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走るナースプラクティショナー https://blog.goo.ne.jp/missy0806

診療所だけでなく診療車で街を走りながらメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療

日本には馴染みが低いナースプラクティショナーとしてカナダ、BC州で働いています。地域でプライマリーケアプラクティショナーとして患者さんの健康向上、維持を目的にケアを提供しています。仕事が大好き。 日本で看護師歴8年後カナダへやって来たのは1998年。カナダ人の夫と子供3人の家族は宝物。 全く英語ができなかった私がカナダで看護師となり2013年には大学院卒業。修士号を取得。努力は必ず報われる!

野々内 美加
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住所
カナダ
出身
松江市
ブログ村参加

2015/01/05

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  • 国際学会と奨学金

    国際学会は4日か5日の学会ですから、参加費用もそれなりです。台湾の方から聞いたのですが、参加者に対して看護協会から奨学金として45000円くらい出たそうだ(申し込んだ人のみ)。今回の参加費は10万円。全額ではないが助かると。そうだと思う。前職は教育費が職場から出ていたけれど、現職はなし。職能団体がやっている奨学金に出す予定にしている(参加証明書をつけないとダメなので8月締切分に出す予定)。最高額で1人68000円ほど。旅費もホテル代も出してもらっていた前職とは比べ物にならないが、ないよりはまし。今思うに、先日書いた勢いのあるアジア圏の国々はどれぐらいのサポートを得ているのだろう、と思った。2年後の次回は台湾。交通費は日本の方々にとって安くなる。物価も安いので滞在費も抑えられるでしょう。しかし参加費用は?会...国際学会と奨学金

  • G7から学ぶこと

    G7が始まりましたね。そのニュースを聞いていて、おお!と思ったのでシェアを。それは、合意に至らなくても意味がある。合意を得るために時間を無駄にする。これに反応しました。これを聞いて何を思い出したか?と言うと診療看護師(NP)に関する3団体合意に至らず何年、、、と言うこと。日本でNP課程が作られて、資格試験を始めたのが2008年。厚労省をはじめとする保助看法改正の会議は特定行為に止まったのが2015年。もう10年も前のことです。ここから押すのか引くのか、、、まずは定義、ではなくてコンピテンシーと、、、、日本看護協会、日本看護系大学教育協議会、日本NP教育大学院協議会の3団体が話したり、決別したり、まだ合意形成の至らないこと。合意を得ようとするから前進できない状態が10年。G7では合意を目指すけれど、至らない...G7から学ぶこと

  • ネットワークと大会アプリ

    国際学会の良いところはネットワーク作り。それも国際レベル。特に開催地のフィンランドの方々と話すと、開催の苦労話や成功話。それに地元のレストランや交通情報と利点が沢山ある。次の開催地となる台湾の方とも連絡先の交換をしている。他にも多くの国の人と話し、会場アプリで互いの連絡先を交換した。英会話がダメと引くより、話そうとする熱意が大事。国際学会に来るとアクセントがあっても良いのだ!と言う気になれるほど世界中のアクセントを聴くことになる。話したい、知りたいと言う熱意さえあれば必ず伝わります。交換とは名刺交換ではありません。大会用のアプリは名札についているQRコードをスキャンしてエキスポートできるようになっている。メモを書き込めるところもあり、公開している情報以外のことを書き込めるようになっていた。さて、この大会ア...ネットワークと大会アプリ

  • アジアの中で勢いのあるのは

    同じグループの発表者の中に、看護師長がいました。彼女が発表した題名がこちら。DyadicpsychoeducationalinterventionbasedondoubleABC-Xmodeltoimprovehealth-relatedqualityoflifeofpatientswithhemodialysis:Arandomizedcontrolledtrial.すごくないです?このような研究を師長が臨床しながらしているなんて。私の前職のように職場にリサーチ部門があるのか?大学と提携しているのか?そういえば始める前に2人の人に感謝の言葉を述べていたな、、、(うる覚え)。誰かのサポートがあったとしても、臨床をしながらここまでできるとはすごい。これが中国のパワーなのか?毎回多くの登壇者を輩出する中国勢。...アジアの中で勢いのあるのは

  • 最終日

    楽しい充実した時間はあっという間。閉会式も終了し、私たちは家族はエストニアのタリンへ。さてさて、次の開催地は台湾の台北。いえええい。いつか行ってみたい国の一つ。国際学会への参加はとても良い言い訳になる!と行く気満万。今回の収穫は多くの日本人の方と知り合いになれたこと。ほとんどの方が大学の教育に関わる方ですが、分野は違ってもネットワークは大事。横のつながりを強化して看護界を強化していくことで、もっと前進できます。皆さんも学会時に多くの人と出会って行きましょう。一期一会。出会いを大切に。冒頭写真:雨降りが続いていましたが、ついに快晴。気持ちよく旗がはためいていました。最終日

  • ICNでの口頭発表

    口頭発表を無事終了。演者専用の控室は飲み物やお菓子もあり、ソファーでゆったり。ITも数人いて、最後の最後にスライドを変えたい人や原稿をプリントアウトできるようになっていたり、昨年のものより労り感がありました。で、会場に30分前にいくように言われていたので行くと急に緊張感が急上昇。会場のITの人が機器の使い方の説明をしてくださり、そうこうしているうちに現地で出会った日本人の方々が来てくれて、緊張感が和らぎました。さて私は6人中の3番手(1人欠席されたので5人となりました)。2番手がUCLAのとても有名な教授(100本以上のパブリケーション、数々の賞を受賞した方)で、ビビりました。でもそれも一瞬。人と比べるのは良くない。自分は自分の身丈に見合ったことをするだけと開き直りました。で、満席の会場で始まれば自分の世...ICNでの口頭発表

  • 3度目の国際学会での発表

    充実の2日目が終了しました。昨年のICNNP/APN学会に引き続き学会レポートを日本APN後援会サイト会員限定ページで行うので、興味のある方は是非日本APN後援会サイト会員申込を!日本APN後援会 SocietyforJapaneseAdvancedPracticeNurses日本APN後援会(SocietyforJapaneseAdvancedPracticeNurses)本会は、急速に発展している看護師の役割進展の背景をもとに、現在ナース・プラクティショナー、クリニカ...日本APN後援会そして本日3日目は私の口頭発表。正直、前回に比べて練習時間が不足している。日本への帰国、仕事も忙しくて、と言い訳はいくらでもできる。旅行が始まってから少しでも時間がある時にぶつぶつ独り言のように始める日々でした。ま、...3度目の国際学会での発表

  • 第30回ICN Congress

    さあ始まりました。第30回ICNCongress。前回のモントリオールに続き2度目の参加です。雨の中迷いながらなんとか到着。しかしオープニングセレモニーの会場は満杯で入れずライブ映像を流している別会場。残念!やはり臨場感は下がります。仕方ない。予定以上の参加者7000人が集まっているのだから。で、オープニングセレモニーは毎回各国の看護協会の入場から始まります。オリンピックみたいな様子です。国民衣装を着ていたり、揃いのTシャツだったり。自国が出ると会場は、歓声を上げます。で各国の参加団体が英語名で呼ばれるわけですが、団体名も色々。AssociationCollegeOrganizationUnionFederationなどなど。面白いですね。アジア勢では中国、香港、台湾とありますが台湾がすごかった。た、い、...第30回ICNCongress

  • 看護の歴史館構想

    あっという間のコペンハーゲン3泊滞在。歩いて歩いて歩き回って建築家のキャピタルと呼ばれる所以を理解しました。デンマーク建築博物館を訪れ、歴史、現在の問題、そして未来を理解できる展示物の奥深さを感じました。看護もこういうものがあればもっと社会からの理解が進むかも?!と思い調べてみました。コペンハーゲンへ来てから思ったのですが、博物館や美術館の多さ。もちろんデンマーク看護博物館もありました。残念ながらコペンハーゲンではなかったので訪れることはできませんでした。世界の看護博物館や歴史館を調べるともちろんフローレンスナインチンゲール、英国。米国にも2つ。そういえば母校のUBCにも小さいけれど展示コーナーがありました。先月神戸市立看護大学を訪問した時には神戸大震災の救護の様子、仮設住宅での活動の写真が飾られていまし...看護の歴史館構想

  • 収入と子供の数

    あーやっぱりヨーロッパは良い。古くて新しくて歴史を感じる。北米とは比べ物にならない。チューリッヒの空港も、コペンハーゲンの空港も入っている店がおしゃれ。ということでコペンハーゲンへ到着。市の中心部にキッチン付きの暮らすような宿へ宿泊。土産物屋もない場所で地元民に溶け込んでいます。暮らすような旅というと聞こえは良いですがコスパを抑えるために自炊ができる場所。今回訪れる5カ国のうち1番物価が高いく3泊もしますでから。早速食材を買込み、夕食を済ませる。美味しかった。それに私は外食が続くと体調を崩す人間。外食と自炊の選択があると助かります。観光客からすると物価の高いコペンハーゲン。でも街はレストランやカフェやバーがたくさん。地元民で溢れています。ということは外食文化がある。それをできる経済力のある市民ということ。...収入と子供の数

  • 出発です〜

    日本から帰国して2週間。まだ時差ぼけが完全に抜けていないのに。いよいよヨーロッパへ出発です。ぁあ、どうなるでしょう。でもきっとアドレナリンでっぱなしで乗り越えるはず。ICN学会のアプリもオープンになりました。今回は自分についてアピールしたりタグ付けすることができ、マッチングアプリみたいに、マッチング率の高い人から紹介してくれます。過去2回の参加の時に思いましたが、アプリのネットワークへの有効性。すでに去ってしまったのか、気づいていないのか、メッセージを送っても返事をもらったことは一度もない。今回はどうなるか楽しみ。今回は相方と末娘も同行の家族旅行。ヘルシンキの会場へ行く前にまずはデンマークのコペンハーゲンで建築について学んできます(娘の希望地)。おっとその前にまずはスイスのチューリッヒでコペンハーゲンへの...出発です〜

  • 俳句成果 3〜5月

    3ヶ月ごとの俳句報告ブログ。寝たきりになってもできるからと始めて6年。バタバタして忘れがちですが、できる範囲の投稿での結果。俳句生活「春泥」出し忘れ「土筆」佳作土筆煮て小鉢の柄を選ぶ妻俳句ポスト「雲雀」中級並選火星まで帰るつもりか揚雲雀「啓蟄」中級並選啓蟄の庭へテーブル出す女給「風光る」中級並選風光る大曲線をやくも号第52回のお題「ハイカラ横丁」人選短夜や駅に二人のダンボール人選スナックの壊れたネオン春浅し第53回のお題「火の山公園のチューリップ」並選x1人選チューリップ絵具を混ぜる筆の音第54回「パンダと観覧車」人選待合の双子の寝息春の夕人選掠れたるメットのシール春一番おうちde俳句大賞出し忘れと、まあ、良くも悪くもない結果です。いつき組(組長夏井いつき)の方々がどんどん上達して出遅れ感はありますが、時...俳句成果3〜5月

  • 看護師の確保 最終回

    シリーズ9日目1日目:少子化が始まって30年なのに備えが足りなかった日本の看護師不足。2日目:外国人看護師受け入れ風土の希薄3日目:数を目指した看護教育。看護学校の定員割れと閉校4日目:看護師絶対数の変化、病院中心医療から在宅医療へ5日目:看護教育の完全大学教育化と3年教育から4年教育6日目:管理職から始めよう。離職防止7日目:復職支援8日目:多様性のある働き方昨日紹介した、厚労省のプレゼン用のスライドを見ていて思う。ポリシーから臨床を埋めることの重要さを。厚労省はちゃんと未来の看護師不足を予測していた。法律に追加までしている。しかしそこから実際に臨床の現場へそれが活かされているかどうか?このギャップを埋める施作と、臨床側でもそれを実践に落とし込める活性化の作業。どちらもなければ法案を変えても絵に描いた餅...看護師の確保最終回

  • 看護師の確保 その8

    シリーズ8日目1日目:少子化が始まって30年なのに備えが足りなかった日本の看護師不足。2日目:外国人看護師受け入れ風土の希薄3日目:数を目指した看護教育。看護学校の定員割れと閉校4日目:看護師絶対数の変化、病院中心医療から在宅医療へ5日目:看護教育の完全大学教育化と3年教育から4年教育6日目:管理職から始めよう。離職防止7日目:復職支援https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001118192.pdfこれを見ると34/89ページ離職の原因は妊娠出産介護のいずれかが年代別上位を占めています。妊娠出産介護は日本独特のものではなく、世界共通の現象。しかし離職率は異なる。なぜなのでしょうか?働き方の多様化が進んでいないからではないでしょうか?カナダで働き出して驚いたことは、...看護師の確保その8

  • 看護師の確保 その7

    シリーズ7日目1日目:少子化が始まって30年なのに備えが足りなかった日本の看護師不足。2日目:外国人看護師受け入れ風土の希薄3日目:数を目指した看護教育。看護学校の定員割れと閉校4日目:看護師絶対数の変化、病院中心医療から在宅医療へ5日目:看護教育の完全大学教育化と3年教育から4年教育6日目:管理職から始めよう。離職防止策医療の発展と複雑化によって看護師の必要絶対数が減っても、看護教育の完全4年制大学化を実行すれば、新人看護師の絶対数も減ります。それに対応するために多採用と多離職風土を変えていかなければならない、と昨日書きました。もう一つ日本ができること。それは潜在看護師の活用です。日本はあげっぱなし免許ですから、看護書免許を持っている人の数はかなりになるのではないでしょうか?厚労省のサイトに「ブランクを...看護師の確保その7

  • 看護師の確保 その6

    シリーズ6日目1日目:少子化が始まって30年なのに何も備えをしなかった日本の看護師不足。2日目:外国人看護師受け入れ風土の希薄3日目:数を目指した看護教育。看護学校の定員割れと閉校4日目:看護師絶対数の変化、病院中心医療から在宅医療へ5日目:看護教育の完全大学教育化と3年教育から4年教育へ1日目に書いた、看護界の多採用と多離職。離職されても新しいのを雇えば良い、の考えは看護師の労働環境ややりがい、卒後教育やキャリアプランなどへ力を注がない環境を作っていました。いじめや嫌がらせだって横行しています。これを180度転換させるためには何が必要でしょうか?まずは管理職自身が考え方を変えていかなければなりません。例えば辞令としての職場変更。私も日本で働いていた時、最初の5年は脳外科で。6年目に入る春に呼吸器内科へ移...看護師の確保その6

  • 看護師の確保 その5

    シリーズ5日目1日目:少子化が始まって30年なのに何も備えをしなかった日本の看護師不足。2日目:外国人看護師受け入れ風土の希薄3日目:数を目指した看護教育。看護学校の定員割れと閉校4日目:看護師絶対数の変化、病院中心医療から在宅医療へ看護業務のデリゲーション。今まで書いてきたように、高い判断力を要する業務は看護師へ。単純な業務は准看護師か介護士へ。医療の高度化(AIも含む)と医療費の削減を考えた時、デリゲーションは避けられない。しかし日本の看護界がそれを受け入れるのでしょうか?この重要性を理解できる看護界のリーダーがしっかりとこれを進めることを望みます。で、このように考えていくと看護系入学者の減少はさほど恐れることではないと思います。かえってこれを機会に厚労省管轄の看護学校を徐々に閉校していき、海外になら...看護師の確保その5

  • 看護師の確保 その4

    シリーズ4日目1日目:少子化が始まって30年なのに何も備えをしなかった日本の看護師不足。2日目:外国人看護師受け入れ風土の希薄3日目:数を目指した看護教育。看護学校の定員割れと閉校こちらは、ローカルニュースからのスクショですが、全国の内容です。全体的に入学者数は減っています。大学系は上昇、3年制の看護学校は減少が明らかです。これを見て、将来の看護師不足を想像する人は多いと思います。それを議論する前に押さえておきたいのが、日本の医療の形。以前シリーズで書きました。国公立病院の再編成-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~ついに国公立の病院再編成について政府が各病院の名前を挙げてきましたね。こちらの方のブログで見かけました。岡山は私の第...看護師の確保その4

  • 看護師の確保 その3

    シリーズ3日目1日目:少子化が始まって30年なのに何も備えをしなかった日本の看護師不足。2日目:外国人看護師受け入れ風土の希薄ブログに何度も書いていますが、海外では看護師の役割は医療の発展に伴って変わっていきました。医師の補助的存在から自律した職業化と学問化。社会的地位の向上と貢献。それに見合う給与の確保。看護師でなければならない仕事以外は、准看護師、看護助手に任せ、判断力を要する業務を看護師へと分業化も進みました。教育は4年に統一されました。卒業してからも複雑な判断を必要とする職業人を育てるには時間もかかります。離職させない、長く働ける環境へも力が注がれました。看護師の働き先はバラエティーに富み、キャリアラダーも多種。しかしこれは海外の話。1日目に書いたように、日本では看護師を安い単純労働者としての社会...看護師の確保その3

  • 看護師の確保 その2

    看護師不足は日本だけの問題ではありません。コロナ禍以来世界中で起こっています。そして看護師は高所得国に偏在していると言われています。不足しているのなら海外から集めれば良い、と自国の埋まらない看護師のポジションを外国人で埋めて行くこと。私はそのおかげでカナダへ移住することができました。外国人看護師の受け入れは他国ではずっと前から始まっています。受け入れるためのシステムも整っているので、不足が顕著に慣れば受け入れも加速します。それに看護先進国と言われる国は、看護師の社会的地位も高く、給与を含む雇用条件も良く、発展途上国では看護師を育てても海外流出が止まらない状況が続いています。WHOやICNでは、それをどうやって防止するか画策しているところです。さあ、日本はどうでしょう。海外では看護教育が英語(もしくはフラン...看護師の確保その2

  • 看護師の確保

    女は結婚したら仕事を辞めて専業主婦になるべき!昭和男たちはよく言ったものです。しかし労働人口の減少は少子化により確実に悪化している現代では、このような言葉はノンセンスとなりました。上記の言葉は女性の就労者が半数以上を占める看護界でも同様。一般的な考えにプラスするように、若い看護師の方が労働費が安くなると、雇用主は卒業したての看護師を沢山雇い、辞めていくのを止める必要がない多採用多離職でも看護師確保に苦労しなかった時代。こんな話は幻になりつつある。しかし長年、離職させない風習もシステムもしなかった日本の医療界と看護師自身が急転換できるのでしょうか?新しいシリーズの始まりです。冒頭写真:箱根登山ケーブルも外国人が沢山!看護師の確保

  • クッキー その7 最終回

    BAP(ブリーフアクションプラン)で大事なことは、フォローアップです。立てた計画ができたからどうか?の確認なので、いつもの診察より短いもので十分です。チームで働いている人は看護師など多種職に任せるのも手です。私はチーム1だったので短い電話診療で済ませます。どうでしたか?から会話を始めます。計画通りできていれば、次の計画を立てます。できていなければ、どこが難しかったか?次はどうすれば実行できるかを話しあい、自信度を聞き、70%以上になる計画を立てます。これの繰り返しです。計画通りにできない理由は様々です。計画そのものの時もあれば環境が変わったための時もあります。大事なのは医療者が決めるのではなく、あくまで患者が自身で計画を練ること。しかし1人でさせるのではなく、医療者がサポートして(会話を通して)行くことで...クッキーその7最終回

  • クッキー その6

    私はわかりやすく、少しずつ、患者が何をするべきか説明しています、と言う医療者もいると思います。例えば、腰痛のある人へ、「できる時に少しずつ自分のペースで歩いてくださいね」こう言われてする人はほぼいないと言われています。なぜなら具体性に欠けているからです。何度も書いていますが習慣を変える、と言うのはどんな人間にとっても難儀なことで、変えなくても毎日は過ぎて行くからです。計画は具体的に。何を、どれぐらい、どれぐらいの頻度で、いつから。最低でもこの4つを話し合いましょう。そして最後はこれを達成できる自信度は?と聞きます。70%以下の場合、おそらく患者はその計画をしません。その場合、「自信度を上げるためにはどうしたら良いですか?」と聞きます。最初は15分歩く。週に3回、明日から、と言っていた人が、10分歩く、週に...クッキーその6

  • クッキー その5

    シリーズ長くなってきたので今までのおさらいです。1日目:複雑な患者の問題を一回の診療で治すことは不可能。小分けにしてアッタクを。2日目:運転手は患者。助手席から運転手をサポートする。3日目:教育は会話。患者が参加できる会話を通して患者の変化を促す。4日目:教育の反応を記録することで自身を訴訟から守る。さあ、今日は患者は数字ではなくて人間。慢性期疾患はその治療効果を数字で表すことができます。血圧の数値、血糖値、その他検査結果などなど。そのため医療者はその数値に左右されやすくなります。数値は数値だと言うことを絶対忘れないように。でもガイドラインにも書かれているし、統計をとる時に困るとか、医療者側にも理由はあります。しかし考えてみましょう。患者にとってガイドラインや研究結果にどんな意味があるのでしょうか?ここも...クッキーその5

  • クッキー その4

    昨日書いたことは、少しずつ患者が自主的に治療計画に参加しながら教育も深めて行くやり方の一例です。少しずつとL書きました。一回で成功するわけではありません。小さな進歩を重ねて行く、つまりクッキーは一度に詰め込むのではなく咀嚼できる分だけ小分けにして食べて行くやり方です。もちろんそのスピードが速い人もいれば遅い人もいます。どんなに技術を持って接しても反応を示さない人もいれば、全く興味を持たない人も。意思決定能力が低下している人だっています。どんな状態であろうと、大事なのは記録。記録は貴方を訴訟から守ってくれるものです。従来の医療のように患者に習得してもらいたい慢性期疾患の教育材料は山ほどあります。それを行おうとしている試みは記入しておかなければなりません。よく記入するのがNotinterestedatthis...クッキーその4

  • クッキー その3

    複雑な患者で健康課題は山ほどあるのに、何もせず診療を終えて良いのですか?何もしないわけではありません。患者に健康行動を起こしてもらえるよう、教育を行います。教育を行う、と言うと、疾病のパンフレットを手渡すこと、それらの中に書いてあることを説明することと思う医療者が多い。確かに間違いではありません。患者教育は重要です。しかし教育というものは2方向です。それに治療とは薬を飲むこと、と勘違いしている患者も多い。慢性期疾患は生活習慣を変えて行くことが重要で、いくら高血圧薬を飲んでいても、塩分を高摂取し、タバコを好み、飲酒も減らず、運動もせず、ストレスの高い生活をしていれば、高血圧は回復しません。患者が自分の健康に興味を持ち、自身で運転を始める意欲を上昇させるようにサポートすることが重要のなります。以前の医療は医師...クッキーその3

  • クッキー その2

    昨日の続き。治したい!これは医療者の誰もが抱える強い衝動。しかし、あくまで私たちができることは患者の回復をサポートすること。慢性期疾患のマネージメントは本人の治療への参加なしでは成し遂げることができないもの。それに習慣を変える、って簡単なことではないのです(タバコに百害あって一利なしと説明したところで、即禁煙できる人はどれぐらい、いますか?わかっていてもやめられない、変えられないのが習慣です)。よって、患者の回復へのモチベーションをどれぐらい向上できるか、維持できるかが大きな鍵となります。Ifyouareworkingharderthanpatients,youweredoingsomethingwrong.これも必ずNP学生や新人に伝えるパールです。患者はそこにただ座っているだけで、治療者のあなたがバタ...クッキーその2

  • クッキー

    講演へ行った時、個人的に質問をもらいました。プライマリーケアのことです。複雑な患者に対するケア。これはとても大事なことです。教科書に書かれていない、実習中やオリエンテーションの時にクリニカルパールとして、指導する時に私がよく使う返答。真珠-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~昨日のブログでパールをおすそ分けと書きましたが、パールってご存知ですか?真珠だとは誰でも知っている事。しかし、昨日のような場合には臨床の経験で得た役立ち情報の意...gooblogDon’tbiteanentirecookie.Eatasmallbiteattime.できる範囲で少しずつ。複数の慢性期疾患プラス社会的困難を抱えている患者が初診できた時、やらなけ...クッキー

  • チーム医療の責任の所在

    一つ目の講演が終わり。自己満足の新しい試み-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~昨日は気温が20度まで上がったのに、今日は雨から雪へ。新天地へ来て10ヶ月。まだまだここの気候には驚かされます。できた〜。ようやく今年の日本プレゼンのビジュアルの準...gooblog初試みはウケました。良かった〜2018年の東大で行ったシンポジウムの時はNP学生でした!と言うNPさんとも会いました。医師の方々も興味を持って参加していただきました。参考になれば幸いです。質問で医師から聞かれたこと。チームケアの責任の所在(訴訟に関連して)。一般的にチームケアの方が患者の満足度の向上、ケアの内容の向上、効率の良さ、そして医療者(特に医師の)負担減、燃え付け...チーム医療の責任の所在

  • 歩行補助

    いやー、1年半ぶりの日本。やはり日本。成田空港近くのもこもこした木々、都心に入ってのビル群。黒ばかりのスーツ軍団。丁寧な、丁寧な顧客サービス。日本だな、と実感します。で、これはバンクーバー空港での出来事。低速の自動運転車の試乗をやっていて(と言うか暇そうに立っている人が3人立っていて、目があったら乗ってみないか?と声をかけられた)。空港の中は歩きますよね。特にウイング。歩く歩道があっても長く感じます。で、この乗り物、10台ほど国際線エリアに試験導入されたものです。自分で運転をするのではなく、地図から行きたい場所を選び自動運転。人間は座るだけ。速度は亀からウサギのマークを選ぶようになっていましたが、うさぎでも早歩きぐらいのスピード。乗り降りはステップが低く簡単。荷物置き場も十分あります。スタッフの人は一緒に...歩行補助

  • 言語としての英語

    このYouTuberバンクーバー在住のCAさんで面白いコンテンツなのでフォローしているのですが、このYoutubeとても良かったので紹介。海外で生活、働く中での英語について。そうそう、と激しく頷きます。語学ではなく、言語としての英語。日本語訛りは何年住んでいても変わらない。文法の間違いもする。頭が良いとか関係ない。言いたいことが表現できなくて、自分を小さく感じた。私も以前書きましたが、熱い思いは必ず伝わる。完璧な英語より伝えようとする思いがもっと重要。海外留学の勝ち組になるには-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~どこかで聞いたこと。泳げるか?と聞かれて泳げると言うのに英語を話せるか?と聞かれると話せないと答える日本人が多いと言う...言語としての英語

  • 体調管理第一

    ゼーゼー言いながらパッキング終了。症状はピークを越えたな、と実感できるので明日はきっと大丈夫。夏風邪は馬鹿がひく、と言いますが、まさにそれだな、と。昨年も5月に肺炎を。ダウンしてました-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~お久しぶりです。肺炎で倒れていました。働きすぎだったのかなあ、スケジュールギチギチだったから。無理しているのだよね、きっと。喘息持ちなので拗らすことが結構あるけ...gooblogその前の年はICN学会参加中にコロナとなり。コンセンサス-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~学会4日目。やっちまったな〜と言う気分。今回の集まりは138国60...体調管理第一

  • マスクパワー

    ああああ、やっちまった。体調最悪。本日病気休暇を取りました。おそらく明日も。明後日は出発。飛行機の行程を耐えれるまで回復できるかな、、、、超不安。今の職場で働き出してから、3回セットの病休を取ってしまい、職場でのマスク着用を自分に義務付けた(前職と比べて現職は診察中の患者との距離が非常に近い)。インフルシーズンの医療者のマスク着用は前州では義務ですが、現職はそのような指導なし。なんでマスクしているの?と同僚によく聞かれました。もちろん予防接種もアップデートしているし、手洗いに、出勤時のデスク周りの消毒も欠かしませんでした。そのおかげで、この6ヶ月、体調を崩す同僚を横目に私は休むことなく出勤。マスクパワーです。長い冬から急に夏日になったカルガリー。気持ちがウキウキして2日ほどマスクを着用しなかった。で、先週...マスクパワー

  • あと1ヶ月

    おっとすっかり忘れていました。6月のヘルシンキで行われるICN学会のプログラムの発表がされました。一緒にセッションをする人もチェックできました。名前だけだとアジア人グループのよう。そう言ったらダメね。このお題のセッションは一つしかない(2〜3あるセッションもある。応募者が多かったということ)からたまたま、選ばれた人がアジア人だったってことですね。前回は国名や肩書き等も出ていましたが、今回はなし。参加しない人も今は題名と演者を見ることができるようになっています(アブストは出てきません)。今回は行かなくても将来参加しようかと考えている方は今がチャンスです。毎回、一旦始まるとプログラムの公表がなくなって、参加者以外は閲覧できなくなるので。で、ザザっと見たところ、日本から口頭発表される方は3名。Eポスターは1名。...あと1ヶ月

  • レギュレーションがあるかないかで

    長女夫婦がBC州から遊びに来ていて、とても充実した4日間でした。運転で帰る2人と犬1匹を見送ってから、目を開けるのが困難なほど眠い。疲れがどっと出たのかもしれません。さて本題です。プロフェッショナル。日本でも頻繁に使われる言葉。北米ではプロフェッショナルな職業という意味は、以下の3つの要素がある職業です。Educated,LicensedandRegulated教育、免許、そしてレギュレーション。レギュレーションとは日本語で言えば、法規、規制とか管理の意味。過去にブログでも何度も書いているレギュレーション。日本語になって欲しい言葉です。なぜって日本にはない概念だから。日本では教育と免許があればプロとする文化です。いったい何が違うのでしょうか?日本は免許を一度もらえばそれでよし。しかしそれで本当に質の担保が...レギュレーションがあるかないかで

  • 信仰と医療

    昨日のブログの中に医療職としての社会からの期待もあります。と書きました。これについて書きますね。期待とは医療を施行する、全うする、と期待されている職業という意味。なんだ、そんなことか、と思われるかもしれませんが、奥は深いものです。看護職の前に人間ですから、宗教や信仰や好みで、医療を施行するべき時にできないこともあります。例えば、カトリック系キリスト信仰者は子は神様からの授かりものなので、避妊や特に中絶という概念を信じません。しかし現実は望まない妊娠をしたり、強姦の末の妊娠だったり、医療的理由(妊娠中に癌に診断され、癌治療を優先するため)に中絶をしなければならないケースがあります。そのような患者に接するのは、信仰の教えに反することなので、関われば看護師側に心理的ダメージを与える可能性があります。つまり社会か...信仰と医療

  • 看護倫理と職務の間で

    昨晩のオンライン勉強会はこれについて。開催したのは州の看護協会。講演者は政府の方。法律家ではありません。強制的な治療-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~数日前にニュースに出ていたinvoluntarytreatment法案の可決。これは成人に対してアルバータ州の話。すでに若年層のものが実在するこの州で驚くことではないけれど、そのニ...gooblogとても勉強になりました。講演そのものは可決されようとしている法案の説明。その後の全体でのディスカッション。特に私は州の新参者なので、誰がこの州のリーダーなのかを知る良い機会となりました。良い意見を言う人は早速ググってどこの誰だか、チェックをしました。さてさて、本題そのものはその法案に...看護倫理と職務の間で

  • 寂しくなる

    Gooブログのサービスが11月で終了になるお知らせ。3箇所目になるこのブログ。次で4箇所目。はてなへ移動することを決めているのですがタイミングが悪すぎ。以前はほぼ毎日書いていたブログ。引越しエトセトラで休みがちになった一年前。どうでも良いことを書いている時もあれば、大切なメッセージを書く時も。で、今回の日本で行うプレゼンには沢山のブログへのリンクもつけていました。作業半ばでリンク先を変更するのが面倒で、このまま続行することに。ブログの引越しそのものは11月までに完了すればよく、5月の日本行き、6月はヘルシンキと忙しい合間にする必要はなし。よって7〜8月にブログの引越しをします。でもフォローしている人が1人2人といなくなって寂しいGooのプラットフォーム、、、冒頭写真:秋色のカルガリー。この自転車チャレンジ...寂しくなる

  • 自己満足の新しい試み

    昨日は気温が20度まで上がったのに、今日は雨から雪へ。新天地へ来て10ヶ月。まだまだここの気候には驚かされます。できた〜。ようやく今年の日本プレゼンのビジュアルの準備が終了。できれば今度は講演の練習。そうすると足したり引いたりしなければならない題材がわかる。時間を測ってみると、全て話すと2時間になる!!!安心してください。全部は話しません。お題を聴講者の人に選んでもらい、それらを指定された時間で話す仕組みです。結構面白そうなものができたと自己満足。スライドを使わず新しい試み。楽しみ〜冒頭写真:こちらも川下りのボートが何隻も自己満足の新しい試み

  • 自分史

    5月に日本でやるプレゼンの準備をしていて、過去の記事や執筆を探していました。最近のものは検索で出てくるし、問題はなかったのですが、それ以前のものは紙媒体しかなくて。まだまだクラウドスペースに保存するような時代ではなくて、それも一度飛行機の中でメモリースティックをなくしたことがあり、大学院一年目以前のものはほぼ全て無くしていて、記憶も曖昧。紙媒体のものがあったはず、、、と。でもそれも、昨年引越してからリノベーションで書籍類は引越し箱から出していない状態で、10箱もあり探すのが大変だった。こうやって探してみると、覚えていないものもあり、懐かしく自分の書いたものを読み返しました(古い2つは見つからなかった、、、)。プロフェッショナル用の履歴書はオンライン上にあるのですが、そこには日本で頼まれて執筆したものや、日...自分史

  • 薬だけではなくて

    治療薬によって麻薬の違法使用をやめたお二人。口を揃えて人生が変わったと言います。朝起きてから寝るまで、辞めたくても辞められない麻薬のことばかり考えていた日々が嘘のようだ、と。ディーラーからどれぐらい購入するべきか?使用量を減らそうと思っても、退薬症状が辛過ぎて、何も手につかず、ついにまた利用する。そして後悔、とそんな生産性のない生活から解き放たれた、と嬉しそうに話す。生活が穏やかで、時間が有り余るほど、、、、暇この暇は結構厄介。ストレスが高くなって違法麻薬の使用が再燃する人より、暇すぎてつい、、、と言う人のほうが多いと私は臨床から実感している。麻薬のない生活で、生きる意味や存在場所を見つけないと簡単に戻っていってしまうのだ。仕事や家庭での役割、コミュニティでの役割などを持つことの重要性。まずはカウンセリン...薬だけではなくて

  • ボリューム

    前の仕事もだったけど、今の仕事も波が大きい。波とは患者のボリューム。気温や天気に作用される。とても忙しい日もあれば、全く誰も来ない日とその差が激しい。時間があれば、診察以外のことができるので嬉しいのですが、長く続くと頭もだらける。こんな日は自分のパソコンを持ち込んで、仕事以外の日本語での仕事をしたいのだけど、持ち込んだ日に限って超忙しくて開けずのままとなる。持ち込まない日は暇にと、変な法則が効いている。あああああ、冒頭写真:RCMP(ロイヤルカナディアンマウンテンポリス警察)の始まりとなった場所。ボリューム

  • 写真撮影

    学会なで写真撮影禁止の注意書きを見たことある人は多いはず。これは著作権に関わること。特に無断使用、出典元が不明になったり。未発表のものが発表と取られて、パブリケーションできなくなったりと、そのような問題が起こるから。しかし覚えておきたい、自分のためだけに使用の場合は問題はない。本を借りてコピーを取るのと同じ。一切合切禁止するより、背景の理由を理解してもらう方が大事だと私は思います。海外の学会では写真を撮っている人を取り締まる人もいなければ、注意書きも出ていない。だから注意書きを見ると異様な気持ちになります。残念ながら自分が運営していたシンポの1日目にその言葉が休憩中の画面に出ていました。2日目には削除しましたが、、、で、ヘルシンキでは発表者の責任として•Labelallslidesthatincludeu...写真撮影

  • 無断欠勤の理由

    無断欠勤と言うものをしてしまった。先日のブログで「イースターで世の中は4連休」と書いていた私。カナダ全土が4連休だと思っていた。だってカナダへ来て27年。毎年そうだから。国土の大きさ世界で2位のカナダは11の州とテリトリーに分かれていて、州ごとの政治のことは知っていた。しかし祝日の回数が州によって違うことを知らなかった。レイクルイーズで今シーズン最後のスキーを楽しんでいると電話が鳴る。出勤しないの?と。いやいや今日は祝日ですから、と言うとAB州は祝日ではないのよ!と言われた。ええええええええ!なんとBC州がカナダの中で祝日が一番多い州だと知った。スケジュールコーディネーターが電話の向こうで、患者の予約が入っているけどどうするの?と言う。いやー今スキー場で職場のパソコンも持っていないし、遠隔診療なんて無理で...無断欠勤の理由

  • 被害に遭わないために

    土地と住宅価格高騰で、賃貸の料金も非常に高くなって久しいカナダ。そんな状況を悪用する輩のニュースが絶えない。例えば先週は、若い母親の母子家庭。賃貸のシャワールームに隠しカメラが設置してあったのを見つける(最初は釘だと思っていたらしい。小指の太さのカメラ)。これは犯罪。母親はすぐ警察へ通報。そのカメラは大家に繋がっていたのだ。すぐその家を出たのだけれど、借りれる場所がなく、友人や親戚の家を転々。ようやく見つけた場所に隠しカメラとは、、、、これより酷いのが、賃貸料を割引してあげるから、時々性的関係を持って欲しい、と。持ちかける。もちろんターゲットは学生や留学生。これも犯罪。良心的な値段の場所が見つけられないところに漬け込んでいる。堂々とSNSで募集したりしている人も。このようなことを要望されたり、募集を見つけ...被害に遭わないために

  • 損するよ

    この週末はイースターの祝日で、世の中4連休。私は週に2日働く週と重なり、6連休。久しぶりのイースターランチを家で準備(この数年、イースターの連休はスキー旅行ばかりしていた)。末娘と友達を招待して楽しいひとときでした。悪い癖-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~私の悪い癖。書を読まない。取説とか読むのが大嫌いです。読んでも斜め読みをするのが私。で、昨日ICNからメールをもらいました。プレゼンのスライドの締切は5月1日です、と...gooblog先日のブログで、よく読まないといつか損するよ、と書きました。そしてついに、、、5月の日本行きも迫ってきて、東京から神戸への飛行機を予約購入してから気づく日にちが違う、、、、慌てて連絡しましたが...損するよ

  • プレゼンの心得

    あれから集中的に時間を使って、スライドを終了させて提出も済ませました。いえーいい。悪い癖-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~私の悪い癖。書を読まない。取説とか読むのが大嫌いです。読んでも斜め読みをするのが私。で、昨日ICNからメールをもらいました。プレゼンのスライドの締切は5月1日です、と...gooblogスライドのガイドラインで書かれていたこと。あくまでビジュアル的サポートとしてのスライド作成。日本で行われる学会に行って毎回思うこと。詰込のスライドの多さ。画面ぎっしり書かれている言葉。びっくりしました。海外では口頭発表はあくまで口頭で伝えることで、スライドは補助的役目。しかしなぜかメッセージボードになっているからです。フォン...プレゼンの心得

  • 強制的な治療

    数日前にニュースに出ていたinvoluntarytreatment法案の可決。これは成人に対してアルバータ州の話。すでに若年層のものが実在するこの州で驚くことではないけれど、そのニュースの中で、最も驚いたのが同様のものがBC州にある、と言う言葉。えええええ〜知らんぞーと思い検索してみれるとこれが出てきた。InvoluntaryCareAlreadyExistsinBC,ButIsItWorking?-CMHABritishColumbiaVANCOUVER,BC–(September18,2024):OnSeptember15,2024,PremierEbyannouncedthathisgovernmentisexpandinginvoluntarycareforpeoplewithbraininjur...強制的な治療

  • 悪い癖

    私の悪い癖。書を読まない。取説とか読むのが大嫌いです。読んでも斜め読みをするのが私。で、昨日ICNからメールをもらいました。プレゼンのスライドの締切は5月1日です、と。思いっきり、そのメールを読んでいたエレベーターの中で「ええ!」と声に出してしまった。だって5月に入ったらやろうと思っていたから、、、、。5月は日本で対人の講演が2つあって、そのプレゼンのスライドも済ませていない状態。飛行機の中や旅行の移動中にICNのスライドは作るつもりだった。やだ、両方今月中に済ませないといけないってことだ。それもあと2週間か、、、、予定外すぎて声を出してしまったのだ。もちろん乗合の人たちに大丈夫?と聞かれました(笑決定-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療し...悪い癖

  • リーダーとして

    リーダーにとって必要なこと。一つ先をみていること。他と同じところにいては前進が少ない。前へ前へ進むために必要なこと。それをチームに持っていく。いつ、どうやって持っていくかも重要。馴染みのないこと、知らないことに対する抵抗は自然と高くなるもの。それをいかに低く抑えるか、ビジュアルや文章の下準備も。そして一番大事なのが焦らないこと。反応をみて、計画を練り直す。それの繰り返し。と反省した週でした。リーダーとして

  • 先を見据えた政策を

    ふむむむむ〜看護協会のこちらのお知らせを読みました。看護管理研修(付加研修含む)及び新たな認定看護管理者教育課程に関するご意見募集 公益社団法人日本看護協会 JapaneseNursingAssociation公益社団法人日本看護協会 JapaneseNursingAssociation「認定看護管理者教育課程を見直し、認定看護管理者教育課程に代わる「看護管理研修(付加研修を含む)」及び「新たな認定看護管理者教育」を整理しました。」と言うことで、ページのリンクを読んだ私の感想。よくわからない、、、これはB課程認定看護師とは別に作るOO看護師課程と言うこと?目的を質の向上のために、、、と。はー、ため息が出てしまいます。卒後教育を充実させたい気持ちはわかります。しかし看護管理に必要なリーダーシップ、社会的資産...先を見据えた政策を

  • 決定

    先週、ICNCongressの運営からメールが届きました。看護の国際学会は6月9-13日にフィンランドのヘルシンキで開催されます。私の口頭発表は6月11日10:15-11:20セッション23に決まったそうです。メールには早割参加者が5500人だそうです。前回のモントリオールが6000人だったので、今回もその辺りの参加者数になりそうですね。4月末日までに写真とBioを送らなければなりません。それが終われば全体のプログラムの発表があるでしょう。日本からの発表者を楽しみにしています。ヘルシンキで会いましょう〜冒頭写真:あー春スキー決定

  • 医療現場の暴力

    この続き。医療者を守るために-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~医療現場の暴力って何だと思いますか?殴ったり蹴ったりと直接的な身体的な暴力はもちろん、唾を吐きつけたり、飲み物を投げつけたりする間接的な身体的暴力、怒鳴ったり、...gooblogコードパープルやホワイトの訓練や教育や警備員もプロトコルなども大切ですが、そのようなことが起こった後のディブリーフィングやフォローも大事。今の職場の素晴らしいところはここだと思う。1日に2度も起こったこと。すぐハドルをして即席のディブリーフィングやチェックインで、互いの心境を確かめ合う。そして上司も駆けつけて情報収集。週に2度あるラウンドでも個別の計画を練った。今週は何故か似たようなことが...医療現場の暴力

  • 大所帯ならでは その4

    この続き大所帯ならではその3-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~昨日の続きなぜマネージメントは看護師の代行入力をやめる方向に向かっているのか?看護師は患者との直接ケアのためにいる。代行入力する時間を患者との時間に費やして欲し...gooblog今週から2週間トライアルで看護師が代行入力をすることになりました。正直な感想超楽!だって今まで、3か所に記入しなければならなかった指示書きが一回で済むのだから。楽に決まっている。さあ、このトライアルのあとはどうなるのでしょうか?冒頭写真:350mぐらい続くコブ斜面を完走。緩やかな場所でストップして写真を撮った。相方はアホらし、とコブに入る前に他のコースへ行ったのでたった1人で。後から来た4...大所帯ならではその4

  • 医療者を守るために

    医療現場の暴力って何だと思いますか?殴ったり蹴ったりと直接的な身体的な暴力はもちろん、唾を吐きつけたり、飲み物を投げつけたりする間接的な身体的暴力、怒鳴ったり、罵ったり、脅す、言葉の暴力ももちろん。性的、人種的な差別発言も言葉の暴力に入ります。胸や股間のような局所以外でも、本人の許可なしに触ることも、体に触らずとも威嚇のために近寄ることも暴力とみなされます。カナダではこれら全て違法にもなるので、被害者は加害者を訴えることもできます。医療者だから仕方ない、とはなりません。患者は病気を治したくて医療職に接しています。待ち時間とか、なかなか治らないことに苛つくこともあります。退薬症状やメンタルの病気なども人間の暴力的な反応を引き起こすこともあります。しかしだからといって医療者は患者家族からの暴力を受けなければな...医療者を守るために

  • 警備員

    私の職場は外来センターみたいなところ。8階建で、第1次救急、透析や歯科や看護外来とか様々なプログラムが入っている。オリエンテーション初日に驚いたのが警備員の常駐。ピースオフィサーも常駐。BC州の救急病院で働いていた時にもいた警備員。厳つい型いでプロフェッショナル!と言う感じだった。呼べばすぐ駆けつけてきてくれて、頼りになる存在だった。しかし医療費削減で警備員は職員ではなく外注となり、アルバイトというか日雇い感が拭えないような感じの人が増えていった。で、今の州に来てから以前のようなプロっぽい警備員を彷彿させる警備員とピースオフィサーの常駐。頼りになる存在。特に本日はコードホワイト(暴力)が2度も発生。2人組で暴力的な人をエスコートして連れ去ってくれる。悲しいけれど、医療現場には必要な職種だわ、と思った1日で...警備員

  • 仲間の募集

    シンポジウムの時に発表したのですが、日本APN後援会では新入社員を募集しています。詳しくはこちら。募集要項 日本APN後援会日本APN後援会一般社団法人法人なので、設立時に提出した事業計画は5つあります。しかし今の人数では3つが限界。事業を拡大していくにはもっとマンパワーが必要です。ボランティア活動ですが、社員特典もあります。任期は2年。厳しい募集要項になっています。日本の職場の採用でもこんなことしないぞ、と言うような内容が盛り込まれているのも承知しています。それほど人選は大事です。ぜひ、考えてみてください。お待ちしています。申込締切まであと10日です。冒頭写真:今来ているスキーリゾートはウイスラーに次カナダで2番目の大きさを誇るサンピークスリゾート(日本の会社が所有しています)。閉山まであと10日と言う...仲間の募集

  • 大所帯ならでは その3

    昨日の続きなぜマネージメントは看護師の代行入力をやめる方向に向かっているのか?看護師は患者との直接ケアのためにいる。代行入力する時間を患者との時間に費やして欲しいからと知った。なんともストレート。救急病院の病棟には医療秘書がいて、医師の指示を扱っていてくれた。看護師の仕事はそれが正しいものか適切なものかの判断だった。外来しかない今の部署。医療秘書はいないから看護師の仕事になっているようだ。医師の仕事は治療計画を立てること。それを書けば、後の作業は看護師がしてくれて、最終的な署名を入れるだけ。病棟勤務時代に、私は医師の口頭指示をカルテに書き込むことが頻回にあった。なんたって医師は常駐していないので、患者に何かあれば、電話で報告をして指示を仰ぐのが通常だった。医師は看護師が書いた指示に後日署名を入れる。今の部...大所帯ならではその3

  • 大所帯ならでは その2

    先日の続き大所帯ならでは-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~新職場で働き始めて早10ヶ月。診察のボリュームが増えていきます。以前の職場はチーム1。今は大所帯。看護師との協働も沢山あります。その中で何度もチェックされるのが処方...gooblog上司へ、医師と同じように看護師に処方箋を書いてもらう提案をメールでしました。返事はすぐきたけれど話し合いが必要と。で、部署のエデュケーター(クリニカルナースエデュケーター、CNE)が私のところへ来ました。もっと詳しく話を聞かせてほしい、と。で、この方とにかく話を引き出すのが上手い。なぜなにから私の気持ちまでしっかり引き出す。誰の方を持つわけでなく中立的な立場を守りながら。そして私のサポート...大所帯ならではその2

  • 昔の仲間

    先日の職場への電話。前職で同じ地域で働いていたNPだった。で、電話をかけてきた理由は、以前私の患者だった方を引き継いだから。あー彼女なら安心。きっと良いケアをしてくれるはず。患者の引継ぎ以外にも積もる話で時間はあっという間に過ぎた。会議や勉強会や食事会でしか会わなかったけれど同僚は同僚。お互いの近況報告をしたのだ。とても楽しい時間だった。そんな同僚を持っている自分は幸せ者だと思った。冒頭写真:地元の方にこのコースのことを聞いてみて急斜面は始めだけだよ、と言われたので滑り始めたら始めが半分ぐらいまであった。滑る降りるしかないから完走はしたけど難関だったわ。派手に転ぶことも木に衝突することもなく完走できた自分を褒めるのだ。昔の仲間

  • NP学生の教育と実習

    NP教育について。以前も書いてきました。コピー機-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~私が看護学生の頃言われた言葉頭を使わないのならコピー機の方がマシだ。(カンファレンスで症状について説明を求められ、答えられなかった時に医師に言われた。カルテを写す...gooblog予算がないからか、それともすでに臨床経験をしているからか、学士実習のように臨床指導員はついて来てくれません。教育は学士と同じく、総論や理論的な学科は他の修士ストリームの学生と共に受けます。よって講師は教授となります。ターム中に書く論文3本やクラスディスカッションなど辛かったですが、そのおかげで医療をとらえる思考力も伸びたのだから必要だったと思います。しかしNPの学科に...NP学生の教育と実習

  • 学士の教育、実習編

    実習について過去に書いたはず、と検索して見つけたのが2017年に書いたもの。日本の看護教育-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~この方のブログを呼んで、ふむふむと思った。私も賛同する。日本の看護教育はサイエンスという認識が欠けているように思えるから。以前にも書いたがカナダで驚いたのは看護...gooblog昨日のブログで勘違いをしてほしくないから。追加を。カナダの学士課程の教員はどっぷり研究と論文書きに浸かりながら学士、修士、博士の授業を受け持ちます。受け持つと言ってもそこここで、みたいな感じで全部の責任もなければ毎回受け持つわけでもありません。よって同じ単位でも受ける年度とタームで講師は変わります。講師が変われば推薦図書も変わる...学士の教育、実習編

  • 教育と現場のギャップ

    シンポジウムのパネルディスカッションでちょろっと言ったことの補足。それは大学の教員は臨床の就労を許されないことです。以前関連したことを書きましたが。こちら。看護教育-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~先週は某大学から学園祭でインタビューを流したい、と依頼を受けてZoomでお話をしました。キャリアの授業へ出て欲しいですね〜とその場で言われました。しかしお断りしまし...gooblog弊害はOO年前以来臨床にでていない人が看護を教科書に沿って教えていること。しかしCBEに変わるようなので、この辺も変わるのかな?ついに、ついに変化が始まる-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り...教育と現場のギャップ

  • 名乗ることができない

    3月の末日はBC州の免許の更新締切日でした。その近くになると忘れないように!と最速のメールが定期的にやってきます。毎年更新の免許。それを忘れると働けません。無免許になりますから。免許更新制度-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~例年は2月末日が免許更新締切となっていますが、今年度は3月末日。これを忘れると大変なことになるので、忘れないように、と自分に言い聞かせながら数ヶ月。ようやく終了。...gooblogさて今年はお隣の州へ越して、そちらの州の免許も持っています。1月末でBC州の仕事を退職した私は2つの免許を持つことは必要でなくなり、BC州の免許を更新する必要はありません。で、ようやく自分のアカウントへ入り、更新しない、と入力し...名乗ることができない

  • ポリシーカフェ

    このところ看護ポリシー系の本を読んでいます。なぜってポリシーカフェの発起人だから。看護ポリシーって何?政治的な活動のことでしょ、と思っている貴方は大間違い。看護師の重要な役割アドボカシーに関した大事な分野です。APN(高度実践看護師)の役割でのアドボカシーに大切なのは、なぜOOが必要なのかを説明できる情報収集能力と点と点を結ぶことが思考能力です。それがなければマクロ視点のアドボカシーはできません。その力を伸ばすためには、マクロ事例を分解、議論する過程で、それは育ちます。大学院ではそこから論文書きとなりますが私たちは臨床家。そこまでの時間はないので、カフェの中では課したりしませんが、その1段階前のアイデアをお互いに練り合う環境は貴重な場所になると思います。そしてその過程はリーダーシップ力の向上に役立ちます。...ポリシーカフェ

  • 大所帯ならでは

    新職場で働き始めて早10ヶ月。診察のボリュームが増えていきます。以前の職場はチーム1。今は大所帯。看護師との協働も沢山あります。その中で何度もチェックされるのが処方箋の書き方。麻薬依存治療に利用する薬は他の薬剤とは別の法律があり、それはカナダ共通なのですが、それをどう扱うか?と言うか、カルテのシステムと麻薬処方箋が前職と異なり、指示の書き方もフォーマットがあり、それに沿わないと看護師から指導を受けていました。やりたいことはわかるけど、ここではこう書くのと言うくだりに少々イラッとする時もありました。一語一語チェックが入るからです。前職の長年の癖と言うかやり方を変えるのは簡単ではありません。人間の行動学によると最低でも3ヶ月はかかります。診療や治療計画は個別性があるもので、これだ、と全てをパターン化することも...大所帯ならでは

  • 種蒔きの効果

    5月に日本へ2週間ほど行きます。2つ対人講演が入っていて、先日その一つとオンラインで打合せをしたのですが、ガンガンカナダの歴史や実情を伝えてください!と言われました。面白い時間になりそうです。時間もたっぷり設けてあるし、日本ではなかなか本音で話せる場所がありませんからね。でも土台が異なると、理解と言う点までに到達するには時間がかかりますから、理解促進のためにも工夫はしっかりしますよ。現場見学もできるので、それも楽しみです。最近、チラホラと自分の種まきの結果を感じれる場面があります。熱い思いは必ず伝わる!ぶれない核で話し続けます。冒頭写真:アリゾナからカルガリーへ向かう時、パワースポットのセドナ、グランドキャニオン、ソルトレイクシティー近郊のスキー場多々の上を飛んでいて、地理大好き人間にはたまらなかった。種蒔きの効果

  • モチベが上がらない理由

    毎回シンポジウムの後にはダラダラといろいろブログに感想とか追加で書くのですが、今回は3日で終わり。やさしさと強さ-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~さあ、今日からシンポジウムの感想を書いていきましょう。パネルディスカッションの中で「看護師の本質」は何であるかの問いに筑井さんが「やさしさ、強さ」と言ったことに...gooblog時間切れ質問回答その2-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~さあ、今日も答えられなかった質問や意見の返答をしていきましょう。・匿名希望者10:50AM同感です。私も米国の病院を見学しました。日本では管理者も学士レベルではないし、.....モチベが上がらない理由

  • 背伸びをして

    みなさんは学ぶ時の目安や自分の伸び代をどう考えますか?私はヨイショと背伸びするとか、ほぼ理解できないぐらいのことを狙います。理解できないことを理解しようとする過程や、なぜ理解できないのかを分析することで理解を促進させるとか。人間、今自分が持っている経験と知識の中にいるとストレスはありません。楽です。でもそのおかげでそれ以外のものを知ろうとする好奇心や探究心は低くなります。もちろん背伸びしなければならないような学習環境はストレスになるし、不安も大きくなります。自分だけ理解できない?知らないの?と恥に思うこともあるかもしれません。しかしそれを越えれば得るものはとても大きいと思います。学んだことを実践に落とし込めない、落とし込んだけど何も変わらない、こんなフレーズもよく聞く言葉です。もしかしたら理解のレベルが足...背伸びをして

  • 第5回日本APNシンポジウム感想 その3 ないよりはマシのケア

    シンポのグループページの中にも書きましたが、「ないよりはまし」レベルのケアは嫌いです。ないよりはましケアとは?私が勝手にそう呼んでるだけですが、北米の家庭医不足を補うために多発しているケアのことです。イギリスや北米ではプライマリケアの家庭医やNPが医療の門番をしているようなもので、日本のように専門医に直接診てもらうことはできません。それに慢性期疾患はプライマリーでコントロールするようになります(専門家は専門科でしかできないケアし行いません)。よってプライマリーと繋がっていない国民の健康度は下がり、救急室の利用率が上がります。専門医はプライマリーの仕事は絶対受け付けません。病院から紹介を受けて、専門的な医療を施したケースでも、安定したらさようなら、となります。そうするとまた悪化して救急、入院、専門医と負の循...第5回日本APNシンポジウム感想その3ないよりはマシのケア

  • 第5回日本APNシンポジウム感想 その2 国民主導の

    今回のシンポジウムで考えていた事その2適材適所と言う言葉があります。医療が逼迫されている現状を考えるとこれはとてもシリアスな課題だと思います。看護師は何でも屋さんのてらいがあり、あちこちに手を出す傾向がありますが、医療費が逼迫されている今こそ、それぞれの専門職がそれを発揮できるように費用対効果なども考えるべきだと思います。宇野さんの講演の中でYoutubeチャンネルの劇団在宅に付いて話されました。私はこれに対して、カナダではホスピス緩和ケアが始まった頃、財団の方でプロを雇ってビデオやしおりを作っても、医療者がこのようなことはしなかった、と話ました。その補足について。意図は大変良いと思います。寸劇が家族や患者の対話材料になれば、との思いはわかります。しかしあえて言いたいことが数点。まず、医療者には医療者にし...第5回日本APNシンポジウム感想その2国民主導の

  • 第5回日本APNシンポジウムの感想 その1

    今回のシンポジウムで考えていた事。エキスパートとアドバンスの違い。APNのAはアドバンスのAです。なぜアドバンスと付いているのか?何がエキスパートと違うのか?このブログに何度も何度も書いています。エキスパートと検索するか、こちらでシリーズで書いているのが一番わかりやすいかも。エキスパートと高度実践看護師-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~看護師のスペシャリスト、エキスパート、高度実践看護師も日本でごっちゃになっている言葉だと私は思っています。以下私の見解を書きますね。以前にも書きましたが私が働く...gooblog日付を見てください。何年も前からこんな事を書き続けています。それは何かをしなければ変わらないから。書いても変わらない...第5回日本APNシンポジウムの感想その1

  • ついに、ついに変化が始まる

    昨夜これを読んでとても嬉しくなりました。大学での看護学士教育が変わる。ようやく待ちに待った時代に追いつく内容になりましたね!https://x.com/nsayakons/status/1901809240097915192?s=61&t=bGV1gMSVkeL2MwnVQ4_Q8Aタスクを学ぶだけの技術学校のような内容からおさらば。考える力。学んだ事を実践できる力が問われます。カナダBC州で看護師の資格が4年制大卒者のみになって20年。実習生と卒業生の完成度がグンと上がった事を実感した事を覚えています。おそらく同じようなことが日本でも起こるでしょう。そうなると古いやり方に固執している世代や、考える力がない世代は居場所を失うでしょう。大学教員も臨床家もです。この波に乗れるように私なら今から準備しますが、貴...ついに、ついに変化が始まる

  • 眠い頭で

    シンポの細かい事を書き始める前に他のシンポジウムの感想。日本の未来の高度実践看護その1-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~昨日のJANAのシンポジウムに参加されましたか?1000人以上の参加者のうちに何人が参加されたのだろう。録画配信はないと言われていたので、都合が合わなかった方は残念でし...gooblogこの2日目が1ヶ月後に行われたわけですが、自分がやっているシンポと日程が重なり、終わってから運営側でディブリーフィングを終えてからの参加。しかし既に目も頭も疲れていて、全然頭が働かずボケーとしながら聞いていました。前回は長いシリーズを書くほど書き留めていたのですが、残したメモは数行。パネルが静かすぎ基本教育と卒後教育の混同?...眠い頭で

  • 第5回日本APNシンポジウムを終えて

    2日間シンポの準備とその他で家へ篭りっぱなしだったので、今日はPCを開ける前に近所の森へ散歩。こんな自然が身近にある幸せ。冷たい風が気持ちいい。さあ、参加した方、いかがでしたか日本APN後援会のシンポジウム。講演者の数は少なくても深くじっくり話を聞ける、質疑応答もたっぷり。パネルディスカッションは事前打合せなしのぶっつけ本番。本音が聞けるのが特徴。英語は世界の共通言語のようなもので、大半の書籍は英語で書かれる、学会は英語で行われます。私は英語を第2言語として生活し、働いて、情報のアンテナは高く上げて、世界の看護情報をキャッチしようとしています。限られた文献の日本語訳を待っている人に比べて情報は早く、大量に得ることができます。日本APN後援会は言語と言う壁を壊し、もっと早く情報が入ってくるように、シンポジウ...第5回日本APNシンポジウムを終えて

  • 第5回日本APNシンポジウム1日目

    さあ、始まりました。第5回日本APNシンポジウム開催です。オンラインでの2日間。2018年から始めたこの活動も7年となりました。コツコツすれば必ず道は作れる。そんな気持ちで続けています。実りの多い2日間にしていきましょう!冒頭写真:スコッツデールの空港。プライベートジェットや小型機が並ぶ。国際空港は別にあります。第5回日本APNシンポジウム1日目

  • 理解できる説明

    NPの仕事をしていて、患者に喜ばれることのナンバー1は理解できる説明特に薬のこと。なぜこの薬を飲んでいるのか知らない人は多い。誰も説明していないのではなく、説明されていても理解できないままにしていることの方が多いと思う。医療用語を使いすぎる、こんなことが不理解の理由ではない。説明にはコツがある。私はMIの研修を受けてそれを得た。面白いほど有効なのだ。日本の未来の高度実践看護その3-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのは昨日書いたことは複数のポイントがあったので、今日もそ...gooblog本日も薬物依存の歴史がとても...理解できる説明

  • 逸材

    年度末が近づき、忙しい方が多いのではないでしょうか?私は引越し、新しい仕事を始めて9ヶ月。初めての評価を受取りました。以前の職場と同じようなもので年間計画や組織目標について自分の貢献度を書いて、それから上司と面接があり、最終評価の用紙をもらいます。まあ、歯の浮くような褒め言葉の連続。プロフェッショナリズムとか広く深い知識とか、チームプレイヤーとか、沢山のアセットを職場で貢献させている逸材だそうです。特に今までやっていなかったこと(新しい役割)を提案し実行しその結果が素晴らしいと。これがAPNなんですよ。何をすればOOのXXが改善される、とわかっているので計画、実施、結果を出すことが短期間で達成できる。この課程を知りたい方はぜひ週末のシンポジウムへ参加してください。きっと理解が深まるはずです。冒頭写真:アリ...逸材

  • あと4日!

    日本APN後援会の隔年開催の第5回日本APNシンポジウム開催まであと4日となりました。まだ参加することはできます。こちらからプログラムと参加を。SymposiumProgram 日本APN後援会日本APN後援会前回書いたのはこちら。3月15&16日-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~みなさん、3月15、16日の予定は?この両日の午前中は日本APN後援会が2年ごとに開催する第5回日本APNシンポジウムの開催日です。このシンポの特徴は国内外で活躍するAPNを登...gooblogここではオンデマンド2週間となっていますが、4週間視聴できます。この週末は大きな学会も開催されているし、オンラインでは日本の未来の高度実践看護師の第2弾が午...あと4日!

  • 貧富

    4泊5日のアリゾナ旅行もほぼ終わり。義理姉の家に宿泊し、高級車も出してもらい、いたせり尽せりの旅でした。この街は砂漠気候で夏の高温で人間は住んでいない街でしたが、厳しい冬を逃れてカナダやアメリカ人が休暇のために移り住んできたことで発展した街です。そんなお金がある人が集まる街で、美しく整備された街。走っている車は高級車。お金が溢れる街に見えました。ホームレスも見かけないし、高級住宅街に、高級ブランドのお店が並ぶ。お金を持っている人の集合体にできる安全、安心な街。それがまた人を呼ぶ。お金の循環が著名です。ハンガーゲームのキャピタルを思い浮かばせます。自分の仕事で患者として診察している人とは真反対の世界。95%の富は5%の人が所持している、と言いますが、本当にそうだなと強く感じます。95%の人の生活苦のことなど...貧富

  • 今週末

    カナダの首相が辞任したため、この週末に党の代表者の投票が締切となります。最終的な立候補者は4人。フランス語と英語の討論を終えて投票が始まりました。党の代表は次回の選挙まで、自動的に首相となるります。誰が選ばれるのでしょうか?立候補者のうち2人は女性。1人は政治の経験が全くないけれそカナダバンクの総裁をしていた人。最強候補と言われています。で、私が注目している人は女性の2人のうちの1人,カリーナ。彼女は30代。若い人の声を政治に反映するには私が立候補しなければ、と立ち上がった人。フランス語はとても流暢で、英語の討論ではカナディアンの心に響くスピーチをした方。現首相は10年も君臨していた。党の代表としては12年。彼が30代の時から。彼の父親も首相だったので二世首相。若い首相でカナダを変えていくかと思いきや、諸...今週末

  • コンフリクト

    先週の研修は半日オンライン2日間でした。お題はコンフリクトレゾリューション。合議が得られない時にそれを解決に導いていく手法みたいなもの。これらは職場で重要なことで、これが上手くいかないと人間関係がうまくいかないどころか、離職に繋がったり、燃え尽き症候群になったり、職場全体の士気が下がりかねない。よって必須の研修として課せられている。講義に全体でのディスカッションやロールプレイに、グループワークと様々な手法で学びました。マネージメントの職種の人もいればスタッフレベルの人も。グループワークではそのバランスが均等になるように分けられているな、と思いました。そうすることによって両方の立場の意見が聞けると言うもの。で、参加中に思ったのが、NPの道を選んで正解だった、と。師長をしていて何が嫌だったか?まさにこれです。...コンフリクト

  • 日本の未来の高度実践看護師に必要なもの

    シリーズは昨日で終わったのですが、おまけがあります。ここは日本。カナダではない。本当に日本にAPNが必要ですか?の意見を頂きました。何度も書いていますが、人間は経験したことや知識のないことの良し悪しを聞かれても答えられないものです。私はNP推進策が頓挫する理由がここにあると思います。経験も知識もない人がNP構想を決めようとしているから。どこの国でも同じことは起こりました。なんたってゼロから1ですから。しかし、NPやAPNが医療の改革や医療費削減に貢献していると聞いて、他の国では複数のNP先進国の歴史と状況把握をし、それが自国ではどのようになるのかを討論し、計画を立てます。日本もそうしている、と言えますか?海外のNPの活動を視察したり、海外のNPに講演してもらうことはこれに入らないんですよ。複数のNPのレギ...日本の未来の高度実践看護師に必要なもの

  • 未来の日本の高度実践看護師 最終回

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのはその3興味のない人に理解してもらう難しさその4スタンダードやレギュレーションの必要性その5サクセスストーリーを重ねていくその6学歴に見合った給与と雇用環境で本領発揮をその7大学教育の限界その8技術だけの教育その9医師の業務の多さその10特定行為とAPNその11安全性その12複雑性が招く弊害その13病院中心の医療長いシリーズでした。毎回思うのですが、計画や事業と言うものは、問題解析、介入/計画、結果、そして考察(次の策を練ること)のくりかえしです。これがなくてはものごとは前に進まないと思います。私が日本のNP構想やAPN教育に首を突っ込み出して7年となりましたが、この計画というものを聞いたこ...未来の日本の高度実践看護師最終回

  • 日本の未来の高度実践看護師 その13

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのはその3興味のない人に理解してもらう難しさその4スタンダードやレギュレーションの必要性その5サクセスストーリーを重ねていくその6学歴に見合った給与と雇用環境で本領発揮をその7大学教育の限界その8技術だけの教育その9医師の業務の多さその10特定行為とAPNその11安全性その12複雑性が招く弊害ある県の行政からの発表でした。病院が救急搬送を断り、患者がたらい回しにされる現象。これも日本の深刻な問題です。しかし今回は未来のAPN構想の集まり。そこで、どれだけ病院を良くしようとしている取組の講演は????の部分がありました。私の質問は「日本では急性期病院を中心に医療が発展してきましたが、世界では病院...日本の未来の高度実践看護師その13

  • にほんの未来の高度実践看護師 その12

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのはその3興味のない人に理解してもらう難しさその4スタンダードやレギュレーションの必要性その5サクセスストーリーを重ねていくその6学歴に見合った給与と雇用環境で本領発揮をその7大学教育の限界その8技術だけの教育その9医師の業務の多さその10特定行為とAPNその11安全性さあ、今回の意見は2つ「少子化により看護系大学間で生徒確保が問題になってきていると思います。これは専門看護師課程でも同様なことが起こってきていると想像しますが、コストパフォーマンスも考慮すると、オンラインによる同系専門による合同授業やリモート授業の積極的な取り入れ、開催大学のスリム化などを取り入れることが重要になると個人的に思う...にほんの未来の高度実践看護師その12

  • 日本の未来の高度実践看護師 その11

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのはその3興味のない人に理解してもらう難しさその4スタンダードやレギュレーションの必要性その5サクセスストーリーを重ねていくその6学歴に見合った給与と雇用環境で本領発揮をその7大学教育の限界その8技術だけの教育その9医師の業務の多さその10特定行為とAPNさ、今回の意見は看護協会からの発表です。「相対的医行為と絶対的医行為の違いと患者のベネフィットを明確に討論することが重要だと思います。相対的医行為は明確なリストがあるわけではなく、「医師が自らの管理、指導の下で、、、」と書かれているわけですから、解釈はそれぞれということ。責任の所在は医師なのか施行した医療職なのか?安全策は?となるわけです。医...日本の未来の高度実践看護師その11

  • 日本の未来の高度実践看護師 その10

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのはその3興味のない人に理解してもらう難しさその4スタンダードやレギュレーションの必要性その5サクセスストーリーを重ねていくその6学歴に見合った給与と雇用環境で本領発揮をその7大学教育の限界その8技術だけの教育その9医師の業務の多さどんどん長くなってきました。シンポジウムには厚労省から看護サービス推進室長も登壇されていました。その方への私の質問「特定行為研修が行われるようになった経緯はり重々理解していますが、これはタスクについての行為のみを示していて、海外でAPNと呼ばれるNPとは全く異なるもの(海外のNP教育はタスクベースの教育ではありません)だ、と海外で働く私は理解してしまいます。海外のよ...日本の未来の高度実践看護師その10

  • 俳句成果 11〜2 月

    シリーズはお休み。気分を切り替えて、俳句でも読みましょう!4ヶ月ぶりです。俳句生活「柘榴」佳作山峡の献上の道黒柘榴「秋の暮」人選机には北を指すペン秋の暮「千鳥」人選小千鳥の嘴ちさく砂を撒き「雪催」佳作雪催空半分の高さなり松山俳句ポスト「星月夜」中級並選丸石をなぞる細波星月夜「冬暖か」中級選外釣竿を磨く祖父の手冬ぬくし「氷柱」中級並選氷柱の泡に色あり小樽港「春着」中級並選巳の刺青袘に隠るる春着の娘一句一遊「霜夜」木曜日霜の声ネオンも消えて人消えて10か月ぶりに投句に復帰。毎回ではありませんが、できる分だけの参加。おうちde俳句くらぶ第48-51回出し忘れ2回ハシ坊x2並選x2「いい、椿の日リモート句会ライブ」紹介してもらい、白板に掲示してもらいました。落椿龍の目玉になりたくてこうやって振り返ってみると、かな...俳句成果11〜2月

  • 日本の未来の高度実践看護師 その9

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのはその3興味のない人に理解してもらう難しさその4スタンダードやレギュレーションの必要性その5サクセスストーリーを重ねていくその6学歴に見合った給与と雇用環境で本領発揮をその7大学教育の限界その8技術だけの教育これは外科医の講演に対して書いたもの。医師の働き方改革、医師の偏在等の発表でした。「医師だけではなく看護師も世界的に不足の状況で、労働者は労働条件の良い場所への流動が著しくなってきています。そのような状況で医師の確保をするのは非常に難しい状況で、NP、PA,CAの活用が急増しています。そのような世界の状況と反して、日本では看護師の活動範囲を制限している現在の法制改革が行われないのはなぜな...日本の未来の高度実践看護師その9

  • 日本の未来の高度実践看護師 その8

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのはその3興味のない人に理解してもらう難しさその4スタンダードやレギュレーションの必要性その5サクセスストーリーを重ねていくその6学歴に見合った給与と雇用環境で本領発揮をその7大学教育の限界さあ、5番目の意見はこれ「このような活動は、余計医師の時間を患者から奪っているように見えるのは私だけでしょうか?特定行為看護師の手順書づくりや研修は特定行為看護師のリーダーにより行い、全国統一にした方が、医師も助かるのではないのでしょうか?それとも各地で行わなければならない特別な理由があるのでしょうか?」ある県の医師の方が演者でした。地域の医師のための手順書作りや、特定行為看護師の啓蒙活動や意識調査の報告。...日本の未来の高度実践看護師その8

  • 日本の未来の高度実践看護師 その7

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのはその3興味のない人に理解してもらう難しさその4スタンダードやレギュレーションの必要性その5サクセスストーリーを重ねていくその6学歴に見合った給与と雇用環境で本領発揮をさあ、次の意見はこれ4番NP/APN学会でも話題になっていましたが、大学院という教育現場で教えられるのはNPとしてのエントリーレベルの教育(資格試験をパスできるのに最低限必要な内容)で、卒後教育や免許管理による質の担保をどう行っていくか?でした。国家資格だけがNP制度のゴールではないので、質の担保のために、どのような制度にするのかを検討してほしいと思います。北米では免許を管理する団体が大学教育とは別に存在します。その存在意義は...日本の未来の高度実践看護師その7

  • 日本の未来の高度実践看護師 その6

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのはその3興味のない人に理解してもらう難しさその4スタンダードやレギュレーションの必要性その5サクセスストーリーを重ねていく13の質問意見をした私の補足説明です。今日はこれフレームに沿ってCNSの教育が行われていることは素晴らしいのですが、日本のCNSの方々から聞くところによると、病棟看護師の一人として雇用されている方が多いと印象を持っています。それでは市原さんが話されたようなCNSの活動にはかなりの制限があるのではないでしょうか?看護大学院で学んだものを100%使えないのは、もったいないと思います。病棟専属ではなく横断的に働ける専門看護師の雇用体制を促していくような計画はあるのでしょうか?海...日本の未来の高度実践看護師その6

  • 日本の未来の高度実践看護師 その5

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのはその3興味のない人に理解してもらう難しさその4スタンダードやレギュレーションの必要性2つの意見についてすでに3日も費やしているので、どんな意見だったか忘れた方のために、本日のポイントに関連している方を再掲。周知が国民に行かないのはアピールが足りないのではなくて、ユーザーのパスウエイを多様化、カスタム化、そして退院だけではなく、医療のナビゲーターの設置などの必要性があるのではないのでしょうか?人間みな自分の知識と経験で判断をするもので、サクセスストーリーを身近に感じない限りアピールをしても理解できないものです。昔、昔の医療はとてもシンプルでした。現代の医療は複雑で選択肢も多く、迷子になってし...日本の未来の高度実践看護師その5

  • 日本の未来の高度実践看護師 その4

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのはその3興味のない人に理解してもらう難しさスタンダートやレギュレーション。これも何度もブログに書いてきました。欧米ではプロフェッショナルと呼ばれる職業には必ずついてくるものです。たくさん書いていますから、ぜひ検索にスタンダードと入れて全て読んでみてください。プロと自律その4-走るナースプラクティショナー~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~シリーズ4日目シリーズの要約:1日目:プロは自治団体を持ち、自治団体内で全てをまかなっているので、外部から干渉されない。2日目:強制力(法的効力)のないスタンダードやス...gooblog日本は看護に限らず、免...日本の未来の高度実践看護師その4

  • 日本の未来の高度実践看護 その3

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉その2患者が最も興味を持つのは昨日書いたことは複数のポイントがあったので、今日もその続きです。みなさんは見たことも聞いたことも経験したことないものを理解できますか?私は理解できません。もし興味を持っていて、知りたい!と思っている時に、誰かが説明してくれたら耳を傾けるかもしれません。興味があるかどうかは新しい知識を習得する際に重要な条件とされています。健康になりたい、病を治したい、と人は医療施設を訪れます。興味は一点。そんな人にAPNが何であるか、何をする職種なのか、人物なのか、説明したところで、頭に残ると思いますか?説明すればわかってもらえる、、、、なんと浅はかな、首がガックリと項垂れます。興味が全くない人に興味を持っ...日本の未来の高度実践看護その3

  • 日本の未来の高度実践看護 その2

    2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。その1たかが言葉されど言葉今回のシンポジウムのまとめの言葉のように「APNの周知が足りないから、もっと周知に努めましょう」と出てきました。しかし問題と解決案はもっと複雑だと思います。その複雑性を分析せず、周知することにゴールをおくことに私は危惧を抱きます。それについて意見を2つ、2と13について今日は書きます。患者が医師しか目に入らない理由は、専門職のアピールが不足しているのではなくて、医療ケアの比重が医師に偏在しているからだと思います。多種職チームのアプローチをいくら謳っても、それぞれの専門職がスタンダードもレギュレーションも明確でなく、タスクシェアできない制御が法的にあると、できることが限られてしまいます。海外ではレギュレーションもスタンダ...日本の未来の高度実践看護その2

  • 日本の未来の高度実践看護 その1

    昨日のJANAのシンポジウムに参加されましたか?1000人以上の参加者のうちに何人が参加されたのだろう。録画配信はないと言われていたので、都合が合わなかった方は残念でしたね。さてさて、毎回のことながら、しっかり質疑応答を書かせていただきました。全部で13。さあ、今日から少しずつ書いていきます。まず、こちらNP構想が前に進まなかったのは事実だと思いますが、看護界だけで話し合っても進まなかったと大会主旨で指摘されていたのは、本当にそうなのでしょうか?ステークホルダーと共有、協働することは重要ですが、本人である看護師自身が、世界レベルのAPNは何なのか?を深く理解し、どのように前進させていくか、看護界のリーダー内で詳細な計画と実践と評価が最も重要だと思います。それについてこれから聞いていきたいと思います。初っ端...日本の未来の高度実践看護その1

  • 世界との差 その5

    シリーズその5その1日本の問題点その2法改正ができることを知ってますか?その3マンパワーを自覚していないその4政治は投票率が反映される日本の看護が変わらないのは看護師自身のせいでもある、とこのシリーズで書いてきました。医療職の中で最大級の職能団体である自覚を持って欲しい。有権者として権利を最大限使って欲しい。そして最後は古い法政のために日本の看護教育が陳腐なものになっている事を看護学識者がまとめて、どんな改正が必要なのか?を厚労省へ持って行って欲しい。このような活動も欧米では脈々と行われて、改正が行われ続けてきたのです。厚労省で働く人も政治家も現場で働いている看護師ではないのですから、現場と教育のギャップなんてわかるはずがないのです。疑問を持つことができるのは当事者。つまり看護師であって、看護教育者なので...世界との差その5

  • 世界との差 その4

    シリーズその4その1日本の問題点その2法改正ができることを知ってますか?その3マンパワーを自覚していないマザーテレサは自分のことを無力と感じるかもしれないけれど、大海でさえ一滴一滴の水からできている、と言っていました。1人では無力と感じるかもしれませんが数が集まれば大きな力になると言う意味です。医療で一番大きな職能団体である看護師が力を感じないのは、その自覚がないことと、それを利用しないからです。政治家は偉い人ではなくて貴方によって選ばれた人です。選んでくれる人が多くなければなれない職業なのです。有権者としてその選ぶ力を使っていますか?こちらはこのサイト総務省|国政選挙の年代別投票率の推移について総務省からスクショした年代別の投票率です。はっきり20代、30代の率が低いことがわかります。参議院も同様です。...世界との差その4

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