人間の体はちくわみたいもの!? 内田: ちょっと話は変わるんですが、『老いの思考法』を読んで「まさにそう!」と手を打ったのが、「消化器官は体の外部」という指摘でした。たしか養老孟司先生から「人間はちくわみたいなものだ」という話を伺ったことがありました。口腔から肛門まで通っているのが「ちくわの穴」で、そこを通る養分を吸収するのが「ちくわの身」という話です。この身体イメージ、僕にはと…
山、自然、季節の移ろいはからだとこころの大切な糧。今日もお山歩会にウオーキング。仲間といっしょ。
今日も眩しい光に当たって、上機嫌で楽しげに、山並みとお喋り !
‘The Hill We Climb’ When day comes we ask ourselves, ‘where can we find light in this never-ending shade,’ the loss we carry, a sea we must wade? We’ve braved the belly of the beast. We’ve learned that quiet isn’t always peace, and the norms and notions of what just is isn’t always just-ice. And yet the dawn is ours…
女性を型にはめる「聖と魔」の理論 父権社会で男性たちが自分の理解を超えた女性の力に出会ったとき、対処に困った彼らは女性たちにレッテルを貼ってきた。一つは、天上と通じるような人間離れした「聖性」であり、もう一つは、理性を超えた狂おしい「魔性」だ。このふたつは紙一重の部分があり、ときに反転する。異才の女性が女神から魔女に転落することは、現代でもよくあるだろう…
「口封じ」というナラティブの武器 ここからは、実社会でのみならず文学においても、さまざまな形で抑圧されてきた女性やマイノリティの「声」について考えていきたい。 日本では「饒舌」「雄弁」に対してなぜか冷ややかな目が向けられることがあるが(「口が達者」というのは大抵批判の言葉であり、訥弁は「人柄がにじむ」などと褒められる)、発言権や弁論の機会というものは人権の一部で…
SFから日常へ——ディストピアの曲がり角 ここで、ディストピアとSFの関係に少し触れておきたい。 ディストピア文学はもともと未来を舞台にすることが多いため、19世紀の最初期から、SF的なアイテムを導入することが多かった。これはハイテク機器を搭載して未来都市を描くヴェルヌの『二十世紀のパリ』からしてそうで、オーウェルの有名作『一九八四年』に出てくる…
「ディストピア」は「ユートピア」と表裏一体 英米圏では、もうここ20年ぐらいディストピア文学のブームが続いている。ジョージ・オーウェルの『一九八四年』などのリバイバルヒットもあり、とくにここ10年ぐらいは、この語が盛んに聞かれるようになった。日本でもゼロ年代の後半ぐらいから、そうした文学作品が目につくようになっている。 実のところ、ディストピ…
「畠山氏が拠点を置いた菅谷館があった嵐山町」…… 2023年11月26日日曜日、山歩クラブは7人で武蔵嵐山へさんぽ! そして「菅谷館」まで足を延ばしました ↓
「武士の鑑(かがみ)」と称された畠山重忠は、武蔵国男衾(おぶすま)郡(埼玉県深谷市)を本拠とする。 源頼朝が挙兵した際には、父重能(しげよし)が在京中だったため、平家側について17歳で三浦一族を攻め、頼朝が武蔵に入ると、これに服従し、平家や奥州藤原氏の追討で活躍した。 頼朝上洛(じょうらく)の際には、二度も先陣を務めた。 これは彼が「容儀神妙」、すなわち容姿や所…
なぜ日本では子どもの人権がこれほど軽んじられるのか。それが先日の寺子屋ゼミのテーマだった。「子どもの権利条約」は1989年に国連総会で採択されたが、日本が批准したのは94年、158番目だった。それ以後も国連の子どもの権利委員会から繰り返し子どもの権利に対する法制度の不備を指摘され続けてきたが反応は鈍く、2023年に施行された「こども基本法」は国際条約よりはるかに後退した抽象的な…
『ほかげ』(2023)上映時間:95分/日本 映画「ほかげ」予告編 https://www.youtube.com/watch?v=MFG4AHYuPig 戦後。女(趣里)は半焼けになった居酒屋でひとり暮らし。 身体を売ることで生活をしている。 その居酒屋に、空襲で家族を失った少年(塚尾桜雅)と復員兵(河野宏紀)が居ついてしまい仮の家族のように。 しかし、…
初老以上のアメリカ人の多くは、1963年11月22日「ケネディ大統領が暗殺された」との第1報を聞いた時、自分がどこで何をしていたかを思い出せる、という。いや、あの悲報に接した時のショックを覚えている人は、日本記者クラブの会員にも、まだたくさんおられるのではないか。 たまたま私は、あの時ワシントン特派員としてケネディ政権をカバーしていた。その上、暗殺の7、8時間後には現場に立って「ダラス発」の記事を書…
A Strategy of Peace by John F. Kennedy Delivered on 10 June 1963 at the American University in Washington, DC. It is with great pride that I participate in this ceremony of the American University, sponsored by the Methodist Church, founded by Bishop John Fletcher Hurst, and first opened by President Woodrow Wilson in 1914. This is a young and growing university, but it has …
『JFK/新証言 知られざる陰謀[劇場版]』<特報>解禁!2023年11月17日(金)公開 https://www.star-ch.jp/jfk-shinshogen/ 1963年11月22日、米テキサス州ダラスでのパレード中に発生したジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件。この20世紀最大のミステリーとも呼ばれる大事件を題材にした、1991年の劇映画「JFK」でセンセーションを巻き起こしたオリバー・ストーン(Oliver…
<銃撃の残響 ケネディ暗殺事件60年> 11歳のアントワネット・グローバーは石の台座の上に立ち、大統領の車列を待ち構えていた。1963年11月22日、米南部テキサス州ダラス。群衆の中で、グローバーが羽織るライトブルーのジャケットがひときわ目立つ。 前夜はわくわくして、あまり眠れなかった。第35代米国大統領ジョン・F・ケネ…
脳科学者・中野信子さんいわく、「困難で不確実な状況を生き延びるためのスキルを芸人・兼近大樹さん(EXIT)に学ぶという裏テーマが隠されているのです」と。 中野さんが『笑いのある世界に生まれたということ』で明らかにするのは、兼近さんを変えた「笑いの力」……。 異色のふたりがガチで語り合う「ヒト」と「笑い」の関係。 人間への洞察力がつき、自分自身や仕事にも大きなヒ…
「愛子はまさに、世界の民族、人種、宗教を越えた広い深い人類愛を持っていた人でした…… この旅行は単なる物見遊山の旅ではなく、世界を訪ねながら、戦を無くすためには、平和な世になるためにはどうしたらよいかという二人の思索の旅でもありました」 いまもユダヤとアラブの融和を願って活動している人たちがいます。ヤッホーくん、現況を見て聞いて知って、愛子、そしてその夫蘆花はいまだったら、何を綴るのか知りた…
パレスチナ、パレスチナ …… 徳富蘆花は1906年、蘆花と愛子は夫婦で1919年にパレスチナに旅していましたぁ〜 明治の文豪徳富蘆花(1868-1927)の婦人愛子(1874-1947)は熊本県菊池隈府で生まれ、文学少女として成長し、その多彩な才能は蘆花の作品にも大きく影響を与えました。 また銀婚式の記念に誰よりも早く世界一周の旅にでかけるなど夫婦仲…
肩を組んでいるのか、首根っこをつかまえられたのか ↓ 日本の平和憲法は、いかなる国際紛争も武力で解決しようとしてはいけないという哲学に…
複合危機の時代になぜ「自治」なのか? ——『人新世の「資本論」』に続き、ベストセラーとなった『コモンの「自治」論』(著者:斎藤 幸平・松本 卓也・白井 聡・松村 圭一郎・岸本 聡子・木村 あや・藤原 辰史、集英社、2023年8月)。ただ、「自治」という、使い古されたかのように思える言葉を掲げた本が、話題になっているのは不思議です。なぜ、「自治」の本が好評なのでしょう? 斎藤幸平:「自治…
—— 自己紹介をお願いします。 「市原麻衣子です。法学研究科と国際・公共政策大学院で国際政治学を教えています。また、国際交流担当の副学長補佐として、海外の大学との共同研究推進にも関わっています。さらに、グローバル・ガバナンス研究センター(以下、GGR)で「民主主義・人権プログラム」を率いています。研究領域は、民主化支援と影響工作です」 —— 民主化支援と影響工作とはどう…
映画『バービー』日本版本予告 2023年8月11日(金)公開 https://www.youtube.com/watch?v=BgVqM_LE0pE 「バービー」と原爆 世界も問題視 なぜ起きた? 日米「意識の差」 https://www.youtube.com/watch?v=OxB1oV5GsWk アーサー・ビナードさんと山田洋次さんの対談の日(8月4日)。 この日は、渥美清さんの命日だけでなく、偶然にも朝日新聞「天声…
1970年11月25日、三島由紀夫が自衛隊市谷駐屯地で割腹自殺
作家・三島由紀夫が同志と共に自衛隊市谷駐屯地を訪れ、東部方面総監を監禁し、さらに自衛隊員たちに向けて演説をした後に割腹自殺を遂げるという衝撃的な事件が起きたのは、今から53年前、1970年の11月25日だった。 その最期から「自決した何となく怖い作家」といったイメージを持つ人もいるかもしれない。しかし、当然のことながら三島の思想はそんな簡単に片付けられるようなものではない。 「学生の時に『金閣寺』を読…
「マルクスで脱成長なんて正気か─。そういう批判の矢が四方八方から飛んでくることを覚悟のうえで」経済思想家・斎藤幸平(1987年生まれ)が上梓した「人新世の『資本論』」(集英社新書、2020年9月)。 ところが予想に反して多くの読者が共感。 50万部超のベストセラーとなり、ドイツをはじめ各国でも翻訳版が大ヒット中である。 その世界的話題作の「おわりに」を一部編集して、…
「なぜ空襲の記録をはじめたのか」(語り:早乙女勝元) https://www.youtube.com/watch?v=1-XWGErUrFg 「言いたいことと言わねばならないことと」桐生悠々 https://www.youtube.com/watch?v=7USpMYdEbTI 映画「ひろしま」予告編 https://www.youtube.com/watch?v=2jXDTnBEo1A https://www.youtube.com/watch?v=39CsOtuqRbY ●…
大正から昭和にかけて社会運動家として活動し、「生協の父」と呼ばれている賀川豊彦(※1)。 その豊彦を支えながら、自らも女性解放運動に身を投じたのが妻の賀川ハル(※2)でした。 彼女の生き方から今、何が学べるのか。 孫としてハルの足跡を辿っている冨澤康子(※3)さんを訪ねました。 (※1)1888-1960。キリスト教社会運…
昨日2023年11月18日の土曜日、ヤッホーくんのゼミナールは、「貧民街の聖者」香川豊彦(1888-1960)! 使用したテキストはと言いますと、玉岡かおる(1956年生まれ)『春いちばん』(家の光協会、2022年)。 感想も多数寄せられましたが、例えば2通だけご紹介: 《今日はご苦労様でした。ハルさんのこと感動的でした。今日、さっそく、地元の本屋さんに『春いちばん』を予約しました》 《今日は賀川豊彦のレクチャー…
Keynote Address by Ambassador Alexander Kmentt 2023 Arms Control Association Annual Meeting in Washington, D.C., June 2, 2023 https://www.youtube.com/watch?v=sK99Bwshkc0&t=68s 2026年の核不拡散条約(The Treaty on the Non-Proliferation of Nuclear Weapons、通称:Non-Proliferation Treaty、NPT)再検討会議に向けてウィーンで開かれた第1回準備委員会は…
『カンボジアの失われたロックンロール』予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Xib6wbBFXo8 https://www.youtube.com/watch?v=ESD6RTTzmqY Sinn Sisamouth and Ros Serey Sothea - Thevary My Love https://www.youtube.com/watch?v=hUI7fmcGerY カンボジアを拠点にした特殊詐欺に関与したとして現地で日本人25人が拘束された事件で、一部が「休…
賛否両論ある死刑制度ですが、その情報は全く漏れてきません。絞首刑が執行される際、密室で何が起きているのか?そして死刑を免れた無期懲役囚の胸中とは?その実態に「報道特集」が迫りました。 執行の約2時間前に突然の告知 絞首刑の実態とは 『死刑は刑事施設内において絞首して執行する』(刑法11条) 絞首刑は憲法が禁じる“残虐な刑”に当たるとして、死刑囚3人が死刑執行の差し止めを求める…
1947年1月21日と2月24日の未明。 シンガポールのチャンギー刑務所(※1)に収容されていた曽祖父、鈴木富来(とみき)は、所内に絶叫が響くのを聞いた。 晩年の手記にはこう記されていた。 「それは悲鳴ではない。私はさきに中支戦線(※2)の戦闘に参加したときの経験があるが、それは戦場で兵士が突撃を敢行する際の雄たけびの声であった。その雄たけびの声を指折って数えて、今朝は…
各界の重鎮が集ったお別れの会 今年2023年3月に88歳で亡くなったノーベル賞作家、大江健三郎さんの話題がこの秋、続いている。 母校の東京大文学部では9月1日、直筆原稿や校正刷りなど、1万8000枚を超える資料がデジタル化され、それらを専用の端末で閲覧できる「大江健三郎文庫」が開設された。 お別れの会も同月13日、東京都内のホテルで開かれ、約290人が参加した。 作家の筒井康隆
開戦が近づいていた1941(昭和16年)。警視庁特高警察部外事課警部で、ゾルゲ事件の外国人被疑者の捜査主任だった曽祖父、鈴木富来(とみき)が記した手記からは、当時の緊迫した空気が伝わる。 手記は開戦の日をこう振り返る。 「昭和16年中に太平洋で英米を相手に、大きな戦争が始まるであろうという私たちの推測は、当時捜査中だったゾルゲ事件の取り調べが進むにつれて、一層はっきり…
2023年今春、埼玉県和光市の祖父(故人)の自宅書斎で、私(北海道新聞・東京報道センター・大沢祥子)の曽祖父鈴木富来(とみき)(1985年に85歳で死去)の遺稿集を見つけた。 晩年の手記や俳句とともに「ゾルゲ事件(※1)の捜査記録」と題された文章も収録されていた。 その当時の略歴に「警視庁特高警察部外事課」とある。 特高警察(※2)にいたことを、富来の孫である私の母や叔…
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。 今回はアーネスト・ヘミングウェイの名言をご紹介します。 アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway、1899-1961)は『武器よさらば』(1929年)などの名作で知られるアメリカの文豪です。 今回は、平和を願う人に届けたいヘミングウェイの名言をご紹介します。 “Never think that war, no matter how necessar…
謝罪ではなくおわび、被害者という言葉も簡単に使わない——。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が2023年11月7日に開いた記者会見で、田中富広会長は頭を下げつつ謝罪とは一線を画す姿勢を強調した。 元信者たちからは「パフォーマンスだ」との声が上がった。 「当法人の指導が行き渡らず、つらい思いをされた皆様方に率直におわびしないといけない」 東京都渋谷区で開かれた記…
残された人生は短い、悔いの残らないように、できる限りのことをしたい
「芦屋令嬢」として育ち、謎多きカイロ時代を経て、キャスターから政治の道へ——。 常に「風」を巻き起こしながら、権力の頂点を目指す政治家・小池百合子。 『女帝 小池百合子』(石井妙子著、文春文庫、2023年11月8日 発売)は、今まで明かされることのなかったその数奇な半生を、ノンフィクション作家が3年半の歳月を費やした綿密な取材のもと描き切った。 石井妙子(1969年生まれ)…
一億総特攻、なんて戦中のフレーズすら思い浮かぶ。東京オリンピック開催に突っ走る菅義偉政権下のニッポンである。語られざる論点が気になっていた。私たちの生命や暮らしを危険にさらして開かれる五輪で、残るものは何なのだろう。 「犠牲」をキーワードに、哲学者で東大名誉教授の高橋哲哉さんと考えた。 ある日の靖国神社 きっかけは運転手のおじさんの一言だった。…
だから、加藤典洋による、ここ(「戦後後論」)での「絶賛」的な「太宰治論」は、所詮、自己正当化のための方法的なものであり、それゆえ「ご都合主義的に一面的」なものでしかなく、さほど深いものではない。 その証拠に、加藤は、太宰を嫌った三島由紀夫について、「注」で次のように語っている。 38 太宰について、三島由紀夫は、こう書いている。「○君は、私が太宰治を軽蔑せずに、もっとよく親切に読む…
,《約2週間後、おじの大杉や、大杉の妻の伊藤野枝に連れられて東京へ行った際、麴町区(現千代田区)大手町にあった憲兵隊本部で絞殺された。遺体は古井戸に投げ込まれた。憲兵大尉・甘粕正彦が首謀者とされる「甘粕事件」だ》…… ヤッホーくんのこのブログ、2023年09月20日付け日記「橘宗一少年、享年6歳」をぜひ再読して見てください: http://fom-club.seesaa.net/article/500815167.html …
加藤典洋は、過大評価された評論家だった。 だが、どんな時代でも、人びとは「人気者」こそが「本当に素晴らしいもの」と見てしまいがちであり、それは何も「一般大衆」に限った話ではない。 「知識人」と呼ばれる人たちだって、その多くが「同時代的な人気のオーラ」に惑わされ、それに跪拝して見せる。 その良い例が、ヒトラーでありスターリンへのそれで、そのささやかな別例が、かつての安倍晋三へのそれだ。 歴…
その日、評論家の加藤典洋(かとう のりひろ、1948-2019)氏は少しがっかりし、そして、ちょっとだけ怒っていたそうだ。 2010年の秋のこと。 不満は村上春樹(1949年生まれ)氏の発言についてだった。 文学者のマイケル・エメリック(Michael Emmerich、1975年生まれ)氏が、加藤氏の著書『村上春樹の世界』(講談社文芸文庫、2020年5月)の解説に書いている。 村上氏は前年にあの「…
倍賞千恵子、ウディネ・ファーイースト映画祭で生涯功労賞を受賞
倍賞千恵子さんが2023年4月末にイタリアで開かれたウディネ・ファーイースト映画祭で生涯功労賞を受賞しました(※1)。 彼女のこれまでの活動が評価されて、映画祭では「男はつらいよ」「家族」も上映されたと聞き、僕までうれしくなりました。 思えば、彼女の女優デビューは実に鮮烈でした。 1960年代の初期、まだ映画が娯楽の王座を占めていた頃、スター女優といえば上品な令嬢か…
山田洋次『故郷』 予告編 https://www.youtube.com/watch?v=i36dBnFnBLA 山田洋次『同胞』 予告編 https://www.youtube.com/watch?v=qxnFqq5KIXQ https://www.youtube.com/watch?v=HNMm2SV9OtA https://www.youtube.com/watch?v=qTmdABnsjwY 松竹映画『同胞』主題歌「ふるさと」倍賞千恵子 https://www.youtube.com/watch?v=eLvrBkB60vk 約束/倍賞千…
ヤッホーくんが足柄峠を超えたのは2023年10月18日水曜日のことでした。 足柄古道 ☟ 足柄道…
伊皿子とは何か。坂の途中に立つ道しるべには「中国人伊皿子(いんべいす)が住んでいたと伝えるが、ほかに大仏(おさらぎ)のなまりとも、いいさらふ(・・・・・)(意味不明)の変化ともいう」と記されている。港区立郷土歴史館の石田七奈子学芸員は「渡来した中国人、近くにあった大仏、更級日記に出てくる『いいさらふ』など諸説あり、由来は明確に…
雑誌「暮しの手帖」をつくった伝説の編集者、花森安治さんは先の大戦を振り返って「暮らしを犠牲にしてまで守る、戦うものはなんにもなかった」と言った。 でも、生活を懸けた争いが、平和が戻ったはずの戦後日本で勃発したことがある。 名を「ゴミ戦争」という。 マンガを振り返ろう。 食堂で友好の時を過ごそうとご婦人がした当たり障りない質問が、騒動につながった。 お…
あらゆる人がものづくりを通して好奇心と喜びでワクワクし続ける社会
江戸切子に新たな風を——。 「グラスラボ」(東京・江東区平野1-13-11 Tel 6318-9407)代表の椎名隆行さん(45)はオリジナルグラスの商品化に取り組む。 IT(情報技術)企業の営業畑から転じて10年目。 家業の町工場を拠点にガラス加工の職人技を生かす企画力で、ものづくりの幅を広げる。 「砂切子」シリーズは大人の遊び心にあふれる、ぐい飲みグラスだ。 淡い青や赤に代表され…
第42回江東区伝統工芸展 刀剣研磨 ☟
江東区は江戸東京の消費を支える商工業の町として発展しました。 日本橋の問屋街に近く、水路などの交通の利便にめぐまれたこともあり、生活に密着した品を作る職人が多くおり、腕を振るってきました。 伝統工芸展では江東区に伝わった江戸時代以来の伝統的な技術を公開いたします。 伝統工芸の実演を通して、受け継がれる匠(職人)の技に触れていただき、少しでも豊かな時間をお持ちいただ…
特異な発言でネトウヨに大人気!杉田水脈とはいったい何者か? 衆議院議員の「杉田水脈(すぎた・みお)」氏という名前を聞いて、いったい何を思い起こすでしょうか。 「数々の問題発言をしてきた人」 「ジェンダー(社会的性差)差別発言の人」 ……などと、マイナスイメージでとらえて答える人が多いでしょうか。 要するに、かなり特異な発言をすることで、世間から叩かれてきた──という印象…
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人間の体はちくわみたいもの!? 内田: ちょっと話は変わるんですが、『老いの思考法』を読んで「まさにそう!」と手を打ったのが、「消化器官は体の外部」という指摘でした。たしか養老孟司先生から「人間はちくわみたいなものだ」という話を伺ったことがありました。口腔から肛門まで通っているのが「ちくわの穴」で、そこを通る養分を吸収するのが「ちくわの身」という話です。この身体イメージ、僕にはと…
共同体と家族は編成原理がまったく違う 内田樹: 山極さんの新著を読んで共感する部分がたいへん多かったのですが、老いの本質を考えるうえでは「共同体において老人がどんなポジションを持つか、何をするか」という問題が大きいと感じました。 とくに興味深かったのが、共同体と家族は編成原理がまったく違うという指摘で、まずはそのあたりからお話しいただけますか。 …
Donald Trump was predictably quick to claim victory following the illegal US strike on Iran’s nuclear facilities: “Completely and totally obliterated,” he crowed. Benjamin Netanyahu in Israel and sycophants at home rushed to fawn over his “courageous” and “brilliant” decision. The most senior US military official, Dan Caine, offered a more muted assessment: it…
内田樹、うちだ たつる…… 第三弾: 「三流独裁国」に転落しつつある日本 日本は「縁故主義」と「部族民主主義」によって、今や「三流独裁国」に転落しつつある。 自民党の世襲議員たちは縁故がらみの部族を形成して、国民から供託された公権力を私利のために用い、公金を私物化している。 そんな無法ができるのは、エスタブリッシュメントのメンバーたちがお…
内田樹…… 昨日に続けて第二弾: 「テック・ジャイアント」というリスク 公共の空洞化を加速しているのは、グローバル企業のうちでもとりわけ「テック・ジャイアント(Tech-Giants)」と呼ばれる巨大IT企業である。 カール・ロイズ『「意識高い系」資本主義が民主主義を滅ぼす』(東洋経済新報社)、ジョエル・コトキン『新しい封建制がやってくるグローバル中流階…
世界で何が起きているのか 今、世界で起きている事態は「近代の危機」と呼んでよいと私は思う。 危機に瀕しているのは、近代市民社会の基本理念たる「公共」である。「公共」という概念そのものが揺らいでいる。 ホッブズやロックやルソーの近代市民社会論によると、かつて人間は自己利益のみを追求し、「万人の万人に対する闘争」を戦っていたという話になっている。この弱肉強食の「自然状態」…
2025年6月19日木曜日のヤッホーくん、りんかい線「国際展示場駅」から「東京都水の科学館」への道をよっこいしょ、どっこいしょ、そうなんです、まだ心臓がバクバクドキン、バクバクドッキンするんですもん。 そのとき目に飛び込んできたのが「武蔵野大学有明キャンパス」前の「両手両足を失いながら《人生に絶望なし》と生き抜いた中村久子(1897-1968)さんのことば」!!ん?? 中村久子の生涯 h…
As the G7 issues a statement declaring that Israel has a “right to defend itself”, you have a right to ask if you are losing your mind. Israel launched an unprovoked onslaught on Iran. Its excuse – that Tehran may acquire a nuclear weapon – renders its attack illegal under the UN charter, which forbids wars justified by the claim of a future threat. “Iran is the principal source of regio…
参政党の地方議会議員が誕生している。尼崎、西尾両市の市議会議員選挙で、同党の候補者が「トップ」当選。 参政党という政党は、ポピュリズム政党であり、戦前回帰の極右政党。同党の「憲法草案」をちらっと見たことがあるが、国民の人権を認めず、天皇を国家元首とする天皇制を党是としている。同党の主張には「陰謀論、反科学的主張」が、戦前の天皇制国家…
映画「それでも私は Though I'm His Daughter」〓 パンフレットのサインはK′sシネマにて2025年6月16日、監督:長塚洋とジャーナリスト:田原総一朗(1934年生まれ)。
地下鉄サリン事件30年 風化と消えない影 東京・霞が関を襲った未曽有のテロ「地下鉄サリン事件」は、発生から間もなく30年となる。毒ガスに心身をむしばまれ、事件の風化でさらに傷つく被害者。死を覚悟して教団施設に突入し、カルトの心奥をのぞいた捜査員。そして、陰謀論が渦巻く世界で、再び霞が関に舞った「真理教」。それぞれが発するあの事件…
宗教二世に注目が集まっている。 多くの人は松本麗華さんの名は知らなくても「アーチャリー」は覚えているだろう。 地下鉄サリン事件や松本サリン事件の首謀者として2018年に刑死したオウム真理教の教祖・麻原彰晃こと松本智津夫の三女だ。 富士山麓の教団施設に強制捜査が入っていた日、マスコミに向かってアッカンベーをしてみせた少女は39歳になっていた。 約束の5分前に現れ…
麻原彰晃こと松本智津夫(1955-2018)、その三女が松本麗華(まつもと りか、1983年生まれ)…… [NHK クロ現]「結婚相手にも言わず生きてきた」、2025/03/22 30年前 オウム真理教の教団施設から保護された子どもたち 当時の状況を本人と関係者が語る 安倍元首相銃撃事件に思うことは https://www.youtube.com/watch?v=E91pwRVkT0Y [TBS NEWS DIG news23]保護された“オウムの子どもた…
■「被災者の役割」脱却したい 福島県浪江町出身の武蔵大4年の大浦美蘭さん(22)が、東日本大震災後の家族の葛藤を描いたドキュメンタリーを制作した。タイトルは「かえりみち」。原発作業員の父の秘めた思い、荒れ果てる自宅、落胆する母親の姿など、「大浦一家」の様子を赤裸々に描いた。「被災者の心の内を伝えたかった」という…
2025年はオウム真理教のサリン事件から30年となる。 当時、教祖・麻原彰晃の三女アーチャリーとしてマスコミに晒された松本麗華(41)さんは、あれからどのような人生を送ってきたのか。 その彼女に6年以上も密着したドキュメンタリー映画『それでも私は Though I’m His Daughter』が公開されるということで、監督の長塚洋(66)氏をインタビュー。 加害者家族という��被害者�≠ェど…
映画『それでも私は Though I'm his daughter』予告編 https://www.youtube.com/watch?v=1cAXHwNvcXs https://www.iamhisdaughter.net/ <世間から容赦ない罵声や嘲笑を浴びせられてきた松本麗華が、6月公開の映画の被写体になった意味とは> 2018年7月6日、上川陽子法務大臣(当時)の死刑執行命令によって、オウム真理教の死刑囚である麻原彰晃(松…
もう一本、末並俊司(ライター、1968年生まれ)氏の論をご紹介: タワマン群と団地群の対比が見える 東京メトロの辰巳駅(東京都江東区辰巳1-1-44)から地上に出て、辰巳桜橋の上に立つと、東雲(しののめ)地区の巨大なタワマン群が見える。 最初の印象は「風」だった。 このあたりは埋立地で、運河が入り組んでいる。 南に少し行けば東京湾だ。 そこからの…
横浜中華街、対して浜川砲台が築かれていた土佐藩の鮫洲抱屋敷…… かつて坂本龍馬のいた街 京浜急行の立会川駅(東京都品川区東大井2-23-1)、品川から急行に乗ると2駅目だ。 駅前から東西に伸びる商店街の入り口では坂本龍馬像が出迎えてくれる。 かつて、この界隈には土佐藩の鮫洲抱屋敷(かかえやしき)があり、敷地内には浜川砲台が築かれて…
関帝廟(かんていびょう)と媽祖廟(まそびょう)でお参り&当たるおみくじ! https://www.youtube.com/watch?v=UywpN_LU6sI 【横浜中華街・関帝廟&媽祖廟】大陸系・台湾系の対立を超えた華僑の底力【日本にいながら中国・台湾旅行】 https://www.youtube.com/watch?v=iZ3x-uYyk7g ※ 関羽とは、中国後漢(25年建国、都:洛陽、220年滅亡)末期に活躍…
ランチの後、関帝廟に病からの回復を願ってお詣り 〓 関帝廟は関羽を祀ったもの 〓
需要超過で跳ね上がる運賃 インフレに拍車 国際的に物流が滞っている。特に、コンテナ船では、コロナ禍での米国での巣ごもり需要による極端な需要超過に輸送能力が対応できず、海上運賃が跳ね上がっている。高運賃を払っても輸送量を確保できず、荷主側には不満がたまっている。また、物流停滞がインフレに拍車をかけており、海運業の在り方を問う動きもある。世界の海運業…
邦船3社が赤字お荷物事業を統合してシンガポールに飛ばしたら、「出島組織」に奇跡が起きて2年連続で利益が2兆円! 「出島組織」ONE シンガポールに本拠地を置くコンテナ海運会社 Ocean Networ Express(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス、通称ONE)のマネージング・ダイレクターである岩井泰樹(54)が長崎市に姿を見せたのは2022年11月12日。 …
ヤッホーくん、2024年7月13日土曜日の徘徊はなんとなんと、東京港エリア!! PORT OF TOKYO 東京港 https://www.youtube.com/watch?v=Wx74m1q36ss [東京港埠頭株式会社] 事業紹介プロモーションビデオ https://www.youtube.com/watch?v=NfOYt5rHi6c 江戸の川、東京の川 〓
ヤッホーくん、山歩クラブ第4日曜日、7月28日企画「秩父は横瀬の街歩き」の下見で「秩父湯元 武甲温泉」(横瀬町)にお伺いしたのは7月7日(日、七夕)でした。 そこで立ち寄り湯に入ったのですが、湯船に「渋沢栄一」が一面に浮いているのには、びっくりし過ぎ、入るのを遠慮してしまいましたが、今思えば入りたかったぁ〜 埼玉県内を中心に温浴施設を展開する「温泉道場」(ときが…
人生の終わりについて考える「終活」。 中でも、お墓をどうするかは難しい。 先祖や子孫のことを思うと、自分だけで決めていいのか迷うことも多い。 そこで、日本石材産業協会が認定する「1級お墓ディレクター」の能島孝志さん(68)に、後悔しないお墓の選び方を教えてもらった。 墓地の種類 ・ 公営墓地: 市営霊園な…
1月半ば、東日本の海に近いお寺に、ある男性の遺骨が納骨された。83歳。亡くなってから、3ヶ月がすぎていた。 納骨までの対応にあたった地元の市の職員は「ご遺骨を、何とか納骨、供養することができて、よかったです」と振り返る。 死後の手続きを担う身寄りがいない。遺骨を引き取ってくれる人がいない。 永代供養を引き受けているこの寺に、最期にかかわることになった市職員が遺骨を納めるケースは、近年増…
ヤッホーくんのこのブログ、2011年08月20日付け日記「海が海らしく、空が空らしく戻る日を祈って」をお読みください: http://fom-club.seesaa.net/article/390227945.html これがヘボンがでてくる最初の日記になりますかぁ〜……直近のでいきますと、これです: ★ 2024年07月03日付け日記「金谷カテッジイン(サムライ屋敷)」 http://fom-club.seesaa.net/article/503855572.ht…
夏目漱石、永井荷風、小泉八雲……。 多くの文人が眠る東京都豊島区の都立雑司ケ谷霊園から、ある文豪の墓がひっそりと姿を消した。 明治後期から昭和初期にかけて活躍した小説家、泉鏡花(1873-1939)。 管理してきた親族が今後も継承し続けるのは困難と判断し、墓石は撤去された。 しかし、新たな安住の地が見つかった。 案内板に修正テープ 2024年5月中…
ヤッホーくんのこのブログ、次の日付けの日記をお読みください: ★ 2021年06月23日「南沢の<鳥の巣石灰岩>」 http://fom-club.seesaa.net/article/482132396.html ★ 2017年11月24日「世界最古の往復航海の証拠」 http://fom-club.seesaa.net/article/455106067.html ★ 2011年12月27日「平沢峠」 http://fom-club.seesaa.net/article/390228097.html …
最近、「ブラタモリ」(NHK総合テレビジョンで2008年から2024年まで放送)が人気になったことで、地理学、地質学への興味が高まっていますが、中でも地質学に関しては、番組に登場される「案内人」を称される方が多く関係する「ジオパーク」の存在も、近年注目を浴びつつあります。 日本で初めてユネスコの世界ジオパークに認定された新潟県の糸魚川ジオパークにある中核施設、フォッサマグナミュージアム
序 石川淳(1899-1987)は鴎外森林太郎(1862-1922)に関する本を書くに当たり、次のように自己を戒めている。 稿を起こすに際して、鴎外に就いて何を書くかと考へることは、直ちに何を書かないでおくかと考へることであった。わたしはまず書かないでおくものをエリミネすることから始めた。 人物を論じない。伝記に亙らない。官人としての事蹟を叙さない。時代に係合を附けない。文学史にふれ…
ジオパーク秩父PRムービー(観光編) https://www.youtube.com/watch?v=5nmJtPQY1CQ&t=2s ジオパーク秩父 https://www.chichibu-geo.com/story/birthplace/ https://www.youtube.com/watch?v=gKvXaGpkVEM&t=1s 宮沢賢治 青春の旅 https://www.youtube.com/watch?v=v6hcD_pjhO4&t=7s 「日本地質学の父」ナウマン博士が秩…
2024年7月7日(日、七夕)は、山歩クラブ第四日曜日のタウンウオーキングの下見を、仲間のTomyちゃんと。 横瀬駅10時半の待ち合わせで、「横瀬町歴史民俗資料館」(横瀬町大字横瀬2000)へとことこ歩いていきます。 2024年、横瀬町は、町制施行40周年となります。 横瀬の歴史は古く、遺跡や出土品から縄文時代までさかのぼることができる。 …
蓮舫さん「水道代を止められる人が3年で10万から18万に急増した。相談をやめ、郵送の通知に変えたからだ。これが行革ですか。話を聴いて、福祉部局につなげる、そんな都政に変えたい」…… 蓮舫さん、有難うございました。7月6日ファイナルは新宿駅東南口。今回実るかどうかは分かりません。だが種をまいていただいたと思います。””これでいいのか””と。 「イラン大統…
ヤッホーくんのこのブログ、2024年07月06日付け日記「新名丈夫は<竹槍事件>の後、<懲罰召集>」に戻って、と。 1944(昭和19)年3月初め、毎日新聞の海軍担当記者・新名(しんみょう)丈夫(1906-1981)に、届くはずのない赤紙(召集令状)が届いた。 当時37歳。極度の近視のため、大正の終わりの徴兵検査では半ば不適格の丙種合格で、在郷での軍人教育も受けていない第二国民兵役だ…
叫びたくなるほど恥ずかしい記憶 夜、眠ろうとして布団の中で目を瞑っていると、突然、遠い昔の記憶が甦ることがある。あれはいったい何なんだろう。昼間は外界からの刺激が次々に飛び込んできて、「今ここ」のことで手一杯になる。でも、夜は違う。眠りに落ちる前のふわふわ状態の中で、「今ここ」の作業から解放された脳記憶貯蔵庫から、さまざまな「嘗てあそこ」の出来事た…
7月7日に投開票日を迎える東京都知事選。 現職の小池百合子知事の「優勢」が伝えられる一方、注目を集めているのが、石丸伸二候補の勢いだ。 中盤の情勢調査でも、蓮舫氏にかなり迫っており、最終的に2位に躍り出るのではないかという見方まで流れている。 安芸高田市長時代のメディアや議会などの「敵」をつくりあげて攻撃するパフォーマンスや、新自由主義的な政策など、石丸氏を見…
私、神立尚紀(こうだち なおき、 1963年生まれ)が2023年7月、上梓した『太平洋戦争の真実 そのとき、そこにいた人は何を語ったか』(講談社ビーシー/講談社)は、これまで約30年、500名以上におよぶ戦争体験者や遺族をインタビューしてきたなかで、特に印象に残っている25の言葉を拾い集め、その言葉にまつわるエピソードを書き記した1冊である。 日本人が体験した未曽有の戦争の…
地球一周の船旅を行っているNGO「ピースボート」(東京都新宿区)の活動を軍縮教育の観点からまとめた英語の書籍が、国連軍縮部から出版された。 ピースボートはノーベル平和賞を受賞したNGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の国際運営団体で、広島、長崎の被爆者が乗船して寄港先で証言活動をするプロジェクトを続けている。 戦争がもたらす苦しみや痛みへの共感から始まり、軍縮…
「低所得者は水道代を払わなければ情け容赦なく水を止められる。これまた熱中症に一直線だ」—− うわぁ〜…… <7.7東京都知事選・現場から> 水が出ない——。水道料金の催促状は来ていたが、都の職員らからじかに「止めますよ」と言われたことはなかった。「生命に関わるのに。本当に止めるのか、とショックだった」。東京都板橋区の男性(64)は振り返る。 ◆ コスト削減…