肥満が現代人に多いことを「進化医学」が説明
現代の病気などを人間の進化の過程によって解析する「進化医学」という分野があるようです。例えばこのブログでも取り上げている尿酸は、痛風の原因になるだけでなく、抗酸化作用という有益な働きもあります。こういった作用から考えると、高尿酸血症は老化の原因である活性酸素から身体を守るために進化した結果かもしれません。このように病気や健康を進化の観点から考える医学を「進化医学」や「ダーウイン医学」と呼んでいます。それほど新しい考え方というわけではありませんが、肥満や塩分の取りすぎについて進化医学での説明を紹介します。肥満は単に食糧の摂取によりエネルギー量と、運動などの消費エネルギーのバランスが悪いためと思っています。ただしこれは個人によって食料の吸収率や活動の消費率が大きく異なっており、その辺りは遺伝子によって決まって...肥満が現代人に多いことを「進化医学」が説明
2023/06/30 10:32