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2015/07/29

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  • 肥満が現代人に多いことを「進化医学」が説明

    現代の病気などを人間の進化の過程によって解析する「進化医学」という分野があるようです。例えばこのブログでも取り上げている尿酸は、痛風の原因になるだけでなく、抗酸化作用という有益な働きもあります。こういった作用から考えると、高尿酸血症は老化の原因である活性酸素から身体を守るために進化した結果かもしれません。このように病気や健康を進化の観点から考える医学を「進化医学」や「ダーウイン医学」と呼んでいます。それほど新しい考え方というわけではありませんが、肥満や塩分の取りすぎについて進化医学での説明を紹介します。肥満は単に食糧の摂取によりエネルギー量と、運動などの消費エネルギーのバランスが悪いためと思っています。ただしこれは個人によって食料の吸収率や活動の消費率が大きく異なっており、その辺りは遺伝子によって決まって...肥満が現代人に多いことを「進化医学」が説明

  • 進行ガンの全身悪化に関わるタンパク質を発見

    私が現役でガンの研究をしていたころですのでもう40年近く前のことですが、「ガン悪液質」という状態が問題となっていました。この悪液質になると症状が急激に悪化し、死に至るケースが多く、この原因がよく分かりませんでした。その後悪液質という言葉をあまり見なくなりましたので、こういった概念がなくなったのかと思っていました。ところが実際はガン悪液質の研究は、多くの生理現象がからんだ複雑な障害であり、解析手法も確立していなかったため遅れていたにすぎなかったようです。理化学研究所の研究グループは、ショウジョウバエを使った実験モデルで、ガン細胞が出す「ネトリン」というタンパク質が関わっていることを突き止めました。ガン悪液質と呼ばれる筋肉や脂肪の減少といった全身症状は、進行ガン患者の80%以上に認められ予後に悪影響を及ぼしま...進行ガンの全身悪化に関わるタンパク質を発見

  • 日本人が知らない健康診断の「本当の話」

    私はこの時期になると毎年健康診断を受けていますが、自治体の補助で非常に安く受けられています。私の結果はほとんどが基準値に入っていますし、異常になっても治療するつもりはありませんので、そろそろ受診もやめようかと思っています。専門家が健康診断について否定的な意見を述べていますので紹介します。日本は使用者が労働者に健康診断を受けさせなければいけないという世界的には珍しい労働安全衛生法があり、事実上健康診断を受けなければいけなくなっています。40代以降はこの健診に「ひっかかる」、つまり検査データに異常な数値が出ることが増えてきます。日本の健康診断の検査データは多くの場合、健康と考えられる人の平均をはさんで95%の範囲に収まる人を「正常」、高くても低くてもそれをはみ出した5%を「異常」と判定されるように作られていま...日本人が知らない健康診断の「本当の話」

  • タバコを吸っていると早く「要介護」になる

    喫煙が色々な病気の要因になるということはいろいろ言われていますが、最近は特に目立つようになってきました。例えば何かの病気の予防法を問われても、「禁煙」さえ言っておけば皆が納得する、いわば専門家の免罪符のようになっています。厚生労働省が定める要介護状態の定義は、身体又は精神の障害があるため入浴、排せつ、食事などの日常生活における基本的な動作の全部または一部について、原則6か月にわたり継続して介護を要すると見込まれる状態のことです。平均寿命は1947年(私が生まれた年ですが)には男性で50.06歳、女性で53.96歳でしたが、2021年には男性81.47歳、女性87.57歳と格段に伸びています。一方健康寿命は2019年で男性72.68歳、女性で75.38歳となっており、健康寿命後の男性で8.73年、女性で12...タバコを吸っていると早く「要介護」になる

  • 肥満は遺伝子でどれだけ決まるのか

    私は肥満がかなりの病気の原因となると考えていますが、肥満の60%程度は遺伝子によるものという説があります。古くは双生児の研究で、肥満型の家庭に養子に出てもやせ型の家でも同じような体形になるという結果が出ています。つまり肥満には環境要因よりも遺伝的要因が大きいという研究です。また肥満になりやすい遺伝的要素があることは、1949年に偶然発見されています。米ジャクソン研究所の研究者が、飼育している実験用マウスのうち特定の系統のものだけが異常に太りやすいことに気づきました。それから45年後の1994年、「肥満遺伝子」という一つの遺伝子の変異がマウスを過食にして太らせていることが分かりました。さらにその後の研究により、肥満遺伝子がレプチンというホルモンを作らせていることが明らかになりました。現在では脂肪細胞がレプチ...肥満は遺伝子でどれだけ決まるのか

  • 余命が短いガン患者は在宅の方が長期生存

    終末期にどう過ごすかは難しい問題で、どんな状況かによっても変わって来そうです。私は病院でも自宅でもあまりこだわりませんが、喫煙したりちょっと酒を飲んだりできそうという点では、自宅の方がよいのかもしれません。私の大先輩は96歳で亡くなる直前まで、病院で吸い飲みで焼酎を飲んでいたという事ですので、そういった終末を迎えたい気もします。進行ガンで余命が短い患者の場合、自宅療養の方が緩和ケア病棟に入院するよりも長く生存していることが筑波大学などの調べで分かりました。医療関与度が下がる自宅療養では生存期間が縮まると懸念されますが、ストレスの耐性度などからその可能性は低いことが説明できるようです。筑波大学などのグループは、2017年1月〜12月に、緩和ケア病棟23施設、在宅利用を提供する45診療所を対象にガン患者の観察...余命が短いガン患者は在宅の方が長期生存

  • 海外での臓器移植が増加、厚生労働省調査

    小さい子供が心臓移植が必要となり、海外で移植手術をするための募金活動のはなしを時々聞きますが、億を超える寄付が集まっているようです。あくまでメディア情報ですので、どういう結末になったかなど分からない点は多いのですが、海外での臓器移植には問題点も多いような気がします。厚生労働省の調査によると、海外で臓器移植を受け国内の医療機関に通院している患者が3月末時点で543人に上ると発表しました。渡航先は米国が227人と最も多く、中国175人、オーストラリア41人となっています。日本臓器移植ネットワークによると、国内では現在約1万6千人が移植を希望し登録していますが、脳死や心停止からの臓器提供は年100件前後で、ドナー不足が課題となっているようです。こういった現状から国内での移植をあきらめ海外での移植を行う人が出てく...海外での臓器移植が増加、厚生労働省調査

  • 認知症の新薬は治療戦略の分岐点になるのか

    認知症の患者数は数百万人といわれており、今後増加すると予想されています。私の親世代では何人もの発症者を見てきましたが、やはり介護が必要になるという点も含めて今後問題になることは確実です。私の母は80代前半で発症しましたが、特に何の治療もしませんでした。認知症の難しさはいわゆる波があり、良い時と悪くなる時があることと、刺激があると一見正常に戻ることです。例えばケアマネージャーが見えていろいろ検査を兼ねた質問などにはほぼ正常に回答できるのですが、帰ってしばらくすると、その事実を完全に忘れてしまうのです。たぶんこういった状況が認知症の治療薬の効果判定を非常に難しくして、多くの臨床試験の失敗につながったのではないかと思っています。日本のエーザイが開発した「レカネバブ」が米国で迅速承認され、日本でも審査が行われてい...認知症の新薬は治療戦略の分岐点になるのか

  • 尿路結石のもとを分解菌に運ぶ分子の構造を解明

    世の中に知られている激痛を起こす原因として、痛風、虫垂炎、群発頭痛、心筋梗塞、尿路結石などがあります。いわゆる「3大激痛」といわれるものにどんな組み合わせがあるかを調べると、尿路結石は必ずそのひとつを占めているようです。私が若いころ大学の後輩が尿路結石で痛みが出て、病院に運んだことがありますが本当にひどい苦しみかたでした。尿路結石は食事で摂取したシュウ酸が腸で吸収されて腎臓に送られ、尿路でカルシウムなどと結晶化してできるといわれています。この尿路結石の原因となるシュウ酸を分解する腸内細菌に届ける、「シュウ酸輸送体」の立体構造を岡山大学の研究グループが解明したと発表しました。シュウ酸を軟らかく包み込み、効率よく菌内に運んでいました。この働きを生かして腸内のシュウ酸を吸収・分解できれば、尿路結石症を防ぐことが...尿路結石のもとを分解菌に運ぶ分子の構造を解明

  • 糖尿病治療薬が待望の減量薬となるか

    肥満が色々な病気の原因になると思っていますが、肥満の60%以上は遺伝的なものであるという説もあり、減量は非常に難しい問題のようです。肥満は単に食生活の偏りや運動不足の結果ではなく、体が必要とするよりも多くカロリーを摂取してしまう病気という認識が正しいようです。つまり何らかの理由で脳が飢餓状態だと思い込み、飢餓のときにすべきことをしてしまう結果、エネルギーを脂肪として蓄え食欲が増進するためです。そこで薬物療法がダイエットなどの行動介入よりはるかに大きな成果を上げるということになります。「GLP-1受容体作動薬」と呼ばれる新たな薬は、元々2型糖尿病患者の血糖値を管理するために開発されましたが、体重を減らすことにも大きな効果を示すことが分かりました。こうした薬は米国では2010年に初めて糖尿病薬として承認され、...糖尿病治療薬が待望の減量薬となるか

  • 新型コロナワクチン接種は今後どうすればよいか

    新型コロナはインフルエンザと同じ5類に分類されましたが、まだ夏にかけて感染が拡大する恐れなどが報道されています。また私の家は二人とも70歳以上ですので、先月6回目のワクチンの接種券が届いています。どうもまだワクチンの多重接種を推奨しているようです。しかしほとんど意味がないだろうという事で放置していますが、知人に確認したところほとんど接種するつもりのようです。ここではワクチン接種と免疫機構について基本を確認しますが、どうも私の知識が正しいのかどうか自信がなくなっていることは確かです。ウイルスなどの病原菌に感染すると、免疫細胞がその病原菌を特定し、それを排除するための抗体を産生します。これを早期に行うため体温を上げたりして免疫力を高めますが、抗体ができるまでに3日程度かかるとされています。その間病原菌は増殖し...新型コロナワクチン接種は今後どうすればよいか

  • ガンの中に住む細菌がガン細胞を助けている可能性

    このブログでもガンを攻撃する細菌の話を書きましたが、ガン細胞中にも多くの微生物が存在することが明らかになってきました。私は若干疑っているのですが、ピロリ菌が胃ガンを引き起こすことが話題となっています。ある種の口内細菌は、多くの消化器ガンで頻繁に見られ、ガンの経過の悪さや治療の失敗と関連付けられています。また研究により腸内細菌のバランスの乱れが消化器ガンを誘発する可能性も示唆されています。ガンと細菌については、10年以上前DNAを解読する技術が進歩し普及し始めてきたころから、人間の腫瘍組織内に細菌が存在する可能性が示唆され始めました。2022年に発表された研究により、口腔ガンと大腸ガンの中に生息している細菌は、人間の免疫反応を抑制しガン細胞がより速やかに広がるのを助けることによって、ガンの進行を直接促してい...ガンの中に住む細菌がガン細胞を助けている可能性

  • コラーゲンサプリの効果に根拠はあるのか

    最近体内成分のサプリメントの宣伝が大々的に行われており、専門家の推奨などもあってかなり消費されているようです。米国では2021年にコラーゲンのサプリメントに20億ドル(2750億円)が費やされたというデータもあり、今後さらに増えると予測されています。コラーゲンに関しては、科学を差し置いて評判ばかりが先走りしているという評価もあるようです。コラーゲンは、哺乳類が最も豊富に持っているタンパク質で、体内にあるタンパク質の30%をコラーゲンが占めています。コラーゲンは皮膚、靱帯、筋肉、腱、骨、血管、腸の内壁その他の結合組織を構成する重要な要素です。コラーゲンは、3本のアミノ酸の鎖がねじれた三重らせん構造になっており、この鎖がしっかりと絡み合うことで、強く硬いタンパク質になります。分子構造や体のどこにあるかによって...コラーゲンサプリの効果に根拠はあるのか

  • 降圧剤ACE阻害薬は臓器を保護する作用もある

    このブログでも何度か触れていますが、私は若いころから低血圧気味で70歳を過ぎたころやっと標準値ぐらいになってきました。この高血圧の定義がやや異常で、国民の3分の1が高血圧というのはおかしなことですが、既に書いていますのでここでは触れません。タイトルのように降圧剤のACE阻害剤が色々な臓器を保護する作用があるという記事を見ました。ACEはアンジオテンシン変換酵素の略ですが、血管収縮作用のあるアンジオテンシンⅡを作らないようにすることで、血圧を下げる薬です。血圧を上げるというと悪いイメージがありますが、むしろ「血圧を保つ」という点で生命維持にとって重要なメカニズムと言えます。そのひとつに「レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系」と呼ばれる作用があり、これを働かなくする薬がACE阻害薬です。アンジオテンシン...降圧剤ACE阻害薬は臓器を保護する作用もある

  • ガンのニセ情報に騙されないために

    私の友人知人でもガンを発症した人は多く、元気に復活した人もいれば残念ながら亡くなった人もいます。巷にはガンの情報はあふれており、多くはあまり根拠ないものといえるのかもしれません。私はこの歳になれば(76歳)、ガンが見つかっても特に治療はせず放置しようと考えています。ひとつにはもうガンの進行のそれほど早くなく、手術や薬物療法といった身体に負担のかかる治療をしても、寿命はあまり変わらないだろうという考えです。ここではガンの専門医のガンに関する正しい情報の見極め方について紹介します。ただし私はこの意見にあまり賛成はしていませんが、あくまで専門家の一般的な推奨事項です。まずガン発見に有効な検診や必要のない過剰な検診についてです。推奨されているガン検診は5つのガンですがこれは科学的な根拠があり、検診を受けることでガ...ガンのニセ情報に騙されないために

  • AIが高精度に味覚を判別する「電気舌」を開発

    味覚というのは最も微妙な感覚であり、個人差も大きいものと感じています。テレビ番組で画期的においしくなる調理法を紹介し、これで作ったものを町行く人に判定してもらうという事をよく見ます。この場合美味しくなった方が100%選ばれることはまずなく、80:20から70:30ぐらいになることが多いようです。つまり美味しいと感じるのは人それぞれで、味覚というのは人によって大きく異なると言えるようです。ヒトは食べ物や飲み物の旨味を舌にある味蕾で感知します。この原理を応用した、溶液中の多様な化学物質を即座に測定できる人工知能(AI)対応の小型センサー「ハイパーテイスト」の実用化が間近になっているようです。これは「電子舌」とも呼ばれ、溶液に入れるだけで誰でも使えるとしています。ヒトは味蕾に刺激を受けると、神経信号を脳に送り味...AIが高精度に味覚を判別する「電気舌」を開発

  • 「人工臓器」は新時代に突入しているという事実

    再生医療という言葉が注目され、人工臓器の可能性まで出てきたようですが、ひとつの見方として人工臓器はいろいろ実施されているともいえるようです。再生医療そのものは将来性を約束された技術であり、20〜30年ぐらいのスパンで考えれば実用性が高く倫理的にも問題のないものが育っていくはずです。人類が昔から願っていた、老朽化した臓器を蛍光灯のように交換することは夢物語ではなくなっています。もともと臓器とは「ひとつの機能を司っている身体の一部」という定義ですので、心臓の弁や血液、歯や髪の毛も胃や肺と同じく臓器といえます。その意味ではメガネやカツラ、入れ歯なども大きくは臓器の交換であり、人類はかなり昔から臓器の交換を行ってきたという言い方もできます。私は若いころから歯が悪く歯医者のお世話になってきましたが、ついに入れ歯にな...「人工臓器」は新時代に突入しているという事実

  • 抗生物質を飲みすぎると起こる悪影響

    私は30代のころ5年以上抗生物質の合成研究を行っていました。新規な抗生物質を開発するためには、そのメカニズムや対象となる微生物について知る必要があり、多分普通の医師などよりは詳しくなっています。最近抗生物質については、タイトルのような否定的な論調が増えている気がしますが、感染症については非常に有効なものと思っています。20年ほど前までは、風邪をひいたときには必ず抗生物質も処方されていました。その後風邪の原因ウイルスには抗生物質は効かないことや耐性菌の問題が出てきて、抗生物質を処方されることはなくなっています。これは正しいのですが、研究者の間では風邪はウイルスと細菌の複合感染という事が常識となっていました。複合感染といってもウイルスと細菌に同時に感染するというより、ウイルスによって体が弱るため、元々わずかに...抗生物質を飲みすぎると起こる悪影響

  • 高齢者に広がる虫歯の原因はタンパク質分解酵素

    私は若いころから歯が悪く、入れ歯になってからようやく歯の悩みから解放されました。この歯の悪いところは遺伝のようで、母は50代で入れ歯になり母方親族は皆歯が悪くなっているようでした。高齢者に広がっている虫歯の一種である「根面う蝕」の原因は菌ではなく、歯に元から存在するタンパク質分解酵素の活性化が原因であることを東北大学の研究グループが突き止めました。虫歯の進行を抑える「フッ化ジアミン銀」や、お茶に含まれるカテキンなどが酵素の働きを抑制することも分かりました。根面う蝕はわずかに茶色になることもあるものの、あまり目立ちません。痛みはほぼありませんがあっという間に進行し、ある日突然歯が折れたり割れたりします。歳を重ねて歯茎が下がり、露出した部分の歯が狙われます。歯が黒くなり徐々に進行する小児や成人の虫歯とは異なり...高齢者に広がる虫歯の原因はタンパク質分解酵素

  • 全仏オープンテニス、日本人女子の優勝と失格騒動

    全仏オープンテニスはいよいよ男子シングルス決勝という最終局面になっています。このグランドスラムでは予想外の出来事が起きています。日本人女子の加藤未唯が混合ダブルスで優勝したのです。これは歴史的な快挙といえますが、加藤は3日前の女子ダブルスで何と「失格」という処分を受けたのです。この件については優勝という事とともに失格に関してもテレビの情報番組などでかなり大きく取り上げていますので、テニスファン以外にも広がっているかもしれません。私はこの女子ダブル3回戦を、WOWOWオンデマンドのPC動画をテレビにつないで観戦していました。もちろん単なる動画ですので解説もない試合だけですが、私は女子ダブルスが割と好きで、最後の日本人選手という事で楽しみにしていました。加藤ペア(インドネシアの選手とのペア)は1セット目を惜し...全仏オープンテニス、日本人女子の優勝と失格騒動

  • 眠気覚ましのカフェイン入り飲料の適量は

    あまり眠気覚ましを目的にはしていないのですが、コーヒーは好きで毎日飲んでいます。昔はドリップ式のパックで淹れていたのですが、最近は面倒になりスーパーなどでペットボトル入りやキャップ付きの缶コーヒーを買って飲むことが多くなりました。カフェインの効果をいろいろ聞くことが多くなりましたが、色々な面で効用が証明されているようです。カフェインは眠気を覚ましたり、集中力を高める、利尿作用によるむくみの改善のほか、脂肪燃焼を促す効果なども期待されています。一方で多量摂取による中毒の例などもあり、取りすぎには注意が必要な成分でもあります。カフェインはコーヒー、お茶、エナジードリンク、炭酸飲料の一部、チョコレートなどに含まれており、大体の含有量は以下の通りです。1杯当りもしくは1本あたりの含有量で、単位はミリグラムです。コ...眠気覚ましのカフェイン入り飲料の適量は

  • 80歳を過ぎたら健康診断を卒業

    厚生労働省の発表によると2022年度の平均寿命は、男性が81.47歳、女性が87.57歳となっており、40年前から9歳程度伸び80代となりました。私はこの平均寿命は今後それほど伸びていかないと思っています。その理由は私のたわごとですので省略しますが、ひとつには終末医療に対する考え方が変わってきたことがあります。少し前までは「死」は絶対悪であり、少しでも遅らせることが正しいという風潮がありました。その典型が「胃ろう」などの延命治療です。最近になり単なる延命治療より、穏やかな死を望む傾向が出てきたような気がします。これが平均寿命に及ぼす影響は小さいのですが、寝たきりで食事もとれない老人が減ることは良いことだと思っています。さて私は一昨年「75歳、医療からの卒業」という本を出しました。これはこのくらいの歳になれ...80歳を過ぎたら健康診断を卒業

  • 「白内障」はどの程度症状が進んだら手術を受けるべきか

    歳をとってくると身体のあちこちが傷んできて色々な症状が出るのは自然ですが、これは臓器の耐久性の問題であり現在の医療をもってしても治らないものと思っています。それでも眼の水晶体が濁って来る「白内障」は手術によって回復する数少ない病気といえます。白内障の発症は、日本では50歳代で37〜54%、60歳代で66〜83%、70歳代で84~97%、80歳以上ではほぼ100%が発症するというデータもあるようです。これを見ると現在76歳の私が発症していないのは珍しい事なのかもしれません。白内障は眼の中のレンズの役割をしている水晶体が白く濁り、視力の低下を招く疾患です。霧のように白くかすんだり、光がまぶしく感じたりするとされています。友人で白内障の手術した後、世界が変わったと喜んでいましたので、手術の効果は高いようです。白...「白内障」はどの程度症状が進んだら手術を受けるべきか

  • 胃ガンリスク「ピロリ菌と遺伝」で大幅に高まる

    胃ガンの原因はピロリ菌ではないという私の持論をこのブログでも書いていますが、ピロリ菌と遺伝の要因が組み合わさると、胃ガンにかかるリスクが大幅に高まることが発表されました。理化学研究所などの国際研究グループが独自のゲノム解析手法により、胃ガン患者群と比較対照群の大規模データを詳しく比較して明らかにしました。胃ガンの原因は環境要因であるピロリ菌感染がよく知られていますが、遺伝的な要因もあるとされています。研究グループは胃ガンのリスクに関連する遺伝子の特定や、環境要因と遺伝要因に加え両者を組み合わせたリスクの度合いの解明に挑みました。日本人を対象としてゲノムと健康情報のデータベースの胃ガン患者計1万1859人、ガンに罹っていない比較対象者計4万4150人の情報を解析しました。その結果9種類の遺伝子が胃ガンのリス...胃ガンリスク「ピロリ菌と遺伝」で大幅に高まる

  • 覚えにくい薬の名前、命名の由来とルール

    私は長年吸入薬を使用していますが、未だにその薬の名前をはっきり覚えていません。一般に薬の名前は何の意味もなく謎めいているような感じさえ受けます。実際は医薬品の名前は、混同による投薬ミスを最小限に抑えるための安全策が施されているようです。そのため奇妙に思える医薬品の名前も「非常に厳格なプロセス」を経てつけられています。簡単にいえば、医薬品の名前を決めるプロセスには3つの段階があるとしています。まずブランド戦略やマーケティングを専門とする代理店や企業によって、候補となる名前が考案される創作の過程があります。次に製薬会社の商業、規制、法務の各部門の専門家が参加する評価の段階、最後に法的な審査や当局による承認を受けるプロセスとなります。すべてがこのようなプロセスを経るのかはよく分かりませんが、私のいた研究所から出...覚えにくい薬の名前、命名の由来とルール

  • ツキのない少し早目の定例麻雀

    毎月ここで報告している定例麻雀は第2週にやると決めていたのですが、今月は私に予定が入ってしまい1週間早く開催しました。やはり年寄りは気が早いのか13:00集合がだんだん早くなり、12:30すぎには全員そろい始まりました。毎回書いていますが最初の半荘はツキを判断するという事で慎重に打っていますが、今回はほとんど安い手ばかり出ていました。前回は最初からマンガン、跳満が入り乱れたのと対照的でした。私も積極的に安いリーチをかけましたが、あまり良い流れにはなりませんでした。結局ほとんど差が付かないまま半荘が終わりましたが、結局3位となり、どうもツキがない感じでした。これが出たのが次の半荘で、H君が親の3巡目にリーチがかかったのです。私はまだ字牌が整理できていない段階でしたが、何とか1巡は現物で回避できましたが降りよ...ツキのない少し早目の定例麻雀

  • 薬だけでガンを治せる「免疫療法」の効果

    日本では手術できるガンであればほぼ100%手術をするという、手術偏重の治療が行われています。これは問題ではないかと考えていますが、化学療法といわれる薬物療法も私は推奨できません。近年大きな進歩がみられるのが免疫療法です。現在でも「免疫療法」と称して、保険適用外の治療を謳うクリニックは多いようですが、こういった自由診療というのは怪しい面があるのは確かなようです。ここでは怪しくない免疫療法を紹介します。以前から悪性黒色腫や腎細胞ガンといった一部のガンには、免疫系を活性化させる「インターフェロン」が薬として使われてきました。主力ではないとはいえ標準治療のひとつであり、保険適用です。しかし治療のためインターフェロンを投与すると、高熱や関節痛、全身倦怠感といった不快な症状が生じます。またインターフェロンの奏効率は1...薬だけでガンを治せる「免疫療法」の効果

  • 「尿酸値」が高いのは薬物治療すべきか

    私はここ数年健康診断で「尿酸値」がやや高くなっています。といっても基準値が7.0までで、私は7.6ぐらいですので、クリニックの医師も問題はないといっています。ただしある説によると、7.0というのは尿酸の水に対する飽和溶解度といわれており、これより高くなると尿酸が結晶として析出する可能性があるようです。知られているように、尿酸の鋭い結晶が刺激をして痛風の激しい痛みを引き起こすといわれていますので、若干心配なところではあります。尿酸は核酸類、特にプリン体の最終代謝産物です。よくビールにプリン体が多いと言われていますが、通常の食物には必ず含まれています。ヒトは生命体を食料としていますので、動植物を問わずすべての細胞内には核酸が入っており、これを減らすことはできません。私としてはビールを止めるより、薬を飲んで尿酸...「尿酸値」が高いのは薬物治療すべきか

  • 生命が見つかるという前提で火星からサンプルを持ち帰る

    現在火星ではNASAの最新鋭の探査車パーシビアランスが、生命の痕跡を見つけようと活動中のようです。このブログでも何回か述べていますが、私は宇宙にはほとんど興味がありません。地球で発見されているもの以外の、新規に何かが見つかる可能性は全くないと考えています。宇宙がどんなに広くとも、地球という惑星はその凝縮した物であり、理論的にすべての元素が同定されていますので、それ以外は論理的にも存在しえないのです。ただし生命の起源には興味を持っており、宇宙には地球の生命とは異なった組成の生命がいると考えたこともありましたが、これも理論上存在しえないでしょう。火星の探査を行っている過程で、マンガンという元素が露出している部分があり、これは細菌の一種であるシアノバクテリアが存在している可能性があったというような議論もあります...生命が見つかるという前提で火星からサンプルを持ち帰る

  • iPS細胞からの心筋シート治験、3年で8例の移植完了

    iPS細胞が発見され応用研究が始まってから10年以上が経過していますが、この再生医療は遅々として進んでいないような気がします。最近大阪大学が心不全の患者に、iPS細胞からつくった心筋シートを移植する臨床試験で、予定していた8人の患者への移植が完了したという報道がなされました。東京女子医大病院で3月8人目の患者に移植し、半年後までの安全性や有効性のデータをまとめ、厚生労働省へ承認申請を目指すとしています。このiPS細胞から心筋シートを作るという技術は何年も前から成功の報告がされています。この臨床試験までに長年かかってしまうというのはやはりコストの問題なのでしょうか。すでに実施された網膜細胞の移植には1億円近いコストがかかったとされています。私はiPS細胞の実際についてはよく分かりませんが、すでに民間企業で数...iPS細胞からの心筋シート治験、3年で8例の移植完了

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