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  • ベルリンの壁崩壊はいつだったか(2)

    ロシアのウクライナ侵攻後、しきりに「台湾有事」が話題になっているが、このテーマは、世界で起きていること(市民が抱えている問題)とアメリカの世界戦略の「違い(ずれ)」を明らかにしている。ベルリンの壁崩壊後、世界で起きたことは「民族の自立/文化の多様性」への動きである。「ソ連」という「頭で作り上げた国家」が拘束力をなくした後(理念をなくした後)、「国家」から解放された市民(民族)が本来の「国」を意識し、動き始めたのだ。「東欧」での様々な国の「独立」は「ソ連」という「国家意識」の解体と同時に起きたのだ。「ワルシャワ条約機構」とは「ソ連という国家意識の延長(拡大)」だったのである。「民族/文化の自立」を中国に当てはめると。「台湾」ではなく、たとえば「新疆ウイグル自治区」こそが「焦点」である。少数民族に対する弾圧が...ベルリンの壁崩壊はいつだったか(2)

  • ベルリンの壁崩壊はいつだったか

    ベルリンの壁崩壊はいつだったかベルリンの壁崩壊は、いつだったか。1989年11月9日。これを思い出せる人はだんだん少なくなってきている。というか。それを知らない人が増えてきている。もう30年以上前になるからだ。テレビでちらりと見た、という記憶は30代後半の人にはあるかもしれない。しかし、このとき起きたことを「衝撃」として受け止めた記憶を持っている人は40代後半からだろう。つまり、「世界地図」を頭に描き、そこに政治を重ねることができる(世界政治の意識を持つことができる)年代を「高校卒業=18歳」と仮定すると、ベルリンの壁崩壊をしっかり把握しているのは、いまの50歳くらいからなのである。そして、その2年後、1991年末にソ連が崩壊した。新しい国が次々に「独立した」。「ソ連」というのは「概念/理念」であり、「概...ベルリンの壁崩壊はいつだったか

  • 谷川俊太郎、秋亜綺羅、杉本真維子、谷内修三「鉄腕アトムのラララ」(3)

    谷川俊太郎、秋亜綺羅、杉本真維子、谷内修三「鉄腕アトムのラララ」(3)(2022年05月29日、日本の詩祭座談会)「ことばの肉体」についての補足(その3/あるいは「調べ」について)。音楽が話題になったとき、谷川は「調べ」ということばをつかった。この「調べ」とは、どういうものか。「調べ」ということばに対して、私の「ことばの肉体」は、どう反応できるか。私はきのう「調べ」は「和音」であると「誤読」して、私の感想を書いた。この「誤読」を引き起こす「私のことばの肉体」というものを、少していねいに語りなおそう。音楽の「調べ」ということばを聞いて、私は「旋律」を思い出した。しかし、谷川は「旋律」あるいは「メロディー」とは言わずに「調べ」と言った。似たことばに「響き」ということばがある。「調べ」と「響き」はどう違うか。「響き」...谷川俊太郎、秋亜綺羅、杉本真維子、谷内修三「鉄腕アトムのラララ」(3)

  • 谷川俊太郎、秋亜綺羅、杉本真維子、谷内修三「鉄腕アトムのラララ」(2)

    谷川俊太郎、秋亜綺羅、杉本真維子、谷内修三「鉄腕アトムのラララ」(2)(2022年05月29日、日本の詩祭座談会)「ことばの肉体」についての補足。秋亜綺羅は、私の詩の読み方は、作者に寄り添いすぎている、というようなことを言った。でも、「ことばを読む」というのは「ことばの肉体を読む」ということ。どうしたって、深入りする。ある意味で、セックスになると書くと、書きすぎだから、ここはちょっと控えておいて、きのうのつづき。「肉体」の場合。たとえば、道でだれかがうずくまっている。腹を抱えてうずくまって、うめいていれば「腹が痛いんだ」と思う。座り込んで(あぐらをかいて)左手を抱えてうめいていれば、転んで左手を骨折でもしたんだろうか、と思う。片足で立って(右足を地面につけないようにして)、うめいていれば、右足をどうかしたんだろ...谷川俊太郎、秋亜綺羅、杉本真維子、谷内修三「鉄腕アトムのラララ」(2)

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