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秘書検定 面接対策ブログ 思いやりの心をかたちに https://blog.goo.ne.jp/lavenderjuliet

秘書検定 面接試験の体験談や心に留まった日々の出来事を、元CAの接遇マナー講師がお届けします。

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2014/03/06

  • 秘書にゃんこ*河津桜とフランソア喫茶室

    心弾む旅の最終日は、早咲きの桜と共にニュースによりますと京都でもソメイヨシノが満開になったそうですが、私が訪れたときはまだ蕾でした。そんな中、河津桜を愛でることが出来る場所があると聞き、ホテルをチェックアウトして向かいました。鴨川に架けられた三条大橋の西詰別の角度から。。今日もよいお天気ホテルからの道すがら、市役所の近くにあるレトロなカフェに立ち寄ったものの、折悪しく休業中。店舗は営業していましたので、外観だけパチリ村上開新堂菓舗(明治40年創業)残念ではありますが、課題を残すことで楽しみを次に繋げるという楽観的な性分ゆえ、またの機会にゆっくりと、ケーキとコーヒーでもいただこうと考えています。というわけで、今回の旅のテーマである「レトロな喫茶店」を締め括るのは、こちらのお店フランソア喫茶室(昭和9年開業2...秘書にゃんこ*河津桜とフランソア喫茶室

  • 秘書にゃんこ*南禅寺と湯豆腐

    うさぎさんの岡崎神社で初詣をすませ、南禅寺までテクテク歩きましたこちらも初詣とするなら、神社とお寺のハシゴです。臨済宗大本山南禅寺(開創1291年)三門(仏道修行で悟りに至る為に透過しなければならない関門)水路閣(琵琶湖から水不足の京都市内に向けて引かれた疏水の水路1890年竣工)現在も橋の上には水が流れているそうです。建設当時、レンガ造りの洋風建築が南禅寺と馴染むか不安視されていたようですが、レトロな雰囲気は和の景色に溶け込み、今では京都市指定史跡に登録されています。前回の鴨川デルタと並び、こちらもサスペンスドラマでよく見かけますよね。先日放送された『赤い霊柩車シリーズ』(最終回)この場所で追及されると、犯人は白状したくなるのでしょうか??南禅寺といえば湯豆腐。門前のお料理屋さんの中から「料庭八千代」と...秘書にゃんこ*南禅寺と湯豆腐

  • 秘書にゃんこ*鴨川デルタと岡崎神社

    前日、京都御所の帰りに乗ったバスの車窓から発見した、テレビドラマでお馴染みの風景翌朝、二条城前のホテルから地下鉄東西線と叡山電鉄を乗り継いで、出町柳まで参りました賀茂川大橋から眺める鴨川デルタ(賀茂川と鴨川がややこしい)秘書にゃんこの右に写っている大きな流れが鴨川で、頭の上が賀茂川、中洲の右側は高野川。橋を下りてみましょう。俳優さんは軽快なステップで跳びますが、石と石の間が思ったより離れていて、亀の形をした石は丸いところへもって人が行き交うので、焦って跳ぼうとすると落ちそうに増水していないときは浅くて流れもそんなに速くはありませんが、こんな所でオバサンが溺れると、それこそ事件になりそう行く前は跳ぶ気満々だったのに、半分も行けずに引き返しました東天王岡崎神社ブログのお友だちであるhirorinさんの記事を拝...秘書にゃんこ*鴨川デルタと岡崎神社

  • 秘書にゃんこ*京都大学と進々堂カフェ

    雲ひとつない青空の下、いつかは訪ねたいと思っていた、亡き伯父の母校に参りました。正門(明治26年登録有形文化財)百周年時計台記念館(大正14年百周年記念事業で平成15年に改修)実家が西宮ですので、通学できない距離ではなかったでしょうが、伯父は大学近くの下宿に住み、後に生まれた娘(私の従姉)に「京子」と名付けたくらいですから、この地に思い入れがあったのでしょう。そんな伯父が在学していた時代の建物を訪ねて、心地よい風に吹かれながら広大なキャンパスを散策しました。法経済学部本館(昭和8年)旧土木工学教室本館(中央部分は大正6年両翼は大正13年に増設)旧建築学教室本館(大正11年)私が訪ねた頃はまだマスクが必須で、建物内を見学することは叶いませんでしたが、写真を撮らなかった場所も含めて2時間近く、在りし日の伯父と...秘書にゃんこ*京都大学と進々堂カフェ

  • 秘書にゃんこ*京都御所と喫茶ソワレ

    京都御所の東に位置する迎賓館の参観を終えて、敷き詰められた砂利に足を取られながら御苑の入口へ。この入口を北に歩けば今出川駅、南に向かえば丸太町駅。南北で地下鉄一駅分の距離です。夜が明ける前に起き出して、早朝便で関空へ京都に着くやお昼をすませて迎賓館の参観。さすがに疲れが出て来ましたので、ここらでちょっとひと休み。SASAYAIORI+京都御苑こちらのお菓子をインスタに投稿すると、いつも女将さんが「いいね」をしてくださるんですちなみに東京には、SASAYAIORI+新宿御苑もあります。笹屋伊織の上生菓子とお薄「鳴くよウグイス平安京」この地に遷都されてから明治維新まで天皇のお住まいだった京都御所は御苑の中に在り、月曜日や年末年始を除く毎日、朝から一般公開していて、自由に参観できます。(予約不要・無料)紫宸殿(...秘書にゃんこ*京都御所と喫茶ソワレ

  • 秘書にゃんこ*京都迎賓館

    暮れから続いた慌ただしい日々が一段落するタイミングで、京都に行こうと思っていました。折しもコロナが少し落ち着き、飛行機とホテルがスムーズに取れた上に全国旅行支援も利用可能、さらに滞在中は好天に恵まれ、願ってもない旅となりました早朝便で発ち、夜遅い便で帰着するため、2泊3日が有効に使えます。ピーチ航空は格安の分、座席指定や手荷物を預けると別料金がかかります。いつも身軽手軽な旅を目指す私に、望外の座席がアサインされました関空に到着し、バスで京都に入る頃にはお昼時。ごはん処田辺宗京都のお漬物をお寿司にしたランチです京都御所の広大な敷地の中にある京都迎賓館が、今日の目的地です。(ガイドツアー要予約)正門海外からの賓客御一行は、車列を組んでこちらからお入りになります。正面玄関車寄せ聚楽の間(ロビー)自然光が入らない...秘書にゃんこ*京都迎賓館

  • 秘書にゃんこ*有楽町&新有楽町ビルヂング

    有楽町の駅に降り立ち、銀座とは反対側の日比谷に出ました。有楽町と聞いて思い出すのは、フランク永井さんが歌う「有楽町で逢いましょう」駅前に建った百貨店「有楽町そごう」のコマーシャルソングとして巷に流れ、映画化もされました昭和32年(1957年)のことです。それから十年ほど経った頃、この地に二つのビルが建ちましたが、今年中に閉館して建て替えられると知り、前回の三愛ビル同様、見納めに行って参りました。左:有楽町ビルヂング(昭和41年)右:新有楽町ビルヂング(昭和42年)「ビルディング」ではなく「ビルヂング」という名称が、昭和を彷彿とさせます。「新」が文字通り新しかった頃、日本は高度経済成長期の真っ只中に在りました。有楽町ビルヂングの玄関を入ると迎えてくれる階段は、昭和の映画に登場しそうな造りです。有楽町ビルヂン...秘書にゃんこ*有楽町&新有楽町ビルヂング

  • 秘書にゃんこ*三愛ビル

    銀座通りと晴海通りの交差点で、和光と共に銀座のシンボルと称される三愛ビル。その三愛ビルが間もなく取り壊されると聞いて、行って参りました竣工:昭和38年(1963年)奈良の法隆寺五重塔をヒントに建てられたビルは、中心に柱を立てた総ガラス張りの円筒形。最上部の広告は、ご覧の通りRICOH。このたび初めて知ったのですが、このビルはもともとリコーが所有していたそうです。でも、私のイメージは三菱なんです。(画像は拝借したものです)三菱の広告は開業から1990年までで、その後はコカコーラやサントリーの時期もあったそうですが、数え切れないほど銀座に足を運んでいても、いかに上を見ていなかったことか。お向かいの和光の階段踊り場から。「三愛ビル」は愛称で、正式名称は「三愛ドリームセンター」昔は1階が水着売り場でしたが、閉館時...秘書にゃんこ*三愛ビル

  • 秘書にゃんこ*small MUJI 展 日用品のたのしみ方

    今日2月22日はにゃんにゃんにゃんの日です帝国ホテルのロビー装花バラの花はバレンタインデーまでと思っていましたら、今も飾られていましたNHKの朝ドラ『ひよっこ』のオープニングを見て以来、ミニチュア写真家であり見立て作家の田中達也さんが描く世界に夢中になり、毎日のように更新されるinstagramをフォローしています。そんな田中達也さんの作品展が銀座で開催されていると聞き、行って参りました無印良品銀座(入場無料)4月23日(日)まで11:00~21:00アイスクリーム屋さんでしょうか店内で販売されている品がリゾート地に無印の基礎化粧品で、砂漠が「しっとり」「高保湿」パンチから出た丸い紙が出来立てピザに早変わりかつて大活躍した電卓が青々と甦ります歌舞伎座(東銀座)後ろは歌舞伎座タワー仕事帰りで平日の夕方だった...秘書にゃんこ*smallMUJI展日用品のたのしみ方

  • 日々の暮らし*『球形の荒野』(著者:松本 清張)

    すっかりご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしでしょうか。私は暮れから通っていた専門学校の授業が終わり、今は束の間の休憩といったところです。日々、授業の準備に追われる中、皆さまが投稿なさる記事を拝見しては力を頂いていました。留守の間に立ち寄ってクリックしてくださった方に、この場でお礼申し上げます。気がつけばバレンタインデー札幌からやって来た秘書にゃんことブログを始めた雪の日から、今日で9年が経ちました。9年前は寄りかからないと立てませんでしたが、今はご覧の通り最近は家と学校を往復する毎日でしたので、今日は少し前の話題と画像をお届けします。小説『球形の荒野』作・松本清張(昭和35~36年オール讀物に連載)昭和50年に映画化主演・竹脇無我島田陽子戦死したと思っていた父が生きていてフランスで家庭を築き、やがて日...日々の暮らし*『球形の荒野』(著者:松本清張)

  • 秘書にゃんこ*映画『土を喰らう十二ヵ月』

    あけましておめでとうございます今年もどうぞよろしくお願いいたします帝国ホテルのロビー装花(お正月飾りは1月7日まで)暮れに、映画『土を喰らう十二ヵ月』を観に行ってきましたジュリー歴半世紀を超えた者としては、評判の映画は観ておきませんとね。と、意気込んだものの・・・映画館には数え切れないほど参りましたが、誰も居ないのはもちろん初めてのこと。客席だけでは黒っぽいので、限定非売品の栞とパチリその後、何人か入ったものの、数えるほど。。でもね、なかなか良い作品でしたよ。原作『土を喰(くら)う日々わが精進十二ヵ月』は水上勉の作品で、ジュリーが演じた役名も「ツトム」。ツトムが独りで暮らすのは、長野の自然に囲まれた山奥の一軒家。電話と照明以外に電化製品が見当たらない家で、執筆しながら自給自足で生活しています。原作は映画と...秘書にゃんこ*映画『土を喰らう十二ヵ月』

  • 日々の暮らし*『月の立つ林で』(著者:青山 美智子)

    お久しぶりです皆さま、クリスマスはいかがお過ごしになりましたか?私は専門学校での今年の授業を終えて、二度ほどクリスマス気分を味わいに出かけました。羽田空港国内線第2旅客ターミナル空港の雰囲気に浸って飛行機を眺めていますと、欠乏していた成分が補給される気がします所変わって、こちらは東京駅前のKITTE(東京中央郵便局)吹き抜けの天井まで届きそうなクリスマスツリーを見に、今年も多くの人が訪れていました専門学校の授業を引き受けたときから、週に3冊ほど読んでいた読書を「おあずけ」としましたが、こちらも欠乏の症状が出たところへ、図書館に予約していた本の順番が回ってきたというタイミングのよさ。すぐさま借りに行き、もったいないほどあっという間に読み終えました。青山美智子さんの最新作『月の立つ林で』は、登場人物同士が少し...日々の暮らし*『月の立つ林で』(著者:青山美智子)

  • 日々の暮らし*『上流階級』(著者:高殿 円)から レトロプリン

    『上流階級』全3巻を読み終えました。同じ高殿円さんの『コスメの王様』がNHKの朝ドラ向きなら、こちらは夜ドラになりそうと思いましたら、私は全く知りませんでしたが、既に何年か前に民放でドラマ化されたそうです。上流階級の人々を顧客とする、デパートの女性外商員の奮闘記です。「外商」という言葉や存在は知っていましたが、今も昔もこの先も、私などとは無縁の世界。でも、デパートの売り上げの3~4割を占める部署があり、それに貢献する人々は確かに存在するのですよね。三越前の京料理のお店でお昼をいただいた後、日本橋高島屋まで一駅ぷらぷら散歩しました。クリスマスツリーが飾られた正面玄関で出迎えてくれたのは、ご存知ローズちゃん。昭和37年(1962年)包装紙のシンボルフラワーにちなんでローズちゃんと命名この日は案内係の女性と同じ...日々の暮らし*『上流階級』(著者:高殿円)からレトロプリン

  • 秘書にゃんこ*神宮外苑いちょう並木

    雲ひとつない秋晴れの下、色づいたいちょう並木を見に青山一丁目の駅で降りました実は先日も立ち寄ったのですが、聞きしに勝る人出にほとんど写真も撮れないまま退散。既に10時を回っていましたが、人が少なくてゆったり散策できました左右に2列ずつ合計146本のいちょう並木は、300メートル先の聖徳記念絵画館へと続きます。落ち葉のじゅうたんで遊ぶのって初めてかも折り返して青山通りまで戻った頃には、人・人・人。。観光バスまで到着していました暖かい日差しを浴びながら、青山一丁目の駅とは逆方向の外苑前まで一駅てくてく日本橋にある京都のおばん菜のお店が美味しいと聞き、メトロ銀座線で三越前へ。『京の馳走はんなりや』「はんなり」とは、明るく上品で華やかなようすを表す京言葉だそうです。カウンターやテーブルはお昼時のビジネスマンで満席...秘書にゃんこ*神宮外苑いちょう並木

  • 日々の暮らし*『鎌倉うずまき研究所』『ただいま神様当番』(著者:青山 美智子)

    図書館に所蔵されている書籍の多くは背表紙が見えるように並べてありますが今月のという特設コーナーで、表紙を向けている本がありましたタイトルよりも著者名よりも、真っ先に私の目に飛び込んできたのが、NHK『ひよっこ』でお馴染みのミニチュア写真家・見立て作家田中達也さんの装画でした。表紙に惹かれて本を手に取ったのがきっかけとなって、青山美智子さんという作家を知り、著書を図書館に予約しては、順番が来るのを楽しみに待つようになりました『鎌倉うずまき研究所』(2019年)『ただいま神様当番』(2020年)表紙のお人形たちは、田中達也さんの作品で登場人物。田中さんの『MINIATURELIFE展見立ての世界』は各地の美術館やデパートで開催されていますが、私も何年か前に見に行って、そのユニークな発想と丁寧な作りにすっかり見...日々の暮らし*『鎌倉うずまき研究所』『ただいま神様当番』(著者:青山美智子)

  • 日々の暮らし*『木曜日にはココアを』(著者:青山 美智子)

    故郷の札幌から初雪の便りが届く頃となりました。冬の訪れと共に恋しくなるココア「ホットチョコレート」では身も蓋もなく、「ココア」という名前にこそ郷愁を覚えますが、ココアって、コーヒーや紅茶のようにどこのカフェにでも必ずあるというわけではなく、スーパーの棚でも種類や品数が少なく、どこか遠慮がち。でも、冬が近づくと人々の身も心も温める役割を担って、気のせいか売り場が少しだけ広がります。今日お薦めする本は『木曜日にはココアを』(著者:青山美智子2017年)以前ご紹介した『猫のお告げは樹の下で』『お探しものは図書室まで』と同じ作家の作品ですが、それらより前に、私が初めて読んだのが『木曜日にはココアを』です。マグはWEDGWOODとANAのコラボレーション秘書にゃんこの弟分であるベア君は、ポット柄のシャツで初登場川沿...日々の暮らし*『木曜日にはココアを』(著者:青山美智子)

  • 紅茶が好き*14 タイニートリア ティールーム

    穏やかな小春日和の週末、最近スコーンに目覚めたという友人と二人でお茶時間を愉しみました。三越英国展でおなじみのTinyToriaTearoom(タイニートリアティールーム)人形町の甘酒横丁に佇む小さなイギリススコーンを初めて知ったのは、イギリス人の男性と結婚した先輩CAが暮らす香港のお宅でした。たっぷりの紅茶といただくスコーンは、ケーキよりもしっかりしていて、クッキーよりも食べ応えがあり、ポロポロ崩れてお行儀よく食べられないのに美味しくて、すっかり虜になってしまいました香港島の中腹にあるお宅に二度目に訪問したとき、キッチンに入って手取り足取り教わったのに、今以て先輩の味には程遠く、美味しいお店があると聞けば拵えるより早いとばかりに足を運んでいます。ご紹介した「タイニートリアティールーム」と、日本橋三越の「...紅茶が好き*14タイニートリアティールーム

  • 秘書にゃんこ*都電に乗って村上春樹ライブラリーへ

    かつては都内を網羅していた路面電車も地下鉄の発達と共に徐々に衰退し、昭和40年代の終わりに荒川線を残して全路線が廃止されました。飛鳥山など桜の名所を通るため、5年ほど前に「東京さくらトラム」という愛称が決まったものの、慣れ親しんだ「都電荒川線」という呼び名の方が一般的なように思います。駅に階段がなく乗り降りに段差がないため、お年寄りの足として大活躍。終点「早稲田」で下車早稲田大学大隈記念講堂昭和2年竣工重要文化財早稲田大学国際文学館(愛称村上春樹ライブラリー)令和3年竣工設計隈研吾こちらはむしろ愛称の方が広く知れ渡っていて、昨秋のオープン当初は予約が取れなかったとか。予約枠は1回30名で1時間半見学できますが、この回のほぼ全員が女性だったのには少々驚きました。階段本棚階段本棚の小さな人たちは『1Q84』の...秘書にゃんこ*都電に乗って村上春樹ライブラリーへ

  • 日々の暮らし*『1Q84』(著者:村上 春樹)と マヨネーズ

    ここだけの話ですが、ずいぶん長い間、『1Q84』を『IQ84』と思い込んでいました。本を手に取ったときに違和感があって初めて気づき、どこかで『IQ84』と言わなかったかと冷や汗そんな私が「ハルキスト」を名乗るなんて厚かましいにも程があるのですが、夢と現と幻の間を彷徨うような独特の世界と、どうやったら思いつくのかと感心する比喩表現が好きで、時間があると、文字通り寝食を忘れて春樹ワールドに浸ります。BOOK1・2・3で1600ページ超句読点の数と位置が(私にとって)ちょうどよいのも、長編をストレス無く読める所以です『1Q84』の下にichikewhachiyonと読み方が書いてあるのがご覧になれますでしょうか。ここでちょっと疑問に思ったのがQの読み方。QはそのままQと書くものと思いましたら、kewなんです。お...日々の暮らし*『1Q84』(著者:村上春樹)とマヨネーズ

  • 秘書にゃんこ*映画『小さな恋のメロディ』

    『小さな恋のメロディ』(1971年)1年遅れの「50周年特別上映・舞台挨拶」に行って参りましたこの情報をfacebookで知ったとき、果たしてどのくらいの人が関心を寄せるのかと思いましたが、ネットで受付が開始されるや、まるで椅子取りゲームで音楽が鳴り止んだときのように、瞬く間に【満席御礼】久々にスリリングな時間を味わって、無事に予約が取れました1971年(昭和46年)といえば、私は中学生。同級生と二人で観に行き、ジャック・ワイルドのファンになった彼女が「もう一度見たい」と言うので、ビデオなど無かった時代、翌週再び映画館に足を運んだものです。当時のパンフレットとレコード上映後の舞台挨拶は、当初メロディを演じたトレイシー・ハイドさん一人の予定でしたが、マーク・レスターさんが花束を持ってサプライズで登場し、場内...秘書にゃんこ*映画『小さな恋のメロディ』

  • 日々の暮らし*『お探し物は図書室まで』(著者:青山 美智子)

    図書館といえば「本を貸し出してくれる所」で、私など週に2回は返却かたがた借りに行っていますが、実は「レファレンスサービス」もまた図書館の役割であることを、恥ずかしながら最近知ったしだいです。「レファレンス」とは「参考・参照」であり、図書館においては「調べもの相談」といったところでしょうか。もちろん、個人のプライバシーに関わる調査や骨董品の鑑定、学校の宿題を手伝ってもらうなどはですが、興味を持って調べたい事柄を膨大な数の書籍から探す際に、的確なアドバイスがあれば助かります。そのようなときの心強い味方が、調べ物のエキスパートである「図書館司書」何年も前になりますが、東京の自治体から依頼されて「お箸」についてレクチャーすることになったとき、司書さんにご相談していたら、もっと効率よく準備ができたのではと思います。...日々の暮らし*『お探し物は図書室まで』(著者:青山美智子)

  • 秘書にゃんこ*九段から神保町へ

    九段会館テラスがオープンしたと聞き、秋晴れの一日に出かけて参りました千鳥ヶ淵:桜の季節には辺り一面ピンクに染まります左の木の陰は昭和館(昭和の歴史的資料を展示する国立博物館)中央(秘書にゃんこの頭の上):九段会館右:九段会館テラス昭和館から見上げる九段会館テラス手前:九段会館(昭和9年竣工の旧軍人会館東日本大震災による天井崩落で休館)奥:九段会館テラス(令和4年に九段会館の一部を保存して17階のビルに建て替え完了)オフィスビルとして開業し、宴会場やも入居。九段会館については、歴史的価値ある建物を改修し、人々が立ち入ることができる方法で保存した選択を喜ばしく思います。前庭から望む日本武道館所変わって、こちらは神田の学士会館(旧帝国大学出身者の親睦と知識の交流を目的として発展)右の4階建てが旧館(昭和3年建造...秘書にゃんこ*九段から神保町へ

  • 日々の暮らし*デパートの思い出

    日曜日にデパートに連れて行ってもらえると思うと、何日も前からワクワクした昭和の子供ですちなみに土曜日は「半ドン」といって、少なくとも午前中は学校も会社も休みではありませんでしたし、祝日も今よりずっと少なくて日曜日と重なろうが振替休日などなく、GWは暦通りの「飛び石連休」でした。『あのころのデパート』(著者:長野まゆみ)大食堂や屋上遊園地など、当時の子供たちに共通する懐かしい思い出話や、やがて二つのデパートに勤務することになる著者が語るデパート裏話。進物用にとお願いしたとき、職人技とも思える包装の手際にしばし見とれることがありませんか?この本によりますと、店員さんの中には、途中で仮留めをせず最後の一箇所だけテープを貼る方や、食品やこわれ物などを、箱を上下に引っくり返すことなく、包装紙をくるりと動かして包む方...日々の暮らし*デパートの思い出

  • 秘書にゃんこ*郵便局の木

    「はがき」を「葉書」と書くということは、紙のなかった時代には葉っぱに文字を書いていたのかしら。ずいぶん前にそう思ったものの、それっきり忘れていたら、読んだ本が教えてくれました『猫のお告げは樹の下で』(著者:青山美智子)神社に出没するネコさんが、人生に迷った人にタラヨウの葉っぱを1枚授けます。葉っぱに書かれたお告げはその人にしか見えず、受け止め方やその後の生き方もその人しだい。タラヨウ(多羅葉)の木20センチほどの葉っぱの裏に、書くというより針先などで傷をつけて文字を書き残します。紙が稀少だった戦国時代に情報のやり取りに用いられたのが「葉書」の語源という説もあり、1997年(平成9年)に、当時の郵政省がタラヨウを「郵便局の木」と定めました。多くは静岡以西に分布する常緑樹ですが、シンボルツリーとして東京中央郵...秘書にゃんこ*郵便局の木

  • 日々の暮らし*ミュージアムグッズ

    こちらのブログで知り合い、秘書にゃんこの妹のような従妹のようなあんずちゃんのママであるhirorinさんは、読書のお友だち、つまり読み友さんでもあり、いつもいろんな本をご紹介くださいます。長編小説を立て続けに読んで少し頭が疲れていたところ、絶妙のタイミングで教えてくださったのが、各地の美術館や博物館で販売されているグッズが一堂に会したような、ワクワクする写真と文の1冊。読むというよりうっとり眺めながら、読書の疲れを読書で癒やしています。『ときめきのミュージアムグッズ』(著者:大澤夏美)秘書にゃんこサイズの原稿用紙(メモ帳)とボールペンは、東京ステーションホテルの「文豪セット」併設の東京ステーションギャラリーは建物そのものが見応えある作品で、ショップも充実しています。美術館や博物館の出口には、商売上手なこと...日々の暮らし*ミュージアムグッズ

  • 日々の暮らし*『おいしい名建築さんぽ』(著者:甲斐 みのり)

    テレビ番組『名建築で昼食を』が地上波で放送されるのをキリンさんの首で待っていたところ、先日、大阪編の数話が深夜に放送されたので、録画して視聴しました。テロップに流れた原作の名前をメモして図書館へ『歩いて、食べるおいしい名建築さんぽ』(著者:甲斐みのり)図書館に所蔵されていた東京編(2018年)と京都編(2022年)名建築は多々あれど、そこで美味しいお食事をいただけるとなれば、数は絞られます。とはいえ、さすが東京と京都。合わせて50ほどの建物が掲載されていました。東京編私が訪れたことのある建物まだ訪れたことのない建物東京ステーションホテル(丸の内)日本橋高島屋(日本橋)日本橋三越本店(日本橋)KITTE(旧東京中央郵便局丸の内)ビヤホールライオン(銀座)東京都庭園美術館(白金台)グランドプリンスホテル新高輪...日々の暮らし*『おいしい名建築さんぽ』(著者:甲斐みのり)

  • 日々の暮らし*資生堂パーラー

    『東京・銀座私の資生堂パーラー物語』十代半ばに入社し、やがて資生堂パーラーの社長となった菊川武幸さんの著書。当時はウェイトレスではなく、給仕は「ボーイ」と呼ばれる男性のみ。特に新人は全員イガグリ頭の少年だったため女性客に可愛がられたとか。さて、今から150年前の明治5年に、町の調剤薬局として創業した資生堂。視察で洋行した創業者は、アメリカのドラッグストアに飲み物や軽食が置いてあることに着目します。日本ではまだまだ「怪しい薬」が多かった時代に、これは薬局への信頼に繋がると確信し、帰国後、店内に「ソーダファウンテン」なるものを設置します。明治35年、今から120年前のお話です。3年前の資生堂展で披露されたソーダファウンテンの複製ファミレスのドリンクバーのように、飲み物の原液を水や炭酸水で薄めますが、製造機はも...日々の暮らし*資生堂パーラー

  • 日々の暮らし*資生堂 創業150周年

    1872年9月17日に資生堂が創業して、今日でちょうど150年を迎えました。テレビ番組でスポンサー名を「東京銀座資生堂」と紹介していたのが印象に残っていますが、今でこそ銀座は一丁目から八丁目まであるものの、当時は四丁目、つまり和光の辺りまで。晴海通りを境に五丁目から先には別の町名があり、資生堂のある八丁目は松江藩とのご縁で「出雲町」。1872年といえば明治になって4~5年ですから、まだまだ江戸の名残りが漂っていたのでしょう。(五丁目から八丁目が正式に銀座に加わったのは、関東大震災後の区画整理が行われた昭和5年)同じく1872年は、新橋(汐留)~横浜(桜木町)に鉄道が開業した年でもありますご存知の通り、銀座八丁目といえば、ほぼ新橋。江戸の香りを残しつつ新しい時代を迎えたあの界隈。。想像しただけでワクワクしま...日々の暮らし*資生堂創業150周年

  • 秘書にゃんこ*数寄屋橋でプリン・ア・ラ・モード

    月の美しい季節を迎えましたが、日中はまだまだ夏を感じる中、用があって銀座に参りました。電車を降りるなり容赦なく照りつける陽射しに、まずは冷たくて甘~いおやつでひと息プリン・ア・ラ・モードをいただいたのは、皆さんご存知のこちらのお店ですここは数寄屋橋交差点かつてこの辺りには都電の「数寄屋橋停車場」がありました左手前に見える、とんがり屋根の煉瓦造りの建物は交番です。デザインの段階で模型に待ち針を挿したデザイナーが「後ほどこの部分に飾りを付けます」と説明したところ、修正されることのないまま「待ち針の立った交番」が完成したそうです。江戸城外堀に架けられた「数寄屋橋」は、昭和33年に外堀が埋められたのを機に取り壊されました。晴海通りを跨ぐ高速道路の橋には「新数寄屋橋」と表示されています。向こうに見える建物は「有楽町...秘書にゃんこ*数寄屋橋でプリン・ア・ラ・モード

  • 日々の暮らし*クリームソーダの本

    夏の盛りに昔ながらの喫茶店で味わって以来、クリームソーダが気になっています。図書館で「クリームソーダ」と検索しましたら、およそ40冊が所蔵されていました。小説ありレシピ本あり・・・その中から5冊借りて読み終えたところですクリームソーダといえばメロン味。ということで、シャカシャカシュワシュワこしらえました。チェリーを用意しなかったので、秘書にゃんこにチェリー色のドレスを着せてみました左奥:『クリームソーダ純喫茶めぐり』(著者:難波里奈)首都圏に偏ることなく、函館から鹿児島までの純喫茶を網羅右奥:『空色の喫茶店Recipe』(著者:tsunekawa)シロップと炭酸水とアイスクリームがあれば家で作れる簡単レシピ手前:『旧帝国ホテルのクリームソーダ』(著者:建築家石川雅英)著者が幼少の頃、解体前の帝国ホテルに泊...日々の暮らし*クリームソーダの本

  • 秘書にゃんこ*映画『青春の蹉跌』

    神保町シアターで『青春の蹉跌』を観てきました。昭和49年(1974年)公開萩原健一(当時23歳)は、この作品で「キネマ旬報最優秀主演男優賞」受賞混沌とした時代に生きる若者の熱情と焦燥感を描いた作品に集うのは、出演者と同じ団塊の世代と思しき方々。新宿駅東口が映れば、思わず「鈴屋」(若い女性に人気のあったお店)を探してしまう私は、少しだけ下の世代。道を歩きながらタバコを吸うショーケンがそのまま喫茶店に入ると、レジの横にはピンク電話。駅には「伝言板」があり、山手線はグリーン一色・・・それが「昭和」だったのですよね。ショーケンといえば、ザ・テンプターズの頃からファンでした。(「あら、ジュリーじゃなかったの?」という声が聞こえてきそうですが、それはそれ、これはこれ)ザ・テンプターズ時代のLP左のレコードジャケット「...秘書にゃんこ*映画『青春の蹉跌』

  • 日々の暮らし*『ランチ酒』(著者:原田 ひ香)

    人々が眠りに就く時間に夜通し働く女性が、今日お薦めする『ランチ酒』の主人公です。三十路で離婚して住む家も仕事もないため、婚家に置いてきた娘を引き取ることもできず、同級生の伝手でようやく得た仕事が「見守り屋」。眠る人や眠らない人を、そのお客様の家でただひたすら眠らずに見守るのが彼女の役目です。ある時は、徹夜仕事の息子から、認知症の母が心配なので見ていてほしいと依頼されて話し相手になったり、またある時は、失敗談を延々と語る女性や、アイドルが好きで自慢話だらけの男性の聞き役に徹したり。産後まもなく夜の仕事に復帰した若いママから赤ちゃんを預かることもあれば、時には飼い主の留守宅でペットを見守ることもあります。そんな彼女が仕事を終えて食事をしながらお酒を呑むことから、タイトルは『ランチ酒』世間はランチタイムでも、夜...日々の暮らし*『ランチ酒』(著者:原田ひ香)

  • 日々の暮らし*『おあげさん』(著者:平松 洋子)

    頭に付ける「お」が馴染みやすい食べ物ってありますよね。たとえば野菜でしたら「お大根」や「お茄子」。同じ売り場に並んでいるのに、なぜか「お人参」「お胡瓜」とは言わず、同じネギでも「お葱」と言うのに「お玉葱」とは言いません。更に「さん」が付けば、これは「美化語」ではなく、むしろ気持ちは「尊敬語」に近いかも。その代表格が「お豆さん」「お粥さん」「おいなりさん」、そして今日の本のタイトル『おあげさん』。(もしかすると、私が育った家だけかも知れませんが・・・)著者は、岡山県出身の平松洋子さん236ページすべてが「おあげさん」で溢れていて、読み終えたら間違いなく「おいなりさん」や「きつねうどん」が食べたくなります昔、仕事で宮崎を訪れたときのこと宮崎が新婚旅行のメッカで、淡い色のスーツに身を包んだ初々しい若奥様は手に旦...日々の暮らし*『おあげさん』(著者:平松洋子)

  • 秘書にゃんこ*高橋真琴米寿記念展 ~ 森の風鈴小径

    久しぶりに日本橋に参りました。「日本橋」の文字は、第15代将軍徳川慶喜公の揮毫。日本橋三越本店1階ロビー昭和から平成になって少し経った頃、この場所で藤山一郎さんの指揮により「青い山脈」が演奏され、大勢の買い物客が、吹き抜けの各階から皆で唱和しました。たまたま居合わせた私も、去りゆく昭和に感謝しつつ新しい時代を迎えたものです。少女漫画家高橋真琴さんが米寿を迎える今年、各地で記念展が開催されています。(2月池袋東武終了7月日本橋三越終了10月名古屋松坂屋12月大丸心斎橋店)案内状を頂き、比較的涼しい平日に秘書にゃんことお出かけ。デパートも会場も人が少なく、ゆっくり観て廻りました。「女の子はみんなお姫さま」88歳におなりの今も、美少女の世界を追求小学生の頃、もしもこんな筆箱を持っていたら、きっとクラスの人気者日...秘書にゃんこ*高橋真琴米寿記念展~森の風鈴小径

  • 日々の暮らし*『砂の器』(著者:松本清張)

    言わずと知れた不朽の名作は、昭和35年5月から1年間、読売新聞の夕刊に掲載されました。その後、映画化1回、テレビに至っては7回もドラマ化されましたので、ご覧になった方も多いことでしょう。原作と映画やテレビとでは、ストーリーや登場人物が異なる場合が多々ありますので、清張作品に触れるとき、私はまず原作を読みます。読み終えたら『地図で読む松本清張』でおさらい。国鉄や都電(かつて都内を網羅していた路面電車)の路線図を見ながら犯人や刑事の足跡を辿り、時代背景や、現代とは異なる価値観などの説明を読みます。そして最後に図書館から借りてきた映画を視聴。『砂の器』の場合、上下巻で1000ページほどの原作を2時間にまとめたので、内容がだいぶ変わっています。原作のラストシーンが羽田空港の国際線ロビーだったため、当時の映像が観ら...日々の暮らし*『砂の器』(著者:松本清張)

  • 日々の暮らし*『コスメの王様』(著者:高殿 円)

    今日お薦めする本は、かつて「フルベール化粧品」と呼ばれていた「クラブコスメチックス」の物語。明治・大正・昭和を生き抜いた創業者の一代記は、連載小説として産経新聞に掲載された後に書籍化。私が知る頃には評判も高く、案の定、図書館では十数人待ちの人気でした。「双美人」のイラストに見覚えある方もおいででしょう郷里の家族を支えるため働きに出た少年と、同じく貧しい家庭から売られてきた少女が出会った神戸の花街。幾多の困難に見舞われ、信じていた人に裏切られながらも、真心で商売に取り組んで成功した少年利一。花街で随一の売れっ子の芸妓花千代となった少女ハナ。惹かれ合う二人を待ち受けていた運命は・・・。年老いた二人のほっこりとしたラストシーンに、穏やかな気持ちで本を閉じました時代に翻弄されながらも誠実に生きた二人。主役は少年で...日々の暮らし*『コスメの王様』(著者:高殿円)

  • 日々の暮らし*『母の待つ里』(著者:浅田次郎)

    私にとって、読書は趣味ではなく生活の一部です。図書館で借り、書店で買い求め、をポチッとしては、コーヒーを淹れて至福の時に浸ります一方でテレビを見ても顔も名前も知らない芸能人が多く、ましてやお笑い芸人には全く疎い有様です。日々の殺伐としたニュースもザッと見る程度ですが、そのくらいの情報量でも特に困ることはありません。本や作家に偏りがあると感じていたところ、自分の読書を管理するサイトを教えてくださる方があり、おかげで「村上春樹34.5%」など、愛読する作家の割合を円グラフで知ることができましたし、皆さんが面白いと感想を述べた作品を手に取るうちに、「食わず嫌い」が減ったような気がします。ただし、自分では感想を書き残すことはしません。子どもの頃から「読書感想文」が苦手でした。感じたままを素直に書けばよいものを、ど...日々の暮らし*『母の待つ里』(著者:浅田次郎)

  • 秘書にゃんこ*映画『二人の銀座』

    古書店が建ち並ぶ、千代田区神田神保町。幕臣神保長治(じんぼうながはる)の屋敷があったことに由来する地名です。世界最大規模の書店・古書店街は、本好きの人々にとって聖地とも言える場所でしょう。そんな神保町の路地を入った所に「神保町シアター」はあります。ここは古き良き時代の映画を中心に上映する小さな劇場およそ1ヶ月毎にテーマが変わり、『公開65周年君の名は』『生誕110年小津安二郎監督』など桁が違います。観客も昭和のお生まれと思しき方ばかりで、あら、私、平均年齢を下げているかしら開館時間を待って列に並びながらスマホを弄るような無粋な輩は、この映画館には似合いません。申し合わせたように、皆さん文庫本を手にそれぞれの時間、それぞれの世界に浸っておいでです『映画で銀ぶら銀幕の銀座』(6月11日~7月8日)『銀座の恋の...秘書にゃんこ*映画『二人の銀座』

  • 秘書にゃんこ*GOSPEL(カフェ ゴスペル)

    京都の旅の最後に訪れたのは、「一粒社ヴォーリズ建築事務所」の作品。建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの理念を継承している、現存する会社です。ヴォーリズは25歳のときに英語教師として来日し、キリスト教の伝道を行いつつ建築家として活躍。日本に帰化し、83歳で亡くなるまで日本に滞在したため、関西を中心に数多くの作品が遺されています。前回、京都を訪れた際、銀閣寺の帰りに立ち寄ったのですが、折悪しく休業中。かつて個人の住宅であったカフェGOSPELに、ようやく来ることができました。閑静な住宅街に佇む、緑に覆われた洋館。全景前回閉まっていたドアが開いていて、秘書にゃんこ大喜び階段で2階に上る前に、手摺りの左の狭い隙間に体を入れますと・・・。階段下のこんな小さなスペースまでヴォーリズの世界。2階カフェ大きめのスコーン...秘書にゃんこ*GOSPEL(カフェゴスペル)

  • 秘書にゃんこ*真如堂(真正極楽寺)

    早い梅雨明けの猛暑の中、初日はいささか夏バテ気味だったものの日に日に回復し、我ながらパワフルに動き回った関西の旅も、いよいよ最終日。帰りのピーチまで時間がありますので、お寺を拝観しに参ります。日除けの腕カバーと扇子で身支度を整え、にゃんこのドレスとコーディネートして出発。爽やかな色合いのロビー装花二条城前から地下鉄とバスを乗り継いで、紫陽花が美しいと聞く真如堂へと向かいます。午前中から気温が上昇する中、バスを降りてからしばらく続く上り坂に早くも息が切れます出没注意よい子の皆さんが出ますよの立て札にドキドキ静謐な世界へと導かれれば、暑さも疲れも一瞬にして忘れてしまいます。慎ましく飾られた紫陽花と、にゃんこのドレスや靴の色合いがお揃い別の角度から見ると、水面に緑が映ります。水を抜いている寺社が多い中、清水を湛...秘書にゃんこ*真如堂(真正極楽寺)

  • 秘書にゃんこ*ヨドコウ迎賓館(旧 山邑家住宅)

    祇園の夜の興奮冷めやらぬまま、翌日は兵庫県芦屋市へと向かいましたフランク・ロイド・ライトの私としては、一度は訪れてみたいと願っていたヨドコウ迎賓館。灘の造り酒屋当主である山邑(やまむら)氏の別邸を、日本に滞在していたライトが設計。ライトが離日した後、弟子の遠藤新らにより大正13年(1924年)に竣工。戦後は淀川製鋼所の所有となり、昭和64年(1989年)から「ヨドコウ迎賓館」として一般に公開されています。ライト建築といえば、「帝国ホテル」(日比谷)、そして「自由学園明日館」(池袋)が思い浮かびますが、宿泊客や生徒を対象にして設計された建物と異なり、こちらは個人の住宅。そのためか、遠藤新設計の「加地邸(かちてい)」(葉山)を訪れたときの印象と重なるものがありました。ついにやって来ました門から玄関までワクワク...秘書にゃんこ*ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)

  • 秘書にゃんこ*祇園の夜に舞妓さん

    私が滋賀の三井寺を訪ねている頃、京都南座では五花街合同公演「都の賑い」が催されていました。五花街とは、上七軒(かみひちけん)、先斗町(ぽんとちょう)、宮川町、祇園甲部、祇園東の総称。舞台のフィナーレでは、五花街の舞妓さん総勢20名で舞いを披露されたそうです。舞妓さんとは、それぞれの置屋で芸事の修行に励む二十歳前の女性。肩上げした袖、お引きずりする振袖の裾を手で持つため目に留まる赤い襦袢、だらりの帯。伝手があり、熱気冷めやらぬ祇園に繰り出して、初めて舞妓さんの踊りを鑑賞しました。昼とはまた異なる雰囲気の南座。八坂神社から鴨川を渡り河原町に至るまで、大変なにぎわいでした。花街「祇園東」の満彩光(まさてる)さん(円山公園そばの長楽館にて)撮影会のような時間が設けられていたのですが、スマホでは写しきれない愛らしさ...秘書にゃんこ*祇園の夜に舞妓さん

  • 秘書検定 98*日本の資格・検定 AWARD 2022

    6月に実施された第127回秘書検定筆記試験に合格された皆様、おめでとうございます。1級の面接地を東京にお選びになった方には、まさに今日、今後の日程が公表されていることと存じます。既に面接試験のスケジュールが決定している地域の皆様を始め、多くの方が当ブログにお越しくださり、大変ありがたいことと感謝申し上げます。そんな皆様の励みになればと、「日本の資格・検定」において「秘書検定」が殿堂入りしたことをお伝えします。(殿堂入りとは、毎年開催される「日本の資格・検定」AWARDSの各部門で長期にわたって入賞し続け、高い評価を得た資格・検定に対し、敬意を表するものです。)どの職場でも入社後に覚えることや学ぶことは多々ありますが、入社前に予習できるものではありません。しかし、「基本的なマナーや気遣い」は予め身につけるこ...秘書検定98*日本の資格・検定AWARD2022

  • 秘書にゃんこ*滋賀県 三井寺

    その昔、飛行機の窓から眼下に望んだ琵琶湖は、まさに海の如き大きさでした当時は「地点アナウンス」なるものがあり、湖と、くびれた部分に架かる「琵琶湖大橋」をご案内すると、乗客の皆さまは機窓にお顔をくっつけ、首から掛けたで思い思いに撮影なさったものです。その琵琶湖を擁するのが滋賀県であることは、もちろん小中学生の時分より知っていましたが、滋賀と京都がこんなに近いなんて、恥ずかしながらこの歳になって初めて知りました。(もっとも大津市が近いだけで、滋賀県の面積は東京都と大阪府を足したほどの広さですが)初めて訪れた滋賀県での目的は、琵琶湖から程近い三井寺(大津市)の円空仏拝観。正式名称は「長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)」一般的には「三井寺(みいでら)」7世紀草創、9世紀再興、10世紀頃から比叡山延暦寺との対立...秘書にゃんこ*滋賀県三井寺

  • 秘書にゃんこ*桂離宮 再び

    今宵は七夕皆さまの町では星空がご覧になれますでしょうか関東地方は昨日、雨が降ったりやんだりの一日でしたこのような七夕の前日の雨を「洗車雨」と呼び、彦星が織姫との逢瀬に使う牛車を洗うのだそうです。先日、帝国ホテルにて。さて、3年前の秋に訪れた際、雷雨に見舞われたのが心残りで、京都桂離宮に再訪しました。今回も雨の予報は出ていたものの降ることなく、予約せずとも当日枠ですんなり入ることができ、恵まれた一日のスタートとなりました。洲浜(すはま)から望む松琴亭(しょうきんてい)は桂離宮で最も格の高い、茅葺き入母屋造りの茶室です。敷き詰めた石の突端の灯籠は岬の灯台に、その向こうの橋は天橋立に見立てています。笑意軒(しょういけん)は田舎屋風の茶室。内部は襖で区切られるも天井はつながっており、室内を広く見せる工夫がなされて...秘書にゃんこ*桂離宮再び

  • 秘書にゃんこ*京都で写経

    お暑うございます。じっとしていても汗が滴る6月とは思えない暑さの中、ちょっと関西まで参りました。まずは「初・ピーチ航空」成田空港から関西国際空港に到着した、飛行機色のドレスの秘書にゃんこ往復の飛行機代に関空⇔京都間のバス代を加えても、新幹線の片道分以下座席のピッチが狭くて体格のよい男性客など窮屈そうでしたし、CAはポニーテールにシュシュって随分カジュアルだとは思いましたが、スクリーンがない分、実際に行われる非常時のデモンストレーションの視聴率が高かったり、アナウンスやサービスを極力排除したと思われるシンプルなフライトは、それはそれで気が楽だったり、国内線ならこれで充分、こういう選択肢もあると思える時間と空間でした。到着後は「初・写経」コロナが落ち着いてきたためか人出が多く、暑さと雑踏から逃れてひっそり過ご...秘書にゃんこ*京都で写経

  • 日々の暮らし*切手

    たまに手紙を書こうとすると、「あら、切手代っていくらだったかしら??」かつて手紙が80円、はがきが50円だった頃は分かりやすかったのですが、その後、1円、2円と値上がりし、しかも手紙とはがきが時期をずらして上がったこともありましたよね。切手代の値上がりがややこしい一方で、発売される切手の魅力的なこと子どもの頃に「趣味は切手収集」だったこともあり、でサンプルを見ると素通りできず「1シート下さい」。追加分を貼らなくては投函できなくなった切手が、手元にたくさんあります。そこで1円切手の出番です。1円切手といえば、茶色い肖像画のおじさん、もとい、「日本近代郵便の父」と呼ばれる前島密(ひそか)。その功績は郵便事業のみならず、まずは明治政府の首都を江戸にすることを建言し実現。さらに、国字の改良、海運、新聞、電信・電話...日々の暮らし*切手

  • 秘書にゃんこ*横浜山手西洋館 花と器のハーモニー2022

    横浜という街は、もともとの美しさに加えて、それを活かそうと官民一体となるところが魅力的です。たとえば赤レンガ倉庫は、私が横浜に住んでいた昭和50~60年代には文字通り「倉庫」でした。その後、テレビや映画のロケ地となったものの、いつしか放置されて荒廃の一途を辿ります。しかし、取り壊すことなく見事に復活を遂げて、周辺の施設ともども活気溢れる観光名所に変貌。赤レンガ倉庫から山下公園へと続く道は、休日には海風を浴びて散策する人々の憩いの場となり、手入れの行き届いた花々を、思い思いにカメラに収める姿が多く見受けられます。マスコットキャラクター・ガーデンベアそんな海沿いのエリアから小高い丘へと登れば、そこはかつて外国人居留地だった所。異国情緒漂う山手西洋館に惹かれて、元町での買い物がてら、昔からよく訪ね歩いていました...秘書にゃんこ*横浜山手西洋館花と器のハーモニー2022

  • 秘書にゃんこ*ピーターラビット 絵本出版120周年(世田谷美術館)

    イギリスで産業革命が起きた19世紀中頃、ビアトリクス・ポターはロンドンで生まれました。当時、裕福な家庭の子女がそうであったように、ビアトリクスも生涯学校に通うことはなく、弟が生まれるまでは遊び相手もいない中、身近な動植物をスケッチすることが彼女の楽しみでした。そんな少女時代を過ごしたビアトリクスが20代になった頃、元家庭教師の子どもの病気見舞いに絵手紙を贈ったことが、絵本作家になるきっかけとなりました。ところが、元家庭教師の勧めで複数の出版社に作品を持ち込んだものの出版には至らず、自費出版。それが評判を呼んで出版社も決まり、増刷を重ねてベストセラーとなったのが『ピーターラビットのおはなし』1902年、ビアトリクス・ポター26歳の出来事です。時は流れて、今年は絵本出版120周年。世田谷美術館に「ピーターラビ...秘書にゃんこ*ピーターラビット絵本出版120周年(世田谷美術館)

  • 日々の暮らし*松本清張『波の塔』

    松本清張といえば、数々の社会派推理小説で今も読者を魅了し続けていますが、『波の塔』は女性誌に連載されただけあって、事件や犯人を解き明かすものではなく、愛し合う二人の悲恋物語を描いた、上下巻で800ページに及ぶ長編小説です。例によって図書館から本とDVDを借りてきましたので、画像をご覧ください。昭和35年(1960年)公開テレビでは出演者を替えて8回も放送されましたが、映画はこの1本のみ主演:有馬稲子さん(当時28歳・今年卒寿)津川雅彦さん(当時20歳・2018年他界)お二方は2017年のテレビドラマ『やすらぎの郷』で、元歌手と詐欺師として再共演。読み進めるうちに「ニューグランド・ホテル」という章がありましたので、ちょっと行ってきます山下公園から望むマリンタワーと、ホテルニューグランドの本館およびタワー館。...日々の暮らし*松本清張『波の塔』

  • 秘書にゃんこ*鹿鳴館跡 ~ 三菱一号館 ジョサイア・コンドル

    梅雨らしい日が続きますね気分だけでも晴れやかに、帝国ホテル今月のロビー装花です(~6月30日)アルストロメリア・デンファレ・アンスリューム・モンステラ・ドラセナ他ここに立ち寄ったのはお食事でも、もちろん宿泊でもなく、化粧室を拝借するだけというパターンそれでは、玄関を出て隣に行ってみましょう。長い塀の向こう左側が帝国ホテルです。塀に埋め込まれた碑を拡大してみます「鹿鳴館跡ここはもと薩摩の装束屋敷の跡であってその黒門は戦前まで国宝であったその中に明治十六年鹿鳴館が建てられいわゆる鹿鳴館時代の発祥地となった千代田区」井上馨による欧化政策の一環として築かれた、建築家ジョサイア・コンドル30歳前後の作品。井上外務卿の辞職により、わずか数年で幕を下ろした鹿鳴館時代。鹿鳴館の正門として使われた旧薩摩藩の門は東京大空襲(...秘書にゃんこ*鹿鳴館跡~三菱一号館ジョサイア・コンドル

  • 秘書にゃんこ*清泉女子大学(旧 島津公爵邸) ジョサイア・コンドル

    24歳の若さで日本政府に招聘されたイギリス人建築家ジョサイア・コンドルは、その生涯のほとんどを日本で過ごしたため、東京を中心に多くの作品を遺しました。しかし残念なことに関東大震災による焼失などで、現存する建物は限られています。そんな中、コロナにより久しく中止となっていた「清泉女子大学」の見学ツアーが再開。今か今かと待ち焦がれていた秘書にゃんこ、開催が決定すると同時に参加申し込みをしました。清泉女子大学は1950年に横須賀で設立。品川区東五反田の地に在った旧島津公爵邸に移転してから今年で60年。建学の精神は「キリスト教ヒューマニズム」かつて島津忠重公の邸宅として使われていた本館のホールから見学ツアーがスタート。参加者を3グループに分けて、文化史学科の学生さん3人がガイドしてくださいます。廊下ですれ違うと会釈...秘書にゃんこ*清泉女子大学(旧島津公爵邸)ジョサイア・コンドル

  • 秘書にゃんこ*旧 古河邸と庭園 ジョサイア・コンドル

    東京都北区西ヶ原のこの地には、かつて陸奥宗光のお屋敷がありました。宗光の次男が古河家に養子として入って2代目当主となり、大正時代には、3代目である古河虎之助が隣接する土地を買収して1万坪の敷地に。バラの季節にニュースで取り上げられる庭園と邸宅は、大正6年に建築家ジョサイア・コンドルが設計。春バラが見頃を迎えた先週、久しぶりに行ってきました。邸内では、コロナで延期になっていた特別展『ジョサイア・コンドルと古河邸』が開催中。(~9月30日)庭園には何度も訪れていますが、実は建物の中に入るのは今回が初めて。につきお見せできないのが残念ですが、マントルピースにバラのモチーフをあしらうなど、バラをこよなく愛したコンドルならではの意匠が各所に施されていました。コンドルは、イギリスから招かれて現在の東京大学で教鞭をとる傍ら、...秘書にゃんこ*旧古河邸と庭園ジョサイア・コンドル

  • 秘書にゃんこ*明日館 ローズナイト

    池袋の喧噪を逃れて閑静な住宅街に入った所に、自由学園明日館(みょうにちかん)は佇んでいます。1921年(大正10年)アメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトの設計により建てられた女学校は、やがて生徒数が増えて学園が他の地に移転するまで、少女たちが集う学び舎となりました。幸いにも関東大震災や太平洋戦争の被害は免れたものの、時を経て建物は傷み解体が危ぶまれましたが、卒業生や建築家らの存続を願う声により大規模な改修が行われ、1997年、国の重要文化財に指定。現在は使いながら文化財価値を保存する「動態保存」のモデルとして運営されています。この日は月に一度の夜間見学日さらに、春バラが見頃とあり、3年ぶりに「ローズナイト」が開催されましたまだ明るい中、秘書にゃんこは一番乗りです。フランク・ロイド・ライトの帰国後、愛弟子の遠...秘書にゃんこ*明日館ローズナイト

  • 日々の暮らし*松本清張『点と線』

    昔、ビジネス客から「新聞か雑誌が空くまで、何でもいいから活字が読みたい」と所望され、「あいにく国鉄の時刻表しかございませんが・・・」「時刻表って登場人物もストーリーも無いからなぁ」「お客様、松本清張はこれで小説を書き上げますわ」と苦し紛れに申し上げたところ、雑誌をお持ちするまで熱心にご覧になっていたような??今年は、社会派推理小説家松本清張の没後30年にあたります。先日NHKの深夜ドラマ『天城越え』を観て以来、私は氏の作品を読み始めていますが、ご存知の通り映画化されている作品も多くあり、図書館ではDVDも貸し出してくれるので、原作と共に借りてきては、昭和30年代の映像も併せて楽しんでいます。また松本清張の作品では犯人も刑事も全国津々浦々、実によく移動するため、日本地図があれば分かりやすいと思い、『地図で読む松本...日々の暮らし*松本清張『点と線』

  • 日々の暮らし*栞

    本好き達の聖地とも言える神保町で、141年間も店を構えてきた「三省堂書店」が一時閉店。現在の建物(昭和56年)の老朽化だけでなく、コロナ禍による客足の減少、活字離れなど、書店にとって混迷の時代を迎えています。いったん、しおりを挟みます。句読点に萌えていますかくいう私も、最近は専ら図書館で借りるばかりで、本を買うことが少なくなりました。場所をとること、譲られた人も迷惑じゃないかと思うこと、いちいち売るのが面倒なこと、捨てるのが忍びないこと、読む量が多いので出費が嵩むこと等々。それでも、手元に置いておきたくて買う本も結構あるんですけどね読書に欠かせない「栞」図書館の本は多くの人が読みますし、中には指を舐めながらページをめくる人もページは1回ずつしか触れませんが、その指で紐の栞を何回も使うことを想像すると無理かもとい...日々の暮らし*栞

  • 日々の暮らし*『高矢禮』の思い出とチャプチェ

    今年のゴールデンウィークはお天気もとの飛び石でしたね。あ、お若い方には馴染みが薄いかも知れませんが、昔はGWを「飛び石連休」と呼んでいました。雨上がりのスパニッシュ・ビューティーと秘書にゃんこさて、今から16年ほど前、白金高輪(港区)に韓国料理のお店「高矢禮」(ゴシレ)が誕生しました。時あたかも空前の韓流ブーム、しかもヨン様プロデュースのレストランとあって鳴り物入りで登場。ヨン様ファン(「家族」と呼ばれていましたっけ)のみならず韓流ファンが熱い視線を送るお店は、ランチが数千円、ディナーに至っては1~5万円にも関わらず、半年先まで予約が取れない状態でした。そんな中、大韓航空に勤めていた知人が個室を用意してくれて、友人共々望外のランチタイム。左:お店の看板(横に立つ私の姿は自粛)中央:店内は「宮廷女官チャングム」の...日々の暮らし*『高矢禮』の思い出とチャプチェ

  • 日々の暮らし*『ちゅらさん』

    風薫る五月、いかがお過ごしでしょうか。図書館へ行くとき回り道をして、秘書にゃんこの大好物を背景にパチリさて、小学3年生の頃、麻疹(はしか)に罹って学校を休んだとき、母が『少女フレンド』を買ってくれたのが少女漫画との出会いでした。ちょっと調べてみましたら、昭和30年に『りぼん』(集英社)と『なかよし』(講談社)、そして昭和38年に『マーガレット』と『少女フレンド』が発行されたようです。夢のような物語、お手洗いに行けなくなる怖いお話に、日本中の女の子が夢中になったものです。巻末には「ペンパル」のコーナーがあり、読者が自分の住所氏名を載せて文通相手を募るという、良くも悪くも「個人情報」などとは無縁の時代でした。札幌に住んでいた私は運良く掲載され、それを見てくれた沖縄の女の子から手紙が届きました。彼女は雪を見たことがな...日々の暮らし*『ちゅらさん』

  • 日々の暮らし*再び『ひまわり』

    駅の近くにあるコミュニティーセンターで『ひまわり』が上映されましたユニセフ協会による催しで入場無料でしたが、受付の募金箱は満杯。「ウクライナの子どもの命と尊厳を守るために使われる」との説明がありました。終了後には「ひまわりの苗」と、希望者には「テーマ曲の楽譜」が配られたので頂き、開いてみると、右手で弾くメロディーとギターのコードが書いてありました。驚いたというか初めて知ったのですが、英語と日本語の歌詞があるんです"Loveisstormandwindandtide,allthetearsyourheartcanhold"「愛はいつでも光の中にひとつの小さな花の命」って、誰の作詞でしょ??会場の入口には、普段目にすることのない地雷や武器が展示されていました。飾られていたのは花開いた状態のひまわりで、スタッフの方か...日々の暮らし*再び『ひまわり』

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