スギホールディングス(7649)は持株会社傘下に業界大手の「スギ薬局」。東海が最大地盤。24年9月に調剤大手のI&Hを買収。■業績・参考指標I&Hは調剤事業を中心とした総合ヘルスケア企業です。2024年9月にM&Aにより子会社化しています。この子会社化により376店舗を取得し、さらに130店舗の新規出店等を実施しています。業績推移を見ると売上高の伸びは大きいですね。一方で利益成長は今年度から次年度は大きく伸長する計画ですが、...
2024年8月末のポートフォリオ 記録にも記憶にも残る月に &大量に仕込んでみた②
2024年8月末のポートフォリオを紹介します。今月末の日経平均株価 : 38,647.75円月間で454円07銭(1.2%)安となりました。5日に前営業日比4,451円安と過去最大の下げ幅を記録しました。また月間の値幅は7,189円とこれまでで最も大きくなりました。私のポートフォリオ(カビュウ登録分)は月初来損益で-2.4%、年初来損益で+5.0%となりました。下のグラフを見ると上旬の値動きの激しさから一転、中旬から下旬は大人しい値動きで...
ハピネット(7552)は玩具卸で圧倒的。ゲームやDVDソフト卸有力。筐体卸、映像制作も。バンダイナムコグループ。■業績・参考指標業績は好調に推移しています。一方で進行期の期初業績予想は減収減益でした。物流センター新設による減価償却費の増加があるとしても保守的な内容です。その証左として8/8には2Qの業績予想を上方修正しています。営業利益は+57.9%と大幅増加。トレーディングカードが好調に推移したこと等が要因です。...
たけびし(7510)は三菱電機系の技術商社。三菱以外も6割超。FA機器主力に半導体、電子デバイス、医療機器も。■業績・参考指標2024年3月期の実績は以下の通りです。売上高1,000億円突破、人件費・諸経費の増加により営業利益は前年比減粗利は拡大も、在庫の償却・評価損や人的資本・ビジネス拡大への投資が増加しました。次期の業績も販管費増により増収減益を見込んでいます。中期経営計画は「T-Link1369」。おそらく連結売上1,30...
ノジマ(7419)は神奈川地盤の家電量販。17年ニフティ買収。23年コネクシオ買収でドコモショップ運営首位に。■業績・参考指標当社は色々なビジネスを展開しています。メインはデジタル家電専門店で利益面では最大の稼ぎ頭です。売上高でいうとキャリアショップの方が大きいです。インターネットは上記2セグメントと比べると売上高は一桁違いますが、利益額はそれなりにあります。利益率が高いですね(それでも当期は前期比減益)。...
2024年6月に千葉県船橋市にふるさと納税を実施しています。千葉県船橋市のふるさと納税概要HPはこちら申込方法 : JRE MALL私は16,000円の寄付を行い、「ヱビスビール・350ml×1ケース(24缶)」を選択しました。ビールをふるさと納税で調達するのは毎年のことですが、申込した後にちょっとした問題が…健康診断の結果、γ-GTPの数値が異常値になっています。という訳でお酒はかなり控えめにせざるを得ない状況です。全部飲めるかな( ̄^...
はるやまホールディングス(7416)は紳士服専門チェーン業界4位。西日本地盤。郊外型「はるやま」、都市型「P・S・FA」展開。■業績・参考指標2024年3月期は前期まで取り組んだ店舗統廃合の影響で減収増益となっています。店舗統合により固定費の削減や商品・固定資産が減少、借入金返済も進みました。過度な統廃合はマイナス影響も大きいですが、適切なサイズにするのは有用ですね。「ほっと一息ステーション」というサービスを展...
プロクレアホールディングス 合併を控え、統合関連費用が大幅に増加
プロクレアホールディングス(7384)は青森県地盤の地銀グループ。青森銀行とみちのく銀行が経営統合し発足。25年1月両行合併予定。■業績・参考指標2023年度の経常利益は資金利益の減少などから10億円減益となりました。また当期利益は経営統合に伴い発生した負ののれん発生益の剥落等により大幅減益です。(前期が特殊要因)2024年度は合併を控え、統合関連費用が大幅に増加する見込みです。2022年度は主に店舗統廃合で29億円、20...
ネットプロテクションズホールディングス(7383)は後払い決済(BNPL)の先駆。美容・アパレルに強み。企業間決済も展開。台湾など海外育成。■業績・参考指標2024年3月期は全社GMV2桁成長・営業損益は2.5億円の上振れとなりました。各ビジネスの規模・成長性は以下の通りです。BtoC atone 累計GMV 270億円(+28.0%)BtoC NP後払い他 累計GMV 3,515億円(+3.1%)BtoB NP掛け払い 累計GMV 1,873億円(+36.8%)BtoB NP掛け...
ひろぎんホールディングス PBRの向上に向けて、RORAの改善、財務レバレッジコントロール、非財務戦略への取組みを強化
ひろぎんホールディングス(7337)は地銀上位の広島銀行が中核。預金シェア4割弱、貸出金3割半ば。■業績・参考指標2024年3月期の当期利益は前年比+151億円増益、公表比+1億円でした。連結粗利益や株式等関係損益の良化によります。PBR1.0倍に向けた方程式が興味深かったです。ROE 5.4%→7.5%RORA 0.7%→約1% 強みを生かしたビジネス展開と構造改革を進める業務領域財務レバレッジ 7.4倍→約8倍PER 12.1倍→約13倍なぜか当社株...
TBK(7277)はトラック、バス用ブレーキで首位。ポンプ類、エンジン部品、建機向けも。タイ、中国などで製販。■業績・参考指標2024年3月期は増収増益、各段階利益は黒転となりました。日本と中国の改善が貢献しました。中国はまだ営業損失ですが。一方、次期の業績は減収微増益としています。日本は駆け込み需要の終息などによる減産、中国も需要停滞が継続する見通しです。現在進行中の第15次中計期間内は配当性向の目安を30%か...
ホンダ(7267)は4輪世界7位で北米が収益源。2輪は世界首位。環境対応を強化。40年までに脱エンジン目標。■業績・参考指標2024年3月期の営業利益は+6,012億円の1兆3,819億円でした。四輪販売台数の増加に加え、機種収益の改善などが奏功しました。トヨタには大分見劣りするものの、これでも凄いですよね~しかしこれでもPBRは大きく1倍割れの状況です。自己株式取得による資本効率の改善+営業利益率の上昇で改善を図ります。あとは...
トヨタ自動車(7203)は4輪世界首位。国内シェア3割超。傘下に日野、ダイハツ。SUBARU、マツダ、スズキと提携。■業績・参考指標2024年3月期の連結販売台数は+7.0%でした。営業利益は驚異の5.3兆円!うち為替影響が+0.7兆円、営業面の努力が+2兆円となっています。利益の変動要因を兆円単位で書くことになろうとは…普段の計数管理はどの程度の水準でやっているのでしょうか?100億円単位かな?長期保有の株主に報いるため安定的・...
全国保証(7164)は住宅ローン保証の最大手。独立系。M&Aに積極的。事業領域拡大目指しベンチャー投資も。■業績・参考指標2024年3月期は営業収益が計画を下回り、営業利益は減益。事業債やRMBS等の取得などにより営業外収益が増加し、経常利益は横ばいでした。2025年3月期は同業他社の保証会社M&A等により増収増益を見込みます。新規住宅ローン市場における目標シェアをKPIとしています。当社シェアは1.7兆円/8.9%、2025年3月期は...
一家ホールディングス(7127)は首都圏で居酒屋「博多劇場」など展開。接客重視。ブライダル事業も。■業績・参考指標2024年3月期は前期比で増収、最終利益は減損の影響で若干の減益でした。対通期予想では売上高、利益ともに未達となりました。ちょっと勢いは落ち着いてきたなという印象です。2025年3月期の1Qも増収ですが、飲食事業の既存店売上高は+0.8%とほぼ横ばいです。今後は4店舗の新規出店が決まっています。こだわりもん...
ソフィアホールディングス(6942)は調剤薬局、インターネット事業主力。通信事業縮小、第3の柱模索。ローカル5G関連事業育成。■業績・参考指標キルフェボン砲ですっかり有名になった当社株式を3月の権利確定後に購入しています。3月の上旬には既に株価が下落傾向で、権利落ちで更に株価は下落しました。この水準であれば興味半分、怖さ半分で参戦しても良いかなと思いました(ブログネタ的にも)。その後も株価は下落局面が多いで...
原田工業(6904)は自動車用アンテナ専業メーカーで国内首位。世界各国に拠点構え国内外自動車各社と取引。■業績・参考指標2024年5月に617円で売却しています。購入が1,128円ということで、配当・優待の受領を考慮してもマイナスの投資となりました。今回の投資では反省すべき点があるため、経過を振り返ります。2023/08/17 前回のブログ記事にて市場区分と優待の改悪可能性について言及2023/09/08 プライム市場不適合によりスタ...
コマツ(6301)は建設機械で世界2位。アジアでも幅広く展開。IT活用強み。基幹部品は日本、組み立て現地化。■業績・参考指標2024年3月期は増収増益。営業利益率は+1.9ポイント上昇して15.7%でした。ROEは14.1%、ネットD/Eレシオは0.26、連結配当性向は40.1%と申し分ありません。もう少しレバレッジを効かせても良いかなとは思いますが。ただし景気敏感株であることは間違いないです。8月の乱高下でも大きく影響を受けており、株...
オイレス工業(6282)は無給油軸受け(オイレスベアリング)で国内トップ。保有特許多い。免震・制震装置でも高シェア。■業績・参考指標2024年3月期の売上高、いずれの利益ともに過去最高を達成しました。主に構造機器(免制震)で大型プロジェクト向け製品等の完工等があり、利益を押し上げています。ま、来年の減益要因となっている訳ですが…過去5年の当社のROE平均値は6%程度とエクイティ・スプレッドがマイナスの状態です。...
RIZAPグループ 特別優待券は利用、優待ポイントは利用せず
RIZAPグループ(2928)は減量ジムやゴルフ指導の「ライザップ」展開。小売り事業も。廉価ジム「チョコザップ」を育成中。■業績・参考指標私なりの評価を簡単にまとめました。×業績推移は毎年非継続事業の関係で数値が変更になり連続性がない×「chocoZAP」で景品表示法違反(優良誤認、ステマ)○SOMPOホールディングス社との資本業務提携△ChocoZAPの収益化、成長持続ChocoZAPは短期的に黒字化することはできそうですが、それを継続...
フリュー(6238)はプリントシール機シェア9割、消耗品シール販売やアプリ有料会員事業で稼ぐ。ゲームも展開。■業績・参考指標2024年3月期は世界観ビジネスが牽引し、増収増益でした。通期で過去最高の売上高を達成しています。売上高が最も大きいのが世界観ビジネス。一方で利益額、利益率ではガールズトレンドビジネスが重要です。世界観ビジネスは前期は営業損失だったんですよね。クレーンゲーム景品市場の好調とシェア拡大で...
守谷輸送機工業(6226)は荷物用エレベーター大手。ことに大型では国内シェア過半。船舶用エレベーターも手がける。■業績・参考指標直近5年の売上高平均成長率は約10%と順調に伸長しています。経常利益は昨年度資材価格高騰や円安による輸入資材価格上昇の影響を受けました。しかし、今期は値上げ効果などで回復できています。保守売上高も順調に伸びています。これを担保するためのサービス拠点とサポート体制は大きな参入障壁と...
アサンテ(6073)は住宅用シロアリ防除のトップ。東北、関東から関西まで営業網。農協との提携で業容を拡大。■業績・参考指標2024年3月期は4.4億円の減益でした。その他の増減もありますが、主要因は売上高減少△4.4億円となります。売上原価は材料費(約4割)と労務費(約3割)とその他(約3割)。投資CFは固定資産の取得が前年は0.5億円、当年は1.2億円で微々たるものです。という訳で売上が伸びれば利益は付いてくるはずです。RO...
アイ・アールジャパンホールディングス(6035)は独立系。株主判明調査やPA(議決権争奪戦略立案)、FA(敵対的買収対応)で独自モデル構築。■業績・参考指標2024年3月期は減収減益となりました。上期の平時案件の受託減少の影響を受けました。といっても有事対応案件も+0.4億円にとどまっています。今の市場環境を考えるとやはりあの事件が尾を引いていることは明らかです…1Qの業績もイマイチでしたね( ̄^ ̄)ゞポテンシャルはある...
エイチワン(5989)は車体骨格部品のヒラタと本郷が合併し誕生。アンダーボディ骨格品等主体。9割弱がホンダ向け。■業績・参考指標3期連続で当期利益は赤字ですが、FCFは2期連続で黒字を確保できています。これは減損損失を多額に計上しており、非金融資産ということでキャッシュ影響はないことによります。(前期:8,481億円、当期:22,721億円)これを23年3月期~25年3月期(計画)の設備投資と減価償却費という別の視点から見て...
LIXIL(5938)は住宅設備最大手。トステム、INAX等5社が統合。欧米に有力ブランド持つ海外事業テコ入れ。■業績・参考指標2024年3月期は事業利益ベースでも減益でした。国内事業はコスト上昇を価格転嫁によりカバーしましたが、欧米の需要低迷による減収が響きました。次年度は欧米の需要に大きな変化はないものの、構造改革効果で収益の改善を見込みます。CFの状況に目を転じると、営業CFは大幅に改善しました。これは棚卸資産削減...
2024年6月に兵庫県三田市にふるさと納税を実施しています。兵庫県三田市のふるさと納税概要HPはこちら申込方法 : JRE MALL私は13,000円の寄付を行い、「メガネのシャンプーミンティベリーセット ※工場見学ツアー券付」を選択しました。同日にいくつかふるさと納税を実施しましたが、これが最速で到着しました。ふるさと納税で何が欲しいか考えた時に、一番最初に頭に浮かんだのが日用品でした。ただし、シャンプーや洗剤などは株...
神戸製鋼所(5406)は鉄鋼(高炉国内3位)、アルミ・銅、産機・エンジ・建機・電力など複合経営。鉄鋼は自動車比率高い。■業績・参考指標2024年度は増収、経常損益は減益を見込みます。販売数量の増加等による増収があり、コスト増の価格転嫁・価格改善が進む想定です。しかし電力での一過性影響の剥落により減益です。燃料費調整の時期ずれ影響や売電価格に関する一過性の増益影響の剥落などです。アルミパネル事業の再構築に伴う...
日本製鉄(5401)は粗鋼生産量で国内首位、世界4位。12年に住金と合併し発足。技術力に定評。海外を積極拡大。■業績・参考指標決算説明会資料には「未曾有の厳しい経営環境」との記載があります。要因は以下の通りです。・2021年8月以降低位の生産水準が継続している・国内鋼材需要は自動車に回復の動きは見られるが全体としては低迷が継続・円安が継続・海外市況分野スプレッドは原料市況と鋼材市況のデカップリングが鮮明化し過...
ENEOSホールディングス(5020)は17年4月に東燃ゼネラルと経営統合、国内シェア5割の石油元売り首位。銅など非鉄事業兼営。■業績・参考指標2024年3月期のエネルギー在庫影響除き営業利益は大幅に増加しました。タイムラグがプラスに反転したことに加え、実質の白油マージン等が良化しました。ただし、税金費用の影響もあり、安定的なR(Return)の創出とは言えない状況です。そのため在庫影響除きのROEは8%と株主資本コストと同程...
タカラバイオ(4974)は研究用試薬・機器が主力。再生医療等製品や遺伝子解析・検査など受託のCDMO事業に展開。■業績・参考指標2024年3月期の営業利益は前期比△85.4%となりました。これは試薬事業のCOVID関連の売上高が△97.2%になった影響が大きいです。金額にすると349億円の売上が消失しました( ̄^ ̄)ゞ次期の計画ではCOVID関連試薬の売上は計上せず、その他で売上拡大を目指します。基本的には増収で増益を確保する計画です。...
2024年7月末のポートフォリオを紹介します。今月末の日経平均株価 : 39,101.82円月間で481円26銭(1.2%)安となりました。日銀の金融政策決定会合の結果発表を受けて、株価が大きく変動しました。為替も暴れていますね。しばらくは乱高下するのかな?私のポートフォリオ(カビュウ登録分)は月初来損益で+0.2%、年初来損益で+7.8%となりました。中旬に市場と逆相関で耐えたのが奏功しました。最終日は付いていけていませんが…...
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スギホールディングス(7649)は持株会社傘下に業界大手の「スギ薬局」。東海が最大地盤。24年9月に調剤大手のI&Hを買収。■業績・参考指標I&Hは調剤事業を中心とした総合ヘルスケア企業です。2024年9月にM&Aにより子会社化しています。この子会社化により376店舗を取得し、さらに130店舗の新規出店等を実施しています。業績推移を見ると売上高の伸びは大きいですね。一方で利益成長は今年度から次年度は大きく伸長する計画ですが、...
北の達人コーポレーション(2930)は化粧品や健康食品のネット通販。小ジワ対策のヒアルロン酸化粧品や目元クリームが主力商品。■業績・参考指標2025年2月期のエグゼクティブサマリーは以下の通り。・売上高、営業利益は概ね修正業績予想通り・4Qの新規顧客獲得人数は一部商品で改善の兆しが見られ、回復傾向に・FY2025途中から商品ラインナップの拡充に向け、商品企画に注力・2025年7月末までに中計を公表予定次期の業績予想は減...
アークス(9948)は北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーグループ。傘下にスーパー子会社11社。M&A推進。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・売上高は過去最高額を記録も、予算未達で着地・粗利は増収により増加も、価格競争のなか粗利率は-0.2%・販管費は予算内執行も、営業利益・経常利益は前年・予算を下回るという訳で、上記の文章は全て○○も、…という構文になりました。つまり、良いところもあったが...
ウエルシアホールディングス(3141)はドラッグ最大手。イオン子会社。全店舗の約8割に調剤併設。ツルハHDと経営統合協議中。■業績・参考指標ツルハとウエルシアの経営統合の概要は以下の通りです。①2025年5月頃イオンによるツルハHD株式の追加取得持分比率19.7%→26.8%②2025年12月ツルハHD・ウエルシアHDによる株式交換効力発生③2025年12月上旬~2026年1月(予定)イオンによるツルハHDへのTOBイオンのツルハに対する持分比率:5...
ドトール・日レスHD(3087)は傘下にFC主体の喫茶ドトール、「星乃珈琲店」展開する日レスなど。コーヒー類の卸売りも。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・顧客単価の上昇を伴い増収、既存店の回復も顕著・原価上昇も、直営店舗の売上構成比が増加したことにより、粗利率は上昇・管理コストの上昇は継続も、増収の範囲内で推移会社別で見ると、日本レストランシステムの増益が目立ちます(+50.9%)。次期も増...
アークランズ(9842)は新潟地盤のHC「ムサシ」が中核、20年にLIXILビバ買収で業界5位に。傘下に外食子会社。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・住関連は増収、微減益・外食事業は増収増益・投資有価証券売却益により当期利益は増加住関連の売上高増はフレッシュハウスの子会社化及び新店が寄与しました。外食事業ではからやまの好調が継続しています。次期の業績予想は増収、経常利益は減益。住関連は大型のホ...
ジュンテンドー(9835)は中国地方トップシェアのホームセンター。園芸農業・資材工具を強化。書店も展開。利益上期偏重。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・気候変動による季節商品への影響や物価上昇での節約意識の高まりによる買い控え等により減益・粗利の増加と経費の抑制により営業利益は増加・特別利益の減少と特別損失の増加により、当期純利益は減益コロナ禍の特需が終わってからは、ほぼ右肩下がりの...
オンワードホールディングス(8016)はアパレル大手。百貨店、SC向けに展開。「23区」「J.プレス」など、中高価格帯ブランド軸。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・売上高はブランド事業が好調に推移し増収・旧年品在庫高の調整により粗利率は低下、店舗運営効率化により販管費率は低下・営業利益は減益も、繰延税金資産の計上等により親会社利益は増益、計画達成昨年10月から新規連結対象となったウィゴー事...
ハイデイ日高(7611)は中華料理とつまみの「中華食堂日高屋」主力。首都圏の駅前・繁華街立地で展開。直営出店主義。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・5月、12月の価格改定後も来店数が堅調に推移し、増収・原材料高騰(米、キャベツ等)、人件費の増加等を増収で吸収し、増益次期の業績は値上げ効果が一巡してきますが、一定の効果は見込めます。原価率は前期並みとし、増益を目指します。“Hiday Challenge”...
ワールド(3612)は総合アパレル大手。SCから百貨店まで展開。「アンタイトル」他ブランド多数。18年再上場。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・対計画では、売上収益と粗利率は未達も、経費コントロールでコア営業利益は達成・営業利益以下はMCファッション買収に伴う負ののれん益が支えに・アパレルブランドの一部はMD課題を残すも、デジタルとプラットフォーム事業でリカバリ前期は決算期変更に伴う11ヵ月決...
ユナイテッド&コレクティブ(3557)は主力は鶏料理居酒屋「てけてけ」。ハンバーガーチェーンも展開。各店舗内での調理にこだわる。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・期末の店舗数は81店舗(前期比+1)・既存店の業態転換を進め、新業態「もつ焼き酒場てけてけ」を9店舗まで拡大・増収増益、当期利益の黒転を達成もう少し規模拡大しないとダメなレベルですが、新規出店は進んでいません。立地の慎重な選定と...
バロックジャパンリミテッド(3548)は「MOUSSY」など若年女性向け衣料のSPA。店員の接客に強み。中国・米国ほか海外展開も。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・国内事業はEC堅調に推移も、SCブランドの苦戦や不採算整理により減収・販管費コントロールも、粗利減少をカバーしきれず・中国事業における持分法による投資損失24.3億円の影響により当期利益は赤転中国は合弁事業の株式譲渡を実施しています。これ...
セブン&アイ・ホールディングス(3382)は国内流通首位。日米コンビニ核にスーパー、外食、銀行等。23年百貨店売却など選択と集中推進。■業績・参考指標2024年2月期は修正計画を達成しています。前期比では国内外コンビニともに減益です。またSEI不採算店閉店($375M)やラストワンマイル戦略再構築に伴う損失等を計上しています。当社の注目点は今後のコーポレートアクションですね。まずは株主還元を強化します。配当は次期に+1...
DCMホールディングス(3050)はホームセンター業界2位。「DCM」や「ホダカ」、小型店「ニコット」を展開。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・売上高は過去最高、営業利益、経常利益も過去最高を更新・親会社利益は前期の段階取得差益の影響を除いた場合は34億円の増益これはケーヨーとの統合により事業規模が拡大、収益性が向上したことが効いています。販管費も統合による削減効果を含め、計画比2.8%抑えることが...
ハブ(3030)は首都圏中心に英国風パブ「HUB」、ウイスキー主体の「82」を展開。MIXIと資本業務提携。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・年商は5年ぶりの100億円超・既存店前年比は売上・客単価が堅調に推移するも、客数は前年を下回る結果・増収と営業利益の増益、繰延税金資産の計上により当期利益も増益商業施設、駅、空港などに出店を進めています。そのうえで地域に根差したスポーツ・事業等と協業することで...
アダストリア(2685)はSC軸に「グローバルワーク」等カジュアル衣料展開。フォーエバー21も。傘下に外食ゼットン。■業績・参考指標2025年2月期の売上高は過去最高となりました。一方で営業利益は計画未達、減益となっています。減益の要因は粗利率の悪化、海外事業と飲食事業のグループ会社の業績不振です。対応策は手早く、飲食子会社は新規出店抑制などによるコスト改善、米国事業は撤退します。米国事業から撤退し、東南アジ...
タビオ(2668)は靴下やタイツなどの専門店「靴下屋」を直営とFCで展開。店頭連動の国内生産システムに強み。■業績・参考指標2025年2月期は売上高、各段階利益で前年実績及び計画を上回りました。中国の代理商への商品全般の販売とスポーツ卸先へのフットボール商品の販売が好調でした。都市部はインバウンド増加により好調、地方は値上げによる需要減と購買力格差が出ています。タビオスポーツは生産能力の拡大により、売上牽引に...
2025年5月末のポートフォリオを紹介します。今月末の日経平均株価 : 37,965.10円月間で1,919円(5%)高となりました。米中両政府が関税引き下げに合意したことを受け、貿易摩擦の激化への懸念が和らぎました。とはいえ、また雲行きが怪しくなっていますが…私のポートフォリオ(カビュウ登録分)は月初来損益で+3.0%、年初来損益で+2.0%となりました。日経平均には付いていけませんが、年初来ではプラスに転じています。<国内...
ジェイグループホールディングス(3063)は居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」など飲食店を東海地盤に展開。多業態に特色。不動産賃貸・売却も。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・増収増益、各段階利益は上場後の最高益を達成・既存店売上高前期比+4.0%、グループ全体も好業績を維持・2件のM&Aを実施4Qに2件のM&Aを実行したことにより、計画外の手数料等を計上しています。これにより計画比では若干下回る利益がありま...
ワイズテーブルコーポレーション(2798)は高級レストラン「XEX」、カジュアル伊料理、和食などを直営・FCで展開。比マニラにも出店。■業績・参考指標2025年2月期の業績概要は以下の通り。・売上高は前年、修正計画を達成・営業利益は前年割れ、修正計画も未達営業利益の未達は大阪の旗艦店「XEX WEST」の収益力改善遅れ、費用増によるものです。楽観的な計画を出して未達になるのは当社の性なので、驚きはありません。決算説明資...
円谷フィールズホールディングス(2767)は遊技機の企画開発、販売が軸。「エヴァ」シリーズ著名。円谷プロ、映像制作等コンテンツ事業も。■業績・参考指標2024年3月期のトピックスは以下の通りです。・売上高はPS事業セグメントの販売が好調に推移・持分法適用関連会社としたダイコク電機に関する投資利益が増加・ソフィアの買収により生じた負ののれん発生益コンテンツ&デジタル事業セグメントは増収減益。新商品発売をにらみ現...
エディオン(2730)は家電量販上位。中部、西日本が地盤。12年に店舗名を「エディオン」に統一。リフォームにも強い。■業績・参考指標PLは置いておいて、気になった点をピックアップします。2023年9月にプロサッカーチームのサンフレッチェ広島を連結子会社としています。クラブ設立時からスポンサーでしたが、まさかの展開!また家電に次ぐ第2の柱としてリフォーム事業に注力していますが、ここでもM&Aを実施しています。CFを見て...
エムスリー(2413)はソニーG関連会社。医療従事者向け情報サイトで製薬会社の情報提供支援。治験等周辺分野開拓。■業績・参考指標24年3月期はCOVID関連以外の通常事業の売上は+11%の成長となりました。一方でCOVID期の一時的需要の剥落や製薬会社のコスト圧縮、海外治験事業の減速で減益となりました。これまで毎年10件程度のM&Aを実施しています。FY23はトータルで10件、FY24も当直連携基盤とメドケアの買収をすでに完了してい...
寿スピリッツ(2222)は菓子大手。土産やギフト用軸に地域限定菓子製販会社多数、「ルタオ」「フランセ」など抱える。■業績・参考指標24年3月期はすべての指標で前期を上回り、過去最高値を更新しました。インバウンド対策の強化や新ブランド出店、商品価格の改定が奏功しました。インバウンド売上は4Q単で初めて20億円を突破するなど好調です。またシュクレイが3つの新ブランドプロデュース、好立地への新規出店等で成長を牽引し...
名糖産業(2207)はチョコやバウムクーヘンなどの菓子が主力。製薬が発祥事業、現在は酵素中心に化成品を拡大中。■業績・参考指標2024年3月期の営業利益は増益となりました。原材料価格の高騰が続いていますが、増収や商品の内容量変更・価格改定により利益を確保しました。一方で粉末飲料部門や子会社にて固定資産の減損22億円を実施し、当期利益はマイナスとなりました。さて当社のPBRは0.6倍程度で推移しています(当社資料によ...
大林組(1802)は最大手ゼネコンの一角。関西発祥、首都圏でも大型建築・土木に実績。不動産開発や海外展開も。■業績・参考指標2024年3月期は減益も計画は上回って着地しました。八重洲を含む複数案件での損失引当や海外での貸倒引当により費用が増加しました。一方で国内土木や海外での手持工事の大幅な利益改善が大きく奏功しました。長期安定配当の維持を第一に、自己資本比率(DOE)を3%程度から5%程度に引き上げています。...
ビーアールホールディングス(1726)は極東興和が中核。中国、関西地盤のPC橋梁大手。M&Aで関東、東北へエリア拡大し全国化。■業績・参考指標2年連続の増収、3年ぶり増益となっています。推移をまとめて興味深かったのがFCFの動きです。なんと過去5年間、ずっとFCFはマイナスです。営業CFもほぼマイナス。これは受取手形・完成工事未収入金等の増加によって運転資本が悪化しているのでしょう。この状態だとCashが必要になりますね...
アークス(9948)は北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーグループ。傘下にスーパー子会社10社。■業績・参考指標2024年2月期は人件費の上昇等により販管費は増加したものの、既存店の好調や単価上昇により伸長。増収・2桁増益での着地となりました。次期も増収増益を見込んでいます。当社は安定的に成長はしていますが、ROEは6%台、PBRは1倍割れです。成長投資(特にM&A)による利益水準の向上を第一義に、ROE8%の実現を目指...
ウエルシアホールディングス(3141)はドラッグ最大手。イオン子会社。調剤併設、24時間営業に強み。ツルハHDと経営統合協議開始。■業績・参考指標2024年2月期は調剤が好調でしたが、コロナ関連需要の反動減の影響で増収減益でした。次期は増収増益増配を見込んでいます。さて色々あった当社ですが気になる点をピックアップしておきます。・WAON POINTを中心としたポイントサービスへ移行ま、これは早々にやるべきことだったので...
ドトール・日レスHD(3087)は傘下にFC主体の喫茶ドトール、「星乃珈琲店」展開する日レスなど。コーヒー類の卸売りも。■業績・参考指標24年2月期の売上高は顧客単価の上昇を伴い、前年比で大きく改善しました。原価上昇も直営店舗の売上構成比が増加したこともあり、粗利率は上昇しています。管理コストの増加は増収に伴うコストコントロールの範囲内で推移しています。ブランド別でみると、ドトールとエクセルシオールの伸びが+2...
オンワードホールディングス(8016)はアパレルメーカー大手。「23区」「自由区」など、中高価格帯ブランド軸。百貨店向け中心に展開。■業績・参考指標2024年2月期の営業利益は2008年度以降で最高益となっています。要因は増収とグローバル事業構造改革の成果、商品サプライチェーン効率化等によるものです。2025年2月期は引き続き営業利益で最高益の更新を目論んでいます。前提は以下の通りです。・売上高:国内事業は堅調、海外...
ユナイテッド&コレクティブ(3557)は主力は鶏料理居酒屋「てけてけ」。ハンバーガーチェーンも展開。各店舗内での調理にこだわる。■業績・参考指標「事業計画及び成長可能性に関する事項」から気になる点をピックアップします。・24期で不採算店の撤退を完了し、てけてけ及び新業態を緩やかに出店・新規出店とともに既存店強化の取り組みによりトップラインの回復を図る・トップラインの回復と徹底したコスト管理により、26期に...
バロックジャパンリミテッド(3548)は「MOUSSY」など若年女性向け衣料のSPA。店員の接客に強み。中国・米国ほか海外展開も。■業績・参考指標2024年2月期のサマリーは以下の通りです。・国内事業は粗利は増加も、販管費の増加をカバーしきれず、減益・海外事業は中国事業は回復も、米国事業のマイナス響く当初は現中計で3年をかけコロナ後の新常態を確立し、再び成長軌道に乗せる計画でした。しかし、国内外の業績苦戦を受け、飛躍...
ジェイグループホールディングス(3063)は居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」など飲食店を東海地盤に展開。多業態に特色。不動産賃貸・売却も。■業績・参考指標損益の推移をみていると2024年2月期で辛うじてプラスに転じています。と思っていたら、これが上場後の最高益なんですね。なんかすみません…店舗は2018年2月期に149店舗ありましたが、111店舗まで減少しています。関東の店舗も随分と減りました。まあ現状で地域を分散するより...
イオンモール(8905)はイオンのショッピングセンターや商業施設を開発・運営。海外は中国やベトナムなどで展開。■業績・参考指標中計数値の見直しを行っています。これは初年度である2024年2月期に回復が遅れ、営業利益で121億円の未達で着地しています。直近数年間は計画乖離が続いており、次年度以降はトレンド、リスクシナリオを加味しての見直しです。推移でみても売上高は伸びていますが、利益は減少トレンドです。今後の海...
ワールド(3612)は総合アパレル大手。SCから百貨店まで展開。「アンタイトル」他ブランド多数。18年再上場。■業績・参考指標2024年2月期は決算期変更に伴う11ヵ月決算でした。そのためPLよりもBS・CFにフォーカスを当ててみたいと思います。[BS]当期より永久劣後ローンの借換えを本格始動させています。これに伴い50億円が資本から借入金に振り替わったものの、D/Eレシオ1倍以下に改善。商品在庫の資金化は下期で大きく進展、ただ...
DCMホールディング(3050)はホームセンター業界2位。「DCM」や「ホダカ」、小型店「ニコット」を展開、傘下にケーヨー。■業績・参考指標売上高減少を粗利益率改善、経費削減でカバーできず減益となりました。なおケーヨーの3ヶ月分を連結として取り組んでいます。M&Aを推進し、「協働・共創」を通じた事業領域の拡大を図っています。今後はエリアの拡大と各種アライアンス・異業種連携や機能強化をターゲットとしています。ただし...
ハブ(3030)は首都圏中心に英国風パブ「HUB」、ウイスキー主体の「82」を展開。MIXIと資本業務提携。■業績・参考指標2024年の売上高2019年度比は81.1%、4Q単は87.0%でした。営業時間は4Q単で通常営業時間の91.0%、23時以降深夜帯の売上高はコロナ禍前比44.6%です。利益はコロナ禍以降初、全四半期で黒字化しました。という訳で新規出店を行っています。出店ターゲットを47都道府県に拡大し、厳選した200店舗体制を構築する計...
ワイズテーブルコーポレーション(2798)は高級レストラン「XEX」、カジュアル伊料理などを直営・FCで展開。営業赤字続き立て直し中。■業績・参考指標業績の推移を見ると、まだまだ油断はできませんが最悪期は脱したようです。25年2月期の取り組みのうち、インバウンドと和食事業の強化に興味があります。和の鉄人・森本シェフによるプロデュース店は鉄板焼と鮨の業態で客単価を大幅にアップさせています。とんかつ業態の展開も個...
ジュンテンドー(9835)は中国地方トップシェアのホームセンター。園芸農業・資材工具を強化。書店も展開。利益上期偏重。■業績・参考指標2024年2月期は以下の点から大きく利益を落としています。・天候不順・暖冬による季節商品の伸び悩み・物価高による顧客の買い控え・2024年問題によるコスト上昇・人件費の増加・新店投資に伴う減価償却費負担の増加2025年2月期の業績見通しも伸び悩みで、状況の改善を見込む状況ではありませ...