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  • 日中友好会館のビャンビャン麺

    『長安・夜の宴~唐王朝の衣食住展~』を見に行ったので、1階の『中国茶芸苑馥(ふく)』でランチをいただいた。6~7種類あるランチメニューの中から「本場シェフ店内手作り!ビャンビャン麺」を注文。辛さが選べないので大丈夫かな?と心配したが、日本人の口に合う優しい辛さだった。麺はあつつのモチモチ。ただし、のんびり食べていると冷めてしまうので、急ぎめに食べたほうが美味い。スープ、サラダ、ミニデザート(杏仁豆腐)つきで1400円。ここは、本当はお茶とお茶菓子のお店らしいので、次はティータイムに来てみたい。日中友好会館のビャンビャン麺

  • 長安人の衣食住/長安・夜の宴展(日中友好会館)

    〇日中友好会館美術館2024年特別企画『長安・夜の宴~唐王朝の衣食住展~』(2024年10月11日~12月1日)前稿で記念講演と映画の話を書いたので、あらためて展示内容について。中国・唐王朝の衣食住、および娯楽文化を中心に、当時の服装やアクセサリー、食器や茶道具、書画や楽器など、古代遺物と複製品約130点を展示・紹介する(無料)。複製品が主であることは、事前に聞いていたので特に問題はなかった。衣類とかアクセサリーは、なかなかよくできたものもあった。繭山龍泉堂さん所蔵の古美術品もいくつか出ていた。これは、唐(7世紀)の黄釉加彩婦女騎馬像。加彩から三彩に移行する過渡期につくられたとのこと。唐代のファッションを再現した舞踊・古楽演奏のビデオも楽しかった。唐代と一口に言っても(300年もあるので)時代によって変化...長安人の衣食住/長安・夜の宴展(日中友好会館)

  • 長安・夜の宴展(日中友好会館)で講演と映画『長安三万里』

    〇日中友好会館美術館2024年特別企画『長安・夜の宴~唐王朝の衣食住展~』(2024年10月11日~12月1日)日曜日は、日中友好会館で1日遊んできた。午前中は、妹尾達彦先生による講演「あなたの知らない都の日常」を聴講。講演タイトルから、具体的な生活のディティールの話になるのかと思ったら、その前段として、唐王朝(8世紀)長安の空間的・時間的な位置づけの詳しい解説があって、とても面白かった。前近代における重要な思想家は北緯30~40度の帯に輩出している。この北側は遊牧地帯、南側は農耕地帯で、北緯30~40度は両者の境界領域に当たる。4~7世紀の混乱を経て、ユーラシアには東西南北の幹線の交差点となる都市がいくつか形成され、このかたちが16世紀くらいまで維持される。長安は、左右対称の都市の頂点に男性の皇帝が座る...長安・夜の宴展(日中友好会館)で講演と映画『長安三万里』

  • さよーならまたいつか!/連続テレビ小説「虎に翼」展(明治大学博物館)

    〇明治大学博物館『連続テレビ小説「虎に翼」展』(NHK財団主催)+『女性法曹養成機関のパイオニア-明治大学法学部と女子部-』(大学史資料センター主催)(2024年3月25日~10月28日)2024年度前期の朝ドラ『虎に翼』は法曹の世界を舞台にしたドラマで、とても面白かった。主人公のモデルになった三淵嘉子さんの母校・明治大学では、この週末まで関連展示が行われていたので最後に見てきた。展示室入口では、主題歌『さよーならまたいつか!』のロングバージョンと主演の伊藤沙莉さんのインタビュー映像が流れていて、みんなディスプレィの前で自然と足が止まってしまう。この主題歌とタイトルバック、私も大好きである。展示室内には、ドラマで使われた衣装や小道具など。これは、よねさんと寅子の衣裳。寅子のワンピースは、娘の優未にも受け継...さよーならまたいつか!/連続テレビ小説「虎に翼」展(明治大学博物館)

  • 多民族世界のラブコメ/中華ドラマ『四方館』

    〇『四方館』全39集(愛奇藝、2024年)東方の大国大雍(架空の王朝)の都・長楽城には、諸国の民が、交易や旅行・移住など、さまざまな理由で訪れていた。彼らの入国を掌るのが四方館。于館主のもと、東院・西院の二つの部署が置かれていた。元莫は定職もなく、父母の遺産で暮らす、酒好きの青年。16年前、父親の元漢景は四方使(外交大使)として焉楽国に赴いた際、政変に巻き込まれ、赤子の公主を助けるために、妻とともに命を落としてしまった。以来、ぼんやりと過ごしてきた元莫だが、ある日、焉楽国から流れ着いた少女・阿術と出会い、一緒に暮らすことになる。大雍の文字を学び、お金を稼いで、長楽城の戸籍を獲得することを夢見る阿術に影響されて、元莫も四方館の西院に出仕。西方の大国・焉楽国の康副使との交渉、宗教集団・紅蓮社の追及、焉楽国に対...多民族世界のラブコメ/中華ドラマ『四方館』

  • 門前仲町グルメ散歩:2024チョコパフェ+江東区民まつり

    先週末、ご近所・門前仲町の深川伊勢屋でおやつタイム。東京の気温は30度を超えていたけれど、さすがにメニューにかき氷がなくなっていたので、久しぶりのチョコパフェにした。またお値段が上がって、800円を超える価格になってしまったけれどやむなし。それから、木場公園で行われている「江東区民まつり中央まつり」を覗きに行った。私は、この手の地域イベントは初めての経験だったが、ものすごく賑わっていてびっくりした。まあ江東区民、地域特性として、お祭り慣れしているのかもしれない。イベント広場では「木場の木遣」を聴くことができた。客席の後方から、歌いながら壇上に向かう集団。いろいろなサビを聴かせてもらったが、国歌「君が代」を木遣ふうに歌うというのが面白かった。なるほど、日本の伝統音楽って、五七五の詞章であれば、たいていのもの...門前仲町グルメ散歩:2024チョコパフェ+江東区民まつり

  • 2024年10月関西旅行:白鶴美術館、中之島香雪美術館

    これは先週日曜日の記録。土曜日に、どうしても見たかった展覧会をクリアできたので、次の候補を訪ねることにした。■白鶴美術館秋季展・開館90周年記念展秋季の部『観古-いにしえをみる』(2024年9月25日~12月8日)1934(昭和9)年5月、白鶴酒造七代嘉納治兵衛(雅号鶴堂・鶴翁、1862‐1951)の寄贈品500点をもとに開館した同館が開催する、開館90周年記念展。白鶴美術館、私の最後の訪問は、いま調べたら、2016年の秋季展『大唐王朝展』のようだ。ネットで調べるとJR神戸線の住吉駅からバスがあるという。実際に住吉駅に下りたら、そうだ、駅前じゃなくて、少し離れた大通りからバスが出るんだった、という記憶がよみがえった。1階展示室は日本の美術品多めで、古墳時代の銅製の鈴(三環鈴、四環鈴)、大きな勾玉、法隆寺伝...2024年10月関西旅行:白鶴美術館、中之島香雪美術館

  • 2024年10月関西旅行:大津市歴博、福田美術館ほか

    これは先週土曜日の記録。朝イチ、続々と天孫神社前に向かう大津祭の曳山を後にして、大津市歴博に向かった。■大津市歴史博物館第96回企画展『石山寺-密教と観音の聖地-』(2024年10月12日~11月24日)紫式部が「源氏物語」の着想を得たといわれ、「枕草子」などにも登場する文学の寺として知られる石山寺。近江屈指の古刹・石山寺の歴史と仏教文化を紹介する。1階ホールには大河ドラマ『光る君へ』の大型パネルが飾られ、常設展示室内では、特集展示『源氏物語と大津』(2024年1月10日~2025年2月2日)も開催中。この際、大河ドラマに乗ってしまおうという企画だろう。だが企画展の内容はかなり地味で、第1室の前半はほぼ文書ばかり。それも密教の教義や儀軌に関する固い内容ばかりで「文学」の要素は薄い。後半は仏像・仏画が多数出...2024年10月関西旅行:大津市歴博、福田美術館ほか

  • 2024年10月関西旅行:大津祭2024巡行前

    10月13日(日)の朝、大津祭の曳山は朝9時に天孫神社に集合すると聞いていたので、8時前にホテルをチェックアウトして町に出てみる。まだ人が集まらない曳山もあるが、既にお囃子方が乗り込んで、準備万端の曳山もある。たまたま、源氏山が動き始めるところだったので、天孫神社まで着いて歩いた(今年の一番籤である)。綱の引手は源氏香マークの揃いの半纏。四つ角で90度方向転換する「辻廻し」。祇園祭では巨大な山車もビルの谷間に埋もれてしまうが、まわりが2~3階建ての住宅ばかりなので映える。大津祭の曳山は三輪車スタイルで、かなり力づくで前輪を持ち上げて方向転換させていた。そして、曳山が集合する朝の時間帯は、特に車の流れを止めないのだな。曳山優先で、後ろをゆるゆる着いてくる自動車もいて面白かった。天孫神社へ向かう道で見つけた神...2024年10月関西旅行:大津祭2024巡行前

  • 2024年10月関西旅行:大津祭2024

    彦根から宿泊地の大津へ移動。今年は早くから旅行の計画を立てていたこともあって(どうせカレンダーどおりの連休しか休めないだろうと思って)大津祭宵宮の土曜日に、大津のビジネスホテルを取ることができたのである。JR大津駅に下りると、駅前に大津銘菓や記念品を売るテントが出ていて、意外にも賑やかだった。私はフレンドマート(平和堂)でお寿司とビールを購入してホテルへ。部屋で簡単に食事を済ませて、そろそろ暗くなったところで町へ出ていく。ホテルから一番近かった石橋山。ここのお囃子は比較的ゆったりしたリズムで典雅な趣き。笛の音が耳に残る。大津祭は「聞く」お祭りなのである。その先、孔明祈水山はもう少しリズムが早く、鉦と太鼓が華やか。口で「ぴーひゃら、ぴーひゃら」と合いの手を入れるのが面白かった(他の山でも聞いた)。西宮蛭子山...2024年10月関西旅行:大津祭2024

  • 2024年10月関西旅行:竹生島宝厳寺ご開帳

    先週は職場のイベントやあれやこれやで多忙を極めた。私的な時間が全く取れなかったわけではないのだが、ブログを書く気力が残っていなかった。そんな状態だったが、三連休はかねてからの計画によって、関西方面で遊んできた。今回の最大の目的は、開創千三百年記念・竹生島宝厳寺観音堂本尊秘仏御開扉(2024年10月12日~10月21日)である。実は、5月には辯才天堂の本尊秘仏大弁才天の御開扉(2024年5月18日~27日)があったのだが、行き逃してしまった。今月は観音堂本尊・千手観世音菩薩の御開扉である。私は2009年に西国三十三所の特別御開扉があったときに拝観しており、好きな観音さまなのでお会いしたかったのだ。1週間前くらいに計画を固めて、長浜から観光船に乗ろうと思ったら、希望の便が全て埋まっていて慌てた。彦根発のオーミ...2024年10月関西旅行:竹生島宝厳寺ご開帳

  • 2024都会のヒガンバナ

    今年も近所の小学校のまわりにヒガンバナが咲いた。東京近郊では9月中旬~下旬が見ごろの花だと思っていたので、10月に花を見るのは、少し遅い気がする。真夏のような猛暑がいつまでも続いていたので、そのしわ寄せを受けているのかもしれない。これは門前仲町駅そばの植え込みで見たもの。日本のヒガンバナは種を作らず、分球で増えるらしいのだが、誰かが植えたのだろうか?10月に入って、かなり仕事が立て込み気味だが、10月も11月も関西旅行の予定を入れているので、それを糧に頑張りたい。2024都会のヒガンバナ

  • 紫式部日記も特別公開/一生に一度は観たい古写経(五島美術館)

    〇五島美術館館蔵・秋の優品展『一生に一度は観たい古写経』(2024年9月3日~10月14日)今期は『紫式部日記絵巻』の特別展示(10月5日~14日)を待っていたので、今日、ようやく行ってきた。展示室1がかなり混んでいたので、順番を変えて、展示室2から見ることにした。おそらく『紫式部日記絵巻』は展示室2に出ているのだろう、と思っていたのだが、予想は外れた。展示室2は、大東急記念文庫創立75周年記念特集展示・第2部「絵巻・絵本」と題して19件を展示する(ちなみに同特集展示・第1部「古文書・古記録」は、今年5月11日~6月16日に行われた。このときはメインの展示が近代日本画だったので見逃してしまった)。大東急記念文庫、漢籍や国書の稀覯本のイメージが強かったのだが、実は近世文学・江戸資料に優れているのだな。それに...紫式部日記も特別公開/一生に一度は観たい古写経(五島美術館)

  • 百合はどこから/夏と秋の美学(根津美術館)

    〇根津美術館企画展『夏と秋の美学-鈴木其一と伊年印の優品とともに』(2024年9月14日~10月20日)江戸琳派の異才・鈴木其一と、琳派の祖である俵屋宗達に始まる工房の優品を中心に据え、美術作品によって初夏から晩秋まで移ろう季節の情趣を楽しみながら、そこにうかがわれる美意識の諸相に迫る。展示室に入ると「夏の訪れ」→「真夏の情趣」→「夏から秋へ」→「涼秋の候」と、季節の移ろいを意識して作品が並べられていることが分かる。しかし連日の猛暑に苦しめられたこの夏を思うと、冷泉為恭が『時鳥図』や『納涼図』に描いたように、衣をしどけなく着崩したり、釣殿で水面を渡る風に吹かれたりする程度で、夏がしのげた時代は、もはや別世界に思われる。本展の見どころの1つとなっているのは鈴木其一筆『夏秋渓流図屏風』。江戸絵画らしからぬ、迷...百合はどこから/夏と秋の美学(根津美術館)

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