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狐舞の読書日記 http://7246dokusyo.sblo.jp/

読んだ本の感想を掲載します。

架空戦記や図書館の新着図書で気になったものを読んでいます。  本を読むということは著者との対話であるという考え方から、書かれた内容ではなく著者の姿勢・態度について言及する場合もあります。

狐舞
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2013/07/14

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  • 2024年05月に読んだ本

    ※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 5月に読んだのはこの6冊。 連休もフルに取れて仕事の内容が変わって 読書の時間が取れるかと思ったがそうはならなかった。 連休はこまごましたことで時間がとられ、 仕事は逆に忙しくなってしまった。 『線状降水帯 −ゲリラ豪雨からJPCZまで豪雨豪雪の謎− (極端気象シリーズ 6)』 著者:小林文明 出版:成山堂書店 『世界のLRT(キャンブックス) (JTBキャンブックス)…

  • 覇関ヶ原大戦記1 (歴史群像新書) 著者:青木基行

    (1〜3巻まとめて) 久しぶりの戦国時代の架空戦記。黒田如水の暗躍物。 石田三成と大谷吉継はこれに気づいているが三成は人望、吉継は病により動けないという状況であり、 結局東軍西軍ともに如水に翻弄されてしまうというもの。 状況説明が多いのが少々気になったが、このおかげで誰がどこにいるのか、 何をしようとしているのかが明確になっているので不要と言いづらい。 特に戦国時代ではややマイナーな東国の武…

  • 2024年04月に読んだ本

    ※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 4月に読んだのはこの13冊。 少しづつ読み進めていたものがちょうど読み終わったり、 イラストが多くてすぐに読み終わったり、 コミックを一気読みしたりで10冊を超えた。 仕事が忙しいのは変わらないがコンスタントに読めている。 5月以降はその仕事も内容が少し変わったり、 周囲の状況が変わったりで読書の時間が取れるかもしれない。 『ワールドヒーローズ(1) (ヒ…

  • 2024年03月に読んだ本

    ※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 3月に読んだのはこの6冊。 2月に続いて仕事が忙しくてなかなか読書の時間をとることができなかった。 夏ごろまではこの状況が続きそう。 そして、これまで「可能なら」やってほしいといわれていたマネジメント系の仕事だが、 「可能なら」が無くなって明確にやってほしいといわれてしまった。 一応、徐々にマネジメント側の比率を増やせばよいとは言われていたが、 3月は…

  • 2024年02月に読んだ本

    ※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 2月に読んだのはこの7冊。 仕事が忙しくてなかなか読書の時間をとることができなかった。 『超武装攻撃編隊【上】新鋭巨大機奇襲作戦 (コスミック文庫)』 著者:林譲治 出版:コスミック出版 『超武装攻撃編隊【下】超弩級空中戦艦、出撃! (コスミック文庫)』 著者:林譲治 出版:コスミック出版 『沈黙の声(翻訳版)』 著者:H・P・ブラヴァツキー 翻訳:星野 …

  • ソフトウェアデザイン 2024年2月号

    テスト設計の特集。 職場でテスト設計の話題が出たときに見かけ、 テストは重要というものの体系的に学ぶことがあまりない。 仕事の一環でテストをしているだけではなく、情報処理技術者試験を受験していたり、 一応JSTQB 認定テスト技術者資格を持っていたりするので 知らない人よりも知っているがこれらの範囲を超えるようなことは分からない。 最新の情報や今後につながるような何かしらのヒントがあるかもしれないと思…

  • マインドフルネス (ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ]) 著者:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部

    マインドフルネスに関する14本の論文集。基本的にはマインドフルネスの効果や科学的根拠、また、どのようなタイミングで実施すればよいかなど肯定的な意見が多い。一方でマインドフルネス目標達成のためのツールと考え「いま、この瞬間」ではなく未来を見ていたり、マインドフルネスと称して瞑想で現実逃避したり、さらにマインドフルネス瞑想を強制してストレスを増大させるようなやり方をしている場合があることも指摘してい…

  • 「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル 著者:Marie

    バレットジャーナルと聞いてイラストなどでデコレーションしたスケジュール帳を思い浮かべるかもしれないが、本来は非常にシンプルなものである。本書は本来のバレットジャーナルの入門書となっていて、バレットジャーナルの基本から著者の使い方、そして一般の人の使用例が掲載されている。一般の人の使用例はある程度デコレーションされているものの、デコレーションを目的としない程度のもの。バレットジャーナルの使い方は…

  • 2024年01月に読んだ本

    ※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 1月に読んだのはこの13冊。 正月休みは特に出かけなかったので読書の時間をとることができた。 『超武装空母「大和」(1)逆転の奇策!極秘航空艦隊 (コスモノベルズ)』 著者:野島好夫 出版:コスミック出版 『超武装空母「大和」(2)日米航空艦隊、南洋の激突! (コスモノベルズ)』 著者:野島好夫 出版:コスミック出版 『超武装空母「大和」(3)連戦連破!最強機…

  • 脳の外で考える――最新科学でわかった思考力を研ぎ澄ます技法 著者:アニー・マーフィー・ポール

    脳の外ということには専門家や仲間に頼ることだけではなく、環境、そして自分自身の脳以外を使うことも含まれている。 環境は三上——馬上、枕上、厠上——からイメージができるだろう。 では自分自身の脳意外とは何か。それは心拍であったり呼吸であったり、歩くという動作のことである。 歩くというのはこの中でもイメージしやすいかもしれない。 考えに詰まったとき、少し体を動かすことで解決策を思いついた経験がある…

  • 2023年12月に読んだ本

    ※FANTIAに同様の内容を投稿しています。 12月に読んだのはこの7冊。 仕事は忙しかったが7冊は読めた。 『皇国の最強艦隊【上】昭和維新成就 (コスミック文庫)』 著者:羅門祐人 出版:コスミック出版 『皇国の最強艦隊【下】日米共闘決戦 (コスミック文庫)』 著者:羅門祐人 出版:コスミック出版 『超訳?手功(スワイショウ、うで振り) (小林文庫)』 著者:小林聖功 『最先端未来兵器完全ファイル (万物図鑑…

  • 皇国の最強艦隊【上】昭和維新成就 (コスミック文庫) 著者:羅門祐人

    (上下巻まとめて) 天皇陛下が直接裁可を下すという体制を構築し、王家を持つ英蘭を支援しつつ米独との戦いを描いている。海軍が主流となり守る戦いのみを目指すも、世界情勢の変化で外地へ赴かなければならなくなる。国内においても旧統帥派と旧皇道派の対立など多層構造で物語が進んでいく。また、戦場で核兵器が使われてしまった後の対応などは非常にリアルである。さらに、ほかの作家ではにおわせる程度だったことをやって…

  • 地図とデータで見る軍事戦略の世界ハンドブック 著者:ブルーノ・テルトレ

    主にフランス戦略研究財団(FRS)の研究員らによる、タイトルの通り地図とデータをふんだんに用いた軍事論文集。「戦略、原理、手段」として軍事の基礎、「プレーヤー」では欧米やロシア、中国の軍備や特性を解説している。そのうえで、「危機・緊張」では現在の紛争地域や将来的に軍事衝突が起きる可能性の高い地域と当事者や各国の軍がどうかかかわっているかの概要を述べている。「未来の戦争」は少し毛色の異なる内容で、気…

  • 新生・帝国海空軍 著者:原俊雄

    (上下巻まとめて) 戦艦の建造を取りやめ航空主兵となった帝国海軍の戦いを描いている。当初は物量で押していた日本も、米国の反攻により出血を強いられる戦いが続く。スリリングな展開が続く一方で双方決め手に欠ける印象が強く、ずるずると戦いを引き延ばしているような印象を受けた。また、最終決戦も、お互いにそういう作戦ではあるが、遭遇戦のような始まり方で微妙に盛り上がりに欠ける。 最後の台詞でノベルス版を読…

  • やさしくわかる仏教 (図解雑学Q&A) 著者:佐々木宏幹

    Q&A形式で身近な疑問に回答する形式。宗派の違いは最低限に抑え、仏教の全体像を見せている。また、日常生活に仏教が深く関わっている様子を見せることに重きを置いているようで、宗教としての仏教の解説はかなり抑えめになっている。

  • 超武装戦闘機隊【上】新型「毒蛇」誕生 (コスミック文庫) 著者:林譲治 評価:★★★☆☆

    (上下巻まとめて) 技術によって戦略が変わるということを描いた林譲二らしい作品。航空産業を軸にして工業技術水準を向上させる過程で、陸軍と海軍で同じ規格のエンジン、戦闘機、そして教育カリキュラムを導入することで生まれた双胴戦闘機「毒蛇」の活躍を描いている。戦闘機に限らず可能な限り規格を共通化することで、生産性や整備性が向上するあたりは技術に携わっていれば納得のいく話である。また、戦闘機のエンジンを…

  • 2023年11月に読んだ本

    ※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 11月に読んだのはこの3冊。 仕事がかなり忙しくて3冊しか読めなかった。 『地図とデータで見る軍事戦略の世界ハンドブック』 著者:ブルーノ・テルトレ 出版:原書房 『新生・帝国海空軍【上】世界初! 航空電撃戦 (コスミック文庫) 著者:原俊雄出版:コスミック出版 『新生・帝国海空軍【下】米西海岸爆撃 (コスミック文庫) 著者:原俊雄出版:コスミック出版 <ピ…

  • 自動車のメカニズム (図解雑学) 著者:古川 修

    ハードカバーの専門書として出してもいいぐらいにしっかりとした内容。簡単なものを想定していたのでかなり驚いた。無いのは数式とグラフぐらいで、あとは詰められるだけ詰め込んだという感じで文字も図もぎっしり。目には見えない部分の動きや、動きの仕組みも省略せず図示されていて、自動車の中で何が起きているのかを視覚的にとらえることができる。また、横滑りで曲がっているということを説明していたり、自動車の仕組み…

  • 2023年10月に読んだ本

    ※FANTIAにも同様の内容と投稿しています。 10月に読んだのはこの9冊。 『超武装戦闘機隊【上】新型「毒蛇」誕生 (コスミック文庫)』 著者:林譲治 出版:コスミック出版 『超武装戦闘機隊【下】米太平洋艦隊奇襲! (コスミック文庫)』 著者:林譲治 出版:コスミック出版 『無条約戦艦「大和」【上】巨砲! 五一センチ砲 (コスミック文庫)』 著者:原俊雄 出版:コスミック出版 『無条約戦艦「大和」【下】激戦…

  • 見仏記 ぶらり旅篇 いとうせいこう

    奈良京都愛知を行ったり来たり。奈良京都は平城遷都1300年や光明皇后遠忌1250年の秘仏開帳にふたりの上人ブームが合わさりなかなかの密度。そこに神社に古墳、さらに愛知の円空仏、鉄地蔵が加わり、観光地を中心に巡っているのにいつも以上に濃密な見仏になっている。美術的な視点と信仰の視点の双方から見ることができるというのは20年以上見続けてきたからこそだろう。一方で今になって上人像の存在に気づくというのも興味深…

  • 見仏記 ゴールデンガイド篇 著者:いとうせいこう

    ゴールデンガイド篇と銘打ってメジャー処を巡ろうと画策するもいつも通り。内容もいつも通り。旅の楽しさ、横道にそれつつもマニアックな視点での感想が子気味よく綴られている。仏像のあるところがメジャーだとごまかしているが、実のところメジャーだったりする。奈良、京都中心で舞台でおなじみの清水寺にも行っているし、福島は白虎隊所縁の地に赴いている。ゴールデンガイドというには多少マニアックではあるが、どうやっ…

  • 究極の鍛錬 著者:ジョフ コルヴァン

    成功を得るためには何をすべきか?ということを検証している。ひたすら練習をするということが重要であり、成功には才能は関係ないという。つまり成功に必要なのは才能ではなく練習であるということになる。にわかには信じがたいことであるが、これを説明するために全体の1/3を費やし、要所要所でもこのことに繰り返し触れている。 音楽大学での研究がそれを証明している。入学時はそれほど差がないのに卒業後の進路には大…

  • 燃えつきた反宇宙 (図解雑学) 著者:広瀬 立成

    タイトルには反宇宙とあるが実際には量子論のしかもCP対称性の話。ただ、タイトル詐欺というわけではなく、反宇宙を説明するには量子論、そしてCP対称性を説明する必要があるため、それにほぼすべてのページを割いているという状態。実のところ量子論自体がある意味で反宇宙の説明でもあり、反宇宙が存在しない理由も現状ではCP対称性の破れであると理解されているため、反宇宙の説明=量子論の説明となってしまう。 左ペー…

  • 何がちがう?どうちがう? 似ている日本語 著者:佐々木 瑞枝

    「取り返す」と「取り戻す」のように字面が似ているもの、「美しい」と「きれい」のように意味が似ているもの。これらの違いを分かりやすく解説している。イラストや例文もあって分かりやすい。

  • 2023年09月に読んだ本

    9月に読んだのはこの4冊。 『仕事も人生もうまくいく! 【図解】9マス思考マンダラチャート』 著者:松村 剛志 出版:青春出版社 『自動車のメカニズム (図解雑学)』 著者:古川 修 出版:ナツメ社 『世界遺産 建築の不思議 (図解雑学)』 著者:天井 勝海 出版:ナツメ社 『燃えつきた反宇宙 (図解雑学)』 著者:広瀬 立成 出版:ナツメ社 仕事が忙しくなかなか読書の時間が取れなかったが、 強制的な有給取…

  • こんなに凄かった! 伝説の「あの日」の天気 著者:金子大輔

    台風や豪雨などでも記録、記憶に残るような天気を天気図を使って解説している。事象や原因だけでなく、「こんな天気図になったら要注意」として同様の現象が起きる可能性のある典型的な天気図を示しているので、天気の予測に役立つかもしれない。雨や雪の異常気象ばかりで、最近の異常な暑さの解説がないが2014年の本なので仕方がない。続編のようなものがあれば、猛暑の解説も読んでみたい。

  • モダンエルダー 40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方 著者:チップ・コンリー

    組織において、年長者がこれから果たすべき役割についての提案。教え、教わるという立ち回りを基本として、これまでの経験や人脈を生かして組織の潤滑剤としての役割を果たせるのではないか、ということである。主にスタートアップなどの若い企業に欠けているものを年長者はもっているから、スタートアップで働くことができる。むしろスタートアップのような企業にこそ必要な人材であるという。確かにその通りで、基本的に新し…

  • 2023年08月に読んだ本

    ※FANTIAにも同様の内容と投稿しています。 8月に読んだのはこの4冊。 『見仏記 ゴールデンガイド篇』 著者:いとう せいこう 出版:角川グループパブリッシング 『見仏記 ぶらり旅篇』 著者:いとう せいこう 出版:角川グループパブリッシング 『こんなに凄かった! 伝説の「あの日」の天気』 著者:金子 大輔 出版:自由国民社 『何がちがう?どうちがう? 似ている日本語』 著者:佐々木 瑞枝 出版:東京堂出…

  • ルネサンス文化と科学 (世界史リブレット) 著者:沢井繁男

    文化と科学そのものを扱うと思っていたので、想像していた内容とは異なるが、ルネサンスで起きた変化の本質を知ることができた。主に文学での表現の違いからルネサンスという時代を見ていくことになるのだが、そこには人間というものが見て取れる。ある寓話では元々「男」と表現され人物は、ルネサンス期の再構成で名前と性格が与えられ、さらに行動の背景、心情が描かれるようになっている。また、天動説から地動説への移行期…

  • 中世の書物と学問 (日本史リブレット) 著者:小川剛生

    書物がどのように扱われてきたか、注釈書がどのように作られてきたかに着目し、当時の学問がどのようなものであったかを紐解いている。どうにかしてうまく書物を活用できないか、という試行錯誤がそこにあり、その結果が現代に受け継がれているということが見て取れる。注釈はそれだけで書物になるほどの量があるが、その原因が、その文章の基になるもの、意味の基になるものが「必ず」存在しているという考え方に由来している…

  • 2023年07月に読んだ本

    ※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 7月に読んだのはこの5冊。 読みかけのものを読み終えただけ。 7月も残業時間が協定時間を超えたものの6月よりは少なかったが、 業務の難易度が高くて疲労感が半端なく、 やはり脳が本を受け付けないという状況だった。 『シリーズ 地域の古代日本 出雲・吉備・伊予 (角川選書 659)』 著者:吉村 武彦 出版:KADOKAWA 『中世の書物と学問 (日本史リブレット)』 著者:小川 剛生…

  • シリーズ 地域の古代日本 出雲・吉備・伊予 (角川選書 659) 著者:吉村武彦/川尻秋生/松本武彦

    出雲・吉備・伊予は大陸文化の通過地点であるだけでなく、日本海側と太平用側をつなぐ回廊であり、様々な文化が交わる地域でもある。これらの地域にスポットあて、代表的なトピックスから古代の様子を紐解いている。出雲は製鉄や出雲大社、吉備は古墳、伊予は山城と限られた内容であるが、最新の発掘の成果に触れることができる。いずれも大陸文化の影響があり、まさに大陸への窓口であったことが分かる。歴史が下るにつれて東…

  • 中世のジェントリと社会 (世界史リブレット) 著者: 新井由紀夫

    偶然残っていた資産の記録からジェントリの生活の様子がどのようなものであったかを明らかにしている。もちろんそれまでの研究の成果があり、そこに生の情報としてのメモ書きが加わることでより深いところに踏み込むことができるようになったということではあるのだが、それでもちょっとしたメモ書きから地域での地位や生活水準、季節ごとの行事に対する取り組み方などが分かってしまうことに驚きを禁じ得ない。

  • 飛鳥の宮と寺 (日本史リブレット) 著者:黒崎直

    発掘が進んだおかげで歴史の授業で習った世界とはかなり違ったものになりつつあるのを感じた。謎の坂舟石もそろそろ謎ではなくなりつつあるのは少し寂しい気もする。

  • 超戦艦艦隊(1) 最強戦艦出撃! 著者:青山智樹

    (全二巻まとめての感想) 超戦艦といってもただ速力が早いだけである。調整を間違えばちぎれたタービンが機関室内を暴れまわるぐらいなのでトンデモ技術も使っていない。戦艦を飛ばしたり、地面を走らせたりする著者の作品とは思えないほど普通。速力を活かした戦いはするが、速力ですべてを解決するようなこともせず実にオーソドックスな内容となっていた。 かなり前にノベルズ版を読んだことがあるが、加筆修正があるとい…

  • グノーシス (講談社選書メチエ) 著者:筒井賢治

    聖書研究の一分野としての解説。どうしてもオカルトの側面で語られてしまうグノーシスについて、本当はどのようなものであるのかを丁寧に解説している。初めて知ったのだが、グノーシスといっても大きく3つの流れがあり、さらにそれぞれが全く異なったものであるという。またそれがグノーシスの研究の難しさにもつながるという。そもそもがグノーシス派側の文献がほとんど残っておらず、残っている文献も批判側(体制側)の批判…

  • 2023年06月に読んだ本

    6月に読んだのはこの4冊。 読みかけのものは何冊かあるけど読み終わったのはこれだけ。 かなり仕事が忙しく、難易度も高くて脳が本を受け付けないという状況だった。 『飛鳥の宮と寺 (日本史リブレット)』 著者:黒崎 直 出版:山川出版社 『中世のジェントリと社会 (世界史リブレット)』 著者:新井 由紀夫 出版:山川出版社 『遺跡からみた古代の駅家 (日本史リブレット)』 著者:木本 雅康 出版:山川出版社 …

  • 2023年05月に読んだ本

    ※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 5月に読んだのはこの15冊。 連休の半分ぐらいは出勤の可能性があったので出かける予定を入れていなかったが 出勤しなくても良くなってしまって大量に時間ができてしまった。 ということでたくさん読めた。 『超戦艦艦隊(1) 最強戦艦出撃!』 著者:青山 智樹 出版:アドレナライズ 『超戦艦艦隊(2) 史上最大の海戦!』 著者:青山 智樹 出版:アドレナライズ 『縄…

  • 電気自動車工学(第2版):EV設計とシステムインテグレーションの基礎 著者:廣田幸嗣/小笠原悟司/船渡寛人/三原輝義/出口欣高/初田匡之

    大きく二部構成。とりあえず電気自動車はどのようなものか、どんな部品を使っているのかを知りたければ、アーキテクチャ設計や構造、機能などの電気自動車の全体像について解説している前半部分で十分だろう。少々足りない部分もあるが、足りないと感じた部分については、それを中心に扱った資料にあたればより深く知ることができる。 後半部分は後半はモータ、モータコントロール、電力変換、蓄電デバイス、バッテリマネジ…

  • やさしい IATF16949入門 著者:大森直敏

    IATFの概要を解説。細かいところには触れていないが全体像をつかむのには問題ない。それに実際に取得するのであれば、まずIATF要求事項そのものに当たるべきである。本書の良いところは監査プロセスと取得までのロードマップをかなり具体的に解説しているところ。他の解説書でもおおよそのプロセスは掲載されてはいるが、本書では予備審査や一次、二次審査、更に取り下げプロセスとそれらの観点、さらに具体的な日数や準備すべ…

  • 2023年04月に読んだ本

    ※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 4月に読んだのはこの14冊。 『宇宙のパワーと自由にアクセスする方法【実践編】』 著者:ディーパック・チョプラ 出版:フォレスト出版 『もっと知りたい日本の名僧 (双葉社スーパームック)』 著者: 出版:双葉社 『新版 山陰旅行 クラフト+食めぐり』 著者:江澤 香織 出版:マイナビ 『覇界王〜ガオガイガー対ベターマン〜the COMIC1 (HJコミックス)』 著者:矢立肇 出版…

  • 島根のトリセツ

    地図の出版社ということで地図をベースに島根県を紹介している。近代史などもかなり多く、神話に頼らない紹介となっているが、やはり神話に引っ張られてしまう。風土記や延喜式に掲載されているような神社が近所にあって子供の遊び場になっているような所だから仕方がないのかもしれない。

  • 2023年03月に読んだ本

    ※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 3月に読んだのはこの9冊。 今月は忙しいせいもあってあまり読めなかったが、1週間に2冊のペースは継続。 『図解 現代の陸戦 (F-Files No.030)』 著者:毛利 元貞 出版:新紀元社 『図解 火砲 (F-Files (39))』 著者:水野 大樹 出版:新紀元社 『図解IATF 16949よくわかるコアツール【第3版】: APQP・PPAP・AIAG&VDA FMEA・SPC・MSA』 著者:岩波 好夫 出版:日科技連出版社…

  • オタクのためのコレクターアイテム収納術 (玄光社MOOK)

    コレクターグッズに特化した収納術。それっぽいアイテムで見本を作ったり、イラストで紹介するのではなく、本物を使用しているので収納のイメージが付きやすい。紙コップやトイレットペーパーを使った収納はなかなか面白いアイデアだった。本物を使っていることもあり半ばコレクション披露の場になっていて、それを見るのもまた楽しい。

  • 2023年02月に読んだ本

    ※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 2月に読んだのはこの15冊。 今月もかなり読めた。 比較的薄い本が多いものの、特にやることがないときは本を開くようになったので読書の習慣が戻りつつある。 今月も量が多いので簡単なジャンル分けをしながらリストアップ。 軍事 『図解 空母』 著者:野神 明人 出版:新紀元社 『図解 潜水艦』 著者:高平 鳴海 出版:新紀元社 アジア地区もキナ臭くなってきた。 こ…

  • 世界史における時間 (世界史リブレット) 著者:佐藤正幸

    普段特に気にすることなく使っている"西暦"の歴史。この西暦はキリスト年紀でもあるが、その発想がキリスト教を迫害していたローマ皇帝からもたらされたものというのが面白い。そのキリスト年紀が歴史の記述に使われるようになり、紀元前が発明され、世界に広がり受け入れられていく様子が描かれている。それぞれの国に暦はあり、また、キリスト教を起源に持つということで導入に際しては宗教色を消すよう注意がなされており、…

  • 悪役令嬢に転生したら千葉だった件 (フロース コミック) 著者:藤島じゅん

    コミックウォーカーでお勧めに出てきて読んでみたら結構面白かったので連載を最後まで追いかけてしまった。悪役令嬢に転生してしまったことに気づき破滅の運命から逃れようとするところから始まるのだが、そういったこととは関係なく押し寄せてくる千葉県に主人公が翻弄されるだけの漫画。連載を読んでいるときはその場のノリで書いていたように思えたが、読み返してみると伏線もしっかり張ってあって意外としっかりしていた。…

  • 図解入門 よくわかる 最新 物理化学の基本と仕組み (How-nual visual guide book) 著者:齋藤勝裕

    かつては理論科学と呼ばれていた物理化学の参考書。原子構造からエントロピーあたりまでの領域をカバーしている。エネルギーが絡んでくると少々ややこしくなってくるが、それでもかなり分かりやすくまとめられていてなんとなくわかった気になれる。特に結合や分子構造といった化学の土台となる部分は非常に分かりやすかった。高校生の時にこの本があればもう少し良い成績が取れたのに……。大学生向けに書かれているので踏み込…

  • 2023年01月に読んだ本

    ※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 1月に読んだのはこの17冊。 かなり読んだ。 正月休みだったり、100ページに満たなかったり、図・写真が多かったりと文字数の少ない本が多かったり。 あとは風呂で読んでたりして読書の時間が増えたのもある。 量が多いので簡単なジャンル分けでリストアップ。 自己啓発 『自分を導く普遍の真理 思いと結果の法則』 著者:ジェームズ・アレン 出版:パンローリング株式会社 …

  • みんなでアジャイル ―変化に対応できる顧客中心組織のつくりかた 著者:Matt LeMay

    開発チーム内にアジャイルのやり方を導入するのは形式的なものであったとしてもそれなりに上手く回るしそれなりの恩恵を得ることができる。しかし組織全体にアジャイルを導入するとなると非常に困難なものとなる。今の作業をアジャイルプラクティスの名称に置き換えただけで実際には何も変わらない。本書では組織にアジャイルを導入するためのアドアイスをしてくれる。まずアジャイルとは何か?から「顧客から始める」「早期か…

  • 見仏記ガイドブック 著者:みうらじゅん/いとうせいこう

    これまでに二人が見仏してきた寺院のリストやみどころ、見仏するときの注意点、そして見仏記を掲載した見仏のガイドブック。TVで放送されているものも見たことがあるが、本当に楽しそうに見仏している。二人の様子をみていると仏像を見ることは別に特別なことではないのだと思えてくるし、見仏に行きたくなってくる。

  • ミサイルの科学 現代戦に不可欠な誘導弾の秘密に迫る (サイエンス・アイ新書) 著者:かのよしのり

    ざっくりとミサイルの仕組みや種類を知るには十分の内容。一応、相互確証破壊にも触れているものの、ミサイルそのものを主体としているため仕方のないところではあるが、戦略や戦術におけるミサイルの役割についてまではちゃんと触れていないので、その方面について知るためには別の本をあたった方が良い。とはいえ、相互確証破壊にも触れているのであれば、現在の核ミサイルの定義は米露間のものでしかないことや、威力が小さ…

  • 仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版 著者:マーク・フォースター

    入ってきた仕事を翌日以降にスケジューリングする。たったそれだけなのに仕事が進む。もちろん、すぐやらないといけない仕事、今日中の仕事が入ってくる場合もあるが、それも考慮したシステムになっている。各章のエクササイズではそれらの仕事の振り分け方について学ぶことができ、何をやってはいけないか、が明確になる。 一気にたくさんの仕事を片づけるダッシュ法も面白い。仕事を5〜10分で次々と変えていくやり方であ…

  • たたらの実像をさぐる 山陰の製鉄遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」157) 著者:角田徳幸

    刀剣用の玉鋼を作るために行われていたように語られるが、実際には「製鉄」であり、決して玉鋼だけを作っていたわけではない。明治時代に衰退し一度は途絶えたが、戦後、刀剣用の玉鋼を作るために復興したが、そのイメージが先行し実情が伝えられていない。丹念な取材と発掘により、そのようなイメージで語られがちな「たたら製鉄」の実際を明らかにしている。100ページに満たない冊子であるが、山陰の「たたら」が凝縮されて…

  • 文房具改造マニュアル (エイムック 4195) 著者:小野忠

    ボールペン軸の入れ替えからノートカバーの改良、レザークラフトによるペンケース、スマホケース作成など改造の域にとどまらない。改造の方向性に同意しかねる部分もそれなりにあるが、手を動かすことを拒否する人が増える中、「ないものは自分で作る」という考え方には全面的に同意できる。気に入らない延々と文句を言うだけで何もせず、挙句、文句を言うどころか、言わなくても直してもらえて当然という態度では何も解決しな…

  • ビジネスルールを可視化する 要件定義の図解術 著者:NTT ソフトウェアイノベーションセンタ/NTTデータ

    文章で書かれた要件では誤解を招く恐れがある。そのため多くの場合、図や表にまとめ直すことになるが、適切なまとめ直しをしないと却って分かりにくくなる。そこで、適切な図解ができるように要件を値の有効範囲、物事の関連、条件による行動の制限などのカテゴリに分け、どのように図解すればよいかが掲載されている。 まとめ方は箇条書や数直線、普通の表のような簡単なものから、決定表、ステートマシン図、アクティビテ…

  • ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] マインドフル・リスニング 著者:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部

    相手を見て、うなずいて、反復する。これが良い聞き方とされているが、「適切な提案をする」というのも良い聞き手に必要な要素だという。確かに意見を求めるために話をしているのに意見が返ってこなければ、果たして自分の話を聞いていたのか、と思われてしまう。つまり提案をすることが問題なのではなく、提案の仕方に問題があったということになる。また、相手の意見を変えるためにも、まず相手の話を聞くことが重要であると…

  • ファンクションポイントCOSMIC‐FFP法実践ガイド―組込み系・リアルタイム系に最適なソフトウェア規模・工数の見積り方法 著者:山口正明

    さすがにこれは酷い。内容が無い。一番の問題なのは規模と工数を見積もるための手法の解説なのに数字が出てこないこと。工数見積もりの解説なら当然工数という数字が出てくることを期待するはずだが、それが全く出てこない。実は規格が工数見積もりに適していないのではないか、あるいは著者が工数見積もりできないのではないか、ということを疑ってしまう。そして図は豊富なのだが、図だけが載っている。どうしてこのようにな…

  • 安倍晋三が目指した世界 日本人に託した未来 著者:渡邉哲也

    凶弾に斃れた安倍元総理の業績を振り返る1冊。冒頭70ページにわたって掲載されている制定した法律、外交記録、閣僚名簿は圧巻。特に制定した法律、外交記録。これだけのことを成し遂げた政治家が果たして今後現れるのだろうか。二度とこのような人物が現れることなないのではないか。そう思わずにはいられない。また同時にマスコミが何も報道していなかったのかもうかがい知ることができる。すべての法律を報道する必要はない…

  • 決定版 超古代文明の遺産オーパーツ図鑑 (ムーSPECIAL) 著者:並木伸一郎

    様々なオーパーツが存在しているが、やはり巨石建造物は別格。装飾品や像、壁画などは、そのように見えなくもないとして片付けてしまうことができるが、巨石ではそうはいかない。何しろ現代の科学でもそこに置くことができないほど巨大であり、その存在感から主流派の考古学者も無視できない。そしてそれだけがそこにあるため、何も分からない。まさにオーパーツといえる。

  • ポケット図解 ポカヨケの基本がわかる本 著者:長谷川浩一

    大きなミスの原因となるポカミスをヨケるための考え方を、ポカとは何か、何故ポカを見逃してはいけないのか、そしてヨケるための考え方を細かく解説している。ミスが発生すると、まずミスをした本人だけに原因があるとし、そして目の前の事象だけを回避する対策をしてしまいがちである。しかし環境や仕組みは本当に問題ないのか、だれでもミスをするようになってはいないか、といったことを分析し真因を突き止め対策をしなけれ…

  • 脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実! 著者:ベネディクト・キャリー

    同じ場所で出来るようになるまで集中して反復演習するという勉強法が実は間違いであった。一度忘れる、時間を分ける、テストの前にテストをする、場所を変える、騒がしい場所が良い、中断する、一つのことをしない、別のことをやる、寝る。これが記憶の研究から分かった正しい勉強法である。 こうやって並べると、よくないとされていたことが実は正しかったということになる。ところで、行き詰ったときに気分転換でコーヒー…

  • 自動運転のためのセンサフュージョン技術 原理と応用 (設計技術シリーズ106) 著者:伊東敏夫

    もう少し体系的に書いてあれば良いのだが、頭の中にあるものを思いつた順に書き出した感じでまとまりがなく読みづらい。タイトルのセンサフュージョンの応用もあるにはあるが解説のための例であってもう少し踏み込んだ内容が欲しい。

  • 仏像めぐりをもっと楽しむ 日本の仏像 鑑賞のポイント50 (コツがわかる本!) 著者:井上暉堂

    仏像のどこを見るべきか、というポイントと共に、仏像の種類や装飾、姿勢、手の形、仏像同士の組合せなど非常に細かいところまで解説されている。座り方や手の形なども「親指と中指で輪を作る」などと言葉だけで済まさずにイラスト付きなので非常に分かりやすい。仏像を眺めて「これには何か意味があるのだろうか?」と疑問に思うようなところは一通り説明してくれているので、本書があれば鑑賞に困ることはないと思う。

  • 物理:てこの原理から量子力学まで (大人のためのやり直し講座) 著者:アイザック・マクフィー

    ギリシアからヒッグス場がそろそろ証明される辺りの時代までを眺めた人物と発見の物理史。やはりニュートン、アインシュタインの業績が目立つが19世紀の発見も見逃せない。電磁気学、原子論、放射線など現代文明を支える重要な発見が相次いでいる。同時に、分かりやすい物理、体験できる物理は19世紀までということも見えてくる。相対性理論、不確定性原理、量子力学、量子電磁気学、素粒子と思考実験が先に立つ、直接体験す…

  • Software in 30 Days スクラムによるアジャイルな組織変革"成功"ガイド 著者:Ken Schwaber/Jeff Sutherland

    経験を積んだスクラムマスターのもとで本書を教科書にスクラムに取り組めば上手くいくかもしれないが、本書だけではかなり難しいと思う。非常に概念的で具体的なやるべきことが見えてこない。アジャイルは型ではなく考え方である、といった主張もあるが、それでも考え方を実際のプロジェクトに適用するためには具体的な方法が必要である。一応、やるべきことリストは示されていたりするが、それがどうスクラムに必要なのか、ど…

  • すべてイラストとマンガでわかる! 宇宙論・入門 著者:白石拓

    ヒッグス場が仮説の時代の本なのでいくつかアップデートが必要なところもあるが、説明も分かりやすく、これまでの宇宙論をざっくり知るのには問題はない。細かい理論の説明はしていないので、そういうものだ、として読み進める必要があるが、重要な言葉は太字で示されているので後から調べやすくなっている。本書や宇宙論に限らないが、発展の早い分野では内容が陳腐化してしまったり、最悪の場合は間違いになってしまう。かと…

  • 中国道教の展開 (世界史リブレット) 著者:横手裕

    漢の時代には道教的な考え方は存在しており、時代を経るに従い体系立てられていくのだが、中国文化に深く根付いた思想であり一言で言い表せることは出来ない。そこで、各王朝で道教がどのように扱われ変容してきたのかを見ていくことで、道教の全体像を描き出している。それぞれの時代の考え方や流行の解説はあるものの、思想そのものには深く立ちいっていないのだが、派閥の成り立ちや違いについてはかなり詳しい。道教の歴史…

  • 完全図解 いちばんわかりやすいビジネス整理術 著者:オダギリ展子

    デスク周りやノート、メモ、手帳、時間、デジタル機器、ファイリング(紙)といったビジネスシーンで必要となる整理術を具体的に解説しているが、現在の視点では懐かしさを感じる内容となっている。 デスク周りの整理やファイリングはフリーアドレスの職場も増え、さらにコロナ禍の影響でリモートワークが主流となりつつあるためほとんど不要な状況となっている。またデジタル機器ではさまざまなアプリで仕事のファイルを整理…

  • まじないの文化史: 日本の呪術を読み解く (視点で変わるオモシロさ!) 著者:新潟県立歴史博物館

    新潟の歴史博物館の企画展の図録をベースに書籍化したもの。主に平安期のまじない、現代(地元)に残るまじないを取り上げている。現代におても村境や家屋にお札や草履を吊るしている様子を見ると、新潟の人々にとってまじないが今も生活の一部であることを伺わせる。 各地の歴史博物館の企画展ではこういった興味深い展示がされているのだろうが、その場限りで終わってしまっているように思う。本書のように書籍化するなどし…

  • 大伴家持―氏族の「伝統」を背負う貴公子の苦脳 (日本史リブレット人) 著者:鐘江宏之

    大友家持の生涯を通して奈良時代の政治を見ていくような構成。大伴家持といえば万葉集の人として知られていると思うが、実際には政治家、軍人であった。しかも一歩引いたところにいたのではなく、政治に深くかかわっていた。この辺りは歴史の教科書からだけでは読み取れないもので、本書を読まなければ万葉集の人のままだったかもしれない。

  • 出雲国誕生 (歴史文化ライブラリー) 著者:大橋泰夫

    出雲国がどのような様子であったのか、主に政治の場と寺院の立地を描き出している。『出雲国風土記』が残っているため比較的容易に研究できると思いきや、むしろ発掘されたものが『出雲国風土記』に合致しない、あるいは『出雲国風土記』とは異なる場所で発掘された場合の検証が必要となるところに難しさがある。写本の過程でのミスなのか、『出雲国風土記』以降に移動したのかといった点を検討しなければならず、史料が残って…

  • ここまでわかった! 卑弥呼の正体 (新人物文庫) 著者:歴史読本編集部

    卑弥呼に関する論文集であるが、結局のところ分からないことが分かった、というのが実情。神功皇后説や卑弥呼機関説などある程度絞り込めてはいるものの決め手に欠ける。スンダランドの存在を考えると邪馬台国とセットで扱う必要があるが外国人説も否定できない。記紀以前の歴史であり、記紀によって歴史がリセットされてしまった以上、墳墓のような直接的な証拠でも出てこない限り分からないままなのだろう。

  • スマートグリッドと蓄電技術 著者:福井正博/有馬理仁

    ほぼすべてが蓄電池の解説。最後に少しスマートグリッドの要素としての蓄電池の話がある程度で、スマートグリッドそのものについては全く触れられていないといえる。蓄電池についてはかなり詳しい解説がなされている。電気的特性は当然ながら、構造や化学的特性、さらに熱による特性の変化にも触れるなど、かなり踏み込んだ内容となっている。また、充電量、劣化、寿命の状態をどのように推定するかについても扱っている。構造…

  • 情報数学の基礎(第2版):例からはじめてよくわかる 著者:幸谷智紀/國持良行

    タイトルには情報数学とあるが、普通に数論の入門書としても使うことのできる内容となっていて、整数や実数などの「数」の種類にはじまり、命題、論理演算、述語といった数学で必要な概念、そして集合、写像、関係、グラフといった数の関係性を説明している。数学を専門としない学生向けの教科書ということもあり、適度に文章で書かれていて読みやすい。また、「コンピュータ内部での小数表現」が付録として巻末に掲載されてい…

  • ソフトウェア技術者のためのバグ検出テキスト 著者:山浦恒央/田中智康

    「どのようなバグが存在しているのか知らなければ、バグを検出したり、バグの実装を防ぐことは出来ない」という考えに基づいてバグを発生原因と対策だけではなく発生傾向やその背景となる技術・運用を著者の実体験を交えて解説している。また、バグの特定手順、未然防止、デバッグ方法、バグを見つけるための心構えといったバグとの付き合い方も解説されている。 「著者の実体験」は著者だけのものではなく、プログラマなら…

  • 定理と法則105 (人に話したくなる教養雑学シリーズ) 著者:白鳥敬

    紹介されている法則は数学や物理のほかにも化学やマーケティングの法則なども含まれているが、ほとんどが物理の法則。相対性理論のような難しいものは別として多くは見開き2ページということもあり、かなり簡潔な説明になっている。また、そこに至る過程が省略されてしまっているため、マーケティング関連の法則は結果の唐突感が否めない。雑学の範疇であれば十分であるかもしれないが、もう少し順序だてて説明するべきではな…

  • 日本懐かしオカルト大全 (タツミムック) 著者:寺井広樹/白神じゅりこ

    昭和オカルトの懐かしい写真がいっぱい。特に今では地上波では全く扱われなくなってしまった心霊番組やUFO特番などは本当に懐かしい。地上波でオカルトを扱わなくなったのはオウム事件が原因の一つであるのは間違いないが、フェイクだファクトだの世の中がギスギスしてオカルトのような曖昧なものを楽しむ余裕がなくなってきたということもあるかもしれない。

  • 徹底カラー図解 新版 自動車のしくみ 著者:野崎博路

    自動車の基本知識として歴史やボデー、シャシーなど説明した後は、エンジン、パワートレイン、サスペンション、操舵系、ブレーキ/安全装備、電装関係を写真と共に解説している。掲載されている写真や図は自動車メーカ、部品メーカ提供ということもあり、文章以上に実際を語っている。実際に市場に出回っている部品であり、また、メーカが説明資料として用意したものなので、こういう解説書にありがちな「実際とは異なる」とい…

  • ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] 集中力 著者:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部

    集中力の高め方や維持、途切れた場合の対処法などの論文が掲載されている。集中力について様々な意見が挙がっているが、その中で共通しているのは、「集中力が途切れた場合、その事実を認める」という考え方。つまり集中力が途切れるのは仕方がないので、途切れたなら仕切りなおして作業に戻れば良い、というのである。そのまま何事もなかったかのように作業を再開するのもいいし、体を動かしたり、お茶を飲んだりなどしてしっ…

  • 自動車の基礎をハイブリッド車技術から学ぶ 著者:坂本俊之

    色々と中途半端。図やグラフと解説を見開きでい項目になっているが、その図やグラフと解説が上手くリンクしていないと感じるものが多かった。例えばエンジンの調整でエンジンの外観写真が掲載されているが、その写真からは調整がどういうことか分からない。また、得意分野とそうでない分野の温度差があり、得意と思われる運動系は細かく解説しているが、苦手と思われる電気電子、半導体は公式や一般的なグラフ、半導体の断面図…

  • 自動車工学入門 著者:野崎博路

    主に"走り"を中心に解説しているが、最新の動向としてシミュレータや衝突安全と予防安全にも触れている。最新と言っても2005年に出版されたのでかなり古い最新であるが、現在の基礎となっている考え方であり、むしろ知っていて当然の内容であるため読んでおくべきものとなっている。走りの解説は、タイヤに始まり操作性、安定性、限界コーナリングだけでなく振動や乗り心地と幅広く扱っている。それぞれ1冊の本になってしまう…

  • 絶対わかる物理の基礎知識 (絶対わかる物理シリーズ) 著者:白石清

    力学、熱、電磁気、原子論、量子論の全領域を広くカバーした物理法則のカタログ。見開きで1法則とコンパクトにまとめられており、どういう意味だったか、公式はどうだったを確認するのに役立つ。一方で最低限の説明であるため深く知るためにはそれぞれの専門書を読まないといけない。そのためにも読書案内を兼ねた参考文献もあればなおよかった。

  • UXデザインの法則 ―最高のプロダクトとサービスを支える心理学 著者:Jon Yablonski

    10の法則と1つの警告、そして10のパターンをどう使うかがまとめられている。それぞれの法則について典型的なパターン、心理学上の概念、事例を挙げている。補足として極端はよくないという指摘もしている。たとえば、シンプルにすればよいからといってアイコンのデザインをシンプルにしすぎると何をするものか分からなくなってしまう、という失敗例も挙げている。 おそらく著者が本書においてもっとも伝えたいと考えたの…

  • カントル 神学的数学の原型 (双書―大数学者の数学) 著者:落合仁司

    数学者カントルの業績と、カントルが神学に与えた影響の両方を一度に解説する試み。ただ、残念ながら中途半端になってしまっている。3章の「カントルの神学」と6章の「位相神学」がメインで、その下準備のためにカントルの証明した数学上の理論を解説するという構成になっている。そのため、数学の証明がいつのまにか神学講座になってしまう。一応タイトル通りの内容であるが。また、この世代の日本の著者にありがちな、説明の…

  • “オフィスのプロ”だけが知っている キングジム 人も組織もうまくまわりだす 超整理術213 著者:キングジム ファイリング研究室

    ファイリングの重要性や方法を具体的に説明していて実用的でもあるのだが、非常に読みづらい。説教臭いというか辛気臭い。さらに原稿だけを見てぼそぼそと発表しているような姿が浮かんできてしまって余計に読みづらくなった。ファイリングは楽しいと書いてあるが楽しくファイリングしている様子が浮かんでこない。ファイリングを真面目に考えていることは分かるのだが。

  • 食品添加物用語の基礎知識 第三版 著者:小薮浩二郎

    参考文献無し。根拠無しの用語集の形をした食品添加物批判。とりあえず用語集で参考文献無しは致命的。安全性の根拠は、強いて言えば天然素材は安全で合成物質は危険というぐらいか。 食品添加物を批判する人たちの行動フォーマットにのっとりマーガリン批判も展開。他の項目に比べてページ数も多く力が入っているが、締めは「これらの危険性が解明されるべきである」というもの。解明されて「いる」のではなく、される「べ…

  • 松尾芭蕉 (人物叢書) 著者:阿部喜三男

    後の世にに「芭蕉に帰れ」と言われるほど、俳諧の在り方に影響を与えた松尾芭蕉の生涯と、その時々に詠んだ句から心境の変化などを追っている。俗説に飛びつくことなく、本人の紀行文や同行者の日記から事実を丹念に拾い上げている。『奥の細道』が有名であるが、そこに至るまでに俳句集を出版し、そしてその後も紀行文を出版しており、精力的に活動していることが分かる。また、わび・さびを自らの生活に取り入れるほか、「軽…

  • アリストテレース 詩学・ホラーティウス 詩論 (ワイド版岩波文庫) 著者:アリストテレース/ホラーティウス

    詩(悲劇)とはどうあるべきかを論じた二編。どちらも 『詩学』の方は評論というよりも「悲劇の書き方」といった方がよい内容。たとえば、主題は一貫しているなければならない、言葉はどう選ぶべきか、比喩の使い方、そして「悲劇の制作について」というそのものズバリの論も展開している。ここでは筋書きの作成や矛盾・不自然の回避のためには筋をどう選ばないといけないか、結び、解決のしかた、など例を挙げている。「…

  • 飛行戦艦「武蔵」遣欧大戦(1) 大西洋燃ゆ 著者:青山智樹

    全二巻。まとめて。『飛行戦艦「大和」出撃!』の続編。『武蔵』は電子版の『大和』が好評で書き下ろしたものだと思っていたが、『大和』の後に紙で出ていたという点に驚いた。当時はそれほどAmazonを利用していなかったし、書店になければ存在しない、というよりも架空戦記を扱っている書店が少ないこともあって『武蔵』が存在していることに気づかなかった。さた、内容はパナマで大和救援に駆け付けた武蔵のその後の闘い、時…

  • 英語看板で身につく英語力 (図解雑学) 著者:尾崎哲夫

    英語学習の本は色々あるけれで、看板に注目したちょっと珍しいタイプの本。図解雑学シリーズなので気楽に眺める感じで読めるが、解説に手抜きはなく文法的な解説や例文、アメリカ式とイギリス式の違いなどかなり細かい。さらに「料金」を表す単語の使い分けや、単語によって「区域」が異なることなどもさらっと書いてある。実際に海外へ行くことになれば会話だけでなく、看板に書かれている案内も読む必要があるので、むしろこ…

  • 図解即戦力 インフラエンジニアの知識と実務がこれ1冊でしっかりわかる教科書 著者:インフラエンジニア研究会

    「インフラエンジニアという仕事」の教科書。インフラエンジニアになった後ではなく、なる前に読むもの。インフラエンジニアがどのような仕事をしているのか、という点はかなり具体的に書かれていた。設計から運用までの流れがかなり細かく書かれているが、特に構築・運用では「余計なことはしない」といったことが繰り返し書かれており、ここを書いた人はそれで痛い目にあったのだろうことを伺わせる。 一方、インフラエ…

  • 飛行戦艦「大和」出撃!(1)(2)(3) 著者:青山智樹

    全三巻。まとめて。一度読んだことはあるが電子書籍化されていたので再読。加筆訂正したのことだが、大和が大量のロケットを使って飛んでホワイトハウスに突っ込んでいくこと以外は完全に内容を忘れていたので、ほとんど新作として読めた。やはりホワイトハウス激突のインパクトは大きいようで、パナマで大暴れしたことだけでなく、武蔵(これも飛行戦艦)も登場していたことも抜け落ちていた。 架空戦記自体がトンデモ扱いさ…

  • 決定版 超怪奇UFO現象FILE (ムーSPECIAL) 著者:並木伸一郎

    UFO写真やエイリアンアニマル、UFO事件、さらに古代のUFOなど167項目収録。2008年発行なので少々古いものの、UFO現象を追っているのであれば押さえておかなければならない事象が収められている。現代のUFO現象研究では軽視されがちな古代のUFOを扱っているのはポイントが高い。現代のUFOとは異なる事象のように見えるが、科学技術に関する知識が乏しい中で見たままを表現したとすれば神話的な表現となることは十分に考えられる…

  • 決定版カーネギー 話す力―自分の言葉を引き出す方法― 著者:D・カーネギー

    人前で話すのに必要なことがすべて書いてあった。話すということに対する心構えや相手に対する態度、そして準備と練習。準備と練習はなかなか難しいが、これをやるとやらないでは結果が全く異なるのは経験済みなので少なくともこの二点はしっかりやっていきたい。本書が刊行されたのはおよそ100年前の1926年であるが、書かれていることは現在でも当然有効である。そして人前で話すことが苦手、できれば話したくないという例が…

  • 批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書)

    『フランケンシュタイン』を題材に小説技法と批評の技法を解説。小説技法も批評家視点の技法であって、いやゆる「書き方」ではない。それぞれの技法は具体的な例を挙げながらかなり細かいところにまで踏み込んでいて、批評家の批評技法のネタ晴らしにもなっている。同時に批評のための批評、あるいは小説を批評者の主張を補強するための道具にするための方法でもあり、批評家の発言の胡散臭さの正体が何なのかが理解できたよう…

  • 中国と戦うときがきた日本 経済安全保障で加速する日本の中国排除 著者:渡邉哲也

    かねてから著者は中国に接近することの危険性を訴えていたが、ついにそのままズバリのタイトルの本を出してきた。改めて、米中の対立の構図を解説するとともに、世界が中国にどう対峙しようとしているかを明らかにしている。では日本はどうかというと、その流れに従った法律を成立させているものの、まだ不十分であると指摘している。特に企業の対応のまずさについて触れている。しかしながら日本国内の情勢については歯切れが…

  • たいていのことは20時間で習得できる 著者:ジョシュ・カウフマン

    オリンピック出場や世界記録を出すことを目指すのであれば1万時間でも足りないだろうが、趣味のレベルで楽しむためにスキルを身につけるのであれば20時間で十分ということを示してくれる。 事前準備の時間は20時間に含まれておらず、また相当の準備を必要とするが、「練習時間を20時間しかとることができない」と仮定して計画を立てるとするのであれば当然のことだろう。20時間しかないのだから無駄なことをしている暇はな…

  • 黙示文学の世界 (コンパクト・ヒストリー) 著者:M.ヒンメルファーブ

    終末を語る黙示がなぜ重要視されるのか、その理由の一端が理解できたように思う。苦難は約束されたものであり、いずれその苦難が報われる時が来る。そのためには義人でなければならず、教えを守らなければならない。今の苦難が終わるという希望を示すものであり、また指導者の立場から見れば教えを再認識させる役割もある。 文学としてみると著者の歴史観や思い、教えに対する態度、更には読者の読み方も見えてくるところ…

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