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アヴァンギャルド精神世界 https://blog.goo.ne.jp/naitoukonan

冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。

本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、PTSD、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ,チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧

naitoukonan
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2013/11/11

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  • 野宿して親鸞に思いをはせる

    ◎祖師もかように石枕1207年、エリート階層出身の親鸞は、念仏禁止令に触れたとして、同信4名の死罪と同時に越後に流罪となった。師法然は土佐に流罪。5年後に赦免はされたものの、1216年頃から常陸の下妻や笠間などで布教する。その際に頼る者もなく、野宿も何度かはしたであろう。禅のうしかひ草にも野宿シーンは出てくる。小林一茶は、常陸の板橋山の麓で野宿することになった。秋の夜や祖師もかように石枕枯れ残る草葉に露や霜がかなり降りている上に、夜寒の風も渡っている。そこで石枕とは、風情があるなどと洒落込んでいる場合ではないが、歌詠む人には、そうした一厘の余裕があるものだ。故人はそこまでして旅をしたかったのだろうかとも思う。野宿して親鸞に思いをはせる

  • 毒酒、濁酒、清酒

    ◎上戸も下戸も呑まずにはいられない清酒は製造工程が精密重層であり、濁酒とは比べものにならないほど手がかかっている。その技術を開発したのは、奈良の興福寺だという。衆人皆酔えりとしたのは、屈原。現代も、ちょっとノイローゼが常態の時代ならば、衆人皆酔っている。戦前には、出口王仁三郎が出て、古今独歩珍無類の美味なる大本教の濁酒を勧め、これを天下に普く売り出したところ、上戸も下戸も先を争ってこれを飲んで、酔って管巻くものもあり、歓び勇んで踊るもあり、笑うもあり、泣くもあり、怒るもあり、ひっくり返るもあった。だが一旦この美味を覚えたならば、上戸も下戸も、再び呑まずにはいられないほどであったが、政府による2度の弾圧により、濁り酒は禁止された。出口王仁三郎亡きあとは、濁り酒をやめて、清酒を売り出すとした。清酒の名は大江山の鬼こ...毒酒、濁酒、清酒

  • その意を誠にする

    ◎君子は必ずその独りを慎むなり四書五経の大学から。『いわゆる其の意を誠にするとは、自ら欺くこと毋(なき)きなり。悪臭を悪(にく)むが如く、好色を好むが如くす、これを自ら謙(こころよ)くすと謂う。ゆえに君子は必ずその独りを慎むなり。』『その意を誠にする』で思うのは只管打坐の坐り方、意識をはっきりしたままで深まっていく。シュンニャ、玉ねぎの皮をどんどん剥いていったら何もなかった。現代人のほとんどは、揺れ動き不安定な自意識が本当の自分の気持ちだなどと思い込んでいる。『その意を誠にする』人は少ないものだ。悪臭はいやだし、好色は好ましいなどエロ爺な言い方だが、当時書物は男性しか読まなかったので、こういう言い回しでもよかったのだろう。この先に本当の謙譲がある。まず男女の別、天地の別など区別を立てないと、社会性は広がらないし...その意を誠にする

  • 光と闇、エネルギーと世界観

    ◎わびさびて、冥想する夜の地球を俯瞰すると、東アジアについては、日本、韓国、中国は、大都市付近を中心にまばゆいほどに地方でも煌々と明かりがついている。これに対して北朝鮮はほとんど真っ暗。そんな衛星画像を目にしたことが一度はあるのではないか。日本は陰翳の文化と言うが、それは元々は書院づくりを基調にした障子採光の文化。西欧でも間接照明を主体にした陰翳の文化は確かにある。高級ホテルのロビーで今でもそれを目にすることができる。この対極にあるのがスーパー、コンビニ、ショッピングセンターの防犯のために暗い死角を作らない狙いと、商品がよく見えるようにする目的のフラットで明るい照明。こうしたことは、購買意欲を高め、自意識の極大化をどんどん促進する。ところが限られた金と権力で欲しいものを奪い合えば、必ずや戦争に至る。こうした世界...光と闇、エネルギーと世界観

  • 汚れた空気から海底都市へ

    ◎東アジア全域を襲う薄い毒ガス預言者のうちには人類が将来海底都市に住むことを幻視している人は割といるものだ。初めてそんな情報に触れた時、何を好き好んで海底に住まねばならないのかとして、若い時には一顧だにしなかった。ところが最近思い当たるようになってきた。マスクと言えば、冬のものだったが、ここ一、二年春秋でもマスクをする人が以前に比べれば格段に多い。日によるのだろうが、まだ寒い春先で3割、最近は蒸し暑くなったので、1割もいないけれど確実にいる。空気が汚れて咳をしやすくなっているのだろうということは、自分もマスク派であるから感じることである。蔵王の樹氷の樹木が年々枯れていることで、中国由来の汚染空気が日本の生態系に広汎に影響を与えていることは知られている。また東日本大震災以後、時々東アジアのPM2.5の予報を見るが...汚れた空気から海底都市へ

  • 儒家の影響と未発の中

    ◎中華思想の淵源歴史学者の宮崎市定が、儒家は、人間の理想を人間関係に分解、矮小しすぎたというようなことを言っている。儒家の世界観といえば、修身斉家治国平天下であって、個人から天下に至る。天下の先は中であって、未発の中が世界の中心となる。その基調には愛があるのは間違いなく、それは、人間関係である君臣、親子、夫婦などに分解されて五常(仁、義、礼、智、信)となって、君主への忠義や親孝行、夫婦の親和などとなる。これだけで悟る人もいるのだろうが、この世や森羅万象の無常であることも置き、言葉で表現できない未発の中も置くというのが、ノーマルな宗教。古神道では、幽斎と顕斎をおいて、かたや形のない神様との直面、かたや形ある神様や生物無生物との交感でもって十全とするが、この儒教世界観では、形ある側に偏向していると言わざるを得ないと...儒家の影響と未発の中

  • ソーマ・ヨーガと麻薬経済

    ◎麻薬を食べる国、麻薬で食う国カルロス・カスタネダのドンファン・シリーズを待つまでもなく、ソーマ・ヨーガは古代インドの昔から窮極に入る手段として、厳然として存在していた。既に悟った者が、悟りを維持するために酒や大麻入りドリンクを飲んだりするのは、スピリチュアル系の本を読んでいれば、時々出くわすものである。どのボディにもヘルメスが、窮極への水先案内人として立たれており、そのヘルメスが死後の閻魔大王役でもあったりするのだが、まともなソーマ・ヨーギであれば、ソーマをパイロットに立てて、なにもかもないイーグルを目指す。その道は薬物依存に陥りやすいものであるから、正統な指導者に就くのは必須である。最近ベネズエラに2つの政府(反米左派と親米右派)が登場し、生活インフラが崩壊しているので隣国に難民が何十万人も押し寄せていると...ソーマ・ヨーガと麻薬経済

  • 脳内のある物質が世界を変える

    ◎無用に異世界を覗き込む脳科学の立場ではエーテル体もアストラル体もないので、悟りを脳科学で考えれば、脳内のある物質が、自分という像を、あなたも私も同じとか、一切衆生あらゆる万物はひとつながりの世界であるという、統合失調症的な世界認知をさせているという見方もあり得る。これについては、いろいろなドラッグを自らキメてみたオルダス・ハックスレーも似たようなことを言っている。『つまり別のいい方をすれば、われわれは誰でも、その少量が与えられれば自分たちの意識に深刻な変化をもたらすものとして知られている化学物質を、自分自身の体内でつくることもできるのだ、ということになってくる。そしてその物質によって意識が変化させられた結果として生じる徴候のうちには、二O世紀の特徴的な世紀病、精神分裂病の中で見られる徴候とよく似たものが少なく...脳内のある物質が世界を変える

  • 腐敗爛熟の果ての言論統制

    ◎アウゲイアスの牛舎日本では、公金横領とか賄賂は諸外国ほど発生するわけではないが、言論の自由が保証されているわりには、政治的な大きな問題に対して、公然と異を唱えることは大きな反発を招きがちなものだ。これには、いくつかの社会的心理的原因があり、社会全体が安逸遊惰になれてしまい、「楽に、苦労しないで」欲しいものが手に入ったり、食べることに困らない一方で簡単に時間をつぶせる仕組みがあること(古代ローマのパンと見せものに似る)。あるいは、日本は古来惟神言挙げせぬ国であって、しっかりした議論の結果何かをしたり変えたりしがちな国ではないということ。もともと万機公論で決するような風土ではなかったこと。よって有力で強引なリーダーが出れば、彼に従いがちな気分が常にあって、異端者は徹底的に取り締まる。その例はキリシタン禁令だったり...腐敗爛熟の果ての言論統制

  • 古の真人は天を以って之を待つ

    ◎荘子雑篇徐無鬼篇から荘子雑篇徐無鬼篇から。『古の真人は天を以って之を待ち人を以って天に入らず古の真人は之を得るや生じ、之を失うや死す之を得るや死すれば、之を失うや生ず』大意:古の真人は、天なるアートマン(一つながりのもの)に入ることで覚醒に入るが、人という個性を残したままでは覚醒しない。古の真人は悟りを得ることで真に生き、悟りを失って迷うことは生きながら死んでいるようなものである。悟りを得るには大死一番を経過しなければならいが、いつしか悟りなどというものを忘れ去った時でも生きている。この段の後半は、全く逆のことを並べて、その意味を考えさせるようにできている。ある特定の立場にいないと正解がわからないが、その特定の立場は、およそ世俗のものさしではわからないが、坐忘とか冥想と関係ない人でも生きたり死んだりすることも...古の真人は天を以って之を待つ

  • 狂人の宇宙、イエスの宇宙

    ◎石になる人、発狂する人、悟る人狂人とイエスの共通点は、一般大衆と全く違った宇宙に生きていることである。それに対して狂人とイエスの異なっている点は、狂人は、他の誰ともコミュニケートしない世界を生きているのに対し、イエスは、他人とコミュニケートできる点である。一般人は、一般人として独特の宇宙を生き、狂人は狂人の宇宙を生きている。イエスはイエスの宇宙を生きている。それらの宇宙は、一つ一つユニークなものであり、全く異質な宇宙である。一般人は、その一つの宇宙にいることに安住しており、およそ狂人や釈迦、イエスが全く異質な世界に住んでいるなどとは、思い及びもしないものだ。ところが一般人にも全く異質な世界を見るタイミングがある。例えば死であり、近親者との生別であり、離婚であり、「裂け目」を見るというのがそれである。それに直面...狂人の宇宙、イエスの宇宙

  • 桑田変じて滄海となる

    ◎松島は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし桑田変じて滄海となるとは中国のことわざだが、日本にはその典型例がある。昨夜2019年6月18日夜、山形県沖でマグニチュード6.7の地震があり、新潟県村上市で震度6強、山形県鶴岡市で震度6弱の揺れ。昔、秋田県象潟の付近を通った時に、田んぼの中に沢山の円墳みたいなものが散在しており、人手でもってこれを作るのは大変なことだと思った。後に、ここは宮城県松島のような多島海であったものが、1804年7月10日の象潟地震で一夜にして3メートルくらい土地が隆起し、哀れ東の松島、西の象潟(九十九島(つくもじま))と言われた絶景は、むなしく水田に変じたのだった。『松島は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし。』(芭蕉奥の細道象潟の段から)芭蕉は、この地の古刹皇后山干満珠寺を訪れ、神功皇后の御墓があ...桑田変じて滄海となる

  • ネコノミクス宣言

    ◎闇路に闇路を踏みそえてネコノミクス宣言は、猫好きによる猫好きのための猫好き本ではない。昔から不思議だ、どうなっているんだろうと疑問を持っていたことが、大体わかるような内容の本であった。アングラ・マネーの流れと共にその売買対象は、人身売買、臓器売買、麻薬、兵器などまさに何でもありの世界であり、決済方法として仮想通貨も出て来て、他方パナマ文書みたいにモノと金の流通が俯瞰できるものが登場してきており、事実は小説よりも奇なりと言うが、現実の世界は、地獄も地獄、阿鼻叫喚みたいなことが行われているのがこの21世紀だと目からうろこを落としてもらった思いである。アングラ・マネーの世界では、マフィアが要所要所で介在し、さらにいわゆる決済・トラブルのケツモチや後ろ盾あるいは、プレイヤーは国家そのものだったりする。この問題のある売...ネコノミクス宣言

  • シャルザ・タシ・ギャルツェン

    ◎ボン教の屍解シャルザ・タシ・ギャルツェンは、19世紀半ばのボン教僧。出生は、東チベットのカムだから、今の四川省。四川でもいわゆる諸葛孔明が進軍したルートより、ずっと西側であり、清朝の西の版図がいかに大きかったかがわかる。彼は12歳にして受戒し、まだ少年であった時に師であるテンジン・ワンギャルに、風を押しとどめるべく剣を持っているように言われて剣を持っていると、師はその剣を力づくで奪い取り、その剣で彼をしたたかに打ったところ、彼は意識不明に陥った。やがて彼が目覚めると、師と同レベルで心の本性(アートマン)が理解できるようになった。これは、禅でいう見性。34歳卍山に冥想小屋を建て、孤独に冥想に専念した。これは一時期であって、彼は基本は僧院にあって後進の指導をしたり著作をしたりして、75歳まで暮らした。75歳になっ...シャルザ・タシ・ギャルツェン

  • 慈善行為を帳簿に記録する

    ◎木の神様、土の神様慈善行為を帳簿に記録するとは、功過格のこと。今日行った悪いことを借方に善いことを貸方につけていく。差引で善いことが積み上がれば、天に功徳を積み上げるということで、19世紀末に中国を旅行したイザベラ・バードもこれが広く中国に行われていることを見聞した。厳密に言えば、見返りを期待して道徳的な行為・善行を積むのはアウトである。それでもそれを何も知らずに真似をする人の中に真理に到達する人もいるのだろうと思う。イザベラ・バードが四川省に入った時に上流階級の女性は纏足だったのだが、彼女らは、欧州と中国の信仰の違いを問われて、「欧州の神は木の神様、中国の神は土の神様」と神像の素材で回答してきた。信仰の本質は難しい理屈ではないらしいが、こういうのはどうか。最近の中国は黄金色の仏像が多いようだ。また当時欧州人...慈善行為を帳簿に記録する

  • 心の本性の性質と体験

    ◎マントラだけでできている世界チベット密教では、第六身体アートマンのことを、心の本性、空性、輝き、リクパ、自己認識などと言う。心の本性においては、既に個人は独立した存在ではなく、土も、コンクリートも、空も、魚雷で穴を開けられたタンカーも、密かな恋人との語らいも、誰にもばれないでうまいことやろうと思っている心の動きも、生きとし生けるものすべて、無生物すべても相互に連動している、心の本性である、アートマンの現れたものである。だがその現れには重要な特徴がある。チベット密教で用いられる例えでいえば、アートマンは大きさのない点に似ている、或いはアートマンは鳥が飛び行く空に似ているなどと言う。だから空性と呼ぶ。この表現では、明らかに見ている自分を残した見え方であり、そのような表現では誤解を招きそうであるが、譬えというのはそ...心の本性の性質と体験

  • 想念と感情

    ◎えり好みを卒業する大雑把に言って、メンタル体は想念、アストラル体は感情という風に見がちなものである。想念には現実を動かす力があり、あるレベルで形成された想念は、時間はかかるが、やがて現実として実現する。想念には自分勝手な想念と他人のために利益をもたらす想念がある。ゼロサムの世界、つまり株やギャンブル、仮想通貨などで自分だけ儲けようという発想は、どちらかというと自分勝手な想念であり、これはまず地獄的な世界を推進する動因となる。公益法人や政府・自治体は別として、この時代の企業に自社の利益を追求しない企業などないし、そうした企業の社員も利益追求を考えない人はいない。だがそんな中にもこの世に天国を実現しようと思って、企業の経営者、あるいは一社員でありながら、利他あるいは誰もが幸せになれる社会を実現しようという人はいる...想念と感情

  • 狂わず、死なず、正気を失わず

    ◎本山博のマニピュラヨーガ経典を見ると、透視、直観、念力などの超能力を書いているものだから、不如意な生活を生きている人は、時にそういうものを手に入れようとして努力したりもする。だが超能力指向は、人をついには地獄的なものに向かわせるものだから、わきまえた人は超能力を得るために密教修行をしたりはしない。人は、観想で将来の自分の姿を描き、世間でノーマルとされる努力を重ね、実際に描いたビジョンどおりの姿を実現する人の方が圧倒的に多数で、密教の修法などであの世で将来ビジョンを形成してそれを現実世界に落とし込むというようなことをする人は少数派である。臍のマニピュラ・チャクラは自己実現のチャクラであって、ここからアナハタに向かうのが現代人共通のテーマ。クンダリーニ・ヨーギ本山博が、『マニピュラチャクラの超感覚的能力は、客観性...狂わず、死なず、正気を失わず

  • 華僑の多い国とほとんどいない国

    ◎非華僑系国家蘇秦と張儀の合従連衡よろしく、中国とアメリカで中国周辺国の取り込み合戦が続いている。特に東南アジア諸国では、華僑が国を牛耳っているケースが多い。フィリピンのアキノ家、タイのチャロンポカパンの謝家、シンガポールの李家など。そしてフィリピン、シンガポール、インドネシアなど華僑が国の要人であるような場合には、中国訪問時に華僑の先祖の中国内の故郷を訪問し、華僑と中共は、同根であることを示して、中国との友好のパフォーマンスとすることがある。これに対して、華僑がそれほど国の政治経済を左右していない場合には、先祖が炎帝神農、黄帝であることを殊更に強調するシーンはないが、そうした非華僑圏国家が、日本、韓国、北朝鮮、モンゴルである。2018年12月20日、韓国軍が自衛隊の哨戒機に向けて射撃統制レーダーを照射した事件...華僑の多い国とほとんどいない国

  • シュメールの大洪水伝説

    ◎古事記仲哀天皇の段へ関東では、軽い低気圧でも居座られた直下では、梅雨時では珍しい風雨となった。そこでシュメールの大洪水伝説。聖書のノアの洪水伝説よりも、相当に古いとされる。シューメールにはエリドゥなど5大都市が繁栄していたが、5つの都市は既に爛熟腐敗し、天の意思による大洪水の到来による地上の文明の破滅が予想されていた。さて一個の王であり神官であった、謙虚で神への恐れに生きるジウスドゥラは、側壁の左側に立っている時、神々の会議で都市を洪水が襲って人類が滅ぼされ、現今の王権が神々に奪われることを聞いた。やがて破壊的な大風と台風が同時にやってきて、7日7晩大洪水が都市に襲来した。7日7晩は長い。ジウスドゥラは、洪水の間、人間と動物を乗せた巨船にいて、あちこち漂流しながら、山に漂着し、船から出た。出口王仁三郎の見ると...シュメールの大洪水伝説

  • 黄泉戸喫(よもつへぐい)

    ◎あの世の穢れた食べ物を食べる豊穣の女神デーメーテールは、ゼウスとの間にできた娘ペルセポネを黄泉の国にさらわれた。ゼウスは、ヘルメスを黄泉の国に遣わして、ペルセポネ奪還交渉にあたらせた。ところがペルセポネは、あの世の穢れた食べ物ザクロ4粒を食べてしまったので、一年のうち4か月は冥界に住まねばならないと悲しい掟を告げたのだった。古事記にも似たような話がある。亡くなって黄泉の国に行った愛妻イザナミノ命をイザナギノ命が連れ帰ろうとするが、既に黄泉の国の食べ物を食べてしまったから地上には帰れないと告げるシーンである。これは、字義どおり読んではいけないのであって、古事記言霊解では、黄泉の国は死の世界のことではなく、この世のことであって、イザナミノ命の闇に浮かび上がった醜悪な姿とは、この世の腐敗爛熟しきったあらゆる階層にお...黄泉戸喫(よもつへぐい)

  • 敢えて毛沢東を擁護する

    ◎鼓腹撃壌への道程最近テレビやマスコミで、中国人自身が、毛沢東時代は文明的発達が停滞してだめだった、多数の餓死者を出した政策のミス(大躍進政策)を犯した、彼の主導した文化大革命は、実権を失いかけた毛沢東が政権奪回のために仕掛けた権力闘争だったなどと平気で毛沢東の悪口雑言を並び立てるのに驚いた。そう言っている彼らは少年期に毛沢東語録を振りながら彼を賛美する歌を歌っただろうに。日本は敗戦で価値観が180度転換したが、そういうことが、最近の中国でも起こったということなのだろう。そこで敢えて毛沢東擁護。私も毛沢東の侍医の回顧録とか毛沢東付の看護師兼セックス処理係の暴露手記などを読んで、なんだかなあという感じは持っていたが、中国人自身が毛沢東を叩くのはまた違う印象を持つ。金や財産は、やや不足な方が良い。そんなことを言う人...敢えて毛沢東を擁護する

  • 丸取りの強欲の伝統

    ◎特に中国共産主義は農民とプロレタリアートから起こるのだから清貧かと思いきや、共産中国の支配層の強欲ぶりは恐るべきものがある。民衆の怨嗟を恐れて巨額の資産を米ドルで逃避しているという噂も聞かれ、そのアメリカと貿易戦争をやっているのは皮肉である。これでは民衆の末端まで遵法意識は根づかず、賄賂文化も行き渡ろうというもの。中国は、大国であったし先進国であった時代も長く、歴史的に貧富の差は大きい。金や権力を持つと人は贅沢をしがちなものだ。贅沢の初めは、沢山ものを集めることで始まり、珍奇なものを集めることに進化する。集めれば、他人に見せて褒められたい。かくして、一旦奢侈を始めると他人の眼の手前段々エスカレートせざるを得ない。贅沢をする器はその収入によるのだが、人は先に量が多いことを求めるもので、中身は後回しで、まず器を大...丸取りの強欲の伝統

  • 霊魂はどこから来るのかを証明する

    ◎自証す霊魂はどこから来るのかを証明する立場には、古来2種あり、全体から個の到来を位置づけようとする方向と、あくまで個は個として霊魂の来し方行く末を捜す方向である。全体と個の関係については、ダンテス・ダイジがニルヴァーナのプロセスとテクニックで披歴しているように、全体・神の側から個人間が発出展開されたと見る古代秘教型と、肉体である個人間から全体・神に至る現代型の2つの捕らえ方がある。これだけでは、単なる思いつき、構想のようなものであって哲学の一種であることを出ないが、次にこれを証明する手段がある。それは、七つの身体、個から神までの全体を俯瞰することだけがその証明手段である。七つの次元の異なるボディを俯瞰する、と口で言うのは簡単だが、それについて、OSHOバグワンもダンテス・ダイジも見解が一致していている。最後の...霊魂はどこから来るのかを証明する

  • 丸山穂高衆院議員を衆議院全体で吊るし上げ

    ◎言論弾圧の予感日本は言論の自由な国であって、国会議員も言論の自由を認められている。今般丸山穂高衆院議員が、戦争による北方四島奪還発言をしたことについての吊し上げは、当初は、自民党は与しないみたいだったが、与党も吊し上げに参加し、糾弾決議案が出され、衆議院は戦前の大政翼賛会みたいな状況になってしまった。ここでは、発言の内容については、踏み込まないが、与野党挙げて言葉を狩る行為が、将来の言論統制、言論弾圧の前駆症状になっていることを指摘する。他国を戦場とする戦争への参加は、湾岸戦争以降、資金だけとかPKOだけとか徐々に敷居を下げられてきている。今後日本あるいは、日本周辺有事となり、仮に朝鮮動乱みたいなことがまた起きれば、日本は同盟国の要請により戦争協力せざるをえなくなるようなことがあり得るのではないかとも想像され...丸山穂高衆院議員を衆議院全体で吊るし上げ

  • 茶人武野紹鴎門弟への法度十二か条

    ◎侘て、仏法の意味をも得知り安土桃山の茶人武野紹鴎がその門弟への法度として12か条を上げた。その中に、『高慢多くいたす間敷事』がある。高慢はいささかもあってはならず、多いも少ないもないが、茶の湯はハイ・ソサエティのカルチャーだったのだろう。さらに、『道具を専に茶の湯いたし候は甚だ不宜事』『数奇者は捨れたる道具を見立て茶器に用候事、況や家人をや』物を集めるというのは、個的自我の肥大にて大悟覚醒とは逆方向である。当時、一城相当額の茶道具があったとしても。『数奇者といふは隠遁の心第一に侘て、仏法の意味をも得知り、和歌の情を感じ候へかし』わびて、仏法の意味を知るならば、禅の十牛図でいえば第三図。和歌の心は恋う心であって、添う心。これは無味乾燥な仏法の本質とは、関係ないが、人間が人間らしく人生を楽しむためにはあっても良い...茶人武野紹鴎門弟への法度十二か条

  • 古代アジア地図とポスト・アトランティス

    ◎桑田変じて滄海となるダンテス・ダイジの人間の歴史観は、アトランティス滅亡時がアトランティス第三期であって、アトランティス第一期はもっと遡る。それが、何万年前かなどということは明かしていない。本山博は、8万年前などというすごい年代を気軽に出しているが、その真偽も含めた彼の文明観は、ダンテス・ダイジほどの自由闊達さはないような印象を受ける。ダンテス・ダイジは、最初聖王トオスの愛人として出るが、その肉体は、ケンタウロスだったという話を出して、社会の常識人の想像を越える。今でもこういう話は荒唐無稽で、マッド・バイオテクノロジーなのだが、肉体改造が盛んに行われた時期や、いろいろな形態の人間がありえた時代は、エドガー・ケーシーのリーディングや日本の先代旧事本紀大成経にSFみたいにして出てくる。北欧神話に頻出の巨人族もその...古代アジア地図とポスト・アトランティス

  • ポスト・アトランティスから千年王国へ

    ◎人間も変わり地球も変わり感情人間であって、個人に属する特定の超能力の利用が発達していたアトランティス文明は、巨大エネルギー装置の暴走をきっかけにして、約1万2千年前にジブラルタルの西側にその大陸が沈没した。その時の地球全体への影響は定かな記録が残っているわけではない。だが大気の組成が変わり今の肺による空気呼吸に切り替わったようなことも起きたような感触もある。何しろ人間は、妊娠中は、魚のような羊水呼吸なのだが、出てきた瞬間に空気呼吸に切り替わるという能力を有しているからである。ダンテス・ダイジの片言隻句を拾うと、レムリア大陸が繁栄し滅亡し、世界的大変動があり、次にムー大陸も隆盛となり、大陸の沈没とともに滅亡。文明全体の崩壊は、その文明下の人間全体の腐敗の結果起こるというは、世界の聖典の通説。だがそれと並行して、...ポスト・アトランティスから千年王国へ

  • 北大路魯山人が出口すみの書を激賞す

    ◎よがかわりてんかむるいのへたなじをかく北大路魯山人は悟っていたかどうかは知らない。毒舌、傲岸不遜だったから未悟だったのだろう。彼は、明治末、朝鮮、中国国内を旅行、滞在し、書道や篆刻を学び、書家であり、篆刻家であり、加賀料理を極め、織部の作陶家であった。彼の父は、彼が生まれる前に他界。京都の巡査のもとで育てられ、尋常小学校を出ると丁稚奉公した。いわゆる不条理の陰を出生直後から負うという、覚者によく見られる生い立ちである。昭和30年陶工としての人間国宝を辞退。これには、イチローの国民栄誉賞を遠慮する心情と通底するところがあるのかもしれない。さて出口すみは、王仁三郎の細君。王仁三郎は折に触れ自分の字よりすみのほうが良い字を書くと評価していた。戦後、備前焼の金重陶陽(人間国宝、大本信者)のところに北大路魯山人が備前焼...北大路魯山人が出口すみの書を激賞す

  • 南海トラフの巨大地震を起こさない

    ◎起こる前に起こさないように動く南海トラフの巨大地震に事前に備える政府広報みたいなのが、最近になって頻繁に出されることから、何も知らない我らでも何かあるのではないかと勘ぐるこの頃。東日本大震災では、地震予知では大きくはずしたが、静岡だけは以前から大騒ぎで「予測」していたが、最近南海トラフでは、九州から東海までの太平洋岸について、一週間の事前の全員避難とか、実際の影響がものすごい行動を呼びかけている。昔はこの地域は太平洋工業ベルト地帯などと呼び、重厚長大盛んなりし頃は、日本の屋台骨であったが、それは今でも変わらない。だが、たとえ地震が起こることが事前にわかっても、たとえ戦争がその地で起こることがわかっていても、他の地や他国に避難できる人とできない人がいる。以前、四国や九州の原発事故に際し、避難者のバスの運転手がい...南海トラフの巨大地震を起こさない

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