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2015/07/29

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  • 健康寿命を延ばすのに「薬漬け」は必要なのか

    日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳となっていますが、健康寿命は男性72歳、女性75歳で、男性は9年間、女性は12年間も自立して生活できない時期があるという事になっています。ただし平均寿命は統計から得られた正確な数字ですが、健康寿命は現在健康かどうかというアンケートに基づいたいわば全く当てにならない数字です。私の友人や知人はほとんどがこの健康寿命を超えていますが、皆自立して生活しています。確かに色々病気になり回復したり(脳卒中やガンなど)していますので、薬の服用をしているとは思いますが皆元気に麻雀をしたり飲み会を楽しんでいます。ただ一般的にいわれていることは、75歳以上の64%は5種類以上の薬を常用しており、高齢者の多くは長生きのため薬が手放せないものなっているようです。しかし現代の薬物療法中心の医療...健康寿命を延ばすのに「薬漬け」は必要なのか

  • 人工知能が作ったフェイクニュースは人を騙しやすい

    最近ChatGPTを簡単な検索エンジンのように使っていますが、若干人の作った文章と違っているという印象を持っています。生成AIを利用して作った健康などに関するニセ情報(フェイクニュース)を流したら、ユーザーはその真偽を正しく見抜けるかの実験をチューリッヒ大学が実施しました。この論文によるとAIの大規模言語モデルGPT-3で作った情報は、正しい情報にしろ誤った情報にしろ、人が作った情報よりも信じられやすいという結果となっています。実験では2022年10月にオンラインで867名の参加者を集め、「提示するツイートに含まれる情報は正しいか間違っているか」、「ツイートを作成したのは人間かAIか」とそれぞれ真偽を判定してもらいました。判定に使ったツイートのテーマは、「気候変動」「ワクチンの安全性」「進化論」「マスクの...人工知能が作ったフェイクニュースは人を騙しやすい

  • 高齢者はやや太めの人の方が長生きをする

    年を取ると代謝が下がり体が重くなりがちで、若いころに比べて体重が増えダイエットをする人が増加するといわれています。私は若いころから体重の変化が全くなく、むしろ年を取ってから体重を増やしたいと思っていますが、これもまた難しいことのようです。ここでは高齢者医療の現場で多くの患者を診療してきた医師の、晩年を幸福に過ごすための知恵を紹介します。まず前述のダイエットに関しては、中高年までで十分で極端に太っている人を除けば、高齢者はダイエットをする必要はないとしています。ダイエットが流行った要因のひとつは、十数年前から盛んにいわれるようになった「メタボを避けろ」というスローガンにあるようです。メタボリックシンドロームは内臓脂肪の蓄積によって、肥満症や高血圧、糖尿病などの病気を引き起こしやすくなることを意味します。20...高齢者はやや太めの人の方が長生きをする

  • タバコの吸い殻にどのくらい「毒性」があるのか

    私は基本的に歩きタバコはしませんので、いわゆるポイ捨てをすることはないのですが、道端に吸い殻が落ちていることを見かけることはあります。かなり前になりますが、京都の私立水族館で、屋外に置いていた水層の魚がほぼ死んでしまい、水層内にタバコの吸い殻が出てきたという記事が報道されました。また海水浴場に行くと、よくタバコの吸い殻があるようですが、これはほとんどが繁華街などの街中でポイ捨てされ、それが排水溝から河川を経て海にたどり着き浜辺に漂着した物のようです。こうしたタバコの吸い殻にどの程度毒性があるかの研究が行われています。イランやドイツなどの研究グループが、ペルシャ湾のハゼに対し、タバコの吸い殻を浸した水溶液がどんな影響を及ぼすかを調べました。その結果喫煙後の吸い殻が最も毒性が強く、低濃度の水溶液でも血液中のヘ...タバコの吸い殻にどのくらい「毒性」があるのか

  • 「薬が効いた」は本当なのか

    このブログでも何回か述べていますが、プラセボ(偽薬)によって病気を治すことが究極の医療ではないかと思っています。最近では新型コロナにイベルメクチンは効果が無いという臨床試験結果が出ています。しかし臨床現場では、「新型コロナに罹ってイベルメクチンを飲んだらよく効いた」と実感した患者も多いようです。ただし病気は薬を使わなくても自然に治癒することがあり、新型コロナのようなウイルス感染はそういった病気といえます。私はこういった場合でも、プラセボ効果によってより効果が出てくると考えていますが、なかなか医師は納得しないようです。薬を使った後に症状が改善したら、薬のおかげと考えたくなりますが、薬とは無関係に自然に良くなっただけというのが多くの医師の見解です。こういった薬の効果については、患者の実感だけではなく医師の実感...「薬が効いた」は本当なのか

  • 「大腸ガン」早期治療で必要なことは

    私の周りにはいないのですが、「大腸ガン」は日本で新たに診断されることが最も多いガンのようです。大腸ガンの増加の原因などいろいろ議論されていますが、ガンが遺伝子変異による細胞の病気である以上、自然現象のひとつと考えています。早期ガンであれば治癒が望めるため、定期的に検査を受けることが重要とされています。大腸は食べ物の水分を吸収する長さ1.5〜2メートルの臓器です。腹部の右下から時計回りに伸びる「結腸」と肛門につながる長さ約20センチの「直腸」に分けられます。日本人は結腸末端部の「S状結腸」と直腸にガンができやすいとされます。2019年に新たに診断された人は、結腸ガンが10万3338人、直腸ガンが5万2287人で、患者は増加傾向にあります。初期は自覚症状がなく、進行すると血便や下血が見られ、さらに悪化すると貧...「大腸ガン」早期治療で必要なことは

  • ここまで来た「iPS細胞」の驚きの進化

    「iPS細胞」の発見で山中先生がノーベル賞を受賞されてからすでに10年が経過しました。このiPS細胞はどんな細胞にも変化できる万能細胞で、「再生医療」の分野が飛躍的に発展すると期待していました。ところが実際には小さな治験は行われているものの、再生医療らしさは全く出てきていません。この辺りは、私もどんな細胞にもなり得るという事と、どんな臓器も作り出せるという事を混同していたのかもしれません。つまり心筋細胞は作り出すことはできても、複雑で精密な臓器である心臓を作るという事は全く異なる次元の話でした。私はひとつの研究は10年が区切りだと思っており、ひとつの発見がされてから基礎研究が終了し、その後の展開が見えなければ、その後何年かけても進展しないと思っています。そういったことからこのiPS細胞は実用化され広く使わ...ここまで来た「iPS細胞」の驚きの進化

  • 65歳以上が「高齢者」になるのはおかしな風習か

    日本の高齢者の定義は「65歳以上」とされ、65歳以上74歳以下を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者として定めています。私は現在76歳の後期高齢者ですが、週1回テニススクールに行ってそれなりに楽しんでいます。退職後就職して68歳まで働いていましたが、自分が老人という意識はありませんでした。いまや65歳で高齢者というのはナンセンスといいえるのかもしれません。私の祖母と母親を比較しても、祖母は記憶にある限りおばあちゃんでしたが、母は65歳ぐらいではまだ若かった様な気がします。私の親しい友人も2名亡くなっていますが、まだ若いのに残念と思っていました。つまり日本人はだんだん若返っており、現在の65歳はひと昔前の55歳くらいのイメージとなっています。これは平均寿命にも表れており、1980年の平均寿命は男性が73.35...65歳以上が「高齢者」になるのはおかしな風習か

  • 老化を制御する仕組みによって「治療」できるかもしれない

    「老化は病気であり治療できる」と老化研究の専門家が著書で述べているようですが、老化のメカニズムの解明が進んでいます。老化のモデルマウス「ICEマウス」が作られ、これを使った研究が進められています。ICEマウスとは人工的に老化のスイッチを入れたマウスで、遺伝子の特定箇所のDNAにダメージを与えています。このICEマウスは遺伝子そのものが変異するのではなく、遺伝子の発現の仕方が変化して起きる現象を「エピゲノム」と呼んでいます。ここでは遺伝子発現が変わるエピゲノムを面白い例えで説明しています。DNA全体つまりゲノムを1冊の分厚い料理本に例えています。この本にはざっと32億ぐらいの文字(DNA)によって、約2万2000もの料理のレシピ(特定のタンパクの作り方)が書き込まれています。ただしこの本にはとても厄介な点が...老化を制御する仕組みによって「治療」できるかもしれない

  • はしか(麻疹)の報告が各地で増加

    新型コロナが5類となり増加しているかどうかは分かりませんが、やっとコロナ前の日常が返ってきた感があります。その一方季節外れのインフルエンザが出たり、最近ははしか(麻疹)の患者が東京や大阪、鳥取などから報告されているようです。本来この麻疹は2015年に排除状態にあるという認定を受けています。これは日本国内では循環している麻疹ウイルスは存在しないはずですが、海外からの入国が増えると増加してしまうのかもしれません。このはしかについては、もう40年も前のことですが記憶に残っていることがあります。上の子供が2,3歳で、下の子供がまだハイハイしている頃のことです。上の子のはしかの予防接種の日が決まっており、その数日前にはしかに罹ってしまいました。熱などの症状はそれほどひどくなかったのですが、全身の発疹がひどくその手当...はしか(麻疹)の報告が各地で増加

  • 世界は観測史上最も暑い夏になる可能性

    今年はまだ梅雨明けの発表がありませんが、雨も降らず暑い日が続いています。それでも私の住んでいる地域は最高温度でも33℃程度ですので、まだましなのかもしれません。世界気象機関(WMO)は6月が史上最も暑くなり、7月7日には世界の平均気温が最高値を更新したと発表しました。ここ数年は北半球を中心に「熱波」が常態化し、干ばつ、豪雨など気象の「極端化」が顕著です。WMOは7年ぶりに発生したエルニーニョ現象が世界平均気温をさらに高める可能性がるとの懸念を示しています。エルニーニョ現象は日本に涼しい夏をもたらす傾向にありましたが、現在日本の南方では既に太平洋高気圧の張り出しが強く、梅雨開け前から高温が続き、各地で熱中症のリスクが高まっています。WMOは7日に記録した世界平均気温が17.24℃で、過去最高だった2016年...世界は観測史上最も暑い夏になる可能性

  • マイナンバーカードと保険証廃止はなんのためなのか

    最近健康保険証をマイナンバーカードと紐づけ、紙の保険証を来年秋には廃止するというニュースが話題を集めています。それに伴いマイナンバーカードを使用したときのミスなどが大々的に報道されています。最近のデータによれば、マイナンバーカードの作成数は9737万枚で、人口の77.3%が取得するまでに広がっているようです。私はこのカードの必要性をあまり感じていませんでしたが、かみさんが運転免許がなく身分証明書としてあった方が良いだろうと昨年取得しています。最近はこれに公金受取口座や保険証を紐づけることが推奨されていますが、こういった処理をヒトがやっていますので、当然ヒューマンエラーが出ると思っています。これだけ膨大な数ですので、慣れるまで0.1%程度としても10万件程度は出るのが普通ですし、システムのバグなども出る可能...マイナンバーカードと保険証廃止はなんのためなのか

  • 蚊に刺されやすい血液型はあるのか

    蚊が活発になる季節となってきましたが、私は昔から蚊に刺されにくい体質のようです。もちろん全く刺されないわけではありませんが、こどものころも外で遊んでいると従妹がいわゆるやぶ蚊に刺されひどい状態になっても私はほとんど刺されませんでした。最近でも夏夕方など庭で何かすると、女房はひどく刺されますが私はほとんど刺されないということが度々ありました。世界には約3500種類の蚊がおり、日本国内に分布しているのは約100種類とされています。そのうち一般的によく見かけるのがアカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカ、ヤマトヤブカの4種類のようです。主な生息環境には違いがあり、家の中に入って来るのがアカイエカ、民家の周辺や公園、雑木林などで見かけるのがやぶ蚊であるヒトスジシマカとヤマトヤブカです。都市部の商業施設や地下鉄構内な...蚊に刺されやすい血液型はあるのか

  • 「脱プラスチック」は環境改善につながるのか

    自宅の近所に美味しいパン屋さんがあり、おやつに菓子パンやサンドイッチなど時々買っています。このパン屋は1個ずつプラスチックの袋に入れていたのですが、近年の脱プラスチックの動きに合わせ、この袋を小さな紙袋に変えたのです。パンを買ってすぐ食べれば問題ないのですが、おやつまでおいてから食べることも多くなっています。すると紙袋に入っている例えばあんパンなどは表面が乾燥してしまい、明らかに食味が落ちてしまいました。すると2か月ほどでまたプラスチック袋に変わりましたので、客からクレームが出たのかもしれません。これは些細なことですが、プラスチックの削減の難しさや、その必要性を考えさせられる事項でした。特にレジ袋の有料化や、紙製のストローなど本当に意味があるのか疑わしいことが多い気がします。確かに海洋のマイクロプラスチッ...「脱プラスチック」は環境改善につながるのか

  • 日本人に刷り込まれている性差別の実態

    男女差別の問題は、私が現役のころに施行された男女雇用機会均等法に始まり、賃金格差の縮小や女性が活躍できる社会など解消に向かって進んでいますが、果たして実態はどうなのでしょうか。話は変わりますが私の家では二人とも再婚です。この時にかみさんが私のことを何と呼ぶかで面白いことを言い出しました。再婚すると男性の場合は「後妻」をもらったと言いますが、女性には「後夫」という言葉はありません。これは不公平だという事で、私のことを「ご(お)っとさん」と呼ぶことになりました。これが我が家では定着し、このブログも「ごっとさんのブログ」という名前になっています。さてこういった男性にはあって女性にはないというような言葉は日本語には非常に多くなっています。夫が亡くなった女性は「未亡人」と呼ばれますが、こういう意味の男性を表す言葉は...日本人に刷り込まれている性差別の実態

  • 「脳トレ」は認知症対策にはならないか

    このブログでも認知症は何度も取り上げていますが、今後ますます患者数は増加すると予想されており、2025年には65歳以上の5人に1人が発症するといわれています。私も76歳となりそろそろ気にする歳といえるのかもしれません。最近タイトルのように「脳トレ」が認知症対策にはならないという記事を見ました。私はいわゆる脳トレといわれるパズル類が好きで、タブレットの中には「数独」などのパズルが入っており、電車での移動の時など大体やっています。その他私が行くパチンコの喫煙所は駐車場の一角ですので、一服しながら止まっている車のナンバープレートの数字を使って、加減乗除で10にするというパズルをよくやっています。最近はどうもこれを解くのに時間がかかるようになった気がして、やはり歳のせいで衰えてきたかと感じています。別に私は認知症...「脳トレ」は認知症対策にはならないか

  • 「前立腺ガン」治療方法で死者数に差なし

    高齢になってくると前立腺ガンの可能性は増加してくるようです。私は基本的には前立腺ガンは進行も遅く、放置しても問題ないだろうと思っています。大学時代からの友人(77歳)が1年ほど前に前立腺ガンが見つかり、最新のロボット支援手術を受けました。その後問題なく過ごしていたようですが、先月仲間でオンライン飲み会をやった折に、PSA値が急激に上昇しており、放射線治療を受けることになりました。症状などあまり詳しいことは聞けませんでしたが、放射線は1回15分ぐらいで週5日、32回受けると言っていましたので、かなり大変な治療となるようです。これが手術で取ったのに再発したのか転移したのか分かりませんが、やはりガンというのは個々によって大きく違うものという気がします。彼がこの放射線治療で完治することを祈っています。さてオックス...「前立腺ガン」治療方法で死者数に差なし

  • 心不全の予後をAIが胸部X線画像から予測

    最近のAIの画像解析技術の進歩はすごいもので、スマフォで花を撮影するだけで花の名前が分かるというアプリがあります。それまでは珍しい花や植物があっても、それがなんであるかを調べるのはかなり高度な検索技術をもってしても難しい事でした。先日テニスの試合を観戦していた時、コートの周りに花が植えられていたのですが、何の花か分かりませんでした。かみさんがそのテレビ画面の花をスマフォで撮影しようとしましたが、ボケているので無理だろうと思っていました。ところが瞬時に花の名前が出て、その花の映像からコートの花を特定することができました。この辺りは画像解析技術のすごさに感心したところです。さて徳島大学と帝京大学が胸部X線画像から、心不全の確立や患者が退院後に再発する可能性を算出できる人工知能(AI)を開発したと発表しました。...心不全の予後をAIが胸部X線画像から予測

  • コロナ初期、パニックで買い占めは男性に多い傾向

    何かがありパニックになって衝動的に買い占めを行うという行動が、どういった心理で起きるのかはなかなか面白いのですが難しい問題のようです。3年前の新型コロナの発生初期に、様々なものが品薄になった時の購買行動について、明治学院大学などの研究グループが調べたところ、普段買い物をしない男性ほど焦って過度な買いだめをするという傾向がみられたようです。この頃のことはもうあまり記憶にありませんが、私の家では全く買いだめはしなかったような気がします。確かにトイレットペーパーなどが売り場から姿を消しましたが、自宅のストックがなくなる前には回復するだろうと、特に何もしなかった記憶があります。これは新型コロナだけではなく、災害などのために買いだめの必要性がほとんどない自宅の環境によるのかもしれません。自宅は小さな川からも遠く、小...コロナ初期、パニックで買い占めは男性に多い傾向

  • カエルの手足再生の仕組みを可視化

    家の庭や石垣にはトカゲがちょろちょろしていますが、中にはしっぽがないのもいます。これはネコがいますので、それに襲われたのかもしれませんが、ある程度時間が経てば再生するようです。こういった爬虫類は再生能力が高いと言われていますが、最も有名なのがイモリでしょう。昔ちょっとお世話になった九州大学の先生は、イモリの研究をされておりその再生能力の高さについて色ろ話を伺いました。イモリのすごいところは手足のような外部の組織だけではなく、心臓や肝臓などの臓器まで再生するそうです。イモリの寿命は5年とか20年といわれていますが、先生のところで飼育しているイモリは、先代から飼われており40年以上生きているものが多数いるようで、飼い方によっては非常に長生きするようです。この先生は眼球の再生をヒトに応用できないかという研究をさ...カエルの手足再生の仕組みを可視化

  • 避妊手術に変わるネコの新しい不妊法を開発

    かみさんはネコの保護活動を若干ですがやっています。家の周りには学生アパートが多いのですが、そこでネコを飼い卒業するときに離しておいていくケースがあるようです。かみさんはそういったのら化したネコを捕獲し、獣医で避妊手術をして離すという活動です。最近ハーバード大学の研究グループが、飼いネコや野良ネコの数を管理するために、安全で新しい遺伝子技術による不妊処置法を開発したと発表しました。野良ネコを捕まえて不妊手術や去勢手術をしたのちまた野生に戻すTNRという方法は、個体数の抑制に効果があるものの、獣医師の協力をはじめ負担が大きいという問題があります。研究グループは元々ヒトの卵巣ガン発達に関連する抗ミュラー管ホルモン(AMH)の研究をしていました。AMHは胎児の男性生殖器の発達に重要な役割を果たし、このホルモンが卵...避妊手術に変わるネコの新しい不妊法を開発

  • 少し復調してきた定例麻雀

    今回の定例麻雀は雨の予報でしたが、幸い降ることはなく30分前ぐらいに雀荘に到着しました。すると雀荘のあるビルの前でH君がうろうろしており、声をかけるとビルの外装が変わったので見ていたとのことでした。確かに雀荘は5階ですが、3,4階の店が変わったようで、入り口付近がきれいになっていました。雀荘のいつもの卓に付きビールを飲みながら雑談しているとすぐにTSさんとKSさんも見え始まりました。最初の局は私の嫌いな荘家でしたが、1局でH君に満貫を自模られるというあまり良くないスタートでした。この局は満貫や跳満が飛び交う派手な麻雀になりましたが、私はこの波に乗れず我慢の麻雀となりました。ラス前ぐらいにSKさんがH君に振り込み飛んでしまいましたが、何とか私は若干マイナスの3位で切り抜けました。次の局も変わらず、H君が親の...少し復調してきた定例麻雀

  • 人工物は危険で天然物は安全というのは単なる「信仰」か

    私は長年新規化合物を合成し、その生体への作用を見るという研究を続けてきました。その結果人工物であろうと天然物であろうと化学物質の人体への影響は同じであると感じています。ところが巷では、天然物は安全であり、肥料や農薬などを使わないオーガニック(有機)農業がもてはやされ、非常に高価であるにもかかわらず注目を集めているようです。またファストフードなどには多量の食品添加物が入っており、健康に悪いという事が当たり前のような風潮があります。こういった傾向がいつ頃始まったのか分かりませんが、最近は特に強まってきており、いわば天然物の「信仰」のような感じすらします。食品は毎日食べるものですから、安全なものを指向するのは当然のことですが、なぜそれが天然物は安全という方向に行ってしまったのでしょうか。現在知られている毒物のほ...人工物は危険で天然物は安全というのは単なる「信仰」か

  • 身近にある薬が腎臓に負担をかけている可能性

    私は長年薬の研究をしていましたが、標的とする病気をいかに早く効果的に治すかを目的にして、多くの化合物を合成してきました。しかし有効な薬を見つけることができても、それを投与し効果を発揮してから排泄されるまで、多くの臓器が関わっておりそこに何らかの負担がかかっていることが気になっていました。実際最近では、鎮痛剤や胃薬など普段何気なく飲んでいる薬が実は腎臓に負担をかけている場合があることが分かってきました。専門家によると薬局に売られていて普段から身近にある薬でも用法や用量を守らないと、腎臓にダメージが残ってしまい、最悪の場合透析を余儀なくされることもあるとしています。これは腎臓がほとんどの薬を尿として身体の外に出す役割を担っているためです。従って使い方を守らないと、排泄されずに腎臓に薬が残ってしまい、ダメージを...身近にある薬が腎臓に負担をかけている可能性

  • アルツハイマー病は「脳血管障害」である可能性

    認知症はこのブログでもたびたび取り上げていますが、高齢化が進むにつれて患者数も増加し、介護も含めて社会問題となっています。その多くを占めるアルツハイマー病を「脳血管障害」ととらえて、原因の究明や治療法の開発を行う研究が注目されています。脳の重さは身体全体の2%ほどですが、血流量でみると全体の15%も流れ込んでおり、脳は「血管の塊」といわれるほど血液を必要とする臓器です。新潟大学脳研究所では亡くなった患者の脳の組織診断のため病理解剖し、認知症をはじめとする脳の病気の原因を研究しています。最新の光シート顕微鏡では、光を薄く広げて照射することができるため標本の平面像を直接撮影することができ、垂直方向に何枚も積み重ねることで脳血管を立体的に観察することができます。これにより認知機能が低下している患者の脳血管では、...アルツハイマー病は「脳血管障害」である可能性

  • 加齢で起こる「前立腺肥大症」の症状や原因、治療法

    加齢により前立腺が肥大して尿漏れを起こすこともある「前立腺肥大症」ですが、自覚症状に乏しいケースもあるようです。高齢男性にはかなり良く発症するといわれていますが、あまり周りでこの病気の話を聞いたことはありません。尿に関連することなので、あまり話題にする人が少ないのかもしれません。私は一時頻尿かと気にすることもありましたが、暑くなってくると自然に治まってきているようです。ただ長時間麻雀などやると、私は明らかにトイレに行く回数が多くなっていることは確かです。前立腺は男性特有の臓器で、尿道を取り囲んでいる栗の実大の腺組織で、精子を元気にする前立腺液を分泌します。前立腺肥大症は、その名の通り前立腺が肥大して尿道を圧迫したり、前立腺の筋肉が過剰に収縮して尿道が圧迫されたりするために、尿が出にくくなるなどの「排尿障害...加齢で起こる「前立腺肥大症」の症状や原因、治療法

  • 「タウリン」に老化を遅らせ寿命を延ばす効果

    「タウリン」という化合物はあまり馴染みはないかもしれませんが、アミノエタンスルフォン酸という有機化学ではよく使用する物質です。タウリンは天然物質で、イカやタコなどに多く含まれています。昔から色々な効用が知られており、中性脂肪を下げたり、血圧を下げる、肝臓の解毒能力を強化するなどとされています。最近では色々なエナジードリンクの主要成分として入っているようです。このタウリンが健康で長生きするためのカギとなり得ることが、最近発表されたコロンビア大学の研究で明らかになりました。この研究によれば、体内で生成され食物からも得られるタウリンは、動物の老化に関わる主要な要素のひとつであるとしています。マウス、サルそしてヒトの血液検査で、年齢とともに衰えがちな免疫機能や神経系機能、骨の形成や肥満など身体の重要なプロセスに、...「タウリン」に老化を遅らせ寿命を延ばす効果

  • 「朝型」か「夜型」かは遺伝子によって決まっている説

    私自身が朝型か夜型かはどうも微妙な問題のような気がしています。夜遅くなっても眠くならず、却って冴えてるような気もしますので夜型かもしれませんが、早起きしてなにかしても効率が落ちることも無いようです。こういった分類にはその「中間型」というのもあるようなので、わたしはその型なのかもしれません。こういった人を朝型、夜型と分類するには、有名な朝方夜型質問紙という方法で調べられるようです。その他ミュンヘンクロノタイプと呼ばれる簡易な方法を使って、休日の入眠時間と起床時間を調べて評価する方法もあります。これは休日の就寝時間と起床時間の中間時刻によって分類するというものですが、私の現役のころは完全に夜型となっていましたが、現在は中間型のようです。この朝型や夜型には遺伝子が関わっているのではないかと推測され、それを裏付け...「朝型」か「夜型」かは遺伝子によって決まっている説

  • 既存患者データの活用で「偽薬」を使わない臨床試験を推進

    私は長年薬に関係する仕事をしてきましたが、治験(臨床試験)に直接かかわったことはありませんでした。それでも色々情報は入ってきて、治験をうまく進めるのは本当に大変だと感じていました。厚生労働省は、新薬の効果などを調べる治験で患者に偽薬(プラセボ)を使わない手法の推進に乗り出すようです。その代りの患者データベースを運営する大学病院など数カ所を支援するとしています。治験は薬と偽薬を投与したグループを比較するのが一般的ですが、有効成分を含まない偽薬の投与には倫理的な課題も指摘されています。確かに偽薬投与については、私も若干問題があると思っていました。特に重篤な病気の場合治験が長期間になると、その間偽薬投与群は何の治療もしないという事になってしまいます。病気の種類によってはこの問題について何らかの処置はされているよ...既存患者データの活用で「偽薬」を使わない臨床試験を推進

  • ヒトの脳は10%しか使われていないは本当か

    脳科学は近年非常に進歩し色々なことが分かってきましたが、外部から脳波などを正確に測定できることが大きいようです。これによって「記憶」に関してはかなり正確な情報が得られていますが「意識」という点はまだまだ分からないことが多いとされています。人間の脳は10%しか使われていないという説がありました。これが本当なら残りの90%を使うようになれれば、今よりすごいことが出来そうな気がします。ヒトの脳にはまだまだ未知の力が眠っていると考えるのは、ロマンがありますがどうもこの説は脳科学的に見て間違いのようです。現在の説ではヒトの脳は100%使われており、少なくとも普通に生活していれば脳の中に使っていない部分はありません。脳は考えたりする以外にも、体を動かしたり内臓を制御したりしています。眠っている時でさえ脳は働いていて、...ヒトの脳は10%しか使われていないは本当か

  • パーキンソン病の血液検査法を開発

    パーキンソン病は歳をとると比較的多い病気のようで、私の友人知人の中にも発症していますが、それほど日常生活に支障はないようです。この治療薬は私が50年前に若干携わったDOPAをはじめ、有効な薬剤が開発されており、症状の緩和に役立っているようです。パーキンソン病は身体の震え、動作がゆっくりになる、筋肉がこわばり手足が動かしにくくなる、転びやすくなるなどの症状を特徴とする病気です。脳の指令を伝えるドーパミンが減ることによって起こるとされています。日本では1000人に1.5人ぐらいの割合で患者がいるといわれており、高齢者では比較的多い病気といえます。順天堂大学などの研究チームが、血液を調べる手法を開発したと発表しました。現在は症状が表れてからCT検査などで診断しますが、より簡単に検査でき発症リスクが高い人の早期発...パーキンソン病の血液検査法を開発

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