久しぶりに飯田橋を徘徊。 七夕を間近に控えて、恋愛の神様、東京大神宮は大繁盛。 そっと手を合わせる 飯田橋は、やっぱりビジネスの街で、忙しいサラリーマンは出早薬ご飯を食べる場所が充実している。カレーやラーメンうどんなど。写真はカレーのお店ばかりになってしまったが、他のお店もちゃんとあるのでご安心を。 いっべこっぺ アパ社長カレー 上等カレー 一部でうわさの武蔵野うどん 最後に、最近オブジェとしてトレンドになりつつある飛び出し坊やも発見。 飛び出してる!
炭水化物をとらないほうがやせる。という話を聞いたのでやってみている。 でも太った…。 早急に結果が出るわけではないんだけど、逆に太るってのは困る。 ちなみに野菜サラダ以外に、じゃがいもやほうれん草、ぬか漬けきゅうりも食べた。って、サラダを二皿に分けただけじゃないの?
晴天。根津駅周辺。 いわゆる谷根千と呼ばれるエリアで、東京の下町とされている。 ただ高層マンションなども多いし、観光地が進んでいる。洗練された下町。 インバウンドは欧米人が多い。ただ、根津神社にはさほどいない。神社目当てではなくて下町観光なのかもしれない。こじゃれたお店が並ぶエリアではカフェでくつろぐ白人をよく見かけた。 おしゃれエリア ちなみに昔ながらの和菓子屋や、金太郎飴の店などもあった。 昔ながらの和菓子屋金太郎飴屋 それにしても歯医者が多い。 日本は歯医者が多いというが、このエリアの歯医者密度はかなり高い。 文章はここまでですが、おもしろかったらご支援いただけると、たまにコ
「ぬかたまと耐性」。実験レポート風のタイトルはある意味正しい。
ぬかみそにゆで卵を漬けた「ぬかたま」。 ぬか床にまだ二個残っていた。 躊躇したが、ふたつとも食べることにした。 どれほどのダメージを受けるだろうか。しかし、捨てるという選択肢はない。先日トイレにこもることになったにもかかわらず、食欲が勝ったのだ。 食後、しばらく警戒したが、今回は大丈夫だった。 ダイエットレポートを続ける。 夜の炭水化物をやめてみた。つまり、マカロニを食べなかった。 タンパク質、すなわち肉は食べた。これは塩麹で漬けた。 あとは野菜である。 その結果として20グラムほどやせた。 これはしばらく続けてみよう、とは言いつつ、疲れるとマカロニ食べたくなっちゃうんだよね。
駅前の書店を覗く。 賑わう書店 店の外に週刊誌や漫画雑誌が並んでいて、懐かしい感じ。店内はまずはエンタメ系の小説が目に入る。どこの店でも売りたがる自己啓発本は、ここでも目立つところに並ぶ。いわゆる読み物が多い。 とげぬき地蔵尊の周りはやはり高齢者が多い。おばあちゃんの原宿は健在か。 境内の耳かき屋さんも健在 とはいえ、町全体を見たところでは子どもや学生もいて、高齢者ばかりではない。 インバウンドはあまり見かけなかったが、巨大なアパホテルがあった。これからインバウンドが増えるのか、国内の観光客が多いのかは不明。 昔ながらの下町で、駄菓子屋もある。他にはパチンコとかゲームセンターと
新メニュー「ぬかたま」。夕食が思いがけず人体実験に変わってしまった。みなさん気をつけましょう。
冒頭のチキンサラダにゆで卵が乗っていることに気づいただろうか。 これ、じつはぬか床に2日ほど漬けたもの。ピータンが好きだし、発酵食品も好き。だから、ぬか床にゆで卵を入れるという発想は魅力的だった。 お味のほうは悪くない。ちょっと塩気が強いとは思ったけれど。今にして思えば漬ける時間が長すぎたか。 一時間ほどしてトイレにこもることになったわけだが、他に原因が思い当たらないのでおそらくこの「ぬかたま」だろう。 おかげで少しやせたが、もう少し改良が必要なようだ。 ちなみにマカロニも食べてしまった。
晴天。 新宿西口ビル群界隈。 観光名所はやっぱり都庁 巨大なオフィスビルが乱立している。通行人はいるのに人間臭くない。ある意味近未来的な感じではある。 西口のメインは電気街というか、飲食店街。 まだ準備中の店もたくさんあるけど、おっさんもおばさんも若いお姉ちゃんもインバウンドもみんないる。 人が集まるとエネルギーが渦巻く。 良くも悪くもパワフル。 歌舞伎町ビルディングも結構目立つ それにしても、新宿は駅の工事に伴って、一気に景観が変化した。これからどうなるんだろう。 文章はここまでですが、おもしろかったらご支援いただけると、たまにコーヒーなど飲めるようになり、助かります。
マイルールで生きている男がいる。 明け方に活動をはじめ、夜遅くまで存在の気配が感じられる。 アパートの前にある路地にライトバンを停めて作業をする。 車のドアを開け閉めする時大きな音を立てる。スマホで大声でしゃべる。家の中で大声で子どもを怒鳴りつける。酒を飲んで爆笑する。時には友だちを招いて夜中まで大騒ぎする。そんな時は子どもが泣きわめき、おとなたちは爆笑している。 なぜこんなことを知っているかというと、おれが住んでいるアパートの向かいに彼の家があるからだ。 おれが仕事から帰ってくると、路地にはいつも彼のライトバンが停まっている。 食事をして風呂に入る。そろそろ寝ようかという頃、ライト
インディペンデントなエンタメ映画に変貌した突然変異の「エイリアン4」は今までとなにが違うのか徹底分析!
監督 ジャン=ピエール・ジュネ 脚本 ジョス・ウィードン 出演者 シガニー・ウィーバー、ウィノナ・ライダー、ロン・パールマン、ドミニク・ピノン 公開年 1997年 製作費 111億円 興行収入 240億円 まずシリーズの時代設定をまとめておこう(かっこ内は公開年)。簡単な概要もつけておく。 エイリアン:2124年(1979年) 「宇宙でジョーズ」 エイリアン2:2144年(1986年) 「宇宙でベトナム戦争」 エイリアン3:2270年(1992年) 「経済の後退とキリスト教右派の台頭」 エイリアン4:2470年(1997年) 今回取り上げる4は、3からち
その叫び声は誰に向けられているのか。 「メッセージ」なんていう品のいいものじゃない。 っていうかうるさいだけ笑 おれは毎朝、5時に起きる。 すると待ち構えていたかのように、階下の住民が和室の引き戸をガラガラと開け、玄関の扉をキィっと開ける。 そして憎悪に満ちた咆哮を放つ。誰に?わからない、おれが聞きたい。 それから和室に戻り、引き戸を叩きつけてしめる。 なぜそんなに詳細に動きがわかるかというと、ボロアパートなので、階下の生活の音が聞こえるのだ。 彼は40代の男だ。20年ほど前に挨拶をした時は、おとなしい文学青年といった風貌だった。 彼の怒りはどこからやってくるのか。それは彼自身か
新しいコラムを書いたら追加していきます。 【001】文学青年風の彼がデス声をマスターした件 250223
■日常:つきあう人 以前、アマチュアオーケストラのバイオリニストに会ったことがある。少人数でカルテットを組むこともあるという話になった時、「最初は『一緒にやりましょう』みたいにいくつかのパートで組むんだけど、うまい人はうまい人同士で楽しくなるようになっちゃって、そうじゃない人はいつの間にか参加しなくなっちゃう」というニュアンスの話をしていた。これってジョジョの「スタンド使い同士は引き寄せあう」という話にも似てる。 自分の生活でも似たようなことがある。雑談でも、いちいち細かいところで説明しなきゃならないような人とはいつの間にか距離を置くようになる。やっぱり日々研鑽しなきゃな、と思う今日こ
ごま油で炒めて麺つゆで味つけしたきのこを、そばにあえて食べた。 麺つゆはきのこについているから、そばにはつけなかった。 それでもおいしい。 体重はちょっと減った。 でもそばが結構大盛笑
ここは人形町。 曇り。 老舗の飲食店街といった印象。 古き良き江戸の名残りとでも呼びたい店がちらほらある。 夜は接待などで賑わうのだろう。呼ばれたことないけど。 渋い グルメバーガーの草分けのブラザーズもある。 目立つ 書店は文教堂が頑張っている。 エントランスは女性誌がまず陳列されており、かたわらには、より良い自分になるための本のコーナー。 歴史小説がそこそこのスペースを確保してあったのは、この町を訪れる人がそういう本を好む層なのだろうか。 行き交う人々は日本人がメインで、海外の人は夜になったら来るのかな? 場所柄、高級車は多かった。 日本橋側に少し入るとオフィスビルがぐっと増
サラリーマンの日常のように食卓も似たようなメニューが並ぶ。という必要はないのだが……。
毎マカロニ、チキンサラダ、ナスの煮びたし。 いつも似たようなものを食べている。 ツナマヨチキン。 こっちは週に一回。 ナスの煮びたし そして少し食べすぎているらしくてちょっとずつ体重が増えている。 ダイエット、がんばりまっくす。 もう少し食事のバリエーションを増やしたいのでご支援いただけると助かります。
有楽町は富裕層とインバウンドの町。 これは事実だけど、実は庶民も楽しめる町だった。 まずはこれ。 駅近なんだけど 東急プラザ銀座 かなり悲惨な状況だと小耳に挟んだので覗いてみた。最大90%オフ!って銀座で見たことのない数字。 90%オフ!スーパーでもなかなか見ない数字 お店はやっているが、店員しかいないと言った様子。6階フロアは完全に閉鎖されている。 お客いないトレンドを終えたNFTの文字が寂しさを増す 高架下飲み屋 文字通り高架下 これは渋い。しかも遠くから見ていただけなのに「いらっしゃいませ!」と声をかけられた。営業の態度として見習いたい。 店員から離れて撮影
チキンサラダを食べたのだが、マカロニ(ツナマヨとあえたやつ)も食べた。 何年もこれが好きだ。酒やたばこのように体に悪いものではないのだけどダイエットには悪い。シンプルにやせない。 どうにかしないとと思って色々試している。 ・蕎麦にする(代替品) ・肉を塩麹づけにする(塩麹でダイエットできたという記事を読んだ) いまのところどちらも効果なし。 マカロニを買わなきゃいいじゃないか、と思ったあなた。正解。 でも…、と言い訳すると、スーパーで割引になっていたのだ「棚整理のため」と。この「整理のため」っていうのはキラーワードだ。「特売価格!」とか「家計応援」と言われるよりも説得力がある。 …2袋
晴れ。 代々木上原はいつの間にかおしゃれなカフェがたくさんある若者の町になっていた。 おされカフェ インデペンデント系の書店もある。旅の本や、サブカルチャー。ガロみたいなアングラ感はなくて、洗練されてる。中野ブロードウェイと青山ブックストアをつなぐラインのちょっとブロードウェイ寄り。 CITY LIGHT BOOK 住宅街をさまよう。仕事になりそうなエリアじゃなくて、仕事で儲かってる人が住んでる町。マンションの駐車場にはベンツとかBMが結構止まっている。 公園では子どもが遊んでる。 豊かさを突きつけられて、途方に暮れる。 こんな風に暮らしたい、いや、I wantじゃなくて、
ちょっと体重が増えた。 実はほうれん草も食べた。 写真を撮るのを忘れたが、実はマカロニも食べた。むしろこのマカロニが太る原因であったが。 でもマカロニは好きで、マカロニとツナマヨをあえたものが定番だ。 なんとかしないと。 次回もお楽しみに!
曇り。 新橋は言わずと知れたビジネスマンの街 新橋の西口。御成門との間位のフィールドワーク。 自社ビルを構えている会社や雑居ビルが混在している。マンションもけっこうある。マンションの中にオフィスを構えて仕事をしてるんじゃないかと思う。 人通りは比較的少なめ。ただ路上駐車がかなり多い。 10階建て以上の建物もざらにあって、東京の中心地なんだなぁという印象。 ちなみにこの辺は観光の要素はあまりなくて、味気ないビルが多い。そんな中でもいくつか面白い写真が撮れたのでアップしておく。 タミヤのお店神社の一部?昭和感昭和そのものでかいトイレットペーパー ここまで読んでいただきありがと
トマトがうまい。 塩麹づけのチキンはハムのような食感でいい。 野菜中心の生活。
やや曇り。 東大の近く。医療関係のいろいろな会社が、こぢんまりとしたオフィスを構えている印象。三階建てくらいの自社ビルがあって、営業車が3台くらいあるような規模の会社がちらほらあり、あとは雑居ビルに間借りしている小さな会社。マンションなども多く、派手さはないけれどお金はかかりそう。 静かで落ち着いた場所。十年後もさほど雰囲気は変わらなそう。 看板が珍しいドトール 日活もある 書店 ここまで読んでいただきありがとうございます!もし記事が面白かったら、サポートしてもらえると嬉しいです。より面白い記事や漫画制作の励みになります。
週末はチートデイになりがちだが、なんとか乗り切ったか。 乗り切ったか否かは体重計の数字を見て判断する。
第18回 「妄想」という言葉に「きぼう」というルビを振るのはあなたの自由。
洋介は、夜の七時近くにマリアが住んでいるアパートを訪れた。窓が暗くなっていた。五分ほど待っていると、見慣れた人影が杖をつきながら歩いてきた。白いブラウスを着て、膝小僧が隠れるくらいの長さの黒いタイトスカートを穿いていた。洋介が近づいていくと、マリアは立ち止まった。 「洋介くんね」 「よくわかったね」 「足音でわかるわ。あなたも、私が帰ってくるのがよくわかったね」 「なんとなく」 外階段を上った。段差を踏むたびに、がん……と音が響いた。外廊下を歩いていくと、ふたつめの部屋の中で誰かが大きなくしゃみをした。マリアがふふ、と笑った。 マリアの部屋についた。 「夜ご飯作るけど、食べ
監督 デヴィッド・フィンチャー 出演 シガニー・ウィーバー 公開 1992年5月22日 製作費:76億円 興行収入:240億円 前作が1986年に公開されているので、本作は6年後に公開されている。デヴィッド・フィンチャーの監督デビュー作だが、シナリオの段階からトラブル続きだったようで、本人は自分の作品として認めていないという。よっぽど懲りたのか、その後はSFを撮っていない。しかし、非常にスリリングな映像を楽しめるし、犬から生まれて四つ足で疾走するエイリアンという新しさもある。 なによりも注意深く読み解くと、前作を尊重しつつアメリカの時代の流れとしても忠実な続編であることがわかる。
日常:町の印象 ポスティングしにいった町の印象を書いている。 街並みや行き交う人々を観察する。マクロとミクロの視点を扱えるようにしたい。そして発見をアイデアにつなげる。 ポスティングマンのあの街この街フィールドノート|ちゃんぽんビート by あふろざむらい|note 仕事を求めて会社のチラシをポスティングしに行った町のフィールドノートです。 note.com クリエイティブ:漫画、小説 漫画「フラットランド」は今週も描いた。第〇話という分け方はしているが、1ページ描きあがるごとにつけたしている。今は第3話の途中。 フラットランド - ジャンプルーキー
天気は晴れ。 ちょっと歩くとすぐ築地。 新大橋通りと晴海通りの交差するあたり、界隈は混んでる。 晴海通りを有楽町方面から走ってくるバスは海外の人も混ざってかなりの乗車率。 築地界隈はアジア系のインバウンドが多い印象。 築地本願寺あたりまでが観光のメインで、その先の新富町のあたりはオフィス街。観光客はほとんどいなくて、工事をしていた。高級そうなマンションが立っていたり。 高速道路はやや廃墟感のある巨大構造物の雰囲気を醸し出していて、その手のファンには良いかもしれない。 文章はここまでですが、おもしろかったらご声援いただけると助かります。
新宿三丁目から新宿御苑界隈。 風が強いので寒く感じる。やっぱりこの辺はインバウンドはそこそこいる。 とはいえ、インバウンドは新宿駅から伊勢丹あたりまでが多い。 ディズニーストアやオニツカタイガーなど海外でも知られてるブランドにいくみたい。 映画とかと同じで、ある程度知ってるところにいくのは定番なのか。 紀伊国屋書店。人はちょっと少なめ。インバウンドもそんなに多くはない。 エントランス付近はBRUTUSやTarzanのバックナンバーなど特設コーナーになっていた。人気雑誌や人気作家が一目瞭然。 女性客が多かった。ブックオフは中高年の男性客が多かった。懐の余裕によるのかな。 家庭を持つ
小川町周辺。天気は晴れ。老舗の蕎麦屋などがありポチポチ行列している。薮そばは休み。定休日。 老舗の蕎麦屋とか。 普通の飲み屋もある。 基本的にはオフィス街。ビジネス中心の街で観光地ではないというか。夜の街は駅前飲み屋が結構あるから、夜なんかは賑わうんだろう。 神田駅のほうに行くと雑居ビルが結構ある。築年数がかなり経過してそうな建物がそのまま使われている。 インバウンドはそんなにいない。外国人はそこそこいるんだけど、観光ではなく住んでる感じ。 山手線の円の中だから、東京の中心なんだが、どことなく下町感が漂っている。いわゆる江戸の風情が残っているといってもいい。
「バンド・ワゴン」から学ぶ人生の浮き沈みと、生き方のちょっとしたヒント
監督 ヴィンセント・ミネリ 脚本 ベティ・コムデン アドルフ・グリーン 製作 アーサー・フリード 製作協力 ロジャー・イーデンス 出演者 フレッド・アステア シド・チャリシー 公開 1953年8月7日 製作費 4億3000万円 配給収入1億8000万円 「バンド・ワゴン」はフレッド・アステアのひとつの頂点とされている。 たしかに傑作だが、それだけではない。よく噛みしめることで人生における大切なことを教えてくれる作品でもある。 ストーリーを簡単に紹介しよう。 落ち目のスター、トニー・ハンターは脚本家のレスターとリリーのマートン夫妻の紹介で演出家であり俳優でもあるコルドヴァに出会
春日駅周辺エリア。晴れ。 住宅街であり、東京ドームや後楽園遊園地のようなアミューズメントであり、さらには飯田橋も近いのでビジネスのエリアでもある。 子ども連れと、遊びに来ている学生、サラリーマンがまぜこぜになる街。 頻繁に高級車が走っている。富裕層は車で遊びに来てるのか。 ヒエラルキーは混在。 ポスティングは雑居ビル。 ストレッチや学習塾が多めだった。
日常:日常の中の非日常 友人と「エイリアン:ロムルス」鑑賞。平日は自宅と職場の往復だけになりがちだが、たまにはこういうのも良い。 「ロムルス」は素晴らしかった。勢いでいったら1、2を越えている クリエイティブ:漫画、小説 引き続き漫画と小説を制作中。 日々の気づき: 「google社員は週末を自然の中で過ごす」みたいな本をネットで数回目にした。自然の中で過ごすのはマインドフルネス的にも良いと思うが、「エリートビジネスマンは週末を自然の中で過ごす」のは「週末を自然の中で過ごせばエリートビジネスマンになれる」と同義ではない。より良い自分、より良い生活に至るための、お手軽なショートカッ
「エイリアン:ロムルス」がなぜこの時代に刺さるのか考えてみる。
監督 フェデ・アルバレス 脚本 フェデ・アルバレス/ロド・サヤゲス 出演者 ケイリー・スピーニー/デヴィッド・ジョンソン/アーチー・ルノー/イザベラ・メルセード 音楽 ベンジャミン・ウォルフィッシュ 撮影 ガロ・オリバレス 公開 2024年8月16日 「ロムルス」は「エイリアン」のスピンオフだ。ただし、「エイリアン」を観たことのない人でも十分楽しめる仕上がりになっていたし、コアなファンならシリーズとのつながりを探す楽しみがある。 エイリアン1と2の記事はこちら。 「エイリアン(時代設定は2122年)」(1979年)と「エイリアン2(2179年)」(1986年)の間の2142年
やはり銀座界隈なだけあってインバウンドが多い。 中国系のインバウンドが多い印象。 天気は曇り。高島屋の出入り口周辺を眺めていると休日よりは人の出入りが少ない。 インバウンドが多いとは書いたが、やはりサラリーマンが多い。 丸善。入り口付近はビジネス書、もしくは自己啓発関係の書籍が多い。「チームを良くする」とか、「仕事のできる人はこうする」みたいな。今よりももっと良い自分になりたい。効率よく仕事をしてデキル人になりたい。つまりお金を稼ぎたい。というのは今の労働者階級のサラリーマンの正直な気持ちだろう。 この辺も商用車が多い。タクシーも多かった。 最近は昔のようにスポーツカーは走ってい
晴れ。 人通りは多い。ビジネスマンが多い。 ただ飯田橋や新橋に比べて落ち着いている印象。ざわざわしていないというか。本当に個人の感想でしかないけれど。 慶応大学のお膝元なので学生が多い。 飲み屋街もそれなりのエリアがあって、ラーメン屋と整骨屋が多い。 車の交通量も多くて、業務用の車が多い印象。 慶応大学があるっていうのが街の空気感に影響を与えている気がする。
「エイリアン2」。ジェイムズ・キャメロンはリプリーと同じ夢を見たか。
監督 ジェームズ・キャメロン 脚本 ジェームズ・キャメロン 公開 1986年 製作費 28億円 興行収入 200億円 一般市民の女性が人類の存亡をかけた戦いにおいて重要な役割があると知らされ、兵士とともに戦う。彼女を助けようとする兵士は傷つき、女性は自ら強大な敵を倒す。 このプロットは同じ監督によって少なくとも二回使われ、二回とも大ヒットした。 そう。ジェームズ・キャメロンの「ターミネーター」(1984年)と、1986年の本作だ。 ターミネーターでは、リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーが未来からやってきたカイル・リース軍曹とともにターミネーターと戦う。 エイリアンでは、リプリーが
日常:自然に触れる 週末は自然の中を毎週歩く。木々の様子を観察しつつ鳥の声を聴いたり自分の感覚を確かめたりしながら。日々の生活でマヒしている五感を取り戻す作業。人間は自然から生まれたから、自然の中で過ごすのが心地よい。 クリエイティブ:noteの新連載 フィールドノートをはじめた。訪れた町の印象を描いている。スナップショット。自分の観察力を磨くための独り言みたいなもの。視点の切り替えや、現実を見る意識の解像度を上げる、問いを立てる。そういったもろもろの訓練のためにやっている。 ポスティングマンのあの街この街フィールドノート|ちゃんぽんビート by あふろざむらい|note
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久しぶりに飯田橋を徘徊。 七夕を間近に控えて、恋愛の神様、東京大神宮は大繁盛。 そっと手を合わせる 飯田橋は、やっぱりビジネスの街で、忙しいサラリーマンは出早薬ご飯を食べる場所が充実している。カレーやラーメンうどんなど。写真はカレーのお店ばかりになってしまったが、他のお店もちゃんとあるのでご安心を。 いっべこっぺ アパ社長カレー 上等カレー 一部でうわさの武蔵野うどん 最後に、最近オブジェとしてトレンドになりつつある飛び出し坊やも発見。 飛び出してる!
今回は、鶏肉のサラダときのこを炒めたやつ、鶏肉の炒めたやつ。この3つがあったので、それぞれ皿に盛り付けてみた。鶏肉が被ってる気がするけど、そこは致し方ない。 こうしてバリエーションをつけたら、単品の料理を食べるよりも、少なくても満足するだろうか。 問題なのは分量を測ったわけではない、ということ。 では何を基準にするか。 最も簡単なバロメーター。 そう、体重計である。 結果。 30gやせた。 …これってまたバグじゃないの? 半信半疑のまま、次回もお楽しみに!
ダイエットで、食べ物をよく噛むように言われる。これは基本的なことだけど忘れがち。急いでるとついつい噛まずに食べてしまう。 そこで、よく噛むためにどうしたらいいか考えてみた。 考えるまでもないんだけど、まずは歯ごたえのあるものを食べる。これが1番かなと思う。例えば硬いケールとか。にんじんを生で食べるとか。いろいろなアイディアが浮かんでくると思う。 噛み切れないほど硬いステーキ。これは食べたいけど、ちょっと高い。身の丈に合ったものにしましょう。 他には食べはじめる前に飲み物を飲んで気持ちを落ち着けるとか、タスク管理アプリに「よく噛む」と入れておくとか。 これはおれがやっていることなんで
豆は栄養価が高いから、最近意識的に食べるようにしている。 ただ、せっかくダイエットをしているんだから、ダイエット用に活用したいな、と。 そうすると、やっぱりベタなんだけど1粒ずつ長い箸でつまんで食べる。 満腹中枢が刺激されるまでできるだけ食べる量を少なくするってこと。 これがダイエットにおける豆の活用法としてはオーソドックスなのかな。 結果は。 40g増加…。 お豆を一つずつつまんだらやせるんじゃないか、って話だったんだけど。 思うに、昨日は肉を食べすぎたらしい。 ダイエットは一つの要素だけで成立していない。 次回もお楽しみに!
真夏の営業マンの熱中症対策は、電車に乗り続けるのが1番良い。 冗談はさておき、お茶の水を巡ってきた。 ▪️神田明神 いかにも日本の神社 インバウンドが好むたたずまいなんだろうな。 太鼓の発表会 こういう日本的な催しもインバウンド好み。 立派 金色が使ってあるのがポイントかな。 今日も繁盛してました。 ▪️湯島聖堂 閑静で良い 個人的には好きなんだけど、いつも空いてる。 儒学の聖地だから、中国風の空気がある。 そこが観光スポットとしてイマイチ盛り上がらない所以かな。なんだかよくわからないっていうか。 以前も書いたように、インバウンドはだいたい行く場所が決まってるから。 雰囲気
仕事をしてると、夜遅くご飯を食べるときが頻繁にある。 というかほぼデフォルトなんだけど。 家に帰ってきたら、すでに21時を回っているなんてこともざらにある。 手軽く冷凍うどんあたりで済ませたくなる時もある。 それでもダイエットはしているから、太るようなものは食べたくない。 だから野菜をチョイス。満腹感がほしいから肉も。 これをドカ食いしてしまうとだめで、よく噛むこと。 これ、気持ちが急いていると忘れがち。 そう考えると、1番大切なのは落ち着くことかもしれない。 落ち着いて、よく噛む。勢いでおかわりをしない。 こういったことを意識する。それでじょじょに痩せていくんだと思う。 って、
刺身の写真をアップしつつ、甘いものの話をする。 糖質制限は引き続きやっている。 そうすると、やっぱり、たまには食べたくなるわけ。禁断の果実を。 果実といっても、果物じゃなくて、チョコだとかあんこだけど。 で、今回の禁断の果実は「冷凍今川焼」。 おいしかったです。 一生甘いものを食べないわけにはいかない。 だからたまにはいいだろ。そんなふうに思う。 実際、一生甘いものを食べないわけいかない。 だから、たまには食べてもいいことにしている。 問題はその後で、なんとなく継続的に食べたくなってしまうところ。 甘いもの依存症が復活するんだね。 禁煙していた人がひさしぶりにタバコを吸うと、
ガンダムファン以外にも話題になった機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 。 ガンダムファンにとってはイースターエッグを探す楽しみがあったし、庵野秀明ファンとしてはエヴァ的要素を随所に感じられる良作に仕上がっていた。 別の記事にも書いたように、「王立宇宙軍 オネアミスの翼」からはじまって、「エヴァ」シリーズを経て、今回の「ジークアクス」と、時代に最適化したクリエイティブで攻めていたのはさすがだった。 ・あらすじ シャアにガンダムを奪われた世界線の物語。 シャアの活躍によりジオンが宇宙を制している。しかし、シャア本人は戦闘の途中で姿を消したままだ。 彼と行動をともに
■一週間の雑感:時代に最適化するクリエイティブ つい最近完結した機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)。まだ観終わってないけど。 スタジオカラーというか庵野秀明の方向性を考えてみた。 ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダー、そして今回のガンダム。 それぞれの作品の特徴的な要素を活かしつつ、時代の空気にあわせた映像表現を提示する。一方で、庵野秀明らしさ(エヴァっぽさ)をくわえることで(そうなっちゃうのかもしれないけど)、オリジナリティを出している。 ヒロインの変遷をざっくり見てみるとわかりやすい。 「王立宇宙軍 オネアミスの翼」(1987年)のリイクニ「新世紀エヴァンゲ
まだI、2ヶ月しか経ってないから結果報告ってほどじゃない。 夜の炭水化物を控えてきた。 結果としては、正直なところ、体重にはあまり影響がない。これから数字に現れてくるのかもしれないけど。 じゃあやめるかというと、これはこれでいいんじゃないかと思っている。 体調が悪くならない。 これは地味ながら大切な要素だと思う。 飛躍的に何かが改善するわけではなくても、悪くならない。見過ごされがちなんだけど良い影響だ。 だから、夜の炭水化物を控えるのは、続けていくつもり。 今日の結果。 20g増加した。 炭水化物を食べていないのに。 次回もお楽しみに!
銀座界隈というか、日本橋界隈をうろつく。 平日は落ち着いていて良い。 風情のある佇まい 普段歩かないところを歩いた。 老舗のうなぎ屋を発見。こういうところは接待とかで使うんだろうなぁ。 大都会 東京方面を臨む。巨大なビルが建設中だった。 こういう光景を見ると、東京は大都会だなって思う。いまさらだけど。 書店も覗いた。 タロー書房は小説やビジネス書をバランスよく配置。ハードカバーがエントランスに置いてあって、その脇が文庫。雑誌はちょっと奥になる。雑誌を奥に配置するのは、いわゆる本好きが集まる書店なんだろう。雑誌よりも本を読みたい人。 誠品生活日本橋は、台湾資本。 台湾関連の本が多い
やせるためには、いかに摂取カロリーを減らすか、というのが大切で、運動は関係ないって話をよく聞く。 ただ、おれの感覚ではウォーキングとかしたほうがやせる気がする。あくまでも経験上だけど。 考えられるのは、歩いても爆発的に脂肪が燃焼するわけはないとして、歩くことによって、摂取カロリーが低くなっているのかもしれない。 この考え方だと、ダイエットに運動不要説と、運動必要説の両方に軍配があがる。おれがふたつの意見の顔を立てる必要はないんだけど。 ダイエットに運動不要説の最後にかならず添えられている言葉を、おれも添えておこう。 運動してもやせないとはいえ、健康のためには運動はしておいたほうが
今朝、20g増えていた。 夜ご飯は、鶏肉とナスを炒めたやつと、チキンサラダ。鶏肉がかぶってるんだけど、そんなに多くない。 じゃ、原因はなにかっていうと、これ。 値段は関係ないので気にしないでください いつも昼は弁当を食べているんだけど、仕事で外出した時は総菜やおにぎりを食べたりする。 そうすると体重が増えている。 今回、コールスローだけにしておけば体重は増えなかったし、429円浮いただろう。しかし、それでは腹が満たされない。いつもそのせめぎあい。夜まで腹が持つくらい食べる、という生存本能に近い感覚で食べてしまう。 これをなんとかしないとね。 次回もお楽しみに!
おれのダイエット方法を参考にしている人は少ない気がするけど、むしろそれはそれで正解だと思う。 ダイエットはずっと続けるものだから、無理なく続けられるものが良い。 ライフスタイル、食べ物の好き嫌い、体質、懐事情。他にもいろいろあるかもしれない。 とにかく、人はそれぞれさまざまな要素を持っていて、その中から最善策を講じて生きていく。 効果が出るまでの期間も人それぞれ。 諦めずに続けましょう。 ちなみに今日は、30gやせた。 昨日結構歩いたからかな? 次回もお楽しみに!
世界にその名を轟かせる秋葉原電気街。 海外のオタクや、オタクじゃない外国人も、やっぱり行ってみたいらしい。 人混みの7割はインバウンドだった印象。 その中でもインド系が5割くらいか。たまたまかもしれないけど。アニメやサブカル人気が熱いのかな? カスタマイズしたパソコンを売っている店に入ってみたら、チベットのお坊さんがふたり入ってきた。好奇心でのぞいてるのか、パソコンに詳しいのか不明。 駅前のTAMASHII NATIONS STOREはガンダム特集。 機動戦士Gundam GQuuuuuuXのプロモーションかもしれないけど、まんべんなく展示してある。 初代ガンダムも!新発売の
非常に釣りの感じがするタイトルしてしまったが、これは大切だと気が付いたので。 つまり、ダイエットでは、食べ物の管理をしっかりしなくてはいけない。 要するに、「早く食べないと腐りそう」「ちょっとたくさん作りすぎちゃった」。こういう感情は食べすぎに直結する。食べなきゃ捨てなくちゃいけないって思ったら、やっぱり食べちゃうもんね。 偉そうに書いているおれも、同じ失敗をしたばかり。 つまり圧力鍋で蒸した鶏肉が定番なんだけど、週末に、ナスとしし唐と一緒に炒めた麺つゆベースの鶏肉を作った。これも食べなくちゃいけないという事態に陥ったわけ。鶏肉づくし。 片方は冷凍しておけばよかったんだけど、食卓
花園神社 ・花園神社 新宿といえば花園神社。 中を通り抜けるだけでも満足感あり。 以前はだるまの中におみくじが入っている、だるまみくじを売っていた。まだあるのかな。 末広亭 ・末広亭 言わずと知れた落語の老舗。 建物を見るだけでも満足感あり。 伊勢丹新宿店 ・伊勢丹新宿店 シャネルの広告を見上げる。 江角マキコ、雰囲気変わったなあ。 別人か。 紀伊國屋新宿本店 ・紀伊國屋新宿本店 寺田てらのポップアップストア展開中。 いつも、ここのポップアップストアでトレンドの一端をチェックする。 このぐらいちょっと見ながら歩くと30分位で一通り回れると思う。好きな人は、ディズニーストアや世
自分の場合、土日がチートデイになってしまう現状を改善する必要がある。 土曜日はともかく、日曜日は普通のダイエットデイにしようと。 で、いろいろ考えてみたところ、昼ごはんを食べすぎていた。 特に炭水化物を食べてしまう傾向にある。 なので、ここを改善しようとしている(現在進行形で)。 昨日は昼は少し食べすぎてしまった感があるが、炭水化物は食べなかった。 夜は刺身。 結果は、 5gやせた。 「それ、やせたって言うの?」って言うかもしれないけど、やせるの大変なのよ。 というわけで、試行錯誤の旅は続く。 次回もお楽しみに!
はじめに言葉があった。 「有限会社DQNに仕事を頼んだことがあります。仕上がりがひどかったのでクレームをつけたのですが、相手にしてもらえませんでした」 ホープ・ウィスパーという少女がzoneにdropした、文字通りのウィスパー(ささやき)はゆっくりとwaveを広げていった。 有限会社DQNというのは、お察し通り、どきゅんパパの会社だ。ちなみに会長はどきゅんじいじである。経理がどきゅんママで、社員はどきゅんベイビー。まあ、それは冗談として。 どきゅんパパの会社というところまでは本当だ。業務内容は伏せておこう。あまり詳しく書くと訴えられちゃうからね笑 ホープ・ウィスパーというのはおれが
■一週間の雑感:生成AIにどこまで相談していいのか問題。 生成AIって電卓みたいなもので、問いかけを入力すると途中経過をすっ飛ばして回答がはじき出される。どんな質問でも答えてくれる。 電卓でたとえると、1525×45.0001って、入力すると、68625.1525って答えが出る。便利だけど計算力はつかない。 生成AIの場合は思考も代替してくれる。 たとえばおれは、セルフトークプロジェクトをやっている。日々考えていることをnotionに吹き込んでいく。テーマはその時々で違う。これをchat gptに読み込ませると、おれがどういう人間なのか、心理学的に説明してくれる。 なるほど、と納得す
アポなしで金子家を訪れた洋介は、執事に、蝶に会いたいと伝えた。 執事は洋介を残して母屋に戻っていった。五分ほど経って、もう一度インターフォンを鳴らそうとした時に、ようやく勝手口の扉が開いた。顔を出したのは制服姿の蝶だった。 蝶は目が充血していて、口紅が少し落ちていた。洋介は突然の来訪を詫びた。蝶は顔にかかった髪を払った。 「勉強していたのよ」 そう言って、蝶は踵を返した。入れとは言われなかったけど、洋介はついていった。小道の途中で蝶が足を止めて振り向いた。 「私の部屋で話しましょう」 金子家の母屋に上がるのは、はじめてだった。木の匂いがした。洋介が玄関の扉を閉めると
これはよかった。 主演のジェフリー・ラッシュが第69回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したので日本でも話題になった。 オーストラリアの実在のピアニストであるデイヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いている。 ピアノに関して神童的な実力を持つデイヴィッドは、注目を集めて、より高い教育を受けるように勧められる。しかし、家族のもとを離れることになると、そのつど父親が拒否してしまう。 家族を捨ててイギリスの王立音楽院にわたったデイヴィッドはコンクールで優勝するが、その場で昏倒。精神病院で生活することになる。しかし、ピアノの演奏技術は人々の注目を集めて、彼は人生を切り開いていく。といったもの。
地上600メートルの高度に取り残されるサバイバル映画。 映像そのものは美しいのだが、なにをどうやったらこんなにリアルになるのかというほど怖い。手の平と足の裏に脂汗をかきながら観た。 画面のひとつひとつに緊張感がみなぎっている。 「人生はあまりにも短い。だから一瞬一瞬を大切に、人生をかみしめて生きるべきだ」というメッセージそのままに、画面から目が離せない。 主人公のベッキーはロッククライミングを楽しんでいるときに、夫のダンを落下事故で失う。これは夫がfallするというだけでなく、ベッキーの人生がまたfallする瞬間であり、タイトルとの紐づけがうまい。 ベッキーは失意の中で酒におぼれ
果穂から預かった風景はさいごの風景ではないから、喜びなんか見出せない。 生きていれば、色々とある。それでも人はさいごの風景を持っている。少なくとも今までのクライアントはそういう人たちだった。でも、果穂のように、トラウマ体験だけを強烈に記憶していて、それ以外にはこれといって印的な風景を持っていない人も多いのかもしれない。 マンションのエレベーターの中で洋介はため息をついた。背中を丸めて外廊下を歩いた。目の前に壁があるのを感じて顔を上げた。自分の部屋を通り過ぎて、通路の端まで歩いてきてしまっていた。 部屋に戻ると、リビングのソファに真理子がいた。スマートフォンをい
源氏の君の26歳から31歳までを扱う。 この巻では源氏が都落ちして数年間須磨に住むところから、ふたたび都に戻ってきて、以前以上の地位につくところまでを描く。 島流し的なシチュエーションでも源氏はモテて、明石の入道の娘、明石の君に出会う。 なぜ源氏はかくもモテるのか。容姿端麗で頭脳明晰、音楽や絵画の腕前も玄人はだし、ホスピタリティもぬかりなし、ということで今のところ触れられていないのは武術くらい。腕っぷしの強さは、貴族のたしなみとしては必要とされていなかったのかもしれない。 このような条件がそろっているので源氏がモテるのは当然として、なぜ紫式部は源氏をこのようなキャラクターとして設定
映画「地獄の黙示録」の原作として有名な作品。あの映画が好きな人はこの本も好きになると思う。 本書は「私」が「マーロウ」から話を聞くというスタイルをとっている。 マーロウはコンゴの川を船で移動してクルツという人物に会いにいったときのことを語る。 wikiを見ると、コンラッド自身「1890年にベルギーの象牙採取会社の船の船長となって、コンゴ川就航船に乗り[5]、さらに陸路でレオポルドヴィル(キンシャサ)まで行き、船を乗り換えてキサンガニに到達、その後病に倒れ、1891年にブリュッセル経由でロンドンに戻った。」とある。 「私」が「マーロウ」に話を聞いているが、実際には「マーロウ」がコンラッ
今までのマッドマックスと違って、かなりコミカルだ。 インディジョーンズと同じような演出もある。 かなりハリウッドを意識していると思われる。 そう考えると、「怒りのデスロード」(2025年)でマックス役をトム・ハーディに交代したのは、メル・ギブソンの年齢的な要因もあるだろうが、よりハリウッド的なスター性のあるヒーロー像を求めたのかもしれない。 製作費は15億円。興行収入は57億円。 前作の製作費が4億円で、興行収入は37億円だったことを考えると、かなり予算がアップしている。 本作も前二作に続いて荒廃した世界で物語が展開する。 ただし、石油の奪い合いは話題にならない。 注目すべきなのは
今もそうなのかもしれないが、20年ほど前は若者がバックパックで海外に出かけるのが珍しくもなかった。外国のユースホステルなどにいくと同年代のバックパッカーがたくさんいた。 自分はバックパッカーというほど旅慣れてはいなかったが、海外でユースホステルには泊った。日本にいるよりも頭の中が整理できる気がした。知らない場所にいって、新しい体験をすることに価値を見出していた。 この映画の主人公であるリチャードも、同じことを語る。 彼はタイを訪れたのだが、結局のところ同じことの繰り返しだった。バックパック旅行とはいっても、日常の延長線上でしかなかった。しかし、安宿で出会ったダフィという男から「伝説の
映画としてのインパクトは「怒りのデスロード」ほどではないが、作る価値はあった作品だと思う。 前作で登場したフュリオサがなぜイモータン・ジョーの「砦」で大隊長という地位にいながら脱走を試みたのか、という背景が描かれる。 本作でフュリオサを演じたアニャ・テイラー=ジョイは、作中はだいたい目の周りを黒くしたりしていて顔がよくわからないのだが、普通の顔のシーンもある。その時は非常に美しく撮れていた。ジョージ・ミラー監督のうまさだと思う。 ストーリーは、 「緑の土地」で暮らしていた幼いフュリオサは、ディメンタス将軍の率いるバイカー集団にさらわれる。彼女はなんとかして故郷へ戻ろうとするが、その
ディズニーのピノキオを観たことがないので比較ができないのだが、こちらはかなり良い児童文学だった。 木の枝から作られたピノキオがありとあらゆる失敗を重ねながらも、彼を作ったジェッペットじいさんや、仙女たちに支えられて成長していく、という物語。 物語のトーンとしてはダークファンタジー的な雰囲気。 基本的にピノッキオを騙しにくるのは、子どもたちや動物たちで、結果的におとなのもとに売り払われたりする。おとなたちはピノッキオを酷使するが、彼らは自分の仕事の一環としてやっている。子どもを死ぬほど働かせるというのは今の世の中ではもちろん違法だが、当時はどうだったのだろうか。あたりまえだったのか、あ
非常に面白い。 冒頭で2つの大国の戦争が原因で世界が荒廃したというナレーションがある。 これは、1970年代末から80年代初頭の第二次オイルショックと、1980年9月22日からはじまったイラン・イラク戦争を意味しているのだろう。 そこから、石油が貴重になり、暴走族が暴れるという、多くの人が「マッドマックス」と聞いてイメージする世界はここからはじまった。 製作費は当時の相場で6億4千万円。興行収入は56億円。 ちなみに前作は制作費は約3千万円。興行収入は210億円 前作がヒットして予算がアップしたものの、それほどヒットしなかった模様。 ストーリーとしては、 荒野にある石油精製所がヒュ
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で見事に復活したシリーズ。 あらためて第一作を観返すと、思っていた以上に面白い。 家族を奪われた警察官の復讐劇。 主人公のマックスはおもに暴走族の取り締まりをしている。 ある日、職務の途中で追跡していた暴走族が事故死する。 ナイトライダーという男だったが、彼はトッカータという男が率いるグループの一味だった。 トッカータはこの事故が原因で警察に恨みを抱く。 ある日、彼の手下がマックスと、同僚のグースに逮捕される。結局無罪で釈放されることになるのだが、不満を抱いたグースと小競り合いを起こす。 そして、グースは殺される。 ショックを受けたマックスは隊長
1991年のアメリカ映画のトップ3は、 1.ターミネーター2 2.ロビン・フッド 3.美女と野獣 といった、ヒーローとロマンス。映画に夢や希望が詰まっていた時代と言ってもいい。「羊たちの沈黙 」は、ベスト3には入らなかったが、上位につけていた。ただし、ターミネーターやロビン・フッドのような「強いアメリカ」のイメージではないし、ジョディ・フォスターは美女だから、ロマンスの要素はあるにしても、レクター博士は、本物の野獣といってもいいほどに凶暴だ。 レビューで「傑作」と称されることの多い本作。 初見は高校時代、大好きなジョディ・フォスターが出ていたので観た。 当時も面白いとは思ったが、ここ
ブックディレクターの幅允孝氏が主催する私設図書室。 予約制で、定員6名の90分。 最寄り駅は京都の叡山鉄道の無人駅だと聞いていたので、どんな田舎なのかと思っていた。 叡山鉄道は1両編成の鈍行ではあるが、車窓から見える風景は郊外の住宅街だった。江ノ電に近いイメージなのかもしれない。 駅からは徒歩10分ほど。山が近いし田畑もあるのだが、高級住宅地(高級別荘地?)のようで、豪邸が立ち並んでいた。 鉄道が江ノ電に似ていることも踏まえると、葉山みたいなエリアなのか。 なぜ道行のことをくどくど書くかというと、「鈍考」という図書室のコンセプトが「脱デジタル」「自分の時間を取り戻す」といったところにあ
「村上隆の五百羅漢図展」(2015年)よりはこぢんまりとした印象。 よく知られている日本画のテーマやモチーフをスーパーフラットに解釈した作品群と、村上隆によく登場するキャラクターの現在形が展示されていた。そういう意味では、新作ではあるものの、どこかで観たことのある作品、ということになる。 これが現在の村上隆なのかもしれない。 つまり、ウォーホルは大衆文化のアイコンを大量に複製することでアートにしたが、村上隆は自身の作品やキャラクターを大量生産することで大衆文化に浸透させているのではないか。 ルイ・ヴィトンのお花の親子であるとか、最近ではNewJeansとのコラボレーションがあり、
2巻では源氏の君の18歳から25歳までを扱う。 この巻では、有名な車争いや、その後葵上が六条御息所に呪い殺されるエピソードなどがある。また、幼女だった紫上が成長し、源氏の妻となる。 また、桐壺院が亡くなり、朝廷の勢力図が変わる。右大臣家が権力を持つようになり、左大臣家側である源氏も抑圧される日々を送る。 源氏の女遊びばかりだった印象の1巻に比べて、きちんと物語が展開しはじめている。 まだまだ先は長いのでこれから変わるかもしれないが、ここまで読み進めてきたところでは、「源氏物語」とは広い意味でのコミュニケーションについての物語なのだという理解に至った。 特徴的なのは、作中人物が互いに
ウェス・アンダーソンのストップモーションアニメ。 映像としてはよくできているが、なにを伝えたくて作ったのか、明確に読み取れない。 おおまかなストーリーは下記となる。 日本のウニ県メガ崎市で犬の伝染病「ドッグ病」と「スナウト病」が蔓延しはじめて、メガ崎市の小林市長はすべての犬を「犬ヶ島」に隔離する法案を通す。かくして、すべての犬が送られたのだった。 6か月後、犬ヶ島にひとりの少年が訪れた。彼は小林アタリ。小林市長の遠縁の親戚で、スポットという自分のボディガード役だった犬を探しに来たのだ。 メガ崎という地名は長崎のことだろう。 飛行機が墜落するシーンで、キノコ雲があがるのは、原爆を意識
テクノロジー
ネットで「ブレヒト」を検索すると「ブレヒト 異化効果」という検索候補が出てくる。「異化効果」は知っているが、「ブレヒトと言えば異化効果」というほどのものだとは知らなかった。 そして、「三文オペラ」にも異化効果が仕込まれているという。 自分は全然わからなかった。このあたりは、知性と教養を身に着けることと、思考力を深めていく過程で、世界に対する解像度をあげていく必要がある。そういうことをやっていると、いろいろと見えてくるものもあるのだろう。 ここでは、自分がわかったことだけを書く。 本作は、ブレヒトのオリジナルではなく、ジョン・ゲイ「乞食オペラ」を元ネタにしているとのこと。1928年
洋介は断るつもりだった。 マリアの時と同じ結果になるという予感があった。でも、武はそうは考えていなくて、今回はうまくいくと断言した。 というわけで、洋介は武の家にいた。ダイニングルームでテーブルについていた。向かい側に果穂がいる。武はお誕生日席に座っていた。降霊術でもはじめるのかっていう配置だ。自分の家なのに、武は白いスーツを着ていた。 果穂は地味な女だった。それだけじゃなくて、会話をしていても、ずっとテーブルの上を見つめていて、武が話しかけた時だけそちらを見た。 「そんなに堅苦しく考えなくていいんだ」 自分がリラックスしているのを示したいのか、武は口元に笑みを浮かべ