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2015/10/10

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  • 「欲望の翼」(1990年)

    これは結構難解だった。 恋愛の群像劇だが、男性俳優の区別がつかず、人物関係がいまいちわからない。 とはいえ、ウォン・カーウァイの初期代表作で、撮影はクリストファー・ドイル。 映像の雰囲気は、現在のトレンドのエモさにも通じている。 そういう意味でも見てよかった。 流行はおおむね20年周期でめぐるというが、その通りになっている。 流行した映画でも観ていない作品がけっこうある。 そういうものもこれからおさえていきたい。 https://www.youtube.com/watch?v=satXyyRdhmo

  • 田中一村展 奄美の光 魂の絵画

    これはなかなかよかった。 ゴーギャンのような南国の明るい絵のイメージがあるが、そこに至るまでの道のりがかなり険しい 8歳から69歳まで、一生にわたる作品を展示している。 このキュレーションはうまかった。 おかげで田中一村がいかにオリジナリティーをいかに獲得していくか、もしくはオリジナリティーの獲得がいかに難しいかを観ることができた。 8歳の頃は神童と呼ばれた。 水墨画のような作品が多かったがプロ顔負けだ。その後も順調に成長し、今の美大にストレートで合格。スポンサーもついていた。画家としては成功していたと言っていいだろう。 ただ、この頃オリジナリティはほとんどなかった。ごくたまにい

  • 「ルックバック」(2024年)

    すばらしかった。 東北地方と思われる田舎が舞台。 小学四年生の藤野は学年新聞に四コマ漫画を連載している。周囲に才能を認められていたが、彼女が描いていたスペースを登校拒否をしている京本にも分けることになる。 京本は高い画力を持っており、藤野は驚愕する。そして必死に練習をしているうちに六年になった。そこでついに心が折れて描くのをやめる。 小学校の卒業式の日、担任に頼まれて京本に卒業証書を届けに行く。 そこではじめて京本に会い、ファンであることを告げられる。 そしてふたりはプロを目指して合作をはじめる。 といったもの。 「チェンソーマン」がヒットした藤本タツキということである程度のヒット

  • 第17回 人はひとりで生きていくものだから、って言うわりに、モテには興味があったりしてね。

      翌朝、洋介は五時に起きると、まず風呂に入った。 湯の中に肩まで体を沈めて目を閉じた。全身に力を入れ、次に力を抜く。それから、体の各部に順番に意識を向けていく。足のつま先からかかと、ふくらはぎへ。全身の感覚を確かめ終える頃には頭の中が空っぽになっていた。睡眠と覚醒の間くらいの感覚だ。その状態で十分ほど過ごした。 風呂から出てリビングにいく。ソファに腰掛けてアイマスクをつけると、深い呼吸を繰り返した。 風景を思い浮かべた。蝶と花から預かった風景だ。あの坂道の風景を、何度も再生して、補正を加えていった。 不意に肩を揺すられた。アイマスクを外すと真理子がいた。洋介は

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