スギホールディングス(7649)は持株会社傘下に業界大手の「スギ薬局」。東海が最大地盤。24年9月に調剤大手のI&Hを買収。■業績・参考指標I&Hは調剤事業を中心とした総合ヘルスケア企業です。2024年9月にM&Aにより子会社化しています。この子会社化により376店舗を取得し、さらに130店舗の新規出店等を実施しています。業績推移を見ると売上高の伸びは大きいですね。一方で利益成長は今年度から次年度は大きく伸長する計画ですが、...
アジュバンホールディングス EC事業は戦略変更、赤字体質から脱却図る
アジュバンホールディングス(4929)は美容室経由でヘアケア、スキンケア、美容機器を販売。関西地盤、製造は外部委託。ECで育毛剤。■業績・参考指標2024年3月期の売上高は微増を確保も営業赤字、当期利益も税金負担で損失となりました。業績悪化の主要因はEC事業にあります。在庫評価損91百万円等により原価率2.2pt増加、広告宣伝、IT費等の費用も増加しています。これを踏まえ、下期より大幅に施策をシフトし一定数の顧客を維持...
コタ(4923)は美容室向けヘア化粧品製造。一括販売とバーターで無料コンサル行う「旬報店」が特徴。下期偏重。■業績・参考指標2024年3月期は増収減益でした。増収は26期連続で過去最高、営業利益・経常利益の減益は2期連続、当期利益は5期ぶりの減益です。売上高は主力の「コタ アイ ケア」が堅調で、新製品の「コタエイジング バランスアップ」が好調でした。一方で原材料費の上昇により原価率が上昇しています。原価率は28.6%→...
マンダム(4917)は「ギャツビー」「ルシード」など男性化粧品首位級。女性用も育成中。海外はインドネシアに強み。■業績・参考指標2024年3月期は日本における女性化粧品の好調や海外その他の伸長により増収増益でした。しかし主力の日本、インドネシアは減益という点は看過できません。次期はまさかの増収減益計画。国内外で成長のためのマーケ投資を積極投下、日本における収益構造改革費用を計上するためです。2年目の26年3月期...
JFEシステムズ 記念配当剥落でも配当性向35%目途を堅守?
JFEシステムズ(4832)は旧川鉄のシステム部門が分離。企業の情報システム構築・運用が主。JFEスチール向け4割強。■業績・参考指標2024年3月期は全ての事業が順調に推移し、売上高、経常利益共に過去最高を更新しました。増収に伴う利益増に加え、粗利改善の効果等により高い利益率を確保しています。経常利益率12.0%は飛び抜けて高いとは言えませんが…2025年3月期は労務費・処遇改善、知名度向上策への取り組み費用により減益の...
SBIグローバルアセットマネジメント もはや「モーニングスター」ではない
SBIグローバルアセットマネジメント(4765)は金融機関の有価証券運用受託が柱。投信データ販売やセミナー、指数連動投信も。SBI傘下。■業績・参考指標2024年3月期の売上高は12期連続の増収、経常利益は15期連続の増益です。当期利益は前期に「モーニングスター」ブランドの売却益80億円を特別利益に計上した影響で減益でした。あ、もうモーニングスターじゃないんですね。いまはアセットマネジメント事業の売上高が81.0%の別会社...
城南進学研究社(4720)は川崎地盤でAIとオンライン授業併用の個別指導「コベッツ」、映像授業を展開。幼少期教育も。■業績・参考指標2024年3月期は収益構造の改革が進み、営業利益は黒字化しました。売上減少を広告宣伝費や人件費等の費用削減でカバーしている形なので手放しでは喜べません。なお資産除去債務の積み増しで当期利益は4期連続の赤字です。次期は若干の増収ながら営業利益は微減、当期利益は5期連続のマイナスです。...
早稲田アカデミー(4718)は首都圏の中学、高校受験に強い集団指導塾「早稲田アカデミー」が主力。個別指導にも本腰。■業績・参考指標2024年3月期の売上高は価格改定効果、塾生数増により増加しました。各段階利益で利益率が改善し、過去最高益を更新しています。引き続き、小学部が牽引し塾生数が伸長しています。次期は塾生数増や新規事業の寄与で増収、費用増で利益率悪化も経常利益は増益を見込みます。新規事業とは新サービス...
田谷(4679)は直営美容室を全国にチェーン展開、首都圏・福岡地盤。フリーランス美容師運営の「ano」出店。■業績・参考指標売上高は微減、営業利益は下記推移では全期間マイナス、当期も減損を計上しています。固定資産の売却で一息ついた自己資本も順調に目減りしています。次期は黒転を計画していますが、物価上昇で消費マインドはイマイチの中うまくいくでしょうか。2024年2月にTBCグループと包括業務提携基本契約を締結してい...
福島県伊達市 旬の桃 伊達市産 どれが届くかお楽しみ白桃 1kg
2024年6月に福島県伊達市にふるさと納税を実施しています。福島県伊達市のふるさと納税概要HPはこちら申込方法 : JRE MALL私は7,000円の寄付を行い、「旬の桃 伊達市産 どれが届くかお楽しみ白桃 1kg(3~5玉)」を選択しました。ちょうど桃の時期ですし、しばらく食べていなかったので食べたかったんですよね。申し込んでから1週間程で冷蔵便で到着しました。品種は…確か箱に「日川白鳳」と書いてあった気がします(違ったらごめ...
ダスキン(4665)は清掃用具レンタルが主力。ミスタードーナツは全国約1000店舗を展開。モスフードと提携。■業績・参考指標2024年3月期は前期比で増収増益でした。フードグループが大幅増収、一方でRFIDの取付に伴う原価増、インボイス対応で費用が増加しました。(RFIDに関しては前回の記事を参照ください)次期は増収増益計画。RFID取付原価の減少に伴い大幅増益予想。前期に子会社化した健康菜園Gや持分法適用関連子会社化したJ...
オリエンタルランド(4661)は入園者数世界有数の東京ディズニーランド・シー運営。ホテル、商業施設含めたリゾートを展開。■業績・参考指標2024年3月期は入園者数とゲスト1人当たり売上高の増などから売上高が増加し、増収増益。次期も同様の要因より増収増益の見込みです。その一要因がファンタジースプリングスの開業にあります。投資額は3,200億円。通年で750億円の売上高押し上げ効果を見込みます。7/9にはクルーズ事業に参入...
理研ビタミン(4526)は食品原料・改良剤、化成品が収益源。海藻、ドレッシングで家庭用展開。機能性食品向けに傾注。■業績・参考指標キッコーマンと2008年に資本業務提携を締結していたようです。これを24年2月末で解消しています。これに伴いキッコーマンが保有していた当社株式(6.05%)は全て自己株式として取得します。また当社が保有しているキッコーマンの株式は順次売却していきます。当社はズブズブの株式持ち合いを続け...
アステラス製薬(4503)は医薬品国内2位。開発技術起点の研究開発体制。前立腺がん薬が柱。遺伝子・細胞治療技術育成。■業績・参考指標売上収益は増加しました。XTANDIが前期比拡で900億円増加、他主力品も成長ドライバーとして売上貢献しました。一方で販管費が増加、コア営業利益は減少しています。費用はvericBio社買収の影響や成長ドライバーへの投資により増加しています。コア営業利益は1,846億円でその他の費用が1,678億円...
明治ホールディングス(2269)は明治製菓と明治乳業が09年統合。11年に国内首位の乳業、菓子と医薬品に再再編。■業績・参考指標2023中計の振り返りを。連結売上高は中計目標をクリアしました。一方、営業利益(率)は未達です。特に食品の未達幅が大きかったです。これを受けてROIC、ROEも未達です。配当性向は順調に配当を積みました結果、目標40%に対して実績は52.3%になっています。食品の国内コア事業の再成長が業績向上には...
2024年6月に北海道赤平市にふるさと納税を実施しています。北海道赤平市のふるさと納税概要HPはこちら申込方法 : JRE MALL私は24,000円の寄付を行い、「エリエール 箱ティッシュ 計50箱 なまらたっぷり」を選択しました。300組 5箱×10パック 計50箱となっています。なまらたっぷりと言うことで大容量です(^^)/最短10日以内(ちょっと日本語として変ですが)と記載されている通り、4日後には発送されました。こちら、配送時にちょ...
ミンカブ・ジ・インフォノイド Q1は赤字継続、利益は下期偏重?
ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)は「みんかぶ」「株探」などのメディア運営と法人向け情報サービスが柱。子会社にライブドア。■業績・参考指標積極投資により売上高は増加していますが、営業利益は赤字転落しています。ネットワーク広告市況の回復遅延と情報系ソリューションの獲得の一部期ズレに加え、先行投資によるものです。25年3月期は営業利益で前期比19億円の改善を予想しています。一方で上期は固定費が先行すること...
カーリット(4275)は化学品、ボトリング、産業用部材、エンジニアリングが4本柱。自動車用緊急保安炎筒の最大手。■業績・参考指標2024年3月期は全セグメントで増益となりました。特に増益幅が大きかったのが+457百万円のボトリング事業です。期初予想の増収増益は半信半疑だったのですが、疑ってすみません( ̄^ ̄)ゞこうやって推移で見ると売上高は減少していますが、利益の増加により利益率は高まっています。配当性向は30%とし...
日本製紙(3863)は旧王子製紙のうち十條製紙を継承。製紙2位。家庭紙は「スコッティ」「クリネックス」ブランド。■業績・参考指標2024年3月期は増収増益(黒転)。価格修正やコストダウン効果が寄与しました。固定資産売却益も奏功しています。一方でOpalのグラフィック用紙事業撤退損を計上しています。2025年3月期も増収増益(経常利益段階まで)を見込みます。Opalの構造改革やJTOyの販売数量回復による海外事業の収益改善な...
山喜(3598)は紳士用ドレス・カジュアルシャツ大手。夏季集中で利益は上期偏重。バングラなど海外生産強化。■業績・参考指標2024年3月期は各段階利益で黒字を計上しました。キャッシュフローを見ると投資CFで大きくプラスを確保しています。これは23年3月期は固定資産売却、24年3月期は子会社売却によるものです。FCFは3年連続でプラスを確保しています。業績は劇的に改善するとは思えず、いかにきちんと毎年プラスを積み上げてい...
TOKAIホールディングス M&A実施も足踏み感強い
TOKAIホールディングス(3167)は東海地盤。LPガスのザ・トーカイとCATV等のビック東海が11年経営統合。宅配水等も展開。■業績・参考指標2024年3月期は7期連続の増収、利益は月次課金件数の増加等により増益でした。ただ経年の推移を見ると足踏み感を強く感じます。経常利益、当期利益のCAGRは1~2%の水準にとどまっています。セグメント別ではプラスの事業が多いですが、その他・調整額は大きくマイナスなのは気になります。直課...
力の源ホールディングス(3561)は博多ラーメン店「一風堂」が柱。フードコート、ラーメンダイニング等の業態も。海外展開強化。■業績・参考指標2024年3月期の売上高は過去最高を達成、営業利益も3期連続で過去最高を達成しています。国内店舗事業はPANDA EXPRESSの譲渡により店舗が減少しています。また深夜帯の営業時間を短縮していることもあり、コロナ前比較で減収ですが利益は出ています。海外も安定して推移しており、円安も...
2024年3月に長崎県にふるさと納税を実施しています。長崎県のふるさと納税概要HPはこちら申込方法 : JRE MALL私は14,000円の寄付を行い、「【波佐見焼】ナイトガーデン軽量ポット急須 」を選択しました。思ったより到着には時間が掛かり、申し込みから約3か月後に届きました。2016年にも長崎県波佐見町にふるさと納税を実施し、急須をもらっています。それが割れてしまったので新しいものをゲットした次第です。↓その時の記事はこ...
日本フエルト(3512)は紙・パルプ用フェルトの国内市場をイチカワと二分。バグフィルターなど工業用繊維製品も展開。■業績・参考指標2024年3月期はフエルト事業の国内売上高が大きく減少し、利益を押し下げました。ただし、2025年3月期はワイヤー(仕入商品含む)の増加などにより増収増益を見込みます。2024年3月期の投資CFが増加しているのは自己株式取得によるものです。配当方針も変更し、DOE2.5%を目標として増配を実施して...
ヨシックスホールディングス 「や台ずし」一本足打法からの脱却図る
ヨシックスホールディングス(3221)は名古屋地盤の居酒屋チェーン。すし居酒屋など多業態展開。設計から建築まで自社で手がける。■業績・参考指標前回の記事タイトルは「や台ずし」一本足打法続く、でした。今回の決算説明資料ではその脱却に向けた動きがいくつか取り上げられています。・ワンランク上位の新業態「玉鋼」を名古屋市にオープン・ひとくち餃子の頂、3店舗出店(4店舗目も計画有)・自然薯をメインとした飲食店「華...
エー・ピーホールディングス(3175)は都内中心に居酒屋「塚田農場」等を展開。自社農場で地鶏を育成するなど生産・販売の直結が特徴。■業績・参考指標2024年3月期は営業利益、経常利益ともに赤字ですが、業績は回復傾向です。特に下半期は利益が大幅に改善しました。事業別で見ると中食事業が過去最高益となっています。国内は良いのですが、海外は△2億円と厳しい業績に拍車をかける結果に。2025年3月期は黒転を計画、2Q決算説明...
サンクゼール(2937)は食のSPA(製造小売り)。FC軸に和食材「久世福商店」等。EC、卸売りも。海外事業を育成。■業績・参考指標売上高は伸長していますが、利益成長は足踏みとなっています。課題は以下の2点です。・店舗は顧客の節約志向が高まり、既存店客数が減少トレンドになっている・商品の入れ替えや新商品の投入に係る販促費等が増加商品価格の値下げにより4Qでは客数及び買上点数が改善しました。しかし、これは諸刃の剣...
大和ハウス工業(1925)は賃貸住宅、商業施設、物流など事業施設の3本柱。戸建てや内外の都市開発も。■業績・参考指標2024年3月期の売上高は5兆円を突破しました。ゴイスー。営業利益は減益も数理差異の影響を除くと過去最高とのことです。ややこしい。ややこしいといえば決算概要の資料が日英併記になっています。よみにくい。2025年3月期は大和リゾートの全株式譲渡、コスモイニシアの株式一部譲渡の影響があります。しかし海外...
ゴルフ・ドゥ 4Qはコロナ禍による行動抑制前の売上を上回るも、通期は赤字計上
ゴルフ・ドゥ(3032)は中古ゴルフクラブ等の専門店を運営。新品の取り扱いも。直営店は首都圏が中心。FCも展開。■業績・参考指標2024年3月期4Q(単)の売上高は20年3月期4Q比で+17.2%となりました。ただし、1Q・2Qは経常赤字、3Qからプラス転換も通期ではマイナス(赤字)でした。直営事業の広告宣伝費の増加や人件費の増加などが影響しています。2025年3月期の経常利益も90百万円と辛うじて黒字浮上する程度の改善計画です。ま...
キーコーヒー(2594)はレギュラーコーヒーの製造販売大手。業務用主力。イタリアントマトは売却へ。利益は上期偏重。■業績・参考指標イタリアントマトは1/31に予定していた株式譲渡実行日に変更が生じています。私が確認した限りではその後情報のUpdateがないのですが…その他にも新基幹システムで想定外の機能追加が必要となり、結果減損を計上しています。なんか、パッとしない経営していますね( ̄^ ̄)ゞ■株主優待権利確定月:3...
朝日ネット(3834)は独立系ネット接続サービス(ISP)大手。ASAHIネット運営。大学向け教育支援「マナバ」も。■業績・参考指標2013年3月期から12年連続で増収、過去最高の売上高を更新しています。「v6 コネクト」の取り扱い通信量増とFTTH接続契約数増により増収を確保しています。定常的に設備投資を行う必要があり、投資CFも大きいです。当社としても意識しており、EBITDAとマージンが決算説明会資料には記載されています。な...
第一興商は業務用通信カラオケ「DAM」で業界首位。直営で「ビッグエコー」や飲食店運営。音楽ソフトも。■業績・参考指標事業ポートフォリオの最適化を実施しています。①音楽ソフト事業:ユニオン映画の譲渡②その他事業(パーキング):クレスト子会社化 のれん償却費の増加で利益貢献は大きくない本社機能の移転で300億円規模の投資を行っています。現状の本社がどうなっているか分かりませんが、この投資を優先する必要性は感じ...
「ブログリーダー」を活用して、RYUさんをフォローしませんか?
スギホールディングス(7649)は持株会社傘下に業界大手の「スギ薬局」。東海が最大地盤。24年9月に調剤大手のI&Hを買収。■業績・参考指標I&Hは調剤事業を中心とした総合ヘルスケア企業です。2024年9月にM&Aにより子会社化しています。この子会社化により376店舗を取得し、さらに130店舗の新規出店等を実施しています。業績推移を見ると売上高の伸びは大きいですね。一方で利益成長は今年度から次年度は大きく伸長する計画ですが、...
北の達人コーポレーション(2930)は化粧品や健康食品のネット通販。小ジワ対策のヒアルロン酸化粧品や目元クリームが主力商品。■業績・参考指標2025年2月期のエグゼクティブサマリーは以下の通り。・売上高、営業利益は概ね修正業績予想通り・4Qの新規顧客獲得人数は一部商品で改善の兆しが見られ、回復傾向に・FY2025途中から商品ラインナップの拡充に向け、商品企画に注力・2025年7月末までに中計を公表予定次期の業績予想は減...
アークス(9948)は北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーグループ。傘下にスーパー子会社11社。M&A推進。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・売上高は過去最高額を記録も、予算未達で着地・粗利は増収により増加も、価格競争のなか粗利率は-0.2%・販管費は予算内執行も、営業利益・経常利益は前年・予算を下回るという訳で、上記の文章は全て○○も、…という構文になりました。つまり、良いところもあったが...
ウエルシアホールディングス(3141)はドラッグ最大手。イオン子会社。全店舗の約8割に調剤併設。ツルハHDと経営統合協議中。■業績・参考指標ツルハとウエルシアの経営統合の概要は以下の通りです。①2025年5月頃イオンによるツルハHD株式の追加取得持分比率19.7%→26.8%②2025年12月ツルハHD・ウエルシアHDによる株式交換効力発生③2025年12月上旬~2026年1月(予定)イオンによるツルハHDへのTOBイオンのツルハに対する持分比率:5...
ドトール・日レスHD(3087)は傘下にFC主体の喫茶ドトール、「星乃珈琲店」展開する日レスなど。コーヒー類の卸売りも。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・顧客単価の上昇を伴い増収、既存店の回復も顕著・原価上昇も、直営店舗の売上構成比が増加したことにより、粗利率は上昇・管理コストの上昇は継続も、増収の範囲内で推移会社別で見ると、日本レストランシステムの増益が目立ちます(+50.9%)。次期も増...
アークランズ(9842)は新潟地盤のHC「ムサシ」が中核、20年にLIXILビバ買収で業界5位に。傘下に外食子会社。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・住関連は増収、微減益・外食事業は増収増益・投資有価証券売却益により当期利益は増加住関連の売上高増はフレッシュハウスの子会社化及び新店が寄与しました。外食事業ではからやまの好調が継続しています。次期の業績予想は増収、経常利益は減益。住関連は大型のホ...
ジュンテンドー(9835)は中国地方トップシェアのホームセンター。園芸農業・資材工具を強化。書店も展開。利益上期偏重。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・気候変動による季節商品への影響や物価上昇での節約意識の高まりによる買い控え等により減益・粗利の増加と経費の抑制により営業利益は増加・特別利益の減少と特別損失の増加により、当期純利益は減益コロナ禍の特需が終わってからは、ほぼ右肩下がりの...
オンワードホールディングス(8016)はアパレル大手。百貨店、SC向けに展開。「23区」「J.プレス」など、中高価格帯ブランド軸。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・売上高はブランド事業が好調に推移し増収・旧年品在庫高の調整により粗利率は低下、店舗運営効率化により販管費率は低下・営業利益は減益も、繰延税金資産の計上等により親会社利益は増益、計画達成昨年10月から新規連結対象となったウィゴー事...
ハイデイ日高(7611)は中華料理とつまみの「中華食堂日高屋」主力。首都圏の駅前・繁華街立地で展開。直営出店主義。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・5月、12月の価格改定後も来店数が堅調に推移し、増収・原材料高騰(米、キャベツ等)、人件費の増加等を増収で吸収し、増益次期の業績は値上げ効果が一巡してきますが、一定の効果は見込めます。原価率は前期並みとし、増益を目指します。“Hiday Challenge”...
ワールド(3612)は総合アパレル大手。SCから百貨店まで展開。「アンタイトル」他ブランド多数。18年再上場。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・対計画では、売上収益と粗利率は未達も、経費コントロールでコア営業利益は達成・営業利益以下はMCファッション買収に伴う負ののれん益が支えに・アパレルブランドの一部はMD課題を残すも、デジタルとプラットフォーム事業でリカバリ前期は決算期変更に伴う11ヵ月決...
ユナイテッド&コレクティブ(3557)は主力は鶏料理居酒屋「てけてけ」。ハンバーガーチェーンも展開。各店舗内での調理にこだわる。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・期末の店舗数は81店舗(前期比+1)・既存店の業態転換を進め、新業態「もつ焼き酒場てけてけ」を9店舗まで拡大・増収増益、当期利益の黒転を達成もう少し規模拡大しないとダメなレベルですが、新規出店は進んでいません。立地の慎重な選定と...
バロックジャパンリミテッド(3548)は「MOUSSY」など若年女性向け衣料のSPA。店員の接客に強み。中国・米国ほか海外展開も。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通りです。・国内事業はEC堅調に推移も、SCブランドの苦戦や不採算整理により減収・販管費コントロールも、粗利減少をカバーしきれず・中国事業における持分法による投資損失24.3億円の影響により当期利益は赤転中国は合弁事業の株式譲渡を実施しています。これ...
セブン&アイ・ホールディングス(3382)は国内流通首位。日米コンビニ核にスーパー、外食、銀行等。23年百貨店売却など選択と集中推進。■業績・参考指標2024年2月期は修正計画を達成しています。前期比では国内外コンビニともに減益です。またSEI不採算店閉店($375M)やラストワンマイル戦略再構築に伴う損失等を計上しています。当社の注目点は今後のコーポレートアクションですね。まずは株主還元を強化します。配当は次期に+1...
DCMホールディングス(3050)はホームセンター業界2位。「DCM」や「ホダカ」、小型店「ニコット」を展開。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・売上高は過去最高、営業利益、経常利益も過去最高を更新・親会社利益は前期の段階取得差益の影響を除いた場合は34億円の増益これはケーヨーとの統合により事業規模が拡大、収益性が向上したことが効いています。販管費も統合による削減効果を含め、計画比2.8%抑えることが...
ハブ(3030)は首都圏中心に英国風パブ「HUB」、ウイスキー主体の「82」を展開。MIXIと資本業務提携。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・年商は5年ぶりの100億円超・既存店前年比は売上・客単価が堅調に推移するも、客数は前年を下回る結果・増収と営業利益の増益、繰延税金資産の計上により当期利益も増益商業施設、駅、空港などに出店を進めています。そのうえで地域に根差したスポーツ・事業等と協業することで...
アダストリア(2685)はSC軸に「グローバルワーク」等カジュアル衣料展開。フォーエバー21も。傘下に外食ゼットン。■業績・参考指標2025年2月期の売上高は過去最高となりました。一方で営業利益は計画未達、減益となっています。減益の要因は粗利率の悪化、海外事業と飲食事業のグループ会社の業績不振です。対応策は手早く、飲食子会社は新規出店抑制などによるコスト改善、米国事業は撤退します。米国事業から撤退し、東南アジ...
タビオ(2668)は靴下やタイツなどの専門店「靴下屋」を直営とFCで展開。店頭連動の国内生産システムに強み。■業績・参考指標2025年2月期は売上高、各段階利益で前年実績及び計画を上回りました。中国の代理商への商品全般の販売とスポーツ卸先へのフットボール商品の販売が好調でした。都市部はインバウンド増加により好調、地方は値上げによる需要減と購買力格差が出ています。タビオスポーツは生産能力の拡大により、売上牽引に...
2025年5月末のポートフォリオを紹介します。今月末の日経平均株価 : 37,965.10円月間で1,919円(5%)高となりました。米中両政府が関税引き下げに合意したことを受け、貿易摩擦の激化への懸念が和らぎました。とはいえ、また雲行きが怪しくなっていますが…私のポートフォリオ(カビュウ登録分)は月初来損益で+3.0%、年初来損益で+2.0%となりました。日経平均には付いていけませんが、年初来ではプラスに転じています。<国内...
ジェイグループホールディングス(3063)は居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」など飲食店を東海地盤に展開。多業態に特色。不動産賃貸・売却も。■業績・参考指標2025年2月期の業績は以下の通り。・増収増益、各段階利益は上場後の最高益を達成・既存店売上高前期比+4.0%、グループ全体も好業績を維持・2件のM&Aを実施4Qに2件のM&Aを実行したことにより、計画外の手数料等を計上しています。これにより計画比では若干下回る利益がありま...
ワイズテーブルコーポレーション(2798)は高級レストラン「XEX」、カジュアル伊料理、和食などを直営・FCで展開。比マニラにも出店。■業績・参考指標2025年2月期の業績概要は以下の通り。・売上高は前年、修正計画を達成・営業利益は前年割れ、修正計画も未達営業利益の未達は大阪の旗艦店「XEX WEST」の収益力改善遅れ、費用増によるものです。楽観的な計画を出して未達になるのは当社の性なので、驚きはありません。決算説明資...
円谷フィールズホールディングス(2767)は遊技機の企画開発、販売が軸。「エヴァ」シリーズ著名。円谷プロ、映像制作等コンテンツ事業も。■業績・参考指標2024年3月期のトピックスは以下の通りです。・売上高はPS事業セグメントの販売が好調に推移・持分法適用関連会社としたダイコク電機に関する投資利益が増加・ソフィアの買収により生じた負ののれん発生益コンテンツ&デジタル事業セグメントは増収減益。新商品発売をにらみ現...
エディオン(2730)は家電量販上位。中部、西日本が地盤。12年に店舗名を「エディオン」に統一。リフォームにも強い。■業績・参考指標PLは置いておいて、気になった点をピックアップします。2023年9月にプロサッカーチームのサンフレッチェ広島を連結子会社としています。クラブ設立時からスポンサーでしたが、まさかの展開!また家電に次ぐ第2の柱としてリフォーム事業に注力していますが、ここでもM&Aを実施しています。CFを見て...
エムスリー(2413)はソニーG関連会社。医療従事者向け情報サイトで製薬会社の情報提供支援。治験等周辺分野開拓。■業績・参考指標24年3月期はCOVID関連以外の通常事業の売上は+11%の成長となりました。一方でCOVID期の一時的需要の剥落や製薬会社のコスト圧縮、海外治験事業の減速で減益となりました。これまで毎年10件程度のM&Aを実施しています。FY23はトータルで10件、FY24も当直連携基盤とメドケアの買収をすでに完了してい...
寿スピリッツ(2222)は菓子大手。土産やギフト用軸に地域限定菓子製販会社多数、「ルタオ」「フランセ」など抱える。■業績・参考指標24年3月期はすべての指標で前期を上回り、過去最高値を更新しました。インバウンド対策の強化や新ブランド出店、商品価格の改定が奏功しました。インバウンド売上は4Q単で初めて20億円を突破するなど好調です。またシュクレイが3つの新ブランドプロデュース、好立地への新規出店等で成長を牽引し...
名糖産業(2207)はチョコやバウムクーヘンなどの菓子が主力。製薬が発祥事業、現在は酵素中心に化成品を拡大中。■業績・参考指標2024年3月期の営業利益は増益となりました。原材料価格の高騰が続いていますが、増収や商品の内容量変更・価格改定により利益を確保しました。一方で粉末飲料部門や子会社にて固定資産の減損22億円を実施し、当期利益はマイナスとなりました。さて当社のPBRは0.6倍程度で推移しています(当社資料によ...
大林組(1802)は最大手ゼネコンの一角。関西発祥、首都圏でも大型建築・土木に実績。不動産開発や海外展開も。■業績・参考指標2024年3月期は減益も計画は上回って着地しました。八重洲を含む複数案件での損失引当や海外での貸倒引当により費用が増加しました。一方で国内土木や海外での手持工事の大幅な利益改善が大きく奏功しました。長期安定配当の維持を第一に、自己資本比率(DOE)を3%程度から5%程度に引き上げています。...
ビーアールホールディングス(1726)は極東興和が中核。中国、関西地盤のPC橋梁大手。M&Aで関東、東北へエリア拡大し全国化。■業績・参考指標2年連続の増収、3年ぶり増益となっています。推移をまとめて興味深かったのがFCFの動きです。なんと過去5年間、ずっとFCFはマイナスです。営業CFもほぼマイナス。これは受取手形・完成工事未収入金等の増加によって運転資本が悪化しているのでしょう。この状態だとCashが必要になりますね...
アークス(9948)は北海道、青森、岩手でトップの食品スーパーグループ。傘下にスーパー子会社10社。■業績・参考指標2024年2月期は人件費の上昇等により販管費は増加したものの、既存店の好調や単価上昇により伸長。増収・2桁増益での着地となりました。次期も増収増益を見込んでいます。当社は安定的に成長はしていますが、ROEは6%台、PBRは1倍割れです。成長投資(特にM&A)による利益水準の向上を第一義に、ROE8%の実現を目指...
ウエルシアホールディングス(3141)はドラッグ最大手。イオン子会社。調剤併設、24時間営業に強み。ツルハHDと経営統合協議開始。■業績・参考指標2024年2月期は調剤が好調でしたが、コロナ関連需要の反動減の影響で増収減益でした。次期は増収増益増配を見込んでいます。さて色々あった当社ですが気になる点をピックアップしておきます。・WAON POINTを中心としたポイントサービスへ移行ま、これは早々にやるべきことだったので...
ドトール・日レスHD(3087)は傘下にFC主体の喫茶ドトール、「星乃珈琲店」展開する日レスなど。コーヒー類の卸売りも。■業績・参考指標24年2月期の売上高は顧客単価の上昇を伴い、前年比で大きく改善しました。原価上昇も直営店舗の売上構成比が増加したこともあり、粗利率は上昇しています。管理コストの増加は増収に伴うコストコントロールの範囲内で推移しています。ブランド別でみると、ドトールとエクセルシオールの伸びが+2...
オンワードホールディングス(8016)はアパレルメーカー大手。「23区」「自由区」など、中高価格帯ブランド軸。百貨店向け中心に展開。■業績・参考指標2024年2月期の営業利益は2008年度以降で最高益となっています。要因は増収とグローバル事業構造改革の成果、商品サプライチェーン効率化等によるものです。2025年2月期は引き続き営業利益で最高益の更新を目論んでいます。前提は以下の通りです。・売上高:国内事業は堅調、海外...
ユナイテッド&コレクティブ(3557)は主力は鶏料理居酒屋「てけてけ」。ハンバーガーチェーンも展開。各店舗内での調理にこだわる。■業績・参考指標「事業計画及び成長可能性に関する事項」から気になる点をピックアップします。・24期で不採算店の撤退を完了し、てけてけ及び新業態を緩やかに出店・新規出店とともに既存店強化の取り組みによりトップラインの回復を図る・トップラインの回復と徹底したコスト管理により、26期に...
バロックジャパンリミテッド(3548)は「MOUSSY」など若年女性向け衣料のSPA。店員の接客に強み。中国・米国ほか海外展開も。■業績・参考指標2024年2月期のサマリーは以下の通りです。・国内事業は粗利は増加も、販管費の増加をカバーしきれず、減益・海外事業は中国事業は回復も、米国事業のマイナス響く当初は現中計で3年をかけコロナ後の新常態を確立し、再び成長軌道に乗せる計画でした。しかし、国内外の業績苦戦を受け、飛躍...
ジェイグループホールディングス(3063)は居酒屋「芋蔵」や「ほっこり」など飲食店を東海地盤に展開。多業態に特色。不動産賃貸・売却も。■業績・参考指標損益の推移をみていると2024年2月期で辛うじてプラスに転じています。と思っていたら、これが上場後の最高益なんですね。なんかすみません…店舗は2018年2月期に149店舗ありましたが、111店舗まで減少しています。関東の店舗も随分と減りました。まあ現状で地域を分散するより...
イオンモール(8905)はイオンのショッピングセンターや商業施設を開発・運営。海外は中国やベトナムなどで展開。■業績・参考指標中計数値の見直しを行っています。これは初年度である2024年2月期に回復が遅れ、営業利益で121億円の未達で着地しています。直近数年間は計画乖離が続いており、次年度以降はトレンド、リスクシナリオを加味しての見直しです。推移でみても売上高は伸びていますが、利益は減少トレンドです。今後の海...
ワールド(3612)は総合アパレル大手。SCから百貨店まで展開。「アンタイトル」他ブランド多数。18年再上場。■業績・参考指標2024年2月期は決算期変更に伴う11ヵ月決算でした。そのためPLよりもBS・CFにフォーカスを当ててみたいと思います。[BS]当期より永久劣後ローンの借換えを本格始動させています。これに伴い50億円が資本から借入金に振り替わったものの、D/Eレシオ1倍以下に改善。商品在庫の資金化は下期で大きく進展、ただ...
DCMホールディング(3050)はホームセンター業界2位。「DCM」や「ホダカ」、小型店「ニコット」を展開、傘下にケーヨー。■業績・参考指標売上高減少を粗利益率改善、経費削減でカバーできず減益となりました。なおケーヨーの3ヶ月分を連結として取り組んでいます。M&Aを推進し、「協働・共創」を通じた事業領域の拡大を図っています。今後はエリアの拡大と各種アライアンス・異業種連携や機能強化をターゲットとしています。ただし...
ハブ(3030)は首都圏中心に英国風パブ「HUB」、ウイスキー主体の「82」を展開。MIXIと資本業務提携。■業績・参考指標2024年の売上高2019年度比は81.1%、4Q単は87.0%でした。営業時間は4Q単で通常営業時間の91.0%、23時以降深夜帯の売上高はコロナ禍前比44.6%です。利益はコロナ禍以降初、全四半期で黒字化しました。という訳で新規出店を行っています。出店ターゲットを47都道府県に拡大し、厳選した200店舗体制を構築する計...
ワイズテーブルコーポレーション(2798)は高級レストラン「XEX」、カジュアル伊料理などを直営・FCで展開。営業赤字続き立て直し中。■業績・参考指標業績の推移を見ると、まだまだ油断はできませんが最悪期は脱したようです。25年2月期の取り組みのうち、インバウンドと和食事業の強化に興味があります。和の鉄人・森本シェフによるプロデュース店は鉄板焼と鮨の業態で客単価を大幅にアップさせています。とんかつ業態の展開も個...
ジュンテンドー(9835)は中国地方トップシェアのホームセンター。園芸農業・資材工具を強化。書店も展開。利益上期偏重。■業績・参考指標2024年2月期は以下の点から大きく利益を落としています。・天候不順・暖冬による季節商品の伸び悩み・物価高による顧客の買い控え・2024年問題によるコスト上昇・人件費の増加・新店投資に伴う減価償却費負担の増加2025年2月期の業績見通しも伸び悩みで、状況の改善を見込む状況ではありませ...