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  • 〔映画〕恋は光

    2022年に公開された日本映画です。10年ほど前に連載されたコミックが原作の作品です。あまりにも現実離れした“シンプル”なテーマとストーリーなので、リアリティは全くないのですが、その分ピュアで、見終わっても程よい暖かさが残ります。ともかく登場人物のキャラクタ設定が各々クリアで、西野七瀬さん、平祐奈さん、馬場ふみかさんを配したキャスティングも、それぞれの役どころに上手くはまっていました。あと、気になったのが、路面電車やアーケード商店街。どうも見覚えがある感じだったのですが、やはりそうでした。当時からそれなりに変わっているはずなのですが、なんとなく引っかかるものですね・・・。恋は光[DVD]通常盤神尾楓珠Happinet〔映画〕恋は光

  • 〔映画〕TAR/ター

    2022年に公開されたアメリカ映画です。評判どおりなかなか見ごたえのある作品でした。主人公の個性的なキャラクタ設定が成功の大きな要因ですね。ちょっと過剰演出かと感じるところもありましたが、ともかく主人公を演じたケイト・ブランシェットは確かに大熱演だったと思います。あと、気になったのが、マーク・ストロング。あのヘアスタイルは率直言って違和感満載・・・、いかがなものでしょう?TAR/ターブルーレイ+DVD[Blu-ray]4550510077109ケイト・ブランシェットNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン〔映画〕TAR/ター

  • 〔ドラマ〕沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~

    2024年に配信された日本の長編ドラマです。1988年から連載されたかわぐちかいじさんの同名人気コミックが原作で、2023年には実写版として映画化もされました。本作品は、その映画のあとを受けて同じキャスティングで公開されたものです。そもそもの原作コミックがなかなか一筋縄ではいかないテーマを扱ったものなので、本作も含めその後アニメや実写化された作品も、そのモチーフやストーリーについて軽々に論じるのは悩ましいですね。その点では、とてもチャレンジングで興味深い作品だと思います。沈黙の艦隊シーズン1東京湾大海戦『沈黙の艦隊』シーズン1東京湾大海戦LINGOLSN0002〔ドラマ〕沈黙の艦隊シーズン1~東京湾大海戦~

  • 終幕(フィナーレ)のない殺人 (内田 康夫)

    かなり以前に読んだ内田康夫さんの“浅見光彦シリーズ”ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら“浅見光彦シリーズ”の制覇にトライしてみようと思い始ました。この作品は「第17作目」です。今回の舞台は“箱根”。箱根そのものへの出張はありませんが、プライベートでは何度となく訪れています。ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、この作品は内田さんによる巻末の「自作解説」でも語られているように、いままでの“旅情ミステリー”といったテイストとは全く異なるものですね。作中でも触れられていますが、アガサ・クリスティーの名作「そして誰もいなくなった」を思い浮かべ...終幕(フィナーレ)のない殺人(内田康夫)

  • 〔映画〕うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

    1984年に公開された日本のアニメ映画です。原作は当時大人気だった高橋留美子さんのコミック「うる星やつら」ですが、本作品はそのコミックやテレビアニメとはかなり“世界観”が異なります。コミックファンからみると、まったく別系統という印象です。作品としての評価は結構よかったらしいのですが、私としては、長編映画用の凝ったストーリーや新たなキャラクタにはあまり馴染めませんでした。正直なところ、私はもともとのほのぼのとした“ギャグ系アニメ”の方が好みですね。うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー[デジタルリマスター版][Blu-ray]古川登志夫東宝〔映画〕うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー

  • 〔映画〕インクレディブル・ハルク

    2008年に公開されたアメリカ映画です。主人公の「ハルク」はマーベル・コミックのキャラクターですが、結構“キワモノ”っぽいので今ひとつ華がありません。そういうところもあってほとんど期待しないで観たのですが、ちょっと初期の“キングコング”の雰囲気も感じられて、私としては予想外に楽しめました。ラストシーンでも示唆されているとおり、このあとハルクとしての単独の続編は(現時点まで)なく、その活躍の場はアベンジャーズに引き継がれたようです。インクレディブル・ハルク(1枚組)[DVD]エドワード・ノートンソニー・ピクチャーズエンタテインメント〔映画〕インクレディブル・ハルク

  • 〔映画〕アンブレイカブル

    2000年に公開されたアメリカ映画です。ブルース・ウィリスとサミュエル・L・ジャクソンの共演作としては「ダイ・ハード3」が浮かびますが、本作品はその5年後に作られたものです。ジャンルとしては“サスペンス”に分類されるのでしょうが、それはラストの種明かしがあってのことで、今ひとつメリハリのない展開です。全体的なストーリーには、中途半端なアメリカンコミック的なテイストも漂っていて、どうにも私の好みではありませんでした。アンブレイカブルプレミアム・エディション[DVD]ブルース・ウィリスブエナビスタホームエンターテイメント〔映画〕アンブレイカブル

  • ひとり旅 (吉村 昭)

    吉村昭さんの小説やドキュメンタリー等は今までも何冊も読んでいて、私の好きな作家のひとりです。本書は、いつも利用している図書館の書架で目についたものですが、その帯には「最後の随筆集」と記されていました。ちょっと気になりますね。目次を覗くと、吉村作品の舞台裏を垣間見ることができる数々のエッセイに加え、巻末には、小沢昭一さんとの対談も採録されています。とても興味深い一冊ですが、本書で吉村さんが残した言葉の中から、特に私の関心を惹いたところを少々書き留めておきましょう。まずは、吉村さんの「歴史小説」を書く時の基本姿勢を語ったくだり。(p146より引用)その癖がそのまま歴史小説を書く上でも現われ、ですから史実に忠実に書きたいと思い、それを念願としているのです。それに、史実そのものが私はドラマだと思うのです。変に小説...ひとり旅(吉村昭)

  • 〔映画〕ナイトメア・アリー

    2021年に公開されたアメリカ映画です。“サイコスリラー映画”とされていますが、ストーリーよりも「映像」を魅せる作品のように感じます。全編、重く沈んだようなトーンで統一されていて、好みという点では、私にはちょっと合わなかったのですが・・・。ただ、ラストシーンは、(ありがちではありますが、)遥か昔「猿の惑星」のラストを観た時のインパクトを小ぶりにしたようで印象的でしたし、キャスティング面では、ケイト・ブランシェットを筆頭に、トニ・コレット、ルーニー・マーラ、メアリー・スティーンバージェンと並ぶ女優陣は壮観でしたね。ナイトメア・アリーブルーレイ+DVDセット[Blu-ray]ブラッドリー・クーパーウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社〔映画〕ナイトメア・アリー

  • 〔アニメ〕呪術廻戦(シーズン2)

    2023年に放映された日本のアニメシリーズです。同名のコミックが原作で、このシリーズはTVアニメシリーズとしては2作目となります。コミックの方はまだ連載中なので、この「渋谷事変編」もストーリーの一部に過ぎません。そのせいもあってか“中途半端感”はかなりのものでした。シーズン1の方がまだエピソードに物語性があってメリハリも効いていたのですが、こちらは、単なる「戦闘シーン?」がこれでもかと詰め込まれただけのようで、正直、このシリーズだけだと「駄作」と言わざるを得ないですね。また、続編としてのシーズン3も登場するのでしょうから、そちらでのリベンジに期待しましょう。呪術廻戦渋谷事変1Blu-ray(初回生産限定版)特典なし芥見下々東宝〔アニメ〕呪術廻戦(シーズン2)

  • 〔映画〕レヴェナント: 蘇えりし者

    2015年に公開されたアメリカ映画です。ストーリー自体は、かなりシンプルな“追跡・復讐劇”ですが、実在の人物と彼のエピソードをもとにして映画化されたものとのこと。その点を思うと、この作品が持つ厚みへの印象が変わってきます。実際の過酷なロケーション現場での撮影がかなりの部分を占めている映像は、リアリティに富んでいて見事でしたし、レオナルド・ディカプリオをはじめとする出演者の面々も、みなさん熱演でしたね。また、全編を通して重厚に流れる音楽は坂本龍一さんによるものでした。これもまた心に響きます。レヴェナント:蘇えりし者[DVD]レオナルド・ディカプリオウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社〔映画〕レヴェナント:蘇えりし者

  • 最後の矜持 森村誠一傑作選 (森村 誠一)

    いつもの図書館の新着図書リストで目につきました。このところ気分転換に読んでいるミステリー小説は、読破にチャレンジしている内田康夫さんの“浅見光彦シリーズ”に偏っているので、この本はちょっとした息抜き、気分転換の一冊です。森村誠一さんの作品はずっと昔からそこそこ読んでいたのですが、再読ではない本は久しぶりです。また短編集というのも私にとっては珍しいですね。さて、ミステリー小説なのでネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、採録されている6編、いかにもサスペンス小説にありがちタッチのものもあれば、ちょっとファンタジックなテイストのものもあり、それぞれに色合いが異なっていて考えて選ばれているのが十分感じられました。とはいえ、今まで読んでいた森村さんの作品は「長編」のものがほとんどだった私の場合、正直なとこ...最後の矜持森村誠一傑作選(森村誠一)

  • 〔テレビ〕リーチャー ~正義のアウトロー~ シーズン2

    2023年に放映されたアメリカのテレビドラマシリーズです。「シーズン1」が結構面白かったので、続けて観てみました。登場人物のキャラクターが個性的で、ストーリー構成にも工夫があった前シリーズと比較して、こちらはかなり淡白でしたね。シルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーの一連のアクション映画のような感じがして、ちょっとがっかりです。とはいえ、下手な映画よりは十分上をいく水準のドラマなので、もし続編が配信されたら、また観るでしょうね。リーチャー~正義のアウトロー~シーズン2アラン・リッチソン〔テレビ〕リーチャー~正義のアウトロー~シーズン2

  • 〔テレビ〕リーチャー ~正義のアウトロー~ シーズン1

    2022年に放映されたアメリカのテレビドラマシリーズです。元アメリカ陸軍憲兵隊特別捜査官「ジャック・リーチャー」といえば、トム・クルーズが主人公を演じた映画が先行していて、この作品は同じ原作小説をテレビドラマ化したものです。こちらの主人公はアラン・リッチソンが演じていますが、トム・クルーズとはかなりタイプが違いますね。ただ、ここまではっきりとキャラクタ設定を固められると、観ていて安定感を感じます。連続ものだけに、ストーリー展開も一話ごとに山場があって飽きさせませんし、中途半端な「映画」よりも出来栄えはずっと上だと思います。シーズン2もあるようなので、またトライしてみましょう。リーチャー~正義のアウトロー~ウィリー・C・カーペンター〔テレビ〕リーチャー~正義のアウトロー~シーズン1

  • 〔映画〕タイムリミット

    2003年に公開されたアメリカ映画です。“サスペンス”作品ですが、あまりにも都合の良すぎる設定とストーリーなので逆に興覚めしてしまいます。ラストのHappyendも、そもそももトラブルの背景が語られていない中、何が原因で心境が変化したのか、まったく意味不明ですね。オスカー俳優のデンゼル・ワシントンが主役を務めた作品ですが、あちらこちらで“雑な演出”が散見されたのは残念です。タイムリミット[DVD]デンゼル・ワシントンアミューズソフトエンタテインメント〔映画〕タイムリミット

  • 長崎殺人事件 (内田 康夫)

    かなり以前に読んだ内田康夫さんの“浅見光彦シリーズ”ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら“浅見光彦シリーズ”の制覇にトライしてみようと思い始ました。この作品は「第16作目」です。今回の舞台は“長崎”。長崎には、中学校時代の修学旅行を皮切りにプライベートで何度か訪れていますし、社会人になってからは、30年ほど前、熊本勤務時にも、また東京に戻ってからも出張で顔を出しています。ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、やはり、内田さんは“旅情ミステリーの旗手”ですね。この“長崎”のように独特の雰囲気を持った街を舞台にして、その名所や風景、そこにま...長崎殺人事件(内田康夫)

  • 〔映画〕ブラックライダー

    1986年に公開されたアメリカ映画です。“アクション”作品ですが、当時はここまで垢抜けない映像だったのかとちょっと驚きました。記憶にある「007」や「インディ・ジョーンズ」といった人気シリーズのそのころの作品はもう少しマシだったように思います。出演していたトミー・リー・ジョーンズ、リンダ・ハミルトン、ロバート・ヴォーンといった面々の見た目やヘアスタイルが、かなりノスタルジックだったせいもあるようです。ブラックライダー[DVD]トミー・リー・ジョーンズパラマウントホームエンタテインメントジャパン〔映画〕ブラックライダー

  • 〔映画〕トゥモロー・ワールド

    2006年に公開されたイギリス・アメリカ合作映画です。近未来を舞台にした“SF作品”と位置づけられそうですが、こういう設定は初めてでした。オリジナリティ溢れるモチーフですね。ストーリーラインは単純ですが、こういった原初的で普遍的なテーマを扱うのに手の込んだ構成は必要ないのでしょう。そのあたりは、原題“ChildrenofMen”の方が直截的ですね。映画の出来としても、なかなかよかったですよ。カメラワークもリアリティを感じるものでしたし、クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケインといったビッグネームも抑制の効いた印象的な演技だったと思います。トゥモロー・ワールドプレミアム・エディション[DVD]クライヴ・オーウェンポニーキャニオン〔映画〕トゥモロー・ワールド

  • 〔映画〕映画 ネメシス 黄金螺旋の謎

    2023年に公開された日本映画です。2021年にテレビドラマとして放映されたシリーズの「映画版」とのことですが、サスペンスというよりは“コメディ”っぽい作品ですね。主演は広瀬すずさんですが、この映画では、彼女の良さはほとんど活かされていなかったように思います。共演の橋本環奈さんや真木よう子さんも同様です。こういった中途半端なノリの作品は、役者さんにとってもキャリアの積み上げにはならないでしょう・・・、残念です。映画ネメシス黄金螺旋の謎通常版DVDDVD広瀬すずバップ〔映画〕映画ネメシス黄金螺旋の謎

  • 東大の良問10に学ぶ世界史の思考法 (相生 昌悟)

    いつも利用している図書館の新着本リストで目についたので手に取ってみました。東大入試の世界史の論述問題は、様々な国や地域を舞台にした政治史・経済史・社会史・文化史等のジャンルを横断的に関連付けて理解していないと対応できない“ユニークな切り口の提示”が特徴的です。本書は、その東大入試の問題を材料に、“世界史を俯瞰的・横断的に理解するための思考法”を解説したものとの触れ込みですが、なかなか“魔法の杖”のような「具体的な思考法」を示すのは難しいですね。東大世界史の論述問題は、あるテーマを設定し、ある程度の空間的・時間的スパンにおける“流れ(=変化)”を論じさせるものが多いようで、それに対応する思考パターンとして、著者は、「変化前」→「変化の要因」→「変化後」を考えるというフレームを提示しています。そして、そのパー...東大の良問10に学ぶ世界史の思考法(相生昌悟)

  • 〔映画〕ラン・スルー・ザ・ナイト

    2016年に公開されたロシア映画です。よくある“贋作”をモチーフにしたサスペンス作品です。主人公の設定があまりにも“雑”で、危険であろうがどうであろうがやることすべて“軽率”で“乱暴”なので、まったくリアリティを感じません。主犯格の人物も、登場と同時に見当がつくほど、ストーリーも稚拙です。典型的な“B級作品”ですね。ラン・スルー・ザ・ナイト[DVD]アンナ・チポフスカヤビデオメーカー〔映画〕ラン・スルー・ザ・ナイト

  • 〔アニメ〕機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター

    2013年に制作されたTVシリーズです。前シリーズの「機動戦士ガンダムSEEDHDリマスター」と同様に“リマスター”版として制作されたものです。完全に前シリーズの続編なので、こちらだけ観るとちょっとこの世界観に入って行きにくいかもしれません。設定やストーリーだけでなく「テーマ」も引き続きなかなか難解で重いものを扱っていて、製作者の継続的なチャレンジ精神が感じられます。アニメ作品としても、登場するキャラクタのそれぞれの個性がはっきりと描き分けられていてその構成力は十分評価できます。まあ、50回という長丁場の作品なので、ところどころに冗長なところも感じられますが、それもやむを得ないところですね。機動戦士ガンダムSEEDDESTINYHDリマスターCompleteBlu-rayBOX機動戦士ガンダムSEEDDE...〔アニメ〕機動戦士ガンダムSEEDDESTINYHDリマスター

  • 〔映画〕キングスマン:ファースト・エージェント

    2021年に公開されたイギリス・アメリカ合作映画です。「キングスマン」シリーズの3作目で、前2作の“前日譚”という位置づけなのですが、キャスティングは前2作に比較して少々地味ですし、出演俳優の共通性もないので、かえってこの作品だけ観ても違和感はありません。登場人物には歴史上の有名人を配し、ストーリーと構成で“アクション・ファンタジー”といったテイストのエンターテイメント作品に仕上げています。なのですが、結構淡白な展開で、出来栄えとしては“ちょっと物足りない”といった感じですね。キングスマン:ファースト・エージェント[DVD]DVDマシュー・ヴォーンウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社〔映画〕キングスマン:ファースト・エージェント

  • NHKラジオ深夜便 絶望名言2 (頭木 弘樹・NHK<ラジオ深夜便>制作班)

    少し前に本書の前作を読んだのですが、一味違った視点に感化されました。前作出版後も「NHKラジオ深夜便」の名物コーナーは継続していて、本書は、その内容を第2作目として採録したものです。先の投稿と同様、その中から特に印象に残った部分をいくつか書き留めておきます。まずは、「中島敦ー自分にふさわしくないことが起きるという絶望に」の章から、小説「李陵」の一節を引用した頭木さんの言葉です。(p55より引用)常々、彼は、人間にはそれぞれその人間にふさわしい事件しか起こらないのだという一種の確信のようなものを有っていた。たとえ始めは一見ふさわしくないように見えても、少なくともその後の対処のし方によってその運命はその人間にふさわしいことが判ってくるのだと。これも、そうではなかった、と言っています。これはとても重要なことだと...NHKラジオ深夜便絶望名言2(頭木弘樹・NHK<ラジオ深夜便>制作班)

  • 〔映画〕イチケイのカラス

    2023年に公開された日本映画です。もともとは人気コミックが原作で、その後、一部キャラクタ設定を変更してTVドラマ化され、さらにこの映画は「TVドラマの続編」といった関係とのこと。“リーガル”ものということでちょっと期待してみたのですが、やはり「アメリカ映画」でよくあるようなシリアスなテイストとは全く別物でした。正直、まったくリアリティが感じられない人物設定やストーリー展開で、大いに残念な出来栄えでしたね。映画『イチケイのカラス』DVD通常盤[DVD]DVD浅見理都東宝〔映画〕イチケイのカラス

  • 〔映画〕トリック劇場版 ラストステージ

    2014年に公開された日本映画です。人気テレビドラマシリーズの「劇場版第4作」、“完結編”。私の場合、タイトルは聞き知ってはいましたが、テレビ放映は観たことがないので、単発ものの映画としてトライしたことになります。“コメディ”としては、極々普通で取り立てて印象に残るところはありません。当時、人気を博していた仲間由紀恵さんの代表作のひとつということがウリだったのでしょうね。そういった時代感を踏まえると、共演の方々には大いに懐かしさを感じました。トリック劇場版ラストステージ(本編DVD1枚組)仲間由紀恵東宝〔映画〕トリック劇場版ラストステージ

  • 〔映画〕エクスペンダブルズ2

    2012年に制作されたアメリカ映画です。「エクスペンダブルズ」シリーズの2作目の作品です。先週、公開中の最新作(エクスペンダブルズニューブラッド)を観たのですが、正直なところ、いままでのシリーズよりもかなりスケールダウンした印象を受けました。ということで、以前の作品で口直ししようと思ったわけです。別に昔のものが設定やストーリーといった点で優れているわけではありません。基本的な“つくり”は同様にシンプルこの上ないのですが、やはりキャスティングの豪華さでは雲泥の差を感じます。シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレン、チャック・ノリス、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ブルース・ウィリスにアーノルド・シュワルツェネッガー・・・、ここまでアクション映画の主役級が揃うのはこのシリーズぐら...〔映画〕エクスペンダブルズ2

  • 竹人形殺人事件 (内田 康夫)

    かなり以前に読んだ内田康夫さんの“浅見光彦シリーズ”ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら“浅見光彦シリーズ”の制覇にトライしてみようと思い始ました。この作品は「第18作目」です。直前に読んだ「美濃路殺人事件」は15作目なので、間の2作品を飛ばしたことになります。予定外だったのですが、たまたまいつも行っている図書館の書架で本書を見つけたので、先に読むことにした次第です。今回の舞台は“越前福井”。以前勤務していた会社のお客様が福井に本店があったので何度か訪れたことがあります。駅前の「恐竜のモニュメント」はなかなかのインパクトですね。ネタバレになるとま...竹人形殺人事件(内田康夫)

  • 〔映画〕Dr.コトー診療所

    2022年に公開された日本映画です。もともとは人気コミックで、その後テレビドラマシリーズ、劇場映画と長い間いろいろなメディアで好評を博した作品なんですね。私は、この最新映画を観るまでは、何となく「名前」を聞いたことがあるぐらいで、ほとんど知らないに等しい状況でした。しかし、この作品、ちょっとエピソードを詰め込み過ぎのような気がしました。“シリーズ完結編”との位置づけでもあるようなのでやむを得ないところもあるのでしょうが・・・。演出も、ちょっと“わざとらしさ感”が目立っていて気になりました。あと、基本的な作りが“一昔前の予定調和的人情劇”といったテイストなので、以前からのシリーズのファンの方はともかく、私のような“初見”の鑑賞者にとっては合う合わないが出るでしょう。私としては、せっかくの“メッセージ”や“現...〔映画〕Dr.コトー診療所

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