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りかこの乳がん体験記 https://rikako-breast-cancer.blog.jp/

“良性”——。それは視触診だけで簡単に下された診断だった。4年8ヶ月放置した、りかこの乳がん体験記。

30代の時にみつけた左乳房のしこり。「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。視触診だけで簡単に下された診断。そして私は医師の言う通り放置した。4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。“良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性——乳がんだった。

りかこ
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2012/02/01

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  • それでも、「母に会いたい」と思う。

    母が亡くなって7年色々あった母への想い「優しい声をかけてほしい」「優しく抱きしめてもらいたい」子ども心に抱いていた葛藤――母が亡くなって、すべてを赦したわけじゃないすべてが赦せるわけじゃないそれでも、時が経てばいい思い出が増えてくる「会いたい」「もう一度声

  • ≪私の記録 112≫ 婦人科検診の結果と通院

    2007年10月11日(木)今日は、先週受けた婦人科のがん検査の結果を聞きに行く副院長の時間を狙って行ったのに、院長が出てきたので驚いた結果は大丈夫だった出血も、“びらん”ということで確定週に一度、薬を入れることになった今日は検査の結果を聞くだけだと思っ

  • 『広告可能な専門性に関する資格等を持つ診療所の医師数』

    ちょっと興味深いデータがあった いや、興味があるのは、 私だけかもしれないが...『広告可能な 専門性に関する資格等を持つ診療所の医師数』 医療広告には、一定の規制が設けられている これは、私自身ががんになって はじめて知ったこと 規定がなけ

  • “コトバ”が持つ力。

    『自分が自分に生まれてきた以上 自分にしかできないことがある。』――SNSで知り合った書家の方に、先日、書いていただいた私が子どもの頃、母に、「あんたなんか産まなければよかった」と、言われたことその後も叩かれて育ってきたこと暴言もあった父にもたくさん嫌なこと

  • 8月の結露。

    結露だ......そろそろそんな季節か......月曜の朝から、なんだかため息であるが、日中は26℃まで上がる予報夏と秋のせめぎ合いの季節だ゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆ 本日よりコメント欄を解放します。 (投稿と同時に反映され

  • “元気の素”は、おいしいものと楽しい気持ち。

    髪が抜ける...季節の変わり目だ今日の気温、22℃本格的な夏が来ないまま、秋が早足で近づいてきたそんな今日のお昼は、久し振りに大好きなパン屋さんのパン“涼しい夏”とはいえ、さすがにパンは食べる気にはなれなかった夏「やっぱり、ここのパンはおいしい」と、改めて

  • 続けていくのは大変だけど、やめる勇気はもっと必要。

    最近、特に思う続けてゆく気力続けていく努力それは大変なことでも、やめる勇気はもっと大変これまで続けていたことを、もうしないという日常そこには悲しみやつらさがあるいや、もしかしたら、すっきりとした開放感があるのかもしれない24年と10か月続けてきたボウリング.

  • “人生”は、いいことと悪いことが半分半分?

    『人生は、 いいことと悪いことが半分半分』――昔、そんなことを聞いたことがある「人生、辻褄が合っているんだな...」と、思ったでも考えてみると、悪いことの方が多いような気がするそれはきっと、“悪いことの方が、心に強く残るから”9個いいことがあっても1個が悪

  • 一番神経質になるもの。

    「甘いものはがんの餌」と、言われようが、「パンは食べない方がいい」と、言われようが、「牛乳は乳がんに悪い」そう言われようが、私は気にせず食べているし、これからも食べるいや、“気にせず”...だったのは、過去の話あまりにも周囲でそう囁かれ、実際に、「ケーキ

  • おいしいものと、秋の空――。

    朝の気温、12℃夕暮れも早く訪れるようになってきた秋の足音がすぐそこまで聴こえているそんな、爽やかな朝の空なにがあっても、どんなことがあっても朝は来る――そして、きのういただいた“冷凍ゼリー”けっこう高級らしい味は、 〇マンゴー 〇洋梨 〇フランボワ

  • 『人生、楽しんだもん勝ち』 ~彼女の想い~

    髪の色を明るくした久し振りのカラーリング前髪が黒くて重かったので軽くなった本当は、染めるスパンをもう少し短くしたいでも傷むので、極限まで我慢している髪の色が変わるだけで、気持ちも明るくなれるのだから、オンナゴコロは愉快だいや、その気持ちが大切なのだどんな

  • “既読”にならないメッセージ。

    霊感があるわけではない予知能力を持っているわけでもないが、私は昔からどこか“勘”が鋭いところがある1年半前、あるSNSで知り合ったのは、同じ乳がんを患っている女性いつも周囲を気遣い、感謝の気持ちにあふれ、『人生楽しんだもん勝ち』が口癖その言葉通り、病を感じさ

  • “牛乳は悪”なのか... ~がん患者に大切なこと~

    『牛乳は、乳がんによくない』――乳がんを経験したひとなら、きっと誰もが耳にしたことがあると思う私がこれを知ったのは、どれくらい前だろうたぶん、5~6年...7~8年...いや、もう少し前だろうかそのときは、「また変な噂話が上がっている」と、その程度だったが、

  • 2度目の抗原検査キット使用。

    朝6時気管に違和感あり今の時代、体調に異変があれば、「風邪ではなく、 “コロナ(オミクロン)”と思え」少し前に、医師がそう言っていたこの地域もご多分に漏れず、毎日毎日数百人という感染者が出ている「あー、とうとう来たか...」...ということで、有り余ってい

  • 失うもの。得るもの。

    がんになりたくてなった訳じゃないたぶん、「どうして自分が?」と思う人がほとんどだと思う 私の場合、 「まぁ、そうだよね」と、 妙に納得したが... 「がんです」――そう言われた瞬間から、人生が変わるがんは、それほど大きな病だと思うがんはたくさんのも

  • 一度がんになると、一生背負っていかなければならないこと。

    一度、“がん”という病になってしまうと、一生ついて回るものがあるがん患者、がん経験者の方たちの声を集めてみた 〇手術の傷の痛みがずっと続く (気圧の変化や寒いときは特に痛む) 〇手術で取りきれなかったがんが痛い 〇再発をした腫瘍の痛み 〇治療

  • またひとつ――。

    「また雨か...」きのうの夕方から降り出した雨昨夜も一晩中、大きな音を立てて降り続いていた朝晩はとうに肌寒い水も冷たくなってきた今日の最高気温は、20℃の予報またひとつ、暑い季節が過ぎ去ろうとしているあれから16度目の秋―― そんな雨の中 きのう、夕焼け

  • ふれあうことの大切さ。

    コロナの時代になり、2年半が過ぎた未だ『がん患者サロン』が再開されていない病院も多いようだリモートで開催している患者会も増えてはいるが、年配の患者さんたちには難しい現実があるそんな中でも私たちのサロンはいち早く再開したが、感染が怖くて来られない人もいる参加

  • 患者に寄り添える医療者になってほしい―― ~第151回 がんサロン~

    一昨日の夜から降り出した大雨きのう、一日中降り続いていた今日はどうなるかと思ったが、空は鮮やかな青空と木々の緑のコントラストが眩しい気温は25.7℃陽射しは暑いが、木陰に入ると風が涼やかだすでに秋の気配を感じる...そう、ここは、『がんサロン』へ向かう道今日

  • 果たせなかった、母との約束。

    8月15日、お盆――“天候が崩れる知らせ”と言われている、うろこ雲といわし雲が広がる空「今夜からあさってにかけて大雨」だと 天気予報で言っていたっけ...そんな中、きのうは実家へ...と、その前に、いつものおそば屋さんで腹ごしらえ実家の庭先には、母が好きだっ

  • ≪私の記録 111≫ 婦人科検診

    2007年10月4日(木)今日は婦人科のがん検査に行ってきたそう...、あの痛~い検査とにかくイヤでイヤで、この半年、ずっと検査のことを考えてた今日は副院長だった...というより、あえて副院長の日を選んで受診してみた実は、6月に少量の出血があり、その後も

  • 8月15日―― ~語り継いでいかなければならないもの~

    忘れてはいけない歴史がある語り継いでいかなければならない悲劇があるあれから77年――「今でも飛行機の音が聴こえると、 ドキッとする」と、むかし母が言っていたまだ子どもだった私は、「飛行機の音が聴こえたら楽しいのに、 なんで?」と、思ったほとんどの子どもたち

  • 痩せても太っても...。

    世間のイメージは、おそらく、『がん=痩せる』いや、それも一部正しい私が乳がんになって思ったことは、“ひとに「痩せた?」と 無暗に聞かない方がいい”ということそれは自分が言われて、あまりいい気持ちがしなかったから乳がんになる前なら、「痩せた?」という言葉は

  • ≪私の記録 110≫ 主治医の印象。デポ注射 10回目。

    2007年9月30日(日)今日、ショッピングセンターの入り口で主治医に会った先生は出入り口の前にファミリーカーを停め、大量の食料品を積み込んでいたそれに気づいたのは、一緒にいた私の彼氏彼は先生に2度しか会っていない1度目は、私の手術の前日カンファレンスルー

  • どんどん落ちる体重に――。

    今日も一瞬だけハロが観られた朝2日連続で現れるのはラッキーなのか、それとも大雨の知らせか――そんな朝また体重が落ちている...39.00㎏――ちなみに... 【7月9日 39.60㎏】 ⇩ 【8月7日 39.35㎏】 ⇩

  • 笑顔の力。

    笑顔がこんなにひとをしあわせな気持ちにしてくれるなんて知らなかった笑顔がこんなにひとの心を癒すなんて知らなかった笑顔がこんなに優しい気持ちにしてくれるなんて思わなかった笑顔のまわりにはたくさんの笑顔がつどってくる笑顔には、笑顔を広げてくれる魔法の力がある

  • ≪私の記録 109≫ 『余命1ヶ月の花嫁』・再び――。

    2007年9月9日(日)きのう彼に、『余命1ヶ月の花嫁』のビデオを貸した早速、観たらしい『余命1ヶ月の花嫁』の中に、病室で彼がビデオを回しながら乳がんの彼女に、「毎日何してる?」と、質問する場面がある彼女は、「...生きてる」そう答えるこの一言はたまらな

  • 8月11日。休日。

    ちょっと遅めの朝早く起きるはずが、休みの日は結局こうなる身支度を整え、朝食を済ませ、まずは洗濯と水回りの掃除そして昼食を摂り、美容院へ――気温、29℃空にはいわし雲が広がっているそういえば、夜には雨が降ると、天気予報で言っていたっけ...それを裏づけるよう

  • ...そんな午後――。

    なかなか落ち着かない空模様雨が降ったり、ちょっとだけ青空が見えたり...なんとなく、風も秋めいてきたような気がするそんな午後ふと、あしたから、ほぼお盆休みであることに気づく「うぉぉぉーーー!!」と、歓喜の雄叫びを上げたいほど、一瞬でテンションが上がるそう

  • ≪私の記録 108≫ デポ注射 9回目

    2007年9月4日(火)デポ注射 9回目「(副作用)少し、 楽になったような気がする」と、先生に伝えた実際、デポをはじめて間もなくの3月、4月に比べれば、おそらく軽くなってきていると思う...というより、“慣れてきた”...というか、“どういう症状が出てく

  • “何歳くらいの医者に診てもらいたいか”問題 ~【診療科別による医師数と平均年齢】~

    クリニックで乳がんがわかり、大きな病院へ移ったとき、これから私の主治医になろうとしている先生が若くて驚いた“医者”と言えば、“おじいちゃん”それは、幼い頃のイメージそのまんま乳がんがわかったクリニックでも、本当に“おじいちゃん先生”だった乳がんでかかって

  • 寝るのが勿体ない。

    乳がん治療中、「眠れない」と、母にボソッと呟いたことがある「そのうち一生寝られるって」――母の応えに絶句した冗談にもならないがん患者に...娘に...よくそんなことが言えたものだ乳がん告知を受けた日から、眠れなくなった最初は、“がん”という衝撃食べられず

  • 体重減少、止まらず...。

    また減っている――39.35㎏ホルモン療法をはじめてから、徐々に減り出した体重この2~3年、40㎏前後を行ったり来たりそして、7月から落ちた体重が戻らなくなった ☆詳しくは下記へこの落ち方は、さすがに「ヤバい」と感じはじめる原因はなんなのか――一応(いや、歴とし

  • 8月6日土曜日の一日は――。

    ほんの少しだけ早起きの休日素早く身支度を終わらせ、朝のお散歩へ午前9時過ぎ気温は22℃木陰に入ると、ひんやりとした風が心地好いここは、とある水辺そろそろ時期が終わりそうだったので、睡蓮を観に...けっこうな散歩コースのようで、何人かの人たちとすれ違ったカモも

  • ≪私の記録 107≫ 身体と心と...⑦

    2007年8月13日彼が私とつきあっているのは、『同情』なのではないかと思う『かわいそう』とか、『哀れみ』とか、『お情け』とか、『長くつきあってきた責任感』とか、『罪悪感』とか... 2007年8月19日(日)「今、生きてる...」って、毎日毎日、すごく

  • “生き急ぐ”。

    がん告知を受けたとき、見えない未来ばかりを想像していた「いつまで生きられるかわからない」「いつまで生きられるのだろう」でも、がんになってしまったものは仕方がない過去にも戻れない...と、いつしか現状を受け入れはじめる先を見ればきりがないどうなるかなんて誰

  • “歳を取る”ということ。

    年齢を重ねると若い頃には感じなかったことがどんどん追加されてゆく母が、「あっちが痛い」「こっちが痛い」「なんか体調がおかしい」そう言っていたことがだんだんわかるようになってくる両親との年齢を比べると、まだその域には達していないが、そもそも乳がんの治療です

  • ≪私の記録 106≫ デポ注射 8回目

    2007年8月7日(火)デポ注射 8回目早いものでデポも3分の1が終わったそしてなぜか病院に行く日はいつも暑い今日は先生に、「暑くなってきたから、 (副作用)つらいか?」と聞かれたずっと前からつらいけど、確かに暑い方がつらさ割り増し「目、変じゃないか? め

  • ストレスをひとつ減らしたこと。

    「おこづかい帳、つけなさい」そう母に言われたのかどうかは覚えていない小学生の頃から書きはじめたおこづかい帳実は、つい数年前まで続けていたその冊数、実に30冊以上――子どもの頃は、『おこづかい帳』それが『家計簿』と名前を変えたのは、高校を卒業して一人暮らしを

  • ≪私の記録 105≫ 身体と心と...⑥

    2007年7月20日(金)彼はきっと私のためにかなり無理をしてくれていると思うきっと疲れているだろうそのうち、潰れてしまうのではないだろうか...変形したおっぱいと全摘、どっちがよかったのだろう“温存”に決まっているよね放射線の影響で痒かろうが変色してよ

  • 迷惑なもの。

    がんになると―― ○「かわいそう」と言われる ○「都会の大きな病院に行った方が “いい治療”ができる」と言われる ○「都会の大きな病院に行った方が “いい手術”が受けられる」と言われる ○「都会の大きな病院に行った方が 命が助かる」と

  • 18℃の夏は――。

    激しい雨音で眠りを妨げられた夜頭がすっきりしないのは、きっと寝不足のせいだそんな今日は、18℃という寒さ3日前は33℃を越えたというのに本州では40℃前後の猛暑が続いているというのにそんな中でも、いただくのは“アイスコーヒー”夏のコーヒーは氷をザクザク入れてキン

  • O君と私の性質。

    中学1年のときだった私のクラスの担任は背が高くひょろっとした体型の、歴史の男性教諭ちょっと(いや、“けっこう”か)陰気なところがあり、気に入らないことがあると、自分一人でさっさと授業を進める癖があるたとえば、生徒が私語をやめない注意しても、いつまでも教室の

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