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二草庵摘録 https://blog.goo.ne.jp/nikonhp

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップ

三毛ネコ
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2015/05/15

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  • 山田風太郎の傑作「人間臨終図鑑」を読む

    要するに肝心なのはこちら。「人間臨終図鑑」(徳間文庫)。改版され何回も版を重ねているが、わたしの手許にあるのは3巻本4巻本が入り混じっている。こちらは傑作の名に値すると思う。こんなユニークな本はこれまでみたことがなかった。死にぎわの人間に焦点をあてているが、冷酷で皮肉な表現だけには終わっていない。年齢順に923人分・・・人間の死をこんなふうに見つめてきた物書きがほかにいるだろうか!?変格ドキュメンタリーですね。山田さんは79歳でお亡くなりになっている。うむむ、ずいぶんと教えられました、な(^^♪ウィキペディアに一覧表があり、参照できます。山田風太郎の傑作「人間臨終図鑑」を読む

  • 戦中派天才老人・山田風太郎

    ベッドの脇にいくつかの積読の山が聳えている。いずれ片づけないと拙いなと思っているが、なかなか進まない。そこから「戦中派天才老人・山田風太郎」(関川夏央ちくま文庫1998年刊)が出てきた。「人間臨終図鑑」を、いま盛んに読んでいる(-ω-)500人を超える各界の有名人の末期が書いてある。正宗白鳥の6ページが一番長いのかな?あとは平均2ページくらい。第Ⅲ巻と4⃣が同一なものとは知らなかった。このように人生観を述べた著作はほかに存在しない。じつにユニークで、“サビ”が効いている、名著といっていいだろ。ただし、この関川さんの著書はたいして面白くない。戦中派天才老人・山田風太郎

  • タマゴダケ

    植物つながりでつぎはきのこ。すいませぬ、気まぐれで。これは以前もUPしたものと同じです。一見すればおわかりの通り、タマゴダケ(*^。^*)前橋の嶺公園(広大な霊園)を歩いていたとき、この子にお遭いしてびっくり!それから2シーズンきのこを探して歩きました。食べないから撮影するだけですが。タマゴダケ

  • スミレの群落

    ええと、昆虫図鑑を検索するのに、少々疲れました(´Д`)やれやれ、蛾がまだまだ10頭はいるのに、「だれか助けて」があまりにつづいたので。そこで思い出したのが草花。まずは在来種のスミレ♪深紫がきれいですよね。ここは前橋市の有名な遊水地周辺。それを取り囲むようにロータリーがぐるり廻っています。その一隅にある年、びっしりスミレが生えてきたのです。クルマを路肩に止めて、さてさて・・・と撮影。カメラに24ミリが付いていたか28ミリだったか。腰を据えてローアングルからパシャパシャ!!その中の一枚です。スミレは好きな花。だれかが蒔いたのでしょうね。スミレの群落

  • 名作「網走まで」と「灰色の月」を読み返す ~調和型の私小説の神髄

    「網走まで」「灰色の月」は志賀直哉の代表作として、ご存じの方が多いだろう。これまで3-4回は読んでいる。そしてまた、読み返した。“読み返すことができる”というのが、名作の条件であるものは、当然だと思える。以前、こうに書いたことがあった。《たとえば、堀辰雄の「辛夷の花」(「大和路・信濃路」の一編)と「網走まで」を、以前読み比べたとき「ああ、そうか。踏み込みの鋭さがまるで違う」と思ったものだ。どちらも列車の中の情景を題材としているが、「辛夷の花」がものを見ているのではなく、雰囲気描写に終始しているのと違い、「網走まで」のまなざしは現実に突き刺さっていく。こういう人に見られるのは、ある意味恐ろしいことである。視線がものの、あるいは人間の本質を衝き、ヴェールの内を暴いてしまうからだ。》「一つの到達点としての「焚火...名作「網走まで」と「灰色の月」を読み返す~調和型の私小説の神髄

  • 金のイナゴ銀のイナゴ

    金のイナゴ銀のイナゴといいたいけど、図鑑で調べるとどうもナキイナゴという種類のようです。上に乗っているのがオス、下がメスで一回り大きいですね(*・д・)ぐんま昆虫の森でお見かけしたとき、きれいだったので、童話を作ろうかなと思いました。こんな金と銀のイナゴがいたら、あなたもそうしますか?金のイナゴ銀のイナゴ

  • 高齢者ごみ出しSOS

    高齢者ごみ出しSOSだってさ♪こういう便利なクルマが町を走っているんだね。これまでも数回見たことがあった、自治体も大変^ωヽ*冷淡に眺めていたけど、このさき、2-3年でこのクルマのご厄介になるかもしれない。元気な人もいるだろうが、わたしの場合そうもいってられない・・・かもねタハハ対策を講じないと“ごみ屋敷”になって、近隣の苦情がもちこまれるのだろう。高齢者ごみ出しSOS

  • どこからでもかかってこい(T_T)

    スカシユリだったかな?この黄色いユリを見ていたら、先客がいました。指のさきみたいな小さなカマキリ。こんなのが、花粉をもとめてやってくる昆虫を待ちかまえて潜んでいたのです。しかも臨戦態勢(゚o゚;カマキリにも6-7種あるらしいけど、ヒメカマキリは茶色なのかなあ。単に子どもなだけか。どこからでもかかってこい(T_T)

  • ヒゲナがオトシブミ

    ヒゲナがオトシブミのオスだと思われます。首長竜みたいに、とにかく首が長いなが~い(´ω`*)これで翅があるんですよね、甲虫の一人ですから。さぞ、飛びにくいことでしょう。めずらしい種かとおもったら、榛名山の道端にいっぱいいました。小さいので、目に入らなかっただけ。それにしてもこの首の長いこと↑ヒゲナがオトシブミ

  • 赤い壁攀じ登るアマガエル

    よいしょよいしょ!よいしょ!頑張れアマガエル(^O^)うちの敷地にはトノサマガエルもいますが、アマガエルの方が断然、数は多いです。やんちゃだから、ときおり観察をば♬このペンキの派手な赤。もちろん、ご本人は自分がこんな壁を攀じ登っているなんてわからないと思います、ファハハハ(^O^)赤い壁攀じ登るアマガエル

  • 少年剣士(^^? )

    うむむ、あなたはどなたですか!?はあて、さてだれでしたか、わからなくなってしまいました。ハチだったかアブだったか、ハエのお仲間だったか・・・・。これじゃ勝手に悩んでろ!といわれそうです(´Д`)指につまんでクローズアップし過ぎたら、し過ぎてわからない。二十数年も昔のことなので、むふう。ところで、小生意気な王子様の風貌がありはしませんか?少年剣士(^^?)

  • 「物の世界にあそぶ」 ~澁澤龍彦が暴く虚子の実像

    ■高濱虚子「高濱虚子集」現代俳句の世界1深川正一郎選(朝日文庫昭和59年刊)ほかの俳句の文庫本といっしょに、書棚からこぼれてきた。何気なく手にとって、澁澤龍彦の「物の世界にあそぶ」という序文を読みはじめたら、これにいささか圧倒された。何だって?高濱虚子に澁澤龍彦をぶつけただけで、不甲斐ないが「おっ♪」と唸ってしまった。略年譜を齋藤愼爾さんが編集しておられるので、齋藤さんが仕掛けたのかも知れない。読みはじめたら、中身も凄かった。それほど売れたとは思われないが(^ε^)澁澤さん、一番“のり”がよかった時代ではなかったか?めちゃくちゃ西洋派の論客として評論をお書きになっている人物を、「客観写生」「花鳥諷詠」によって主導した「ホトトギス」の領袖にぶつける。そうして、結果として、それが成功を収めているのだ。いままで...「物の世界にあそぶ」~澁澤龍彦が暴く虚子の実像

  • 上品なカワトンボ

    べっこう色をしたトンボ。わたしはトンボには、チョウと比べあまり関心がありません。何でかな、アルバムには100枚とはいわないけれど、それに近い数がある・・・と思うけど。榛名山麓の湿地で見かけたこのべっこう色のトンボは他の仲間のうちで目立っていた。下に板が渡してあり、足を踏み外すと池ポチャ。二ホンカワトンボ、ミヤマカワトンボ、アサヒカワトンボ・・・はて(´?ω?)上品なカワトンボ

  • 美麗なコガタノミズアブ

    ハエ・アブのお仲間にはお近づきになりたくないものが大勢いるが、この“コガタノミズアブ”など、数種の美麗種がいる(ˊᗜˋ*)里山の水田や池など水辺に棲息。希少種で、地域によっては絶滅危惧種。背中に金属の鎧を負って、蛍光ペンをあてたようなうす緑と黒の縞。体長12㎜前後。農薬の使い過ぎによるものか?美麗なコガタノミズアブ

  • セグロ・ベニトゲ・アシ・ガ

    偶然何ていう名かを発見しました。セリグロベニトゲアシガ^ωヽ*撮れたのも偶然なら、お名前を発見したのも偶然。めずらしいやつですよね。舌を噛みそうですが、セグロ・ベニトゲ・アシ・ガと分解すれば、わたし的には納得の名称であります。それにいつものキベリヒラタアブが忍び寄っています、彼のクセなので。セグロ・ベニトゲ・アシ・ガ

  • クスサンのハンモック

    ちょい大げさにいうと、男の子の拳ぐらいありました。大きめの蛾の寝袋です。スカシダワラと呼ばれているらしい。赤城の山中で、二度ほどお見かけして撮影しています。これも正体はクスサンだったんですね。ハンモックですよね、気持ちよさそう♪覆われた葉っぱをベリッと剥がしたら、これ(゚ω、゚)タハハクスサンのハンモック

  • あと千回の晩飯がおもしろい

    山田風太郎のことはあまりというか、ほとんど知らない。甲賀忍法帖か何か持ってはいたが、たしか売ったと思う。ところが先日から「あと千回の晩飯」(朝日文庫2000年刊)を読みはじめたら、これがおもしろい♬ことばがころころころがっていく。軽いのだ。書いている内容は、ご自分の“病気”について。重く書いてしまっては、暗鬱な闘病記にかりかねない。そこをうまく操縦している。「人間臨終図鑑」も手許にある。山田さんご自身は調べたら79歳でお亡くなりになっている。私小説や老人文学も好きになっている^ωヽ*わたし自身が歳をとった証拠なのだが。最後の1ページまでいけるかな。あと千回の晩飯がおもしろい

  • カメムシの卵

    このころ使っていた機材の話を少々。ニコンマニアだったので、ニコンD70-D80-D7000と愛用し、レンズは安かったわりに評価が高かったタムロン90ミリF2.8を、ほぼ付けっぱなし。ニコンのAPS-C機は1.5倍となるため、重宝しました。はてこちらの写真ですが、3日ほど思案しましたが、結局わかりますぇぬ(´Д`)カメムシには間違いないのですが、卵の図鑑を調べても、いまのところは「おお、これか!」というフォトには出会えていましぇん。銃弾のように見えませんか、周辺部の濃い緑もふくめて?標高7-800mほどの山深い、赤城の中腹で出会いました。カメムシの卵

  • 几帳面なキバラヘリカメムシの産卵

    キバラヘリカメムシでいいのかなあ、よく似ているから。カメムシのお母さん頑張れ♬この勢ぞろいした卵、まだ産みそう。楕円形の小さなチョコみたいな卵が、ドレミファソラシドときれいに並んでいまする。こんな情景見たの、このときはじめてかも。お母さんに失礼し10粒ばかり口にいれたら、どんな味?でへっ。几帳面なキバラヘリカメムシの産卵

  • クサカゲロウの卵

    これはクサカゲロウの卵といわれているものです。微細な糸のさきに、白い卵がぎっしり。わが家の裏の藪ではじめてみたとき、わが目を疑いました。卵であることはそれとなくわかったのですが、図鑑にはどれにも載っていなかったので。ああそうか、3千年に一度花開くといわれる優曇華とはこれのことか(゚Д゚;)タハハクサカゲロウの卵

  • ミカドトックリバチの卵のう

    ちょっと風変わりな写真をいくつか続けてみますね。まずはこれ。有名ですよね(^o^)ミカドトックリバチの“卵のう”です。図書館かどこかで図鑑を見て覚えたのかな。すぐわかりますが、育房の徳利の首の部分に特徴があり、まず間違えません。このハチの画像はネット上にいくらもありますので、気になる方はどうぞ。ミカドトックリバチの卵のう

  • 老いの生きかた ~サルトルは老いた、斎藤茂吉も老いた

    ■「老いの生き方」鶴見俊輔編(ちくま文庫1997年刊)収録作品覚書をふくめ201ページ新刊書店をぶらぶら散歩していて、ふと見つけた。たまに、こういうことがある。何かおもしろい本はないかなとアンテナを張り巡らしているから。新刊なのに、定価560円と良心的な値がついている。2021年に再刊されたものだろう。《この本は、老いについての文章をあつめた。どのように老い、どのように終るかは、人それぞれでちがうから、当然にこの本は老いについての相反した観察をふくんでいる。限られた時間のなかで、いかに充実した人生を過ごすか。来たるべき日にむけて、考えるヒントになるエッセイ集。》筑摩書房のホームページより引用鶴見俊輔さんといえば「思想の科学」である。われわれ世代では、愛読者が周辺にそうとういた・・・という感じがする。わたし...老いの生きかた~サルトルは老いた、斎藤茂吉も老いた

  • アジサイの花とカタツムリ

    こちらは、アジサイにやってきたカタツムリ。写真を数枚撮っただけなので、むろんえらそうなことくいえません。でも前回UPしたカタツムリとは、いささか、形や色が違っていますよね。ネットの図鑑にもバラつきがあるようです(。-ω-)昔は山一つ越えると別なカタツムリといわれていたのかな?地域差も大きいようです。アジサイの花とカタツムリ

  • カタツムリのいろいろ

    カタツムリを二つ続けてみます。カタツムリにも種別があるのかもしれません。・・・と書きはじめ、念のためと思って、カタツムリ&図鑑で検索したら、○○マイマイとして、なかりの数が出てきた(;´д`)まいったなあ。そこで過去のアルバムを大急ぎで調べてみたら、これ、明らかに別な種類だなという画像をいくつか発掘できました。昔(20世紀の終わりころ)は、ネットの上にもカタツムリの資料は、ほとんどなかったはず。ネット情報の深化とともに、カタツムリの調査・分別が急速にすすんだということでしょう。カタツムリのいろいろ

  • 爽やかなギンツバメ

    さあて、と。普通の蛾に戻ります(変ないい方じゃな)。ええと、これはギンツバメといって、マニアには“あこがれ”の蛾です。なかなか美しく、白とグレーの混じりぐあいが気品ありですね。両端をつないでまるで綾取りをしているようなデザイン(ˊᗜˋ*)開張は25-29mm。ギンツバメなんて華麗な名を持ってます。爽やかなギンツバメ

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