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徒然なるまま読書感想ブログ https://blog.goo.ne.jp/jiji0805

日々読んだ本の感想ブログです。小説、ビジネス書、ライトノベルなど通勤中、休日に読んだ本の感想を自由に

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2015/07/19

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  • 【夜明けのはざま】 感想

    夜明けのはざま町田そのこポプラ社葬儀業者、芥子実屋を舞台にした物語。結婚か葬儀屋を続けるかの選択を迫られる佐久間真奈がヒロインで、それを取り巻く人たちのお話。町田先生の作品で葬儀屋というと『ぎょらん』みたいな話かな?と思ったら、そうではなく、作者らしい、胸糞悪い登場人物がヒロインやそれを取り巻く人々に試練を与える、もしくは与えられていたけど、人の死と葬儀を通じて、光が見えそうだなぁと、登場人物達がまさに「夜明けのはざま」にいる物語です。各章、登場人物が切り替わり、その登場人物達のエピソードがあるのですが、ほんまにこんな人おる?くらいに胸糞か悪い人物により試練を与えるなと思う内容。しかし、その胸糞行動をやっている本人達の殆どに悪意がないというのがポイントで、実はその胸糞悪い行動や言動、私もまわりにしているの...【夜明けのはざま】感想

  • 【宙わたる教室】 感想

    宙わたる教室(文春e-book)伊与原新文藝春秋定時制高校(夜間高校)で夜な夜な行われる、科学部による実験。科学に目覚めた青年や料理店のおばちゃんなど年齢も凸凹の部員が織りなす成長と青春を描いた物語です。科学はエリートや優等生のものなのか?本作品を読んでいて、是非、今の進路を悩める高校生に読んでほしいなと思いました。いろんなことで挫折するし、いろんな理由で普通に高校生活を送りたかった、あるいは高校で学びたかった人が学べないなど、高校に行けない人もいる。「親ガチャ」とか生まれた時からの差がとかいろいろ言われる今の時代、何が1番不幸なのか。私は「打ち込めるものや熱中できるものがない」ということ。これが、貧しくもなく、ハンデももっていない人にとって1番不幸なんじゃないかと思います。作中のご年輩の方々が一生懸命生...【宙わたる教室】感想

  • 【猫を処方いたします。2】 感想

    猫を処方いたします。2(PHP文芸文庫)石田祥PHP研究所『猫を処方いたします。』の第2巻。悩める必要な人にしかたどり着けない京都のとある雑居ビルにあるこころのクリニック。そこでは「山田く〜ん、座布団1枚持ってきてぇ〜」くらいの感じで猫が処方される。今回は2巻らしく「ダブル」で「患部にアタック」処方。果たして、猫は人間を救うことはできるのだろうか。悩みは人それぞれだし、人によってはバカバカしい悩みなんてたくさんありそうだなと思いますが、そんな悩みはなかなか口に出せるもんじゃない。悩みを打ち明けられる人も限られているし、もしかしたらそんな悩みを打ち明けられないくらい、人との関係は希薄な今、隣に住んでいる人の名前や顔すら知らないこともほとんど。そういう中で、ストレスもたまるし、悩みも尽きない今、心療内科に通う...【猫を処方いたします。2】感想

  • 【灼眼のシャナS Ⅳ】

    灼眼のシャナSIV(電撃文庫)高橋弥七郎KADOKAWA11年ぶりに発刊された『灼眼のシャナSシリーズ』です。この作品に辿り着くまでに恐らく26巻を読んでこられた猛者達以外は入り込めない世界、いや、11年ぶりで忘れていた猛者たちの再読心をくすぐると言っても過言ではない本作品は、まさに、読みたかったものが書かれているのではないかと思います。あの王子がフレイムヘイズになる話から、新世界ザナドゥでの話。シャナとユウジは元気にしているんだろうか?と心のどこかで思っていた11年間の思いに見事にこたえてくれましたよ。本シリーズの特徴は、巻が進むごとに増える登場人物に、いろいろと複雑になる設定や戦闘シーンをわけのわからないまま、勢いで読む。こいつ誰やったっけ?とか思ったら負けです。もちろん、ユウジを通じて成長していくヒ...【灼眼のシャナSⅣ】

  • 【星を編む】 感想

    星を編む凪良ゆう講談社『汝、星の如く』の後日談を中心に描いた作品。1年前に読んだ時は文章が綺麗で、綺麗な瀬戸内の島でなんでこんなにクセが強い人達が?と思っていたくらい、全員一癖も二癖ある登場人物達が中心で描かれる、まさに「星を編む」作品だなと思いました。『汝、星の如く』ありきの作品ですので、本作品を読む前には『汝、星の如く』を読むことをオススメいたします。私も内容を覚えている自信はあったのですが、読んでいて、あれ?ってなるくらい登場人物をいろいろ忘れていましたので。さて、そんな本作品の登場人物達に1年ぶりくらいに触れてみた結果、「生きる」とは?どういうことなのかを考えさせられました。この「生きる」には自分で生きるという意味と他者と生きるという意味が含まれています。まず、「自分で生きる」とは、自分の生き方を...【星を編む】感想

  • 【ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編】 感想

    ぎんなみ商店街の事件簿~Brother編~井上真偽小学館『ぎんなみ商店街の事件簿』の同時刊行作品、Brother編です。母を早くに亡くした4兄弟が事ぎんなみ商店街界隈で起きる事件を解決していくお話です。3姉妹編とは違い、長男はかなりしっかりしていて、ボケ要素はSister編よりは少なめですが、コミカルな感じはSister編と同様です。本作品シリーズ共通は、次男、次女が探偵役、キレるワトソン役が三男、三女となっています。本作品は、亡き母が事件に絡むという内容というのもあるかもですが、読んだ順番もあるなと思いつつ、メインはこっちのほうかもな?と思う内容でした。Sister編→Brother編を読んだからよりそう思うのかもですが、第3章のメインはBrother編かなと思いました。ただ、第1章のメインはSiste...【ぎんなみ商店街の事件簿Brother編】感想

  • 【ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編】 感想

    ぎんなみ商店街の事件簿~Sister編~井上真偽小学館2冊同時刊行の『ぎんなみ商店街の事件簿』のSister編。ぎんなみ商店街の人気焼き鳥店の3姉妹がぎんなみ商店街界隈で起きる事件を解決するという内容です。SNS界隈では同時刊行のBrother編を1章ごとに読むことをオススメされる方が多かったので、先人たちのオススメを信じて各章交互読みをいたしました。(なお、Brother編は読書感想を書いている今、まだ3章を読んでいるところです)ちなみに、Sister編を先に読んだ理由は特になく、どちらからでも良いと聞いたので、ブックカバーした状態で、先に読んだほうがこちらだったので、先にSister編からとなりました。Sister視点、Brother視点は同じ事件を別角度からみて違う解決が見えるというものなのですが、...【ぎんなみ商店街の事件簿Sister編】感想

  • 【ティリー・ページズと消えた童話】 感想

    ページズ書店の仲間たち2ティリー・ページズと消えた童話(ページズ書店の仲間たち2)アナ・ジェームス文響社本を旅することができる「ブックワンダラー」の少年少女の本の中の冒険を描いた作品の第2部。前回の悪者を追っかけたりするだけの話かと思いきや、悪者を逃がした図書館長が責任を追及されたり、怪しい奴が出てきたりで、とても小学校高学年向けに見せてよいのか?と思うような大人のドロドロまでも見えるかもしれない?そんな第2部だなと思いました。舞台は、グリム童話など口伝えに伝わってきた私達も馴染みのある童話の中を基本的には旅をしていきます。さて、そんなグリム童話の中が不安定に?誰の仕業なのかは本書に任せますが、グリム童話が不安定というのを読んで、ただ、グリム童話やディズニーの良いイメージじゃなくて、ヨーロッパの童話は思っ...【ティリー・ページズと消えた童話】感想

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