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お気楽先生のほぼ毎日私感 https://okiraku.fc2.net/

小学校の先生をやっています。教育の現場で日々思うことから、子どもが明るく楽しく学校生活を送るためには親として教師としてどう接していったらよいか、深く考えていきたいと思っています。

小学校の先生をやっています。 無駄にキャリアが長いわけですけど、 日々思うことを広く発信できたらな…と思い ブログを立ち上げました。

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2016/05/05

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  • 後半部分が真っ白なテスト

    3学期の終わりに、国語の読み取りテストをしました。教科書に出てこない文章を読んで解きます。国語の読み取りは子ども達が苦手とする分野なので、「わからないー」「難しいー」というつぶやきが教室中から聞こえてきました。読み取り、、、みんな苦手だものね、、、、悪い点数を覚悟して休み時間に採点していました。ところが、みんな意外と点数が良い。ちょっと驚いてしまって、近くにいた子に「今日の国語のテスト、難しかった...

  • 観客ではなくプレイヤーとなり、自分自身の人生を自分で生きる。

    クラスの子どもに話したこと 主人公として生きる 続き「プレイヤーとして漢字練習や算数に参加したら、結構楽しかったでしょ? 漢字で合格した時や算数で分かった時、幸せだったでしょ? それって、練習を重ねて試合にシュートした時の幸せと同じなんだと思います。「できるようになる」とう過程があったからこそ幸せがそこにある。アランという人が言った目的地に到着するまでを楽しもうというのが、このことです。プレイヤー...

  • 学校で学んできたことはプレイヤーになるということ

    クラスの子どもに話したこと 主人公として生きる 続き「みんなは学校に来て、様々な勉強しています。子どもは勉強するのが仕事だと言いますが、素敵な大人になるためには勉強をするのは大事なことです。じゃぁ、その勉強をプレイヤーとして参加していますか? 観客として参加していますか?」この問いかけに、子ども達は少し分からないような表情になりました。「例えば、漢字練習。漢字練習で私は厳しく見るよね。みんなならも...

  • プレイヤーは実際にプレイしながら”どうするか?”を常に考えている。

    クラスの子どもに話したこと ~主人公として生きる~みんなは、これから自分の人生を生きていかなければならないよね。でも、どう生きるかっていうのはとても大事なことなんだ。今から話すのは、自分の人生を主人公として生きていくということです。自分の人生を主人公として生きるっていうのは、私もなかなか理解できなかったことなんだけど、ようやく分かるようになってきました。それくらい「主人公として生きること」って理解...

  • 自分一人で考えて意見をまとめるだけが学びではない

    話し合いが活発になる「・・・・と、〇〇さんが言っていました」作戦ですが、私にとて、これがなかなかの大ヒットです。導入した頃、ノブ君にクジが当たりました。授業中の発表に慣れていなかったノブ君は、おたおたおしていました。でも周りの友達が、必死になって小声で発表内容を伝えます。それを少しずつ真似て発表していきました。発表し終わると、なぜか周りから拍手が。。。ずっと算数に自信がなく、暗い表情だったノブ君が...

  • 子ども達の話し合い活動がぐんとヒートアップした作戦

    とにかく、授業を聞きなさい、言われた通りに出来るようにしなさい、と言い続けました。ノブ君は4月の頃は「分からない」と不安気に周りを見回してばかりいましたが、友達に教えて貰いながら、授業を聞く→言われた通りに練習する、というサイクルが回るようになっていきました。課題が終わると友達に教えに行くシステムにしていますが、だんだんとノブ君も早々に終わらせて友達に教える姿が見られるようになっていきました。「あ...

  • 自分もできるようになれるって信じることが大事

    学習に苦手感のある子の為にクラスで話したこと「私は、みんなに分かるように話す努力をしています。声も大きいし、ゆっくり話したり面白く話したりして、みんなが分かるような授業をしています。みんなも授業中は静かにしてくれているから、声は皆に通っているよね。学校っていうのは、1日8時間も居て、そこで6時間位勉強をしています。凄いよね、みんな学校でかなりの時間過ごしているんだね。4時に家に帰って9時に寝るとし...

  • 「分からない」と思ってしまえば、自分で考えなくなる

    漢字は何とかなった。次は算数に苦手意識があるノブ君に、できるようになる道を進むよう示さなければなりません。ノブ君に限らず、勉強の苦手な子は「分からない」「できない」と言って自分の周りに壁を張り巡らせ、外界からの情報をシャットアウトしてしまうところに問題があると最近は思っています。要は話が聞けないということなのです。「分かる」と「分からない」の2つの価値観しかない子どもは、「分からない」と思ってしま...

  • 「できない」と絶望するのではなく、できるようになる過程にこそ価値がある

    人によって様々だと思いますが、私の場合は漢字練習を通して、子ども達に心の成長をさせていくことが多いです。厳しい漢字練習を批判する声がSNSではありますが、どこに重きをおいて子ども達の心を成長させていくかは、人それぞれなので一概にダメだとは言えないと思っています。実際のところ、字が綺麗になったと喜ばれる親御さんが多いですし、次年度の担任に同様な漢字練習をさせて欲しいとお願いする方もいます。取り合えず、...

  • 清々しい気持ちで学校で勉強する経験が絶対的に少なかった

    ノブ君の丁寧な漢字練習を見てクラスに話したこと 続き「それから、もう一つ大事なことを話すよ。ノブ君は、丁寧に漢字練習をして提出しました。ノブ君、直しが随分少なくて、みんなからも字がきれいだと褒められて、どんな気分だった?」「いい気持ち」と、ノブ君は答えました。「そうそう、漢字練習を丁寧にしてきたら、私に怒られることは無いよね。そして、褒められもした。今までのノブ君は、面倒とかイヤだという気持ちを中...

  • 「できるようになろう」って思ったら途端に頭が働き始める

    ノブ君に「君の心の問題で、できるようになると決めるだけだ」と話した翌日、驚くことに彼は丁寧に漢字練習を書いてきました。こういうものは、子どもが変わるのに時間を要することもあるし、ノブ君のように1日で変わることもあります。ノブ君はサッカーを習って努力もしているので、入りやすかったのかもしれません。彼の漢字練習帳を見ると、何度も書き直した跡がありました。それだけ丁寧に書いてきたのでしょう。もちろん、今...

  • 「できない」という言葉を自分に言い聞かせている

    等価交換の法則についてクラスで話をしましたが、ノブ君も例にもれず、すぐには実行できませんでした。相変わらず乱雑な字を書いてきます。その度に「書き直し」と返していました。私は基本的に漢字ノートは使わずに、漢字練習帳だけ使っています。漢字練習帳に書く文字数はとても少ないのです。少ないから、本人がその気になれば書ける。漢字小テストもたった10問。丁寧に書けないのは、本人の心の問題なのだと思っています。ノ...

  • 私から学ぶのであれば、それと同等の代価が必要

    4月、乱雑な漢字練習に対して子ども達に話したこと 続き等価交換の法則というのがあります。これは『鋼の錬金術師』という漫画に出てくる言葉なんだけど、何かを得るためには同等の代価が必要という考えです。私から学ぶのであれば、それと同等の代価、この場合は丁寧な字ということになるけれど、そういうものが必要だということです。「先生は仕事でしょ?」と思うかもしれません。でも、仕事なら適当に丸にしたって良いわけで...

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