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お気楽先生のほぼ毎日私感 https://okiraku.fc2.net/

小学校の先生をやっています。教育の現場で日々思うことから、子どもが明るく楽しく学校生活を送るためには親として教師としてどう接していったらよいか、深く考えていきたいと思っています。

小学校の先生をやっています。 無駄にキャリアが長いわけですけど、 日々思うことを広く発信できたらな…と思い ブログを立ち上げました。

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2016/05/05

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  • 朝日を浴びて歩いて登校することが不安脱却への第一歩

    ◆出来ないことと体内時計の関係私の子どもは、就職に失敗して家に引きこもっていた時期がありました。仕事を辞めた当初は、1日中寝ている状態で、朝も昼も夜もないような状態でした。ちょうどその頃、朝日を浴びて運動することでセロトニンという幸せ物質が分泌されることを知り、毎朝2人で自転車に乗るようにしました。自転車に乗った後は家で寝たりゲームをしたりしていたようでしたが、それでもだんだんと明るさを取り戻して...

  • 登校渋りの原因が寝不足

    ◆出来ないことと体内時計の関係定着の悪さは気になっていたものの、モモコさんは算数の授業で困る事もなくなったし、漢字も丁寧に書けるようになった。これでお母さんは安心されているだろうなと思っていました。ところが、二学期末の面談でお母さんから聞かされた話は、全く違っていました。学校に行くことは毎日楽しいと言っているので安心しているが、家では毎日算数が分からないと言って大泣きなのは変わっていないというので...

  • 「わからない」って言葉は、拒否。

    ◆原因を探る実際に算数の授業になると、モモコさんは「わからない」と言ってずっと座って、誰かが教えに来てくれるのを待っている状態でした。モモコさんに話したことモモコさん、「わからない」じゃぁないんだよ。一度「わからない」と言ってしまったら考えることを止めてしまうから言わないようにすることが大事。これからは「わからない」じゃなくて「わかるようになる」って言っていこう。算数の授業は、何も難しいことはやっ...

  • EQを高めたらIQを発揮できるようになる

    ◆原因を探る「音読の宿題は家でやる」そう言ったモモコさんの意思を変える理由などありません。宿題をお母さんと一緒にやるのが、彼女の安心なのかもしれないなぁと、その時は思いました。もう一つのお母さんの心配事は算数です。毎日「算数が分からない」と言って家で大泣きなのだと言います。3年前のモモコさんはとても気立てがよく、いつも笑顔で友達と接し明るく親切な子でした。試しにクラス内の仕事を任せてみると、言われ...

  • 過度な心配は子どもの笑顔を奪う

    ◆原因を探るモモコさんのお母さんが心配されていたことは、漢字、音読、算数でした。なぜ前年度まで漢字が苦手だったのか私には理解ができませんでしたが、音読については、あまり強制をしないように気を付けていました。音読は、高学年になっても苦手な子が存在します。でもお母さんからしてみたら、我が子が音読をスラスラできないということが気になって気になって仕方がないのでしょう。よく「休み時間に一緒に遊ぶ友達がいな...

  • 本当に漢字が苦手なの?

    ◆原因を探る宿題が分からないと、家で大泣きしているというモモコさん。大抵の子は、心の学びを重ねたらやる気も出て成績も向上していくので、再び担任したら大丈夫だろうと高をくくっていました。でもコトはそう簡単には進みませんでした。モモコさんの前年度からの引継ぎでは、算数ができないのはもちろんのこと、文章が読めず、漢字も書けないとのことでした。私が担任していた頃のモモコさんは、漢字が得意でした。確かに苦手...

  • 良い大学を出るだけでは幸せは確約されない

    モモコさんは、3年前に担任して再び担任することになった子です。以前からお母さんに「最近は勉強が分からないと家で大泣きなんです。お気楽先生が担任の頃は、やる気があったんですけど…」と、学校で会うたびに相談されていました。私の指導が良かったのかどうかは別として、モモコさんが楽しく学校に来られるようになると良いなぁと、担任から離れてもずっと考えていました。そんなモモコさんを再び担任することになり、以前の...

  • ダメだから、そこに「どうする?」って思考が生まれる。

    次の日の朝、教室に入ると、子ども達が口々に「先生、おはようございます」と声をかけてきました。もちろん、ヒデアキ君もです。「校門の前にいた校長先生にちゃんと挨拶した人?」と聞くと、ほとんどの子が手を挙げました。「じゃぁ、A先生は?」と聞くと、これもほとんどの子が手を挙げます。「B先生は?」こちらは手がほとんど上がりませんでした。

  • 自分で考えて行動すること。それが自由。

    画鋲の件で、分かった気になった子ども達。”分かった気になる”というのが、ダニングクルーガー曲線の馬鹿の山に上った状態なのだと思います。失敗して絶望の谷に落ちても、努力して啓蒙の坂を上っていかなければなりません。でも、画鋲事件のような事は、そうそう滅多に起こりません。EQを高めるのも訓練なのだと思います。結局は回数。数が質に変わるまでチャレンジするしかないのです。ある日のこと、ヒデアキ君が当番で朝の挨拶...

  • ダメだから、次はどうするか?っていう知恵が働く

    画鋲の件でクラスに話したこと「ヤバい音がした」っていうことで、みんなは画鋲が散らばったんだって思ったよね。でも助けに行く人は少なかった。それより課題をやらなきゃって思っていたのかもしれません。あまり人が行くと逆にヤバいって思ったかもしれません。でも同じ条件で、タカシ君とユミさんは現場に駆けつけてくれました。タカシ君は、ホウキと塵取りを使えば手早く片付けられるって考えて、すばやく行動しました。ユミさ...

  • 行動した人しか学べない

    画鋲が散らばってしまった現場にいた子たちに話したこと「でもね、僕たちはEQが低いなーって思って落ち込む必要は無いんだと思うよ。だってね、今みんなにこういう話をしているけど、ここに集まった子だけが学べたんだよ。私が教室にいた時、クラスの子は「ヤバい音がした」と言いました。で、駆けつけたのはタカシ君とユミさんだけです。他の子は教室にいて、課題をやっている。こういう学びができるのは、お手伝いという行動をし...

  • いつも考えて行動している子はEQが高くなっていく

    画鋲が散らばってしまった現場にいた子たちに話したこと「IQって言葉を知っていますか? これは知能指数といって、生まれ持った賢さを表す数字です。みんなも分かると思うけど、めちゃくちゃ頭の良い人っているよね。私の知り合いのアメリカの大学に行った人は、生まれ持ってIQが高い人なんでしょう。でも、今日の事件を見てごらん。一番活躍したのは、ホウキと塵取りを持ってきたタカシ君、そして、遠くまで画鋲が転がっていって...

  • 廊下一面に散らばった画鋲

    考えずに逃げてしまうヒデアキ君。どうしたものかと…悩んでいましたが、事件が起こります。その日は、算数の課題を早く終わらせた子ども達に、廊下の掲示物を取ってもらっていました。その中に、ヒデアキ君もいました。私は、算数の課題が進まない子を教室で指導していたのですが、子ども達が「ヤバい音がした」と言うので慌てて廊下に出てみると、廊下一面に画鋲が散らばっていたのです。画鋲のケースを持っていた子が床に落とし...

  • 【考えずに逃げる】のが課題

    半分以上白紙で提出されたヒデアキ君の国語のテスト。お父さんの「ヒデアキはスポーツで芽がでない。甘えている」という相談は、何か問題に直面した時に、考えずにシャッターを降ろして逃げてしまうところに課題があるのではないか、、、そんなことを考えて、ヒデアキ君を観察するようになっていきました。不思議なことに、そんなアタリをつけると、それまで気にならなかったヒデアキ君の【考えずに逃げる】に関連した行動が目に付...

  • できる人は「続けていれば、そのうち急にできるようになる」を知っている

    テストを返しながらクラスの子どもに話したこと 続き

  • 「分からない」という言葉で考えることを拒否する

    テストを返しながらクラスの子どもに話したこと「国語のテスト、初めて読む文章だったから難しかったでしょう? 難しかった人?」子ども達に聞くと、ほとんどの子が手を挙げました。「そうだよね、難しかったよね。でもみんな、よくできていたよ。クラスの平均も78点だったから、それだけみんなは実力がついてきたってことなんだね。国語の読み取りも、算数の文章題も、パターンってモノがあるから練習して出来るようにしていくこ...

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