* * * 落ち栗に小雨降り出す空屋敷 黒草履揃え秋空喪に服す 永遠の旅路を照らし良夜成る
俳句ダイアリー二0二0年十月 十月 一日(木)曇 十五夜の月待つ宵のひとつ星 十月 二日(金)晴 お月見の風に満ち欠け省みる 十月 三日(土)晴 十六夜の墓前に身罷ること告げる …
* * * 古木戸に風の挨拶秋海棠 霧上がり宵待ち灯る西麻布 移りゆく幾層の雲秋彼岸
俳句ダイアリー二0二0年九月 九月 一日(火)晴(二百十日)一回り暦の上を秋巡る 九月 二日(水)晴 七草を歌で数える駐輪場 九月 三日(木)晴 稲妻に裂かれて雲の波高し 九月 …
* * * 七癖を隠し七草籠飾り 赤蜻蛉とどまれば我歩をとどめ 虫の音に急き立てられて自転車こぐ
俳句ダイアリー二0二0年八月 八月 一日(土)晴 八月の蝉に何かを急かされて 八月 二日(日)晴 梅雨明けて朝雲に空の際立つ 八月 三日(月)晴 朝晴れて気温上昇猛暑来る 八月 …
* * * 幻の東京五輪夏盛る 越えられぬ山より高く夏の雲 蝉が鳴くまた一日が動き出す
俳句ダイアリー二0二0年七月 七月 一日(水)曇/晴 轟々と通り唸らす青嵐 七月 二日(木)晴 空晴れて梅雨雲去れば胸を張る 七月 三日(金)晴/曇 コロナ禍に豪雨の恐れ梅雨の朝 …
* * * 七夕に五色の糸の天を指す 芍薬の幾重幾年開く音 豆電球半被を照らす朝顔市
俳句ダイアリー二0二0年六月 六月 一日(月)雨/曇 額の花自粛の町の朝に咲く 六月 二日(火)曇/晴 青柿の落ちて小雨の宵けむる 六月 三日(水)晴 雲去れば未来が見える夏の天 …
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