※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 3月に読んだのはこの6冊。 2月に続いて仕事が忙しくてなかなか読書の時間をとることができなかった。 夏ごろまではこの状況が続きそう。 そして、これまで「可能なら」やってほしいといわれていたマネジメント系の仕事だが、 「可能なら」が無くなって明確にやってほしいといわれてしまった。 一応、徐々にマネジメント側の比率を増やせばよいとは言われていたが、 3月は…
読んだ本の感想を掲載します。
架空戦記や図書館の新着図書で気になったものを読んでいます。 本を読むということは著者との対話であるという考え方から、書かれた内容ではなく著者の姿勢・態度について言及する場合もあります。
地図の出版社ということで地図をベースに島根県を紹介している。近代史などもかなり多く、神話に頼らない紹介となっているが、やはり神話に引っ張られてしまう。風土記や延喜式に掲載されているような神社が近所にあって子供の遊び場になっているような所だから仕方がないのかもしれない。
※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 3月に読んだのはこの9冊。 今月は忙しいせいもあってあまり読めなかったが、1週間に2冊のペースは継続。 『図解 現代の陸戦 (F-Files No.030)』 著者:毛利 元貞 出版:新紀元社 『図解 火砲 (F-Files (39))』 著者:水野 大樹 出版:新紀元社 『図解IATF 16949よくわかるコアツール【第3版】: APQP・PPAP・AIAG&VDA FMEA・SPC・MSA』 著者:岩波 好夫 出版:日科技連出版社…
コレクターグッズに特化した収納術。それっぽいアイテムで見本を作ったり、イラストで紹介するのではなく、本物を使用しているので収納のイメージが付きやすい。紙コップやトイレットペーパーを使った収納はなかなか面白いアイデアだった。本物を使っていることもあり半ばコレクション披露の場になっていて、それを見るのもまた楽しい。
※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 2月に読んだのはこの15冊。 今月もかなり読めた。 比較的薄い本が多いものの、特にやることがないときは本を開くようになったので読書の習慣が戻りつつある。 今月も量が多いので簡単なジャンル分けをしながらリストアップ。 軍事 『図解 空母』 著者:野神 明人 出版:新紀元社 『図解 潜水艦』 著者:高平 鳴海 出版:新紀元社 アジア地区もキナ臭くなってきた。 こ…
普段特に気にすることなく使っている"西暦"の歴史。この西暦はキリスト年紀でもあるが、その発想がキリスト教を迫害していたローマ皇帝からもたらされたものというのが面白い。そのキリスト年紀が歴史の記述に使われるようになり、紀元前が発明され、世界に広がり受け入れられていく様子が描かれている。それぞれの国に暦はあり、また、キリスト教を起源に持つということで導入に際しては宗教色を消すよう注意がなされており、…
悪役令嬢に転生したら千葉だった件 (フロース コミック) 著者:藤島じゅん
コミックウォーカーでお勧めに出てきて読んでみたら結構面白かったので連載を最後まで追いかけてしまった。悪役令嬢に転生してしまったことに気づき破滅の運命から逃れようとするところから始まるのだが、そういったこととは関係なく押し寄せてくる千葉県に主人公が翻弄されるだけの漫画。連載を読んでいるときはその場のノリで書いていたように思えたが、読み返してみると伏線もしっかり張ってあって意外としっかりしていた。…
図解入門 よくわかる 最新 物理化学の基本と仕組み (How-nual visual guide book) 著者:齋藤勝裕
かつては理論科学と呼ばれていた物理化学の参考書。原子構造からエントロピーあたりまでの領域をカバーしている。エネルギーが絡んでくると少々ややこしくなってくるが、それでもかなり分かりやすくまとめられていてなんとなくわかった気になれる。特に結合や分子構造といった化学の土台となる部分は非常に分かりやすかった。高校生の時にこの本があればもう少し良い成績が取れたのに……。大学生向けに書かれているので踏み込…
※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 1月に読んだのはこの17冊。 かなり読んだ。 正月休みだったり、100ページに満たなかったり、図・写真が多かったりと文字数の少ない本が多かったり。 あとは風呂で読んでたりして読書の時間が増えたのもある。 量が多いので簡単なジャンル分けでリストアップ。 自己啓発 『自分を導く普遍の真理 思いと結果の法則』 著者:ジェームズ・アレン 出版:パンローリング株式会社 …
みんなでアジャイル ―変化に対応できる顧客中心組織のつくりかた 著者:Matt LeMay
開発チーム内にアジャイルのやり方を導入するのは形式的なものであったとしてもそれなりに上手く回るしそれなりの恩恵を得ることができる。しかし組織全体にアジャイルを導入するとなると非常に困難なものとなる。今の作業をアジャイルプラクティスの名称に置き換えただけで実際には何も変わらない。本書では組織にアジャイルを導入するためのアドアイスをしてくれる。まずアジャイルとは何か?から「顧客から始める」「早期か…
これまでに二人が見仏してきた寺院のリストやみどころ、見仏するときの注意点、そして見仏記を掲載した見仏のガイドブック。TVで放送されているものも見たことがあるが、本当に楽しそうに見仏している。二人の様子をみていると仏像を見ることは別に特別なことではないのだと思えてくるし、見仏に行きたくなってくる。
ミサイルの科学 現代戦に不可欠な誘導弾の秘密に迫る (サイエンス・アイ新書) 著者:かのよしのり
ざっくりとミサイルの仕組みや種類を知るには十分の内容。一応、相互確証破壊にも触れているものの、ミサイルそのものを主体としているため仕方のないところではあるが、戦略や戦術におけるミサイルの役割についてまではちゃんと触れていないので、その方面について知るためには別の本をあたった方が良い。とはいえ、相互確証破壊にも触れているのであれば、現在の核ミサイルの定義は米露間のものでしかないことや、威力が小さ…
仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版 著者:マーク・フォースター
入ってきた仕事を翌日以降にスケジューリングする。たったそれだけなのに仕事が進む。もちろん、すぐやらないといけない仕事、今日中の仕事が入ってくる場合もあるが、それも考慮したシステムになっている。各章のエクササイズではそれらの仕事の振り分け方について学ぶことができ、何をやってはいけないか、が明確になる。 一気にたくさんの仕事を片づけるダッシュ法も面白い。仕事を5〜10分で次々と変えていくやり方であ…
たたらの実像をさぐる 山陰の製鉄遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」157) 著者:角田徳幸
刀剣用の玉鋼を作るために行われていたように語られるが、実際には「製鉄」であり、決して玉鋼だけを作っていたわけではない。明治時代に衰退し一度は途絶えたが、戦後、刀剣用の玉鋼を作るために復興したが、そのイメージが先行し実情が伝えられていない。丹念な取材と発掘により、そのようなイメージで語られがちな「たたら製鉄」の実際を明らかにしている。100ページに満たない冊子であるが、山陰の「たたら」が凝縮されて…
文房具改造マニュアル (エイムック 4195) 著者:小野忠
ボールペン軸の入れ替えからノートカバーの改良、レザークラフトによるペンケース、スマホケース作成など改造の域にとどまらない。改造の方向性に同意しかねる部分もそれなりにあるが、手を動かすことを拒否する人が増える中、「ないものは自分で作る」という考え方には全面的に同意できる。気に入らない延々と文句を言うだけで何もせず、挙句、文句を言うどころか、言わなくても直してもらえて当然という態度では何も解決しな…
ビジネスルールを可視化する 要件定義の図解術 著者:NTT ソフトウェアイノベーションセンタ/NTTデータ
文章で書かれた要件では誤解を招く恐れがある。そのため多くの場合、図や表にまとめ直すことになるが、適切なまとめ直しをしないと却って分かりにくくなる。そこで、適切な図解ができるように要件を値の有効範囲、物事の関連、条件による行動の制限などのカテゴリに分け、どのように図解すればよいかが掲載されている。 まとめ方は箇条書や数直線、普通の表のような簡単なものから、決定表、ステートマシン図、アクティビテ…
ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] マインドフル・リスニング 著者:ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
相手を見て、うなずいて、反復する。これが良い聞き方とされているが、「適切な提案をする」というのも良い聞き手に必要な要素だという。確かに意見を求めるために話をしているのに意見が返ってこなければ、果たして自分の話を聞いていたのか、と思われてしまう。つまり提案をすることが問題なのではなく、提案の仕方に問題があったということになる。また、相手の意見を変えるためにも、まず相手の話を聞くことが重要であると…
ファンクションポイントCOSMIC‐FFP法実践ガイド―組込み系・リアルタイム系に最適なソフトウェア規模・工数の見積り方法 著者:山口正明
さすがにこれは酷い。内容が無い。一番の問題なのは規模と工数を見積もるための手法の解説なのに数字が出てこないこと。工数見積もりの解説なら当然工数という数字が出てくることを期待するはずだが、それが全く出てこない。実は規格が工数見積もりに適していないのではないか、あるいは著者が工数見積もりできないのではないか、ということを疑ってしまう。そして図は豊富なのだが、図だけが載っている。どうしてこのようにな…
凶弾に斃れた安倍元総理の業績を振り返る1冊。冒頭70ページにわたって掲載されている制定した法律、外交記録、閣僚名簿は圧巻。特に制定した法律、外交記録。これだけのことを成し遂げた政治家が果たして今後現れるのだろうか。二度とこのような人物が現れることなないのではないか。そう思わずにはいられない。また同時にマスコミが何も報道していなかったのかもうかがい知ることができる。すべての法律を報道する必要はない…
決定版 超古代文明の遺産オーパーツ図鑑 (ムーSPECIAL) 著者:並木伸一郎
様々なオーパーツが存在しているが、やはり巨石建造物は別格。装飾品や像、壁画などは、そのように見えなくもないとして片付けてしまうことができるが、巨石ではそうはいかない。何しろ現代の科学でもそこに置くことができないほど巨大であり、その存在感から主流派の考古学者も無視できない。そしてそれだけがそこにあるため、何も分からない。まさにオーパーツといえる。
大きなミスの原因となるポカミスをヨケるための考え方を、ポカとは何か、何故ポカを見逃してはいけないのか、そしてヨケるための考え方を細かく解説している。ミスが発生すると、まずミスをした本人だけに原因があるとし、そして目の前の事象だけを回避する対策をしてしまいがちである。しかし環境や仕組みは本当に問題ないのか、だれでもミスをするようになってはいないか、といったことを分析し真因を突き止め対策をしなけれ…
脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実! 著者:ベネディクト・キャリー
同じ場所で出来るようになるまで集中して反復演習するという勉強法が実は間違いであった。一度忘れる、時間を分ける、テストの前にテストをする、場所を変える、騒がしい場所が良い、中断する、一つのことをしない、別のことをやる、寝る。これが記憶の研究から分かった正しい勉強法である。 こうやって並べると、よくないとされていたことが実は正しかったということになる。ところで、行き詰ったときに気分転換でコーヒー…
自動運転のためのセンサフュージョン技術 原理と応用 (設計技術シリーズ106) 著者:伊東敏夫
もう少し体系的に書いてあれば良いのだが、頭の中にあるものを思いつた順に書き出した感じでまとまりがなく読みづらい。タイトルのセンサフュージョンの応用もあるにはあるが解説のための例であってもう少し踏み込んだ内容が欲しい。
仏像めぐりをもっと楽しむ 日本の仏像 鑑賞のポイント50 (コツがわかる本!) 著者:井上暉堂
仏像のどこを見るべきか、というポイントと共に、仏像の種類や装飾、姿勢、手の形、仏像同士の組合せなど非常に細かいところまで解説されている。座り方や手の形なども「親指と中指で輪を作る」などと言葉だけで済まさずにイラスト付きなので非常に分かりやすい。仏像を眺めて「これには何か意味があるのだろうか?」と疑問に思うようなところは一通り説明してくれているので、本書があれば鑑賞に困ることはないと思う。
物理:てこの原理から量子力学まで (大人のためのやり直し講座) 著者:アイザック・マクフィー
ギリシアからヒッグス場がそろそろ証明される辺りの時代までを眺めた人物と発見の物理史。やはりニュートン、アインシュタインの業績が目立つが19世紀の発見も見逃せない。電磁気学、原子論、放射線など現代文明を支える重要な発見が相次いでいる。同時に、分かりやすい物理、体験できる物理は19世紀までということも見えてくる。相対性理論、不確定性原理、量子力学、量子電磁気学、素粒子と思考実験が先に立つ、直接体験す…
Software in 30 Days スクラムによるアジャイルな組織変革"成功"ガイド 著者:Ken Schwaber/Jeff Sutherland
経験を積んだスクラムマスターのもとで本書を教科書にスクラムに取り組めば上手くいくかもしれないが、本書だけではかなり難しいと思う。非常に概念的で具体的なやるべきことが見えてこない。アジャイルは型ではなく考え方である、といった主張もあるが、それでも考え方を実際のプロジェクトに適用するためには具体的な方法が必要である。一応、やるべきことリストは示されていたりするが、それがどうスクラムに必要なのか、ど…
すべてイラストとマンガでわかる! 宇宙論・入門 著者:白石拓
ヒッグス場が仮説の時代の本なのでいくつかアップデートが必要なところもあるが、説明も分かりやすく、これまでの宇宙論をざっくり知るのには問題はない。細かい理論の説明はしていないので、そういうものだ、として読み進める必要があるが、重要な言葉は太字で示されているので後から調べやすくなっている。本書や宇宙論に限らないが、発展の早い分野では内容が陳腐化してしまったり、最悪の場合は間違いになってしまう。かと…
漢の時代には道教的な考え方は存在しており、時代を経るに従い体系立てられていくのだが、中国文化に深く根付いた思想であり一言で言い表せることは出来ない。そこで、各王朝で道教がどのように扱われ変容してきたのかを見ていくことで、道教の全体像を描き出している。それぞれの時代の考え方や流行の解説はあるものの、思想そのものには深く立ちいっていないのだが、派閥の成り立ちや違いについてはかなり詳しい。道教の歴史…
完全図解 いちばんわかりやすいビジネス整理術 著者:オダギリ展子
デスク周りやノート、メモ、手帳、時間、デジタル機器、ファイリング(紙)といったビジネスシーンで必要となる整理術を具体的に解説しているが、現在の視点では懐かしさを感じる内容となっている。 デスク周りの整理やファイリングはフリーアドレスの職場も増え、さらにコロナ禍の影響でリモートワークが主流となりつつあるためほとんど不要な状況となっている。またデジタル機器ではさまざまなアプリで仕事のファイルを整理…
まじないの文化史: 日本の呪術を読み解く (視点で変わるオモシロさ!) 著者:新潟県立歴史博物館
新潟の歴史博物館の企画展の図録をベースに書籍化したもの。主に平安期のまじない、現代(地元)に残るまじないを取り上げている。現代におても村境や家屋にお札や草履を吊るしている様子を見ると、新潟の人々にとってまじないが今も生活の一部であることを伺わせる。 各地の歴史博物館の企画展ではこういった興味深い展示がされているのだろうが、その場限りで終わってしまっているように思う。本書のように書籍化するなどし…
大伴家持―氏族の「伝統」を背負う貴公子の苦脳 (日本史リブレット人) 著者:鐘江宏之
大友家持の生涯を通して奈良時代の政治を見ていくような構成。大伴家持といえば万葉集の人として知られていると思うが、実際には政治家、軍人であった。しかも一歩引いたところにいたのではなく、政治に深くかかわっていた。この辺りは歴史の教科書からだけでは読み取れないもので、本書を読まなければ万葉集の人のままだったかもしれない。
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※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 3月に読んだのはこの6冊。 2月に続いて仕事が忙しくてなかなか読書の時間をとることができなかった。 夏ごろまではこの状況が続きそう。 そして、これまで「可能なら」やってほしいといわれていたマネジメント系の仕事だが、 「可能なら」が無くなって明確にやってほしいといわれてしまった。 一応、徐々にマネジメント側の比率を増やせばよいとは言われていたが、 3月は…
※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 2月に読んだのはこの7冊。 仕事が忙しくてなかなか読書の時間をとることができなかった。 『超武装攻撃編隊【上】新鋭巨大機奇襲作戦 (コスミック文庫)』 著者:林譲治 出版:コスミック出版 『超武装攻撃編隊【下】超弩級空中戦艦、出撃! (コスミック文庫)』 著者:林譲治 出版:コスミック出版 『沈黙の声(翻訳版)』 著者:H・P・ブラヴァツキー 翻訳:星野 …
テスト設計の特集。 職場でテスト設計の話題が出たときに見かけ、 テストは重要というものの体系的に学ぶことがあまりない。 仕事の一環でテストをしているだけではなく、情報処理技術者試験を受験していたり、 一応JSTQB 認定テスト技術者資格を持っていたりするので 知らない人よりも知っているがこれらの範囲を超えるようなことは分からない。 最新の情報や今後につながるような何かしらのヒントがあるかもしれないと思…
マインドフルネスに関する14本の論文集。基本的にはマインドフルネスの効果や科学的根拠、また、どのようなタイミングで実施すればよいかなど肯定的な意見が多い。一方でマインドフルネス目標達成のためのツールと考え「いま、この瞬間」ではなく未来を見ていたり、マインドフルネスと称して瞑想で現実逃避したり、さらにマインドフルネス瞑想を強制してストレスを増大させるようなやり方をしている場合があることも指摘してい…
バレットジャーナルと聞いてイラストなどでデコレーションしたスケジュール帳を思い浮かべるかもしれないが、本来は非常にシンプルなものである。本書は本来のバレットジャーナルの入門書となっていて、バレットジャーナルの基本から著者の使い方、そして一般の人の使用例が掲載されている。一般の人の使用例はある程度デコレーションされているものの、デコレーションを目的としない程度のもの。バレットジャーナルの使い方は…
※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 1月に読んだのはこの13冊。 正月休みは特に出かけなかったので読書の時間をとることができた。 『超武装空母「大和」(1)逆転の奇策!極秘航空艦隊 (コスモノベルズ)』 著者:野島好夫 出版:コスミック出版 『超武装空母「大和」(2)日米航空艦隊、南洋の激突! (コスモノベルズ)』 著者:野島好夫 出版:コスミック出版 『超武装空母「大和」(3)連戦連破!最強機…
脳の外ということには専門家や仲間に頼ることだけではなく、環境、そして自分自身の脳以外を使うことも含まれている。 環境は三上——馬上、枕上、厠上——からイメージができるだろう。 では自分自身の脳意外とは何か。それは心拍であったり呼吸であったり、歩くという動作のことである。 歩くというのはこの中でもイメージしやすいかもしれない。 考えに詰まったとき、少し体を動かすことで解決策を思いついた経験がある…
※FANTIAに同様の内容を投稿しています。 12月に読んだのはこの7冊。 仕事は忙しかったが7冊は読めた。 『皇国の最強艦隊【上】昭和維新成就 (コスミック文庫)』 著者:羅門祐人 出版:コスミック出版 『皇国の最強艦隊【下】日米共闘決戦 (コスミック文庫)』 著者:羅門祐人 出版:コスミック出版 『超訳?手功(スワイショウ、うで振り) (小林文庫)』 著者:小林聖功 『最先端未来兵器完全ファイル (万物図鑑…
(上下巻まとめて) 天皇陛下が直接裁可を下すという体制を構築し、王家を持つ英蘭を支援しつつ米独との戦いを描いている。海軍が主流となり守る戦いのみを目指すも、世界情勢の変化で外地へ赴かなければならなくなる。国内においても旧統帥派と旧皇道派の対立など多層構造で物語が進んでいく。また、戦場で核兵器が使われてしまった後の対応などは非常にリアルである。さらに、ほかの作家ではにおわせる程度だったことをやって…
主にフランス戦略研究財団(FRS)の研究員らによる、タイトルの通り地図とデータをふんだんに用いた軍事論文集。「戦略、原理、手段」として軍事の基礎、「プレーヤー」では欧米やロシア、中国の軍備や特性を解説している。そのうえで、「危機・緊張」では現在の紛争地域や将来的に軍事衝突が起きる可能性の高い地域と当事者や各国の軍がどうかかかわっているかの概要を述べている。「未来の戦争」は少し毛色の異なる内容で、気…
(上下巻まとめて) 戦艦の建造を取りやめ航空主兵となった帝国海軍の戦いを描いている。当初は物量で押していた日本も、米国の反攻により出血を強いられる戦いが続く。スリリングな展開が続く一方で双方決め手に欠ける印象が強く、ずるずると戦いを引き延ばしているような印象を受けた。また、最終決戦も、お互いにそういう作戦ではあるが、遭遇戦のような始まり方で微妙に盛り上がりに欠ける。 最後の台詞でノベルス版を読…
Q&A形式で身近な疑問に回答する形式。宗派の違いは最低限に抑え、仏教の全体像を見せている。また、日常生活に仏教が深く関わっている様子を見せることに重きを置いているようで、宗教としての仏教の解説はかなり抑えめになっている。
(上下巻まとめて) 技術によって戦略が変わるということを描いた林譲二らしい作品。航空産業を軸にして工業技術水準を向上させる過程で、陸軍と海軍で同じ規格のエンジン、戦闘機、そして教育カリキュラムを導入することで生まれた双胴戦闘機「毒蛇」の活躍を描いている。戦闘機に限らず可能な限り規格を共通化することで、生産性や整備性が向上するあたりは技術に携わっていれば納得のいく話である。また、戦闘機のエンジンを…
※FANTIAにも同様の内容を投稿しています。 11月に読んだのはこの3冊。 仕事がかなり忙しくて3冊しか読めなかった。 『地図とデータで見る軍事戦略の世界ハンドブック』 著者:ブルーノ・テルトレ 出版:原書房 『新生・帝国海空軍【上】世界初! 航空電撃戦 (コスミック文庫) 著者:原俊雄出版:コスミック出版 『新生・帝国海空軍【下】米西海岸爆撃 (コスミック文庫) 著者:原俊雄出版:コスミック出版 <ピ…
ハードカバーの専門書として出してもいいぐらいにしっかりとした内容。簡単なものを想定していたのでかなり驚いた。無いのは数式とグラフぐらいで、あとは詰められるだけ詰め込んだという感じで文字も図もぎっしり。目には見えない部分の動きや、動きの仕組みも省略せず図示されていて、自動車の中で何が起きているのかを視覚的にとらえることができる。また、横滑りで曲がっているということを説明していたり、自動車の仕組み…
※FANTIAにも同様の内容と投稿しています。 10月に読んだのはこの9冊。 『超武装戦闘機隊【上】新型「毒蛇」誕生 (コスミック文庫)』 著者:林譲治 出版:コスミック出版 『超武装戦闘機隊【下】米太平洋艦隊奇襲! (コスミック文庫)』 著者:林譲治 出版:コスミック出版 『無条約戦艦「大和」【上】巨砲! 五一センチ砲 (コスミック文庫)』 著者:原俊雄 出版:コスミック出版 『無条約戦艦「大和」【下】激戦…
奈良京都愛知を行ったり来たり。奈良京都は平城遷都1300年や光明皇后遠忌1250年の秘仏開帳にふたりの上人ブームが合わさりなかなかの密度。そこに神社に古墳、さらに愛知の円空仏、鉄地蔵が加わり、観光地を中心に巡っているのにいつも以上に濃密な見仏になっている。美術的な視点と信仰の視点の双方から見ることができるというのは20年以上見続けてきたからこそだろう。一方で今になって上人像の存在に気づくというのも興味深…
ゴールデンガイド篇と銘打ってメジャー処を巡ろうと画策するもいつも通り。内容もいつも通り。旅の楽しさ、横道にそれつつもマニアックな視点での感想が子気味よく綴られている。仏像のあるところがメジャーだとごまかしているが、実のところメジャーだったりする。奈良、京都中心で舞台でおなじみの清水寺にも行っているし、福島は白虎隊所縁の地に赴いている。ゴールデンガイドというには多少マニアックではあるが、どうやっ…
成功を得るためには何をすべきか?ということを検証している。ひたすら練習をするということが重要であり、成功には才能は関係ないという。つまり成功に必要なのは才能ではなく練習であるということになる。にわかには信じがたいことであるが、これを説明するために全体の1/3を費やし、要所要所でもこのことに繰り返し触れている。 音楽大学での研究がそれを証明している。入学時はそれほど差がないのに卒業後の進路には大…
タイトルには反宇宙とあるが実際には量子論のしかもCP対称性の話。ただ、タイトル詐欺というわけではなく、反宇宙を説明するには量子論、そしてCP対称性を説明する必要があるため、それにほぼすべてのページを割いているという状態。実のところ量子論自体がある意味で反宇宙の説明でもあり、反宇宙が存在しない理由も現状ではCP対称性の破れであると理解されているため、反宇宙の説明=量子論の説明となってしまう。 左ペー…
地図の出版社ということで地図をベースに島根県を紹介している。近代史などもかなり多く、神話に頼らない紹介となっているが、やはり神話に引っ張られてしまう。風土記や延喜式に掲載されているような神社が近所にあって子供の遊び場になっているような所だから仕方がないのかもしれない。
※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 3月に読んだのはこの9冊。 今月は忙しいせいもあってあまり読めなかったが、1週間に2冊のペースは継続。 『図解 現代の陸戦 (F-Files No.030)』 著者:毛利 元貞 出版:新紀元社 『図解 火砲 (F-Files (39))』 著者:水野 大樹 出版:新紀元社 『図解IATF 16949よくわかるコアツール【第3版】: APQP・PPAP・AIAG&VDA FMEA・SPC・MSA』 著者:岩波 好夫 出版:日科技連出版社…
コレクターグッズに特化した収納術。それっぽいアイテムで見本を作ったり、イラストで紹介するのではなく、本物を使用しているので収納のイメージが付きやすい。紙コップやトイレットペーパーを使った収納はなかなか面白いアイデアだった。本物を使っていることもあり半ばコレクション披露の場になっていて、それを見るのもまた楽しい。
※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 2月に読んだのはこの15冊。 今月もかなり読めた。 比較的薄い本が多いものの、特にやることがないときは本を開くようになったので読書の習慣が戻りつつある。 今月も量が多いので簡単なジャンル分けをしながらリストアップ。 軍事 『図解 空母』 著者:野神 明人 出版:新紀元社 『図解 潜水艦』 著者:高平 鳴海 出版:新紀元社 アジア地区もキナ臭くなってきた。 こ…
普段特に気にすることなく使っている"西暦"の歴史。この西暦はキリスト年紀でもあるが、その発想がキリスト教を迫害していたローマ皇帝からもたらされたものというのが面白い。そのキリスト年紀が歴史の記述に使われるようになり、紀元前が発明され、世界に広がり受け入れられていく様子が描かれている。それぞれの国に暦はあり、また、キリスト教を起源に持つということで導入に際しては宗教色を消すよう注意がなされており、…
コミックウォーカーでお勧めに出てきて読んでみたら結構面白かったので連載を最後まで追いかけてしまった。悪役令嬢に転生してしまったことに気づき破滅の運命から逃れようとするところから始まるのだが、そういったこととは関係なく押し寄せてくる千葉県に主人公が翻弄されるだけの漫画。連載を読んでいるときはその場のノリで書いていたように思えたが、読み返してみると伏線もしっかり張ってあって意外としっかりしていた。…
かつては理論科学と呼ばれていた物理化学の参考書。原子構造からエントロピーあたりまでの領域をカバーしている。エネルギーが絡んでくると少々ややこしくなってくるが、それでもかなり分かりやすくまとめられていてなんとなくわかった気になれる。特に結合や分子構造といった化学の土台となる部分は非常に分かりやすかった。高校生の時にこの本があればもう少し良い成績が取れたのに……。大学生向けに書かれているので踏み込…
※FANTIA投稿記事と同じ内容です。 1月に読んだのはこの17冊。 かなり読んだ。 正月休みだったり、100ページに満たなかったり、図・写真が多かったりと文字数の少ない本が多かったり。 あとは風呂で読んでたりして読書の時間が増えたのもある。 量が多いので簡単なジャンル分けでリストアップ。 自己啓発 『自分を導く普遍の真理 思いと結果の法則』 著者:ジェームズ・アレン 出版:パンローリング株式会社 …
開発チーム内にアジャイルのやり方を導入するのは形式的なものであったとしてもそれなりに上手く回るしそれなりの恩恵を得ることができる。しかし組織全体にアジャイルを導入するとなると非常に困難なものとなる。今の作業をアジャイルプラクティスの名称に置き換えただけで実際には何も変わらない。本書では組織にアジャイルを導入するためのアドアイスをしてくれる。まずアジャイルとは何か?から「顧客から始める」「早期か…
これまでに二人が見仏してきた寺院のリストやみどころ、見仏するときの注意点、そして見仏記を掲載した見仏のガイドブック。TVで放送されているものも見たことがあるが、本当に楽しそうに見仏している。二人の様子をみていると仏像を見ることは別に特別なことではないのだと思えてくるし、見仏に行きたくなってくる。
ざっくりとミサイルの仕組みや種類を知るには十分の内容。一応、相互確証破壊にも触れているものの、ミサイルそのものを主体としているため仕方のないところではあるが、戦略や戦術におけるミサイルの役割についてまではちゃんと触れていないので、その方面について知るためには別の本をあたった方が良い。とはいえ、相互確証破壊にも触れているのであれば、現在の核ミサイルの定義は米露間のものでしかないことや、威力が小さ…
入ってきた仕事を翌日以降にスケジューリングする。たったそれだけなのに仕事が進む。もちろん、すぐやらないといけない仕事、今日中の仕事が入ってくる場合もあるが、それも考慮したシステムになっている。各章のエクササイズではそれらの仕事の振り分け方について学ぶことができ、何をやってはいけないか、が明確になる。 一気にたくさんの仕事を片づけるダッシュ法も面白い。仕事を5〜10分で次々と変えていくやり方であ…
刀剣用の玉鋼を作るために行われていたように語られるが、実際には「製鉄」であり、決して玉鋼だけを作っていたわけではない。明治時代に衰退し一度は途絶えたが、戦後、刀剣用の玉鋼を作るために復興したが、そのイメージが先行し実情が伝えられていない。丹念な取材と発掘により、そのようなイメージで語られがちな「たたら製鉄」の実際を明らかにしている。100ページに満たない冊子であるが、山陰の「たたら」が凝縮されて…
ボールペン軸の入れ替えからノートカバーの改良、レザークラフトによるペンケース、スマホケース作成など改造の域にとどまらない。改造の方向性に同意しかねる部分もそれなりにあるが、手を動かすことを拒否する人が増える中、「ないものは自分で作る」という考え方には全面的に同意できる。気に入らない延々と文句を言うだけで何もせず、挙句、文句を言うどころか、言わなくても直してもらえて当然という態度では何も解決しな…