JUGEMテーマ:詩弾丸のような雨が屋根を叩く 雨音以外が聴こえなくなり 干していた枕もずぶ濡れになる 窓際の床も濡れ 自分も濡れながら窓を閉める 雨はものの数分で去ってしまった
主に音楽や写真、それに自作の小説や絵を載せています。猫や動物の写真もアップしています。
音楽や写真、それに絵や動物のことがメインのブログです。それに自作の小説を載せています。 たまにわけの分からない記事を書く時がありますが、基本的には創作物に関する記事が多いです。 ほぼ毎日更新していますので、よろしくお願いします。
1件〜100件
JUGEMテーマ:詩弾丸のような雨が屋根を叩く 雨音以外が聴こえなくなり 干していた枕もずぶ濡れになる 窓際の床も濡れ 自分も濡れながら窓を閉める 雨はものの数分で去ってしまった
JUGEMテーマ:詩線香の香りが流れる 木魚と鐘の音が響き 読経の声が伸びる 墓石の花は出迎えの印 遠くで安住している人たちが 夏のひと時だけ里帰りをする
JUGEMテーマ:詩顔を洗っていると 今年初めてのミンミンという声が聴こえた クマゼミ アブラゼミ ツクツクホーシ そしてヒグラシ 色んなセミがいる中で そういえばまだミンミンゼミの声を聴い
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩足の横に尖った岩 剣山のように連なって 崖下は木々に遮られて見えない 道は細い 柵もない 奥にある滝の音が響き 目的地が近いことを知る 足を滑らせないように&n
JUGEMテーマ:詩湿気が熱を離さないから 夜になっても暑さが続く ただセミの声は減った 代わりに涼やかな音色が増えて 街灯の下をコオロギが走っていく そこで鳴いても仲間はいない
JUGEMテーマ:詩遠くから響く炸裂音 光は見えないが 音だけは響く 助手席の犬が顔を上げ 空を見て尻尾を下げる 毎年怖がるので 今年はその時間だけ車に乗せて 遠くへ散歩
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩赤い空に焼かれる 橋も川も 空自身も 太陽はもういない 光だけが置き去りにされて 全て赤く焼いていく 怒っているのか 安らいでいるのか 消えた太陽しか
JUGEMテーマ:詩要塞みたいな雲が 南の空を陣取って 何時間もゴロゴロと唸っている あまりに巨大だから 雷が外まで出られずに 内側から雲を光らせる 切れかかった大きな電球が浮かん
JUGEMテーマ:写真 穏やかな海に船が浮かぶ。とろけるような陽射しに凝り固まった心が溶かされる。
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩二匹のセミの幼虫 一匹は高い木の上へ もう一匹は落っこちたのか 地面でひっくり返っていた 幹に捕まらせると 健気にせっせと登っていく 何年も土の中で待ったんだ&
JUGEMテーマ:詩なにがなんでも ここから動きたくない 足を踏ん張り 首の肉に顔がめり込もうとも ここから動く気はない 目に強い意志が宿る だけどポケットに手を入れ お
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩巻いたコードが絡まって 解いているうちに汗が出る 扇風機は涼む為にあるのに 風はもらえずに汗だけが溢れる 幸い外は風が吹いている 窓へ避難して涼を取る 仕舞う時
JUGEMテーマ:詩財布に入っていた紙切れ 三枚集めればガラガラを回せる いきつけの店でもらった抽選券 期限はまだある あと二枚集めれば 白玉でも割引券はもらえる 貧乏性が顔を出し
JUGEMテーマ:写真 歩く度に汗が出る。見えない足元、蚊に追いかけられる。タオルを振って虫を追い払う。 &nb
JUGEMテーマ:詩今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩迷うことは誰でもある 迷ったままでいることもある 出口を見つけられるなんて そうそうあることじゃないから 迷いを抜け出せずに また新たしい迷路に立たされる 何十
JUGEMテーマ:詩昼にはセミが 夜にはコオロギが 朝にはハトが歌う 空にはトンボが 木々の間にはチョウが 川面にはツバメが舞う 一日中誰かが歌い 誰かが踊る賑やかな季節
JUGEMテーマ:詩大事なモノでも手放さないといけない 守ってきたモノなのに この手から消えてしまう 涙を飲んでも飲みきれずに それでも決断を肯定するしかない あの宝物がどうか ど
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩マゾでもないのに自縛して サドでもないのに攻撃性が尖り 募る痛みと失う時間と 崩れていく自尊心 敵はここにいる 見えないほど近くにいる 鏡を見なければ映らないそ
JUGEMテーマ:詩深呼吸しても落ち着かない いつかやって来るだろう 重い現実は 今を楽になっても 消えるわけじゃない 目の前には穏やかやな景色 空には白い雲が遊んでいる 落ち着く
JUGEMテーマ:詩憧れたものが 自分に優しいとは限らない 夢見たものが 自分を幸せにしてくれるとは限らない それに近づき 大きな痛手を喰うこともある それに近づき 強烈
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩カタツムリを踏まないように 気をつけながら蛇口をひねる 向日葵は元気だけど こっちは干からびそうになって 冷たい水で顔を洗う お茶は切れたし 足も疲れた 光の色
JUGEMテーマ:詩蜘蛛の影が走る ガラスの向こうに映っている サッシから顔を覗かせて この人間は有害か無害かを 真剣に見定めようとしている 僕は蜘蛛は殺さない 意志が伝わったのか
JUGEMテーマ:詩子供の頃に夏祭りでよく食べた 懐かしいアイス 今は形が変わってお店に売っている 牛乳と卵の柔らかい甘み 優しい口当たり 涼もうと久しぶりに口にしてから すっかり
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩珍しくさっぱりした朝 エアコンどころか扇風機さえいらない 歩いても汗ばむことがなく そんなに喉も乾かない 昨晩から心地いい風が吹いていた 昨日の出来事が今朝を気持ちよくす
JUGEMテーマ:詩迸る閃光と 叩きつける雨 雲の中から唸り声がする 犬は怯え 唸り返す 猫は知らん顔で眠りこける 昼間の熱は雨に消え 少し涼しくなる 雷鳴に目が冴える
JUGEMテーマ:詩虎になりたいわけじゃなく 龍や獅子になりたいわけでもない 特別じゃなくていい 最強じゃなくていい だけどあまりに地味で あまりに弱くていいわけでもない そう思い
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩スーパーの裏から響く声 茶トラの猫がこっちを見ている 近づくと警戒し 逃げていくけど 振り返ってまた鳴く 毛艶は良い 痩せているわけでもない 誰かに世話をしても
JUGEMテーマ:詩海を求める者は海へ溶け 空を望む者は空へ昇る 水になりたい者は水に 火になりたい者は火に あるいは土に風に 他の命の一部に いつか終わりが来る時 皆そ
JUGEMテーマ:詩道を横切るイモムシがいる 道で干からびるミミズもいる 道でひっくり返るコガネムシ 道で行列を作るアリ 人が作った環境の中で 小さな命たちの生き死にがある 変わっ
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩今朝降った霧雨のせいで 空気が肌にまとわりつく ベタつく不快感が ぬるいサウナにいるような 鉛のような息苦しさを与える 薄い雲に阻まれ 太陽の光も鈍っているから
JUGEMテーマ:詩燃えるような夕焼け 窓から強烈に射し込む 雲も真っ赤に染まり 街が濃い黄金色に覆われる これが一日続いたら目眩がするだろう 昼と夜のほんの一時だから美しいと思える&nbs
JUGEMテーマ:詩火照る体をシャワーで癒す 頭から水を掛け 首筋に流れてゾクリとする 腕と足にも水を掛け 濡れタオルを首に巻く 仕上げにかき氷を頬張る 一気に熱が奪われ
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩街灯の下をオケラが駆け回る モグラに似ている虫だけど 足は速くて空も飛ぶ 土に潜ることも出来れば 壁や木に登るのも得意で 多彩な能力を備えている 裏を返せば そ
JUGEMテーマ:詩つむじが砂を巻き上げる 子供たちが中へ走っていく はしゃぎながら 叫びながら テントが舞い上げられて 大人たちが慌てる スピーカーから つむじ風に近づかないでと
JUGEMテーマ:詩雲は千切れ 繋がり 伸びて 丸くなる 空に紙飛行機を飛ばせば 雲の白と重なって 見えなくなって ふと青い空に顔を出す フィルムカメラのファインダーに
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩長い旅の疲れを癒す場所 カモメの鳴き声と 潮風が吹きこむ窓と おいしい魚が食べられる 海沿いの民宿で ほんの一晩星を眺める 翌朝になれば疲れは消えて
JUGEMテーマ:写真テールランプが連なり 街灯が川面に光を伸ばす 散々な日は後ろを振り向かない あと何時間かで明日だというのに 振り返れば過去と目が合い 夜が明けても追いかけてきそうで&n
JUGEMテーマ:詩小鳥が草地に群がって トコトコ歩いて草を揺らし 飛び出してきた虫をついばんでいる じっとしていれば 草に紛れて見えないのに 我慢できずに動いた虫は 鳥の胃袋に収
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩灼熱に覚まされたセミが 梅雨明け前に鳴き声を響かせる 少し歩けば体に熱が篭もり 慌てて日陰を探す 気の早いセミの声を聴きながら 空になったペットボトルを弄ぶ 陽
JUGEMテーマ:詩受けた傷は残り 与えた傷は忘れる 残った傷は痛み続け 忘れた傷は思い出すこともない ふとした時に それこそ疲れた時に 蘇る感情が暗いのは 受けた傷が痛んでいるか
JUGEMテーマ:詩深海から泡が昇る 水平線に落ちた星を 優しく受け止めて 労わるように慰めて 海の中へ案内する しばらくしたら星が飛び立ち また空へ戻っていった 生きる
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩すごい書は絵に見える すごい絵は詩に見える すごい詩は景色が見える 景色が見えれば情緒が浮かび 情緒が浮かべば風情が香る 壁に掛けられた一つの文字 踊る筆の墨か
JUGEMテーマ:詩掠れた飛行機雲 分厚い雲の中に伸びている 見上げていると 巣に帰るサギや川鵜の影が重なった 雲を残した飛行機はもう見えない 夕暮れの空に旅路の跡だけが残る
JUGEMテーマ:詩足がチクチクする 底が削れたサンダルに 先が尖った種が幾つも刺さっていた こうやって誰かに運ばれて 遠くへ繁殖していくんだろう 昔はなかった 時間を掛けて 誰か
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩マメが剥がれ また出来て 強く硬くなっていく 小指 薬指 中指 付け根にできたマメは 鉄棒を握る取っ掛りになって 鉄棒を握る痛みも抑えてくれる 一回が二回になり
JUGEMテーマ:詩昔のアニメ 一度見始めると止まらない 夏休みに何度も見た再放送 受験勉強の合間の楽しみで 究極と至高の対決に バブリーなスイーパーの悪霊退治に 鬼を宿した教師が
JUGEMテーマ:詩シュークリームにかぶりつく 頭にチラつくのは昨日乗った体重計 思っていたより右へ右へと針が動いた いやそれでも目の前のシュークリームには敵うまい 美味しい物を食べようとしているのに
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩二つの時計がズレている 腕時計と置時計 スマホを見るとどちらとも合っていない 腕時計は二分早く 置時計は五分早い どちらもそのままにしておこう 二分早く行動して
JUGEMテーマ:詩だんだんと服が変わっていく 気づけば半袖短パンが多くなり 足元もサンダルになる 外に出れば水が欲しい 帰れば着替えたくなる タンスの中の勢力図も変わる
JUGEMテーマ:詩たった一個のロールパン たった一個で力が出る 空っぽの胃が喜んで 体力だけでなく気力も戻り ほんの少し踏ん張れるから また立ち上がり 動ける 歩ける 跳べる&n
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩年が明けてもう半分 すぐに夏が来る 気分が高揚し 外気に溶け出し セミの声や高い空と 自分の境界が無くなりそうで 水飴のような空気に吸い込まれていく
JUGEMテーマ:詩霧の魔物が全てをさらっていく 渡るべき橋は見えず 波打ち際の境目も分からない 湿った空気が潮の匂いを強くして 堤防の向こうに謎の影が揺らいでいる 工場の煙突だけがハッキリ
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩昼は疲れて 夜に近づくと冴える 早く寝ても また昼に疲れ 夜に調子が出てくる かといって夜更かしすれば 余計に昼が辛い 体の昼夜が逆転している&nbs
JUGEMテーマ:詩砂に描かれた絵は 波に打たれて少しずつ崩れていく 足跡も埋まり ここに誰かがいた気配も消えていく 尖ったり 曲がったり 捻れていたりの 貝殻だけが散らばって カ
JUGEMテーマ:詩カメラのレンズは七色に光る 光を屈折させて虹色を生み出す だけどモノクロフィルム時代のレンズは 七色には光らない 色のない写真だから 色の写りを考えない作りになっている&
JUGEMテーマ:詩竹を叩くと独特な音がする 竹馬に乗るとカポカポと心地いい音がする 竹林に立つと風情に囲まれ 笹の葉が揺れる音は心を落ち着かせる 昔は近所にたくさんあった 今はもう山の麓に
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩宇宙船が月を隠す 星を吸い込んで 彗星を吐き出して 時空を割きながら 我が物顔で突き進む 机には空になったウィスキーの瓶 時刻は夜明け前 ひどくだるく
JUGEMテーマ:詩倒木に射す光 アリたちが列を成す 深い山の奥には音がなく アリの足音さえ聴き取れそうになる 見上げれば木々は高い 空は覆い尽くされる 一人宇宙に投げ出された感覚
JUGEMテーマ:詩辛いことがあっても 良いことがあるとは限らない 我慢をしたからといって ご褒美をもらえるとは限らない アテのない見返りを期待すると 余計に重いものを背負うことがある&nb
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩呼んでも雨は来ない 求めても青空は来ない 風が欲しいけど無風で 静かに過ごしたいけど雷が鳴る 雨の日は本でも読んで 晴れた日は散歩にでも出かけて 風のある日は窓
JUGEMテーマ:詩絵に描かれた猫が笑っている 悪い笑顔で 逞しい笑顔で ずっと昔に近所にいた野良猫を思い出す つり上がったふてぶてしい目 大きな体と 喧嘩上等の肝っ玉 ひと睨みで自分より大
JUGEMテーマ:詩網戸に張り付くカメムシ 夜になれば蛾も飛んでくる いつの間にか中に入って カメムシは臭いに気をつけてつまみ出し 蛾は電気を消して外を照らせば 勝手に飛び出していく&nbs
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩無いモノを求める 無いモノだから求める 元々持っていれば そうは思わなかっただろう 隣の芝は青く見える 隣の人が持っているモノは輝いて見える 自分は隣の人から見
JUGEMテーマ:写真 人のいない公園ほど寂しく、人のいない公園ほど落ち着く。心地よい切なさのような、なんとも言えない気分になる。 &n
JUGEMテーマ:詩川鵜が石の上で翼を広げ 陽に当てて乾かしている 白サギが抜き足差し足で 首を伸ばして獲物を探っている 川を挟んだ縄張りの境目で トンビとカラスが喧嘩をしている
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JUGEMテーマ:詩生臭いにおいが漂う 血の匂い 死の臭い そんなものがどこからか漂う 周りを見渡しても 血も無ければ死骸もない いるのは自分だけ 体に異常はない ならば
JUGEMテーマ:詩地べたを這う虫 空を飛ぶ虫 泳ぐ虫に 潜る虫に 巣を作る虫 木登りをする虫もいる 至る所にいて 至れり尽くせりの技能をもっていて どこにでもいるのが当
JUGEMテーマ:詩変わらないものはない そう知っていても 変わっていくことを恐れ いつまでもこのままならと 心のどこかで変わることを拒否し 進まない時間の中を生きている 進化論の
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩幼い頃のヒーローは 大人になってもヒーローで有り続ける 時代を経ようと 彼らへの憧れ 彼らへの羨望は変わらない 空想のヒーローではない現実のヒーローは 時間と共に肉体が衰
JUGEMテーマ:詩重い足が立ち止まって 沈みかける太陽を見る ほんの少し眺めるつもりが しばらく足が止まってしまう 元気が無いから 疲れているから いつもより美しく見えてしまう&
JUGEMテーマ:詩石垣の隙間からトカゲが顔を出す 大きなアリが餌を求めて徘徊し シャクトリムシがせっせと石を上り コクワガタがトタトタと木の根を歩いている 頭上から来る重低音に身を屈めると
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩蛇口から流れる水には排水口がある 降った雨は川から海へ流れる 落雷は地面へ逃げ 熱は宙へと消えていく 溜まれば溢れ 溢れれば流れ出す場所がある 唯一 感情だけが決まった排
JUGEMテーマ:詩幽霊は暗闇に生まれ 妖怪は不可解から生まれ ネッシーやツチノコは好奇心から生まれる ビルや街灯が夜を照らし 学問の進歩が不可解を解き明かし どんどんスピーディーになってい
JUGEMテーマ:詩タンポポの綿毛が絡まって 草の上に連なっている 重くなった綿毛は風に乗らず ライバルが密集した場所で 花を咲かせようと競い合う たくさんのタンポポが咲く場所は
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩曲がり角のミラーに歪んだ車が写る 遠ざかっているのか 近づいているのか それとも停まっているのか 一瞬では判断がつかない 角で覗き込むと 空き地に放置された廃車
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JUGEMテーマ:詩弾丸のような雨が屋根を叩く 雨音以外が聴こえなくなり 干していた枕もずぶ濡れになる 窓際の床も濡れ 自分も濡れながら窓を閉める 雨はものの数分で去ってしまった
JUGEMテーマ:詩線香の香りが流れる 木魚と鐘の音が響き 読経の声が伸びる 墓石の花は出迎えの印 遠くで安住している人たちが 夏のひと時だけ里帰りをする
JUGEMテーマ:詩顔を洗っていると 今年初めてのミンミンという声が聴こえた クマゼミ アブラゼミ ツクツクホーシ そしてヒグラシ 色んなセミがいる中で そういえばまだミンミンゼミの声を聴い
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩足の横に尖った岩 剣山のように連なって 崖下は木々に遮られて見えない 道は細い 柵もない 奥にある滝の音が響き 目的地が近いことを知る 足を滑らせないように&n
JUGEMテーマ:詩湿気が熱を離さないから 夜になっても暑さが続く ただセミの声は減った 代わりに涼やかな音色が増えて 街灯の下をコオロギが走っていく そこで鳴いても仲間はいない
JUGEMテーマ:詩遠くから響く炸裂音 光は見えないが 音だけは響く 助手席の犬が顔を上げ 空を見て尻尾を下げる 毎年怖がるので 今年はその時間だけ車に乗せて 遠くへ散歩
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩赤い空に焼かれる 橋も川も 空自身も 太陽はもういない 光だけが置き去りにされて 全て赤く焼いていく 怒っているのか 安らいでいるのか 消えた太陽しか
JUGEMテーマ:詩要塞みたいな雲が 南の空を陣取って 何時間もゴロゴロと唸っている あまりに巨大だから 雷が外まで出られずに 内側から雲を光らせる 切れかかった大きな電球が浮かん
JUGEMテーマ:写真 穏やかな海に船が浮かぶ。とろけるような陽射しに凝り固まった心が溶かされる。
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩二匹のセミの幼虫 一匹は高い木の上へ もう一匹は落っこちたのか 地面でひっくり返っていた 幹に捕まらせると 健気にせっせと登っていく 何年も土の中で待ったんだ&
JUGEMテーマ:詩なにがなんでも ここから動きたくない 足を踏ん張り 首の肉に顔がめり込もうとも ここから動く気はない 目に強い意志が宿る だけどポケットに手を入れ お
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩巻いたコードが絡まって 解いているうちに汗が出る 扇風機は涼む為にあるのに 風はもらえずに汗だけが溢れる 幸い外は風が吹いている 窓へ避難して涼を取る 仕舞う時
JUGEMテーマ:詩財布に入っていた紙切れ 三枚集めればガラガラを回せる いきつけの店でもらった抽選券 期限はまだある あと二枚集めれば 白玉でも割引券はもらえる 貧乏性が顔を出し
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JUGEMテーマ:詩迷うことは誰でもある 迷ったままでいることもある 出口を見つけられるなんて そうそうあることじゃないから 迷いを抜け出せずに また新たしい迷路に立たされる 何十
JUGEMテーマ:詩月と星のない夜 幻想を捨てて空想を抱く 車の窓から見える雨のフェンス 見ているつもりが見られている もうひとり 向こう側に自分が立っている
JUGEMテーマ:詩着飾るほど現実から遠ざかり しかし素を貫くには勇気がいる 剥き出しは怖い いつ人に指をさされるかと思うと 自然体も不安に変わる どうか誰にも会いませんように
JUGEMテーマ:詩風に煽られて傘が曲がる 雨が直撃して 服が肌に張り付いて サンダルに泥が溜まる それでもいい 暑さがマシになるというだけで 全て許せてしまう
JUGEMテーマ:詩歪んだ時間が正されていく 夜 星を見ている時だけ 新しい朝を迎えれば また時間が歪み始める 夢が記憶を整理するのは本当だろうか どうも信じられない 寝起きほどこ
JUGEMテーマ:写真 水平線の向こうに夢を見る。曲がり角の向こうに不安を覚える。届かない場所には希望を。届く場所には憂いを。そこに何を感じる?距離が決める。
今日はお休みです。
日向では焼かれてしまうけど、木陰に入れば風が涼しい。セミの声が方向感覚を削る。 生き物は水辺へ、木
JUGEMテーマ:詩曇っていてもコンクリートは熱い 裸足に通る 地面が吸収した光のエネルギー もう少し涼しくなってから スクワットをすればよかった 干物になったミミズを アリの群れが運んでい
JUGEMテーマ:詩探していた懐かしい曲 好きだった番組に使われていた イントロで一気に当時が蘇る 同時に細かいメロディが記憶と食い違って 新しい曲に出会った気分にもなる 時間を忘れ しばら
JUGEMテーマ:詩暑さに溶けて 頭が働かない 気力も削がれ 体もダルい アイスもすぐに液体になる 子供の頃 夏は窓を開けて扇風機で充分だった 大人になった夏 全てがサウナになって
JUGEMテーマ:詩古い家屋に風が駆け抜ける 裏庭からはニワトリの声が響き 朽ちた物入れが緑に覆われて 軒下に吊るしたタマネギが数珠のように見える 田んぼが青い 畑も青い 山合いの川は冷たく
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩新しい希望が芽吹く時 大事にしていたかつての希望は枯れていく もう二度と感動もなく 喜びもなく 懐かしさだけがそこにある 人 夢 場所 離別する時はいつかやって
JUGEMテーマ:カメラJUGEMテーマ:写真この前久しぶりにカメラ屋さんへ行きました。デジカメは進化が速く、しばらく見ない間に一段とグレードアップしていました。しかし同時にあまり変わっていない印象も受けました。性能は格段に上がっているんだ
JUGEMテーマ:写真 どこにいても暑い。日差しがジリジリと。空気を伝わって蝕んでくる。 そんな夏だ
JUGEMテーマ:自作小説川の龍と霧の龍は空へ旅立った。恐ろしい禍神はもういない。おかげで黒い大木も消えて一安心だけど、代わりに今は氷の木が立っている。かつて楽園だったこの場所にポツンと。四方八方に枝を伸ばし、美しい花を見せつけている。だけ
JUGEMテーマ:詩知らない人ほど雄弁で 知っている人ほど沈黙する 知らない人ほど不尊で 知っている人ほど謙虚になる 戦えば前者が勝つ 時間が過ぎれば後者が正しかったと判定が覆る
JUGEMテーマ:自作小説「コマチ!コマチ!」誰かが私を呼んでる。ペチペチ頬を叩いてる。「しっかりしろ!目を開けろ!」暗闇の中に光が差し込む。眩しさに目を細めていると、ぼんやりと誰かの顔が見えてきた。「サクラ君・・・・?」「気づいたか!」「
JUGEMテーマ:イラスト トワノサクラ 禊 眠り龍 大きな桜
JUGEMテーマ:自作小説見渡す限り氷の景色を歩く。流氷と吹雪と寒空に覆われて、全てがホワイトグレーに染まっている。私は白い息で手を暖めた。「寒い・・・・。」尻尾だけタヌキに化けてモフモフに膨らませる。それをグルっと身体に巻きつけると楽にな