JUGEMテーマ:写真 春にしては暑い日。波打ち際ではしゃぐ子供たちとツーリングのバイクの音が響く。
主に音楽や写真、それに自作の小説や絵を載せています。猫や動物の写真もアップしています。
音楽や写真、それに絵や動物のことがメインのブログです。それに自作の小説を載せています。 たまにわけの分からない記事を書く時がありますが、基本的には創作物に関する記事が多いです。 ほぼ毎日更新していますので、よろしくお願いします。
JUGEMテーマ:詩車道のど真ん中 ひっくり返ったセミはまだ生きている 可哀想だと思ってつまみ上げ 草地へ寝かせてやろうとしたら ミミミミ ジジジジと音を立て 羽をばたつかせて抵抗する&nb
JUGEMテーマ:詩誰に頼るわけでもない かといって一人でこなせるわけでもない 一人が好きでも 一人では寂しく 誰かといたくても 誰かといると息苦しくなる うだる暑さの午前一時 月は心なしか
JUGEMテーマ:詩遠くで空が光る 雷鳴に犬が吠え 風が強くなって熱気を払う 期待する この灼熱を冷ましてくれと 山の向こうから迫る真っ白な要塞 地上をすっぽり覆う巨大さ 早く来て
JUGEMテーマ:詩眠い目をこすっても 朝に抗えるわけじゃない 昨晩の思索 ふと思いついた真理は ただの妄想 一時の思い過ごし 朝になれば眠気にボヤけ なんてことない孤独な夜の暇つぶしだと覚
JUGEMテーマ:詩アリは細胞 群れて脳と体 一匹一匹は小さく 知能も微々たるもので 何百何千何万と群れを成して 一匹一匹が細胞のように機能して 群れで一つの生き物になる 人と変わらない や
JUGEMテーマ:詩陽が落ちてもコンクリートは容赦なく 裸足にジンジンと熱を突き上げる 手のひらを着けばさらに熱く 寝苦しい夜の原因がここにある 無機物も涼しくなりたいと 太陽が顔を隠せば放
JUGEMテーマ:詩夏の夜空にいくつもの星 金星は明星 明け方にも宵い時にも輝き 北斗七星は逆さまに空を回る 北極星は動かず天に鎮座して カシオペア座も北に眠る 温く不快で肌にべたつく空気&
JUGEMテーマ:詩今年一番の暑い日の昼 倉庫のシャッターは開けっ放しで カブトムシが迷い込んでいく すぐに出ていったような気もするが どこかで身を潜めているかもしれない 探してみるが どち
JUGEMテーマ:詩頭にドリルを刺してみろ 欲望と希望がドロっと垂れて 硬いドリルさえ溶かすほどの濃度と量に 自分自身で驚くだろう 傷はたちまち塞がり 欲望も希望も瞬く間に満タンになる&nb
JUGEMテーマ:写真 山の水は夏でも冷たく、火照った体を冷ましてくれる。 水を出れば灼熱の陽射し。
JUGEMテーマ:詩夜は磨りガラスにヤモリのシルエット どこからか花火の煙りの匂いが漂う 朝には胸をふくらませたハトの歌と 童心が蘇るラジオ体操の曲 日中は風鈴の涼やかな音色と 窓を通る風が
JUGEMテーマ:詩向かいの庭にヒマワリが咲く 強い雨に打たれてびしょ濡れになり 曇り空でもめげずに明るいままで ずっと空を見上げている 野良猫がトコトコと通り過ぎたり カラスがジロジロと
JUGEMテーマ:詩濁った池に錦鯉 金魚の群れを押しのけて 我が物顔で遊泳する 底に張り付く茶緑の藻が 餌と酸素を提供し 魚はフンを落として藻を育てる 人に捨てられたであろう魚たち
JUGEMテーマ:詩スイカの種が転がり 赤い汁が滴る 冷蔵庫でよく冷えていて 口の中でシャクシャクと音が鳴り 喉へと冷たさが広がる 風鈴の音 扇風機の風 蚊取り線香の匂いと&nbs
JUGEMテーマ:詩放置された空家 隣には真新しい駐車場 半透明の屋根が日没前の空に染まり サギや川鵜が雲に影を重ねて 暗くなる前に寝床へ帰っていく 朝には凍っていたペットボトルはすっかり溶
JUGEMテーマ:詩流れる清流はエメラルド 岩の陰に魚の影 転ばないように気をつけながら ゆっくりとサンダルの足を浸す 涼しいというより冷たく 両手で掬って頭から浴びる 川に沿って
JUGEMテーマ:詩昨日の湿気が残った蒸し暑い朝 麻の上着を脱ぎ 水溜りに注意して ベトベトする首筋を撫でる 雲は裂けつつ 風は衰え 太陽が顔を出そうとタイミングを窺っている ツクシの亡骸
JUGEMテーマ:詩ライオンのタテガミ トラの縞模様 孔雀の色彩 タマムシの輝き 迫力 魅力 美しさ 景色の感動とは違う形で胸を打つ 自分の中にも野生の血が 本能が眠っていて 余計なモノを捨
JUGEMテーマ:詩跳んで肉離れ ふくらはぎが痛み 歩く度に右足を引きずる 気持ちは若い頃のままでも 体は年相応になり 無茶なトレーニングに耐えられないと もう少しやり方を考えてく
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JUGEMテーマ:写真 春にしては暑い日。波打ち際ではしゃぐ子供たちとツーリングのバイクの音が響く。
JUGEMテーマ:詩緑に埋もれていく山と 湿った風に乗る木々の匂い 遅くなった夜の訪れの中 車で眺める遠い街並みに 懐かしい恋心と 若い頃の青臭い夢とが 不意に蘇って感情を叩く&n
JUGEMテーマ:詩悲しみでいっぱいの時は 曇り空でもたくさんの星が見える 喜びでスキップする時は 晴れ空でも星が見えない 仕事で疲れた帰り道では 街の明かりが夢のように煌き 休日
JUGEMテーマ:詩黄砂に煙る空が明け ミミズが枯れ草の根元に潜り込む 夜12時だというのに花見客が酒に酔い 満開の桜はすぐに散るだろう そしてすぐに青い葉っぱが茂り 春と初夏が混じった匂い
JUGEMテーマ:詩やけに長い流れ星に 明日の願いを託して 乾ききらないコンクリートの駐輪場を 鼻歌交じりに過ぎていく 少し ほんの少しでいいから 今日より良くなるようにと 振り返
JUGEMテーマ:詩ほのかな梅の香り 雨上がりの夜に胸を弾ませ 憂鬱な気持ちを溶かしてくれる 並木の枝には小さな蕾 来月の今頃は満開になり 川沿いは桜を見上げる人で賑わうだろう 少
JUGEMテーマ:詩倉庫の隣 手入れのされていない空き地 南洋植物の隣に気の早い桜が立つ 寒い空に向かってピンクの色を投げ 白い雲と美しいコントラストを描く コンクリートにはたくさんの花びら
JUGEMテーマ:詩変わり映えのない日々が感動を奪い 同じスケジュールの繰り返しが感性を鈍らせる だけど稀に訪れる感動と 稀に尖る感性が 輝かしい気持ちに生まれ変わらせてくれる 同時に退屈なルーティー
JUGEMテーマ:詩夢は泥の中 希望は沼の底に 現実と挫折と後悔は水中を漂い 水面に浮かぶのは無気力と虚無感 体は浮かび 心は沈み 地球と月のように引っ張り合い 一定の距離で回り続ける&nb
JUGEMテーマ:詩どこにでも自分がいるように感じる どこにも自分がいないようにも感じる 地に足を着いていても どこにも立っていないような だけど体は重く足が進まない 悲しい時はいつだってそ
JUGEMテーマ:詩眠る龍のように 細長い雲が西へ横たわる にわか雨は上がり 薄い虹が街を渡る ぬかるみに誰かの足跡 植え込みに滴る雫の群れ 雨上がりは土と木々の匂いが強い&nb
JUGEMテーマ:詩魂の叫びは泥にまみれ 軋む心に体が追いつかない 彼は過去に囚われ 彼女は今に執着し 傍観者だったはずのあの人が 面白がって騒ぎ立て 彼と彼女の魂はより深い場所に
JUGEMテーマ:詩朝霜を踏み砕き 昨晩の名残り雪をつまむ 今朝切ったばかりの爪の隙間に 冷たい冬の息吹が潜り込み ポケットを探って ハンカチを忘れたことを思い出す 取りに戻るには
JUGEMテーマ:詩森は暗闇に閉ざされて 妖精のように 蛍のように 何かの光の球が飛び交う それはただの埃であったり 月光の破片だったり 寝遅れた羽虫だったりする 半分瞼を閉じてボ
JUGEMテーマ:詩月を映す茂みの川面に 獣の鳴き声と足音が響く 身を切る冷たい風が 火照った頬に気持ち良い 枯れ草の土手道は柔らかく どこまでも歩けそうな気がする 感傷が溢れ出し
JUGEMテーマ:詩瞼の裏に蝶が飛ぶ モンシロチョウ アゲハチョウ モンキチョウも飛んでいる 冬の寝床で春の光景を見て 寒さに耐えながら暖かさを待つ 雪に梅の香り 霜につくしの可愛らしさ&n
JUGEMテーマ:詩自分を苦しめる それが必要だと信じて 自分を楽にする 頑張ろうと思っても限界になって そうして苦楽を繰り返し 成長したかと思えばそうでもない 無駄に苦しんで 必
あけましておめでとうございます。本年もヤカーブログをよろしくお願いします。
JUGEMテーマ:詩シンクから溢れる水が廊下を濡らす 滑る足元に注意しながら階段を下り 曇った空の割に暖かい冬の日の国道で 車の流れをぼんやり眺めながら物思いに耽る 大掃除は終わり 弁当も食い 缶コー
JUGEMテーマ:詩草は土に眠る 虫は土中に眠る 風は山の向こうに 木々は太陽の影に眠る 朝陽が昇ると水辺の霜が光沢を放ち 夜中の寒さを抱えたまま街が照らされていく 自転車を漕いで
JUGEMテーマ:詩誰が始めたのだろう 誰が思いついたのだろう そんな風に思う面倒な決まり 面倒な慣例 面倒な風習 もしこの面倒がなければ 自由な時間は増えるだろう 増えた分だけ暇
JUGEMテーマ:詩寝落ちして ふと目覚め 夜中の月を見上げる 三日月というには大きく 澱んだ空気に霞んでいる 寝静まった街をほんのり照らして 小さな蛾がフワフワとその光を目指す
JUGEMテーマ:詩ダクトから出る煙の匂い 食欲をそそる 唾液が出る 財布は寂しいから あの暖簾をくぐることは出来ない 生唾を飲み下し 足早に店を通り過ぎ 信号で振り返って 鼻を動かして&n
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩的中して欲しくない嫌な予感 当たって欲しい良い予感 どちらも等しく外れたり当たったり 運に左右されて未来を知ろうとする無意味さを痛感する それなのにその日その日の気分で
JUGEMテーマ:詩疲れたら休む 疲れたら寝る そんな当たり前のことが出来ない世の中 そりゃみんな疲れて病んでいく 気の済むまで太陽を浴びて 落ち着くまで暗闇でうずくまって 休みた
JUGEMテーマ:詩木漏れ陽の道 見上げた葉は透き通り 葉脈が美しい 風に木々に 坂道の車 小刻みな音が公園に響く 鉄棒を歩く小さな虫 支柱を通って草に帰っていく ベンチ
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩せっせと働くミツバチ レンゲとタンポポと シロツメクサにと飛び回り ブンブン羽を動かして大忙し たっぷりに集めた蜜と 丁寧に貯めた花粉団子を抱えて 次へ次へと花
JUGEMテーマ:詩濡れた草の上に寝転がる 背中が冷たい シャツが水を含む 頭も濡れて もっと冷たくなって 太陽が恋しくなって 雨に打たれながら涙を隠す 光が欲しいと思う時ほど な
JUGEMテーマ:詩悪魔の誘惑に抗うのは とても大きなエネルギーが必要になるから 欲を刺激するモノには極力近づかず 目に映っても 耳に入っても 知らんぷりをするのが一番 悪魔は無視されるのを
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩怪獣の影 心に潜む 夜光を浴びれば体を抜け出し 地面に長く伸びていく 大きな口 凶悪な目 身震いする雄叫び これを飼い慣らすことは無理だから 感情を穏やかに夜を
JUGEMテーマ:詩もう失われた 良くも悪くも 冷ややかで無味無臭 味気のない見た目だけ 淀み 渦巻き 歪んでいた時代から 透き通り 静かで 直線的な時代 人は人ではなくなり&nb
JUGEMテーマ:詩足元で何かが蠢く 深い場所 掘っても掘っても 到達できない場所から 全身を突き上げるような 不気味で恐ろしい衝動 力強くて情熱を与えてくれる鼓動 まだ見ぬ存在と
JUGEMテーマ:詩白む街並み 目覚ましより早くに目覚めて 澄んだ空気を思いっきり吸って しばらく外を歩く 川辺のタンポポが蝶を待ち 働き者のハチが餌を探しに出かけていく まだ車は
JUGEMテーマ:詩一つの出会い 一つの別れ 季節が変わるように 無数に繰り返して 後ろを振り返った時に 関わった人たちが そのまま自分の人生になっている 良くも悪くも出会いと別れ
JUGEMテーマ:詩眠れなかった夜 疲れの取れない頭と体で 次の朝を迎えた時に まるで今日で世界が終わりそうなほど 絶望的に気分が上がらない 照りつける太陽が眠気を誘う 睡魔に抗い
JUGEMテーマ:詩やけに景色が立体的に見える 光が新緑の色を強くして 植え込みから木立に至るまで 絵画から飛び出してきたように 歩道を行く人を迎えている 桜は散った 新しい季節がやって来る
JUGEMテーマ:詩掃除の最中 古びた便箋を見つける 変色して少し折れ曲がった紙が二枚 中から出てきて学生時代を思い出す 文字を読むと心まであの頃に戻る 他愛ないおしゃべり 帰り道