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  • 生駒の神話<提要>

    生駒の神話のTOP PAGEに戻る(これまでの最新の研究成果をコンパクトにまとめています。) 【1】記紀(古事記・日本書紀)に記されている「神武東征」神話のあらすじ 九州にいたイワレヒコは、ニギハヤヒが治めている内つ国(うちつくに/生駒山の向こうにある日本の中心/現在の生駒から奈良盆地)に国をつくるため、瀬戸内海を東に向かい難波の海の東海岸に上陸して生駒山を越えようとした。しかし、ニギハヤヒの盟友である長髄彦(ナガスネヒコ/別名登美彦・登美毘古)によって撃退された(クサカの戦い)。東に向かって進軍したのは太陽に逆らうことになったので敗退したと考え、紀伊半島を迂回して熊野付近より太陽を背にして侵攻せんとした。迂回の先々で、先住民を平定しながら、内つ国の南東に到着し、再度長髄彦と会いまみえた(トミの戦い)が、今度も苦戦した。そのとき、金色の鵄(トビ)が生駒の地を飛び立ち突然に飛来して閃光を放って長髄彦をして戦わさせなくし、ニギハヤヒが国を譲り、イワレヒコは神武天皇として即位した(長髄彦は、紀ではニギハヤヒに殺害されたことになっているが、記ではその最後の記載がない)。【2】「神武東征」神話については、次のような意見があります。 ①〈神武天皇の方が侵略者という見方もできる〉<右記の画面(この動画より)ご参照> ②〈金色の鵄は、本来は長髄彦の側のトーテム(神)〉(「生駒市誌Ⅰ」P.79) ③〈神武東征の際に河内の生駒山麓で頑強に抵抗した先住民とは一体何者であったのか(略)この点を不問にしているため、さまざまな重要な問題が不明のままに歴史の闇に葬りさられてしまっている〉(谷川健一「隠された物部王国『日本(ひのもと)』」)/〈神武天皇にもっとも頑強に抵抗し(略)たほどの登美毘古の最後がはっきりしない〉(直木孝次郎 「日本神話と古代国家」)【3】「生駒の神話研究会」で「神武東征」神話の登場人物・その舞台等について記された資料を読んで(2)の意見を念頭に考察を進めたところ、次のような見識を得ました。(1)3つの人々がいた。 ①長髄彦は先住民(縄文人)・・・食料不足防止のため余分に動物を殺すことは出来ないのと同様に、‹生きていくうえで不可欠な仲間である人間を殺すことはできない〉というのが「本然の性(根本の性質)」である人々で、国家(統治機構/「権力=強制力」の機構)をつくること(つくる必要)はなかった人々。 ②ニギハヤヒは早期

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