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2015/07/29

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  • マキベリーには強力な抗酸化作用がある

    最近はサプリメントにかなり人気があるようです。自宅の近くのドラッグストアは半分スーパーになっていますので、ちょっとした買い物によく行くのですがかなり広いスペースがサプリメントで占められています。効能がありそうなものから聞いたことがないものまで並んでいますが、それなりの需要があるのでしょう。ただこういった健康食品の類を、素人が勝手に飲んでも良いのかというのはやや疑問です。最近マキベリーというサプリメントが注目されているようです。私は全く知りませんでしたが、強い抗酸化作用がある果実由来の液体の飲物のようです。マキベリーは、南米チリのパタゴニア地域に自生するマキという植物の果実です。その歴史は古く、現地の先住民族であるマプチェ族が何世紀にもわたり食用や薬草として利用してきました。マプチェ族はこのマキベリーを摂取...マキベリーには強力な抗酸化作用がある

  • 日本人の6人に1人が運動不足で死んでいる

    健康長寿を目指すうえで大事なことというと、健康診断を受けたり、適度な運動をしたりと色々なことが挙がってきますが、私はすでに長寿は希望しなくなっています。77歳になればいつ死んでも良いような気がしていますが、こういった心境になったのはここ2年ぐらいのような気がします。私は特に医者嫌いではないのですが、友人たちを見ても好き嫌いに関わらず医者の世話になる年齢となっているようです。ほとんどの病気は年齢とともに急速に増えてきます。たとえば膵臓ガンの年齢別死亡率をグラフにすると右肩上がりにはなりますが、曲線になってしまいます。そこで縦軸(年齢別死亡率)と横軸(年齢)を対数に変換してグラフ化すると綺麗な直線になります。これを数学的にはべき乗則と呼んでいるようです。この意味はよく分かりませんが、べき乗則は多くの自然現象や...日本人の6人に1人が運動不足で死んでいる

  • 基準値第一主義の医者か患者にとっていい医者か

    私が新型コロナで肺炎となり退院してから2か月ぐらいでまた体調が悪くなりました。多分肺が悪いのだろうと、自宅の近くの呼吸器内科に行ってみました。やはり肺炎になっており、ここで治療を受け、かなり良くなったと感じたころこの医師にここではできることがないから入院した大病院に行けと紹介状を書いてくれました。やむを得ず大病院に行ったところ、ほぼ治っていると言われ、薬を処方され次週行ったところ完治しているとのことでした。結局自宅近くの医師は、検査結果を読み間違えていたようでした。この医師が良い医者かどうかやや疑問になり、その後行っていません。患者にとっていい医者かどうかの判定はなかなか難しいことです。基準値第一主義の医者も割とどこでもいるようです。基準値第一主義の医者かどうかというのは、薬について質問してみるのが分かり...基準値第一主義の医者か患者にとっていい医者か

  • 毎日10万回も心拍する心臓はいつ休憩しているのか

    私は若いころから心拍数が90〜100近くと、かなり多い方です。小動物では早く大動物ではゆっくりしていますが、一説によると一生の心拍数は皆同じという話しがありました。これによると心拍数の多い私は、ゆっくりしている人より寿命が短いのではと心配していました。医師によれば頻脈という程ではなく、放置していても問題ないという事でした。実際ヒトの心拍数はキリンやトラと同じぐらいですが、寿命はヒトがずっと長く心拍数と寿命は関係がないようです。今でも心拍数は多いのですが、この歳(77歳)まで元気ですので個人差という事かもしれません。さて心臓は生まれてから死ぬまで毎日およそ10万回の拍動を繰り返しながら、全身に血液を送り続ける働き者の臓器です。1回の拍動で60ミリリットル、1分間に約5リットルの血液を送り出し、1日にすると牛...毎日10万回も心拍する心臓はいつ休憩しているのか

  • 斎藤兵庫県知事の告発、失職、復活までの経緯

    少し時間が経ってしまいましたが、兵庫県の斎藤知事がパワハラ疑惑で失職し、選挙にて再選されました。最近これに関する記事がいくつか出ていましたので、私のまとまらない意見を書いてみます。発端は3月にパワハラ疑惑の7つの項目について内部告発されたことのようです。このパワハラの詳細はよくわかりませんが、かなりひどいものであったとしても周りから諫めるなど何らかの手段があったような気がしますが、内部告発というのはあまり好きなものではありません。斎藤知事はすぐ誰が出したのか調査を命じましたが、素直に従うような人であれば、こんな内部告発はなかったはずで、やはり知事は人間性にやや問題があったのかもしれません。結局この告発者であった県民局長は自殺してしまいました。この自殺に追いやった責任が、知事にあるかというとあまり問題となり...斎藤兵庫県知事の告発、失職、復活までの経緯

  • 腎機能の低下によって思わぬ副作用が現れるケースがある

    自宅の近くにかなり大型のドラックストアがあります。ここは半分スーパーのようになっていますので、食品や飲料などもそろっておりよく利用しています。行きつけのクリニックには当然薬局がありますが、ここはいつも混んでおりかなり待たされますので、このドラックストアの調剤薬局で薬を出してもらっています。この店の一角にサプリメントのコーナーがありますが、驚くほどの多品種が並んでいます。ほとんどが機能性食品の類のようですが、医薬部外品などもありそうで、こういったものを多種類飲むのはやや恐ろしい感じもします。確かにこうしたサプリメントの多重摂取による腎機能障害が出ることはあるようです。腎臓は血液をろ過して老廃物や余分な塩分を尿として体の外へ排出します。多くの医薬品も腎臓から身体の外へ排出されています。また腎臓は体に必要なもの...腎機能の低下によって思わぬ副作用が現れるケースがある

  • 気付かないうちに筋肉が減る、サルコペニア

    私は2月にコロナの肺炎で入院した折、かなり体重が減ってしまいました。この時はベルトの孔が2つぐらいずれてしまいましたが、やっと元の孔に戻ったもののまだやや緩くなっています。これは筋肉の減少ではないかもしれませんし、健康的にも問題はなくなっていますがやはり気になる状況といえます。筋肉の減少は非常に早く始まり、30代からという説もあるようです。加齢によって筋肉量が減少し、筋力が低下した状態をサルコペニアといいます。筋肉は30代から毎年1〜2%ずつ減少し、80歳になると20代と比べて約30%もの筋肉が失われるといわれています。サルコペニアは一般的に高齢者に多く見られますが、若い女性にもそのリスクがあることが分っています。女性は男性に比べて筋肉量が少ないうえに、現代に多いデスクワーク中心の生活では、身体を動かす機...気付かないうちに筋肉が減る、サルコペニア

  • 自覚症状がない肝臓ガンのサイン

    沈黙の臓器といわれる肝臓ですが、肝臓ガンは初期の段階では自覚症状がなく、ある程度進行してから症状が現れることが多いのが特徴です。年齢別にみた肝臓ガンの罹患率は、男性では45歳から増加し始め、70歳代に横ばいとなります。女性では55歳から増加し始めて、罹患率、死亡率は男性の方が高く、女性の約3倍であるといわれています。日本国内の肝臓ガンの死亡率の年次推移は、男女とも最近減少傾向にあり、罹患率は男性で減少、女性で横ばいになっています。肝臓ガンは主にウイルス性肝炎、アルコール性肝炎、非アルコール性脂肪性疾患などのよる慢性的な炎症で起こります。そのうち約90%はB型肝炎・C型肝炎ウイルスであり、長期間ウイルスに感染し肝臓の破壊と再生が繰り返されると、やがて肝臓が硬くなり肝硬変になります。その過程でガン細胞を増殖さ...自覚症状がない肝臓ガンのサイン

  • 日本人のメジャーな死因を予防する習慣

    死に至る病気の代表各といえば、ガン・心疾患・脳血管疾患ですが、近年新たに「誤嚥性肺炎」が加わったようです。日本人の死因第6位にランクインし、死亡者の97%が70歳以上という誤嚥性肺炎は、高齢者にとって3大疾患にも劣らぬほどの大きな死亡リスクとなっています。唾液と一緒に食べかすが、あるいは口の中の細菌が気管から肺へと流れ込み、それが蓄積して炎症を起こして肺炎になります。今や日本人のメジャーな死因となっている誤嚥性肺炎です。近年とりわけものを飲み込む嚥下機能が衰えた高齢者にとって、この肺炎は大きな恐怖の対象になっています。しかし誤嚥とそれに伴う「むせ」は、高齢者に限らず老若男女誰しも避けることはできません。誤嚥性肺炎を防ぐにはどうすればいいのか。誤嚥しても肺が菌まみれにならないように、口腔環境を清潔に保ってお...日本人のメジャーな死因を予防する習慣

  • 大部分のサプリメントに意味はない

    このブログでもたまにサプリメントについて取り上げますが、私はほとんど飲んだことはありません。何年か前かみさんが喫煙でビタミンCが壊れるという事を読み、サプリメントを買ってきました。ビタミンCであれば飲んでも問題ないだろうと、しばらくカプセルを飲んだことがある程度です。サプリメントは気軽に栄養を摂取できることから、多くの人が毎日摂取しているようです。ある試算によると、日本の健康食品・サプリメントの市場規模は約1兆4000億円に上ると言われています。このサプリメントと健康の関係について、エビデンスの観点からどのようなことが分っているのでしょうか。結論的には、健康にメリットがあると考えられているサプリメントは数少ないようです。サプリメントの市場規模が大きいこともあり、それによって利益を生み出そうとしている企業が...大部分のサプリメントに意味はない

  • 認知症に本当に必要なクスリはごくシンプル

    認知症の治療薬は2種類が承認されていますが、いずれも抗体薬という分類になっています。そのため非常に高価であり、日本の医療制度でもかなりの負担になりそうです。しかも治療といっても改善するわけではなく、進行を止める効果しかないと言われています。従って認知症を発症してすぐやその可能性があるという患者しか効果がないようです。こういった治療薬について、実はもっと簡単な方法で効果があるという記事を紹介します。認知症はその症状がや原因が一通りでなく、複雑な病気と感じられるため、治療も複雑なものというイメージがあるかもしれません。メディアには認知症に効くとうたう食品やサプリメントの宣伝が多数みられるため、何が本当に必要なのか分からなくなりそうです。しかし実際のところ、認知症は検査だけでなく、使うクスリもシンプルです。医学...認知症に本当に必要なクスリはごくシンプル

  • 東研有志の会に行ってきました

    私が30年近く勤務した東京研究所(通称東研)の65歳以上のOBを集めた会が開催されました。どうやって連絡を取ったのか分かりませんでしたが(私のところはメールでした)、男性60人、女性20人も出席しました。皆さんほとんどが20年ぶり以上ですが、歳をとってもすぐに誰だかわかるというのも面白いものです。12時開催で受け付けは11時半からとなっていましたので、11時40分ごろ会場に行くともう多くの人が集まっていました。皆さん一刻も早く会いたいという思いがあったのでしょう。一応席が決まっており、隣にT君が来ていました。彼は現役のころから若干太っており、健康診断後の結果が悪いところだらけで怖くて見られないという、病気の巣窟のようでしたが、77歳になっても元気でいましたので多病息災なのかもしれません。反対側がYさんでし...東研有志の会に行ってきました

  • ビールの主役ホップの健康効果が脚光

    ビールは私も割と好きな酒で毎日飲んでいますし、居酒屋など行くとまずビールとなっています。それでもジョッキ一杯くらいでほかの酒にしていますが、アルコール濃度も低く気軽に飲めるからかもしれません。最近ビールの原料のひとつであるホップには、健康を促す様々な性質があることが分ってきました。実験室内での多くの研究や少人数の人を対象にした研究からは、ホップに含まれる物質には抗菌、抗腫瘍、抗炎症、血糖値の調整といった幅広い特徴があることが分っています。専門家はこの植物が心血管疾患、糖尿病、胃腸障害、さらにはガンに対する効能を持つ可能性を探っています。ホップが持つ有益な性質の大半は、雌株の毬花に豊富に含まれる抗酸化物質に由来します。毬花は、ビールの製造に使われる部位で、抗酸化物質は炎症を抑えたり、細胞を損傷から保護したり...ビールの主役ホップの健康効果が脚光

  • ガンの4割がアルコール消費と関係

    私は若いころはほとんど酒が飲めませんでした。小さな缶ビール1本で顔が赤くなり、心臓がドキドキしその酒が覚めるとき頭が痛くなっていました。勤務していた研究所は所内の冷室(4℃の部屋)にはどこでも山のようにビールケースがあり、終業後飲むのが当たり前の研究所でした。私は車通勤だったこともあり、ほとんど飲まずに過ごしていました。酒が飲めるようになったのは50歳を過ぎて静岡県の研究所に出向になり、そこで毎日のように接待で飲んだためのような気がします。現在でもそれほど多量に飲むことはないのですが、夕食時にビールと風呂上りにウイスキーという生活が続いています。酒は百薬の長という言葉もありますが、米国ガン学会が「ガンの4割がアルコール消費と関係している」という研究結果を発表しました。研究ではすべてのガン症例の4割が「変更...ガンの4割がアルコール消費と関係

  • かかりつけ医機能報告制度の概要

    私の家では、かみさんと月に1回クリニックに出かけ薬をもらっていますので、このクリニックがかかりつけ医といえるようです。ここに医師の評価はあまり高くなく、言えば薬を出してくれる医師程度に感じています。かかりつけ医機能報告制度は、2025年4月から施行される新たな医療制度として導入されることが決定しています。この制度の主な目的は、地域の医療機関が日常的に提供しているかかりつけ医機能について、詳細な情報を都道府県に報告することを義務付けるものです。この取り組みにより、地域医療の実態をより正確に把握することが可能となります。報告された情報は、各都道府県によって慎重に確認・評価された後、住民が閲覧できるかたちで広く公表されることになっています。この制度の特徴として、単なる情報収集に留まらず収集したデータを活用して、...かかりつけ医機能報告制度の概要

  • 急増する粗悪学術誌に複数の共通点

    私は現役のころはずっと研究者として過ごしてきましたので、学術誌にはいくつか投稿してきました。私は企業研究者ですので優先するのは特許という事になり、おそらく200件以上出願していると思います。学術誌への投稿は、いわば企業がこんな研究をしているという宣伝のようなものですので、私も30件ぐらい投稿したような気がします。学術誌には「ネイチャー」「サイエンス」といった超1流誌から2流の各学会が発行しているようなものまでありますが、私が現役のころはタイトルのような粗悪学術誌はありませんでした。学会が出しているものとしては、例えば「日本化学会誌」のようなもので日本語と英語の2種類が出ていることが多かったような記憶があります。学術誌には必ず「査読」という専門家による評価・検定が入りますが、これで許可が出ないと掲載されませ...急増する粗悪学術誌に複数の共通点

  • 10万人に1人の難病を解明

    このブログを書くにあたって、ネタはネット記事から取っています。その記事を読んでなるべく私なりの文章に書き替えるようにしていますが、そのまま書き写してしまうこともあります。こういった場合著作権などが問題になりますが、こんな小さなブログですので大目に見てもらえるだろうと気にしないことにしています。生物の細胞内に存在する核、ミトコンドリア、ゴルジ体などの小器官を総称してオルガネラと呼んでいます。このオルガネラのひとつであるペルオキシソームの研究を九州大学の研究チームが取り組んでいます。10万人に1人以上の確率で発症するとされているペルオキシソーム欠損症の原因と発症メカニズムについて解明しました。これらの研究はアンチエイジングや認知症予防にも寄与しているようです。ペルオキシソームは脂肪酸のベータ酸化や活性酸素の除...10万人に1人の難病を解明

  • 不治の病とされた慢性腎臓病が近年「治せる病」に

    もう亡くなった私の友人は、10年ほど前から糖尿病から来る腎臓病となり透析を受けていました。透析は長時間処置する方が良いという事で、5,6時間やっていましたが1日おきにこれだけの時間をとられるのは、QOLの面からは問題かもしれません。日本の20歳以上の慢性腎臓病(CDK)の患者数は、約1480万人と推定されています。体の中で重要な働きを司る臓器である腎臓ですが、加齢や慢性腎臓病(CDK)などによりその働きが次第に弱り、健康診断や病院での検査で悪い数値が出るようになるとさまざまな懸念が生じます。腎臓がどれくらい機能しているかを示す目安であるeGFRの値が悪化して来れば、今後どうなるのか心配になるものです。特に高血圧や糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病が持病の場合には、病気の悪化と共に腎機能も落ちて...不治の病とされた慢性腎臓病が近年「治せる病」に

  • 危険すぎる高齢者のクスリ漬け

    高齢者の多剤服用問題は、このブログでも以前取り上げましたが、改善するどころかひどくなっているようです。私は肺気腫用の吸入薬と寝る前に抗神経薬を飲んでいますが、特に副作用風な問題は出ていません。歳をとるにつれて薬が増えるのは、病気の数が増えることがひとつの原因です。ある男性は50代ぐらいから腰痛があり、整形外科に通って痛み止めの薬を飲んできました。60代になると検診で血圧が高い、コレステロールが高い、といわれ内科で処方された血圧を下げるクスリとコレステロールを下げるクスリを飲み始めました。その後頻尿や尿意切迫といった症状が起こるようになり、過活動膀胱の治療を泌尿器科で受けています。薬の数を数えてみると、高血圧の薬が2種類、脂質異常症の薬が1種類、過活動膀胱の薬が3種類、腰痛の薬が1種類で合計7種類となります...危険すぎる高齢者のクスリ漬け

  • なかなか勝てないが楽しみの定例麻雀

    いつもの雀荘集合ですので25分前ぐらいに行ったのですが、今回は若干空いている卓もあるようでした。既にH君は来ており、ビールを注文している間にSTさんも来て、トランプがまた大統領ということで盛り上がりました。2回目の大統領なのに何をするか不安があるというのは、不思議な人柄というのかもしれません。SKさんが来てすぐ始めましたが、注目の東1局は全く手が進まずSKさんがリーチから自模って満貫という、荒れた展開になりそうでした。それでも安い手をぼちぼち上がることができ、何とか2位でこの半荘を乗り切りました。2回目はSKさんの独り舞台となりましたが、リーチをかけて素直に流れたと思っていたら、4,7ピン待ちで7ピンイーペーコーということで、4ピンが出たのに当たっていないことが分りました。これはSKさんのチョンボとなりま...なかなか勝てないが楽しみの定例麻雀

  • 体調不良や衰えが急に進行したと感じたら要注意、倍速老化

    最近老化の話が多くなっていますが、私が77歳になったため最も気になることといえそうです。私は特に老化したという感じはないのですが、階段を上るのがつらくなったり出かけることが億劫になったのは老化の典型かもしれません。人体の老化は20歳を過ぎたころから始まります。多くの生物と同じように、生殖に適した時期をピークに衰えが始まるからです。まず一つひとつの細胞の遺伝子が損傷したり突然変異したりする数が増えます。すると細胞内のエネルギー工場であるミトコンドリアが弱ってしまいます。さらに体に不要なタンパク質が蓄積するなどして、活動のペースが遅くなる細胞の老化が生じます。それらが積み重なって内臓や皮膚などといった組織の機能も落ち、完全な活動停止(死)に向かうという流れです。その進行はごく僅かですので通常は気付きません。老...体調不良や衰えが急に進行したと感じたら要注意、倍速老化

  • 心不全に対するACE阻害薬の延命効果

    私は薬の開発をずっとやってきましたが、薬とは何かというのはかなり難しい問題です。ある病気になった時、それを治すのが薬ですが、完全治癒させるというのは結構難しいことです。薬を飲むことによって何か月か延命できれば、有効なクスリといえるのでしょうか。私はしっかり治すことができるのが薬であるとしてきましたが、病態というのはかなり複雑なもので、対症療法用のクスリにならざるを得ない場合もありました。さて高血圧の治療薬にACE阻害剤というクスリがあります。ACEとはアンジオテンシン変換酵素と呼ばれる酵素で、血圧を上昇させるアンジオテンシンⅡを産生し、血圧を上昇させるものです。ACE阻害薬は、この働きを抑えることでアンジオテンシンⅡの産生を抑制し、血圧の上昇を抑える効果が期待できます。アンジオテンシンⅡはまた、体内の水分...心不全に対するACE阻害薬の延命効果

  • 若い世代で脳卒中が増加、背景には何が

    私の友人も2年ほど前にY君が脳卒中となり(脳梗塞のようでした)、比較的措置が早かったので特に後遺症もなく元気にしています。Y君は75歳の時発症しましたので、若くしてとはいえませんが、最近若い世代での脳卒中が増えているようです。2024年10月号の医学誌に掲載された研究によると、脳卒中後に生存している人は増えており、70歳以上では発生率や有病率がいくらか減少が見られます。しかし若い成人特に55歳未満では、脳卒中の発生率が増えているようです。世界では10人に1人が脳卒中で死亡しており、虚血性心疾患と新型コロナ感染症に次いで3番目に多い死因となっています(日本では死因の第4位です)。脳卒中を含む心血管疾患による死亡率は20世紀後半に減り続けたものの、2015年以降は横ばいになっています。全体的に見て脳卒中にかか...若い世代で脳卒中が増加、背景には何が

  • 科学的に立証されている認知症リスクを下げる行動

    私の友人知人のなかで認知症を発症しているのは1人だけですので、年齢から(78歳)考えるとそれほど多くはないような気がします。発症したのは5年ほど前ですが、当初はいろいろ誘っていたのですが症状が進むにつれてだんだん疎遠になってしまいました。こうした友人とどう付き合っていくのかはなかなか難しい問題といえるようです。認知症を発症すると確実に麻雀が弱くなります(例は少ないのですが)ので、私も負けが続いたりするようになったら疑ってみる必要があるのかもしれません。やはり高齢者になると認知症は注意すべき病気といえるようです。日本では認知症の増加が深刻な問題となっています。2025年には、高齢者の5人に1人が認知症になると予測されています。さらに2040年には、高齢者の3人に1人が認知症、もしくはその前段階の軽度認知障害...科学的に立証されている認知症リスクを下げる行動

  • 80代以上の2人に1人が慢性腎臓病、患者数も増加

    私は血液検査などで腎臓の数値が異常になったこともなく、腎臓病はあまり心配しなくても良いのかもしれません。家の掃除をすると感じるのですが、ネコが多いため掃除機が細かいネコの毛でいっぱいになってしまいます。これを知らずに吸入しているはずですので、肺の機能が落ちてくるのは避けられないような気がしています。日本の20歳以上の慢性腎臓病(CDK)の患者数は、1480万人と推定されています。腎臓は沈黙の臓器といわれ、気付かないうちに悪化してしまう恐れがあります。2005年には、20歳以上の慢性腎臓病の推定患者数は1330万人といわれていました。2015年にその数字が改められ、わずか10年で患者数が150万人も増加したことになります。この原因は日本で進行する超高齢化の影響といわれています。病気でなくても、加齢により腎臓...80代以上の2人に1人が慢性腎臓病、患者数も増加

  • 新型コロナの死亡者数急増、重症化しやすい人の共通点

    新型コロナは5類に分類され、ほとんど注目されなくなりましたが、まだかなり患者数は多いようです。うちのかみさんも2か月ほど前体調を崩し、クリニックに行ったところコロナ陽性と診断されました。コロナ治療薬が処方されたのですが、これがかなり高い薬で、7錠で5万円もしていました(保険が効き1万円で済みましたが)。感染症のように多くの人が飲む薬としては高すぎるような気がします。この新型コロナについて2023年5月〜24年4月の1年間で、死者数が3万2576人に上ったことが厚生労働省の人口動態統計で判明しました。同時期に流行したインフルエンザの死者数は2244人で、コロナは15倍も多くなっています。5類になってから日常生活での成約は解除され、コロナの大流行は収束したかのように考えられますが、水面下では感染は治まっておら...新型コロナの死亡者数急増、重症化しやすい人の共通点

  • 加齢に伴う病気にかかる人が無意識に続けている食生活

    先日車の免許の更新のための高齢者講習などを受けてきました。免許の書き換え時期は来年の1月なのですが、高齢者になるといろいろ面倒なことが増えるようです。市内の自動車教習所に行って、まず認知症のテストを受けましたがこれは問題なく、可能性はないという証明書をもらいました。その後簡単な講習と目の検査、車の実車試験がありました。単に教習所内を運転するだけですが、何となく緊張してしまいました。これも問題なく終了し、高齢者講習終了証をもらい、これで免許更新の準備が整ったのかもしれません。それでもこれに4時間以上かかりかなり疲れた感じがしました。やはり歳をとるといろいろ面倒なことが増えてくるのかもしれません。さて加齢に伴うほとんどの病気は、根底にある修正可能な不均衡から生じているようです。身体に備わる7つの生理学的システ...加齢に伴う病気にかかる人が無意識に続けている食生活

  • 自然が本来持つ力を回復させる「ネイチャーポジティブ」に注目

    私は自然が好きで、このブログにもそういった話題を出しています。身近な自然として自宅の小さな庭にも面白いことが色々起きています。例えば庭の雑草を6月ぐらいに綺麗にしてもらっていますが、その後最初に出てくる草が必ずアサガオです。なぜアサガオから出て来るのかいろいろ調べてみましたが、未だに分かっていません。さてかつては維持されていた生態系が、人間の手によって破壊され続けています。1990年以降、世界では4億2000万ヘクタールもの森林が失われてきました。これは日本の国土の11倍にも相当する広さです。また絶滅危惧にある野生動植物のレッドリストには、4万5321種が記載されており、多くの生き物が絶滅の危機にさらされています。森では適度に間伐をし、日の光が差し込むようになっていることで、下草が生え生き物が集まってきま...自然が本来持つ力を回復させる「ネイチャーポジティブ」に注目

  • ミトコンドリアが活性化する注目成分デアザフラビン

    ここでは5-デアザフラビンという化合物を紹介しますが、この名前はなかなか面白い言い方といえます。「デアザ」というのは窒素がないという意味ですが、有機化学的には窒素がなくなればフラビンではなくなってしまいます。たぶんここではこの化合物とビタミンB類との類似性を示すためフラビンという言葉を残しているようです。この辺りは生体内化合物の面白いところかもしれません。老化のメカニズムについて、分子生物学レベルでの老化には11の特徴があると言われています。5-デアザフラビンは、この老化原因のひとつであるミトコンドリアの機能不全を解決してくれる可能性がある物質と説明されています。生体におけるエネルギー産生にはミトコンドリアが関係するとされています。ミトコンドリアは糖・脂質・タンパク質をATPというエネルギー通貨に変える力...ミトコンドリアが活性化する注目成分デアザフラビン

  • 睡眠時無呼吸症候群は糖尿病治療で治す

    私は歳をとってから寝つきが早くなり、比較的ゆっくり眠れているようです。たまに夜中や明け方にトイレに行くこともありますが、すぐに睡眠の続きに入っています。たぶん睡眠時無呼吸症候群にはなっていないと思っていますが、チェックできるものであればしてみたい気もします。最近この病気が糖尿病の合併症であるという説が出てきているようです。糖尿病にはさまざまな合併症があり、代表的なものが神経障害、網膜症、腎症と壊疽、脳梗塞、虚血性心疾患といわれています。ほかに糖尿病性ケトアシドーシス、抗浸透圧性高血糖症候群、感染症、ガンなどがありますが、忘れてならないのが睡眠時無呼吸症候群(SAS)のようです。寝ている間に10秒を超える無呼吸や低呼吸を繰り返す病気で、上気道閉塞を伴う閉塞性と、それのない中枢性があり、多くは閉塞性のようです...睡眠時無呼吸症候群は糖尿病治療で治す

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