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  • ソネット 4

    雲が低空飛行で大気を包む無力な雨がそのまま街を覆って暗黒の眼光を揺さぶる無力のものはいつまでも無力のまま暗黒の存在が周囲を見つめている慰めの言葉を失くした今鬱蒼とした外景を開く曇天が魂の源を溶かすどこかにむかって飛躍したい心がある憂鬱のまま夢の塊を抱いてかなしみを失った瞳だけが光る夢が幻でないことをそして青を描く空が目覚め始める...

  • ソネット 3

    幸せに始まった一日も状況が変わればかなしい一日で終わる気だるい朝も状況が変われば幸福な気分で夜が来るその日常の繰り返しのかなで時折生きるというやさしさに触れる私たちにはどうする事の出来ないそんな日常のなかでもほんの些細なことでもやさしい命の琴線に酔いしれたいこの状況が忙しくかわる日々でもそれが私たちの一瞬の生を励ます...

  • ソネット 2

    静かな水 そこに佇んでいる 静寂が 満足するかのように その水は やがてどこかに ゆっくり流れ 闇に消えてゆく 溢れた泉のような 魂だけを 残して その静寂を水に変換して 祈りとともに孤独に捧げる 私たちにだけある心の二重螺旋を...

  • ソネット 1

    夜の夢は暗闇の中で深海の魚を照射している仄かな灯りの中で眠りを揺らしている夢の果てに零れ落ちる手脳髄の在りかを探している拡がりを求め始めてその水飛沫で溢れる深海から波が揺れている海岸線を果てしなく覆い其処から故郷に帰還する深夜の海原は果てしなく宇宙の境界線で邂逅するあの波音は一編の句...

  • 叫びは詩

    叫びは詩最初の言葉は神の言葉だった何万年のときを隔てひとは言語を学習したあかんぼうの泣き声からそして笑顔からまたは危機を抱く恐れの涙声から叫びは詩そうして叫びは喜怒哀楽の川渡りに昇華されていく言葉への信頼が命と脳の隔てを超えるまで...

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