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古墳どうでしょう http://kamochi52.blog.fc2.com/

主に岡山県内の古墳を訪問し、石室や石棺、墳丘など現地の写真と地図を載せています。

古墳好きな方と色々情報交換等できたらいいなと思っています。よろしくお願いします。

かもち
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2016/02/29

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  • キトラ古墳 奈良県明日香村

    奈良県高市郡明日香村阿部山キトラ古墳は、高松塚古墳に次いで国内2例目の極彩色の壁画をもつことが確認された古墳です。古墳は国の特別史跡、壁画は国宝、出土品は重要文化財に指定されています。7世紀末から8世紀初頭に築造されたと考えられていて、立地からしても終末期の古墳感満載。尾根を屏風のように背負った小さな墳丘は、全体的に高松塚古墳の感じによく似ています。キトラ古墳の石室の壁画は、四神・十二支・天文図・日...

  • 高松塚古墳(たかまつづかこふん) 奈良県明日香村

    奈良県高市郡明日香村平田高松塚古墳(たかまつづかこふん)は、横穴式石室に描かれた極彩色の壁画が有名な円墳です。二段に築造された墳丘は、下段の径23m 上段の径18mの規模 石室が見つからなければ今でも飛鳥ののどかな風景にひっそりと溶け込んでいたことでしょう。2005年の発掘調査によって藤原京の時代(694年~710年ころ)に築造されたことが分かっています。壁画は国宝、古墳域全体は国の特別史跡に指定されており、壁...

  • 岩屋山古墳(いわややまこふん) 奈良県明日香村

    奈良県高市郡明日香村越岩屋山古墳(いわややまこふん)は一辺約54m×高さ12mの方墳と考えられている古墳です。(説明版の数値)近鉄飛鳥駅から徒歩にて数分で訪問でき、石室内部にも入ることができます。埋葬施設の横穴式石室は表面を磨いた切石で造られていています。この石室は「岩屋山式」という飛鳥地方あたりの終末期に見られる形式で非常に美しいです。奥壁と玄室は2段で少し内側に傾斜が付けられているのが特徴的、漆喰の...

  • 孝元天皇 劔池嶋上陵(こうげんてんのう つるぎのいけしまのえのみささぎ) 奈良県橿原市

    奈良県橿原市石川町孝元天皇 劔池嶋上陵(こうげんてんのう つるぎのいけしまのえのみささぎ)は、石川池のほとりに立地する古墳です。石川池の南側からゆるい階段を上って拝所まで行くことができます。宮内庁の「歴代天皇陵の案内」によると墳丘は前方後円墳のようですが、立ち木で全く見ることができません。駐車することができる場所があるようにも見えましたが、よくわからないので近鉄橿原神宮前から徒歩で行くのがいい気が...

  • 五条野丸山古墳(ごじょうのまるやまこふん) 畝傍陵墓参考地 奈良県橿原市

    奈良県橿原市五条野町五条野丸山古墳(ごじょうのまるやまこふん)は、宮内庁から畝傍陵墓参考地に治定されている、全長約318m(資料によっては330m)の奈良県最大の前方後円墳です。以前は見瀬丸山古墳と言われていましたが、瀬町は周濠の一部にかかるにすぎず、墳丘は五条野町と大軽町、見瀬町に跨っているため、面積の多い五条野丸山古墳と呼ばれることが多いようです。周濠を含めた全長は約420m、埋葬施設は日本で最大とい...

  • 菖蒲池古墳(しょうぶいけこふん) 奈良県橿原市

    奈良県橿原市菖蒲町菖蒲池古墳(しょうぶいけこふん)は、甘樫丘から西に延びる丘陵上に築造された、一辺約30m・二段築成の方墳です。7世紀中頃の築造と考えられ、2基の家形石棺が縦一列に納められた横穴式石室を主体部としています。この家形石棺の棺蓋は寄棟風の造りで、頂部に胸飾り風の突起がつけられた特異なもので、全国でもここでしか見られない珍しいものです。非常に貴重な石室部分は1927年に国の史跡に指定されました。...

  • 櫛山古墳(くしやまこふん)

    櫛山古墳(くしやまこふん)は、4世紀後半頃築造されたと考えられている、国指定史跡で全長約155mの双方中円墳です。行燈山古墳のすぐ東側の少し高い位置に立地します。双方中円墳は全国的に非常に珍しく、この古墳と香川の石清尾山古墳群に見られるものの、他の地域ではほぼ無い墳形です。弥生時代の墳丘墓としてですが岡山の楯築遺跡(たてつきいせき)が双方中円形をしていますがこれらに関連性はあるのでしょうか?双方といい...

  • 行燈山古墳(あんどんやまこふん)・アンド山古墳 奈良県天理市

    奈良県天理市柳本町行燈山古墳(あんどんやまこふん)は、黒塚古墳の東約500mにある、宮内庁によって第10代崇神天皇の陵に治定されている墳長242mの前方後円墳です。柳本古墳群に属し、陪塚として宮内庁に指定されているアンド山古墳・南アンド古墳・百塚古墳が近隣に所在します。墳丘に上がることはできませんが、眺めるだけでも墳丘の迫力を感じることができます。この古墳は傾斜地に築造されており、龍王山から西へ伸びる丘陵...

  • 黒塚古墳(くろづかこふん) 奈良県天理市

    奈良県天理市柳本町黒塚古墳(くろづかこふん)は、柳本古墳群(やなぎもとこふんぐん)に属する、全長132mの前方後円墳です。後円部3段・前方部2段築成で、バチ型の墳形 周濠も残っています。築造は3世紀後半と推定されていて、埋葬施設は後円部中央で検出された竪穴式石室です。この古墳は何度も盗掘にあっていましたが、築造後の地震で石室上部が崩壊したことで副葬品が守られており、ほぼ埋葬時の状態で出土しました 国指定...

  • 栗塚古墳・割塚古墳 奈良県奈良市

    奈良県奈良市高樋町栗塚古墳は、県道福住上三橋線のすぐ南に所在する、古墳時代前期に築造されたと考えられている元は全長約100mの前方後円墳です。 割塚古墳は径約30m×高さ3.8m程度の円墳で古墳時代前期~中期に築造されたと推定されています。県道沿いに両古墳の共同説明版が設置されており、このあたりから墳丘を見学することができます。2基とも現在田園地帯の中にあり古墳に上がることは難しそうですが、古墳が至る所にあ...

  • 帯解黄金塚古墳(おびとけこがねつかこふん) 奈良県奈良市

    奈良県奈良市田中町帯解黄金塚古墳(おびとけこがねつかこふん)は台地南縁に所在する終末期の方墳で、南に開口する磚積式石室をもちます。墳丘は一辺約27m で2段築成 榛原石の板石を積み上げてつくられた石室は、全長16mで床面を含めた内部全体に漆喰が塗られていたと推定されています。1890年の開墾で石室が明らかとなり、その後宮内庁によって陵墓参考地とされました。また2004年に宮内庁書陵部が行った石室南部の発掘調査で...

  • 五つ塚古墳群(いつつづかこふんぐん) 奈良県奈良市

    奈良県奈良市山町五つ塚古墳群(いつつづかこふんぐん)は、山裾に築造された5基からなる群集墳で、1・3・5号墳が6世紀後半の円墳 2・4号墳が7世紀の方墳と考えられています。古墳群は西から号数が付けられており、最西が1号墳、最東が5号墳となっています。全て南向きに開口する横穴式石室を主体部としていますが、埋め戻されているのか見学できる横穴はなさそうでした奈良市指定史跡です。古墳群は現在舗装道路のすぐ南に所在し...

  • 宝来山古墳(垂仁天皇 菅原伏見東陵) 奈良県奈良市

    奈良県奈良市尼辻西町宝来山古墳(ほうらいやまこふん・ほうらいさんこふん)は、宮内庁によって 垂仁天皇(すいにんてんのう)の「菅原伏見東陵(すがわらのふしみのひがしのみささぎ)」に治定されている全長227mの前方後円墳です。墳丘は3段築成で周濠が印象的、周濠内に浮かぶ丸い島は、元々は周濠外堤の一部であったと考えられています。湟内陪冢(伝田道間守墓)が1ヶ所と飛地陪冢6ヶ所が伴い、推定4世紀末から5世紀初頭の...

  • 野神古墳(のがみこふん) 奈良県奈良市

    奈良県奈良市南京終町野神古墳(のがみこふん)は、県道木津横田線の東、桂木団地の入口に所在する古墳です。現在の墳丘は円墳上ですが、明治時代の古絵図から全長約50m程度の前方後円墳と考えられています。埋葬施設は竪穴式石室 東壁のみがオリジナルで、内部に凝灰岩の家形石棺が現在も残っています。現地説明版によると明治9年(1876年)に井戸が埋められているとの伝承を基に発掘がなされ、刀や鏡などの遺物が出土したようで...

  • 杉山古墳(すぎやまこふん)奈良県奈良市

    奈良県奈良市大安寺杉山古墳(すぎやまこふん)は、墳長約154mの前方後円墳です。周濠と葺石・埴輪が検出されています。 5世紀後半の築造と推定されていて、平城京造営の際に取り壊されなかった数少ない古墳です。前方部の南斜面には瓦窯跡群が見つかっています。このため「大安寺旧境内 附 石橋瓦窯跡」として国指定史跡の一部となっています。この古墳は元大安寺境内の中に所在し、現在は公園として整備されています。公園は開...

  • 念仏寺山古墳(ねんぶつじやまこふん) 開化天皇 春日率川坂上陵 奈良県奈良市

    奈良県奈良市油阪町念仏寺山古墳(ねんぶつじやまこふん) は、宮内庁によって「開化天皇 春日率川坂上陵(かすがのいざかわのさかのえのみささぎ)」に治定されている、墳長約100mの前方後円墳です。三条通りのビルの隙間にひっそりと存在し、初めて訪問した時にはこの立地でよく残ったものだとかなり驚いたものです。 この古墳には周壕が全周にありますが、繁華街の中にあるためか大きく改変されています。前方後円墳集成によ...

  • なら仏像館の石棺 奈良県奈良市

    奈良県奈良市登大路町なら仏像館の入り口左手に、組合式石棺が展示されています。奈良国立博物館訪問時などにはぜひ見学したいところです。縄かけ突起は装飾のみの小さな形状で、形骸化しています。石棺自体は竜山石製の黄色味の強い石棺で、いかにも竜山石の雰囲気がします。出土地は不明だそうですが一体どこから出土したのか気になるところです。石棺 かっこいいです!!残念ながらこれ以上は近寄れません写真奥側が仏像館入口...

  • 御料園古墳群 奈良県奈良市

    奈良県奈良市春日野町御料園古墳群は、奈良公園の飛火野園地にある群集墳です。この古墳群と南の飼料園古墳群を合わせて、春日山古墳群と呼ぶようです。いずれも円墳で埋葬施設は横穴式石室 飼料園1~ 5号墳と御料園1号墳は、1948年と49年に奈良県史跡調査会により調査されています。現地で確認したところ、現在はどの古墳も横穴式石室を確認することはできず、墳丘が並んで残るのみとなっているようです。古墳群は8基からなるよ...

  • 鶯塚古墳(うぐいすづかこふん) 奈良県奈良市

    奈良県奈良市雑司町鶯塚古墳(うぐいすづかこふん)は、若草山山頂に築造された全長約103mの前方後円墳で、国指定史跡です。近隣の古墳とは一線を画す、奈良盆地一帯を眺めることができる立地で、古墳からの風景は他の古墳では味わえない素晴らしいものです。車で山頂付近まで上がることができますが、有料道路を通ります。奈良公園付近から山頂まで登る遊歩道も整備されていますので、(有料と無料の2種類あり)時間が許すならば...

  • ウワナベ古墳・コナベ古墳 奈良県奈良市

    奈良県奈良市法華寺町ウワナベ古墳は、宮内庁によって宇和奈辺陵墓参考地とされている、全長270から280m、三段築成で二重周濠を持つ前方後円墳です。2020年の橿原考古学研究所や宮内庁・奈良市による同時調査により、それまで水没していた墳丘裾の葺石が検出され、これにより全長が五社神古墳の全長267mを抜き、奈良市で一番大きな古墳となりました。コナベ古墳は、宮内庁によって小奈辺陵墓参考地とされているウワナベ古墳の西に...

  • ヒシアゲ古墳(磐之媛命 平城坂上陵) 陪塚ろ号・は号・に号 奈良県奈良市

    奈良県奈良市佐紀町ヒシアゲ古墳は、宮内庁によって磐之媛之命(いわのひめのみこと)陵とされている前方後円墳です。佐紀盾列古墳群を構成する1基で、墳長は219m。5世紀中頃~後期の築造と考えられています。周りを歩くと墳丘東側の内堤の円筒埴輪列が復元されているのを見学することができます。南に水上池とコナベ古墳、南東にウワナベ古墳があり、航空写真を見るのも楽しい地域です。ただし駐車場はありません。ヒシアゲ古墳...

  • 市庭古墳(いちにわこふん)(平城天皇楊梅陵) 奈良県奈良市

    奈良県奈良市佐紀町市庭古墳(いちにわこふん)は、復元墳長250m×高さ13mの前方後円墳です。平城宮造営時に前方部が破壊され、現在は後円部のみが残存しています。 盾形周濠 造出 周庭があり、埴輪や葺石も出土しています。周溝を含めた古墳の規模は400m程度となり、相当大きな古墳であったことがしのばれます。宮内庁から平城天皇楊梅陵に治定されています。近隣は道が狭く駐車スペースも無いため(近隣は道が狭いです)平...

  • 佐紀瓢箪山古墳(さきひょうたんやまこふん) 奈良県奈良市

    奈良県奈良市佐紀町佐紀瓢箪山古墳(さきひょうたんやまこふん)は、佐紀盾列古墳群を構成する1基で、全長96m×高さ10mの前方後円墳です。佐紀陵山古墳(日葉酢媛命陵)の東50~100mの位置にありますが陵墓指定はされておらず、墳丘に自由に入ることができます 1971年国指定史跡。すぐそばに衛門戸丸塚古墳(よもんどまるづかこふん)がありますが、藪で墳丘が全く分からず残念 近くに行くことがあったらそちらも再訪してきま...

  • 佐紀石塚山古墳・佐紀陵山古墳・佐紀高塚古墳・成務天皇陵 陪塚ろ号 奈良県奈良市

    奈良県奈良市山陵町佐紀石塚山古墳(さきいしづかやまこふん)は佐紀盾列古墳群に属する、墳長218.5m×高さ19m、3段築成の前方後円墳です。葺石が多く見られるため石塚山の名前があり、後円部北側に3基の陪塚が所在しています。宮内庁より「政務天皇陵(せいむてんのうりょう)」に治定されています。綺麗に残る周溝 確かに狭い感じがしますね成務天皇陵 陪塚ろ号 単独でもなかなか大きな方墳成務天皇陵 陪塚は号 写真の左真ん...

  • 塩塚古墳・オセ山古墳(しおづかこふん・おせやまこふん) 奈良県奈良市

    奈良県奈良市歌姫町塩塚古墳(しおづかこふん)は、佐紀盾列古墳群に属する全長105mの前方後円墳です。後円部に周濠がありますが、前方部には無いようです。柵で囲まれており墳丘に上がることはできませんが、前方後円墳の形がよくわかるため、柵の外からでも見学したいところです。前方部はかなり低く、「前方後円墳集成」によると奈良時代までに削平された可能性が高いようです。オセ山古墳(おせやまこふん)はマラ塚古墳やゲ...

  • 神功皇后陵飛地(じんぐうこうごうりょうとびち)い号・ろ号 奈良県奈良市

    奈良県奈良市山陵町神功皇后陵飛地(じんぐうこうごうりょうとびち)い号・ろ号は、神功皇后陵と同じ丘陵北側にある古墳です。5基あるとされる神功皇后陵飛地(陪冢)のうちの2基で、現地には標柱が建っています。神功皇后陵から一旦西に降りて道を北上、右斜め上方向の舗装道路を行くと左手にまず1基古墳が見えてきます。車ではちょっと狭いので徒歩で見学がおすすめ 近くにはコインパーキングなどもありません。神功皇后陵飛地...

  • 五社神古墳(神功皇后陵) (ごさしこふん・じんぐうこうごうりょう) 奈良県奈良市

    奈良県奈良市山陵町五社神古墳(ごさしこふん)は宮内庁によって神功皇后陵(じんぐうこうごうりょう)に治定されている前方後円墳です。佐紀盾列古墳群(さきたてなみこふんぐん)(佐紀古墳群ともいう)の西群に属する全長約275mの古墳で、応神天皇の母の神功陵とされ、奈良県内で五条野丸山古墳、渋谷向山古墳、箸墓古墳に次いで4番目に大きい古墳で、全国第12位の規模です。佐紀盾列古墳群は西よりに前期から中期の古墳、東よ...

  • 石のカラト古墳(いしのからとこふん) 奈良県奈良市・京都府木津川市

    奈良県奈良市神功から京都府木津川市兜台石のカラト古墳(いしのからとこふん)は、奈良県奈良市と京都府木津川市に跨る平城ニュータウン内の高所に所在する、横口式石槨をもつ上円下方墳です。国指定史跡で現在は古墳公園として整備されており、気軽に訪問することができます。下段の方墳部は一辺約14m 上円部の直径は約10mで、表面には葺石が見られます。石廓は埋め戻されており見学できません。上円の部分は高さがかなり低く...

  • 酒君塚古墳(さけきみづかこふん) 大阪府東住吉区

    大阪府大阪市東住吉区鷹合酒君塚古墳(さけきみづかこふん)は、もともとあった古墳の上部が削られ、江戸時代の終わりから明治時代初めのころに、盛り土をして墳丘状になったところです。現在は住宅地の公園として大活躍しています。見た感じ古墳の痕跡はもうわかりません。説明版が無ければ気が付かないかもしれません。阿倍野に行く用事がたまにあるので、待ち時間にさらっと訪問してきました 駐車場はありません。酒君塚古墳(...

  • 石宝殿古墳(いしのほうでんこふん) 大阪府寝屋川市

    大阪府寝屋川市打上元町石宝殿古墳(いしのほうでんこふん)は、生駒山地から派生する丘陵の南斜面に築造された北河内で唯一の終末期古墳です。現在は打上神社の裏に所在しており、2つの石を組み合わせた横口式石槨が封土を失って露出しています。墳丘は見る限りほぼ無いようですが、もともと八角形墳ではないかとの説もあるようです 国指定史跡。過去の発掘調査では、石槨周辺より須恵器の小片が出土。この形式や石槨の構造など...

  • お亀石古墳(おかめいしこふん)大阪府富田林市

    大阪府富田林市お亀石古墳(おかめいしこふん)は、オガンジ池瓦窯跡北の丘陵上にある、家形石棺をそのまま利用した横口式石槨をもつ古墳で国指定史跡です。家形石棺に羨道が付いた横口式石槨は非常に珍しく必見です。石棺をふさぐ石栓も発見されていますが、現在は現地には無いようです。平成13年度の富田林市教育委員会による発掘調査で、一辺21mの方墳で築造年代は625年前後との見解が出ました。古墳近隣は住宅地で、専用駐車場...

  • オーコ8・9号墳 大阪府羽曳野市

    大阪府羽曳野市飛鳥オーコ8号墳は、観音塚古墳から北東に400m程度の尾根上に所在する、一辺(径)20mの方墳もしくは円墳です。南に開口する横口式石槨を持ち、その規模は前室と羨道で約5.6m 石槨部1.9mです。羨道に天井石は無い構造で、7世紀中葉の築造と推定されています。オーコ9号墳は自然石を用いた横穴式石室をもつ、径14m程度の円墳と考えられている古墳です。封土はほぼ無くなり、側壁の一部が崩壊しています。石室は...

  • 観音塚古墳(かんのんづかこふん) 大阪府羽曳野市

    大阪府羽曳野市飛鳥観音塚古墳(かんのんづかこふん)は、鉢伏山から派生する尾根上の南斜面に造られた横口式石槨を持つ終末期古墳で国指定史跡です。発掘調査はされておらず、墳形は確定していないものの、径もしくは一辺が12m×高さ2.5m程度の古墳で、方墳か円墳と考えられています。石英安山岩をブロック状した切石を用いた精巧な横口式石槨はとにかく圧巻です。近隣にはほかにも同じような横口式石槨を持つ古墳が多くあるため...

  • 太平塚古墳(おおひらづかこふん) 大阪府太子町

    大阪府南河内郡太子町春日太平塚古墳(おおひらづかこふん)は、近鉄南大阪線・線路下に残る古墳です。 もとは円墳のようですが墳丘は残っておらず、横穴式石室が残るのみとなっています。全長6.9mで切石作りの両袖式横穴式石室を持ち、その形状から岩屋山式の石室で後続する様式と考えられています。墳丘は全壊してしまっていますが、もとは円墳で径30m程度であったと考えられています。2024年2月訪問時は石室に入れるようでした...

  • 釜戸塚古墳(かまとづかこふん) 大阪府太子町

    大阪府南河内郡太子町葉室大阪府立近つ飛鳥博物館への道沿いの公園に所在する、葉室古墳群(はむろこふんぐん)に属する古墳です。この古墳群は葉室塚古墳 釜戸塚古墳 石塚古墳 モンド塚古墳の4基の古墳があり、近隣は太子町の中でも古墳が多いことで知られる地域です。釜戸塚古墳(かまとづかこふん)は径45mの円墳で、馬の蹄の形をした周溝が巡っています。埋葬施設は横穴式石室で7世紀前半に築造と考えられています。公園には...

  • 御旅所古墳・御旅所北古墳(おたびしょこふん・おたびしょきたこふん) 大阪府千早赤阪村

    大阪府南河内郡千早赤阪村御旅所古墳・御旅所北古墳(おたびしょこふん・おたびしょきたこふん)は、地元で御旅所と言われている場所に所在する古墳です。千早赤阪村にはかつて多くの古墳があったものの、現存するのはこの2基のみのようです。広場の隅に墳丘らしき高まりが残っていますが、この場所が御旅所古墳(おたびしょこふん)です。もともとの墳丘はかなり改変を受けているとのことで、かつての姿はよくわかりません 須恵...

  • 金山古墳(かなやまこふん)大阪府河南町

    大阪府南河内郡河南町芹生谷金山古墳(かなやまこふん)は、非常に珍しい双円墳という形の古墳です。公式にはおそらく全国唯一の墳形で、6世紀末から7世紀初頭に築造されたと考えられています。墳丘は南北方向に大小2つの円が並列しており、北丘は2段・南丘は3段に築かれています。一部に葺石があり、墳丘には周溝が巡っています 国指定史跡。北丘には長さ約10mの横穴式石室が南向きに開口し、凝灰岩製の家形石棺が2基置かれてい...

  • バチ川1号墳 大阪府河南町

    大阪府南河内郡河南町平石バチ川1号墳は、標高約220mの丘陵から南斜面に15m程降りたところにある終末期古墳です。墳丘の形状は藪で分からないものの、現地に行くとその存在は確認できます。多分径(一辺)10m程度 石室は南方向に開口し、ほぼ一枚ものの切石を使った奥壁と側壁が素晴らしいです。石室の幅1.8m×高さ1mくらいでしょうか。外に向かうにつれ微妙に幅が広くなります。奥壁と側壁がL字の石材で繋がれていますが、これ...

  • 一須加古墳群(いちすかこふんぐん)B~F支群 大阪府河南町

    大阪府南河内郡河南町~太子町一須加古墳群(いちすかこふんぐん)は、河南町~太子町の丘陵上に6世紀中頃から7世紀前半にかけて築造された、約260基からなる国指定史跡の群集墳です。今回は支群のうちJ支群をご紹介します。一須賀D2号墳(いちすかD2ごうふん) 天井が個性的一須賀D4号墳(いちすかD4ごうふん) 古墳群中最大級の石室を持つ石室内部の残存もとてもいいですこのあたりでよく見かける石の使い方一須賀D13号墳(いち...

  • 一須加古墳群(いちすかこふんぐん)J支群 大阪府河南町

    大阪府南河内郡河南町~太子町一須加古墳群(いちすかこふんぐん)は、河南町~太子町の丘陵上に6世紀中頃から7世紀前半にかけて築造された、約260基からなる国指定史跡の群集墳です。今回は支群のうちJ支群をご紹介します。一須賀J1号墳(いちすかJ1ごうふん) もとは径10m程度 横穴式石室が一部残存上から 急斜面途中の平坦面に築造されています一須賀J4号墳(いちすかJ4ごうふん) 天井石らしきが2枚残存しています一須賀J...

  • 一須加古墳群(いちすかこふんぐん)I支群 大阪府河南町

    大阪府南河内郡河南町~太子町一須加古墳群(いちすかこふんぐん)は、河南町~太子町の丘陵上に6世紀中頃から7世紀前半にかけて築造された、約260基からなる群集墳です。支群は23にも及び、一部は近つ飛鳥風土記の丘として整備され見学することができます。大半は径10~20m前後の円墳で墳丘が連なる光景は圧巻です 国指定史跡。訪問は車で行くのが便利です 近つ飛鳥博物館の駐車場が利用可能。今回は支群のうち博物館に近いI支...

  • 白木古墳(しらきこふん)大阪府河南町

    大阪府河南町白木古墳(しらきこふん)は、ワールド牧場付近の丘陵尾根直下、南向き斜面に所在する終末期古墳です。非常に美しい横口式石槨をもつ古墳で、山の中にひっそりと佇むのがかっこいいです!墳丘は高さが全く無く目印にはなりませんが、尾根直下、南向き開口の終末期古墳らしい立地なので、そのようなところを探せば当たると思います。道から徒歩5分程度の距離ですが探す楽しみがあります。また美しい石室を持つためコフ...

  • 庄地古墳群(しょうじこふんぐん) 山口県周防大島町

    山口県大島郡周防大島町久賀宗光西庄地古墳群(しょうじこふんぐん)は、瀬戸内海を見下ろす三本松山の斜面に立地する7基編成の古墳群です。周防大島町内の二大古墳群の1つで、7世紀に築造されすべてが無袖式の横穴式石室をもっています 町指定史跡。このうち現存しているのは1・2・3号墳と7号墳の4基のようですが、広報すおう大島 平成31年3月号には4号墳も現存とあり、(いつ撮影したものか不明ではあるものの)石室の写真も掲...

  • 臼田古墳(うすだこふん) 山口県岩国市

    山口県岩国市玖珂町臼田臼田古墳(うすだこふん)は田園地帯を見下ろす谷奥の、南に張り出す丘陵端に所在する古墳です。径9mの円墳と考えられていてすぐ近くに他の古墳は確認できませんが、ここから西に1.5㎞ほど行ったところに横穴式石室の基部が残った北方古墳(見学可能)が築造されています 岩国市指定史跡。臼田古墳は保護の観点から2000年に発掘調査されています。その後柵で封鎖され現在は入室することはできません。発掘...

  • 筏山古墳(いかだやまこふん)移築石室 山口県岩国市

    山口県岩国市玖珂町鞍掛筏山古墳(いかだやまこふん)は、5世紀代に築造と考えられている竪穴式石室を持つ古墳です。筏山の南端部に位置していましたが、国道2号線工事現場の土砂掘削中に発見され調査が行われました。石室内から人骨がほぼ完形を保って出土、その後消滅し現在の場所に石室が移築されました 岩国市指定史跡。移築先は玖珂町立玖珂中学校の裏山になり、石室を見学することができます。筏山古墳(いかだやまこふん)...

  • 佐野古墳(さのこふん) 大分県豊後高田市

    大分県豊後高田市佐野古墳(さのこふん)は、豊後高田市佐野の河内公民館前に所在する6世紀末~7世紀初め頃に造られたと考えられている古墳で、豊後高田市指定史跡です。墳丘を失っているため古墳の形や大きさ不明ですが、巨石を使った横穴式石室の一部が残存し、見学することができます。石室全長はもともと約3.8mあったと推測され、奥壁や側壁は幅約2mの板状の石が使われています。石室はその構造から宇佐市の凶首塚(きょう...

  • 穴瀬横穴群 (あなせよこあなぐん) 大分県豊後高田市

    豊後高田市美和穴瀬横穴群 (あなせよこあなぐん)は、都甲川北岸の凝灰岩の崖面に掘り込んで築造された全19基からなる横穴墓群です。羨門に彫り込み・前面に赤色彩色がある装飾古墳で、大分県指定史跡です。12基に装飾文様が施されていますが、風化や褪色で少しずつ確認が困難になってきているようです。入口部分は概ね2重・4重に削り込まれ、装飾もあわせてとても華やかな感じをうけます。民家のお庭?のような私有地に立地して...

  • 雷鬼の岩屋古墳(いかずちおにのいわやこふん) 大分県豊後高田市

    大分県豊後高田市雷雷鬼の岩屋古墳(いかずちおにのいわやこふん)は、豊後高田市に現存する最大規模の複室構造の横穴式石室を持つ、6世紀後半に築造されたと考えられている古墳です。石室は羨道部の一部が消失していますが玄室は良好に残り、入室して見学をすることができます 豊後高田市指定史跡。石室の全長7.3m 玄室奥行2.8m×幅2.4m×高さ2.4mです。玄室奥壁には巨大な1枚岩を約6度内傾して立て、側壁は巨大な1枚岩の腰...

  • 天神畑古墳(てんじんばたこふん)石室・実相寺(じっそうじ)1・2号石棺・春木芳元(はるきよしもと)遺跡1・2号石棺 大分県別府市

    別府市北石垣実相寺遺跡公園内には、前記事の次郎塚古墳・太郎塚古墳のほかに天神畑古墳の石室が移築され、その他に2基の石棺片や箱式石棺が保存されています。天神畑古墳(てんじんばたこふん)は、太郎塚古墳・次郎塚古墳の南西100m付近の字天神畑で1990年に発見され調査された、横穴式石室を持つ古墳です。2基の石棺は、どちらにも安山岩系統の石材が用いられています。この石は大型の角閃石を多量に含み、灰白色で気泡がめだつ...

  • 実相寺古墳群(じっそうじこふんぐん)太郎塚古墳・次郎塚古墳 大分県別府市

    大分県別府市大字北石垣字天神畑実相寺古墳群(じっそうじこふんぐん)は、太郎塚古墳(たろうづかこふん)次郎塚古墳(じろうづかこふん)天神畑1・2号墳(てんじんばた1・2ごうふん)鷹塚古墳(たかつかこふん)の5基からなり、6世紀後半から7世紀初頭にかけて築造された横穴式石室をもつと考えられている古墳群です。国指定史跡太郎塚古墳は径23mの円墳、次郎塚古墳は径24mの円墳と考えられています。天神畑1・2古墳は近年存...

  • 鬼ノ岩屋1・2号墳(おにのいわや1・2ごうふん) 大分県別府市

    大分県別府市上人西(しょうにんにし) 鬼ノ岩屋1・2号墳(おにのいわや1・2ごうふん)は、6世紀後半~7世紀初頭にかけて築造された2基からなる古墳群で国指定史跡です。どちらも装飾古墳でぜひ横穴式石室を見学したいところですが、訪問時開口部は完全に幕で覆われ、また墳丘は金網で封鎖されているため全く見学することができませんでした。石室はVRで体験することができるようですが、将来的に見学ツアーなど組まれ公開される...

  • 又井横穴墓(またいよこあなぼ) 大分県杵築市

    大分県杵築市山香町大字倉成 又井横穴墓(またいよこあなぼ)は、長さ12m×幅4mの壁面に地上から15cmの高さに2基と、地平面から直接1基、65cmの高さに1基の計4基が横並びに掘られている横穴墓群です。築造年代は300~600年頃のと考えられていて、各墓には鉄平石の蓋があったそうです。鉄平石は現在1基のみに残っていて、横穴墓にこのような閉塞施設が今も残っているのは非常に珍しく、近くを通りがかったときはぜひ訪問し...

  • 千代丸古墳(ちよまるこふん) 大分県大分市

    大分県大分市宮苑(みやぞの)千代丸古墳(ちよまるこふん)は、賀来川中流域左岸に所在するもとは径25m程度の円墳で国指定史跡です。現状墳丘はかなり削られてしまい、少し小さくなっています。この古墳は大分平野で唯一の装飾古墳で、全長約8.9mの横穴式石室に造られた石棚に線刻で装飾が施されています。 玄室内部全面も赤色塗料で塗られていたそうで、築造当時はさぞ華やかな石室だったのでしょう。石室は普段は入ることが...

  • 丸山古墳(まるやまこふん) 大分県大分市

    大分県大分市永興(りょうご)丸山古墳(まるやまこふん)は、丸山墓地公園内に保存された径30m程度の円墳です。 古宮古墳(ふるみやこふん)から南東に直線で約700mの距離に所在します。墳頂に鉄塔がばーんと建てられています。墳頂には柵があり、出土した石材?らしきが墳頂に保存されています。(建物内であまり見えない)墳頂には丸山古墳の祠があるので古墳に間違いはないと思いますが、おおいたマップにはこの古墳は掲載...

  • 古宮古墳(ふるみやこふん) 大分県大分市

    大分県大分市季の坂古宮古墳(ふるみやこふん)は、椎迫丘陵(しいざこきゅうりょう)の南斜面に所在する、南北約12.5m×東西約12mの方墳です。7世紀中頃~後半頃の築造と考えられていて、九州唯一の横口式石槨をもつ古墳として知られています。凝灰岩製のくり抜き式横口式石槨は柵があり内部に入ることはできませんが、外からでも十分その美しさを堪能することができます 国指定史跡。この古墳には専用駐車場があるのですが、迷...

  • 丑殿古墳(うしどのこふん) 大分県大分市

    大分県大分市賀来 丑殿古墳(うしどのこふん)は、庄ノ原台地の袖部、上片面公民館裏に保存された横穴式石室を持つ円墳です。 全長6.5mの両袖式横穴式石室の玄室に蓋が割られた家形石棺が安置されていて、柵があり石室内に入ることは出来ないものの外から石室内を見学をすることができます 県指定史跡。近隣は生活道路に入るとかなり狭く駐車スペース無しですが、地元の方に確認したところ、古墳入口付近の県道601号線沿いの広...

  • 亀塚古墳・小亀塚古墳・弥生時代の石棺墓 大分県大分市

    大分県大分市里 亀塚古墳(かめづかこふん)は4世紀末~5世紀初頭に造られたと考えられている、大分県最大の前方後円墳で国指定史跡です。全長約116m×高さ後円部10m 前方部約7mで3段構築の墳丘は古墳公園としてきれいに整備され、駐車場とガイダンス施設が完備され訪問しやすいです。西側くびれ部に造出があり、築造当時は墳丘が白い石英質の葺石で覆われていました。埋葬施設は1993年に調査され、2基の主体部が見つかっています...

  • 築山古墳(つきやまこふん) 大分県大分市

    大分県大分市本神崎佐賀関築山古墳(つきやまこふん)は、神崎地区の別府湾を臨む丘陵に築かれた全長98mの前方後円墳で、5世紀初頭に築造されたと考えられている国指定史跡(1936年指定)です。古墳は神崎八幡神社の境内に所在しています。1932年に緑泥片岩の巨大な箱式石棺2基出土し(現地に埋め戻し)、調査が行われました。1基は女性1と不明2体、もう1基は女性1体が埋葬されていました。この石棺が出土したところから地元...

  • 丸山古墳(まるやまこふん) 大分県臼杵市稲田

    大分県臼杵市稲田 丸山古墳(まるやまこふん)はもとは径15m以上あった円墳と考えられている古墳です。現在墳丘は開墾等で小さくなっていて、径5~6mくらいのかわいらしい墳丘が公民館敷地内に残されています。墳丘上に残っている板状の石は、この古墳から出土した舟形石棺の底石。臼塚古墳前方部に蓋が置かれているらしいです。(未確認)臼杵地方でこの形状の石棺をもつ古墳は2基のみで、同じく舟形石棺を持つ近くの臼塚古墳...

  • 臼塚古墳(うすづかこふん) 大分県臼杵市

    大分県臼杵市稲田 臼杵古墳(うすづかこふん)は熊崎川流域の台地上に造られた全長約87mの前方後円墳で、大分県指定史跡です。出土遺物や副葬品などから、下山古墳よりもやや古い5世紀中頃~後半に築造されたと考えられており、墳丘は多少削られてはいるものの全体的に残りがいいです。墳丘には臼塚神社の社殿が所在、古墳そのものが神社となっています。後円部の頂上付近には出土した2基の舟形石棺が置かれ、くびれ部に立てられ...

  • 下山古墳(しもやまこふん)臼杵市諏訪

    臼杵市諏訪 下山古墳(しもやまこふん)は、妙法寺と同じ丘陵の北端、標高44m付近に所在する全長68mの前方後円墳で国指定史跡です。後円部には全長2.5m×幅1.3m×高さ1mの組合式家形石棺が覆屋で保護されており、くびれ部には上部が欠けた石甲が1基残されています。1951年の発掘調査では、男女2体の人骨と銅鏡 管玉 鉄刀 鉄鏃 鉄鋌などが発見されました。墳丘は2段築成で、後円部の南西方向に6m✕8mの方形造出しがあり、その...

  • 凶首塚古墳(きょうしゅづかこふん)大分県宇佐市

    大分県宇佐市北宇佐 凶首塚古墳(きょうしゅづかこふん)は、宇佐神宮を東に臨む台地上に、6世紀後半から7世紀初頭に築造されたと考えられている横穴式石室を持つ古墳です。墳丘が完全に流失し、石室は完全に露出し一部しか残っていませんが、巨石で構成されており近くに行ったならば必見です! 一辺2m程度が残っていて県指定史跡となっています。古墳周辺は道が狭くなかなか駐車できそうな場所がありません。(国道10号線沿い...

  • 鶴見古墳 大分県宇佐市川部

    大分県宇佐市川部川部・高森古墳群(かわべ・たかもりこふんぐん)続きです 赤塚古墳(あかつかこふん) 前方後円墳 全長57.5m 幅8.5メートル-11メートルの空濠 箱式石棺 3世紀末に築造免ヶ平古墳(めんがひらこふん) 前方後円墳 もとは全長約50m 現状直径30.5m×高さ4m 安山岩製竪穴式石室に割竹形木棺 4世紀後半の築造 福勝寺古墳(ふくしょうじこふん) 前方後円墳・全長80m 主体部未調査 5世紀前半の築造...

  • 角房古墳(かくぼうこふん) 大分県宇佐市

    宇佐市川部 川部・高森古墳群(かわべ・たかもりこふんぐん)続きです 赤塚古墳(あかつかこふん) 前方後円墳 全長57.5m 幅8.5メートル-11メートルの空濠 箱式石棺 3世紀末に築造免ヶ平古墳(めんがひらこふん) 前方後円墳 もとは全長約50m 現状直径30.5m×高さ4m 安山岩製竪穴式石室に割竹形木棺 4世紀後半の築造 福勝寺古墳(ふくしょうじこふん) 前方後円墳・全長80m 主体部未調査 5世紀前半の築造車坂...

  • 車坂(くるまざか)1号・2号方形周溝墓 車坂東古墳群(くるまざかこふんぐん)ほか 大分県宇佐市

    大分県宇佐市川部 車坂1・2号方形周溝墓 車坂東古墳群ほかは、宇佐風土記の丘内の車坂古墳・森の広場付近に点在しています。車坂1号方形周溝墓(くるまざか1ごうほうけいしゅうこうぼ)主体部は場所を示すイメージかな説明板 クリックすると拡大します車坂2号方形周溝墓(くるまざか2ごうほうけいしゅうこうぼ)埋葬施設が2基 こちらは端っこにある中心部にある埋葬施設説明板です クリックすると拡大します車坂東1号墳(くる...

  • 車坂古墳(くるまざかこふん) 大分県宇佐市

    大分県宇佐市川部 川部・高森古墳群(かわべ・たかもりこふんぐん)続きです 赤塚古墳(あかつかこふん) 前方後円墳 全長57.5m 幅8.5メートル-11メートルの空濠 箱式石棺 3世紀末に築造免ヶ平古墳(めんがひらこふん) 前方後円墳 もとは全長約50m 現状直径30.5m×高さ4m 安山岩製竪穴式石室に割竹形木棺 4世紀後半の築造 福勝寺古墳(ふくしょうじこふん) 前方後円墳・全長80m 主体部未調査 5世紀前半の築...

  • 福勝寺古墳(ふくしょうじこふん)大分県宇佐市

    大分県宇佐市川部川部・高森古墳群(かわべ・たかもりこふんぐん)続きです 赤塚古墳(あかつかこふん) 前方後円墳 全長57.5m 幅8.5メートル-11メートルの空濠 箱式石棺 3世紀末に築造免ヶ平古墳(めんがひらこふん) 前方後円墳 もとは全長約50m 現状直径30.5m×高さ4m 安山岩製竪穴式石室に割竹形木棺 4世紀後半の築造 福勝寺古墳(ふくしょうじこふん) 前方後円墳・全長80m 主体部未調査 5世紀前半の築造...

  • 免ヶ平古墳(めんがひらこふん) 大分県宇佐市

    大分県宇佐市川部免ヶ平古墳(めんがひらこふん)は、駅館川の右岸台地、宇佐風土記の丘の敷地内に所在する、川部・高森古墳群(かわべ・たかもりこふんぐん)を構成する1基です。この古墳群は3世紀末~6世紀にかけて築造された6基の前方後円墳と、周辺の約120基の円墳や周溝墓で構成されています。川部・高森古墳群に属する6基赤塚古墳(あかつかこふん) 前方後円墳 全長57.5m 幅8.5メートル~11メートルの空濠 箱式石棺 3...

  • 赤塚方形周溝墓群(あかつかほうけいしゅうこうぼぐん) 大分県宇佐市

    大分県宇佐市高森 赤塚方形周溝墓群(あかつかほうけいしゅうこうぼぐん)は、赤塚古墳(あかつかこふん)のすぐ西側に所在する4~5世紀に造られた20基程の方形周溝墓群で、川部・高森古墳群(かわべ・たかもりこふんぐん)を構成しています。元位置の上に当時の姿を想定して再現されていて、石枕のあるものが数基あります。これも再現のようでオリジナルでは無いようですが、とてもよく出来ていて石枕好きは見学必須です。箱式石...

  • 赤塚古墳(あかつかこふん)宇佐市高森

    大分県宇佐市高森 赤塚古墳(あかつかこふん)は、駅館川の右岸台地、宇佐風土記の丘の敷地内に所在する、川部・高森古墳群(かわべ・たかもりこふんぐん)を構成する1基です。この古墳群は3世紀末~6世紀にかけて築造された6基の前方後円墳と、周辺の約120基の円墳や周溝墓で構成されています。川部・高森古墳群に属する6基赤塚古墳(あかつかこふん) 前方後円墳 全長57.5m 幅8.5メートル~11メートルの空濠 箱式石棺 3世...

  • 貴船平下の裏山横穴墓群(きふねびらしたのうらやまよこあなぼぐん) 大分県宇佐市

    大分県宇佐市山下 貴船平下の裏山横穴墓群(きふねびらしたのうらやまよこあなぼぐん)は、1970年の分布調査で60数基が確認された横穴墓群(100基以上あるらしい)で、大分県指定史跡です。6世紀末~7世紀初頭に作られたと考えられています。かなり急な東向きの斜面に何段にもなって作られており、一番高いところに装飾横穴が1基あります。この装飾は6つの脚のついた同心円文状のものがあり、おそらく日本で唯一の者ではないかと...

  • 四日市横穴墓群 加賀山支群(よっかいちよこあなぼぐんかがやましぐん) 大分県宇佐市

    大分県宇佐市四日市 四日市横穴墓群 加賀山支群(よっかいちよこあなぼぐんかがやましぐん)は、墓地内崖面に残る75基からなる横穴群で国指定史跡です。四日市横穴群とは一鬼手支群と加賀山支群から構成された横穴墓の総称のことで、6世紀後半~7世紀にかけて築造されたと考えられています。加賀山支群には装飾のある横穴が2基あります。39号と40号の2基で墓地最高所に並んで所在し、現状柵で覆われ外から見学が可能となっていま...

  • 四日市横穴墓群 一鬼手支群(よっかいちよこあなぼぐん いちきでしぐん)大分県宇佐市

    大分県宇佐市四日市 四日市横穴墓群 一鬼手支群(よっかいちよこあなぼぐん いちきでしぐん)は、86基からなる横穴墓群です。四日市横穴群とは一鬼手支群と加賀山支群(70基以上)から構成された横穴墓の総称のことで、6世紀後半~7世紀にかけて築造されたと考えられている国指定史跡です。数も凄いですが、この横穴墓の凄いところは、一鬼手支群に1基、加賀山支群に2基の、赤色の彩色が施された装飾があるということです。地元岡...

  • 葛原古墳 大分県宇佐市

    大分県宇佐市葛原 葛原古墳(くずはらこふん)は、駅館川左岸の台地上に所在する径53m×高さ6mの円墳です。周りが耕作地帯で高い建物が無いため、遠くからでも非常に目立つ古墳で、国指定史跡。農道(舗装はしてある)を挟んですぐ2号墳が存在します。古墳の墳頂部に上がる道がちゃんとあり、上まで行くと主体部である竪穴式石室を見学できます。この規模の円墳はなかなか見学できませんし、体部は少し埋没気味ではあるものの建...

  • 山の神古墳群(やまのかみこふんぐん) 長野県佐久市

    長野県佐久市協和山の神古墳群(やまのかみこふんぐん)は、4基からなる6世紀に築造されたと考えられている古墳群です。3号墳と4号墳は1989年同時に発掘調査されました。道路建設の関係で3号墳は側壁はそのまま、奥壁を石室中央に移動して保存されました。大部分が県道と生活道路に挟まれた狭い範囲に所在、西から2→1→3→4号の順に並んでいます。1号墳は標柱と石碑のみで古墳感なし2号墳は墳丘の残りがいいです 石があるも主体部は...

  • 八丁鎧塚古墳(はっちょうよろいづかこふん)長野県須坂市

    須坂市大字八町八丁鎧塚古墳(はっちょうよろいづかこふん)は、須坂市南部を流れる鮎川沿岸段丘上に所在する、6基の積石塚からなる古墳群です。その墳丘は大きく、1、2号墳は東日本でも最大級の規模を持っています。2号糞からは、鍍銀銅製獅噛文銙板(とぎんどうせいしかみもんかばん)をはじめとした豊富な副葬品が出土しています これは銀メッキの銅製で、アーモンド形のつり目をした獅子の文様が描かれていて、奈良県の真弓...

  • 大室古墳群 山の神単位支群 ムジナゴーロ単位支群 その2 長野県長野市

    長野県長野市松代町大室大室古墳群(おおむろこふんぐん)は長野盆地南東部、千曲川東岸の大室地区付近に造られた、総勢約500基からなる古墳群で国指定史跡となっています。大室谷支群(おおむろだにしぐん)内はさらにいくつかの単位支群に分かれていますが、現地でどこまでが単位支群の境なのか不明でしたので、山の神単位支群(やまのかみたんいしぐん)とムジナゴーロ単位支群付近を合わせて2回に分けてご紹介 今回はその2で...

  • 大室古墳群 山の神単位支群 ムジナゴーロ単位支群 その1 長野県長野市

    長野県長野市松代町大室大室古墳群(おおむろこふんぐん)は長野盆地南東部、千曲川東岸の大室地区付近に造られた、総勢約500基からなる古墳群で国指定史跡となっています。大室谷支群(おおむろだにしぐん)内はさらにいくつかの単位支群に分かれていますが、現地でどこまでが単位支群の境なのかいまいち確証が持てませんでしたので、山の神単位支群(やまのかみたんいしぐん)とムジナゴーロ単位支群付近を合わせて2回に分けて...

  • 大室古墳群235号墳 長野県長野市

    長野県長野市松代町大室大室古墳群235号墳(おおむろこふんぐん235ごうふん)は、エントランスゾーンの最高地にある横穴式石室をもつ古墳です。墳丘が半分消失し、横穴式石室が露出した状態で公開されています。石室に入ることは出来ませんが、外から石室の造りを見学する事が出来ます。この古墳1基のみ他の古墳から少し離れたところに位置するため、1記事として単独でご紹介します。大室古墳群235号墳(おおむろこふんぐん235ごう...

  • 大室古墳群 大室谷支群 鳶岩単位支群(とびいわたんいしぐん)

    長野県長野市松代町大室前回ご紹介の大室古墳群(おおむろこふんぐん)の続きです大室谷支群はさらにいくつかの単位支群に分かれます。鳶岩単位支群(とびいわたんいしぐん)には大室谷支群の北東付近に所在し、31~33号墳が属します。この3基は他の単位支群から少し離れてまとめて所在 西から31 32 33号墳と並んでいます。31号墳 径約14mの円墳 7世紀前半の築造墳丘は盛土により作られていて、この古墳群では珍しいです横穴...

  • 大室古墳群 大室谷支群 村東単位支群(おおむろこふんぐん おおむろだにしぐん むらひがしたんいしぐん) 長野県長野市

    長野県長野市松代町大室大室古墳群(おおむろこふんぐん)は長野盆地南東部、千曲川東岸の大室地区付近に造られた、総勢約500基からなる古墳群で国指定史跡となっています。全体の70~80%が積石塚で、埋葬施設に合掌形石室をもつものが見られるなど全国的にもかなり珍しい古墳群となっています。この古墳群は大きく5つの支群に分かれ、そのうちの大室谷と北谷支群を合わせると約450基の古墳が所在するという分布になっています。...

  • 有明山将軍塚古墳(ありあけやましょうぐんづかこふん) 長野県千曲市

    長野県千曲市屋代有明山将軍塚古墳(ありあけやましょうぐんづかこふん) は墳長37mの前方後円墳で、森将軍塚古墳と同じ丘陵に所在する、埴科古墳群(はにしなこふんぐん)を構成する1基です。埴科古墳群は4基編成の前方後円墳からなる古墳群で一括して国指定史跡 全ての古墳に将軍塚の名前が付いています。1999年の発掘で後円部には竪穴式石室が検出されました。石室は盗掘されていたものの、小型青銅鏡・鉄鏃・各種小玉類など...

  • 森将軍塚古墳(もりしょうぐんづかこふん)長野県千曲市

    長野県千曲市屋代森将軍塚古墳(もりしょうぐんづかこふん)は埴科古墳群(はにしなこふんぐん)に属する全長約100m、長野県最大の前方後円墳です。(埴科古墳群は4基編成で、一括して国指定史跡となっています)県内では松本市の弘法山古墳や中野市の高遠山古墳などに次ぐ古い古墳と考えられており、日本最大級の竪穴式石室をもつことで有名です。墳形は前方後円墳ですが、細長い尾根上に造られたため、前方部と後円部の中心線が...

  • 八乙女古墳石棺(やおとめこふんせっかん)山梨県甲府市

    山梨県甲府市下曽根町 八乙女古墳(やおとめこふん)(馬乗山1号墳)は笛吹市境川町にあった古墳です。中央道境川PA建設に伴い発掘・移築された石棺が、曽根丘陵公園内の山梨県立考古博物館東側に保存されています。もとは大きさ13m前後の古墳で、出土品には直刀、刀子、鉄鏃、金環、馬具、玉類、土器があります。 この古墳は墳丘上に4基の組み合わせ式石棺がありました。その内損傷の激しい1基を除き、位置関係を保ったまま移...

  • かんかん塚(茶塚)古墳・さかづき塚古墳・岩清水遺跡

    山梨県甲府市下曽根町 かんかん塚(茶塚)古墳は甲斐風土記の丘公園内に保存されている径26mほどの円墳で、5世紀後半に築造されたと考えられています。すぐそばには丸山塚古墳(まるやまづかこふん)やさかづき塚が所在しています。埋葬施設は長さ約7mの竪穴式石室。鉄製の甲冑や冑、鉄剣、馬具が納められていて、一部は県立考古博物館の常設で見学可能です。かんかん塚(茶塚)古墳 人の通り道らしきが模様のようです 後ろに...

  • 甲斐銚子塚古墳(かいちょうしづかこふん)山梨県甲府市

    山梨県甲府市下曽根町甲斐銚子塚古墳(かいちょうしづかこふん)は、笛吹川左岸に連なる曽根丘陵の北麓に位置し、前方部を東に向ける前方後円墳です。墳丘の規模は、全長169m 後円部の直径92m×高さ15mで、県内で最大規模を誇る古墳です。古墳時代前期のものとしては、東日本でも最大級です。墳丘は後円部が3段、前方部が2段で築かれ、葺石(ふきいし)と埴輪(はにわ)列の外部施設を持つことから、大和王権とのつながりが指摘され...

  • 丸山塚古墳(まるやまづかこふん)山梨県甲府市

    山梨県甲府市下曽根町丸山塚古墳(まるやまづかこふん)は5世紀初頭ににつくられたと考えられている、径72m×高さ11mの山梨県内最大の円墳です。甲斐銚子塚古墳と共に国指定史跡(銚子塚古墳附丸山塚古墳)に指定されていて、現在甲斐風土記の丘公園の一部となっています。駐車場からその姿が確認でき、徒歩1分で到着です。古墳の位置、大きさ、つくられた時代などから、銚子塚古墳に葬られた人物の跡を継ぐ立場の人物の墓だろうと...

  • 横根・桜井積石塚古墳群(よこね さくらいつみいしづかこふんぐん)山梨県甲府市

    山梨県甲府市横根町横根・桜井積石塚古墳群(よこね さくらいつみいしづかこふんぐん)は緩やかな扇状地の耕作地帯に広がる円墳を主体とした群集墳です。甲府市東部から春日居町にかけての丘陵裾部には多くの積石塚があることが知られていて、この古墳群も南向き扇状地に広範囲に広がる、総勢145基からなる積石塚の大古墳群です。この古墳群は分布の状況から4支群に分けられています。()内は埋葬施設の判明しているもの横根支群...

  • 亀甲塚古墳(かめのこうづか)山梨県笛吹市

    笛吹市御坂町成田亀甲塚古墳(かめのこうづか)は甲府盆地平坦面の耕作地帯内に残る古墳です。「きっこうづか」とされることもあります。1948年埋葬施設の発掘調査が行われ、副葬品として管玉(くだたま)と盤龍鏡(ばんりゅうきょう)等が出土しています。5世紀前半頃の築造と推定されています。墳丘は東西25m 南北20.8m×高さ1.2~3m程度 西側がやや張り出した形で現状楕円形です。1975年に墳丘の測量調査がおこなわれています...

  • 姥塚古墳(うばづかこふん)山梨県笛吹市

    山梨県笛吹市御坂町井之上 御坂町下井之上姥塚古墳(うばづかこふん)は笛吹川西岸、南照院敷地内に保存された、東日本最大の横穴式石室を持つ古墳です。6世紀後半に築造されたと考えられていて、山梨県指定史跡となっています。径40m×高さ10m程の規模の墳丘はすごい存在感!横穴式石室は入口が少し削られていますが、それでも残存長約17.5m 玄室部の長さは約9m 幅3.3m 高さ3.6mという数値だけでもびっくりする規模の石室で、...

  • 四ツ塚(よつづか)23・24・25号墳 山梨県笛吹市

    山梨県笛吹市一宮町国分四ツ塚(よつづか)古墳群は、山梨県森林公園金川の森の「スポーツの森」エリアに保存された古墳群です。23・24・25号墳(とおそらく26・27号墳)を現地で見学する事が出来ます。この古墳群はもとは約60基の古墳があり、1981年に中央道建設のため21基 1995年公園建設のために5基が発掘調査されました。中央道南側に26号墳と27号墳の墳丘が復元されているらしいのです Googleマップの航空写真で見ると工場...

  • 経塚古墳(きょうづかこふん)山梨県笛吹市

    山梨県笛吹市一宮町国分字経塚 経塚古墳(きょうづかこふん)は、山梨県森林公園金川の森内に保存された古墳時代終末期に築造されたと考えられている八角形墳です。墳丘裾部や中段には列石が貼られています。墳丘規模は対角長約13m×対辺長約12m×高さ約2.2m 埋葬施設は横穴式石室 石室全長6.6m×幅1.2~1.6m×高さ1.2×1.6m 両袖式で見学はできますが、残念ながら石室途中に柵があり入室はできません 説明板あり 山梨県指...

  • 楽音寺古墳群(がくおんじこふんぐん)山梨県笛吹市

    山梨県笛吹市一宮町塩田楽音寺古墳群(がくおんじこふんぐん)は、現状4基の古墳からなる円墳の群集墳です稲荷塚 蝙蝠塚 八幡塚 無名塚の4基が楽音寺敷地内に保存され、見学することができます。2基は石室が開口し、入室可能。お寺の住職さまに駐車と見学の許可を頂き古墳へゴー 私有地ですのであいさつ推奨です。八幡塚 径15mほどの円墳 お寺の駐車場のすぐ横(西側)開口部は無く埋め戻しでしょうか反対側からなかなかい...

  • 大塚古墳(千米寺・石1号墳)(おおつかこふん せいべいじ・いし1ごうふん)山梨県笛吹市

    山梨県笛吹市一宮町石千米寺・石古墳群(せんべいじ・いしこふんぐん)は京戸川扇状地(きょうどがわせんじょうち)に立地する古墳群です。もとは68基 現在35基程度が残存する古墳時代後期の群集墳です。1号墳は大塚古墳(おおつかこふん)と呼ばれ、郡内最大規模の円墳で横穴式石室が良好に残存しています。 大塚古墳は径17mの円墳 横穴式石室長は9.5m×1.8m強 前庭部があるそうですがちょっとわからず。入室可能ですが開口...

  • 鉢塚古墳(はちづかこふん)山梨県甲州市

    山梨県甲州市勝沼町藤井鉢塚古墳(はちづかこふん)は、鉢塚神社境内に保存された径13mの円墳です。有名な縄文時代の遺跡「釈迦堂遺跡」から北に約1.5㎞付近に所在します。横穴式石室を持つ古墳ですが、現在石室開口部は石でふさがれていて見学不可。周囲に周溝と思われるくぼ地があるそうです。その規模や構造から6世紀末~7世紀初頭の築造と考えられています。古墳北側には四つ塚・大塚・冠塚などで構成された古墳群があったよ...

  • 中原塚屋古墳(なかはらつかやこふん)山梨県甲州市

    山梨県甲州市勝沼町中原中原塚屋古墳(なかはらつかやこふん)は6世紀末~7世紀初頭にかけて築造されたと考えられている、横穴式石室をもつ円墳です。緩傾斜地の集落内に所在し、一見私有地で入れなさそうですが、見学は自由のようです。往き道が分からず、おうちに誰もおらずで見学不可かなーと諦めかけましたが、偶然通りがかった現地の親子連れさんにお世話になり、見学する事が出来ました ありがとうございました!この標柱の...

  • 秋葉山古墳群(あきばやまこふんぐん)神奈川県海老名市

    神奈川県海老名市上今泉秋葉山古墳群(あきばやまこふんぐん)は、台地上の住宅地内に保存された古墳群です。3世紀後半~4世紀にかけて築造された古墳群で、非常に長めのいい立地は古墳時代でも古い頃の築造場所らしいなと感じます。現存5基で、うち3基が前方後円墳 1基が前方後方墳 1基が方墳です。1号墳(山王山) 前方後円墳 墳長59m 後円部径33m 4世紀前半~中頃2号墳(秋葉山) 前方後円墳 墳長50.5m 後円部径33...

  • たれこ谷戸西横穴群(たれこやとにしよこあなぐん)神奈川県大磯町

    神奈川県中郡大磯町虫窪たれこ谷戸西横穴群(たれこやとにしよこあなぐん)は、大磯町美化センター敷地内に保存された横穴墓群です。現在のところ28基が見つかっていて、1部を見学することができます。斜面下段の一番北東側にある横穴墓では、家の垂木を模したと思われる掘り込みを天井で見ることができます。横穴で垂木のような掘り込みを見ることがたまにありますが、ここのものはかなり明瞭で分かりやすく、訪問もしやすいので...

  • 桜土手古墳群(さくらどてこふんぐん)神奈川県秦野市

    神奈川県秦野市堀山下桜土手古墳群(さくらどてこふんぐん)は、はだの歴史博物館に併設された公園内に保存されている古墳群です。もとは35基の円墳からなる古墳群ですが、現在、公園内に7基、日産車体内に5基、島津製作所内に1基、合計13基が保存されています。平成2年(1990)に古墳公園・展示館として1基の復元古墳を加えたうえで整備され、地域の方の憩いの場所となっています。秦野市指定史跡公園には専用の無料駐車場があり...

  • 三溪園内の石棺(さんけいえんないのせっかん)神奈川県横浜市

    神奈川県横浜市三溪園の敷地内、茶室のすぐ横に奈良県から運ばれたとされる石棺が残っています。舟形石棺の蓋と身がありますが、これらは対のものではなく奈良県内の別々のところから運ばれてきたようです。一応出土した付近の記述はありますが、古墳だったのかどうかは不明三溪園内の石棺(さんけいえんないのせっかん) 園内のかなり奥側にありますので、のんびり散策しながら探してみてください石棺の身 加工がまっすぐですご...

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