俳句と映画のゆうゆう散歩
暫く休養後、久し振りブログに戻って来ました。何だか浦島太郎の気分です。 亦、宜しくご指導願います。
令和2年9月30日(水)木の実:きのみ、このみ団栗の名で呼ばれるブナ科の植物の橡(くぬぎ)、楢(なら)柏、樫(かし)、榎、榧(かや)、椎(しい)、椿(つばき)無患子(むくろじ)、櫨(はぜ、)胡桃(くるみ)栃(とち)杉、栗など、大小様々な秋に結実して落ちる木の実の総称。ウラジロガシの木山茶花の実楠の実泰山木の実ギンナン椎の実普通には果樹は含まない。これらのみは、秋に熟して自然に落ちる。「木のみ」は俳人、富安風声の有名の句があるよろこべばしきりに落ちる木の実かな俳人の高浜虚子は「俳句読本」の中で、この句について「この句は木に情を持たせた句であって、人が喜んで居ると木はその喜びの感情を受けて頻りに木の実を零す」と讃えている。ドングリ木の実は、童心を誘うもので、木の実を一杯拾い集めるのを競い合ったり、団栗に軸を通して「...木の実
令和2年9月29日(火)竹の春竹はイネ科タケ亜科の多年生常緑木本の総称で、タケ群とササ群に大別される。茎は木質化、隆起した節があり地上茎、地下茎に分かれる。地上茎は直立し多くは中空で、地下茎は節部から根及び地上茎を生じる。これが筍である。葉は狭長扁平で先端が尖り短柄。真竹は、約120年を周期とし、稲穂状の花を付け後、多くは枯死すると言われる。竹は春から夏にかけてが繫殖の季節で、地下の根茎から若芽がでる。これが「筍」(たけのこ)である。竹の子は地上に出て2,3カ月で一本の竹に急成長する。従って筍掘りは旬の内にどんどん掘り起こし、これを放置すれば、見る間に真竹として成長し、竹藪化し、翌年に筍を掘り起こす事ができない。シーズンの終わりになると、大きくなり過ぎた筍をよく頂くのも判る様な気がする、、、、、この頃になると、...竹の春
令和2年9月28日(月)大相撲秋場所、正代優勝大相撲秋場所は、昨日(9月27日)千秋楽を迎へ、関脇の「正代」が、新入幕の「翔猿」(とびざる)を土俵際、突き落しで破り、13勝2敗で初優勝した。噛みしめる正代、悔しがる翔猿熊本県出身力士の幕内優勝は初めての事。コロナ禍の今場所、初日から両横綱(白鵬、鶴竜)が休場し、合せて12人が休場する異例の事態の中で、場所を盛り上げたのは、正代、と猿翔の二人、今年に入り2度の優勝の機会を逃した関脇の正代と、新入幕ながら、小さな身体で土俵一杯、縦横無尽にその名の通り動き(飛び)周り、男前も在って館内を大いに沸かせた。その動きは「格闘技」の様で、終わった後のあの笑顔は、女性ファンがまた増える、、、、正代直也(本名)平成3年11月5日生(28歳)、熊本県宇土市出身身長:184cm、体重...大相撲秋場所
令和2年9月27日(日)稲:稲穂イネ科の一年生植物熱帯アジア原産、草丈60cm程季語としては、穂を出して黄金色に輝く秋の稲をいう。日本での稲作は古く、縄文時代の後期に始まったと言われ、長い時間の経過の中で、日本人の精神文化の形成に大きな影響を与え続けてきた。日本の気候風土に適しているため、古くから栽培された日本の主要作物である。花の後に結ぶ穀の成果が米であり、日本は勿論アジアや世界の熱帯、亜熱帯地域で栽培され、主食となる。水稲と陸稲の栽培があり、早稲、中稲、晩稲に別れ、澱粉の性質により、「粳米」(うるちまい)糯米」「もちまい」に分けられる。春に籾を撒き、夏に田植え・除草を行い、秋に出穂して実り、収穫される。季語で「稲」という場合、青田稲ではなく、葉や穂が黄色くなって稲刈りが出来る様に実ったものをいう。北海道や東...稲穂
令和2年9月26日(土)さつま芋:甘藷ヒルガオ科の多年生、植物中南米原産我国へは中国から宮古島へ入り、琉球から薩摩(鹿児島県)に伝わった。江戸の享保年間に、青木昆陽が普及させた。畑に植えられた甘藷の苗は、夏の間に蔓が伸び葉が地面を這うようになると地下の塊根も太り、初秋から掘り起こしが始まる。肥大した根が食用となる。塊根は食用の他、酒類、アルコール、澱粉等の原料となる。亦、蔓と伴に葉は家畜の飼料となる。サツマイモには異称も多く、カライモ、リュウキュウイモ、トウイモ、アメリカイモ等といわれる。朝、スーパーへ買い物に行き、店先に「鬼まんじゅう」を見つけ、早速買って帰る。カミさんの大好物だ。毎年、さつま芋が出始める(今では年中在るか?)季節、カミさんは「自家製鬼まんじゅう」を作る。さつま芋を1cm程の角きりにして、薄力...さつま芋
令和2年9月25日(金)MRI検査カミさんの膝の痛みの治療で、水曜日にレントゲンと血液検査を行い、今日はMRI検査を受診する。10時30分:病院到着10時45分:検査衣に着替えネックレスの他、貴金属類脱着入れ歯や湿布類も外すこと11時00分:検査開始、約30分間静止状態の儘、ベッドに仰向け時折、木槌を叩く様な、サイレンの様な音等が鳴り響く、、、、(私も過去に経験有)カミさん、「何で膝の痛みに、色々な騒音が要るの、、、?」今日は、このMRI検査のみで、結果は10月2日(金)との事会計窓口に行くと、お昼前のラッシュ状態で、順番待ちの列、、、凡そ20分程待たされる、、、皆さん、慌てず騒がず、、、、。先日(水)の帰路、交通事故の大渋滞はなく無事帰宅、、、気無しか?カミさん先日より元気で、時折顔を顰めるが、痛みは治まって...MRI検査
令和2年9月24日(木)久方の病院カミさんの膝の痛みが治らず、朝一番でタクシーを呼び、病院へ向かう。大通り(江川線)を北へ進み、病院への細い通りへ右折、直線車両が多く、いずれもかなりのスピードで、、、「飛ばし過ぎだよねー」「我々も怖いでヨ」と運転手さん。皆、出勤のため急いでいる様だ。そんなに急くなら30分早く出れば良いのに、(名古屋の交通事故死減らぬ訳だ)やッと車が切れ、右折し病院へ到着した。受付カウンター前には早くも列ができ、皆さんそれぞれに整理券(番号札)を手に並ぶ。辺りを見回すが、整理券等見当たらず、、「もう整理券はなくなりました。後は順番まちです。」前の方が教えてくれる。未だ8時、受付は8時30分だが、、、、「それでは、番号をお呼びします。1番から5番迄の方」受付開始、、10分程で番号が切れ、我々の受付...通院
令和2年9月23日(水)イグ・ノーベル医学・教育賞今年の「イグ・ノーベル賞」の医学・教育賞部門に今年、世界世中に大流行した新型コロナウイルス感染症(COV[ID-19)について「政治家は科学者や医師よりも、生と死に直接的な影響を与える」という事実を世界中に教えたと発表した。今朝(9月23日)の中日新聞のコラム「中日春秋」に今年のイグ・ノーベル賞の記述が在り面白く読ませてもらった。「怪しげなこと、力をたのむこと、世を乱すようなこと、鬼神に関することを、孔子は語らなかった。論語に言う(怪力乱神を語らず)は、後世に伝えられている。立派な人物は理性で説明出来ない事を口にすべきではないという戒めである。論語孔子の時代から凡そ四数百年後にも、戒めは生きていた様だ。吉田兼好は(とにもかくにも虚言多き世なり)と嘘や根拠のない話...イグ・ノーベル賞
令和2年9月22日(火)秋分の日秋分は二十四節気の一つ、太陽が秋分天上に来た時秋の彼岸の中日で「秋彼岸の入り」は9月15日、「秋分」(お中日)は9月22日、「彼岸明け」は9月25日となる。太陽が秋分点に達し、春分と同じく昼夜の長さがほぼ等しくなる。今年のシルバーウイークは19日(土)から22日(火)の4日間だが、23日~25日に休暇を取れば9日間の連休となる(帰省をされる方も多い)秋分の日は以前(戦前)は「秋季皇霊祭」という祭日であったが、昭和23年(1948年)国民の祝日として「秋分の日」と定められた。祖先を敬い、亡くなられた人を偲ぶ日となって居り家族連れで墓参をする姿があちこちに見られる。4連休の初日(19日土曜日)午前、突然(でもなく、今月初め頃から夜中に「足がつる」と言い出した)「左脚が痛くて曲がらない...秋分の日
令和2年9月21日(月)敬老の日老人の福祉、敬老に関する啓蒙・実行の日昭和41年(1966年)に国民の祝日に制定されたこの日は長寿を祝ったり、老人のために慰安会等が催されたり老人ホーム等、施設の慰問が行われる。我が町内では毎年敬老の日のお祝いとして記念品が贈られ(70歳以上の方)私も恭しく頂いた。昨日、近くの幼稚園では「敬老の日」の祝いが行われていた様で、園内にある講堂からピアノの伴奏と伴に園児らの歌声が聞こえていた、、、、、。もう10年程になるが娘の住む一宮から声が掛かり、「幼稚園の敬老を祝う会」に誘われ、夫婦で出かける。園児等の「歓迎の歌」に始まり、お遊戯、楽器の演奏等が披露され、園児と遊ぶコーナーでは、年寄りから園児へお手玉、独楽回し等手ほどき、一緒に遊ぶ。最後に園児がそれぞれの爺さん、婆さんの背に回り、...敬老の日
令和2年9月20日(日)栗のお菓子を作る友人から栗をいただいた!我が家では今年初めての栗である。友の一言「今年は余り出来が良くなかった、、」数はほどほどに在るが、実はやや小さめである早速カミさん、圧力鍋にいれる、、、、、「何にしようか?」と言いつつ、、擂鉢を取り出す。蒸しあがったものを、只ひたすら皮を剥き始める。皴の手を眺め、、温もりを感じる。「実が小さいので取り敢えず半分、栗きんとんモドキ残り半分は渋皮煮を、、、、」皮を剥いた栗の実を鉢に入れ潰し、蜂蜜と砂糖を加え混ぜ合わせる。型を丸めて紙カップ小)に詰める。一つ味見、「ウン、見栄えは悪いがとても旨い、、、」後は、渋皮煮を作る、、、、、今日の1句ひたすらに妻ねんごろに栗を剥くヤギ爺栗のお菓子
令和2年9月19日(土)菅総理に、追伸警視庁や愛知県警等の合同捜査本部は、18日午前ジャパンライフの山口隆祥元会長ら元幹部14人をマルチ商法で顧客からの資金をだまし取ったとして逮捕をした。総額2100憶円に上るといわれる。山口容疑者は1975年、群馬県伊勢崎市に創業、1980年、家庭用の磁器ネックレス等の販売開始1983年、政治団体設立、84年、物流センターを始動、2000年東京都千代田区へ本社移転、2003年、預話商法(商品を長期間、顧客から預かり、その運用をし配当等を顧客に返還するとし顧客から商品代金を出費させる)実質は殆ど返金は無かった。2007年、娘を社長にしじぶんは会長職へ、、、その頃消費者庁の幹部、警察、官僚等から天下りさせ、、当時の政府議員への政治献金を行う、、2015年、当時の安倍首相から「桜を...菅総理へ追伸
令和2年9月18日(金)菅内閣(アベノ院政)内閣自民党の菅義偉総裁(71)が第99代首相に選出された。公明党との連立内閣がスタートした。操り人形?閣僚は、前内閣(安倍首相)からの再任8名、ポスト変更し残留者が3名。アベノミクスの継承すると明言。派閥に属さない菅首相は「派閥に捉われない内閣を作る」と明言されたが、派閥の勢力に応じてポスト配分された。悪のひそひそ、、党内の人事も二階幹事長が留任され、党内の引締めを図る。二階幹事長「最優先課題は、コロナウイルス感染拡大防止と経済の両立」と仰るが、この顔ぶれ前任と殆ど変わりない様で、、、唯一、田村厚生労働大臣はコロナ問題に関してTV番組でよく意見を述べらていた事を踏まえ、スピード感を持って対応して頂きたいと、期待する。この冬、コロナとインフルエンザの流行が懸念される。両...菅内閣発足
令和2年9月17日(木)公園の草取り2カ月ぶりの草刈りである!町内では、毎月一度公園の清掃と草刈を行っているが、8月は猛暑が続く為「熱中症対策」として、草取りを中止していた。その間、雑草達は待ってはくれず、台風などで降り続いた雨と連日の猛暑に、成長著しく伸び放題の草茫々となっていた。今回は早めの7時30分集合(通常8時)、12名の参加。例年なら毎回17,8名は参加するのだが、コロナの影響で殆どの町内行事を中止しているため、参加者が少ない。全員マスク着用し、虫除けスプレーを噴霧、草叢には蚊取線香を置き、作業を開始、、、、広場を中心に草刈り機(2台)で刈った後、熊手で収納袋(ゴミ45L用)にかき集める。機器の使えぬ遊戯周りやベンチ下、公園の四方隅は手作業(鍬、釜等)で草を採る。前日の雨で草は採り易いが、草いきれと蚊...公園の草取り
令和2年9月16日(水)虫:虫の声秋に鳴く虫を総称して「虫」という平安時代には「蜩」(ひぐらし)等も含まれていたが、今では蝉は除かれる。日本人は虫の音を「虫の声」といい、言語脳である左脳で意味あるものとして聴くが、西洋人は無意味な雑音として右脳処理する。虫を大別すると、コオロギ科:蟋蟀、鈴虫、松虫、邯鄲、草雲雀、鉦叩えんま蟋蟀:キリキリキリ、、、、鈴虫:リーンリーンリーン松虫:チンチロチンチロチンチロリン邯鄲:ルールールーと鳴く鉦叩き:チチチチチ、、、キリギリス科:きりぎりす、馬追、轡(くつわ)虫等キリギリス:ギースイッチョン、、くつわ虫:ガチャガチャガチャガチャ、、、、どちらも「バッタ目」で、雄は翅を擦り合わせて求愛の音を出す。これを「虫鳴く」といい、「虫の声」が虫の闇を濃くして、秋のしみじみとした情緒を醸し...虫の声
令和2年9月15日(火)萩の花:白萩、枝垂れ萩普通、仲秋になると「萩」は盛りから、見頃を終える、、自在に伸びすぎた枝を括るのを「括り萩」というが、今年の萩の花は、未だこれから見頃(盛り)を迎える。萩の持つ風趣は、古来から日本人に愛され秋の花として「萩」の字が作られたといい、秋の七草にもなって居る。亦、萩の語源は、古株から新芽を出すので「生え芽」と呼ばれていたことに基づくと言われている。古歌に多く詠まれ、それは連歌、俳諧へと受け継がれ行く。名古屋の近郊、稲沢市に萩寺で有名な「圓光寺」がある。今年は、萩の花も少し開花が遅く、見頃はこれから、、、以前、吟行で毎年よく訪れていた。名鉄、「国府宮駅」からバスで約10分程行くと、「矢合観音前」に到着する。バス停前から参道には団子屋等の売店や植木屋等が続く。冷やかしながら細い...萩の寺
令和2年9月14日(月)とんぶり:すぶしアカザ科の1年生の箒草(ほうきぐさ)の実箒草は庭や畑に植えられ、茎は乾燥して草箒にする。とんぶり畑緑色の小粒な実は、油で炒めたり、和え物にいれる。そのプチプチした舌触り、歯ざわり、食感は「畑のキャビア」といわれ、珍重される。東北の日本海側では「とんぶり」、八戸地方では、「すぶり」と呼ばれている。とんぶりの名の由来は、魚の鰰(はたはた)の卵の「ぶりこ」に似た、中国の唐伝来の「唐ぶりこ」が省略され、それが訛ったものと言われる説が有力である。出羽の国(今の秋田県)の米代川流域に住んで居た民(「百姓)達は箒草を栽培して暮らす中、飢饉に遭遇し、その果実を何とか食べる事は出来ないか工夫し、食べたのが始まりと言われる。以降、当地域の特産物として定着し、この地方の名産品となった。秋田の特...とんぶり
令和2年9月13日(日)含羞草:オジギソウ、眠り草マメ科オジギソウ属の多年草(日本では一年草)ブラジル原産で日本へは、江戸時代にオランダより渡来した。含羞草の葉は「合歓の木」に似て夜に閉じる。手で触れると直ぐに閉じる事から眠りそうとも言われている。葉に物が触れると、頭を下げる姿に似て、お辞儀をする様に見える事から「おじぎそう」と言われる。これは物が触れるとその振動や温度差、水分等の微妙な刺激を受けて葉が縮む。これがお辞儀をする様に見える様だ。日当たりの良い、水はけの良い場所を好む。冬になると乾燥しやすく、枯れてしまうので日本では越冬は難しく、一年草と言われる所以である。花が終わり、秋に粒上の種を採取して保管する。翌年の5月頃に種を蒔くと、7~9月頃にピンク色の球状の花が開花する。草丈は低いが棘があるので注意。ご...含羞草(オジギソウ)
令和2年9月12日(土)お弁当先日、向田邦子さんの著書「海苔と卵と朝めし」というエッセイを読んだ。海苔と卵と朝めし:向田邦子著向田邦子さんは幼少期、父親の仕事柄転勤が多く、何度も引っ越しを余儀なくされた。その影響で、全国各地の様々な土地で多くの体験をされ、都度、色々なその土地の食べ物に纏わる思い出がある。それらは、大人になってからも忘れられない味となり、エピソードとともに心に残っている様だ、、、、、この本には、その頃の各土地での体験と食べ物の味、、当時の生活を思い出させる一つ一つの物語がある。中でも「お弁当」という記述が、当時の貧しい世相が伴に現代に通ずるものがある。日の丸弁当、目刺し弁当、「自分が中流であると思っている人が91%を占めるという。この統計を見たとき、私はこれは学校給食の影響だと思った。毎日一回、...お弁当
令和2年9月11日(金)糸瓜:へちま、いとうりウリ科の蔓性一年草、熱帯アジア原産で17世紀に渡来夏に日陰を作るために庭先や窓辺に植える。柵を作り、蔓を伸ばして茂らせ、涼しい日陰を作る。最近ではゴーヤを植える家庭が多くなり、あまり街中で糸瓜を見かけぬ様になった。7月頃に、黄色の花が咲き、8月末から9月頃実がなる。果実は深緑色の円筒形で、長さが30~60cm程で若い果実は軟らかく食べられるが、成熟してくると繊維が発達してスポンジ状になり、浴用の垢すり等に使われる。スポンジ(垢すり)亦、茎から糸瓜水を採り「化粧水」等や咳止めの薬用に使われる。化粧水カミさんが、体操教室の仲間から「糸瓜水」を頂いて来た。その方は裏庭に柵が設けて在り、毎年「糸瓜水」を採取しているとの事。糸瓜水糸瓜水を採るには、地面から50cm程の高さで茎...糸瓜へちま
令和2年9月10日(木)女郎花:おみなえし、粟花秋の七草の一つ、オミナエシ科の多年草季節に先駆けて8月頃から咲く。枝の先に小さな黄色い花を傘状につけ、粟飯に似ていることから「粟花」とも呼ばれるが、命名の面白さから言うと「女郎花」に軍配を上げたい。秋の七草としての知名度の割には、山野には余り見かけなくなった。それだけに名前から広がるイメージや語感が大切にされている様だ。花の割に草丈が高く、かすかな風にもさ揺らぐ風情は、野趣に富んでいる。漢字で書く「女郎花」、歴史的仮名遺いで「をみなへし」と書くが、「をみな(女)は若く美しい女性をいい、楚々とした美人のイメージである。オミナエシは、細長く伸びた茎は華奢で、花は粒の様な愛らしい花を咲かせ、その姿を優しい女性のイメージに見立てた様である。切花に用いられたり、絵に描かれた...女郎花
令和2年9月9日(水)重陽:菊の節句、菊の酒陰暦九月九日の節句の事元は中国の行事。九は陽数で、九を重ねることから「重陽」「重九」という。菊を特にこの日の花として「菊の節供」「菊の日」等という。「今日の菊」はこの日の菊。この日に長寿を祝って飲む酒が「菊の酒」正月元旦、三月三日、五月五日、七月七日と伴に五節句という。日本では平安時代の初めに、「重陽の宴」が開かれ、臣下に「菊の酒」を賜る宮中儀礼となった。江戸時代になると、五節供の中で最も公的な性質を備えた行事となり、武家社会ではこの日、菊の花を酒に浸して飲み祝う様になった。民間では九月九日を別の意味で考えららえた。東北地方では九月九日、十九日、二十九日」を「三九日」(さんくにち)と、中部地方では(みくにび)といい、夫々を農事に関わる祝賀行事が行われた。その三度の九の...重陽
令和2年9月8日(火)蝗:イナゴ、蝗捕りバッタ科イナゴ属の昆虫の総称。飛蝗(ばった)よりもやや小さく、3cm位の大きさ田圃や草原等に多く住み、稲、穀物等を食べてしまう害虫。日本では近年、農薬の散布などで激減している様だが、世界各地で、蝗の大量発生の被害が報じられている。以前、日本では秋になるとこぞって「蝗捕り」に出掛けた。蝗を炒って付け焼きしたり、佃煮等にして食べられていた。今でも、旅に出ると旅館や、土産物店などで「蝗の佃煮」は見かけるが、、、、蝗の佃煮「蝗捕り」は夏井いつきさんの著書:絶滅寸前季語辞典に記述、紹介されていた。「バッタ科に属する黄緑色の昆虫。約3cm程の大きさで飛蝗(ばった)よりやや小さい。稲の害虫で田圃等に沢山発生する。昔は紙袋を持って「蝗捕り」をし、炒って付け焼きにしたり、佃煮にして食べたも...蝗いなご
令和2年9月7日(月)白露:はくろ二十四節気の一つ。処暑の後の十五日目にあたる。太陽の黄経が165度に達した時。陽暦の今日(9月7日)は、白露の日暑さも少しづつ収まり始め、草花に朝の露が付く様になってくる。朝露が白く光って見える。「白露」は、この頃になると露が繁くなるところから来た名称で、秋も次第に深まっていく時節を表している。露は空気中に含まれる水蒸気が、放射冷却等の影響で、冷えて植物の葉や建物の外壁などに接して、空気の温度が露点以下に下がり、水蒸気が水滴となったもの。この様に物に露が付くことを「結露」という。夏の終わる頃から秋口になると、早朝に露が降り易くなる。一日の内で、明け方は最も気温が下がり露となり易い。これを「朝露」という。また、もっと寒く冬が近づいてくると、水蒸気は凝結して冷え固まる。そして「霜」...白露
令和2年9月6日(日)新松子:しんちぢり、青松毬今年、新しく出来た松毬、やや青味を帯びている松の種類によって違いはあるが、概ね卵形で包鱗を固く閉じ青々として瑞々しく如何にも若若しい。鱗片が隙間なくきっちり詰まっている。これに対し、松ボックリは茶褐色に変色し、松毬が開いてくる。松ボックリは壁飾り等の装飾品や民芸品などに利用される。松ボックリ新松子とは、松笠のことを松子(ちぢり)といい、俳諧等で、新しい松かさを「新松子」と詠んだ。今年も名古屋港、埠頭公園の松並木に沢山の新松子が出来ていた。薄緑色の包鱗がギッシリ詰まり、青々としていかにも若若しい、、、、、松並木の中には、老木と見られる様な松もあるが、そんな松の枝先の葉の間に、青い松笠が覗いている。未だ未だ老いてなんか居られない、、、そんな風に感じられる。私も、少し見...新松子
令和2年9月5日(土)吾亦紅:われもこう、我木紅山野に自生するバラ科の多年草、草丈60~90Cm日当たりの多い場所に多く見られる。9月頃、上部で枝分かれした枝先に暗紅紫色の花弁の無い無数の小花を、円筒状の直立した穂状花序をつける。果実も同色で、何時までも乾いた実を付けているのが、哀れで興味深い。晴天に揺れる姿は気儘で寂し気である。地下茎は短く肥大化する。茎は直立し上部で分枝する。根出葉は長い葉柄があり、小葉は長楕円形をして、細かい鋸歯がある。性質は強く、どんな土壌にも育ち繁殖する。若葉は食用にもなり、根は吐血剤、収斂(収縮)剤となる。漢方薬として、根茎から茎や細根を取り除いて水洗いして天日乾燥をして調整。これを「地楡」(ちゆ)という。これに水を加え煎じ薬として服用する。扁桃腺炎、口内炎等に効能があると言われる。...吾亦紅
令和2年9月4日(金)雷雨:雷(いかづち)、はたた神積乱雲の内部で引き起こされる放電現象。雷鳴が轟き、激しい土砂降りの雨を齎し、冠水することも。10時過ぎ、突然雷鳴が轟き、、、、窓の外を眺めると辺りは暗くなって居り、大粒の雨が、、、見る見る土砂降りとなり、真っ暗な空から稲光、、直ぐに雷鳴が響き渡る。慌てて玄関、洋間の窓を閉めに行く。テレビを点けるとBS放送が映らなくなっていた。パソコンを終了させ、ルーター等の電源も落とす。エアコンも切り、少し蒸し暑いが我慢、、、、、、相変わらず雷鳴が止まず、、カーテンの隙間から戸外を覗く、公園に隣設する駐車場の樋から、雨水が滝の様に落ちていた。裏側の道路は冠水し始め、車が水しぶきを上げている。カミさんから電話が在り「モールの駐車場が冠水してるので、悪いけど、お昼食べといて、、」...雷雨
令和2年9月3日(木)放屁虫:へひりむし、へこきむし歩行虫(ごみむし)や亀虫等の総称であるが、特にホソクゴミムシ科の三井寺歩行虫(ミイデラゴミムシ)を指す事が多い。黄色の斑点の在る約2cm位の扁平な甲虫で、危機に遇うと悪臭の在るガスを放つ。人はこのガスが皮膚に付くと、沁みとなり匂いも中々落ちない。ミイデラゴミムシはかなり目立つので、捕まえようとすると腹部後方から、派手な音を立てて刺激臭のあるガスを放出し手などに付くと中々とれない。日本列島各地の其処等中でよく見かける。成虫は夜行性で昼間は大きな石の下の湿った所で過ごし、夜に徘徊して他の小昆虫等の様々な物を食べる。時には虫の死骸等も食べるが、腐敗の激しい物は食べないといわれる。外敵から身を守るために出すガスは、過酸化水素とヒドロキノンの反応により生成され、100℃...放屁虫
令和2年9月2日(水)赤蜻蛉:秋茜、深山茜アカネ属のトンボの総称で、この仲間は成熟すると腹が赤くなり、雄は特に鮮やかである。赤蜻蛉の代表は「秋茜」である。夏の間を山地で過ごし秋になると大移動をして、徐々に里へ下りて来る。雌雄が連結して水面を打ちながら産卵をする。水や土を打つのも蜻蛉の習性の一つである。幼虫のヤゴは水中で過ごすが、幼虫、成虫共に肉食で、他の昆虫を捕食する。他に、深山茜、姫茜、猩々トンボ等がある深山茜:体長30~40mm、翅脈まで赤くなる姫茜:体長28~38mm、腹部が赤くなる猩々トンボ:体調45~55mm、全身が真っ赤になる初秋頃から、夕暮れになると多くの赤蜻蛉が飛翔する姿を見かけるのだが、最近都市部ではあまり目にしなくなった。都市部では極端に数が減っている様である。港図書館へ、本の貸し出しに出掛...赤蜻蛉
令和2年9月1日(火)防災の日:震災記念日今日(9月1日)は「防災の日」である。1960年(昭和35年)内閣の閣議により了解制定された。9月1日は、1923年(大正12年)の9月1日に起きた、「関東大震災」に因んだ。午前11時58分、相模湾西部を震源地とする大地震が発生、関東一円を中心にして甚大な被害を被った。東京だけでも約7万人の死者が出た。「関東大震災の折りに亡くなった犠牲者の霊を弔い祈念する日」とした。「政府、地方公共団体等の関係諸機関をはじめ、広く国民が地震、台風、高潮、津波等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」事として制定された啓発日。毎年この日を中心として全国各地で「防災思想の普及、功労者の表彰、防災訓練等のこれに相応しい行事が実施される。とても元気な、陣頭指揮の安倍総理、(...防災の日
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