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徒然なるまま読書感想ブログ https://blog.goo.ne.jp/jiji0805

日々読んだ本の感想ブログです。小説、ビジネス書、ライトノベルなど通勤中、休日に読んだ本の感想を自由に

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2015/07/19

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  • 【一線の湖】 感想

    一線の湖砥上裕將講談社『線は、僕を描く』の続編。大学4回生になった主人公青山くんを描いた作品です。もちろん、裏主人公は青山くんの師匠湖山先生(だと思います)。今作も湖山先生を通じてたくさんの気付きを得るために楽しみに読みました。さて、そんな本作品、読む前は前作の続編なので青山くんには絵師として紆余曲折しながらも約束された未来があるものだと思っていたので、青山くん無双を楽しみにしていたというのも本音です。でも、敢えてネタバレすれば、そんな話ではございません。むしろそんな俗世間みたいな野暮なことを期待した私がアホでございました。そんな生易しくて最後もただのハッピーエンドなんていうのは本作品が描いた線ではなかったはずなのにということを思い知らされました。本作品はまさに『線は、僕を描く』の続編にふさわしい作品であ...【一線の湖】感想

  • 【レプリカだって、恋をする。 3】 読了

    レプリカだって、恋をする。3(電撃文庫)榛名丼KADOKAWA2巻を受けてのアンサー編の3巻。これがレプリカシリーズの最終巻になると思われる巻になり、レプリカとは何なのかが描かれている巻でございます。高校の青春イベントひと夏の恋→文化祭とくれば、大イベント修学旅行ですよね。今回はレプリカのナオパートと本体側の素直パートに分かれて描かれるというのも今シリーズ初かもですね。修学旅行パートも面白く、クスッとしながら読めましたが、最後はちょっと泣けるそんなお話でした。読んでいて、やっぱり本作品は第1巻で「完成」されていたなというのは前巻同様変わらず思いましたが、今巻は「完結」したなと思いました。すなわちレプリカとは何なのかという点。このアンサーこそ2巻から提示されたものだったと思うので、その答えが出て良かったのか...【レプリカだって、恋をする。3】読了

  • 【うつせみ屋奇譚 妖しのお宿と消えた浮世絵】 感想

    うつせみ屋奇譚妖しのお宿と消えた浮世絵(角川文庫)遠藤由実子KADOKAWA家の事情で小学校6年生の2学期に転校するために祖母の家に引っ越してきたヒロイン鈴は亡くなった祖父が使っていた部屋を勉強部屋にあてがわれた。ある日、浮世絵画家だった祖父が鈴の夢に出てきて、祖父が描いた絵から抜け出したものを絵に返して欲しいと頼まれる。明くる日、鈴がたまたま見つけた和紙には生前の祖父から聞いていた妖怪のお宿、うつせみ屋と思わしき絵が描かれていた。気になった鈴は祖父の絵から抜け出したものを探すために、どうにかしてうつせみ屋を見つけ出すことに成功。鈴はうつせみ屋で祖父の絵から抜け出したものを無事に見つけられるだろうかというお話です。本作を読んでまず思ったことは、実はうつせみ屋みたいなものが実は私の周りには多いなと思ったこと...【うつせみ屋奇譚妖しのお宿と消えた浮世絵】感想

  • 【ビボう六】 感想

    ビボう六佐藤ゆき乃ミシマ社怪獣たちが住む永遠に夜の京都を舞台にしたファンタジー小説です。怪獣のゴンスが二条城を歩いていたら、背中に白い羽根がある女性(人間)が倒れていた。その女性は記憶がなく、白いかえるを探しているという。ゴンスと倒れていた女性、小日向は白いかえるを探しに夜の京都を散策する。これだけ書くと、物凄くファンタジーで、何なら、森見登美彦先生風の京都の不思議で楽しいお話なのか?と出だしは思いましたが、結構重たい話です。6個何かを集めると何らかの世界ができる。例えば、京都には空があり、地面があり、東西南北がある。これで京都という世界は成り立っているというように、6個、何かを集めたら何らかの世界ができるでしょ?という感じで、世界は六面体でできているのかもしれない。しかし、自分の世界を作るのは怖いのか、...【ビボう六】感想

  • 【夢分けの船】 感想

    夢分けの船津原泰水河出書房新社音楽を学ぶために親の反対を押し切って上京した主人公修文が住処に選んだのは、自殺者が出たマンションの一室。その部屋は防音完備な上にピアノつき。でも、そのピアノは鍵がかかっていてひくことができない。そして、部屋から飛び降りて自殺した「カノン」の幽霊を見たなど、主人公と会ったことのない自殺者との関係がある人たちと不思議な縁を結びながら過ごす青春ストーリーです。読んでいて面食らったのは、まず文章が、かたい!というか、夏目漱石とかその辺の時代の小説家が書いたようにかたい文章です。これ、思いのほか読み辛いです。ただ、これは作者が意図して、わざわざ明治文学を勉強してまで書いたようですので、意味があるようです。そして、読むテンポが掴みづらかったです。いつものペースで読むとイリュージョンでもし...【夢分けの船】感想

  • 【Q】 感想

    Q呉勝浩小学館Qは天才だ。彼のダンスは、彼のダンスを見たもの全てを魅了する、まさしく神として崇めるほどの存在。本作品はそんなQのために活動し、Qに翻弄される人々を描いたミステリー作品、だと思います。この作品を紹介するのは正直かなり難しいなぁと思うのと、感想書くのも難しいなと感じている作品。まず、ヒロイン(というと怒られるかもしれませんが、性別上)、町谷亜八がトランスジェンダー?と思わせる登場人物で、生まれ、育ち、境遇などなかなかアウトローな世界を見せつけてきます。こちらはQの義姉でQに1番近い存在でもあるのにQから徐々に離れていく側。そして、男性一人称で語られる本庄健幹はパートナーがヒロイン亜八とQの義理の姉である睦深であり、はじめはQ自体とも関わりすらない人物ですが、ある意味、Qの1番近しい人物になる、...【Q】感想

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