資本主義の成立・後編 その3
生糸輸出の増加は農村にも大きな変化をもたらし、生糸と関わりの深い桑(くわ)の栽培や養蚕が盛んとなりましたが、その一方で、安価な輸入品におされて綿(めん)や麻・菜種(なたね)などの生産は衰えました。また、松方財政によるデフレの影響で全農地における小作地率が増加していましたが、この傾向はこの後も続き、結果として大地主自身が農業を経営せずに小作人からの現物による小作料収入に依存(いそん)するという寄生地...
2024/12/31 12:00
2024年12月 (1件〜100件)
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