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2015/10/10

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  • 下町感のあるお金持ちエリアでとまどう

    麻布十番。晴れ。 高速道路が近くを走っていたり、奇妙な銅像みたいのがあったりして、ちょっと特殊な感じがする。 極めつけはこれ。セーラームーンのマンホール。いい年こいたおっさんが写真を撮るのはちょっと躊躇したが、やっぱり撮ってしまう。魅力的なアイディアである。 メイン通りは飲食店。 もちろん有名なたい焼きも。 やたらと学校帰りの小学生みたいのがいっぱいいるんだが、近くに有名な学校もあるのだろうか ヘアーサロンが多い印象。 夜の職業が多いのかもしれない。 BMWとかベンツ、レクサス。テスラも走っていた。 赤坂、六本木界隈の猥雑さと下町をミックスした感じ。個人的にはあまり馴染み

  • 野菜にしがみつく

    週末が近づくにつれて、冷蔵庫の野菜が減っていくわけなんだけど、それでも野菜を食べ続ける。玉ねぎとキャベツの炒め物。 これは中華スープの素で味付けした。それからブロッコリーに似ている。スティックセニョール。 それと納豆とぬか漬けのきゅうりとツナ缶を混ぜたもの。これは結構発酵食品の割合が高くて良い。 やさいばっかりで頑張っているんだけどなぜか太った。

  • 野菜メインで頑張る

    茄子の煮浸しを作ろうとしたら、茄子が焦げてしまった。味は良い。 納豆とツナを混ぜたツナ納豆。味噌汁も。昨日と同じく、ぬか漬けのゆで卵ときゅうりがサラダの間に隠れている。 野菜と発酵食品メインでダイエットと腸内環境の改善を目指す。 ちなみに、20グラムほどやせた。 こういう誤差を重ねていくしかない。 次回もお楽しみに!

  • 発酵まみれ

    野菜サラダとほうれん草のスープなんだけど、野菜サラダのほうは、ぬか漬けの卵ときゅうり、ブロッコリーの茎を入れた。ザワークラウトもある。これ全部発酵食品。 他にはケール、ベビーリーフ、トマト、ツナマヨ。 これだけ食べれば、腸内環境が良くなるんじゃないかって期待する。 でも、太ってた。 なんでだろ。

  • 誘惑に勝つ

    仕事が遅くなると、夕食はマカロニを食べたくなる。 炭水化物ってエネルギーになりやすいのかな。 とにかく、マカロニのことを考えていたんだけど、冷蔵庫に眠る野菜のことを思い出した。冷蔵庫の中の野菜が食べることもなく朽ち果てていったらどうしよう。 じゃあ、野菜サラダにするしかないじゃないか! とはいえ塩麹につけたチキンはいれた。これは味が結構しっかりしていて、ハムっぽい。だから、サラダにもドレッシングがいらない。 ちなみに、熟睡をするためには、炭水化物ではなく、タンパク質がいいらしい。 そういう意味でも良い。 ほんの少しやせた。

  • こじゃれた町でみぞれまみれ

    雪からみぞれに変わった。結構寒い 商店街がメインストリート。昔ながらの店もあるが、おしゃれな飲食店が多い。代々木上原にも似た印象で落ち着いた場所だ。 ただ、こちらのほうがカジュアル。とはいえ少し奥に入るとベンツやBMWが止まっている。ちょっとした富裕層が住む街ではある。スーパーリッチという感じではないが、ゆとりはあるんだろう。 おしゃれな家 ハイテンションで買い物しまくるようなエリアではないが、友だちとゆっくり過ごすにはよさそう。 代々木八幡駅も近い階段多め 文章はここまでですが、おもしろかったらご支援いただけると、たまにコーヒーなど飲めるようになり、助かります。

  • 日曜日はチートデイ。土曜日も……。

    写真は刺身だけだけど、マカロニも食べたし、昼も結構食べた。 土曜日と日曜日はなんだかんだで時間によゆうがあって、食べたいものを食べてしまう。 チートデイ二日は多い。体重計に結果が出ている。 マカロニ好きがひとつのネックな気がする。 ここから考えてみよう。

  • 第19回 ぽちゃなんて呼ばれても間抜けに聞こえない奴になりたいもんだ。

    新宿底辺紀行。 朝方の歌舞伎町、新宿中央公園の住人たち(あそこは隣にタワーマンションが建っているから余計にいいんだ)、ちんぴらにどつかれる弱気なサラリーマン、女子高生のパンチラとその瞬間を逃すまいとする中年男の顔。 「悪趣味よね。ちんぴらにどつかれるサラリーマンとか、女子高生なんか新宿じゃなくてもいるわけだし」 靖国通りと新宿区役所通りがぶつかるT字路近くの歩道。道端にうんこ座りしている森川祥子は頭にサングラスを乗せていた。ショッキングピンクのノースリーブのワンピースを着ていて、ゴールドのネックレスを首から提げていた。隣にいる尼ヶ崎もうんこ座りをしていた。 「ばかやろ。新宿で

  • 「関心領域」。そこで何が行われているか知っているからといって真実を理解しているわけではない。

    監督 ジョナサン・グレイザー 原作 マーティン・エイミス 出演者 クリスティアン・フリーデル、ザンドラ・ヒュラー 音楽 ミカ・レヴィ 公開 2023年5月19日 興行収入 79億円 「関心領域」はアウシュヴィッツの強制収容所の隣に住んでいる一家の物語だ。 家長のルドルフ・ヘスは、アウシュビッツの親衛隊中佐。妻のヘートヴィヒと子どもたちがいる。使用人も多く、満ち足りた生活をしている。 やがてルドルフに転属の指令が下る。これをまぬがれようとするが、うまくいかなかった。ルドルフに打ち明けられて、ヘートヴィヒは激怒する。 収容所のゴンゴンという騒音が響き続ける。この家族は、騒音が気になら

  • なんで「らうどねす」なんだって、誰も聞いてこないけど。

    先日、友だちに会った。 普通にご飯を食べて、お茶をしながら雑談した。その中で、noteで「らうどねす」というマガジンをやっているという話をした。友だちが応援してくれたらいいな、くらいの軽い気持ちだった。もう少し言えば、「らうどねす」を読んでみたいと言われればリンクを送るつもりだった。読者の少ないマガジンだから、こうやって地道に1人ずつ営業をかけていくしかない。 だけど友だちは「LOUDNESSってバンドあったよな」と怪訝そうな顔をした。「そういうの、勝手に使わないほうがいいんじゃないの?」と。 おれは焦った。読んでもいないマガジンを絶賛してくれとは言わないが、もう少し好意的な反応が

  • クリエイティブ週報250302

    ■日常:ブルータリスト 映画「ブルータリスト」を観てきた。いわゆる感動ものではないのだが、おそろしく斬新な作品だった。ひさしぶりにドキドキした。 ■クリエイティブ:漫画、小説 マンガ「フラットランド」はカピバラが主人公。友だちに見せたら、「途中からカピバラに見えなくなっている」と指摘を受けた。うーん。それでも描き続ける。 フラットランド - ジャンプルーキー! 心優しいカピバラ、ファントムくんの夢は人間になること。 そのためのミッションは宇宙開拓。 様々なチームが先を争って、宇宙の rookie.shonenjump.com ■日々の気づき:本質。 賢く

  • 既存の技術を使って観たことのない映像を作り上げた記念碑的作品!

    監督 ブラディ・コーベット 出演者 エイドリアン・ブロディ、フェリシティ・ジョーンズ、ガイ・ピアース 撮影 ロル・クローリー 編集 ダーヴィド・ヤンチョ 公開 2024年 製作費 14億円 興行収入 17億円 https://www.youtube.com/watch?v=6d7yU379Ur0 予告編の中にもあるように、逆転する自由の女神像という、ハッとするショットではじまる本作。 「序曲、第一章、インターミッション、第二章、エピローグ」という構成になっている。 簡単なストーリーは下記のようなもの。 ホロコーストを生き延びてアメリカに渡ったユダヤ人ラースロー・トートはハンガリ

  • 炭水化物ないのに

    炭水化物をとらないほうがやせる。という話を聞いたのでやってみている。 でも太った…。 早急に結果が出るわけではないんだけど、逆に太るってのは困る。 ちなみに野菜サラダ以外に、じゃがいもやほうれん草、ぬか漬けきゅうりも食べた。って、サラダを二皿に分けただけじゃないの?

  • 洗練された下町でポストを探す。

    晴天。根津駅周辺。 いわゆる谷根千と呼ばれるエリアで、東京の下町とされている。 ただ高層マンションなども多いし、観光地が進んでいる。洗練された下町。 インバウンドは欧米人が多い。ただ、根津神社にはさほどいない。神社目当てではなくて下町観光なのかもしれない。こじゃれたお店が並ぶエリアではカフェでくつろぐ白人をよく見かけた。 おしゃれエリア ちなみに昔ながらの和菓子屋や、金太郎飴の店などもあった。 昔ながらの和菓子屋金太郎飴屋 それにしても歯医者が多い。 日本は歯医者が多いというが、このエリアの歯医者密度はかなり高い。 文章はここまでですが、おもしろかったらご支援いただけると、たまにコ

  • 「ぬかたまと耐性」。実験レポート風のタイトルはある意味正しい。

    ぬかみそにゆで卵を漬けた「ぬかたま」。 ぬか床にまだ二個残っていた。 躊躇したが、ふたつとも食べることにした。 どれほどのダメージを受けるだろうか。しかし、捨てるという選択肢はない。先日トイレにこもることになったにもかかわらず、食欲が勝ったのだ。 食後、しばらく警戒したが、今回は大丈夫だった。 ダイエットレポートを続ける。 夜の炭水化物をやめてみた。つまり、マカロニを食べなかった。 タンパク質、すなわち肉は食べた。これは塩麹で漬けた。 あとは野菜である。 その結果として20グラムほどやせた。 これはしばらく続けてみよう、とは言いつつ、疲れるとマカロニ食べたくなっちゃうんだよね。

  • ヤンキーとかヤクザ的な昔の不良に遭えそうな町、巣鴨。

    駅前の書店を覗く。 賑わう書店 店の外に週刊誌や漫画雑誌が並んでいて、懐かしい感じ。店内はまずはエンタメ系の小説が目に入る。どこの店でも売りたがる自己啓発本は、ここでも目立つところに並ぶ。いわゆる読み物が多い。 とげぬき地蔵尊の周りはやはり高齢者が多い。おばあちゃんの原宿は健在か。 境内の耳かき屋さんも健在 とはいえ、町全体を見たところでは子どもや学生もいて、高齢者ばかりではない。 インバウンドはあまり見かけなかったが、巨大なアパホテルがあった。これからインバウンドが増えるのか、国内の観光客が多いのかは不明。 昔ながらの下町で、駄菓子屋もある。他にはパチンコとかゲームセンターと

  • 新メニュー「ぬかたま」。夕食が思いがけず人体実験に変わってしまった。みなさん気をつけましょう。

    冒頭のチキンサラダにゆで卵が乗っていることに気づいただろうか。 これ、じつはぬか床に2日ほど漬けたもの。ピータンが好きだし、発酵食品も好き。だから、ぬか床にゆで卵を入れるという発想は魅力的だった。 お味のほうは悪くない。ちょっと塩気が強いとは思ったけれど。今にして思えば漬ける時間が長すぎたか。 一時間ほどしてトイレにこもることになったわけだが、他に原因が思い当たらないのでおそらくこの「ぬかたま」だろう。 おかげで少しやせたが、もう少し改良が必要なようだ。 ちなみにマカロニも食べてしまった。

  • 老若男女も人種もごちゃまぜ。人のエネルギーは新宿が1番。

    晴天。 新宿西口ビル群界隈。 観光名所はやっぱり都庁 巨大なオフィスビルが乱立している。通行人はいるのに人間臭くない。ある意味近未来的な感じではある。 西口のメインは電気街というか、飲食店街。 まだ準備中の店もたくさんあるけど、おっさんもおばさんも若いお姉ちゃんもインバウンドもみんないる。 人が集まるとエネルギーが渦巻く。 良くも悪くもパワフル。 歌舞伎町ビルディングも結構目立つ それにしても、新宿は駅の工事に伴って、一気に景観が変化した。これからどうなるんだろう。 文章はここまでですが、おもしろかったらご支援いただけると、たまにコーヒーなど飲めるようになり、助かります。

  • どきゅんパパに世間のルールを教えてやった件

    マイルールで生きている男がいる。 明け方に活動をはじめ、夜遅くまで存在の気配が感じられる。 アパートの前にある路地にライトバンを停めて作業をする。 車のドアを開け閉めする時大きな音を立てる。スマホで大声でしゃべる。家の中で大声で子どもを怒鳴りつける。酒を飲んで爆笑する。時には友だちを招いて夜中まで大騒ぎする。そんな時は子どもが泣きわめき、おとなたちは爆笑している。 なぜこんなことを知っているかというと、おれが住んでいるアパートの向かいに彼の家があるからだ。 おれが仕事から帰ってくると、路地にはいつも彼のライトバンが停まっている。 食事をして風呂に入る。そろそろ寝ようかという頃、ライト

  • インディペンデントなエンタメ映画に変貌した突然変異の「エイリアン4」は今までとなにが違うのか徹底分析!

    監督 ジャン=ピエール・ジュネ 脚本 ジョス・ウィードン 出演者 シガニー・ウィーバー、ウィノナ・ライダー、ロン・パールマン、ドミニク・ピノン 公開年 1997年 製作費 111億円 興行収入 240億円 まずシリーズの時代設定をまとめておこう(かっこ内は公開年)。簡単な概要もつけておく。 エイリアン:2124年(1979年) 「宇宙でジョーズ」 エイリアン2:2144年(1986年) 「宇宙でベトナム戦争」 エイリアン3:2270年(1992年) 「経済の後退とキリスト教右派の台頭」 エイリアン4:2470年(1997年)  今回取り上げる4は、3からち

  • 文学青年風の彼がデス声をマスターした件

    その叫び声は誰に向けられているのか。 「メッセージ」なんていう品のいいものじゃない。 っていうかうるさいだけ笑 おれは毎朝、5時に起きる。 すると待ち構えていたかのように、階下の住民が和室の引き戸をガラガラと開け、玄関の扉をキィっと開ける。 そして憎悪に満ちた咆哮を放つ。誰に?わからない、おれが聞きたい。 それから和室に戻り、引き戸を叩きつけてしめる。 なぜそんなに詳細に動きがわかるかというと、ボロアパートなので、階下の生活の音が聞こえるのだ。 彼は40代の男だ。20年ほど前に挨拶をした時は、おとなしい文学青年といった風貌だった。 彼の怒りはどこからやってくるのか。それは彼自身か

  • 「らうどねす」目次

    新しいコラムを書いたら追加していきます。 【001】文学青年風の彼がデス声をマスターした件 250223

  • クリエイティブ週報250223

    ■日常:つきあう人 以前、アマチュアオーケストラのバイオリニストに会ったことがある。少人数でカルテットを組むこともあるという話になった時、「最初は『一緒にやりましょう』みたいにいくつかのパートで組むんだけど、うまい人はうまい人同士で楽しくなるようになっちゃって、そうじゃない人はいつの間にか参加しなくなっちゃう」というニュアンスの話をしていた。これってジョジョの「スタンド使い同士は引き寄せあう」という話にも似てる。 自分の生活でも似たようなことがある。雑談でも、いちいち細かいところで説明しなきゃならないような人とはいつの間にか距離を置くようになる。やっぱり日々研鑽しなきゃな、と思う今日こ

  • 子どものころには嫌いだったきのこが今は大好き。

    ごま油で炒めて麺つゆで味つけしたきのこを、そばにあえて食べた。 麺つゆはきのこについているから、そばにはつけなかった。 それでもおいしい。 体重はちょっと減った。 でもそばが結構大盛笑

  • 自分にはまったく縁のない江戸の粋を覗きに行ってみた!

    ここは人形町。 曇り。 老舗の飲食店街といった印象。 古き良き江戸の名残りとでも呼びたい店がちらほらある。 夜は接待などで賑わうのだろう。呼ばれたことないけど。 渋い グルメバーガーの草分けのブラザーズもある。 目立つ 書店は文教堂が頑張っている。 エントランスは女性誌がまず陳列されており、かたわらには、より良い自分になるための本のコーナー。 歴史小説がそこそこのスペースを確保してあったのは、この町を訪れる人がそういう本を好む層なのだろうか。 行き交う人々は日本人がメインで、海外の人は夜になったら来るのかな? 場所柄、高級車は多かった。 日本橋側に少し入るとオフィスビルがぐっと増

  • サラリーマンの日常のように食卓も似たようなメニューが並ぶ。という必要はないのだが……。

    毎マカロニ、チキンサラダ、ナスの煮びたし。 いつも似たようなものを食べている。 ツナマヨチキン。 こっちは週に一回。 ナスの煮びたし そして少し食べすぎているらしくてちょっとずつ体重が増えている。 ダイエット、がんばりまっくす。 もう少し食事のバリエーションを増やしたいのでご支援いただけると助かります。

  • 富裕層の町でアングラ体験!

    有楽町は富裕層とインバウンドの町。 これは事実だけど、実は庶民も楽しめる町だった。 まずはこれ。 駅近なんだけど 東急プラザ銀座 かなり悲惨な状況だと小耳に挟んだので覗いてみた。最大90%オフ!って銀座で見たことのない数字。 90%オフ!スーパーでもなかなか見ない数字 お店はやっているが、店員しかいないと言った様子。6階フロアは完全に閉鎖されている。 お客いないトレンドを終えたNFTの文字が寂しさを増す 高架下飲み屋 文字通り高架下 これは渋い。しかも遠くから見ていただけなのに「いらっしゃいませ!」と声をかけられた。営業の態度として見習いたい。 店員から離れて撮影

  • チキンサラダの写真をあげつつこっそりマカロニを食べる

    チキンサラダを食べたのだが、マカロニ(ツナマヨとあえたやつ)も食べた。 何年もこれが好きだ。酒やたばこのように体に悪いものではないのだけどダイエットには悪い。シンプルにやせない。 どうにかしないとと思って色々試している。 ・蕎麦にする(代替品) ・肉を塩麹づけにする(塩麹でダイエットできたという記事を読んだ) いまのところどちらも効果なし。 マカロニを買わなきゃいいじゃないか、と思ったあなた。正解。 でも…、と言い訳すると、スーパーで割引になっていたのだ「棚整理のため」と。この「整理のため」っていうのはキラーワードだ。「特売価格!」とか「家計応援」と言われるよりも説得力がある。 …2袋

  • セレブな町、代々木上原で輝ける将来を夢見る

    晴れ。 代々木上原はいつの間にかおしゃれなカフェがたくさんある若者の町になっていた。 おされカフェ インデペンデント系の書店もある。旅の本や、サブカルチャー。ガロみたいなアングラ感はなくて、洗練されてる。中野ブロードウェイと青山ブックストアをつなぐラインのちょっとブロードウェイ寄り。 CITY LIGHT BOOK 住宅街をさまよう。仕事になりそうなエリアじゃなくて、仕事で儲かってる人が住んでる町。マンションの駐車場にはベンツとかBMが結構止まっている。 公園では子どもが遊んでる。 豊かさを突きつけられて、途方に暮れる。 こんな風に暮らしたい、いや、I wantじゃなくて、

  • チキンサラダ

    ちょっと体重が増えた。 実はほうれん草も食べた。 写真を撮るのを忘れたが、実はマカロニも食べた。むしろこのマカロニが太る原因であったが。 でもマカロニは好きで、マカロニとツナマヨをあえたものが定番だ。 なんとかしないと。 次回もお楽しみに!

  • フィールドノート250218@新橋

    曇り。 新橋は言わずと知れたビジネスマンの街 新橋の西口。御成門との間位のフィールドワーク。 自社ビルを構えている会社や雑居ビルが混在している。マンションもけっこうある。マンションの中にオフィスを構えて仕事をしてるんじゃないかと思う。 人通りは比較的少なめ。ただ路上駐車がかなり多い。 10階建て以上の建物もざらにあって、東京の中心地なんだなぁという印象。 ちなみにこの辺は観光の要素はあまりなくて、味気ないビルが多い。そんな中でもいくつか面白い写真が撮れたのでアップしておく。 タミヤのお店神社の一部?昭和感昭和そのものでかいトイレットペーパー ここまで読んでいただきありがと

  • チキンサラダ

    トマトがうまい。 塩麹づけのチキンはハムのような食感でいい。 野菜中心の生活。

  • フィールドノート250217@本郷三丁目

    やや曇り。 東大の近く。医療関係のいろいろな会社が、こぢんまりとしたオフィスを構えている印象。三階建てくらいの自社ビルがあって、営業車が3台くらいあるような規模の会社がちらほらあり、あとは雑居ビルに間借りしている小さな会社。マンションなども多く、派手さはないけれどお金はかかりそう。 静かで落ち着いた場所。十年後もさほど雰囲気は変わらなそう。 看板が珍しいドトール 日活もある 書店 ここまで読んでいただきありがとうございます!もし記事が面白かったら、サポートしてもらえると嬉しいです。より面白い記事や漫画制作の励みになります。

  • 刺身

    週末はチートデイになりがちだが、なんとか乗り切ったか。 乗り切ったか否かは体重計の数字を見て判断する。

  • 第18回 「妄想」という言葉に「きぼう」というルビを振るのはあなたの自由。

    洋介は、夜の七時近くにマリアが住んでいるアパートを訪れた。窓が暗くなっていた。五分ほど待っていると、見慣れた人影が杖をつきながら歩いてきた。白いブラウスを着て、膝小僧が隠れるくらいの長さの黒いタイトスカートを穿いていた。洋介が近づいていくと、マリアは立ち止まった。 「洋介くんね」 「よくわかったね」 「足音でわかるわ。あなたも、私が帰ってくるのがよくわかったね」 「なんとなく」 外階段を上った。段差を踏むたびに、がん……と音が響いた。外廊下を歩いていくと、ふたつめの部屋の中で誰かが大きなくしゃみをした。マリアがふふ、と笑った。 マリアの部屋についた。 「夜ご飯作るけど、食べ

  • アメリカの歴史を踏まえて「エイリアン3」を読み解いてみる。

    監督 デヴィッド・フィンチャー 出演 シガニー・ウィーバー 公開 1992年5月22日 製作費:76億円 興行収入:240億円 前作が1986年に公開されているので、本作は6年後に公開されている。デヴィッド・フィンチャーの監督デビュー作だが、シナリオの段階からトラブル続きだったようで、本人は自分の作品として認めていないという。よっぽど懲りたのか、その後はSFを撮っていない。しかし、非常にスリリングな映像を楽しめるし、犬から生まれて四つ足で疾走するエイリアンという新しさもある。 なによりも注意深く読み解くと、前作を尊重しつつアメリカの時代の流れとしても忠実な続編であることがわかる。

  • クリエイティブ週報250216

    日常:町の印象 ポスティングしにいった町の印象を書いている。 街並みや行き交う人々を観察する。マクロとミクロの視点を扱えるようにしたい。そして発見をアイデアにつなげる。 ポスティングマンのあの街この街フィールドノート|ちゃんぽんビート by あふろざむらい|note 仕事を求めて会社のチラシをポスティングしに行った町のフィールドノートです。 note.com クリエイティブ:漫画、小説 漫画「フラットランド」は今週も描いた。第〇話という分け方はしているが、1ページ描きあがるごとにつけたしている。今は第3話の途中。 フラットランド - ジャンプルーキー

  • フィールドノート250213@新富町

    天気は晴れ。 ちょっと歩くとすぐ築地。 新大橋通りと晴海通りの交差するあたり、界隈は混んでる。 晴海通りを有楽町方面から走ってくるバスは海外の人も混ざってかなりの乗車率。 築地界隈はアジア系のインバウンドが多い印象。 築地本願寺あたりまでが観光のメインで、その先の新富町のあたりはオフィス街。観光客はほとんどいなくて、工事をしていた。高級そうなマンションが立っていたり。 高速道路はやや廃墟感のある巨大構造物の雰囲気を醸し出していて、その手のファンには良いかもしれない。 文章はここまでですが、おもしろかったらご声援いただけると助かります。

  • フィールドノート250213@新宿

    新宿三丁目から新宿御苑界隈。 風が強いので寒く感じる。やっぱりこの辺はインバウンドはそこそこいる。 とはいえ、インバウンドは新宿駅から伊勢丹あたりまでが多い。 ディズニーストアやオニツカタイガーなど海外でも知られてるブランドにいくみたい。 映画とかと同じで、ある程度知ってるところにいくのは定番なのか。 紀伊国屋書店。人はちょっと少なめ。インバウンドもそんなに多くはない。 エントランス付近はBRUTUSやTarzanのバックナンバーなど特設コーナーになっていた。人気雑誌や人気作家が一目瞭然。 女性客が多かった。ブックオフは中高年の男性客が多かった。懐の余裕によるのかな。 家庭を持つ

  • フィールドノート250212@小川町

    小川町周辺。天気は晴れ。老舗の蕎麦屋などがありポチポチ行列している。薮そばは休み。定休日。 老舗の蕎麦屋とか。 普通の飲み屋もある。 基本的にはオフィス街。ビジネス中心の街で観光地ではないというか。夜の街は駅前飲み屋が結構あるから、夜なんかは賑わうんだろう。 神田駅のほうに行くと雑居ビルが結構ある。築年数がかなり経過してそうな建物がそのまま使われている。 インバウンドはそんなにいない。外国人はそこそこいるんだけど、観光ではなく住んでる感じ。 山手線の円の中だから、東京の中心なんだが、どことなく下町感が漂っている。いわゆる江戸の風情が残っているといってもいい。

  • 「バンド・ワゴン」から学ぶ人生の浮き沈みと、生き方のちょっとしたヒント

    監督 ヴィンセント・ミネリ 脚本 ベティ・コムデン アドルフ・グリーン 製作 アーサー・フリード 製作協力 ロジャー・イーデンス 出演者 フレッド・アステア シド・チャリシー 公開 1953年8月7日 製作費 4億3000万円 配給収入1億8000万円 「バンド・ワゴン」はフレッド・アステアのひとつの頂点とされている。 たしかに傑作だが、それだけではない。よく噛みしめることで人生における大切なことを教えてくれる作品でもある。 ストーリーを簡単に紹介しよう。 落ち目のスター、トニー・ハンターは脚本家のレスターとリリーのマートン夫妻の紹介で演出家であり俳優でもあるコルドヴァに出会

  • フィールドノート250210@後楽園

    春日駅周辺エリア。晴れ。 住宅街であり、東京ドームや後楽園遊園地のようなアミューズメントであり、さらには飯田橋も近いのでビジネスのエリアでもある。 子ども連れと、遊びに来ている学生、サラリーマンがまぜこぜになる街。 頻繁に高級車が走っている。富裕層は車で遊びに来てるのか。 ヒエラルキーは混在。 ポスティングは雑居ビル。 ストレッチや学習塾が多めだった。

  • クリエイティブ週報250209

    日常:日常の中の非日常 友人と「エイリアン:ロムルス」鑑賞。平日は自宅と職場の往復だけになりがちだが、たまにはこういうのも良い。 「ロムルス」は素晴らしかった。勢いでいったら1、2を越えている クリエイティブ:漫画、小説 引き続き漫画と小説を制作中。 日々の気づき: 「google社員は週末を自然の中で過ごす」みたいな本をネットで数回目にした。自然の中で過ごすのはマインドフルネス的にも良いと思うが、「エリートビジネスマンは週末を自然の中で過ごす」のは「週末を自然の中で過ごせばエリートビジネスマンになれる」と同義ではない。より良い自分、より良い生活に至るための、お手軽なショートカッ

  • 「エイリアン:ロムルス」がなぜこの時代に刺さるのか考えてみる。

    監督 フェデ・アルバレス 脚本 フェデ・アルバレス/ロド・サヤゲス 出演者 ケイリー・スピーニー/デヴィッド・ジョンソン/アーチー・ルノー/イザベラ・メルセード 音楽 ベンジャミン・ウォルフィッシュ 撮影 ガロ・オリバレス 公開 2024年8月16日 「ロムルス」は「エイリアン」のスピンオフだ。ただし、「エイリアン」を観たことのない人でも十分楽しめる仕上がりになっていたし、コアなファンならシリーズとのつながりを探す楽しみがある。 エイリアン1と2の記事はこちら。 「エイリアン(時代設定は2122年)」(1979年)と「エイリアン2(2179年)」(1986年)の間の2142年

  • フィールドノート250207@日本橋

    やはり銀座界隈なだけあってインバウンドが多い。 中国系のインバウンドが多い印象。 天気は曇り。高島屋の出入り口周辺を眺めていると休日よりは人の出入りが少ない。 インバウンドが多いとは書いたが、やはりサラリーマンが多い。 丸善。入り口付近はビジネス書、もしくは自己啓発関係の書籍が多い。「チームを良くする」とか、「仕事のできる人はこうする」みたいな。今よりももっと良い自分になりたい。効率よく仕事をしてデキル人になりたい。つまりお金を稼ぎたい。というのは今の労働者階級のサラリーマンの正直な気持ちだろう。 この辺も商用車が多い。タクシーも多かった。 最近は昔のようにスポーツカーは走ってい

  • フィールドノート250206@田町

    晴れ。 人通りは多い。ビジネスマンが多い。 ただ飯田橋や新橋に比べて落ち着いている印象。ざわざわしていないというか。本当に個人の感想でしかないけれど。 慶応大学のお膝元なので学生が多い。 飲み屋街もそれなりのエリアがあって、ラーメン屋と整骨屋が多い。 車の交通量も多くて、業務用の車が多い印象。 慶応大学があるっていうのが街の空気感に影響を与えている気がする。

  • 「エイリアン2」。ジェイムズ・キャメロンはリプリーと同じ夢を見たか。

    監督 ジェームズ・キャメロン 脚本 ジェームズ・キャメロン 公開 1986年 製作費 28億円 興行収入 200億円 一般市民の女性が人類の存亡をかけた戦いにおいて重要な役割があると知らされ、兵士とともに戦う。彼女を助けようとする兵士は傷つき、女性は自ら強大な敵を倒す。 このプロットは同じ監督によって少なくとも二回使われ、二回とも大ヒットした。 そう。ジェームズ・キャメロンの「ターミネーター」(1984年)と、1986年の本作だ。 ターミネーターでは、リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーが未来からやってきたカイル・リース軍曹とともにターミネーターと戦う。 エイリアンでは、リプリーが

  • クリエイティブ週報250202

    日常:自然に触れる 週末は自然の中を毎週歩く。木々の様子を観察しつつ鳥の声を聴いたり自分の感覚を確かめたりしながら。日々の生活でマヒしている五感を取り戻す作業。人間は自然から生まれたから、自然の中で過ごすのが心地よい。 クリエイティブ:noteの新連載 フィールドノートをはじめた。訪れた町の印象を描いている。スナップショット。自分の観察力を磨くための独り言みたいなもの。視点の切り替えや、現実を見る意識の解像度を上げる、問いを立てる。そういったもろもろの訓練のためにやっている。 ポスティングマンのあの街この街フィールドノート|ちゃんぽんビート by あふろざむらい|note

  • フィールドノート250130@高田馬場

    高田馬場駅早稲田口から新大久保に向かって走るつつじ通り。交通量は意外と少ない。専門学校がいくつかあるからか学生風の若い人が多い。 車業務用の車が多い。 社会のヒエラルキーの中の下位。 ちょっとカオスな雰囲気がある。多分いろんな人種が入り混じってるからだと思う。 芳林堂書店。 できる人はすぐやるとか、人との付き合い方みたいなコミュニケーション関係の本、よりよく生きるための本が多い。 店内はお客は多い。 日本人はコミュニケーションが下手になってきた実感がある。そういうのもあって、コミュニケーション関係の本が多いのではないか。

  • フィールドノート250129@お茶の水

    御茶ノ水エリア。曇り。 駅前の順天堂大学や神田明神、湯島聖堂などがあり、文教都市の雰囲気がある。ただ、お隣が秋葉原なので、電機的な会社もある。 同じく秋葉原の影響か、インバウンドが多い。 町工場的な小さな企業と住宅街がミックスしたエリア。 ボックスカーとか移動に使うような車が多い気がする。ああいう車でインバウンドや観光客を乗せて回っているのだろうか。 ちなみに湯島聖堂はあまり人がいない。神田明神に流れているようだ。

  • フィールドノート八丁堀250128

    銀座を通り越して東京の東側へ。 人が少ないかと思いきや、駅の構内には結構人がいた。ビジネス中心の印象で、インバウンドはあまり見かけない。 地上に出ると天気は薄曇り。青空だけど雲が多い。 大通りには車が多い。 街は下町っぽい雰囲気もありつつ、マンションとオフィスビルが混在している。銀座のビジネス街と江東区あたりの下町の境界線なのか。 基本的には静かなエリア。 本の森ちゅうおうという6階建ての図書館があった。太陽光をたくさん取り入れた明るい施設で、利用者が多い。市民の憩いの場らしい。

  • フィールドノート 250127@渋谷

    場所:渋谷 /宮下公園界隈  天気:曇り 定点観測: 人通りは結構あるんだけれど、忠犬ハチ公がいるエリアの比ではない。 どちらかというと住宅街や専門学校、オフィス街も混ざっている。落ち着いた雰囲気。 再開発をしていた。商業施設になるのかマンションになるのか500メートル四方くらいの空間が工事中だった。 明治通り沿いは人が多い。ショップがたくさんある。ただ、買い物してるのは主にインバウンドのようだ。 渋谷というと若者が遊ぶイメージだが、そこまで若くない。むしろオフィスが多いのかもしれない。 車は結構走っていて、いわゆる業務用の乗用車や軽自動車とかも多いんだけど、ステイタス

  • 「エイリアン」第一作で生まれたのはモンスターだけじゃない! 女性ヒロインの先駆け映画を深堀りしてみる。

    監督 リドリー・スコット 脚本 ダン・オバノン 公開 1979年 製作費 17億円 興行収入 160億円 物語について 映画ファンで「エイリアン」を知らない人はいないだろう。 念のため、ざっくりおさらいしておくと、 物語は貨物船ノストロモ号の乗組員が冷凍睡眠から目覚めるところからはじまる。地球に向かっていたはずが、大幅に航路を外れている。 とある惑星から、発信者不明の信号を傍受したという。 乗組員は渋るが、知的生命体からの信号を傍受した際には調査するという契約がある。 未知の惑星に降り立ち、謎の宇宙船と化石化した宇宙人を発見する。 さらに調査を進めると、一等航海士のケインは生物の卵を

  • クリエイティブ週報250126

    日常:朝のルーティン あいかわらずご飯を食べるための仕事がメイン。それでもクリエイティブな仕事はやっていく。 そこで必要になってくるのが現実に対する解像度の高さと自分の頭で考えること。 世の中で起きていることを見聞きして自分なりに空気感を感じたり、考察したりする。あくまでも自分なりなのでクオリティは高くない。それでも繰り返しているうちに解像度が高まり、新たな視点に気づいたりする。 使っているサービスなど、少しずつシェアしてみる。 ・spotify アプリ中心のサービスなので中心となるユーザーは若者だと思う。 だから、若者の好む音楽の傾向を知るためには良い。 クリエイティブ:漫画制作

  • 坂本龍一の私設図書室で見えた選書哲学――他人の本棚を覗く喜び

    2023年9月24日に開設された、坂本龍一の私設図書室にいった。 ことわっておくと、ファンというほどではない。YMOもちゃんと聴いたことがない。ただ、現代美術館の展覧会にはいった。以前、都内で行われたエキシビションもいった。 自分にとって坂本龍一は、YMOという人気グループのメンバーだった人物で、映画音楽を多く手掛けている音楽家。曲はよく知らないけれど「ループの天才」。そんな人物がアート界隈で親和性が高いようだから、アート好きとしてはおさえておきたい。そんな存在。 上記のようなスタンスの人間が、入場料+ドリンク代という、さほど安くない費用をかけて図書室にいった。おそらく、多くの人は

  • 「マルホランド・ドライブ」(2001年)

    監督 デイヴィッド・リンチ 出演 ナオミ・ワッツ、ローラ・ハリング、ジャスティン・セロー 受賞歴 カンヌ国際映画祭 監督賞(デイヴィッド・リンチ) セザール賞 最優秀外国映画賞 全米映画批評家協会賞 作品賞 ニューヨーク映画批評家協会賞 作品賞 ロサンゼルス映画批評家協会賞 監督賞(デイヴィッド・リンチ) オリジナリティ 死者の見る夢を監督独自の世界で表現した https://www.youtube.com/watch?v=yFjlIGy_Y-Y マルホランドドライブは映画についての映画であり、死者の見る夢でもある。 女優になることを夢見てハリウッ

  • クリエイティブ週報250119

    日常:交友関係が戻ってくる いろいろなコミュニティで知り合った友だちとの連絡が活発化している。同時期にこういう状態になるのはなぜだろう。 クリエイティブ:漫画制作、小説制作 漫画はflat landを描いている。画力はまだ伸びない。せめて映画的に構図をこだわろう。 フラットランド - ジャンプルーキー! 心優しいカピバラ、ファントムくんの夢は人間になること。 そのためのミッションは宇宙開拓。 様々なチームが先を争って、宇宙の rookie.shonenjump.com 小説は構成はいったんきりあげて本文の執筆にはいる。どこでも書けるようにgoogleドキュ

  • 「ザ・トライブ」(2014年)

    監督:ミロスラヴ・スラボシュピツキー 出演:グレゴリー・フェセンコ、ヤナ・ノヴィコァヴァetc 製作国:ウクライナ 受賞歴:。第67回カンヌ国際映画祭にて国際批評家週間セクショングランプリ オリジナリティ:セリフなし。全編手話 ストーリー: ろうあ者の寄宿学校にセルゲイが転校してくる。 学校内には不良グループがあり、セルゲイはその洗礼を受ける。 腕っぷしの強さを道められ、仲間に引き込まれる。 不良グループは売春や列車内強盗などで金を稼いでいた。 映像: キューブリック風の画面構成。 カメラは1台で、キャラクターごとに切り替えたりはしない。 全身が映るショットが多く、キャラクター

  • クリエイティブ週報250112

    今週のまとめ 日常:仕事始めであいさつ回り。 連休中はぐっすり眠っていたが仕事がはじまったとたんに眠りが浅くなる。 クリエイティブ:漫画制作、小説制作 漫画はプロットを組んであるのでどんどん描く。とはいえ時間がかかる。ipadでmedibang paintを使用。正直、絵はうまくないので、プロットメイカーに徹する。 小説は構成を考えている。 日々の気づき:マインドフルネス2.0。 たとえば電車の中で乗客を観察すると、年始の挨拶周りのサラリーマンって意外と多くないとか、路線によって車内広告の種類が違っていることに気づく。車内広告はかなり減った。みんなスマホ観てるからなのか、広告費を

  • 「パニック・ルーム」(2002年)

    スリラーはデヴィット・フィンチャーお得意のジャンルだし、ジョディ・フォスターも出演しているし、ということで満足度の高い作品だった。 しかし、観ていてずっと「ホーム・アローン」(1990年)が頭から離れなかったのは致し方ないか。 夫と離婚したメグが娘と一緒に豪邸に住むことになる。 法律上あと数日は入居してはならないことになっていたが、不動産屋の手違いで住み始めてしまう。 もともとその家には富豪が住んでおり、遺族が侵入してくる。パニックルームに財宝が隠されているのを知っていたのだ。無人だと思って侵入したが、危険を察知したメグたちはパニックルームに逃げ込んでしまう。 侵入者たちとの攻防がは

  • 「君の過ち」(2024年)

    前作では、突然母親が富裕層の男と結婚することになった娘のノアが、その家の息子ニックの言動に振り回されていくうちに互いに惹かれていく姿を描いた。 今回もさまざまなトラブルが舞い込むのだが、前作のようなスリルはない。 思うに、前作はノアとニックが庶民と富裕層というギャップや性格的な違いもあって、互いに理解しがたい存在であったところから恋仲になっていく過程で、エンターテイメント映画にありがちなベタな要素を次々と盛り込んでいったところに面白さがあったのだろう。 今回は、ノアとニックの関係性がぎくしゃくする要素は多々あるのだが、そうはいっても最後はうまくいくだろうという安心感がある。 また、

  • 坂本龍一 音を視る 時を聴く

    現在坂本龍一はちょっとしたトレンドになっているらしく、イベントやら雑誌などあちこちで見かける。 この展覧会はインスタレーションが7種類。 コラボレーションした作家の作品があり、そこに坂本龍一が作った音楽が流れる。または坂本龍一のアルバムを意識した作品など。 音が空間にどのような影響を与えるのかという問いなのかもしれない。 李禹煥の展示は岩などを置くことで空間を形成しているのだと思うが、坂本龍一は音楽でそれをやろうとしているのかもしれない。 音の可能性、ということで考えるとサウンドスケープという概念も意識したい。これはランドスケープが街の風景であることに対して音の風景という概念だ。

  • 「ロボット・ドリームズ 」(2023年)

    犬とロボットの交流と、そこからうまれる生活の変化。 セリフなし(うなったりはする)で物語を成立させているのはすごい。 1980年代のニューヨークが舞台のアニメ。 主人公は犬。ひとりの暮らしに寂しさを覚えて通販でロボットフレンドを購入する。自ら組み立てたロボットと外出するようになり、生き生きとしてくる。 夏になり、海に遊びにいく。ひと泳ぎしてから砂浜で昼寝。犬が目覚めるとすっかり日が暮れていた。ロボットを起こし、ふたりで帰ろうとするが、ロボットは体がさびてしまい動けなくなっていた。 犬はその日は帰って、再びロボットを助けに戻るが海水浴シーズンが終わって砂浜は閉鎖されていた。 LGBT

  • ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて

    果物に電極を刺し、内部の微細な水分の変化を音に変換するという展示があった。 アートは自然を模倣するところからはじまったとされる。 そうだとすると、果物をエネルギー源として音を発する装置は、自然が人工物に近づくという解釈ができる。 自然の模倣からはじまったアート(人工物)が、自然が人工物を模倣する作品になる。 このシリーズは、石橋財団のコレクションとアーティストの作品をミックスして展示するコンセプトになっている。 そのチョイスはわかりやすく紐づけられていた。 毛利悠子の作品は日常的に目にする機会の多い人工物を使用している。 音が出るものもあるし、出ないものもあった。 共通するのは、な

  • 「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」(2022年)

    タイトルに「ギレルモ・デル・トロの」とあるように、オリジナルとは違う物語になっている。 とはいえ、デル・トロ監督の作品は好きだし、製作会社の中に「ジム・ヘンソンカンパニー」が入っているからか、「ダーククリスタル」の空気感を思い出させてくれたこともあって、かなり満足度が高かった。。 ゼペットじいさんにはカルロという子どもがいた設定になっている。 カルロは賢くて素直だったが、死んでしまう。 カルロの墓の近くに松の木が生える。じいさんはその木を切り倒して人形をつくった。森から精霊がやってきて人形に命を吹き込み、ピノキオと名づける。このころは1930年代で、舞台となっているイタリアはムッソリ

  • 「フォロウィング」(1999年)

    クリストファー・ノーランのデビュー作。 製作費90万円で興行収入760万円。 2000年に公開された2作目「メメント」の製作費は10億円で興行収入は63億円。 これは「フォロウィング」の評判がよくて、「メメント」にはかなりスポンサーがついたということだろうか。事情はわからないが、1年でずいぶんと急成長したものだ。 物語は、ある男の語りからはじまる。街で見かけた人を尾行するのが楽しくなった、という。尾行するだけで、なにもしない。しかし、ある日いつものように尾行をしていたところ、気づかれてしまう。相手はコブという男で他人の家に侵入するのが趣味だった。男はコブと一緒に行動するようになるが…

  • 「π」(1998年)

    冒頭、幼い頃に太陽を見るなと母親から言われたが見てしまったと、主人公が語る。これは、カミュの「異邦人」を意識しているのだろう。「異邦人」同様、不条理な出来事が展開していく。カフカ的と言ってもいいかもしれない。 主人公は数学の天才。社会不適合者で他人を避けて生きている。 彼の思想は、「数学は万物の言語であり、すべての実証は数字に置き換えて理解できる。数式化すれば一定の法則が顧みれる。ゆえにすべての事象は法則を持つ」といったもの。 やがて、216桁の数字に隠された法則を見つけ出せば世界のすべてを証明できる、という妄想に憑りつかれていく。 登場人物がありえないアイデアに取り憑かれて破滅し

  • 「怪物」(2023年)

    「藪の中」のような作りになっているが、それぞれの主張が食い違うのではなく、それぞれの出来事が組み合わさると事実が見えてくるという作りがうまい。 作中でテレビのドッキリを見ながら「どうしてわからないんだろうね」と母親が言って、息子が「(自分たちは)テレビで見ているからわかるんだよ」と返すやりとりがある。それがこの作品の構成をうまく言い表している。 麦野早織はシングルマザーで息子の湊を育てている。元気な良い子なのだが徐々に様子がおかしくなってくる。早織が問い詰めると、学校で担任の保利にいじめられていると打ち明ける。 早織は事実を知りたくて、学校に行って校長に訴える。しかし、学校側は棒読み

  • 須田悦弘|渋谷区立松濤美術館

    美術館のあちこちに木彫りの植物が潜んでいる。 ほとんどが雑草というところがポイントだ。 日々の生活において雑草を意識することはない。 それが、美術館で作品として展示されているとなると、みんな注意深く探すようになる。 異化ということなんだろうな。 木材を削って植物を作る。 そういうことができる職人は他にもいるだろう。 須田氏が木彫り細工の職人ではなくアーティストとして扱われるのは、ありえない場所に雑草を生やすというコンセプトを提案しているからだ。 現代アートとはコンセプトなんだな、とあらためて気づいた展覧会。

  • 「クラブゼロ」(2023年)

    観終わってから二、三日経っても頭の中で反芻している。 ハーメルンの笛吹き男みたいな話で、そういう童話的な要素が原因かもしれない。 オーストリア・イギリス・ドイツ・フランス・デンマーク・カタール合作という多国籍な作品だが、北欧の雰囲気がある。 名門校に招かれた新任教師ノヴァク先生が栄養学と称して生徒たちに食事法を教える。 生徒たちはそれぞれ自己肯定感に問題を抱えており、ノヴァク先生はそれらを解決するために熱心に取り組む。 先生のメソッドはかなり過激で、食事を徐々に減らしていき、やがて絶食するというものだった。 世の中にはいろいろな食事法やダイエットがあり、この映画のノヴァク先生のよ

  • 「シビル・ウォー アメリカ最後の日」(2024年)

    製作会社はA24。 映像がスタイリッシュなのと、社会派的なテーマを最後までエンターテイメントにまとめるやり方はいかにもA24。 作品としては、みんなが知っている現実を提示しただけで、その先を描いていない。 舞台はアメリカ。大統領が三期目に突入し、FBIを解体。内戦がおこった。 政府軍対西部勢力と、フロリダ同盟。 有名な報道カメラマンのリー・スミスは記者のジョエル、リーの師である記者のサミーとともにワシントンDCを目指していた。誰よりも早く到着して大統領のインタビューをとるためだ。そこにリーに憧れるカメラマンのジェシーが加わる。 ロードムービー風の作風で、行く先々で戦争の異常な光景が

  • 「パルプフィクション」(1994年)

    タランティーノの代表作。 正直に言うと公開当時はさほどおもしろいとは思わなかった。 オープニングのファミレス強盗からタイトルロール、ウォレスとジュールスがチンピラのところにいって皆殺しにするシーンまでの流れはよかったが、そのあとはだらけていた気がしていた。だからイングロリアス・バスターズやジャンゴのような整理された作品のほうが好きだった。 しかし、今になって見直すとだらけてはいない。本筋と関係のないセリフも楽しめるようになったのかもしれない。会話のセンスを感じられると、タランティーノはおもしろい。 登場人物がそれぞれの人生を必死で生きる。それぞれやりたいことがある。それでもうまくい

  • 「欲望の翼」(1990年)

    これは結構難解だった。 恋愛の群像劇だが、男性俳優の区別がつかず、人物関係がいまいちわからない。 とはいえ、ウォン・カーウァイの初期代表作で、撮影はクリストファー・ドイル。 映像の雰囲気は、現在のトレンドのエモさにも通じている。 そういう意味でも見てよかった。 流行はおおむね20年周期でめぐるというが、その通りになっている。 流行した映画でも観ていない作品がけっこうある。 そういうものもこれからおさえていきたい。 https://www.youtube.com/watch?v=satXyyRdhmo

  • 田中一村展 奄美の光 魂の絵画

    これはなかなかよかった。 ゴーギャンのような南国の明るい絵のイメージがあるが、そこに至るまでの道のりがかなり険しい 8歳から69歳まで、一生にわたる作品を展示している。 このキュレーションはうまかった。 おかげで田中一村がいかにオリジナリティーをいかに獲得していくか、もしくはオリジナリティーの獲得がいかに難しいかを観ることができた。 8歳の頃は神童と呼ばれた。 水墨画のような作品が多かったがプロ顔負けだ。その後も順調に成長し、今の美大にストレートで合格。スポンサーもついていた。画家としては成功していたと言っていいだろう。 ただ、この頃オリジナリティはほとんどなかった。ごくたまにい

  • 「ルックバック」(2024年)

    すばらしかった。 東北地方と思われる田舎が舞台。 小学四年生の藤野は学年新聞に四コマ漫画を連載している。周囲に才能を認められていたが、彼女が描いていたスペースを登校拒否をしている京本にも分けることになる。 京本は高い画力を持っており、藤野は驚愕する。そして必死に練習をしているうちに六年になった。そこでついに心が折れて描くのをやめる。 小学校の卒業式の日、担任に頼まれて京本に卒業証書を届けに行く。 そこではじめて京本に会い、ファンであることを告げられる。 そしてふたりはプロを目指して合作をはじめる。 といったもの。 「チェンソーマン」がヒットした藤本タツキということである程度のヒット

  • 第17回 人はひとりで生きていくものだから、って言うわりに、モテには興味があったりしてね。

      翌朝、洋介は五時に起きると、まず風呂に入った。 湯の中に肩まで体を沈めて目を閉じた。全身に力を入れ、次に力を抜く。それから、体の各部に順番に意識を向けていく。足のつま先からかかと、ふくらはぎへ。全身の感覚を確かめ終える頃には頭の中が空っぽになっていた。睡眠と覚醒の間くらいの感覚だ。その状態で十分ほど過ごした。 風呂から出てリビングにいく。ソファに腰掛けてアイマスクをつけると、深い呼吸を繰り返した。 風景を思い浮かべた。蝶と花から預かった風景だ。あの坂道の風景を、何度も再生して、補正を加えていった。 不意に肩を揺すられた。アイマスクを外すと真理子がいた。洋介は

  • 「007 ドクター・ノオ」(1962年)

    007シリーズの第一作。 今となっては古めかしいスパイ映画の雰囲気があるが、今の007映画のスタイルがある程度出来上がっていたことがわかるし、ストーリーもおもしろい。 冒頭の銃口に向かってボンドが銃を撃つショットは第一作からあった。そのあとアクションシーンがあって主題歌が流れる、という演出はここではまだない。 また、ボンドはモテる男であり、スパイのくせにやたらと名前を知られている。さらに自らも名乗るのも今と一緒。 なお、秘密兵器は出てこない。 現在のボンド映画は富裕層向けの商品広告みたいになっているが、第一作は純粋な娯楽映画になっている。 ジャマイカのクラブキーという島にいるドクター

  • 第16回 正しくないことが正論になることだって、ある。

    洋介は日が暮れてからマンションに戻った。酒の匂いをぷんぷんさせていた。ふらふらしながらリビングにいくと、ソファに真理子が座っていた。 ガラステーブルの上にお菓子が並んでいた。コンビニで売っているチョコレートやガムだ。封は切っていなかった。 「またやったのか」 真理子は答えなかった。背中を丸めてお菓子を眺めていた。スーパーに並んでいる死んだ魚のほうが、生き生きとした目をしている。 洋介はキッチンにいって水を飲んだ。大きなげっぷをした。こらえようともしなかった。 リビングに戻った。 「どうしてそんなことをするんだ」 真理子はガムを手に取ってしげしげと眺めていたが、すっと

  • 「アビス」(1989年)

    「ツイスター」(1996年)は本作の構成を真似たのではないか。 技術職の男と、男勝りな妻が命知らずな冒険をする。物語のはじまりではふたりはぎくしゃくしているのだが、冒険の中でお互いを認め合う。 本作は海底に沈んだ原子力潜水艦の調査がミッションだが、海底に潜む未知の生物とのコンタクトがテーマとなっている。キャメロンが高校時代に書いた短編小説がもとになっているというが、善良な「エイリアン」のようなストーリーだ。「エイリアン2」(1986年)の次に撮った作品だから似ているのかもしれない。もしくはキャメロンの中でこのパターンがテンプレート的に持っていたのかもしれない。 潜水艦から核弾頭を奪

  • 和田堀公園

    ここはなかなか素敵な場所だ。 川沿いの緑の多い公園。その中でも、観察の森という森があって、うっそうとした森になっている。中には入れなかった。 このエリアは日の出の直後くらいがとてもキレイだ。 太陽が昇りはじめると森の神秘性が失われてしまう。 和田堀公園|公園へ行こう! www.tokyo-park.or.jp

  • 明治神宮

    都内ではここまで緑の多い土地は珍しい。明治神宮という場所がすでに珍しい場所ではないのだが。 森の中を抜けていく参道は広く、こまかい砂利が敷いてある。 そのせいもあって、保護林のような自然ではなく、整った都会的な自然という印象。 近くを通る電車の音などはする。それでも豊かな自然の中で過ごしていると気持ちが落ち着く。

  • 三省堂書店有楽町店

    入り口が三か所ある。 それぞれ、マンガ、女性ファッション誌、グルメ・旅行誌がお出迎え。 入り口の多さを活用して売れそうなジャンルを配置している。 メタル雑誌のBURRN!が平積みになっていたり、話題の本のコーナーに政治的なな思想の本や信仰宗教の本があるのが特徴的だ。需要があるからおいているのだろう。 三省堂書店というのは保守的なイメージがあるが、有楽町店はけっこう尖っている。

  • 第15回 なんなんだお前は。おれの知らない世界に生きていやがって……!

    女たちは手をつないで帰っていった。 洋介は神社に残った。ベンチに腰掛けて、ぼんやりと木を見上げたり、地面を眺めたりして物思いに耽っていた。散歩にきたジャージ姿の老人が不審げにじろじろ眺めていた。 洋介は、境内を後にした。 山手通りに出た。 スポーツウェアを着てサングラスをかけた女が坂道を上がっていった。洋介は道端でぼんやりとしていた。今日の仕事のことを思い返していた。 目の前に、黒塗りのベンツが止まった。洋介は坂道を少し下った。すると、ベンツもゆっくりとついてきた。洋介が坂を上ると、ベンツはバックしてついてきた。もう一度移動しようとすると、軽くクラクションを鳴らされ

  • 「パリ、テキサス」(1984年)

    テキサスを放浪していたトラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)は弟のウォルト(ディーン・ストックウェル)に引き取られる。 ウォルトと妻のアンはトラヴィスの息子ハンターを育てていた。 トラヴィスはウォルトの家でしばらく生活していたが、アンから彼の妻ジェーンの消息を知らされ、探しにいくことにする。 ジェーンを演じているのが絶頂期のナスターシャ・キンスキー。それだけでもうなにも言うことがないのだが、ヴェンダース作品としても、上位のクオリティだ。 強すぎる愛は相手を理想化し、本当の意味でのコミュニケーションは成立しない。 これは映画についての映画であり、コミュニケーションについての映画で

  • 「劇場版 呪術廻戦 0」(2021年)

    楽しいエンタメアニメ。 虎杖悠仁が主人公となっている呪術廻戦の前日譚に当たる物語。 本作は乙骨憂太という少年が主人公。ストーリーはなかなかよくできている。本編にも絡んでくるのかもしれない。ちなみに、乙骨憂太のキャラクターがエヴァンゲリオンの碇シンジに似ている。 声優がシンジを演じていた緒方恵美なので、制作側も意識しているのではないか。 呪術廻戦本編は、人間の負の感情から生まれた呪霊と、呪術師たちの戦いを描いている。呪霊は人間を襲うが、もともとは人間が生み出したものであり、そう考えると、この作品は、人間の心の醜さが人間自身を滅ぼす、というテーマが見えてくる。 さらに呪術師も主人公

  • 第14回 坂道の記憶

    さいごの風景は身近な場所にある、と蝶が言った。 ディズニーランドや東京タワーの思い出はたくさんの人が持っている。もちろんそこで起こった出来事は、特別な思い出になりうるけど、そこがアミューズメントパークや名所である以上は、どこかしら他人と似通ったものになるのは避けられない、というのが蝶の意見だった。 洋介の経験から言えば、心の底から感動した観光地の風景を選ぶ客もいれば、最愛の人と一緒に観た映画を希望する客もいた。要は本人が満足していることが重要なんだ。逆に言えば蝶が身近な風景を選ぶというのであればそれは彼女の自由だった。 三人は中野の町を歩いた。蝶が道を決めて、花はずっと蝶

  • 有隣堂 藤沢店

    藤沢駅から連絡通路をこえるとすぐにある。 やや中年高齢者を意識しているのか、健康系の本が目につく。 ただ、客層は20代くらいから70代、80代と幅広い。 10代はあまり多くないが、フロアがいくつかあるので分散しているのかもしれない。駅ビルの別の書店は10、20代の女性が多い。これは別に書く。 話を戻すと、入り口付近には単行本が平積みにされており、ここは話題の本が多い。それから雑誌コーナーがあり、その奥に各ジャンルの書籍、といったレイアウト。 この店はハマ本、藤沢本など湘南がらみの本が目につくところに置かれており、いかにも湘南地方を感じさせる。

  • 文喫

    入場料を取る書店ということで、できたころはずいぶん話題になった。 まだ続いているのはすごい。 どんな工夫をしているのか知りたいが、エントランスの無料ゾーンまでしか入ったことがない。 今回は夜明けの唄という漫画の巨大なパネルが貼ってあり、特設コーナーができていた。何人かの女性が物色していた。女性向けの作品のようだが、知らなかった。 その奥、カウンターまわりは雑誌や雑貨。 有料ゾーンは読書好きのためのめくるめく空間なのかもしれないが、無料ゾーンはスペースがかなり小さいので、より売れるものを並べている印象。強いて言えば女性誌やファッション誌が多い印象。六本木ヒルズ近くのファッションピープ

  • 思考深度

    最近、思考深度というか、問いを重ねることで人は思考や現実に対する解像度が上がっていくのではないかと考えている。 これはおそらく、ハイデガー「存在と時間」の影響だろう。あの本はまったく理解できなかったが、最初に「存在と時間」とはなにか、という問いにはじまり、それを検証する問いが生まれ、さらにそれを検証する問いが生まれ、と延々と問い続けたのだった。 もしくは、冒頭謎めいた舞台設定を提示しておきながらさほど活用することなく「虚体」についての考察のみを延々と問い続けた埴谷雄高「死霊」の影響もあるかもしれない。 上記2冊の本が結局未完に終わった、もしくは完結したのかどうかわからない、という点を

  • 「ノスタルジア」(1983年)

    タルコフスキーの作品をきちんと観たのははじめて。 ロシア人の詩人アンドレイは、自殺したロシアの音楽家サナノフスキーの取材でイタリアを旅していた。 小さな温泉街で、ドメニコという奇妙な男に出会う。 アンドレイは、ドメニコからろうそくを渡される。「ろうそくに火をともし、水の中を渡りきることができたら世界は救われる」。アンドレイはその役割を受け入れる。 タルコフスキーは「世界の救済」をテーマに創作を続けていたとwikiに書いてある。本作においてもそういう話は出てくるが、描かれていたのは、「芸術がいかに理解されないか」ということだと感じた。 冒頭、イタリア語がわからなければイタリア文学は理

  • 第13回 幸せに……なれますか?

      土曜日の午前中に金子家を訪れた。いつものように執事が出迎えた。母屋の玄関で蝶が待っていた。今日は花も一緒だった。 蝶の部屋は以前と同じく、甘い香水の匂いがした。 三人で折りたたみ式のちゃぶ台を囲んで紅茶を飲んだ。 「ねぇ」 蝶が大判のクロッキー帳を差し出した。色々なことが書き出してあった。イラストもあるし、文字で書いてあることもあった。マインドマップに見えなくもないけど、すべてが線でつながっているわけではなかった。 たとえば「海外旅行」という文字。船の絵。「出会った頃のこと」というクレヨンの文字。ふたりの女の子が手をつないで笑っている絵。色鉛筆で描かれたドレ

  • 大盛堂書店

    渋谷のセンター街入り口にあるので渋谷に行ったことのある人は一度は店の前を通ったことがあるだろう。 一階はこぢんまりとしたフロアで、入ってすぐに視界に入ってくるのは雑誌コーナー。その奥に外国語雑誌、階段近くには文芸書籍といった印象。 若者とインバウンドを意識しているのだと思う。文芸も若者向けだ。 本の内容を撮影しないでください、みたいな注意書きがあるのも渋谷っぽい。 若者文化の中心地の店は、他の店とはちょっと空気が違っていた。

  • くまざわ書店 相模大野店

    通路に面した、客が最初に見るエリアには、ラノベや、映画の原作本やコミック、話題の文芸本などが並ぶ。 その中でもラノベが結構目立つところにある。中高生がよく来るのではないか。ビジネスとか生き方のハウツーみたいなものも目立つところに置いてある。 面白いのは、哲学とか理工系。人文や社会といった他の書店だと奥のほうに配置しそうなものが通路寄りに配置されているところ。 通路側はそのような感じで、その奥が雑誌コーナーになる。棚が多く、それぞれ十分なボリュームでジャンルごとに陳列してある。 フロアが広いので、品ぞろえも潤沢だ。 ちなみにここは湘南ブランドはあまり前面に出ていなかった。

  • 有隣堂医学書センター 北里大学病院店

    病院内にあるからか、文庫本の小説が目立つ場所に並んでいる。 話題作や有名作家が多い。 入院患者がメインターゲットなのだと思う。 一緒に北里柴三郎先生に関する著作も並ぶ。 また、神奈川関連の情報誌なども目立つ。 湘南地方では、どこでも湘南ブランドをプッシュしているので、この地でもその影響があるようだ。 フロアは小さいが、健康関連の本が占める割合はも多い。奥には医学書が並ぶ。こちらは医学生向けだろうか。 病院、北里、湘南。というキーワードがはっきりしている。 土地柄がわかりやすい品ぞろえ。

  • 紀伊國屋書店 新宿本店

    入り口近くのエントランスあたりに、大量の小説が大量に並んでいる。話題作、人気作家の作品ばかりなのだが、こんなに小説を前面に出して売れるのだろうか。 そう思ってから、考え直した。この老舗書店は本当に本が好きな人が来る場所なのかもしれない。 その奥も書籍コーナーで、小説以外のさまざまなジャンルの本が並んでいる。仕事術やお金などの、今よりも上の自分になるにはどうしたらいいか、という人生のハウツー本が多い印象。週間ランキングでもその手の本が多数ランクインしているところから、このコーナーは売れ線を並べているのだろう。 さらに奥に雑誌がある。 以前はインバウンドが多かったが、自分が行ったときは

  • 丸善 日本橋店

    日本橋というエリアのイメージそのまんまの品揃え。 時代の空気に敏感なビジネスマンのための情報の発信地といった印象。 売れそうな本が大量に平積みや面陳で並ぶ。 入り口付近に並んでいるのは、仕事効率化、リスキリング、ベストセラーの文芸書、ビジネス経済の参考書的な書籍。 雑誌のエリアもあるが、入り口の正面にばーんと並べる感じではない。駅構内の書店などだと、まず雑誌が目に飛び込んでくるようなレイアウトが多いが、ここでは軽い読み物よりもじっくり読む本を売っていく姿勢のようだ。 ここにしかない珍しい書籍もあるのかもしれないが、普通の書店にある書籍を豊富に取り揃えてある。このオールマイティーさが

  • ブックファースト中野店

    中野はサブカルの街として知られている。 ただし、住民の中心は、サラリーマンのファミリー世帯や学生といったいわゆる中流階級の人々だ。 中野駅近くにあるブックファースト。 フロアが広い。 入り口はふたつある。 片方の入り口付近には小説や雑誌。もうひとつの入り口付近はお金や生き方に関する自己啓発本が多い。 全体的には、いろいろな本をバランスよく揃えている印象。ただ、子どもの本のコーナーや漫画のコーナーが充実しているところから、どちらかというとファミリー向けの要素が強い。

  • 「太陽の下の18才」(1963年)

    1963年のイタリアは「奇跡の経済」と呼ばれた高度経済成長の時期だった。 本作はそんな状況が反映された、楽しい恋愛コメディ。 舞台はイタリアだが、フランス人女優カトリーヌ・スパークが主演。 ナポリ湾に浮かぶイスキア島にバカンスにやってきた若者たち。その中に二コラという青年がいた。一方、同じく島に訪れたフランス人女性の名前はニコル。名前の似たふたりは反発しながらも惹かれていく。 他愛もないコメディだが、能天気な楽しさがいい。 古い映画だと素直に楽しめる。今の時代もこの手の映画はあるのだろうが、「くだらない」と感じてしまうのはなぜだろう。 https://www.youtube.co

  • 青山ブックセンター

    青山ブックセンター 東京の表参道に店舗を構える青山ブックセンターのWEBサイト、オンラインストアです。デザイン・広告・写真・アートなどクリエイ aoyamabc.jp 書店は場所によって特徴があるのが面白い。 その店の客層がどういう人たちなのか、その街がどういう街なのか想像するヒントになる。 みんながみんな書店に行く時代ではないので、その街全体のイメージを書店から読み取ろうとするのは無理がある。それでもエリアごとの違いを読み解いていくと見えてくるものがある。 青山ブックセンターはアート系の書籍が多い。海外のファッション雑誌とか、日

  • 善福寺公園

    メインのエリアは、大きな池がある。 そこをぐるりと囲む散歩道。 古い樹木が多い。蝉の声や水の音が心地良い。 五感を意識する。 聞こえてくる音を数える。 聴覚に集中しているときは目の前にあるものが見えていない。それではいけないと植物の葉っぱを見たり、樹木を見たりする。そうすると今度は歩いている足の裏の土の感触などを意識していないことに気がつく。 五感のすべてを同時に意識するのは難しい。 それでも練習していれば、多少は改善されるだろう。 いわゆるマインドフルネスな状態になり、世界をもっと深く知る。 公園から出てしばらくして、互換を意識していないことに気がついた。五感の訓練は講演の中だけ

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