住所
世田谷区
出身
世田谷区
ハンドル名
オカブさん
ブログタイトル
昼のガスパール・オカブ日記
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/sarastro1957
ブログ紹介文
閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。
自由文
更新頻度(1年)

99回 / 1586日(平均0.4回/週)

ブログ村参加:2014/10/15

オカブさんの人気ランキング

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オカブさんのブログ記事

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  • 武田家というと武田信玄の武田である。信玄が戦に滅法強かったので、その印象があまりに強いが、また武田家は画才に秀でた諸将を輩出したことでも知られている。信玄自身も『渡来天神図』など優れた作品を残している。また信玄の弟、逍遥軒信廉などは名品として知られる『武田信虎像』をものしている。戦国武将はただ戦が強い荒大名だけでは、国治も外政もままならなかったわけだ。武田信虎はご存知のように信玄を疎んじたため、信玄に放逐され京に上った。そこで足利義昭の同朋衆(お伽衆)として扶持を得る。信虎も近国を切り従えて相当な武将だったが、唯々諾々とこのような晩年を過ごしたのは興味深い。人間の運命は分からないものである。染まりゆく白き梅花よ朝の園素閑楼上のあふるる梅の迷える香素閑さらばへていずれかぐはし梅の花素閑かそけくも梅一輪に月の出や素...梅

  • スポーツが嫌いだ。スポーツが嫌いと言うよりスポーツが苦手だ。音楽も苦手だ。こう言うとなんだが、オカブは時間に密接に結びついた物事が大の苦手だ。だから、スポーツのテンポに乗った動作や、絶妙のタイミングでのシュートやパスなど全く別の世界だ。音楽もまた、リズムがまったく取れない。静的なものしかできないのである。どうしたものか?そこで、オカブは時間とあまりかかわりのない登山という「スポーツ」を選んだ。これは、非常に楽だった。一面で体力的には苦行に近いものもあったが。しかし最近では「登山」の一分野のクライミングでは一秒を競う競技が行われている。多くの人があれは「登山」とは見做さないが、なんとなく釈然としない。そこで登山もやめて、家に引きこもっている。なんとも扱いようのない爺である。うそなくや暮れるまでなけなき告げよ素閑こ...鷽

  • 猫柳

    どうもこの世に期待しすぎるのは考え物のようだ。それこそ「地に働けば角が立つ、情に掉させば流される」である。世の中とはそんなものである。それを、あたかもこの世は理想主義の天国であるべきだ、あるいは理想主義を実現しなければならない、と考えている向きがあるようだ。しかし、そんなところは無い。あったとしたら、そんなに住みにくいところは無いだろう。でも、本気で考えているのかどうか知らないが、その理屈を力で圧してくるから、ありとあらゆるところで軋轢が生じる。それは家庭や学校などの身近なところから、国会などの政治、国家間の国際関係など多岐にわたっている(会社はさすがに金を儲けるためには汚いこともしなければならないという現実主義が染みわたっているから、そんなことは少ない)。そこで連中は美辞麗句のお題目を並べ立て、理想主義を振り...猫柳

  • 山焼く

    北に行けば寒くなる。南に行けば暑くなる。北半球の常識だ。しかし最近その理屈が通用しなくなっている。北の果ての北海道が夏に極端に暑くなっている。それに対して南の沖縄はそれほどでもなく、夏が北海道より涼しくなっている時もある。異常な現象だ。エルニーニョのなせる業か、はたまた地球温暖化の結果か?しかし京都議定書の話題・議論はどこに行ってしまったのでしょうねえ?山焼けり遠き紅蓮の幻か素閑老荘も知らねどつとに山焼けり素閑ほの白く雨もけぶるや山焼けり素閑田の向こふ常念の前山を焼く素閑山焼くや野辺の仏の煙かな素閑山焼くや江戸より望む奥相模素閑山焼くや炮烙の豆煙りあげ素閑青き空木造校舎に山焼けり素閑トンネルを出ると山焼く煙かな素閑剛たるや山火の燃ゆる巌の鼻素閑山焼くや白き仙女の化身かな素閑俳句・短歌ランキング山焼く

  • 薄氷

    浪費は良くないと分かっている。散在したくとも、元手がないのでできない。しかし、わずかなものでも手許にあると使ってしまう。人間の本性である。どうしても、やってはいけないと分かっていてもやってしまう。中毒のようなものである。オカブはギャンブルは絶対にやらないが、パチンコにはまる人の気持ちも分からないではない。あれは一度はまると、絶対に抜け出せないだろう。だからやらない。やらなくても貧乏から抜け出せない。稼ぎがないくせに浪費していれば当たり前である。しほの香はうすらひはれる里までも素閑薄氷ともに旅するみちのく路素閑山里にほのか日の照る薄氷素閑子の帰り待ちて夕餉か薄氷素閑窓の辺に鈍き明かりや薄氷素閑村はずれ祖霊も眠り薄氷素閑野の仏供える陶片薄氷素閑薄氷とにも出にくくひとり酒素閑峠道逆修の塔に薄氷素閑うすらいに梅のこぼる...薄氷

  • 春泥

    「MBA」といういわゆる資格がある。実は「資格」でもなんでもなく米国の大学の「経営学修士」という単なる学位なのだが、一時、企業幹部になるには、この学位が必須と言われていた。しかしスティーブ・ジョブスも、ビル・ゲイツも、ザッカーバーグもこの学位を持っていない。数十年前になるが、オカブが漠然とアメリカン・ドリームに憧れて、米国留学しMBAを取りたいなどと夢想していたころ、取引先の米企業の幹部から、MBAの学位は金融にしか役に立たないからやめておけ、と言われた。確かに、その通りだ。現実のビジネスで成功する、特に起業に成功するには、経営大学院に行くよりも、ドア・ツー・ドアのセールスで汗をかいたり、プログラミングを必死に勉強したりするほうがよほど役に立つ。まあ、何事にも王道はないということだ。春泥に傘と菜の束市の路素閑と...春泥

  • 京菜

    もう、既に何回もご紹介した。しかし今年もこの季節がやってきた。京菜である。我が家にとっては、これを食って初めて春が訪れを告げる。調理は簡単である。大量の京菜(一束)を洗ってザクザク切って、豚肉とともに割り下で鍋で煮る。生煮えのところをバリバリ喰う。春の精気をもろに喰らっているかのようだ。これも何回も申し上げたが、この料理はサントリー・ローヤルの広告に「すき焼き」として掲載されていたものである。昔は広告・宣伝でも乙なものがあったものである。ありありと京菜の煮ゆる益子鍋素閑先のこと思ふも疎し京菜煮る素閑井の水をざぶりと洗う京菜かな素閑新たなる季節を喰えり京菜鍋素閑三日月に京菜の映ゆる今日の宵素閑京菜切る二寸のまな板あふれけり素閑初京菜青くすぐれて貴しや素閑初京菜雨に小雪の混じりたる素閑煮もうせど生にて喰えり京菜かな...京菜

  • 冴え返る

    「LGBT」という言葉を目にすることが多い。レズ・ゲイ・バイ・トランスの略だそうだ。いわゆる性的「マイノリティー」のことを言う。「マイノリティー」に関する認識や論説の現代的意味や、LGBTにまつわる活動家たち、および社会現象などは措いておく。しかし、性的の同一に関する「倒錯」は今に始まったことではない。リルケはドイツの詩人だが、名は「ライナー・マリア・リルケ」。男性の名前ではない。両親が生まれてから、かなり成長するまで女の子として育てたからだ。しかし、詩人自身は両親の性的に特異な育児観にも拘らず、ゲイにもトランスにもならず、『マルテへの手紙』にみられるように女性を愛する男性に成長した。ある研究によると、人間は多少の差はあるが、すべて同性愛的要素を持っているらしい。性同一性障害を除いて、別に新奇な「LGBT」とい...冴え返る

  • 針供養

    キリスト教と仏教に接点があるやなしやと聞かれたら曰く「ある」が正しい。ガンダーラ仏には厩で誕生した釈尊の像などがあることから、キリスト生誕の聖書の挿話が仏教にも影響したという話があるが、ここは、そんな歴史的な話ではなく、今現在進行中のトピックスである。しかも他宗教交流などといった微温的なものではなく、キリスト教神学の中枢に仏教宗教思想を採用しようという(あるいは既にしている)という事実がある。オカブもついこの間まで、キリスト教と仏教は水と油だと思っていた。しかし、キリスト教前衛の自由主義神学に基づくと、仏教思想はキリスト教的に有りで、キリスト教はそれを採用すべきだとする説が堂々と唱えられているそうだ。これを聞いたとき保守的なキリスト教思想に基づく信仰を持っていたオカブは魂消た!そして即、それは違うだろう、と思っ...針供養

  • 二月

    二月も駆け足で過ぎていく。今年は平成最後の年だそうだが(平成三十一年と言うのはあるのだろうか?)どうも、そんな大ごととは思えない。むしろ今日・明日食っていくのに必死だ。なんとか一週間過ぎるとほっとする。結構、ユーガにやっているだろう、という向きには分からないかもしれないが、台所事情は火の車だ。今期も会社は赤字を避けられない。どうしたものだろうか?もう会社も畳もうと考えたことも何度もだ。まったくアベノミクスの恩恵を受けていない。本当に助けてよ、と言いたい!日の光煙りにまぎれ二月かな素閑たゆたへど二月の月の尖りしか素閑朝日にも暖かさ増す二月かな素閑朝湯入り草のかほりや二月かな素閑骨のごと二月の枝に土ぼこり素閑かほりなし二月に花を待ちぬるも素閑大利根にこれ見る二月赤城かな素閑道祖神二月の陽にぞ染まりけむ素閑狼煙あぐ二...二月

  • 春の雪

    昔、壜をモチーフに執拗に描き続ける日本の画家がいた。そんなに有名な画家ではない。しかしマイナーではない。昔と言っても50年足らずだが、美術手帖にグラビアと活版の特集が掲載されていた。一升瓶を特に気に入って、描いていた。一升瓶は「チンポコ」と、その画家は言う。成程、そんな興味や関心が画家の創作意欲を掻き立てるのかと、絵心の無いオカブは思った。抽象でもない、具象でもない、ただただ壜をモデルにした淡いマティエールの作品群になぜか惹かれた。それが証拠に、掲載誌もとうの昔にどこかに処分した今でも鮮明に覚えていて、その画家のことが忘れられない。名前も覚えていないが、気に入っている。「名画」でなくとも「名画」は身近にたくさんある。今度、銀座の画廊にでも行ってみようかと思っている。春の雪傘なく衣装に降りにけり素閑淡雪や百万遍の...春の雪

  • 公魚

    税務署からお呼びがかかった。脱税をしたわけではない。3年にわたって申告書に誤りがあったので訂正せよとのお達しだ。面倒くさいがお上の言うことなので従うしかない。しかし、日本のお役所はこういう素人にも丁寧に付き合って、親切に何くれと教えてくれるところはありがたい。オカブは一応経営者なのだが、税法だ、申告書の書き方だのなんのことやらチンプンカンプンで、さっぱり分からない。税理士を雇う金はない。ネットで知識を仕入れ、税務署のお役人に教えを請うて、なんとか毎年、申告を済ませている。するとお役人は懇切に指導してくれる。時には払わなくていい税金のことも指摘してくれる。これは日本の行政の長所だ。尤も短所もあるが。いずれにしても春はもうすぐである。わかさぎや沈める湖のものがたり素閑わかさぎや広大無辺の平野かな素閑風雪もわかさぎに...公魚

  • 立春

    どうも手許不如意である。もともと稼いでいないので、そんなことに期待することが意味のない事なのだが、それでも「おあし」はあったほうが良い。ちょっとしたものも買いたくても買えないし、ちょっとしたものも食いたくても食えない。まあ、銭金のことには、もともと、あまり頓着がないので、これで済んでいる。我が家はかーたんも含め至って貧乏性だ。ある人が「貧乏を楽しめ」と言ったのを聞いたことがある。竹中平蔵ではない。普通の市井の人である。いくら頑張った所で金が転がり込んでくるわけはないので、この言葉は気に入っている。貧乏であるからこそスーパーの値引き品も堂々と買えるし、古着のコーディネートも楽しめる。貧乏も捨てたものではない。だから格差格差と無暗矢鱈、喚くのは大嫌いだ。貧困は辛いが、貧富の差がなくなったら、却って社会の規律が保てな...立春

  • 春待つ

    ~の乱とか~の蜂起とかは、どうして起こったのだろう?それは情報の伝達の手段があったからで、首謀者が同志を糾合し、民衆を扇動して、それを組織し起こったものであろう。「情報の伝達」は言語、文字が不可欠である。そして、大規模な騒乱には、結構、高度な情報技術・・・もちろん、いわゆるITと言ったものではない。当時は電気もなかったのだ。現代の情報技術の発展は、言語、文字の枠を超え、凄まじいものがある。だから、現代は情報技術の発展に伴ってに、さらに不安定化し緊張が高まるであろう。と、まぁ、アラブの春を予測したかのようなことを、50年近く前の高校生の頃考えていた。ガキの妄想ではあったが、インターネットの発達によりそれに近いことが今起こっている。自分の感覚もあながち馬鹿にするものではない。甲斐駒のかたちもやすき春を待つ素閑門ごと...春待つ

  • 探梅

    昔、勤めていた会社の社長が「論理的な狂気」で仕事をやれ、とのたまったのを聞いた。その会社は、今にも潰れそうな外資系のベンチャー企業で、売り上げの確保が急務だった。それにも関わらず、営業はまったく危機感がなく、のんべんだらりと一日の大半を会社の社内で過ごしていた別に営業だけが悪いわけではなく、会社全体が沈滞と諦めムードに満ちていた。そんな状況に喝を入れようと社長は冒頭の言葉を吐いたと思われるが、この社長自身が、折あらばこんな会社からスピンアウトしようという魂胆だった。これでは、やる気のある社員は救われない。しかし「論理的な狂気」というフレーズは気に入った。人間、何事も理屈だけでは通らない世界がある。理詰めで行けば駄目なことでも、時には推さねばならないこともある。商行為も同列である。しかし、そこにはそれなりの筋道が...探梅

  • 日脚伸ぶ

    かーたんの誕生日は2月11日で毎年その日に祝い事をしたいのだが、なかなか内外の都合がつかなくて、その前後に誕生会をすることになる。誕生会と言っても、かーたんとオカブの二人だけの祝いだが、今年は張り込んだ。金曜日のランチに銀座の『ハプスブルク・ファイルフェン』に行ってきた。ウィーン料理である。高級である。ウィーン料理は高級になればなるほどフレンチと見分けがつかなくなる。ここもその手の料理で、シュニッツェルやターフェルシュピッツは普通はない。ただ、今回はかーたんの希望として、特別にシュニッツェルを出してもらった。料理は総じて美味かった。何か分からんがとにかく食ってきた。セクト(オーストリアのスパークリング・ワイン)も空けた。かーたんは抗がん剤の副作用で体が辛く、美味く良い思いをしたのはオカブだけだったかもしれない。...日脚伸ぶ

  • 寒雀

    季節に春の香りがしてくるとどこか旅に出たいが、かーたんが病身なのでそうもいかぬ。ごくごく自宅の近辺の花鳥風月を愛でるのみである。こういうのを、プチ引きこもりとでも言うのであろうか?都内から出たのは、月初にコンサートに川崎まで行ったのが唯一である。ドイツの哲学者、イマヌエル・カントは生地を出なかった。一生の間、生地のケーニヒスベルグで暮らし、そこから一歩も出なかった。しかし彼はそこで宇宙を観、宇宙を考察し、宇宙を語った。偉大である。オカブはカントと比較のしようもないどーしようもない爺である。カントを引き合いに出すのもおこがましい。しかし今の引きこもり状態はなにか似ている。寒すずめひもじうてなら手こそこよ素閑寒すずめ弓の月こそ愛でにけれ素閑寒すずめ筆を持つ手を止めにけり素閑黄泉の世は昏き限りや寒すずめ素閑寒雀けふよ...寒雀

  • 冬菫

    大学の時、山岳サークルに入っていた。年に何回か合宿があった。冬山には何回か行った。しかし春山には一回も行ったことがない。春山と言っても、入試時期に入って学校が休みになる2月の半ばだ。なぜ行かなかったというと、冬山で酷い凍傷になって、冬から春は脚を引きづって歩いているのが常だったからだ。なぜ、凍傷になりやすいのかは分からない。他のパーティーのメンバーは凍傷など全くならない。靴が悪いのかと、ヒマラヤで履くような特別製の靴を買ったが駄目だった。3度と言う足指の切断を要する凍傷の治療には、開腹手術をして交感神経を切除することが行われるという。これには思い当たる節がある。自分は交感神経が実に興奮しやすい体質なのではと思っている。だから、すぐに腹を立てたり、眠りに入るのに時間がかかったりなどの症状があらわれてくるのではない...冬菫

  • 湯豆腐

    馴染みになっていた洋食屋が閉店する。主人のご両親の相続の問題と店の権利も含めていろいろ複雑な問題があったようだが、詳しいことは分からない。ただ、この近辺で昼食、夕食ともに手頃な値段で質の高い料理が食べられる店として、かーたんともども愛してきたの店なので寂しいとともに、残念だ。また食うだけではなく、ご主人夫妻や店のスタッフとも懇意にさせていただいていたので、寂しさは募るばかりだ。オカブの住む東京の郊外(23区内だが)では個人経営の飲食店の経営が非常に難しくなっている。それでも新規に開店する店は多いので、競争は激しくなるばかりだ。そうした中で、客としてこの店は大切にしたいという所に出会えたのは幸いだった。もう十数年以上の付き合いになる。今後の店の諸士の壮健を祈るばかりだ。おの子らは湯豆腐さてもきらひけり素閑湯豆腐や...湯豆腐

  • あかぎれ

    蕎麦を食ってきた。代沢の『七つ海堂』である。今風の女将さんがホール(といってもごく小さいが)を切り盛りしている。大将はキッチンであろう。酒を飲み蕎麦を食った。蕎麦は色が白くきめの細かい更科風。汁はやや酸味が勝ったピリッとした感じ。美味かった。蒸篭を二枚食った。家から近いので気になっていた店だが、縁が合わずなかなか行けなかった。この蕎麦と料理と酒でこの値段はお値打ちもの。また来よう。あかぎれをさらし風吹くうまのりか素閑あかぎれや破墨山水瀬田の景素閑あかぎれや屋敷の林や野の小川素閑あけの空地にわき出でてあかぎれや素閑とに出るもためらうたるにあかぎれや素閑素読せる五書五経なれあかぎれや素閑朝臣らもあかぎれ作る須磨の海素閑あかぎれの手を振り告ぐるエールかな素閑あかぎれや大理の柱美の館素閑夜は明けぬあかぎれの手の添え乳か...あかぎれ

  • 無相忌

    芹澤佳通氏のコンサートにかーたんと行ってきた。ランチ・コンサートである。原宿の『ジャルダン・ド・ルセーヌ』という大変、結構なレストランで食事をいただいた。今日の演目は『椿姫』のハイライト。ソプラノのヴィオレッタとのデュオ。アルフレード役の芹ちゃん(敢えて芹ちゃんと呼ばせていただく)は堂々の熱演。名テノール振りを存分に聞かせていただいた。無相忌や路の玉砂利重きかな素閑無相忌に葉無き小枝の夕鴉素閑法を説き無相の忌にてまた老ゆか素閑無相忌や大師も名利にほかならず素閑枯れた葉も無相の忌にはおほからず素閑煎餅をもとめ無相忌覚えたり素閑中大路乱れ降る雪無相の忌素閑無相の忌板東太郎たゆたふや素閑京表鄙よりいずる無相の忌素閑落款を無相の忌の間にととのへり素閑無相の忌狗のつくべに問ひかけむ素閑俳句・短歌ランキング無相忌

  • 菜洗う

    フェルメール展をやっているという。安倍首相が鑑賞に行ったという。どちらも興味がない。そもそもフェルメールはフランドルの画家だが、いわゆるフランドル派と言うには洗練しすぎている。オスターデ、ヤン・ステーン、ホッベマらの粗削りな、しかし古典を踏まえながら近代に向けての夥しいエネルギーを秘めた画家らとは違う。フランドル派は『昼のガスパール』の原題となったアロイジウス・ベルトランの『夜のガスパール』詩集の第一巻である。この埋もれた天才詩人は、『フランドル』の中に無限の神秘性と俗世の享楽、矛盾を見出した。週末のひと時『夜のガスパール・レンブラント・カロー風の幻想詩』を読んでみようと思う。菜洗ひや小川の台もひとしきり素閑ざりがにも菜洗ふみづに魂消けり素閑一人二人みたりとなりて菜をあらふ素閑儒者となり菜あらふこころ川のヘリ素...菜洗う

  • 冬ざれ

    享保の改革と言うのがあった。老中水野忠邦が主導したものである。寛政の改革と言うのがあった。白川藩主松平定信が主導したものである。どちらも失敗に終わった。いずれも、経済改革と言うよりも、奢多を慎み幕政に寄与すべしとの、非常にイデオロギッシュな活動であったため、経済を活性化し、幕府の財政を豊かにするための細目の検討がまったくできていなかったためである。水清ければ魚棲まずというやつである。というよりも改革の重点政策が全くずれていて、ただの清貧運動になっていたかのような様相を呈していた。何事も、一度価値観を離れ、目的合理性を追求しないと成功しない典型であろう。だから、掛け声の勝った、なんとか運動やなんちゃら活動は信用ならない。冬ざれや脚にまとはる古ズボン素閑冬ざれの念仏僧の初七日か素閑果ての無き冬ざれし野の入日かな素閑...冬ざれ

  • 寒月

    今はエアコンが発達して、寒暖を屋内で身に染みて感じることが少ないから、寒さも家にいる限りはそんなに深刻なものではない。そして、それを防ぐものとして、昔は炬燵、行火、火鉢、湯たんぽなど多くのものがあったが、現代ではエアコン以外には電気毛布くらいであろう。便利になったと言えば便利になったが、旧態依然の暖房器具がなくなったのはちと寂しい。人間は生理的に暑さにはストレスを感じないが、寒さにはストレスを感じるという。オカブにしてみれば糞暑いほうがよほど鬱陶しいが、人類が原始生活をしている頃、生存の脅威の一つが凍死だったことを想像すると、人間の細胞のDNAに寒さへのストレスが刻まれているのであろう。しかし、今年は寒い。去年ほどではないにしても・・・思わずブルルである。寒月も昇りて孫を寝かしつけ素閑橋畔に茶屋の一軒寒の月素閑...寒月

  • 冬の風

    狂乱物価と言われた時代があった。石油ショックと言われた時代があった。ともに物価が高騰することを嘆いたことによって名付けられた。しかし、今は物価が上がらないと言って、野党が政府を攻撃する時代である。隔世の感がある。しかし、感覚的には、確実に物価は上がっている。外食費も高くなった。人件費の高騰の結果であろう。これが、あらゆる分野に波及する。宅配業界だけではない。悪性インフレはある日突然やってくる。オカブなど、もういつ死んでもあとくされの無い年齢だが、若い人は覚えておいてほしい。これは決して既得権者の戯言ではない。実際に、2年前と今とではどちらが金銭的に暮らし良かったか比べてみるとよい。アベノミクスは評価するが、負の側面があるのもゆめゆめ忘れてはならない。寒風やわけても背筋吹き通り素閑冬の風心やどりし服の中素閑寒風を...冬の風

  • 寒烏賊

    去年の今頃はパリに行っていた。自分でも何をしに行ったのかわからない。別に観光をしに行ったわけでもない。まぁ、パリにいれば日本人としてはそれだけで観光になるのだろうが?2人の人と会っただけである。街歩きと言っても、寒くて寒くてとてもそれどころではない。カフェのサルで暖かい飲み物を飲んで縮こまっていた。あとは何の変哲もない安飯屋で安飯を食っただけである。財布の中身を見ると、それだけで二週間の滞在には心もとないので、後の方は安飯屋にもいかずスーパーでパンやハムやビールやワインを買ってホテルで食った。ホテルは2つ星の隙間風がヒューヒュー吹き込んでくる暖房の利かないホテルだった。観光地はルーヴル美術館だけ行った。ここも行き飽きた。というかここは何十回通っても新しい発見があるので、これでいいという所がない。そこでかえって飽...寒烏賊

  • 悴む

    寒さが募っているが、つい昨日、正月だと思っていたら、もうすぐ二月だ。冬来たりなば春遠からじ、とはよく言ったものだ。尤も、冬・春の間だけではなく、歳をとると時間があっという間に過ぎるのは春夏秋冬を問わずでだ。しかし、春になればあれもしたい、これもしたいという思いはある。春を喜ぶ気持ちはこの歳でもある。昨日、大寒が過ぎたばかりなのに、もう春の望みを語っている。気が早いというかなんというか?結局、だらだらと時を過ごすのに変わりはないというのに・・・荒れ寺のいらくさ分けて悴める素閑薬缶の湯はやさめざめと悴める素閑悴みてたださきざきの不安めく素閑ここのみか日の当たる場も悴みて素閑悴める子に砂糖湯を振舞いて素閑田の畔の残り泥水悴める素閑老残の掌の皺悴めり素閑がま口の百円探し悴めり素閑風もなく天突く青空悴めり素閑京の子もつひ...悴む

  • 炭焼き

    歯が痛い。葉が痛いというより歯茎が痛い。歯周病などと言った甘いものではない。歯を削った後の歯根治療が不完全だったので、化膿しているようだ。しかし「ようだ」はないだろう。もう10年以上放置している。歯医者は大っ嫌いだ。死ぬようなことがなければ、絶対行かない。日本で行う歯根治療は極めてお粗末なものだと聞いた。病菌の遮断ができていないので、ほぼ全ての例で失敗するそうだ。アメリカの歯科医の治療では、完全に病菌が患部に触れないように施術をして、歯根治療するそうだ。だから米国では歯根治療の失敗例はないという。まぁ、歯の一本で数十万円が飛んでいく米国の医療制度と比べて、どちらがいいか分からない。ただ歯茎がづきづき痛むのだけは確かだ。炭焼きやはや日は西にかたぶけり素閑炭焼きや一人釜にて辛き顔素閑炭焼きの子は煤の顔ふと見上げ素閑...炭焼き

  • 大寒

    腹が立つことが多い。対象は家の中の些細なことから、世相・社会、国際情勢等ありとあらゆることに腹を立てる。自分でも余程アドレナリンが出やすいものだと思う。腹の立て方もいろいろだ。無暗矢鱈と当たり散らしたり、相手のいる場合、時には腹を立てているとはいえ、論理的に諄々と意見したり腹の立て方も定まらない。しかし周りは多少、迷惑である。特に家族は被害を被っている。申し訳の無い事だ。行きつけの蕎麦屋が家の近くにある。なんの変哲もない街の蕎麦屋だ。その店の壁に色紙が飾ってある。それに「腹」という字が横に寝せて書いてある。一種の人生訓だ。この蕎麦屋に行くにつけて反省してくる。しかし腹の立つときには腹が立つ。自分でも気持ちの良いものではない。つくずく損な性分だと思う。大寒や出がけに選ぶ靴の色素閑大寒や日向に座る猫二匹素閑大寒や無...大寒

  • 牡蠣

    今年は消費税が上がるのだろうか?政府は上げると言っている。リーマン級の恐慌がない限り。年末年始の東証の株価の下げには正直期待した。消費税が上がらないのなら恐慌もまた有難いと思った。そもそも日本の財政赤字のカラクリは財務省が意図的に捻じ曲げて作った物ともいわれている。税金を払いたくないわけではないが、意味不明なものに対してはご免こうむりたい。苛政は虎よりも猛なり、とはよく言ったものだ。将来の保障はない、税金だけは取られるでは、本当にお上を恨むしかない。牡蠣の口たわけたけふの雪の空素閑浦浪や牡蠣に託するこひのふみ素閑冷たさや曝しの牡蠣剥き北の浜素閑思わずも牡蠣売る酒肆のコップ酒素閑近郷の牡蠣あきなへる老婆かな素閑老樵に牡蠣食わせむと初の旅素閑牡蠣剥ひて箒で殻を掬わむと素閑旅の宿牡蠣を供する六畳間素閑菰に積む牡蠣のや...牡蠣