苗場山麓ジオパークのお勉強その12中津川下流。大割野面の秋成本村から石坂橋~石坂トンネルを経て、米原面の沖ノ原台地へ上がる道。(段丘上に並ぶのが段丘桜。段丘の左端が苗場熔岩流末端崖)この辺りでは、中津川は流れが緩やかになり、蛇行しつつ川幅を広げる(側方浸食・横刻)。川原全体が氾濫原。何万年かして、地震や、新潟県を東西に圧縮する力などの原因で地盤が隆起すると、水の位置エネルギーが増えるため、地面を真下に向かって掘りこんでいく(下方浸食・下刻)。そして、現在の川原は新たな段丘面となり、知的生命体が生存していれば、ホニャニャラ面という名前を付与するんだろう。このようにしてできる河岸段丘を浸食段丘という。(ただし、現在のこの辺りの標高は300m前後。水が位置エネルギーを失うのは、海面と同じ高さ(浸食基準面)になっ...何万年後かに、新たな段丘面が。