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お気楽先生のほぼ毎日私感 https://okiraku.fc2.net/

小学校の先生をやっています。教育の現場で日々思うことから、子どもが明るく楽しく学校生活を送るためには親として教師としてどう接していったらよいか、深く考えていきたいと思っています。

小学校の先生をやっています。 無駄にキャリアが長いわけですけど、 日々思うことを広く発信できたらな…と思い ブログを立ち上げました。

お気楽
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2016/05/05

1件〜100件

  • 楽しく給食の時間を過ごすことを大切にしているのに、なぜ泣くのだろう…

    マインドセットは獲得するもの ☆給食が全部食べられないと泣くハナさん 3「給食が全部食べられないといって泣いているので、今日は休ませます」ハナさんのお母さんから、電話を貰いました。実際のところ、私の給食指導はずいぶん緩く「一口でも食べなさい」という指導さえしていません。今の時代は、苦手なものがあっても別の食材から必要な栄養素を得られると考えているので、お母さんが栄養バランスを考えて食事をとらせてい...

  • 新たなマインドセット(心の在り方)を獲得してハナさんは苦しみから救われた

    マインドセットは獲得するもの ☆給食が全部食べられないと泣くハナさん 2マインドセットというのは、その人の「心のあり方」と言えるものです。給食が食べられないと泣いて登校を渋ったハナさんの指導は、このマインドセットを変えることで解決に向かいました。最近、森岡毅さんという方を知りました。林修さんの対談を動画で観て、その魅力に魅かれました。森岡さんという人は、信念の人だと思います。企業再生で有名な方です...

  • 「給食が全部食べられないといって泣いているので、今日は休ませます」

    マインドセットは獲得するもの ☆給食が全部食べられないと泣くハナさん 1「給食が全部食べられないといって泣いているので、今日は休ませます」ある日の朝、そんな電話がハナさんのお母さんから掛かってきました。給食がきっかけで登校を渋るようになるというのは意外に多く、ハナさんもひょっとして・・・と、とても心配になりました。考えてみると、とても不思議なのです。給食が登校渋りの原因になるので、給食を全部食べな...

  • スティーブ・ジョブズ「Connecting the dots(点と点をつなぐ)」

    ミキオ君の涙 スマホ版→https://okiraku.fc2.net/?spシングルタスクで行こう! 4私はスティーブ・ジョブズの「Connecting the dots(点と点をつなぐ)」という言葉にとても影響を受けています。スタンフォード大学のスピーチに出てくる言葉です。「将来をあらかじめ見据えて、点(知識や経験など)と点をつなぐことはできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、今、目の前にある課題は大したことはな...

  • ゲーム感覚で短時間に1つのタスクを達成させる

    ミキオ君の涙シングルタスクで行こう! 4発達障害の子がパニックにならないように分かりやすい指示の出し方が重要だと、よく言われます。それは、マルチタスクではなくて、シングルタスクでその作業に没頭できるようにする手立てなのだと思います。発達障害と診断された子に効くかどうかはわからないですが、ミキオ君に効いた方法が、ゲーム感覚で短時間に1つのタスクを達成させる方法です。例えば、ランドセルに用具を入れるの...

  • 再びミキオ君は力こぶを作って私に見せた

    ミキオ君の涙シングルタスクで行こう! 3私の机の話を子ども達に話しました。「全部を片付けなきゃいけないって思うと何をどうしたらよいかパニックになってしまうけれど、一つ一つ仕事を片付けていったら、自然と片付けることができるんだよ。」「ほかのものに興味が行ってしまうと、自分の机の上に別のものを置くようなものだから、できるだけ1つのことに集中してそれを終わらせていくようにする。そうしたら、机の上のものが...

  • 仕事を1つ1つ終わらせることで片付けると思考を変えた

    ミキオ君の涙シングルタスクで行こう! 2例えば、朝、教室に入って一番最初にすべき事は家庭からの連絡帳ですから、真っ先に見て確認して、配達BOXに入れる。その間、宿題のノートやプリントが整頓されていなくても考えないようにします。これらは、子どもが下校するまでに片付けたらよいことですから。次に、出欠席票等の親御さんからの提出書類をまとめ、目につくところに貼り付けておく。その次に宿題の提出チェックと整頓を順...

  • マルチタスクから脱するには一点集中のシングルタスク

    ミキオ君の涙シングルタスクで行こう! 1発達障害ではなくても、人にはマルチタスクの誘惑があり、自分では上手くやっていると思い込んでいるだけで、実はマルチタスクはストレスを蓄積させ、知的な判断力も低下させてしまう。人は生来、マルチタスクをするように生まれているけれど、現代は原始の時代と比べてあまりに情報量が多すぎて、対応できないのです。そんなマルチタスクから脱するために必要なのは、一点集中のシングル...

  • マルチタスクとワーキングメモリの低下

    ミキオ君の涙マルチタスクは人の能力を低下させる 7人間は本能的にマルチタスクの誘惑にかられてしまう。そのために、集中力も低下してしまうのですが、マルチタスクによって、ワーキングメモリの低下にも影響が出るという研究もあるようです。150人のティーンエイジャーを対象に、正しい文と間違った文を見せて、どれが内容的に正しいか答えさせる実験をしたそうです。問題画面には、その文だけでなく気が散るような情報も表...

  • マルチタスクは人の能力を低下させる

    ミキオ君の涙マルチタスクは人の能力を低下させる 6実際にマルチタスクで知能が下がるという実験もあるようです。大学生500人の記憶力と集中力を調査した研究があるそうです。スマホを教室の外に置いてテストを受けた学生の方が、サイレントモードにしてポケットにしまった学生よりも良い結果が出たそうです。サイレントモードだから影響を受けないと思っていても、ポケットに入っているだけでテストというタスクに集中できな...

  • 引き寄せられるようにトラブルに寄っていくのは人の本能

    ミキオ君の涙マルチタスクは人の能力を低下させる 5そもそも、人間は生物学的にマルチタスキングするようになっている。例えば、農作業をしている最中に物音が聞こえた。この物音に敏感に反応しなければ、猛獣に襲われて命を失う危険性があるわけで、マルチタスキングは生き残るために必要な能力なのです。考えてみたら、ミキオ君のような落ち着きのない子というのは、クラスでトラブルが生じると、必ずその渦中に居るようなとこ...

  • 一度に多くの未完タスクを抱えることでパニックとなる

    ミキオ君の涙マルチタスクは人の能力を低下させる 4スイッチタスキングを繰り返すことは、未完成のタスクが多く存在することになります。未完成で終わって続きが気になる現象のことを、ツァイガルニク効果と言うそうです。人は、中途半端に終わった事柄に対して記憶が残りやすく最後までやり遂げたいと思うものらしいのです。スイッチタスキングを繰り返すことで、未完成のいろいろな事が気になって気が散ってしまうのだそうです...

  • ワーキングメモリは「マルチタスクに関わってくる能力」だけど…

    ミキオ君の涙マルチタスクは人の能力を低下させる 3ワーキングメモリに関係するのは、「同時並行処理(マルチタスク)に関わってくる能力」。私自身、人が話している時に別のことを考えると話が聞けなくなるとか、子どもが同時に何人も話しかけられると聞き取れないことに気が付いて、マルチタスクは苦手なんだなーと思うようになりました。でも、マルチタスクをさらに調べていくと、最近では、マルチタスクは人の能力を低下させ...

  • 鉛筆1本、筆箱の中に入れる判断がオーバーフロー状態ではできない

    ミキオ君の涙マルチタスクは人の能力を低下させる 2ワーキングメモリというのは、「同時並行処理(マルチタスク)に関わってくる能力」です。タスクというのは「task=仕事・課されたつとめ」という言葉が由来で大きな仕事ではなく、小さい単位の仕事を指すそうです。「作業」の方が意味としては近いとのこと。例えば、乱雑になった机の上を片づけるには、書類別に分類したり、連絡帳の返事を書くとか、丸をつけるとか、そういっ...

  • 発達障害の人々は、同時に物事を処理することが難しいというけれど…

    ミキオ君の涙マルチタスクは人の能力を低下させる 1ミキオ君は発達障害と診断はされていませんが、ADHDや自閉スペクトラム症の人々は、ワーキングメモリの容量が狭いと言われています。ワーキングメモリについて調べてみると、「同時並行処理(マルチタスク)に関わってくる能力」という言葉に行き当たりました。パソコンでもメモリという言葉を説明するときに、テーブルを例に使うことがあります。いろいろな仕事や課題があり、...

  • 僕は片づけが苦手だけど、他の子を助けていくぞ!

    ミキオ君の涙片付けられない=ダメな子じゃない 4クラスの子供たちに話したこと 2「整理整頓が出来る人は不思議かもしれませんが、世の中には、整理整頓が苦手な人がいます。先生は苦手なので、できる人がとても羨ましいです。でも、苦手だから得意な子が手伝ってくれると本当に助かるんですね。」「だから、クラスにも整理整頓が苦手な子がいるから、手伝って貰えると、その子はとても嬉しいと思いますよ。急にはできるように...

  • 出来ない人を応援してあげるのが仲間として大切なんだ

    ミキオ君の涙片付けられない=ダメな子じゃない 3クラスの子供たちに話したこと 1「世の中には、整理整頓が上手くやれる人とやれない人がいて、私は確実に整理整頓ができない人です。机の上は、いつもみんなの提出物でイッパイでグシャグシャだもんね(笑)」「でも整理整頓ができる人が、整理整頓が出来ない人のことをダメな人だと思うことは、間違っていると思うんだよね。何か出来るから正しくて、出来ない人をダメだと思う...

  • でも、だからといってミキオ君が悪い子ってことじゃない

    ミキオ君の涙片付けられない=ダメな子じゃない 2「先生の机を見てごらんよ。相変わらず、ぐしゃぐしゃだよね。見かねた女子が、片づけてくれて本当に助かってます。だから、片づけなくっちゃいけないのに片づけられないミキオ君の気持ち、とってもよく分かるよ」「でもさ、ミキオ君はこの前の手洗い場が水浸しになった時、誰が何をしたのか、しっかりと説明してくれたよね。あの時は、ミキオ君って分かりやすく見たことや聞いた...

  • 出来ないから僕ってダメだなーって思ってしまう。

    ミキオ君の涙片付けられない=ダメな子じゃない 1ミキオ君を呼んで話をしました。「ミキオ君は、片づけがすごく苦手だよね。先生も苦手だから、すごくよくわかるよ。先生の机の上は、いつもグチャグチャだもんね。ミキオ君と一緒だね(笑)」「例えばさ、朝、学校にくるよね。学校にきたら、ランドセルを下ろして教科書を机にしまったり 宿題を出したりしなきゃいけないよね。」「でも、ミキオ君の場合は、途中で友達のことが気...

  • 真面目過ぎてゴミの分別ができなくなる

    ミキオ君の涙ADHDの子は自己否定が強い 3以前、ゴミ部屋になる人の特徴について読んだことがあります。それには、真面目な若い女性がゴミ部屋の住人になることがあると書かれていて衝撃を受けました。どうしてかというと、真面目過ぎてゴミの分別ができなくなるというものでした。細分化されたゴミに対処しきれなくなり、真面目だからゴミを出せなくなってしまうのだそうです。この話は、自分的にはとてもよく分かる話でした。幸...

  • 出来る人が思う「当然」は、出来ない人にとっては苦しい

    ミキオ君の涙ADHDの子は自己否定が強い 2実は私自身、片づけがずいぶんと苦手です。教室の机の上は、子ども達の提出物が乱雑に乗って、毎日、今にも崩れそうな状態で仕事をしています。見かねた子供たちが片づけを手伝ってくれるので、本当にありがたいです。家庭でも掃除や片づけが苦手で、他人が家に入るのがとても嫌ですし、綺麗に片付いた友人宅に行くと、我が家の惨状と比べてしまい落ち込みます。でも以前は家の掃除を全部...

  • ADHDの子は自己否定が強い

    ミキオ君の涙ADHDの子は自己否定が強い 1ADHDは「注意欠如・多動性障害」とも呼ばれ、・不注意(集中力がない)・多動性(じっとしていられない)・衝動性(思いつくと行動してしまう)といった症状があります。ミキオ君は診断はされていませんが、多くの部分に該当するように思いました。それまでにも多くのADHDと診断された子どもを担任してきましたが、どの子にも暗い影があるように感じていました。友達とのトラブルも多いし...

  • 落ち着けない。片づけられない。。。ADHDの可能性

    ミキオ君の涙落ち着けない。片づけられない。2学校に登校して、すべきことができない。授業前に机の上が片付かない。授業中はよそ事ばかりだし、掃除もちゃんとやらずに遊んでばかり。正直な感想は、ハチャメチャ・・・2年生で担任した子なのですが、これは大変な子だなぁと正直思いました。どうしていったものか・・・ある時、ミキオ君ではないのですがトラブルが発生しました。手洗い場の周りが水浸しになっていたのです。誰か...

  • ミキオ君の涙

    ミキオ君の涙落ち着けない。片づけられない。1ミキオ君は片づけがとても苦手です。朝学校に来て、提出物を出して、ランドセルを片づけて。。。こんな日常の一コマも、彼はなかなかできません。朝の用意の時間に友達と遊んでしまって、チャイムが鳴っても机の上には、ランドセルをはじめとした学用品が乱雑に乗ったままになっています。「ミキオ君、早く用意をしなさい」こんな私の声に、慌ててミキオ君は朝の準備をします。授業中...

  • 過失を許せない自分がいたのが問題だった

    【自分を許そう】☆他者を「許す」ことで自分を許せるようになる 3私の悩みは、過去の失敗を思い出しては、自分を傷つけてしまうことでした。でも思い出してみたら、自分の失敗というのは「過失」の部類なんですね。もしくは、知らなかったから出来なかったこと。その失敗を通して学んで、今はやらないことばかりです。そんな自分を許せないのが問題だったわけです。「故意」ではなくて「過失」なのだから、次はしないようにした...

  • 自分の失敗も故意ではなく過失であると自覚して自分を許す

    【自分を許そう】☆他者を「許す」ことで自分を許せるようになる 2ある時、友達と仲良く掃除をしているタケシ君を見つけて、「ねぇ、タケシ君、ずいぶん人に譲ることができるようになったし、友達に怒るんじゃなくて、許せるようになったよね。これって、とても気持ちが良いことでしょう? よかったね、新しい世界にようこそって感じだね」と話しました。すると、タケシ君は「うん!」と言って、ニコニコと笑っていました。いつ...

  • 過失だったら許せる。許さなきゃいけない。

    【自分を許そう】☆他者を「許す」ことで自分を許せるようになる 1友達はいない、お父さんお母さんは自分を大切にしてくれないと言い、いつも困った時には黙って自己解決しようと戦っていたタケシ君。それは、周囲の大人や友達を信じない姿でした。周囲は自分を傷つける存在だと思い、いつも一人で戦っていました。アスレチック遊具での一件も、人はタケシ君を傷つける存在でしなかったから順番抜かしされたことに傷つき、それが...

  • 人に譲ることが増えていっタケシ君

    【自分を許そう】☆喧嘩の少ない人生を歩む決意 3キョウコさんとダイキ君の件が解決して、再びタケシ君とリョウヘイ君に向き合いました。すると、二人ともスッキリした顔になって、怒りはどこへやら(笑)「タケシ君は譲ったと言ったよね。そうなの?心が成長したね」というと、タケシ君は嬉しそうでした。リョウヘイ君に「まだ怒ってる?」と聞くと「怒っていない」とのこと。「タケシ君は譲ったと言っているけど、それなのに怒...

  • 喧嘩を沢山する人生歩むか、喧嘩の少ない人生を歩むか

    【自分を許そう】☆喧嘩の少ない人生を歩む決意 2私の前には、タケシ君、リョウヘイ君、キョウコさん、ダイキ君が並びました。先に話を聞いていたタケシ君とリョウヘイ君は後回しにして、とにかくキョウコさんとダイキ君の話を聞きました。聞きましたが、どう考えても互いに互いの正しさを主張しているだけで、どちらが正しいとも言えない状況です。それは聞いているタケシ君とリョウヘイ君も同じようで、私の「両方とも自分が正...

  • 今日はいったい何という日だ、、、

    【自分を許そう】☆喧嘩の少ない人生を歩む決意 1お菓子の事件があってから、タケシ君に変化が見られるようになりました。いつも固まって動けなかった漢字練習が、教えられたように練習するようになり、一人で悩んで書き直すことが減っていきました。一度書き、私に直してもらって練習しなおす。そんなことが出来るようになったのです。一人で戦わなくなってきたということなのでしょう。でもそれからしばらくして、再びトラブル...

  • 「何かの理由で失敗しちゃったんだなー」って許してあげるのが大事

    【自分を許そう】☆「故意」ではないと思う努力が必要 5タケシ君のお菓子の件で、クラスの子ども達に話をしました。「みんなは、お菓子を学校に持ってきたらダメだって知っていますよね。ダメだって知っているのに、お菓子を持ってこようと思う人はいますか? いませんよね。」「じゃぁ、今日お菓子を持ってきてしまったタケシ君はどうかな? タケシ君だってみんなと同じなんだよ。ワザと持ってきたんじゃない。放課後クラブでも...

  • 過失に違いないから、まず許す。

    【自分を許そう】☆「故意」ではないと思う努力が必要 4学校にお菓子をもってきてしまったタケシ君。人のことを非難してしまいがちなリョウヘイ君に指摘されてしまい、固まっていました。きっと私に叱られると思ったのでしょう。タケシ君を人のいないところに連れていき、できるだけ笑顔を心がけて話をしました。「タケシ君は学校にお菓子をもっていきたらいけないってことを知っているよね。先生は、タケシ君がワザとダメなこと...

  • 初めから「過失だろうから許す」と考える事が心の平安につながる

    【自分を許そう】☆「故意」ではないと思う努力が必要 3何かのトラブルがあった時には「過失」と「故意」がある。これは当たり前の話ですが、「過失」の場合、許す努力が必要です。でも、これをさらに深く考えていった時に、子ども達は故意に友達を叩いたりしないのだ、という前提に立ったら、そしてその多くが「故意」ではなくて「過失」だと思えば、自分自身の怒りの発動が減ることに気づきました。先日も、隣のクラスの担任が...

  • 他人への不満が主語を自分にしたトラウマに変化

    【自分を許そう】☆「故意」ではないと思う努力が必要 2わざと叩くというのは「故意」です。人の行動には理由があり、何らかの理由があって叩くという行動になるはずだから、その理由を聞いて諭す、というのが以前の私の指導でした。「○○さんが叩いた」と訴えられたら「なぜ叩いたの?」という指導から入っていました。でも、それでは子ども達は黙ってしまうのです。故意に叩いたのではなくて、偶然体が当たってしまったという「...

  • 「タケシ君がお菓子を持っている」

    【自分を許そう】☆「故意」ではないと思う努力が必要 1ある日の朝、リョウヘイ君が「タケシ君がお菓子を持っている」と大きな声で私に訴えてきました。周りの子の視線がタケシ君に集中します。リョウヘイ君も我が強く、友達とのトラブルが時々ある子でした。ランドセルの中を見ると、確かにお菓子が入っています。タケシ君は、黙っています。でもタケシ君の目は、どこか悲しげです。以前の私は「お菓子を持ってきたらダメだよ」...

  • 「僕は大事にされていない」

    【自分を許そう】☆ひとりぼっちで戦うタケシ君 3タケシ君の日常を観察していると、困っているのに黙って座っている姿が目につくようになりました。ある時、漢字のワークブックが全く書き進められないことがありました。そのページを見ると、何度も書き直して消しゴムで消した跡がありました。観察ノートも、せっかく良いものが描けているなーと思っても提出するときには、全部消してしまって別のものをチョコっと描いてある。一...

  • 頑固なまでに自分一人で解決しようとする。

    【自分を許そう】☆ひとりぼっちで戦うタケシ君 2お茶をこぼした一件からしばらくたって、再びタケシ君が私の前に現れました。大人しい子ではないし、教室内では声を出しているのですが、やはり黙っています。「どうしたの?」と聞くと、胸のところを指さします。ほんの少し、濡れていました。「水筒のお茶をこぼしたの?」と聞くと、私をうかがうように黙って頷きます。大した量ではなかったので「少ししか濡れてないし、これっ...

  • ひとりぼっちで戦うタケシ君

    【自分を許そう】☆ひとりぼっちで戦うタケシ君 1アスレチック遊具での騒動からしばらくたったある日、タケシ君が水筒の水を机の上にこぼしてしまいました。その時は私は気づかなかったのですが、しばらくしてタケシ君が私のところに来て、濡れた洋服の袖口を、私に見せました。見せるだけなんです。私はワケが分からない・・・普通は濡れましたとか、体操服に着替えて良いですか?とか聞きに来るものですが、何も言いません。「...

  • 自分を傷つける癖

    【自分を許そう】☆怒りの刃は自分に向かう 3同じ状況で、怒れる人と怒れない人がいる。それは、過去を思い出して自分を傷つけてしまう私の癖も同じなのでしょう。私は過去を思い出して、何度も何度も自分を傷つけてします。でも、アサヒビールを再建した樋口廣太郎さんは、自分の過去は楽しいことばかりだと言っています。師も、振り返ってみると人生は楽しいものだったとおっしゃる。きっと私にも過去に楽しいことは沢山あった...

  • 同じ状況で怒る人と怒らない人がいる

    【自分を許そう】☆怒りの刃は自分に向かう 2アスレチック遊具で順番を抜かされたからと大暴れをしたタケシ君。よくよく話を聞くと、誰に順番を抜かされたかも定かではない状態でした。遊具で遊んでいて順番を抜かされる。これはよくあることだと思いますが、普通は一瞬怒れるかもしれませんが、みんながみんな、タケシ君のように感情を爆発させてしまうことはありません。同じ状況に置かれて、怒ってしまう人と怒らない人がいる...

  • 怒りの刃は自分に向かう

    【自分を許そう】☆怒りの刃は自分に向かう 1私の勤務する学校には、アスレチック遊具があるのですが、ある日の休み時間、順番待ちをしている子ども達の中を一人逆行して歩く子を見つけました。私のクラスのタケシ君です。タケシ君はクラスで友達の話をした時に、「友達はいない」とプイと横を向ていしまった子です。よくよく見ると、「順番抜かしをした!」と言って、泣きながら怒っています。他の並んでいる子に乱暴にぶつかり...

  • 怒りんぼや泣き虫は、自分で自分を苦しめている

    【自分を許そう】☆自己否定の刷り込みから解放されたい 2私の勤務する学校では、定期的に子ども達一人一人と話をする時間が設けられています。一人一人と話をして、悩み事とか困り事を聞き、子どもとの人間関係を作って、何かの問題を未然に防いだり、問題解決していくための時間です。最近もそんな時間があったのですが、子どもの何人かから、怒りんぼや泣き虫の自分を変えていきたいという話が出てきました。妹や弟へ怒ってし...

  • 自己否定の刷り込みから解放されたい

    【自分を許そう】☆自己否定の刷り込みから解放されたい 1長いこと生きてきました。でも悪い癖があって、過去を思い出しては「あの時は恥ずかしかったなー」とか「なんであんなことをしてしまったのだろう」とか落ち込んでしまうことが度々あります。過去のことをそんな風に思い出してもたぶん相手は覚えてもないことなのに、意味が無いとは思います。過去に戻って謝るわけにはいかないですしね。何かの本に、こうやって自分自身...

  • 努力して自分を変えることで未来が明るく思える

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)今、私は、マニュアル車の運転練習をしています。今更マニュアル車?ということを言う人ももちろんいますが、いいの、いいの、自己満足で!と思いますね。久々のマニュアル車で、ドキドキ運転をした日。隣を走る軽トラックのお爺ちゃんはマニュアル車を運転できるんだ、トラックの運転手さんもマニュアル車のプロなんだ、と思った瞬間、自分はなんて小さな世界で生きていたんだろうと思いま...

  • 自分の進化が実感できること。それが分かるのは本人だけ。

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)タクマ君は、自分が変わらなくちゃいけないと悩んでいました。でも、この1年で変わることができたのです。それは彼にとって辛い漢字練習から始まりましたが、お母さんの助けも借りて、練習を続けました。「友達なんていらん!」と怒っていましたが、宇宙船地球号の善き乗組員となるために、友達と仲良くするために、自分の感情爆発を抑えるために、努力をしていきました。体を動かしたり、...

  • 絶対的な自己肯定

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)私が自転車を初めて買った時は、実は反対する人もいましたし、否定する人もいました。「私たちのような歳で乗るようなものじゃない」と、同年代の人から言われたことがあります。でも、2年間練習を続けて2回目のビワイチを達成できた。このことは「ビワイチなんてよくやるね」という悪い評価があったとしても全く耳に届きません。その人はやったことのない人なのだから、関係のない話です...

  • 褒められなければ自分はダメだと思ってしまうリスク

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)褒めることが自己肯定感が高まる。これはよく言われることですが、タクマ君の例をみると単純に褒めたら良いのだととは考えられないのです。外的な報酬(=結果を褒める)で、褒められる努力をする。褒められたら良いですが、褒められなければ自分はダメだと思ってしまうでしょう。クラスの為にした事を、担任に褒めて貰いたいという子は、褒められたら自分は良い子、褒められなかったらダメ...

  • 頑張った自分を自分自身で認めることができた。それが彼の笑顔の源

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)漢字テストが満点だと小遣いを貰えることになったタクマ君。実は、その学年が終わるまで、漢字練習のモチベーションを維持し続けました。お母さんにも話をして、必ず結果ではなくてその努力を褒めるようにお願いしましたし、私自身も「よくがんばっているね。100点を取れるようになったね。字も丁寧に書けるようになったし、私も嬉しいよ」という形でその努力を讃えるようにしていました。お...

  • 人は他人から行動を強制されていると感じるとやる気を失う

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)漢字で良い点数を取ったら小遣いを貰える。エンハンシング効果で、一時的にやる気がアップしますが、一歩間違えたらアンダーマイニング効果でやる気がダウン。なかなか子どものやる気をアップさせるのは難しいですよね。でも、エンハンシング効果で得られるやる気を、漢字練習の面白さや楽しさに転化することができたら、子どものやる気はアップさせていくことができるわけです。人は、他人...

  • 褒められなければ動けない子ども

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)エンハンシング効果の続き個人がやりがいを感じていた事に対して、その目的が「やりがい」から「報酬」に変わってしまった結果、モチベーションは低下してしまったということなのです。他者に行動を強制されているように感じられ、やる気を失ってしまうのですね。これは、学級内でもよくある子どもの姿です。褒められなければ動けない子どもというのは、とても多く存在します。何かクラスの...

  • 褒めたらやる気が低下するアンダーマイニング効果

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)外部からの刺激でやる気が高まるのがエンハンシング効果でした。実はその逆で、外部からの刺激でやる気が低下するアンダーマイニング効果というものがあるそうです。褒めたらやる気が低下する。ちょっと不思議な感じがしますが、物事には表と裏があり、真逆な効果があるというのは、とても面白い現象です。報酬と学習の関係について、有名なスキナー箱の実験があります。これは、レバーを押...

  • 単純な「褒める」は、必ずしも最高の薬にはならない

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)エンハンシング効果で、やる気がアップする。これは実際に正しいのでしょう。でも、褒めても褒めても空回りを感じることがあるというのが実際のところです。学習では、単純な「褒める」は、必ずしも最高の薬にはならないものです。漢字練習を通して学習に対する心構えを毎年教えていきますが、「上手に書けたね」「100点をとって偉いね」といったような単純な誉め言葉では、成績が簡単に...

  • 自己肯定感と褒めるは必ずしもセットではない

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)自己肯定感と言うと、必ず「褒める」がセットになっているように思います。ですが、当時、タクマ君と相対していた頃の自分は、自己肯定感と褒めるは、必ずしもセットではないという思いをもち始めていました。以前、ブログでエンハンシング効果について書いたことがありますが、人のやる気というのは、外的な刺激によって高めることができます。外的な刺激というのは、賞金を得たい、昇進し...

  • 「僕は先生のいう通りに書きたくない、だから先生が変われ。」

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)タクマ君のお母さんに話したことの続き。「タクマ君は、漢字練習で直されるのが嫌だと言っているのですよね。そして、担任の私のやり方が嫌だから変えさせようとしているわけです。お母さんの力を借りて。」「僕は先生のいう通りに書きたくない、だから先生が変われ、というのは、少し違うような気がするのですが、どうでしょう?」「これからタクマ君は成長して社会に出ていくのですが同様...

  • タクマ君は自分はダメだって思い続けている

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)タクマ君のお母さんに話したこと。「そうか、タクマ君がお家で怒ってしまってお母さんは困られているんですね。タクマ君の自己肯定感は大事だけれど、家で感情を爆発させて暴れていたら、それは直していかないと。」「自分自身もそうですが、怒った後というのは心が痛むものです。お母さんも、たぶん同じじゃないですか? 子どもを叱った後、寝顔を見ながら謝るというのは誰でも経験するこ...

  • 自分は変わりたくない、周囲が変われ

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)世の中は自分中心では回っていません。大人になるまでに、ある程度、自分と世の中を擦り合わせていかなければいけませんが、その擦り合わせは一生続けていく必要があります。社会で幸せに暮らしていくためには、とても重要なことです。その過程では、自己肯定感を損なうことはあるでしょう。自分は正しいと思っていたことが、社会では通じなかった。そんな時は、自分はダメだなーと思います...

  • 「漢字練習が嫌だといっています」

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)「友達なんていらん!」とそっぽを向いてしまったタクマ君。それからしばらくして、お母さんから再び電話を頂きました。「漢字練習が嫌だといっています。あまり厳しく点検しないでください。」という内容でした。親御さんからの希望であれば、漢字練習もチェックも甘くしますが、タクマ君にとって、それが本当に良いのだろうか?と考えてしまいました。私の点検に対して、はじめは多くの子...

  • 経験だけで学ばせていくことは酷な話

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)タクマ君の自己肯定感って、いったい何なのだろう?少なくとも、感情を爆発させやすく友達とトラブルばかりでは、善き宇宙船地球号の乗組員となり得ないと思うのです。大人になってまで、トラブル続きでは社会で暮らしていけません。最近は、どんな本にもネット記事にでも子どもの自己肯定感を大切にする、と書かれています。そのために、「褒める」ことが大事だとのことです。タクマ君の親...

  • 自己肯定感とはいったいどういうものなのか?

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)だいぶ前に担任したタクマ君は、とてもトラブルが多い子でした。感情の起伏が大きく、瞬間湯沸かし器のように怒りを爆発させるところがありました。「そんなに怒ってばかりでは友達が居なくなるよ」と言うと、「友達なんていらん!」と、怒ってしまう。そんな子でした。当時、私は養老孟子さんの『希望とは自分が変わること』という本を読んで大いに感銘を受け、自分が変われるって思って努...

  • 自分が変わること(=成長すること)が大切

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)新年度となり、新しいクラス、新しい子ども達と出会います。毎年、最初に何を話そうか?と考えるわけですが、最近では、自分が変わること(=成長すること)が大切なのだと話すことが多くなりました。今が10才なら、「10才のままで大人になって良いのか?」と、子ども達に問いかけます。私たちは宇宙船地球号の乗組員。みんな協力し合って、助け合って、仲良く暮らしています。宇宙船地...

  • 未来に向かって歩いている事を実感

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)半年前から登山も始めました。はじめは、行楽地の遊歩道でも辛かったですが、近所の低い山なら普通に登れるようになりました。いつか富士山にも挑戦しようと思っている位ですから、自転車にしろ登山にしろ、自分の枠を広げていけている感じがするのです。初めて登山をした頃は、次の日には全身筋肉痛で大変でした。でも、次第に筋肉痛にならないようになりました。驚いたこともありました。...

  • 希望とは自分が変わること(養老孟司)

    ◆希望とは自分が変わること(養老孟司)今年のGWは、忙しく充実した休暇となりました。毎日のように、登山、自転車、マニュアル車の練習などをしていたのです。登山もマニュアル車の運転も、つい最近始めたばかりですが、自転車は2年目となり、今年も琵琶湖を一周するビワイチに挑戦してきました。わたしは琵琶湖を全周するのではなくて北湖を周るだけですが、155kmほどの行程で今年は9時間ほど掛かりました。100kmは...

  • 「人生は楽しいことばかり」の真意

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑲ヒロコさんは、苦しい思いをして合格しました。再テストの間は、なかなか合格しない自分を怒っていたでしょう。本当に合格するか不安に思っていたかもしれない。でも合格を手にしたとたん、その苦しみは楽しさに変化した。また、再テストをしたいという気持ちを抑えられなかった。それは、私の自転車であり登山の心と一緒です。その道のりは辛いし後悔ばかり、でも家に帰って振り返ったら楽しく思...

  • 合格したにも関わらずもう一度

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑱漢字テストと言えば、3学期には面白いことをヒロコさんは始めました。3学期の頃には、とても早い時期に合格するようになっていたのですが、合格した後でも、漢字テストを「またやる」と言って、休み時間に再挑戦するようになったのです。漢字テストだけでなく、計算やその他の課題も同じです。プリントが残っていると、「やってくる」というのです。苦しかったであろう再テストを、合格したにも...

  • 殻を破る、破らなきゃいけない、という意識変革のきっかけ

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑰一人で泣きながらやっていた漢字の再テスト。それを乗り越えてからのヒロコさんは、人が変わったようでした。課題の取り組みがだんだん早くなり、学年の最後には、成績もクラスの中でも上位に位置するようになりました。もちろん、指示もきちんと聞けるようになり、個別の手助けは必要としなくなりました。話をよく聞いて、行動が早くなっていきました。合格するまで泣きながら、でも心を強くして...

  • 「なかなか合格できないのは、先生の責任かな?」

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑯泣きながら再テストをしているヒロコさん。「ねぇ、ヒロコさん。今、泣いているけれど、合格にしてくれない先生に対して怒っているのですか? でも他の子は家で練習してきたり、毎日テストをやったりして合格していったよ。ヒロコさんはテストをせずに、ずっと遊んでいたよね。」「漢字テストは、先生が止めてね、はねてね、はらってね、くっつけてね、はなしてね、って言った通りに書くことが大...

  • 泣きながらの再テスト

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑮ヒロコさんの場合、保身や現状維持の傾向がとても強かったので、はじめはなかなか脱皮することはできませんでした。漢字の再テストでも、他の子は朝や休み時間に自主的に取り組み合格していくのに、ヒロコさんだけは、なかなか再テストを受けることができませんでした。結局、最後には一人ポツンと残ってしまいました。他の子どもは合格して全員外に遊びに行っています。テストはなかなか合格でき...

  • 自分の殻を破るには勇気と努力が必要

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑭自分の殻を破る。それには勇気と努力が必要。大人になると、なかなかこれは難しい事ですが、学校は学ぶ場であるので、半ば強制的に経験させることが可能になります。例えば、漢字テストであれば、私は合格するまで取り組ませます。「漢字が苦手」と自分で思ってしまえば、人は勉強をしません。自分で学んでいくには、よほどの意思がないと続きません。でも、1回数問のテストを満点を取るまで努力...

  • 卵の中では自分は傷つかずに暮らしていける

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑬学習でも運動でも、何でも「できるようになる」ためには努力が必要です。でもその努力を阻害するものは何だろうか?と考えた時に、それはひょっとしてヒロコさんのような「保身」かもしれないと最近は思うようになりました。ヒロコさんに話したように、どの子どもも、そして大人を含めた誰もが金の卵なんだと思います。でも、その卵の中では自分は傷つかずに暮らしていけるのでしょう。実際には、...

  • 楽しさは自分で「嫌」を乗り越えた先にある

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑫ヒロコさんに話したこと(つづき)「でも嫌だけど頑張ったら、一緒に頑張った仲間ができるし、みんなみたいに楽しめる。」「実は、嫌なことをするっていうのはとても大切なことなんだよ。世の中は自分のやりたくないことだらけです。自分のやりたいことだけをやりたいっていうのは、今の自分で良いってことなんだよ。」「やりたくない事っていうのは、今の自分にはできないことだから、嫌なんだよ...

  • 「やらない」を選んだら、仲間入りはできない。

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑪ヒロコさんは1週間ぶりに学校にきました。クラスの子は気が良いので、みんな温かく迎えていました。でも問題が生じました。総合的な学習の授業で、1年生にクイズを出すために、隣同士がペアになってクイズを作りました。その発表の練習で、グループに分けてクイズの大会をしたのです。でもヒロコさんは学校を休んでいたのでクイズを作っていませんでした。ヒロコさんの隣の子は、近くの子と3人...

  • 新しいものを否定することで自分を守る衝動に駆られる

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑩ヒロコさんの問題は、自分の心が傷つくことを怖がるところ。そこを何とかしていく必要がありました。以前の私は、スポーツが苦手だからという理由で、全くスポーツには挑戦しませんでした。自転車や登山など、苦しいことに挑戦することは馬鹿らしいと思っていました。マニュアルの車に乗るなんて、考えてもみませんでした。それらは、自分を守るためだったようにも思うのです。新しい挑戦というの...

  • 母はドアが閉まった後に心の中で泣いている

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑨ヒロコさんのお母さんに話したこと(つづき)「ヒロコさんが学校に行きたくないと言うと、お母さんは辛いですよね。でも、どの親御さんも同じなんです。私も同じでした。自分の子どもが泣いていたら、それを抱きしめてあげたい。でも、学校に行くことはとても大事なことだから、自分の心の痛みを子どもに見せないようにして、子どもを玄関から送り出すんです。そしてドアが閉まった後に、心の中で...

  • 幸せは勝手にどこかからやってくるものではない

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑧ヒロコさんは一人で教室に向かって歩いていきました。教室に行けば、クラスの子が温かく迎えてくれるでしょう。お母さんに話したこと。「ヒロコさんにも言いましたが、世の中というのは、嫌なことばかりです。私だって、仕事をするのは嫌だし、疲れているのに家事をするのも嫌です。」「今、私は自転車に乗っているのですが、100kmも走っていると、途中は後悔ばかりです。なんてこんな長距離...

  • 先生は思った通りにならないし友達も思った通りにならない。

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑦「我満を言って優しいお母さんを泣かせていいのかな?」こんなことを言うと、素直に車から降りてきました。ヒロコさんは保身が強すぎるというのは感じていたので、「学校にいたら、自分の思う通りにはなりません。先生は思った通りにならないし、友達も思った通りにならない。それでヒロコさんの心は傷ついてしまうよね。自分は傷つきたくない。だから何もしないっていうのは先生は間違っていると...

  • 世の中はやりたくないことだらけ

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑥月曜日の朝、ヒロコさんのお母さんに電話をすると、朝は登校したものの途中でお腹が痛いと泣いて帰ってきてしまったとのことでした。「頭が痛い、お腹が痛い、喉が痛い、というのは本人の感覚の問題ですから、他人には分からないものです。判断できるのは発熱だけですから、一度病院にいってもらって、何もなければ登校させてください。待ってますからね。校門で困ったら、学校に電話してください...

  • 月曜日に休むように・・・

    「撰難楽」で人生を楽しく変える⑤ヒロコさんを担任するようになってしばらくすると、ヒロコさんが月曜日に休むようになりました。母子分離がうまくできていなくて、なかなかお母さんと離れられないと前年の担任から聞いていました。月曜日に休むのは、登校渋りの前兆だとも考えられるので、少し警戒していたのですが、理由は体調不良で、熱はないとのことでした。そんな月曜日が何回続いた後、ヒロコさんが体調不良が改善しないと...

  • 自分は悪くないという保身が異常に強くて動けなかった

    「撰難楽」で人生を楽しく変える④ある日の給食の準備中、ヒロコさんの立っている近くで男の子がおかずを床に落としてしまいました。ヒロコさん以外の子は、雑巾を持ってきたり、ティッシュで拭いたりと、バタバタバタと動き始めました。でもヒロコさんだけは、立ち尽くしていて視線を現場から逸らしていました。その光景が何とも妙だったので、「どうしたの?」と聞くと「私は何もやっていないです」とヒロコさんが答えたのです。...

  • バカは安易な道を、天才は困難な道を選ぶ(ドクター中松)

    「撰難楽」で人生を楽しく変える③3年生で担任したヒロコさんは、「動作が遅い。指示が通らない」ということで申し送りのあった子でした。担任が何か指示しても、1度の指示では動けないので、横に付いて個人的に指示して促さなければ動けませんでした。またクラスのみんなが動いていても、少し時間が経ってから周りに人がいないことに気が付いて後ろからついてくる、そんな子でした。実際に担任をしてみると、確かに1日中ボ~~...

  • 何事もチャレンジしなければ人生は楽しものにならない

    「撰難楽」で人生を楽しく変える②最近、新しい車を買いました。自動車学校以来、運転したことがないマニュアル車です。マニュアル車は、40年近く触ったことがありません。以前の私は、マニュアル車は難しいから初めから車選びの選択には入っていませんでした。でも、マニュアル車の方が楽しいという話は以前から聞いていたので、車を買い替える機会に、チャレンジしてみようと思ったのです。マニュアル車が上手に運転できるまで...

  • 「撰難楽」で人生を楽しく変える

    「撰難楽」で人生を楽しく変える①自転車に乗るようになって2年となりました。土日は、40~50km、時には100km走る時もあります。最近はとても低い山ですが、登山にも挑戦するようになりました。自転車にしろ登山にしろ、やっている最中は後悔ばかりなんです。・なんで100km自転車で走るって決めたかなーもう戻れないしなー...・今日は風が強いなー。前に全然進めなくて辛いけどペダルを漕がないと...・登りは苦し...

  • オドオド、ビクビクは、性格じゃない。

    正しい褒め方のススメ⑭お母さんはすぐに実行されたようです。その効果は抜群で、1ヵ月もしないうちに、ショウタ君は授業中に手を上げて自分の意見を言うようになったのです。以前は、クラス全員が発言してもショウタ君だけは発言できないことさえあったのですが、間違えても何度も何度も手を上げる姿に、ただ、ただ、ビックリしました。課題の提出もとても早くなりました。以前は、完璧を目指しすぎるのと、少しでも私からの評価...

  • 子どもは評価を気にしてオドオドしてまう

    正しい褒め方のススメ⑬いつも大人の顔色をうかがってオドオドしているところのあったショウタ君。実はお母さんも心配されていたのです。お母さんとの懇談会で、「いったいどうしたら良いのでしょうか。先生もたくさん褒めてくださっていると思うのですが…」とおっしゃったので、「実は、私は褒めないのですよ」と答えたところ、とても衝撃を受け、驚かれていました。「アドラーという人は、“褒める”のではなく“勇気づけ”をすると言...

  • アドラーの「褒める」のではなく「勇気づけ」をするという意味

    正しい褒め方のススメ⑫いつもオドオドしていたショウタ君の場合、80点以上は大抵は取れるのですが、なかなか一度で漢字テストが合格できませんでした。何度も何度も再テストを受けて努力しなければなりません。100点という結果に対して「素晴らしい」、ではなくて、努力している過程で、応援するような声掛けをするよう心掛けました。「何度も再テストにチャレンジしているね。がんばれ! きっとできる!」「今回は95点か...

  • 努力の道は、誰かの応援があれば頑張っていける

    正しい褒め方のススメ⑪ハーロック博士の研究で、「褒める」ことで人は能力を伸ばせることが分かりました。コロンビア大の研究では、結果を褒めるのではなくて、その努力を褒めることで人は前進していく勇気を貰えると証明されました。お気楽の記事は1270件、本は数百冊。これは自分自身の勲章ではありますが、でも、これは一人でここまで続けられただろうか?と思うのです。違います。お気楽は応援して下さる読者の皆さまがいる。...

  • 努力は、自分で自分を褒め自分を認めることができる

    正しい褒め方のススメ⑩正しい価値観で自分自身を評価する。いったい何が正しいのか、、、それを学ぶには、たくさんの本を読み、よい出会いが必要となります。それが先日まで書いてきた『修養』です。でも、「努力」だけは自分の歩んだものとして価値が実際にありますよね。例えば、このお気楽の記事も1270件位になっています。1270も書いて、自分は頑張ってきたなーって内容の良し悪しはさておき、自分自身を褒めることはできます...

  • 誰もが自分のことが精一杯

    正しい褒め方のススメ⑨他者は自分のことをそれほど考えてはいません。自分自身を振り返ってみても、自分のことが精一杯で他人のことはあまり考えていないものです。例えば、外出するときに「こんな服を着て人から笑われないかしら・・・」と気にしていたのですが、他人は他人で、同様に自分の服装のことを一番に心配するので、私の服なんて大して印象に残らないのです。その証拠に、昨日、同僚が着ていた服を思い出せませんし(笑...

  • 他者からの目から逃れられる唯一の道

    正しい褒め方のススメ⑧人の価値観の中で生きるのは、とても辛いことです。ショウタ君は、いつもオドオドしていました。褒められると嬉しそうな顔をするのですが、いつも顔色を伺っているようなところがありました。もう一つ気になったのは、打たれ弱いのです。叱られると、もう自分はダメだと思うのか落ち込んでしまい、動けなくなってしまうことがたくさんありました。それは、過去の自分の姿でもありました。全然ダメじゃないの...

  • 「褒められる」は、相手の評価基準の中での及第点

    正しい褒め方のススメ⑦自分の泥沼のような悩みは、他人の価値観の中に生きているからで、自分の価値観の中で生きたら良い。自分は自分自身が評価する。そのためには、何が正しいことかを学ぶ必要がある。これが生き辛さを解消する重要事項でした。他人との関係で人生を歩んでいたものを自分自身の力で自分の人生を歩む。そんな決心でもありました。そんな中、心に引っ掛かったのが「褒める」ということなのです。「褒める」という...

  • 他人視線の自分像に振り回されていた

    正しい褒め方のススメ⑥アドラー心理学では、「褒める」のではなく「勇気づけ」をするのが大事だと言っています。私が一般的に教育界で言われている「褒める」に懐疑的になったのは、自分自身が、他者からの評価に振り回されすぎて苦しんできたからです。過去の私は、とにかく人の目を気にしすぎて気にしすぎて、悩んでしまうことがとても多くありました。「相手はどう思っているんだろう?」こんな考えても分からない事で、いつも...

  • 私たちは結果だけを見て褒めてしまうことが多い

    正しい褒め方のススメ⑤私たちは、結果だけを見て褒めてしまうことが多いものです。例えば、子どもが初めて立ったとか、歩いたとか、何かができるようになったとき、「凄い」「偉いね」と言って褒めるのは、その過程ではなく結果だけを見て褒めていたということです。初めて立てるようになる前には、何度も立つことへのチャレンジがあったはずです。歩くことも、初めは上手にできず何度も転ぶものです。コロンビア大学の実験は、そ...

  • 「きれいですね」と褒められて喜ぶのは「きれいになる努力」をした人

    正しい褒め方のススメ④「きれいですね」と言われて、私の場合は素直に喜べないですが、人によっては大きな喜びになったり、自信になったりする場合があります。それは「きれいになる努力」をしている人です。常日頃から美容に気をつけ、きれいになる努力をしている人なら、これほど嬉しいことはありません。モチベーションもきっとアップして、さらに努力を続ける勇気を貰えることでしょう。1990年代にコロンビア大学で行われた面...

  • なぜ「褒める」を減らす努力をしているのか。

    正しい褒め方のススメ③なぜ「褒める」を減らす努力をしているのか。例えば女性が「きれいですね」と言われたら、そりゃぁ嬉しいですよね。でも、その嬉しさっていうのは人によって温度差があると思うのです。私のように年齢が高くなり、美容にも興味をもたなくなると、それってお世辞だよねって内心思って、100%喜べません。顔の造作も良くはないですから、心から喜んで「美容をもっとがんばろう!」なんて気持ちにはならない...

  • 「褒め上手だから、子どもがよりよく変わっていく」の違和感

    正しい褒め方のススメ②「お気楽先生は褒め上手だから、子どもがよりよく変わっていく」と、褒めて貰うことがあります。どんな育児書や教育書にも「褒めることが大事」と書かれていて、私自身も褒める子育てをしてきました。例えば、子どもが立てば「立ったね! 凄い!」とか、成長過程で何か初めてできるようになれば、その都度「凄い」「偉いね」といった誉め言葉を声かけていました。1925年にアメリカの心理学者エリザベス・ハ...

  • 「褒め方」を変えて大変身

    正しい褒め方のススメ①学級担任をしていると様々な子どもたちに出会います。やんちゃな子、すぐに感情を爆発させてしまう子、集中して授業を受けられない子・・・でも、これから書こうと思うのは、問題行動は特に無く、ごくごく普通の大人しい子で、でもどこかオドオドして勇気をもって一歩を踏み出せなかったショウタ君という子の話です。ショウタ君のような子はよく見かけますが、「性格だから…」という形で見られることが多いで...

  • スイッチを入れるのは子ども自身で大人は入れられない

    『修養』は賢い子を育てる教員の課題・親の課題⑮朝、1時間も掛けて学校に歩いてくるのですから、睡眠時間の確保は重要です。眠かったら愚図るのは当たり前ですからね。寝る時刻は必ず守る。それだけは徹底してもらいました。つまり、家ですべきお手伝いがある。それは家庭での帰属感を高め、心を安定させるために必要なこと。そして寝る時刻が決まっている。となると、ゲームをする時間を捻出するために、行動をどんどん早める必...

  • 自己重要感というのは自分は必要とされる人間であるという感覚

    『修養』は賢い子を育てる教員の課題・親の課題⑭登校を渋っていたリュウト君にもリュウト君の正しさがありました。登校を渋るのは、よくよく話を聞くと通学に1時間も掛かっていました。ゲームばかりして、叱られると逆切れしていましたが、家での手伝いが極端に少なかったのです。ゲーム以外することがなかった状況が存在しました。いくら親の言うこと、担任の言うことをきくことが大事だと言っても、その正しさを頭から否定して...

  • 決して否定しない。これがポイント。

    『修養』は賢い子を育てる教員の課題・親の課題⑬『やってみせ、言って聞かせて、 させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、 任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、 信頼せねば、人は実らず。』元帥海軍大将山本五十六さんの名言です。人には人の正しさがある。それは、子どもにとっても同じで、どんなに問題行動を起こしていたとしてもその子なりの正しさがあるという理解...

  • 伝記を読むタイチ君の顔は、いつも幸せそうでした。

    『修養』は賢い子を育てる教員の課題・親の課題⑫タイチ君に心の修行の話をしてから、タイチ君の問題行動はみるみる無くなり、半年後には、笑顔、笑顔の学校生活を送るようになっていきました。このころから勉強にも身が入るようになり、「できるようになる」まで頑張る姿勢も身についていきました。・友達に意地悪をしない。・他人の嫌がることをしない。これらの課題をタイチ君自身が「できるように」してきたのです。この経験が...

  • お父さんみたいにカッコいい男になる。

    『修養』は賢い子を育てる教員の課題・親の課題⑪「力技に慣れていない男の子には、いつもお父さんやお兄さんとやっている遊びはしない」こんな解決法を考えましたが、タイチ君の心の成長の為には、もう一つ何か学びが必要に思いました。それは、お父さんのタイチ君への思いです。『強い男になって欲しい』これがお父さんの願いですが、タイチ君がその願いを十分理解できていないように思いました。「ねぇ、タイチ君。君はお父さん...

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