で夫の実家に帰ったら、姑に散々嫌味を言われた」や、「年末年始はとても忙しかった。休暇も終わり日常生活に戻ったら、毎日寝られないんです」など。 そして九月。夏季休暇がすみ、学校の新年度が始まる時期にも相談が倍増します。 「子供の学校が始まってやっと生活が落ち着いた。でもなんだかまた気が滅入って」、 あるいは「夏の間は旅行をしたり海に行った

  • イキイキしたふりをする!

    新年、あけましておめでとうございます。 2021年が皆様にとって最良の年になりますよう。 このブログを通して、心が元気になるメッセージを発信できればと思っています。 本年も、どうぞよろしくおねがいいたします。 他の人との会話が苦手な人の思い 不安感が強く自分は「社交下手」だと思う人が、不安な気持ちを抑えて会食などに出席する時、笑顔で他の人と会話している自分を「ウソっぽい」と表現することがあります。 その人にしてみると、本当の気持ちとは真逆の対応をしている自分に対し、抵抗感を持つのでしょう。 そしてその人に「理想的には会食の時どのような態度でいたいのですか」と質問すると、「イキイキと会食を楽しみたい」と答えます。 ところがこの人の既存

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