冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。
本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、PTSD、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ,チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧
霊界物語第26巻総説歌から『【こ】こにいよいよ神の道【の】どかに進む春の空【よ】は紫陽花の七変化【お】にも悪魔も忽ちに【つ】きの光に照らされて【く】に常立や豊雲野の【り】やう神魂に神習ひ【し】仁至愛の魂となり【か】みの教に叶ひつつ【む】つび親しみ五六七の世【な】が鳴鳥の鳴き初めて【ほ】のかに開く岩戸口【ひ】の大神は美はしく【こ】ころの儘に出でまして【こ】こに岩戸は開けにける【ろ】西亜亜弗利加大洋洲【も】ろこし山の果までも【ひ】かり輝く神の国【ろ】く地は水に包まれて【き】たなき曲津の影もなく【を】さまり居たる磯輪垣の【ほ】妻の国もいつしかに【な】みを渡りて進み来し【ほ】とけの教を誤解して【ひ】に夜に汚れし現世を』古事記の神代七代のうちの第一番国常立之命、第二番豊雲野命は独神成坐(すになりまし)て隠身也(すみきりな...縦から読んでも横から読んでも-4
◎やがて死ぬけしきは見えず蝉の声紀野一義は、名僧列伝という文庫本の著者。この日蓮の段に、ご自分が、千数百発の不発弾の信管をはずす作業をしたことが出てくる。彼は学徒出陣で太平洋戦争には陸軍工兵士官として応召。レイテ島に送られる予定であったが輸送船団が壊滅し、台湾に送られる。台湾では米軍爆撃機が投下した不発弾1752発の信管を外す作業を命じられた。最近でも時々住宅街で発見される不発弾処理作業の最後は、独身の一人だけが残って信管はずしをやるのだそうだが、それを一人で、1752発やったという。一発やるのでも、来し方行く末のことが思い出され、生死が間一髪の境にあって、人の本心が露見しやすい。OSHOバグワンのいう“本当に意識的な”状態になるのだろう。日蓮は、『妻を狙ったり窃盗などで撃たれる人は多いが、法華経の故に殺された...紀野一義と不発弾
◎天津日嗣と祭政一致霊界物語第26巻総説歌から『総説歌(二)【か】みが表に現はれて【み】ろくの神世を開かむと【か】らの身魂も諸共に【を】さめて救ふ神の国【も】も八十国の果までも【て】らす霊界物語【に】しや東や北南【あ】まつ日嗣の御稜威に【ら】く土と変る四方の国【は】らし助くる皇神は【れ】ん華台上に鎮まりて【て】ん地を清め世を浄め【せ】かい一度にかむばしく【む】めの莟(つぼみ)のここかしこ【と】えうの紋の忽ちに【あ】らはれ出でて開くなる【く】に常立の大御神【と】きは堅磐に五六七(みろく)の世【を】さめ給ふぞ有難き【た】か天原に隈もなく【て】り輝きし御光に【わ】が身の雲を晴らしつつ【け】しき卑しき心鏡を【る】り光如来に研かれて』天津日嗣とは、天皇陛下のこと。皇道を世界に宣布するには、祭政一致が必要であると出口王仁三...縦から読んでも横から読んでも-3
◎マントラときっかけ日蓮は十二歳で、安房小湊に近い天台宗清澄寺に入り、その年からこの寺の虚空蔵菩薩に願をかけ、「日本第一の智者となし給え」と祈っていたという。一六歳で出家。清澄寺の本尊は虚空蔵菩薩。虚空蔵求聞持法は、虚空蔵マントラの連唱。清澄寺から旭の森に行く途中の切り立った崖の下に小屋があって、これこそ慈覚大師円仁の求聞持修行の地であり、日蓮の法華修行の霊場だという。『五十五歳の日蓮が、身延から清澄寺の大衆へ書き送った手紙『清澄寺大衆中』の中にこういう言葉がある。「生身の虚空蔵菩薩より大智慧を給はりし事ありき。日本第一の智者となし給へと申せし事を不便とや思(おぼ)し食(め)しけん。明星の如くなる大宝珠を給ひて右の袖にうけとり候し故に、一切経を見候しかば八宗竝に一切経の勝劣粗(ほぼ)是を知りぬ。」(『昭和定本日...日蓮の虚空蔵求聞持法
◎刹那人間の意識の連続の間には隙間があるという。七つの身体のうち、時間のあるボディは、第一身体肉体から第五身体コーザル体まで。一方時間のない身体は、第六身体アートマンから第七身体ニルヴァーナである。この最初の五身体が同時並行に存在するものと仮定して、クンダリーニ上昇にみるように次々にボディ間を移転する場合、例えば、肉体からアストラル体に行く所要時間は何秒なのだろうか。仏教には刹那という概念がある。指を弾く時間の1/65を刹那とする説や1/75を刹那とする説がある。この刹那の間に発生と消滅があるという考え方もあり、なんとなれば消滅とは(時)が過ぎ去っていくことだとする。各ボディ間の移動に時間がかかるとすれば、意識が入っていない場合のボディとは何か?本当に並行して存在しているのか?などの疑問がわき起こる。ルドルフ・...ボディ間移動の所要時間
◎マントラ惟神霊幸倍坐世惟神霊幸倍坐世(かむながらたまちはへませ)は、出口王仁三郎のメインのマントラ。霊界物語第一巻の幽界巡りの何度かある苦境で、これを唱えるシーンがあり。神助を求めるマントラであることがわかる。だが、マントラである以上は、南無阿弥陀仏、南無妙法蓮華経などと同様に、繰り返し繰り返し何時間も(何日も)唱え続けて、マントラシッディを狙うのが王道。霊界物語第26巻総説歌から『【か】みが表に現はれて【む】かしの神代に立直し【な】らくの底に落ち込みし【が】き畜生の身魂まで【ら】く土の園に手を曳きて【た】すけむものと三五(あななひ)の【ま】こと心を振り起し【ち】しほ吐きつつ雲霧を【は】らはせ給ふありがたさ【へ】だてなき世の神の国【ま】つの五六七(みろく)のうまし世を【せ】かいに照らし給ふこそ実に尊さの極みな...縦から読んでも横から読んでも-2
◎天の数歌縦から読んでも横から読んでもそれなりにちゃんとした文になるのは、長時間かければできないことはないのだろうが、短時間で仕上げるのは自動書記しかないのだろうと思う。霊界物語第26巻総説歌から『総説歌(一)【ひ】の神国の中心地【ふ】うふの神が現はれて【み】ろくの神世を開かむと【よ】つ尾の山の山裾に【い】つきの神の口をかり【む】かしの神代の有様を【な】にから何まで説き諭し【や】まと魂の養成に【こ】ころを尽し身をつくし【と】きは堅磐の言の葉を【百】の神等諸人に【千】から限りに宣りたまふ【万】代変らぬ神の愛嬉しみ悦び奉る。』『一二三四五六七八九十百千万』は、天の数歌。審神したり、邪霊を霊縛する時に用いる。神様や祖霊等を鎮める。以下の引用文では、そうした通り一遍の効果に止まらず、一旦死亡した人間をこの世に引き戻す魂...縦から読んでも横から読んでも-1
◎既成概念を壊して語れないものを逐う悟った人には2種類あって、神仏を見たりワンタッチしただけの人と神人合一体験のある人である。その著作はどちらの人が書いたのか。釈迦は、言行録は多数あるが、自らの著作はない。OSHOバグワンも講話録は、多数あるが著作はない。クリシュナムルティも講話録は多数あるが、著作はない。イエスも言行録は多数あるが、自らの著作はない。道元には正法眼蔵がある。出口王仁三郎には、多数の著作があるが、主著霊界物語は、自動書記であったためか、第一巻から順に第八十一巻まで読んだとしても、演繹的に積み上げた論理構成で順序よく書かれているわけではないから、一読してもわけがわからないのが常。ダンテス・ダイジには、ニルヴァーナのプロセスとテクニックとアメジスト・タブレット・プロローグという著作がある。項目は立て...悟った人たちの著作と自動書記
◎誠の力は世を救ふ大地が沈むことを大きく取り上げている歌は、霊界物語の基本宣伝歌。それこそ何十回となく霊界物語中に出てくる。大地が沈んで新たな大地が登場することは、黙示録や北欧神話などに暗喩されているが、古い大地が沈む方を強調しているのは、人に対してインパクトが強い。『基本宣伝歌朝日は照るとも曇るとも月は盈(み)つとも虧(か)くるともたとへ大地は沈むとも曲津の神は荒ぶとも誠の力は世を救ふ三千世界の梅の花一度に開く神の教開いて散りて実を結ぶ月日と地の恩を知れこの世を救ふ生神は高天原に神集ふ神が表に現はれて善と悪とを立別けるこの世を造りし神直日心も広き大直日ただ何事も人の世は直日に見直せ聞直せ身の過(あやまち)は宣り直せ。』直日とは、クンダリーニのエネルギー・コードの謂いであって、七つの次元、七つの身体を貫くもの。...たとへ大地は沈むとも
◎晩夏の東京マクモニーグルの予言は結構はずれている。『ジョー・マクモニーグル未来を透視するジョー・マクモニーグル/著ソフトバンククリエイティブ』P158では、『2007年晩秋高槻市の北25km震度6弱6強2008年夏伊勢崎市南西20km震度6弱2010年初夏長野市北東35km震度72012年夏伊丹市東北東5km震度6弱2018年晩夏東京都西40km震度6弱』(上掲書からの引用)等であって、東日本大震災や熊本地震は予言されていない。だが、この揺れ動く一なるものは時事刻々変動しており、予言した瞬間に外れる可能性を孕む。よって、メイン・ストーリーの予言とサブ・ストーリーの予言と分けて、メイン・ストーリーの予言だけ見るというのは、予言を見る上での生活の知恵である。その点では地震予言はサブ・ストーリーの予言。また逆に見れ...マクモニーグルの日本の地震予言
◎立替がいつ来ようと人間はすべてに最善を尽くしておかねばイカン出口王仁三郎が戦後吉岡温泉で朝日新聞に語ったのが、吉岡発言。吉岡御啓示録は、それとは異なり信者に語ったものらしく、ネットで読むことができる。内容的には目新しいものはないが、日本の生存率2分は、新月の光でだけ確認できていたが、吉岡御啓示録でも同様であることを確認できた。一般的に、ネガティブ予言と霊がかりで信者を増やすことができるので、大本ではそれを盛んにやった時期があるが、立替(世の終わり)待望みたいな信者が潜在的に増えたので、そうした信者向けの戒めのための有名な歌が以下。立替を指折り数え松虫の冬の霜先あわれなるかな立替を世人の事とな思いそ立替するは己がみたまぞそこで出口王仁三郎は、立替がいつ来ようと人間はすべてに最善を尽くしておかねばイカンとする。吉...吉岡御啓示録
◎はた目からは大不運を幸運として謝すOSHOバグワンの父親は、息子が教団立ち上げ後に、彼の死を見取り、頭頂に手を当てて、父が肉体をサハスラーラから出たことを確認したシーンで知られる。OSHOバグワンの父親は、貧しく無学だった。彼は非常に苦労してお金を工面して初めての家を建てた。家は完成した。ところが、引っ越す前に雨が降って家は倒壊し、幼児だったOSHOバグワンはとてもがっかりした。彼の父は、倒壊した新居にやってきて、町の人々にお菓子を配り、「私は神に感謝している。もし家が引っ越した後に倒壊していたら、子供は全員亡くなっていただろう。」と語った。父は新居が早く倒壊したことを生涯幸せに思っていたという。(ディヤン・スートラ―瞑想の道OSHO/P173)同じような話が出口王仁三郎にもある。神戸の空襲で家を焼け出された...OSHOバグワンの父親
◎みろくの時代は宗教のない時代親鸞は悪人正機と唱えるが、悪人は一人も残さんと唱える人もいる。次の時代は、全員が神知る時代なので、悪人はいない。次の時代は、全員は見神体験を有しているので、宗教がない。宗教の必要がないからである。こういう時代が来ることを見越して、悪人は一人も残さないと言う。さて何が神かわからない人の方がほとんどのこの時代において、「神を知らないから悪人だとか、悪人になりやすい」という議論をしても、神を知るということが共通認識としてないから、そもそも議論は成立しない。悪人にも神の光あり、神性の輝きはある。そこがその人の本質であるという説もある。だが、大半の人は何が善で何が悪かわからない。だから中国道教では善本と呼ばれる善悪の具体的基準を記した本が歴史上繰り返し出版されている。中国ではずっと何が善で何...悪人は一人も残さない
◎気を回す日本語には、気を使う、気を回す、気働き、気合を入れるなど、気にまつわる言葉が多い。道教では、気を回すと言えば、下丹田(スワジスターナ)から中丹田(アナハタ)、上丹田(アジナー)へと観想しつつ気を循環させる周天があり、丹田から肩経由で指先まで気を行かせ丹田に戻すようなのがそれ。白隠が病気を治したナンソの観は、頭頂のクリームが全身にしみわたると観想することで身体の不調を治癒させようとするもの。アメリカ原住民のメディスンマンのヒーリングでは、乳白色の幕を用いるが、白隠の軟ソもメディスンマンの乳白色の幕も気なのだろうと思う。冬、毎年1月下旬頃は寒気の影響で調子を崩す人が多く、この頃スーパー銭湯が大賑わいとなるのは、そのせいだろうと思う。だが水の乏しいスーパー銭湯のない地域では、どうしてもこうした気を回す技に頼...大寒の時期と気功
◎体験する正統性へ人は何を信じるかと言えば、正統性のあるものを信じる。自分が何が正統性あるものかを判別できなければ、合法であって自分にメリットがあって人気のあるものが正統だろうと考えがち。こうして、西欧文明は、イエスの磔刑を最大のシンボルとして、一番弟子ペテロを教団トップに据え、イエス亡き後の正統性をペテロ以後のローマ教皇に付与し、世界宗教として成功するための骨組を備えた。だが、これは自分が神を体験しないのが前提の時代のやり口。信者の大半が神を体験しないのが前提だから、闇雲に教祖と教団の正統性を聖書などの教義により下支えすることで、正統性を確保していく。20世紀になり、時代は急速に、自分が神を体験しなければ、神を信じることができないほどに自我は膨張し、それに伴って知性は発達した。キリスト教の輪廻転生のない人生観...人は正統性を信じたい
◎不安定が不安定を呼び拡大するタイミング過去、日本は朝鮮半島が不安定な情勢になるとそれに呼応して、日本国内でも政変が起きがちであった。古くは646年大化の改新と661白村江の戦。国内ではこの前後、中央集権の強化が進められた。1274年文永の役、1281年弘安の役での蒙古襲来。その時は国家一丸となって防いだが、1324年1331年の2度にわたる後醍醐天皇の倒幕計画が発生。さらに豊臣秀吉の朝鮮出兵と徳川の政権奪取。征韓論に発し、日清戦争、日露戦争を経て1910年の日韓併合。沖縄が長崎からも上海からも台北からもほぼ等距離にあり、戦略的要衝であることは、ペリー提督の綿密な調査でも知られているところ。一方越の国新潟も、朝鮮半島や沿海州を望む要地であり、昔は北朝鮮の万景峰号もよく寄港し、中国領事館まである。昨今、韓国の文在...NGT48事件と朝鮮半島情勢
◎バグワン流OSHOバグワンもダンテス・ダイジも性愛冥想には、わずかなヒントしか残していない。だが、二人の性愛冥想には決定的な違いがある。ダンテス・ダイジは、不倫というようなわだかまり的なものがある場合は成就しないというようなことを言っているのに対し、OSHOバグワンは弟子の間での性愛パートナー交換は日常的だった。この点はクリティカル。OSHOバグワンは、タントリズムはじめいろいろな宗派の経典をひいては性愛冥想についてコメントしているが、どうもダンテス・ダイジのそれとは全く別のものを言っているように思えるのだ。OSHOバグワンのプーナに移る以前で、わずか25人程度のグループだった時代に弟子になったヒュー・ミルン。彼の著書『ラジニーシ・堕ちた神(グル)多国籍新宗教のバビロンヒュー・ミルン/著第三書館』は敬して遠ざ...OSHOとダンテス・ダイジの性愛冥想の違い
◎世界中の生きている者も死んだ者も彼のために泣く北欧神話エッダで、不死を謳歌するバルドル神をアース神たちが、その不死を試すために弓で射たり剣で切りつけたり石を投げつけたりする遊びを行っていた。何をやってもバルドル神は、傷一つ負わなかった。そこでいたづら者のロキが盲人のヘズをけしかけて、弱点のヤドリギの矢でバルドル神を射て殺した。さてバルドルの弟のヘルモーズが、死の国に九日間を費やして馬を進め、死の国の女王ヘルにバルドル神を返してくれるよう要請した。するとヘルは、世界中の生きている者も死んだ者も彼のために泣くならば、彼を返そうと言う。やがてアース神たちからこれを聞いて、人も動物も大地も石も木も金属も泣いた。ところが洞窟に棲むセックという女巨人だけが泣かなかったので、結局バルドルは生き返ることはなかった。(『スノリ...バルドル神は復活せず
◎アトランティス滅亡から神代文字までイアホンは、Bluetoothが出始めた頃から無線なので、私は結構古いBluetoothユーザーなのだが、初期のBluetoothで音楽を聴くとカスカスなひどい音ではあったが、今は有線イアホンと遜色ないまでに進化し、Bluetooth専用スピーカーが登場するまでになった。Bluetoothのアイコンは二つのルーン文字の組み合わせ。私のような北方転生系は、ルーン文字に本能的に関心が高く、いろいろとルーン関連書を読んでみたが、あまり感心できるものはなかった。ルーンでは地表に露出している石にルーンが彫られているものを資料として扱うことが多いのだが、断片的でもあり、1万2千年前のアトランティス滅亡時からの経緯を示唆するようなものはないようだ。また石碑は、好太王の碑や、群馬の多胡羊大夫...Bluetoothとルーン文字
◎観光客という名の中国難民日経ビジネスオンラインの『世界鑑測北村豊の「中国・キタムラリポート」最終回中国・国家にも「古希」の寄る年波12年9カ月、通算569回の連載を振り返って』を読んだ。今や公徳心のない国民といえば中国人の代名詞になっているが、彼はその淵源を文化大革命に求める。現代中国では、急病人やけが人を救護せず、放置する風潮。なんとなれば、救護したばかりに、急病人やけが人の家族から、無実なのに加害者に仕立てられたり、莫大な損害賠償を負う可能性があるからである。かくの如く善人の善意がバカを見る事件が全国的に相次いで、中国では公徳心のないほうが平和に日々を過ごせるという社会通念となった。そういう風潮を誰が主導しているのかを、筆者は、“毛沢東”が主導した“文化大革命”(1966~1976年)時代に青少年期を過ご...落ちた中国人の公徳心
◎神仏の原理と既得権者の相剋1980年代前半にアメリカに瞑想コミューンを作るべく、OSHOバグワンは大いに動いた。だが、1985年11月彼はノースカロライナ州シャーロットで逮捕され、生涯苦しむことになるタリウムを投与されるなど何度も殺されかかった。以後世界のどこに行ってもアメリカの意向で彼は滞在を認められなかった。(OSHOアメリカへの道)当時のアメリカの法務長官チャールズ・ターナーによると、OSHOバグワンへの対処方針には3つあり、1.コミューンを破壊する。2.OSHOバグワンを殉教者にしない(殺さない)3.OSHOバグワンには、何らの犯罪を犯したという証拠がなかった。この背後で、アメリカは、OSHOバグワンのいた刑務所内に爆弾を置いたり、三度彼を殺そうとトライしていた。(ニュー・ウーマン誕生バグワン・シュリ...世界のおたずね者となったOSHOバグワン
◎裸行と女性の解脱ジャイナ教は、裸行で有名。性器も露出するので現代では困惑するかも。開祖マハーヴィーラに先行して23人の彼と見解を一にする聖者ティルタンカラがいた。ジャイナ教では、女性は女性のままでは悟れないとし、男性にならなければ悟れないとする。この見方は法華経と同じ(法華経を信じる女性はどう思っているのだろうか。)。計24人のティルタンカラのうち一人だけ女性がいた。彼女の名はマリブハイ。ジャイナ教の女性は服を着ることを許されているが、彼女は服を捨て解脱にまい進することを男性僧達に宣言し、果たしてティルタンカラの境地に達した。修行のできていない周りの僧には混乱した者が多かったことだろう。禅での尼さんには時々こういう示すべからざるを示さざるを得ない逸話があることが知られるが、まともな宗教では必ずこういう話があっ...女性のティルタンカラ
◎オルガズムを生涯一度も体験したことがない女性が多いある日、ダンテス・ダイジがとある喫茶店でとても静かなバイブレーションを放つ女性がいることに気がついた。そのバイブレーションが起こる原因は、彼女のオルガズムにあると彼は言った。世に夜のむつ言を交わす男女は多いが、女性がいかに十分なオルガズムを得ることが稀なことよ。その事情は、単身世帯が増え、結婚する人が減り、4割がおひとりさまで暮らしている現在では、更に悪化しているのだろう。エロスとタナトス、性と死を語る識者、マスコミは多い。だが死を語るのでは本も売れずアクセス数も増えず、コンビニに並ぶ本の主流はエロ系である。紙メディアでもwebでも男性の性的満足の視点で書かれるものばかりで、女性の性的満足で書かれるものは女性週刊誌の一部くらいのものではないか。黙示録では、世の...女丹女の悟り-3
◎元気な時に最終解脱する努力チベット死者の書の技術は、自分の死の瞬間に、意識をはっきりさせておいて、何が起きるか見てやろうという技術。死んでいく人がそんなことをしても、火葬されるだけなのに何になるのかと、メリデメ、儲けに凝り固まった頭は疑問を呈すだろう。チベット死者の書では、瀕死となった人の耳元で、眠りこまないで意識をはっきりさせるように話しかけるし、さらにこれから見えることどもを簡単に説明する。日本でも念仏では、臨終正念という死にさいして(意識をはっきり持ち)極楽往生を願うという作法がある。意識がはっきりしていなければ、極楽往生の思いは混濁する。死の闇が瀕死となった人間をひしひしと取り囲む時に、一瞬生の光が燦然と輝く瞬間が訪れる。これをチベット死者の書では原初の光と呼ぶのだが、体力がどんどん落ちて、五感も衰退...死にゆく時に意識をはっきりさせておく
◎死を正面から取り扱う心意気この映画は1990年のフラットライナーズのリメイク。5人の若いお医者さんが組んで、うち4人のお医者さんが薬物投与と電気ショックで、1分~4分程度の臨死体験を自発的にする話。臨死時には、脳死が進行するので、蘇生作業は時間との闘い。その緊迫感よりは、臨死体験した4人が神に出会うかどうかに注目して見ていったが、神には出会わなかった。誰かチベット死者の書ばりに、死のプロセスが進行する映画を作ってくれないものかとも思った。キリスト教国では、輪廻転生は描きにくいだろうから、仏教国日本で、死と成仏、転生を描き、肉体乗換もあるという映画なら見どころ一杯なのだが。本作では、臨死体験した四人が、過去に犯した自分の罪にさいなまれる「心の鬼」への取り組みが後半の中心だが、臨死体験者4人全員霊道が開けてポルタ...映画フラットライナーズ(2017)
◎太陰煉形で月経を止める道教では、男性は射精を止めて太陽煉氣で気を用いる。女性は月経を止めて太陰煉形で、血を気に変える。月経を止めるのは斬赤龍(太陰煉形の主目的。月経が止まった後は男性と同様の冥想法となる由)と呼ぶが、その過程で乳房は小さくなり童女のような身体に戻るという。男性への性転換はしないさて仏教における女人成仏の代表的な話は、法華経提婆達多品で、8歳の龍王の娘が、大神力(超能力)により、公衆の面前で性転換を遂げて男性になり成仏したエピソードである。月経が止まるようになりホルモンバランスが崩れると、乳房が小さくなるようなことはあるのだろう。それにしても女性の肉体は神人合一に耐えられるものなのだろうか。スピリチュアル・シーンでは、女性はチャネリングの媒体として登場してくることが多いが、成道のエピソードはほと...女丹女の悟り-2
◎人間本来の生き方を人前で公然と議論できない武道にも黙想はあって、町にはヨーガ教室がたくさんある。大型ショッピングセンターにも、ロハスを標榜する自然食(オーガニック)屋さんも至るところにあって、パワー・ストーン屋さんもある。こうしたもののテレビ・コマーシャル、ネット・コマーシャルもいくらでも出て来る。こうした恵まれた環境にありながら、人間本来の生き方を人前で公然と議論する風潮は全くない。議論するには、同僚、隣人にはそれと察せられないように配慮して、場所を選んでしなければならない。日陰者の扱いである。本屋によっては、フルフィルメント瞑想とか横文字瞑想本が平積みになっていたりするのだが、それでも冥想ブームなどというものではないように思う。その原因の一つは、目的を持った冥想と目的を持たない冥想の意味を全く区別していな...ロハスな環境とカルトの忌避
◎実は聖者の頭蓋骨バーヤズイード・バスターミーは、9世紀イランの神秘家。彼はファナーと呼ばれる神秘的合一に関する最初の理論家であった。『バーヤズイードは道の途中で一つの髑髏(されこうべ)を見つけた。その上には「聾で唖で盲目なので彼らは引き返せないであろう」(コーラン第二章一八節)と書いてあった。彼は叫び声を上げてその場に倒れこんだ。そして、その頭蓋骨に何度も接吻しながらこう言った。「これは神の中に消融し、無と化した一人のスーフィのものに相違ない。神の語る声を聞く耳も、滅びることなき美神を見る目も、神の偉大を称える言葉も、全能の英知の片鱗を伺い知る知性もない。この節は彼にこそふさわしいものだ」』(イスラーム神秘主義聖者列伝ファリード・ゥッディーン・ムハンマド・アッタール/著国書刊行会P155から引用)イスラムでも...バーヤズイード・バスターミーが髑髏に出会う
◎女丹合編通俗序先日、久々に神田神保町に行って、新刊の『煉丹術の世界/大修館書店』が平積みされていたのを買った。その中に女性の悟りについてヒントとなるようなことが書いてあった。女丹合編通俗序:『男の命(生命エネルギーの源)は、炁穴(下丹田)の中にあり、女の命は乳房の中にある。・・・男は精を作り、その色は白く、名づけて白虎といい、女は血を作り、その色は赤く、赤龍という。』(上掲書P238から引用)【該当部分の原文:男命在炁穴中女命在乳房中、男以腰爲腎女以血爲腎、男爲精其色白名白虎、女爲血其色赤名赤龍。】下丹田は、スワジスターナ・チャクラ更に、『男は先に本源を煉成してその後に形質を煉成するが、女は先に形質を煉成してその後に本源を煉成する。男の陽気は下へ漏れていき、女の陽気は上へ昇っていく。男は修練すると精液が漏れな...女丹女の悟り
◎逆転シーンまで届きにくい七つの身体論をザ・ジャンプアウトでまとめてから始終感じていたことであるが、七つの身体論という七つを人は平板に見がちなものであって、それゆえに人に与えるインパクトは弱い。だが逆転シーンが最大の見どころではある。このシーンは映画などの脚本においては大スペクタクルとなるべきところなのだが、覚者自身の述懐をみると、わりに淡々と表現しているような印象がある。その理由は、そうなってみると当たり前すぎるとか、言語を絶しているとかのことが想像される。むしろ本人にとってインパクトがより大きかったのは、体外離脱とか、見性シーンであって、ここは大きな発見とか感動を伴っており、大いに語っていることが多い。脚本を作る立場では、言語による描写が多い方が歓迎されるものであって、視聴者への訴求力もこちらの方が高い。第...七つの身体論の勘所
◎兀然(こつぜん)として無事に坐すれば新春。兀然(こつぜん)として無事に坐すれば、春来たりて草自ずから生ず(兀然無事座春来草自生)(不動の姿勢で端坐すれば、春が向こうからやってきて草は自ずから生える)弟子になる、弟子としてあるというのは、感受性を鋭敏にしあらゆる受動性を師に向けるということであって、一寸の攻撃性があってはならない。このような絶対服従に無私があり、師の一挙手一投足に自ずと感応する。だが、どんな優れた師家であっても、その弟子全員が解脱するわけでなく、伝統的には大悟した師家一人につき、大悟した弟子を出すノルマは、一人または0.5人などと言いならわす。でも0.5人であれば、まもなくその宗教は継ぐ人がなくなり滅亡する。殊更に悟ろうと頑張って何日坐ったら悟りが開けたという教訓が多数ある一方で、精神の成熟がな...春来たりて草自ずから生ず
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