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2015/07/29

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  • 身体の恒常性を担う「皮膚の驚愕のシステム」

    皮膚は身体の表面を覆いいつも見ている部分ですが、あまりありがたみを感じていません。しかし皮膚は人体最大にして最強の臓器で、身体の内外を分けるだけでなく、「あつい・いたい」といった感覚を伝える「感覚器」でもあります。また皮膚はさまざまな機能を持ったスーパー臓器ですが、とりわけ重要なのが体内環境を保護するバリア機能です。人間は皮膚なくして生きながらえることはできません。皮膚が失われると身体から水分が失われて、身体を維持する生理的な機能が損なわれ、短時間で死に至ります。これはヒトに限ったはなしではありません。リンゴなどの果物を考えても、皮さえついていれば長い間みずみずしさを失いませんが、皮をむいたとたん瞬く間に干からびていきます。そればかりか表面にカビが生えたり、腐敗が進行し細胞構造が壊れていきます。皮膚は外界...身体の恒常性を担う「皮膚の驚愕のシステム」

  • 毒蛇ハブの毒の酵素で認知症原因物質を分解

    最近アルツハイマー病の原因物質を除去する薬が承認され、新し治療法として期待が持たれています。東北大学の研究グループが、毒蛇のハブが持つ毒素から精製したタンパク質分解酵素が、アルツハイマー型認知症の原因物質とされるアミロイドベータを分解することを発見しました。人間のある種の酵素がアミロイドベータを分解することは知られていましたが、生物の毒素も効果的だと分かったのは初めてです。これはアルツハイマー病の新たな治療法の開発につながることが期待されます。東北大学の研究グループは、ハブ毒から金属イオンとタンパク質との相互作用を利用し、蛇毒メタロプロテアーゼというタンパク質分解酵素を分離・精製しました。ハブは2018年に九州大学などのグループが全ゲノム解読に成功しています。ハブ毒は11種類のメタロプロテアーゼを含む多く...毒蛇ハブの毒の酵素で認知症原因物質を分解

  • 「加熱式タバコ」に新たな健康リスク

    最近は私も含めて紙巻きタバコから、加熱式タバコに替える喫煙者が増加しているようです。タバコ会社の研究によれば、加熱式タバコはかなり害が減少しているとしていますが、世の中の禁煙信奉者にはこれが気に食わないようで、加熱式タバコの欠点を大きく報道しています。私のような喫煙者にしてみれば、「健康」という点で加熱式タバコにメリットがあるのなら(紙巻きタバコに比較して)それを発表してもよさそうな気がしますが、禁煙につながらないことは徹底的に否定するのでしょう。喫煙は心臓や血管の病気、心血管疾患に関係があり、血管の内側を傷つけ、高血圧を引き起こします。さらにアテローム性動脈硬化症、心不全、心房細動、脳卒中、腹部大動脈瘤などのリスクを高めるとされています。慶応大学などの研究グループが、大規模なコホート調査を使い、加熱式タ...「加熱式タバコ」に新たな健康リスク

  • アルツハイマー型認知症は腸内細菌通じて伝染する

    私にとって認知症は身近な病気であり、亡くなった私や女房の両親も発症してしまいました。最近では古くからの友人も数年前から認知症となっています。このアルツハイマー型認知症について、アイルランドのUCCの研究チームが患者の糞便を健康なラットに移植すると伝染するという研究結果を発表しました。日本における65歳以上の高齢者の割合は推計で3623万人で、総人口に占める割合は29.1%で過去最高となりました。2022年の国民生活基礎調査によると、介護保険制度で要介護者と認定された原因は「認知症」が16.6%と最も多くなっています。アルツハイマー型認知症は、認知症の60〜70%を占める病気です。脳の神経細胞が早く減ってしまうことで脳が委縮し、徐々にもの忘れや時間や場所が分からなくなるなどし、患者の約半数が発症から2〜8年...アルツハイマー型認知症は腸内細菌通じて伝染する

  • 日本人女性は地位が低いのに世界1長生きなのか

    私の母は89歳で亡くなりましたが、友人のお母さんは102歳の長寿を全うしました。このように女性の平均寿命は世界1をキープしています。しかし研究者によると。これほど女性の地位が低い国が長寿であることは世界の研究結果とは合わないようです。WHO(世界保健機構)が発表した2023年版の世界保健統計によれば、日本人の平均寿命は世界トップの84.3歳で、男性の平均寿命は世界第2位の81.5歳、女性は世界第1位の86.9歳となっています。女性が男性に比べて長生きであることは、裕福な国にとっては世界的な傾向です。その理由として、ホルモンの影響を始めとする生物学的な性差が指摘されています。しかしそれだけでは説明できないようです。貧困国では男女の平均寿命が近付くことが分かっています。また男女の格差が大きいと限られた資源は男...日本人女性は地位が低いのに世界1長生きなのか

  • 健康な40代の3割が「隠れ脳梗塞」という事実

    もう10数年も前になりますが、私は脳のMRIを撮ったことがあります。この時片側顔面麻痺を発症し、近くの神経内科のクリニックに行きました。ここで顔面神経麻痺と診断されたのですが、多くは突発性で自然に治るが脳に異常がある場合があるので、脳のMRIを撮ろうという事になりました。ところがMRIが混んでおり1か月以上先の予約となりました。私の顔面麻痺は3週間ほどですっかり治ったのですが、色々興味もありMRIは測定してもらいました。この結果脳に異常はなく、隠れ脳梗塞の跡がいくつかあるといわれました。それでも私の歳にしては(60代中頃)少ない方といわれ安心した記憶があります。この時初めて「隠れ脳梗塞」という言葉を聞きましたが、かなり若い内から発症するようです。記憶力を担う神経細胞は加齢とともに減っていってしまうため、記...健康な40代の3割が「隠れ脳梗塞」という事実

  • 重粒子線ガン治療の装置の小型化を達成

    もう亡くなった友人の話ですが、膵臓ガンが見つかりましたがもう手術ができない状況でした。ちょうどコロナの自粛期間でしたので、よくオンラインの飲み会をやっていました。そこで彼は日本には数施設しかない重粒子線治療を受けると言っていました。その後のオンライン飲み会で、膵臓ガンの重粒子線治療前後のPET画像を出して説明してくれました。自分のPCにPET画像があるというのもすごいのですが、彼はコンピュータの専門家なので可能になったのかもしれません。その画像によれば、治療前は膵臓が大きく光っていたものが、治療後は本当にどこか分からないくらいになっており、十分有効であったことが分かりました。ただその画像で脊椎の一部が光っているような感じで、本人もやや気にしていました。その後その友人はやはり骨転移が起き、その3か月後に亡く...重粒子線ガン治療の装置の小型化を達成

  • 光触媒で犬猫のアレルゲンの分解に成功

    私の家は常にネコを飼っていますが、今も1匹がPCの横で寝ており、尻尾がキーボードにのり入力の邪魔をしています。ネコを飼い始めたのは子供たち(息子2人)が小学生のころですので、もう30年以上前からです。当時は子供たちもかわいがっており何の問題も無かったのですが、次男が大学生のころネコを触ると手がかゆくなるなどといっていました。2人とも就職して家を出て結婚しましたが、時々に家に来ると特に次男にひどいネコアレルギーが出るようになりました。最初は発疹が出る程度でしたが、だんだんひどくなり、最近では呼吸も苦しくなるようで、ネコをほかの部屋に隔離しても全く改善しませんでした。ネコと長年暮らしていても、少し離れるとアレルギーが出てしまうというのは面白いものです。最近東京大学などの研究チームが、アレルギーの原因物質である...光触媒で犬猫のアレルゲンの分解に成功

  • 日本で「70〜80歳まで働き続ける」実態とは

    私のころは60歳定年でしたが、色々都合があり59歳で退職しました。その後4月から2つの大学の非常勤講師をはじめ、5月から近くの企業研究所に派遣社員として働き始めました。その後大学が68歳で定年となったので、派遣社員の方も同じ時期に止め完全に引退しました。今から考えるともう少し働く期間は長くても良かったような気もしています。現在は定年延長や老後2000万円問題、さらには年金問題などもあり、なんとなく長く働くことになりそうだと思う人は多いのかもしれません。ここでは実際に定年後に人々はどのようなキャリアを歩み、どのような生活をしているのかの解説記事を紹介します。定年後の人々を取り巻く状況は多様です。企業の管理職や高度な専門職について、生涯において仕事で大きな成功を続ける人もいるでしょうし、現役時代に仕事を通じて...日本で「70〜80歳まで働き続ける」実態とは

  • 「生活習慣病」は自己責任ではない

    病気になるのは不摂生などの自己責任という論調があるようですが、私はたんに「運が悪い」から病気になると思っています。最近糖尿病は不摂生や運動不足のせいであり、自己責任の病気という誤ったイメージがあるそうです。こういったことから「糖尿病」という病名を変更するという動きが提案されていますが、どうもその必要性に疑問を持っています。こういった流れこそが、健康な人が病気の人を下に見ているからではないかという気もします。同様に「生活習慣病」という呼び方も考え直すべきという意見もあるようです。生活習慣病は、不適切な食事、運動不足、喫煙、飲酒などの生活習慣が原因となる疾患の総称です。糖尿病や高血圧、脂質異常症、脳血管障害や心疾患、ガンなどが生活習慣病だとされています。以前は「成人病」と呼ばれていましたが、必ずしも成人だけが...「生活習慣病」は自己責任ではない

  • またまた半ヅキの定例麻雀

    今月は特に問題がなく定例麻雀を開催しましたが、相変わらず雀荘はほぼ満卓で麻雀人気が出てきたように感じます。肝心の東に1局はまあまあの手でしたが、聴牌前にSTさんが軽く上がりました。問題は次の局の中盤前に何気なく切った牌が、親のH君のタンヤオピンフドラ2にあたってしまいました。誰も注意しておらずいわば交通事故のようなものですが、かなり厳しい状況になってしまいました。あまり手はよくならず振り込まないよう注意していたのですが、ラス前ぐらいに親のSKさんから中盤前にリーチが掛かりました。当然降りていたのですが、現物がなくなり捨て牌に5ピンと1ピンもありましたので、2ピンを切ったところカン2ピン待ちの一気通貫に振り込んでしまい、何と裏ドラまで乗り親の跳満でハコテンになってしまいました。このSKさんのツキを表わしたの...またまた半ヅキの定例麻雀

  • アルツハイマー病の科学的な予防方法

    アルツハイマー病の新たな治療薬が承認されましたが、その薬価や注射しか投与法がないなどの問題があるようです。本当にこの病気が予防できるのか、メカニズムも含めた最新の解説記事を紹介します。脳は細胞からできている臓器なので、活動した後には老廃物が生じます。老廃物には様々なものがありますが、その一種がアミロイドβやタウと呼ばれているタンパク質です。これらのタンパク質が脳組織に異常に蓄積することと、認知症の間には関連があります。アルツハイマー病の患者の脳には、これらのタンパク質が異常に蓄積しており、いわゆる老人班と呼ばれる脳のシミを形成しています。その結果海馬や大脳皮質がダメージを受けると、いわゆるアルツハイマー病になり、記憶や空間認知をはじめとした認知障害が生じます。これらのタンパク質は、年寄の脳だけで作られるわ...アルツハイマー病の科学的な予防方法

  • 今冬に感染拡大が懸念される感染症

    新型コロナが5類になり、やっと行動制限のない年末年始がやってきます。今年は私のギター仲間も3年ぶりに都内で忘年会をすることが決まっています。この3年間コロナ感染者が増えてくると緊急事態宣言など行動自粛が呼びかけられましたが、これが本当に効果があったかどうか疑わしい気がします。治まってきた今こういった対処法の検証を行うべき時のような気がしています。ここではこれからの冬に注意すべき感染症とその対策について紹介します。冬に向かって注意すべき感染症として、新型コロナが引き続き一番手に挙がってきます。10月以降国内では新型コロナの患者数はかなり減少していますが、冬の季節になると流行の再燃は避けられないでしょう。流行再燃の原因としては、何度も出てきていますが、気温の低下で外界でのウイルスの生存期間が増すことがあります...今冬に感染拡大が懸念される感染症

  • 大腸ガン治療 早期発見が命を救う

    もう10年以上前ですが、私の会社の同期のI君が大腸がんで亡くなりました。I君は痔主だったため、潜血検査が陽性になっても痔のためと判断し適切な診断ができなかったようです。かなり痛みも出たようですが、ガンと診断されたときはもう末期で完全に手遅れだったようです。最近大腸ガンになる人が増え続けています。男女合わせた罹患者数では、大腸ガンが各種ガンの中で1位となっています。一方大腸ガンの治療は進展し、初期のステージⅠでは10年生存率は9割を超えています。10月は「ガン検診受診率向上に向けた集中キャンペーン月間」でしたが、近年早期にガンを見つけるために必要なガン検診の受診率は低く、特に関西は全国平均以下となっています。大腸ガンの罹患者数は、1975年が約2万人でしたが、40年経った2015年では約14万人と7倍に増え...大腸ガン治療早期発見が命を救う

  • 副作用のない「抗ガン剤」が存在する

    私は一時抗ガン剤の研究をしていましたが、ガン細胞を殺す薬剤は簡単に見つかります。しかしガン細胞は正常細胞がDNA変異によってガン化したものですので、正常細胞との区別が非常に難しくなっています。一般に細胞を殺す作用は、細胞の増殖分裂時に何らかの作用をして殺してしまうというというメカニズムが基本となっています。正常細胞は数時間から数日程度の頻度で分裂しますが、ガン細胞は数分から数十分という速度で分裂します。多くの抗ガン剤はこの分裂速度の違いを利用しています。つまり抗がん剤を投与して、速やかに体外に出してしまえば、その間に増殖分裂するのはガン細胞だけとなるわけです。しかし正常細胞でもその間分裂するのもあり、それは殺されてしまうためある程度の副作用は防ぎようがありません。現在は分子標的薬など全く異なったメカニズム...副作用のない「抗ガン剤」が存在する

  • すっかり忘れていた囲碁大会

    陽気も良くなってきたという事もあり、いつもの囲碁大会を開催しました。当日1時過ぎに幹事のIさんから電話があり、この日が囲碁大会であることを告げられました。私は完全に失念しており驚いたのですが、急げば1時間程度で行けますのですぐに行くという返事をしました。急いで身支度をして出かけましたが、最寄り駅のエスカレータ‐が点検中であったり、電車の時間が悪かったりしましたが何とか1時間遅れで碁会所に到着しました。この碁会所はかなり広く50面ぐらい碁盤があるのですが、そのほとんどが埋まっているぐらい人が多く驚きました。もちろん平日の2時過ぎですのでじいさんばかりですが、また囲碁人気が出てきたのかもしれません。仲間はIさんとKさんが序盤でしたので、すぐSさんと打ち始めました。この時布石の段階で、星の石にはケイマなどでかか...すっかり忘れていた囲碁大会

  • 最近増え続けてきた高齢者の「腎不全」

    ネコは年を取ってくると多くが腎臓病になってしまいます。主な症状は食欲がなくなるのですが、血液検査をすると腎臓の数値が悪くなっています。何とか食べさせようといろいろ与え、20歳で亡くなったホーキというネコは、ホタテと甘えびで何とか生きていました。さて人間も最近は高齢者の「腎不全」が増加しているようです。腎臓の主な働きは、体に中に溜まった老廃物や水分などを尿として身体の外へ出すことです。これを助けるものとして日本では、1967年に血液透析、1984年には腹膜透析が健康保険の適用になったことで、普及が進み腎不全になっても生きられるようになりました。透析する患者も増え、2021年には1980年に比べると9.6倍の35万人となり、65歳以上が70%を占め、75〜79歳は14%、80歳以上は23%となっています。透析...最近増え続けてきた高齢者の「腎不全」

  • 誰もがなり得る「認知症」早期発見と対処法

    私の周りには認知症が多く、私の母や女房の両親も認知症を発症して亡くなっています。その経験からタイトルのような早期発見や対処法は非常に難しいと感じています。認知症は個人差もありますが、一般的に波がありしっかりする時と本当にボケた感じになるときがあるようです。私の母も何か刺激があるとしっかりし、誰か来たときや電話の対応は本当にしっかりしていました。母は介護を受けていましたので、定期的にケアマネージャーが介護度の認定をしていました。ある時ケアマネージャーが来て母にいろいろ質問をし、私もそれを聴いていたのですが、この時母は非常に明晰な回答をしていました。この時認知症が改善したという事で、介護度が下げられましたが、ケアマネージャーという仕事をしていても、認知症の波には気が付かないようでした。帰った後母はいつもの状態...誰もがなり得る「認知症」早期発見と対処法

  • 健康診断が「病人を生む」カラクリとは

    私は現役のころは会社の健康診断を受けており、引退後は自治体補助の健診を受けています。実は私は「75歳、医療からの卒業」という本を出しており、75歳を過ぎたら受けないつもりでいましたが(現在76歳)、医師に説明するのも面倒ですので何となく受診を続けています。一口に健康診断といっても、「対策型」と「任意型」という2つのタイプが存在します。対策型は主に自治体などが実施しているもので、住民健診ともいわれます。住民健診の検査は、受けた人の死亡率が減ったりQOL(生活の質)が改善すると証明されたものに絞られています。従って医療費削減などに繋がり税金を使って検査するメリットがあると認められています。任意型はいわゆる「人間ドック」のことで、受ける本人の希望でオプション検査を選べるようになっていて、ガンのマーカー検査やCT...健康診断が「病人を生む」カラクリとは

  • 大腸ガンの転移促進するタンパク質を解明

    私の友人にも大腸の内視鏡検査をしたところ、いくつかポリープが見つかり切除したという話しを聞きます。やはりこういった内視鏡検査が、大腸ガンの早期発見には有効なようです。私は会社の健康診断の時便の潜血検査位しかやっていませんが、今のところ異常は見つかっていません。かみさんは2年に1回くらい大腸の内視鏡検査を受けていますが、前日から大量の下剤を飲んだり、かなり準備が大変です。現在は簡単に検査が受けられるようになっていますが、やはり患者の負担はそれなりに大変そうです。治療が難しく、転移しやすい高悪性度の大腸ガンでは、ガン細胞の周辺に多く含まれる特定のタンパク質が転移を促進していることを京都大学などの研究グループが突き止めました。このタンパク質の発生を抑えられれば、がんの転移を効果的に抑制する可能性があるようです。...大腸ガンの転移促進するタンパク質を解明

  • 耳鳴りがずっと続く原因と治療法

    もう1年以上ですが私は耳鳴りが続いています。耳鳴りというとキーンという表現をしますが、私の場合はザーとかジーという感じで、それほど差し障りはありません。これに気が付いてしばらくして、近くの耳鼻科に行ってみました。最初に医師から耳鳴りの治療法はないといわれ、その後詳しい聴力検査を受けました。その結果耳には異常がなく、1か月分くらいの薬が処方されました。しかしこの薬を飲んでみても全く効果はありませんでした。その後何かの広告で、耳鳴りに効くという漢方薬を見つけネットで購入してみましたが、これも全く効果はなくその後あきらめて過ごしています。私の場合は耳には異常がないという診断でしたが、耳鳴りが病気のサインであるケースもあるようです。まず突発性難聴ですが、これはある日突然耳が聞こえなくなる病気です。一般的に片耳に生...耳鳴りがずっと続く原因と治療法

  • インフルエンザの複数回感染に注意

    新形コロナの感染者は減少傾向にあるようですが、インフルエンザの患者数は増加し続けているようです。私はこの現象は、単に若干の発熱があったり咳が出た人が新型コロナを恐れて発熱外来を受診し、結果的にインフルエンザが見つかっているのではないかと思っています。つまり昨年までは医療機関に行かず潜在的であった患者が顕在化したため、異様に患者数が増えているように見えているだけでしょう。ただしインフルエンザウイルスは種類が多く、同シーズン内で数種類のウイルスが流行することがあります。従って今シーズンは、インフルエンザに複数回かかる可能性が指摘されています。現在A型インフルエンザのH1とともにH3が流行しているようです。インフルエンザウイルスの外側にはエンベロープというタンパク質の膜がありますが、このタンパク質は複数の種類が...インフルエンザの複数回感染に注意

  • 今夏の異常な暑さの原因は偏西風の蛇行と

    11月に入っても夏日となるような異常な暑さが続いています。私はかなり寒がりなので、寒いよりは暑い方が好きなので楽な気がしています。今年の7月は、気象庁が1898年に統計を取り始めてからの125年間で最も暑い7月となりました。全国の平均気温は平年と比べて1.91℃も高かったようです。こういった気象に関しては、私はあまり得意分野ではありませんので、専門家の解説を紹介します。こんなに暑くなった原因は単純な要因ではなく、複合的な要因によって暑くなったようで、そのうちのひとつが「偏西風の蛇行」としています。日本の上空では、「偏西風」がつねに西から東に向かって吹いています。これが今年の夏は蛇行して、いつもより北側を吹くようになっていました。それによって南の暖かい空気がいつもより北に押し上げられたために、暖かい空気が日...今夏の異常な暑さの原因は偏西風の蛇行と

  • 見つけにくい「喉頭がん」の初期症状と治療方法

    咽頭は食べたり話したりするための重要な部分です。気管の入り口にあり声帯もあるこの部分がガンになると、治療後も会話や食事の機能のことでいろいろと問題が出るようです。喉頭はいわゆる喉仏にあたる器官で、機能によって分かれているため、声門ガン、声門上部ガン、声門下部ガンの3つに分類し区別しています。初期症状は腫瘍ができる部分によって異なり、声帯にガンが発生する声門ガンの場合は、初期の段階では声が枯れたようになる症状がでるようです。雑音が混じったようなザラザラした声になるケースもあれば、低いガラガラ声になるケースもあります。声の調子が硬い感じや、息が漏れるような違和感と訴える患者もいます。血痰が出ることもありますが、明らかな変化が起きるため比較的早期発見につながる一面もあるようです。同じ喉頭ガンでも声門上部ガンは、...見つけにくい「喉頭がん」の初期症状と治療方法

  • 「地球外生命議論」の落とし穴

    私はブログにも書いていますが、宇宙にはほとんど興味がありません。その理由のひとつが、宇宙を探索すれば知られていない物質があるのではないかという夢が無くなってしまったからです。存在可能なすべての元素が同定され、理論的にこれ以外の物質はないことが証明されています。もうひとつが地球外生命体ですが、これもほとんど存在しないような気がします。これは確証はないのですが、これだけ科学技術が進んできたのに、未だに有機化合物集合体から生命を作り出すことはできていません。これは生命の発生が非常に珍しく、現代科学をもってしても再現できないような微妙な偶然が関わっているからでしょう。確かに宇宙にはそれこそ天文学的数値の恒星が存在しています。従って地球に似た惑星もいわば無数に存在しているはずです。それでも生命発生が偶然起きる確率は...「地球外生命議論」の落とし穴

  • 脳死下の臓器提供、26年で1000件に

    もう3年ほど前ですが、近所のかみさんの猫友達のTさんが急死しました。救急車が来たときは心肺停止状態だったようですが、何とか心臓は動いて搬送されました。この時消防車まで来ていたのですが、後から聞いた話では連絡時に心肺停止の場合は、蘇生措置をするために人数がいるので消防車も来るようです。結局Tさんは脳死状態となり、いくつか臓器提供ができたようです。さて日本臓器移植ネットワークは、中国地方の病院で60歳代の男性が臓器移植法に基づく脳死と判定され、臓器提供の手続きに入ったと発表しました。1997年の法施行以後、脳死下での臓器提供は1千件となったようです。脳死下では1999年に1例目の提供がされ、当初は年に十数件程度でしたが、法改正により2010年からは家族の承認で提供できるようになり増加しました。近年は年に100...脳死下の臓器提供、26年で1000件に

  • 脳を若返らせるタンパク質「血小板第4因子」

    認知機能を向上させ、脳をある程度若返らせる助けとなる物質の研究が進んでいます。最近カリフォルニア大学やクイーンズランド大学の研究チームが、血小板第4因子(PF4)と呼ばれるタンパク質への介入を通した脳増強効果を確認しました。かなり以前から老齢のマウスに若いマウスの血を注射すると、筋肉が強化され脳の炎症が減少するなど、健康改善がもたらされることが分かっていました。若いマウスの血が老齢のマウスの生物学的時計を戻すのを助けているようでした。若いマウスの血液を分析したところ、年老いたマウスの血液よりも血小板第4因子の濃度が明らかに高いことが分かりました。若い人間の血液と年配の人間の血液を比べても同じことが観察されています。これを確認するために血小板第4因子を分離し、直接老齢マウスに注射したところ、老齢マウスは若返...脳を若返らせるタンパク質「血小板第4因子」

  • 「急性大動脈解離」の前兆と原因、治療法

    最近「大動脈解離」の記事をよく見かけますが、私の友人もこれで定期的に病院に行っているようです。ただどうもこの病気がどんなものなかよく分かりませんでしたので、その解説記事を紹介します。大動脈は外側から外膜、中膜、内膜の3層構造になっています。大動脈解離とはこの大動脈が何らかの原因により裂けてしまった状態のことで、簡単にいうと血管の壁の中にもう1本血液の通り道ができてしまった状態です。大動脈は通常非常に弾力に富みしなやかですが、何らかの理由でこの内膜に裂け目ができて、その外側を走っている中膜の中に血液が入り込み、大動脈の中に血液の通り道が2つできてしまうことがあります。この状態を大動脈解離といいます。ほとんどの場合何の前触れもなく突然発症しますが症状としては、1.胸あるいは背中に激痛が走る、2.病状の進展につ...「急性大動脈解離」の前兆と原因、治療法

  • 世界的流行を次に起こしそうな感染症

    新形コロナは5類となり、感染者数も減少の傾向にあるようです。しかし今年は早い時期からインフルエンザの流行が始まったようです。感染症との戦いは今後も続きそうですが、細菌については抗生物質が発見され、ウイルスについてはワクチンという戦略で対抗しています。最近東京で「国立健康危機管理研究機構」の設立準備会合が開催されました。この組織は政府が2025年度以降に設立するもので、新型コロナのような新しい病原体の世界流行に備えることを目的のひとつにしています。現在流行している新型コロナの対応に加えて、今後の流行に備えるのは大切なことですが、どんな感染症の世界流行が次に起こる可能性があるのでしょうか。未知の病原体がヒトに感染したケースは数多くあり、病原体がヒトの体内で増殖し、それがヒトに感染することが必須でした。つまり感...世界的流行を次に起こしそうな感染症

  • 植物が「におい」を感じる瞬間を可視化

    最近は植物の化学物質によるコミュニケーションの研究が進み、情報を共有しているというニュースが報道されています。このブログでも書きましたが、庭のアサガオがエビガラスズメ蛾の幼虫に完全に食べられてしまいました。庭の色々なところに出ていたアサガオが全滅してしまいましたので、アサガオから出る何かの物質を頼りに幼虫は見つけているのでしょう。私としてはこれがどんな化学物質かに興味がありますが、この同定はかなり難しそうな気がします。さて埼玉大学などの研究チームは、植物が昆虫にかじられるなどした際に発する「におい」を、近くにある別の植物が感知する様子を可視化することに成功したと発表しました。前述のように植物は、におい物質を使って他の個体と情報のやり取りを行っていることが知られています。しかしその状況が観察された例がなく、...植物が「におい」を感じる瞬間を可視化

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