定年後に多い夫婦喧嘩の理由 定年退職後には忙しかった現役時代を取り戻そうと、夫婦仲良くいっしょに趣味の時間を過ごすなど、楽しく暮らしたいと誰もが思っているでしょう。 ところがふたを開けてみると、想像とは異なり衝突することが増えてしまいます。 お互いのストレスは日に日に募るばかり。 定年退職し子供も独立しているとなると、夫はまるまる自由時間が手に入ります。 自分を犠牲にしながら必死に家族のために働いてきた夫にとっての定年は、ようやく訪れる自由な時間です。 仕事から離れてのんびり気ままに過ごしたいと考え、何をしようか楽しみにしている人が大半です。 その一方で妻は、夫が一日家にいることを憂うつに感じてしまいます。 妻にとっては、せっかく築いてきた自分の生活リズムや友人関係が乱されるのです。 それまでは簡単に済ませていた昼食も、家にいる夫のためにきっちり作らなければなりません。 外出や友人との会合も、今までのように気ままに出かけることも制限されます。 妻としては、夫に仕事なり趣味なりで社会とかかわり、家を空ける時間を作って欲しいのです。 夫婦間の思惑の違いから、日常生活でのズレが積み重なってい
定年後に多い夫婦喧嘩の理由 定年退職後には忙しかった現役時代を取り戻そうと、夫婦仲良くいっしょに趣味の時間を過ごすなど、楽しく暮らしたいと誰もが思っているでしょう。 ところがふたを開けてみると、想像とは異なり衝突することが増えてしまいます。 お互いのストレスは日に日に募るばかり。 定年退職し子供も独立しているとなると、夫はまるまる自由時間が手に入ります。 自分を犠牲にしながら必死に家族のために働いてきた夫にとっての定年は、ようやく訪れる自由な時間です。 仕事から離れてのんびり気ままに過ごしたいと考え、何をしようか楽しみにしている人が大半です。 その一方で妻は、夫が一日家にいることを憂うつに感じてしまいます。 妻にとっては、せっかく築
ある時町一番の占い師に見てもらう機会がありました。 その日は当時勤めていたサンディエゴ、シャープ病院の職員のための癒しの日。 時々アメリカってつくづく変わってると思いましたが、このイベントもそうでした。 病院が職員のために代替治療の有名どころを呼んで、医師や看護師、事務方や私たちインターンまでそのサービスを受けさせようというわけです。 料金はすべて病院もち。 いつも王道の医療を提供している病院が粋な計らいだと思いました。 その中には針治療や指圧、オイルマッサージや気功、そしてなんとサンディエゴで一番と言われている占い師までいました。 将来を占ってもらうと その占い師は映画オズの魔法使いに出てくる良い魔女にそっくりなとても美しい白人女性でした。 聞くところによると普通に見てもらうと一回日本円で4-5万円するのだそうです。 その人の前は長蛇の列で、いつもムスッとしているお医者さんや、インターンに厳しい看護師さんも並んでいました。 みんなお悩みがあるのですね。 一時間近くも並んで、やっと私の番がきました。 しかしどう見てもその時町一番の占い師さんはお疲れのようでした。 水を飲んだり汗を拭いた
ある時町一番の占い師に見てもらう機会がありました。 その日は当時勤めていたサンディエゴ、シャープ病院の職員のための癒しの日。 時々アメリカってつくづく変わってると思いましたが、このイベントもそうでした。 病院が職員のために代替治療の有名どころを呼んで、医師や看護師、事務方や私たちインターンまでそのサービスを受けさせようというわけです。 料金はすべて病院もち。 いつも王道の医療を提供している病院が粋な計らいだと思いました。 その中には針治療や指圧、オイルマッサージや気功、そしてなんとサンディエゴで一番と言われている占い師までいました。 将来を占ってもらうと その占い師は映画オズの魔法使いに出てくる良い魔女にそっくりなとても美しい白人女
心の健康を向上する方法として、幸福感を増すっていうのがあります。方法はいろいろありますが、ここでお話しするのはその中の一つです。 そんなこと言ったって不幸だと思ってる時に、どうやって幸福感を増すんですか!とお叱りの言葉をいただきそうです。あなた様の気持ちよくわかります。私もそう思います。 幸福感というとちょっと大げさかもしれませんが、ネガティブスパイラルを超特急で降りていくのを食い止め、心をニュートラルのほうに引き戻すと思ってください。 その方法とは、今日一日の中で起きたちょっとポジティブなことを3つ書き出すということです。これを毎日やるのです。私のクライアントさんは携帯メモで行っている人が多いです。 例えば子育てでストレスバリバリのお母さんだとしたら、このように書きます 1.子供の笑顔が可愛かった 2.駅で走ることが出来た、そしたら乗れないと思った電車に乗れた 3.サンマがとても美味しかった こんな簡単なことで良いんです。これが心の軌道修正になって、あなたをネガティブスパイラル急下降から救ってくれます。 この方法はアメリカ心理学会で大真面目に奨励している幸福度を増すエクササイズの一つ
昔から「困った時の神頼み」と言われるように、日本人は窮地に立った時や望みをかなえてほしい時など、無意識に祈るという行為を行ってきたように思います。これは信仰心の有る無しに関わらず、多くの人が経験する自然な行為のようです。 自分のことを考えても、両親が宗教団体に属していたわけでも、生活の中に信仰があったわけでもありません。しかし子供の頃から何か大きなことにチャレンジする時や、家族が重い病気に罹った時などに、自然に「どうぞよろしくお願いします」と祈っていたのを思い出します。 いったい誰に向かって祈っていたのかと問われると、はっきりした答えは浮かびません。「神」あるいは「仏」でしょうか。それとも「大いなる宇宙の力」でしょうか。いずれにして
服飾業界のバイヤーとして働くしのぶさんは、魅力的な女性です。 子供の頃に両親が相次いで亡くなり、十三歳の時に親戚に引き取られました。 ところがそこには五歳年上の従兄がいて、しのぶさんに性的虐待を繰り返すようになりました。 このことはあまりにも恐ろしくて、また親戚の家から追い出されそうで、誰にも話したことはありません。 高校卒業後一人暮らしをはじめ、夜学に通って服飾の勉強をしながら今のキャリアを確立しました。 これまで男性との付き合いはほとんどなく、辛かった従兄からの虐待が常にしのぶさんの心を苦しめます。 しのぶ 男性との付き合いはたくさんです。百害あって一利なしというのが正直な気持ちです。男性全員を敵のように思います。男性相手だとい
バレンタインデーですね。 この時期になると必ず20年ほど前のバレンタインデーを思い出します。 その頃私はロサンゼルス空港近くのカウンセリング・センターでインターンを始めました。 学校のクラスを取りながら、トレーニングの一環として少しずつ実際のクライアントを持たされるわけです。 そしてその年のバレンタインデーに、人生初のクライアントと面談することになりました。 人生初というのは大体において緊張を伴うものですが、この時ほど緊張したことはいまだかつてありません。 きっと私は顔面蒼白だったのでしょう。 クライアントの到着を待つ間先輩カウンセラーたちから、 「大丈夫よ。なんとかなるわ」 「この世の終わりじゃないよ」 「始まったら、あっという間に終わるから」 などの言葉をかけられました。 カウンセリングはクライアントが主役です。 ですから私が緊張しすぎて面談にならないほど情けないことはありません。 いよいよ時間がきました。 面談室に入ると私と同じくらい緊張しているクライアントがソファに座っていました。 そして私が席に着くやいなや、息せき切ったように話し始めました。 それはクライアントのある人に対す
ステイホームが続いていますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。 仕事をすべてオンライン面談にしてから一年近くがたちました。 私たち心理カウンセラーの仕事はオンラインに抵抗を感じなければ、全く支障なく仕事を続けることができて本当にありがたいことだと思います。 しかし休みの日に外出して気分転換することができないので、今はもっぱらネットフリックスで映画を見ています。 そして昨日は「世界にひとつのプレイブック」を見ました。主演のブラッドリー・クーパーが演じる元高校教師パットには躁うつ病の症状があり、年中警察を巻き込むような騒ぎを起こします。 躁うつ症状に苦しむ様子を見たことがない人にとっては、オーバーなハリウッド映画に見えるかもしれません。 もちろん症状は個人差があり、すべての人がパットのようではありません。 治療が功を奏してつつがなく社会生活を送る人もいれば、極度の躁状態から人が変わったようになり、殺人事件さえ起こすような人もいます。 躁状態のクライアントによくあるのが、非常に気が大きくなり自分には「なんでも可能な能力」が備わっているように感じることです。この状態は本人にとって、とても気持ち
心の健康を保ちながら生きるためには、自分の存在を認めること(自己肯定感)がとても大事です。 自己肯定感は、自分を信じることや、難しいことに挑戦する時、また重要なことを決定する時になくてはならないものです。 また、社会の中で自分の価値が認められていると感じる(自己有用感)ことも、有意義な人生を生きる上で欠かせません。 一説によると、自己有用感を持つことは自己肯定感を持つ以上に大切だそうです。 自己有用感とは 自己肯定感に比べて、自己有用感という言葉は耳慣れないかもしれません。 文部科学省、国立教育政策研究所は自己有用感を、 「人の役に立った、人から感謝された、人から認められたと感じる自己有用感は、自分と他者(集団や社会)との関係を自他ともに肯定的に受け入れられることで生まれる、自己に対する肯定的な評価」と説明しています。 自己肯定感や自己有用感は、育つ過程で受けた親の子育てや、周りの人達との交流を通して、その土台が出来上がります。 親の見守りで自己肯定感や自己有用感が備わる 親が子供の意思や希望を尊重して、子供に選択の余地を与えることを通して、子供は何かに挑戦する経験を持つことができます
行彦さんは父親にはどうやら愛人がいるらしいこと、それによって母は嘆き悲しんでいることを小学校に入るころから知っていました。そしてそれ以来、家庭内で母を守る役割を演じるようになりました。 そんな中、母の興味の矛先は行彦さんの一挙手一投足と、将来の成功に向けられます。そして過干渉の母は息子が進む学校や習い事、友達選びまで息子の意見を尊重することなく、勝手に決めるようになりました。 行彦さんは多少の息苦しさを感じながらも「これは母の愛である」と、自分を納得させることで、家庭内の平安を保つことを選択し続けました。息苦しさはなるべく無視して、自分の気持ちを殺し続けました。 反抗期に起こる重要な事柄の一つが、精神的な意味での「親の子離れ」と「子
良きにつけ悪しきにつけ、子供時代に親との生活から得るものは私たちの中に深く根を下ろしていきます。 大人として有意義な社会生活を送るには、健全な自己肯定感や自信を身に着けていることがとても重要です。 親に対して健全な愛着と信頼が身に着いた子供は、肉体的にも精神的にもすくすくと成長し、失敗を恐れず様々な経験を積むことができます。 すると自己肯定感が向上して、自信ある大人へと成長していけるのです。 親は自分の味方意識の重要性 親に対する愛着と信頼とは、言い変えると親は自分の味方だと思えるということです。 親は自分の味方である意識が育つと、安心して難しいことに挑戦したり、困難に打ち勝つ力を身に着けることを可能にします。 また、重要なことを決
三十八歳の専業主婦さやかさんは末っ子で、特に子供の頃は何をするのも時間がかかりました。 幼稚園に行き始めてすぐに先生から「さやかちゃんは何をするのも一番最後です。お家でももう少し早くできるように気をつけてあげてくださいね」 と言われるような子供でした。 そのころからさやかさんに対する母親の叱咤激励が始まりました。何しろ昭和生まれの母ですから、褒めることを知りません。 「さやか‼ グズグズしてちゃだめよ。早くしなさい」 「あんたはどうしてダメなのかしら」 「ま、ちょっと無理だと思うけどね」 「はっきりしないわね。シャキシャキしなさい」 毎日のようにこのような言葉が飛んでくるのですが、内気なさやかさんはオドオドするばかりで、母の激励は全
悩み事を抱え込む人の中には何事もいつも自分が悪いと思う人と、状況や周りの人が悪いと思う人がいます。 どちらにしても悩みを抱えて生きているわけですから、気持ちはなかなか晴れません。 自分が悪いさんは責任感がありすぎの傾向があり、周りが悪いさんには責任転嫁の傾向があります。 自分が悪いさんが思うこと 自分が悪いさんはチャンスがあっても自分の能力がないからモノに出来ないと思い、意気消沈しがちです。 自分の周りで起こる様々なことの原因は、自分の至らなさや勇気の無さが原因だと、しばしば自分を責めがちです。 まわりが悪いさんが思うこと その反面周りが悪いさんはネガティブな事柄は、常に周りが原因だと考えます。 周りにいる人間が無能で自分の価値をみ
二十八歳の女性編集者みつきさんが担当している雑誌は、都会での豊かなライフスタイルや高級雑貨などを紹介する月刊誌です。 仕事はとてもやりがいを感じていたのですが、長く続くコロナ禍で最近は以前のような取材ができません。また取材以外は常に会社の編集部で仕事をしていたのに、今は特別なことがない限り自宅でのリモートワークになりました。 環境的な変化だけではなく、最近自分の心が少しも晴れず、疲労感が抜けないことも不安で仕方がありません。 みつき 何しろ孤独なんです。私は一人暮らしですから、自宅で仕事をしていると誰とも会わない日もあるし。孤独だという気持ちに取りつかれると、いてもたってもいられないような気持ちになります。ちょっとしたパニックです。
ゆり子さんの夫が肺がんで亡くなってから8年になります。 二人の子供もすでに結婚して独立し、70歳になるゆり子さんは家族で住んでいたマンションを大改造して、ゆったりと一人で暮らしています。 パートの仕事も夫が病気になって以来辞め、今は年金生活です。 子育て時代から一緒の同年代の友人がマンションにはたくさんいて、一人になった今でも退屈することはほとんどありません。 毎週のように運動もするし、年に何回かは旅行にも行きます。 つい先日もスペイン旅行のツアーに一人で参加して、アンダルシア地方を満喫してきました。 時が解決してくれた辛さ しかし夫が診断から3か月でアッという間に亡くなった時は、本当につらく心細い思いで毎日暮らしました。 その時期
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