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りかこの乳がん体験記 https://rikako-breast-cancer.blog.jp/

“良性”——。それは視触診だけで簡単に下された診断だった。4年8ヶ月放置した、りかこの乳がん体験記。

30代の時にみつけた左乳房のしこり。「“良性”だからそのままにしておいていいよ」。視触診だけで簡単に下された診断。そして私は医師の言う通り放置した。4年8ヶ月後、大きくなったしこりを切除。“良性”だと思っていたのに、病理検査の結果は悪性——乳がんだった。

りかこ
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北海道
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北海道
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2012/02/01

  • がん告知は、家族同伴?

    「次に来られるときは、 ご家族と一緒に...」――検査の結果が出たときに、そんなふうに言われたら、「私、よくないの?」「私、がんなの?」と、疑ういや、確信するに違いない実際、そう言われることは少なくない私は以前、「がん告知、ひとりで聞いたの!?」と、同じ

  • ちょっと体調のよい朝は――。

    +2.7℃の朝この数日、ちょっと体調がよい体調がいいと、気持ちも明るい“心と身体はつながっている”という法則そんな朝東の空には、大きなハロ太陽を囲む虹がきれいだそして、こんな不思議な雲にも遭遇ちょっとだけの彩雲も、また神秘的ださ、朝からきれいな空にも出逢えた

  • “がんであることを、誰に、どこまで伝えればいいか”問題 ~第159回 がんサロン~

    氷点下0.1度の朝窓を開けると、ひんやりとした風が頬を撫でる先日の黄砂も去り、雨も雪も上がった空は爽やかだ環水平アークまで観られた朝なんとも気持ちの上がる、一日のはじまりであるそんな今日は、月に1度のがんサロンの日体調よく出かけられるのは久し振りだいつも通る

  • ≪私の記録 180≫ デポ注射 25回目 ③

    2年間、本当につらかった来年には、どれくらい副作用が軽くなるのか...今回、11月はけっこう楽で、前に先生が云っていた、「(デポ)終わる頃に楽になるかもな」という通りになったのか、それともたまたまか...まぁ、副作用に関しては、少し楽になるたび、「副作用抜け

  • ≪私の記録 179≫ デポ注射 25回目 ②

    すべてが終わったような開放感――...の、はずだった最初は単純にデポが終わったことが嬉しくて、4週間に1度、病院に来なければならない煩わしさから解放されて、病院に来るたびに感じる、“病人”というレッテルももう毎月味わうこともないんだ...と...そして、治

  • たまごが消えた。

    ここのところの、“たまごが手に入らない”問題私の地域は他人事(ひとごと)だと思っていたこの数年の物価高騰で、光熱費、食料品などすべてが値上げ、値上げの連続“たまご”もご多分に漏れずそれに追い打ちをかけているのが、“鳥インフルエンザ”私の地域(たぶん北海道

  • 黙々と...雪。

    黙々と降る雪一昨日の深夜から降りはじめた雨が早朝、とうとう雪に変わったしかも、少し横殴りだ朝の気温、−0.3℃そんな寒さのせいだろう、きのうからリンパ節郭清の痕がピリピリと痛むのはさ、憂鬱な月曜日太陽が見えない朝は、なんとなく元気になれないが...なんとか今

  • ≪私の記録 178≫ デポ注射 25回目 ①

    2008年11月25日(火)デポ 25回目今日もとてもよい天気でも寒かった今日はデポ注射だけ採血も検査もなし注射だけのときはいつも早めに診察室に呼ばれるが、今日はかなり待たされた待っていると、いろいろな患者さんがやって来るその姿を見ていると、去年、一昨年の

  • ≪私の記録 177≫ おっぱいへの思い ②

    2008年11月13日(木)おっぱいがめちゃめちゃちっちゃくなっちゃって、こんなに無理をして温存なんてしなきゃよかったのかなもともと左のおっぱいは右より大きかったのに、今ではその右よりも小さくなってしまったそもそも小さなおっぱいだったんだから、全摘しても

  • がんになると、太れないのだろうか...。

    先日の黄砂まだその影響が残るくすんだ空に、久し振りのハロが現れたハロは美しいが、天気が崩れる前触れあすとあさっては雪が降るらしいまだ、そんな季節――今朝の体重 38.75kg「まぁ、こんなもんか...」乳がん告知から減りはじめた体重告知直後は食欲もなく、「とにか

  • 嫌がらせの12年 ~もうひとつの誕生日~

    2011年4月14日「おぎゃあ~」と生まれたこのブログ他人のブログなど全く読んだこともない私が、突如、ポンとこのブログをはじめた乳がんの手術からすでに4年が経っていたにも関わらず、今さらはじめた理由は、 私が苦しんでいた、 “乳がん”という心の闇 そして数

  • “今日”というこの日があったから――。

    「♪ソレソシレ⤴~、ソレソシレ⤴~」けたたましく携帯のアラームが鳴る、午前7時55分「え、また?」パンを頬張ったまま、傍らの携帯をひっつかむここ数年、鳴ることがなかった“Jアラート”久し振りに聴く音だ携帯に表示されていたのは、“あの国”が発射したミサイルまた

  • 婦人科に入るのも出るのも、誰にも見られたくないもので...。

    そもそも病院に行くこと自体、誰にも見られたくない誰にも会いたくないこれが風邪程度ならまだいいが、がんを診療している大きな病院はいつもこそこそしてしまう病院の中でも、「誰か見ているのではないか...」と、ビクビクしてしまう病院に入るときや出るときは、「誰に

  • ≪私の記録 176≫ おっぱいへの思い ①

    2008年11月10日(月)だいぶ“乳がんであること”に慣れてきたかもしれないというより、“薄れてきた”...という方が近いのかな最近は、“自分が乳がんだ”ということを忘れる時間が増えてきたそれは楽しいことがあったり、副作用が軽くて身体が楽だったり、いろ

  • ≪私の記録 175≫ 違うがんでも、死はつらい。

    2008年10月31日(金)今年も残すところ、あと2か月...そして最近は、なんだかとても体調がよいめまいがひどかったりもするが、全体的には身体が軽いような気がするホットフラッシュも楽だたぶん、涼しいせいもあるのかも...というか、副作用、このまま楽になり

  • ≪私の記録 174≫ 自分が使っている薬だもの... ②

    薬局の扉を開け中へ入ると、社長はいなかったその代わり40代くらいの男性と、薬剤師と思われる女性が2人社長ももう歳だし、息子さんに代替わりしていたようだやはり最初に問診票にいろいろと記入させられた当然のことながら、乳がんのことも書いた服用している薬の欄には、“

  • ここ、洗いづらくないですか?

    ゴルフボールが1個、すっぽりはまりそうなわきの下のくぼみそう、“腋窩リンパ節郭清”の傷痕ここ、洗いづらくないですか――?そもそもえぐれているので洗いづらいあとは、感覚触れるとざわざわするような、身体の芯にぞくっとくるような...なんとも言えない気持ちの悪さ

  • ≪私の記録 173≫ 自分が使っている薬だもの... ①

    2008年10月30日(木)今日は歯科へ歯茎を切る手術だ先生はすごく簡単なことのように云っていたけれど、いざ、はじまってみると意外と大変もう、手術とか嫌だ...「“歯茎を切る”なんて、 本当にここまでする意味、 あったのかな...」と、思いはじめる痛み止

  • 「○○が食べたい」という時期。

    無性に、「○○が食べたい」という時期があるたとえば(私の場合)、 ○焼き肉 ○スパゲティ ○ハンバーグ ○鶏のから揚げ ○生クリームたっぷりのケーキ ○ポテトチップ ○バゲット...など最近は“ごはん”とにかく“米”が食べたくて仕方がないの

  • しあわせを呼ぶ月光冠。

    きのうから空は真っ白な雲今日の満月は観られないと思ったが、夜遅くになってから、薄雲の隙間から丸いお月様がちらちらとピンクムーンになんとか出逢えた4月の満月は、『ピンクムーン』というそうアメリカで、“芝桜のような、 鮮やかなピンクの花が咲く頃”という意味らし

  • 春は体調が悪くなる季節らしい。

    「ああ、今夜の満月は 観られそうにないなぁ...」と、空を仰ぐ朝予報は曇り一時、通り雨きのうから空には白い雲が垂れ込めているそしてこの1か月、いろいろと不調である (そもそも長い間、 不調ではあるのだが...) ○不整脈 (もともと不整脈持ちだが、

  • 私は乳がんの治療費のために、お金を貯めていたのか...。

    昨年から今年にかけて計算した、“乳がんの費用” ☆詳しくな下記へ乳がん告知を受ける前の検査から、乳がん告知後の全身検査手術・入院費、放射線治療、ホルモン療法(注射・飲み薬)、定期的な検査、(血液検査・肺のレントゲン・ CT検査・骨シンチ・エコー検査・ マ

  • 生きることに時間はない。

    生きることに時間はないこうしている間にも、命はどんどん削られているおいしいもの、食べよう楽しもう感動しよう好きなことしよう目いっぱい生きよう貪欲に*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜ 今夜の月 薄雲の中、 黄金色にぼんやりと輝い

  • ≪私の記録 172≫ デポ注射24回目と採血 ②

    看護師さんに、「採血の結果、(いつも)どうしてます? 電話で知らせてます?」と、聞かれたそういえば、以前もこの看護師さんに「採血の結果は電話でお知らせします」と云われたことがあったっけでも結局、電話は来なかった『次のデポのときに教えてくれるのかな』と、思

  • やっぱり、がんには勝てない。

    『人間、やっぱりがんには勝てない』――哀しいことがあるたび、そう思うこれまで何人の仲間たちが“がん”という病に命を奪われてきたか...「検診に行ってください」「早期発見なら完治の可能性は高いです」そう言い続けることは、きっと大切なことでも時に、「私がやっ

  • ≪私の記録 171≫ デポ注射24回目と採血 ①

    2008年10月26日(日)最近、また体調が悪い風邪はようやく、ほぼ抜けた体調が悪いとホルモン剤の副作用ではなく、「転移しているのではないか...」と、錯覚してしまうもう少しの辛抱とりあえず、デポが終わるまで――ここのところ、少し痩せてしまった食欲がない

  • もう、夢も希望もありません。

    もう、夢も希望もない病気をすると、そんなもん歳をとっていくとそんなもん子どもがいないって、そんなもんでも、“欲”はあるおいしいものも食べたいし、楽しいこともしたいきれいな景色も観たいし、感動を心に浴びたい過去はどんどん増えて、未来がどんどん減ってゆく残さ

  • ≪私の記録 170≫ まゆさんのこと ②

    番組では、まゆさんが通っていた、札幌の病院の取材もしていた外来での主治医とのやり取りでは、「太ってきているし 顔も浮腫んでいるので、 今の薬、合っていないのかも...」と、医師に云われいた再発もしているし、どんな治療をしているのだろう...あんなに元気で

  • ≪私の記録 169≫ まゆさんのこと ①

    2008年10月25日(土)夕方、居間へ下りて行くと、いつもは見ることのないテレビのチャンネルを母が入れていた画面に映し出されていたのは、見覚えのある顔...“大原まゆ*”さんだ『きっと私はがんばれる 2』という番組として、4時半から放送されていたこのとき

  • 最 終。

    3月最後の日1週間の終わり年度末――ちょっと淋しい“最後”でも、あしたからは未来があふれている新しい時間がはじまるそんな、最終3つが重なった朝東の空には美しい光芒が1日のはじまりを迎えてくれていたさ、今日も笑顔で感謝の心を忘れず“最後”のこの日を悔いなく――

  • がんは、理屈では語れない病。

    約5年、しこりを放置した私が今こうして生きていて、治療後の検査で、「身体の中に がんは見当たりません」と言われた母が、その後転移し、死んだ「なぜだ...。 死ぬなら私だろ」そう思ったたとえば、“非浸潤がん”私のもう一つのがんでもあるが...理論的には、『転

  • “あと10分”。どうする?

    この数か月、特に眠りが浅い夜中から朝方にかけて、2回はトイレに起きるトイレに起きるということは、熟睡できていない証だ明け方は、さらに夢と現を行ったり来たりこの1週間、朝はアラームが鳴る前に目が覚めるそれは決まって12分ほど前あと10分あれば、少しは眠れる...

  • ≪私の記録 168≫ 乳がんのこと ②

    2008年10月22日(水)お昼過ぎ、『桑田佳祐さんのお姉さんが 19日に亡くなっていた』と、速報が流れた56歳13年前に乳がんを患い、一時は「克服した」と言われていたようだ再発(転移)なのか、まだ詳しいことは報道されていないようだが、末期がんだったらしい..

  • 気分が上がる法則。

    髪、染めたなんとなく春めいてきたし... まだ雪は降るけどこれだけで、気分が上がる楽しい気持ち、大切 1日1回、応援のクリックお願いします 日々の励みになります 両方押していただけると嬉しいです ↓ ↓

  • ≪私の記録 167≫ 乳がんのこと ①

    2008年10月18日(土)風邪が抜けない...が、ここのところ、本当にホットフラッシュが楽だ風邪で身体がおかしくなっているのだろうか...今日、1~2か月前に録画していた映画、『Life』を観た終盤、CMで、【2009年5月 余命一ヶ月の花嫁 映画化】と、流れた『Li

  • “フライパンが持てない”という現実。

    きのう、新しいフライパンを買った新しいものを買うと、なんだかうきうき、わくわくするきっと心が喜んでいるのだと思うでも、乳がんの手術をしたあとは、フライパンが持てなかった退院をして家に帰って、ごはんを作ろうと思ったら、なにもできなかったフライパンどころか、

  • カーテンを開けると、そこは――。

    朝、カーテンを開けると、そこは雪景色だった...思わず、「あ...」と、声をあげる朝どうやら昨夜の雨が、いつしか雪に変わっていたようだようやくアスファルトの街が戻ってきた灰色の春また白い世界へ逆戻りだそんな、1週間のはじまりそして、3月最後の週さ、笑顔で気

  • “自分のがん”に思うこと。

    「きっと私、 今でも生きているだろうな...」と、今朝、ふと思ったそれは、“私のがん”私の左乳房にあった、3つのしこりから出てきたのは、非浸潤性乳管がんというがんと、明細胞がんというもの明細胞がんはクリアセルとも言われているクリアセルの名前の由来は、 ○

  • 「もう死んでもいい」

    「もう死んでもいい」――なにか特別な嬉しいことがあると、ひとは、満面の笑みでこの言葉を使うことがあるたぶん私も子どもの頃、1度や2度は言ったことがあるかもしれないが、乳がんになって、「いつまで生きられるのか...」「私は死ぬのか...」と、命の期限を感じ、

  • お疲れモード。

    お疲れモード “お疲れモード”は すでに死語か...一応、右腕、枕にしてます そもそも、 手術をした側の左腕では、 この格好はできないかな...ちなみに、カメラも隠してます パソコンのカメラのレンズに シール貼ってます以前、「アプリや、ウイ

  • ≪私の記録 166≫ 風邪薬の副作用。

    2008年10月16日(木)今日は歯科へ院内はきれいで落ち着いたつくり受付の人は、“あまり感じのいい人はいない”という印象を持っていたが、(乳がんでかかっている病院も、 産婦人科も)笑顔で優しく対応してくれたのでなんだか癒やされた初めてかかる歯医者なので

  • 乳がんだから...。

    「乳がんだから...」「どうせ乳がんだし...」...と、乳がんを盾に、できない理由をこじつける乳がんを理由に、逃れることもできるでも、乳がんだから優しくもされるいつしか“乳がん”が、都合のいい道具になっているでも、乳がんだから、実際にできないこともある

  • ≪私の記録 165≫ いやらしく感じた内科医。

    2008年10月15日(水)きのうと今日は、この時期としては気持ちが悪いくらい暖かいそのせいか、風邪のせいか、身体が熱い汗が出る今日は午前中、きのう受診できずに帰ってきた病院へもちろん自転車看護師さんの対応があまりよくない乳がんで通っている病院の対応がい

  • ≪私の記録 164≫ 乳がん治療中の風邪は、治りづらいのだろうか...。

    2008年10月10日(金)今日は朝から少し熱が出てしまった気管も痛くなってきて、咳も出はじめた風邪をひいてからすでに5日目「もう熱は出ないだろう」と高を括っていた夕方近くになると、とても具合が悪くなっためまい、ふらつき、頭痛、むかつき...起きていられな

  • ≪私の記録 163≫ 婦人科の検査結果。乳がんで子どもを産めない私が、“婦人科にいる”という虚しさ。

    2008年10月4日(土)足が熱い「数日前から 右のすねの外側が熱くなる」と云っていたが、さらに数日後、左のすねの下のほうから甲にかけて熱くなるようになった耐えられないものでもないし、すぐに収まるので特に問題はないのだが... 2008年10月6日(月)

  • ≪私の記録 162≫ 婦人科検診 ② ~再発のこと~

    きのう、ピンクリボン運動の一環として東京タワーがピンクにライトアップされたそこでロックミュージシャンの川村カオリさんが乳がんの再発を告白した私が川村カオリさんの乳がんを知ったのは、ごく最近7月に術後できた左胸のしこりの細胞診をしたときだエコー検査後、細胞を

  • ≪私の記録 161≫ 婦人科検診 ① ~頸がん・体がん・経腟超音波検査~

    2008年10月1日(水)やはり、思っていた通りだったきのう夜になってもあのまま暑さが引かず、夜中に身体中の火照りで目が覚めて、精神安定剤がほしいくらい気が変になってしまった暑くて眠れない苛立ちから、無性に破壊したい衝動に駆られる叫び声をあげ、手あたり次

  • 3年振りの顔出しは――。

    新型コロナウイルスが広がってから3年以上が経つその間、ずっとマスク生活先日ようやく、マスクの着用が緩和されたが...それでも私の周囲でも外す人はほとんどいないコロナがなくなったわけではないインフルエンザやほかの感染症なども心配だこの時期は、砂埃もひどいが、

  • これが“がん”というものか――。

    おとついの3月15日、国立がん研究センターが公表した、『がんの生存率』 ☆詳細はきのうのブログへ ⇩生存率が公表されるたび、いつも思うことがあるそれは、母のこと母は私の乳がんがわかる2週間ほど前、甲状腺がんを告知されたたまたまかかった内科の病院で

  • 午前6時の太陽と――。

    午前6時前空は清々しい青空だ思わず窓を開けてみるそこにはもう、キーンと肌を刺す冬の空気感はないそれもそのはず、気温は-2.2℃春の気配だ淡いオレンジ色に染まった東の空...と、家々の隙間から変形した橙のような太陽が昇ってくる普段、ほとんど観ることのない朝陽な

  • 『がんの生存率 ~最新版~』

    『がんの生存率、 国立がん研究センターが公表』 (2023年3月15日)乳がんの告知を受けたとき、「どれくらい生きられるのか...」と、自分のステージとこれからはじまる治療に生存率のデータを照らし合わせ、「この中に残れるのか...」そう考えた

  • ひとりで抱え込まないで―― ~第158回 がんサロン~

    氷点下6.8度の朝これでも平年より少し暖かいらしいここのところの季節外れの暖かさに寒さが沁みるそんな、午前6時南の空には下弦の月が、月がかすんでいる...“春霞”だ青い空も、眩しい太陽も、薄いベールの向こうまぁ、この季節は仕方がないそんな中、今日は『がんサロ

  • ≪私の記録 160≫ デポ注射 23回目 ② / 亡くなった先生と...

    毎回毎回、本当に、「先生って大変だなぁ...」と思う1日何十人もの患者を診て、きっとそれぞれのライフスタイルを把握して対応もしていると思うし、「頭の中、 よくごちゃごちゃにならないなぁ」と...私の主治医はそういう意味では、患者(私)のことをよく理解してく

  • 結局、変わらず...。

    新型コロナウイルス5月に5類へ移行するのに伴い、きのうからマスク着用が緩和されたということで、早速バス停まで、マスクを外して歩いてみた...といっても、もともと、ほとんど人とすれ違うことのない、バス停までの道のりだバス停に着く前に、マスクを着用するつもりだ

  • 泣いてもいいんだよ。

    「あんなふうに 声を出して泣けたら...」――わんわんと、声をあげて泣いている小さな子どもそんな姿を見て、「羨ましい」そう思ったことがある「泣きたいのはこっちだよ」と、つられて泣きたくなったこともある「いいなぁ、子どもって」おとなになると、泣けなくなる“

  • 「充分生きたし、もういいかな...」

    「いつ死んでもいいや」そう思ってきた人生乳がん告知を受けて、初めて、「死にたくない」と、思ったあんなに、「死んでもいい」「死にたい」そう思っていたのにどうやら『生きたい』という本能が私にも備わっていたらしいが、その後、つらい治療がはじまる再発の不安も拭え

  • 3月11日。

    3月11日――今日は父の誕生日だ最後に会ったのは...たぶん、1月1日元気にしているだろうか『1年と10秒の交換』という歌がある ☆関連記事は下記へ12年前の今日――2011年3月11日 午後2時46分18秒『東日本大震災』発生大きな力に奪われたたくさんの命会う約束も果たせ

  • NGワード ~がんに効く・がんが治る・がんが消える~

    『がんに効く新薬を開発』『副作用がない』『おまけにこの事業がうまくいけば、 配当金が得られる』――「そっか、がんが治るのか」「副作用がないのか」「それにお金までもらえる?」がん患者には、なんともおいしい話である配当金はもらえなくても、がんが治るのならその

  • 春仕様。

    -4℃ようやく暖かな朝だおとつい、きのうとPM2.5が白く垂れこめていた街も、今朝はすっきり青い空そして屋根には...今にもなだれ落ちそうな雪庇“雪”というより、すでに“氷”と化している「そろそろ落ちそう」「今日あたりドドド...と、 轟音を立てて落ちるだろう

  • ≪私の記録 159≫ デポ注射 23回目 ① / 子どものこと

    2008年9月28日(日) 腱鞘炎になって、ほぼ1年になるこのままだと全く完治する気がしない今は手術しなくても、注射1本で簡単に治るらしいそして、彼とつきあって15年まもなく16年目に突入だ別れてくれた方が、“温かい家庭”とか、“子ども”とか考えなくて済むのか

  • 光 環。

    きのうから飛来している招かれざる客、“PM2.5”今日はかなり濃度が濃い喉はイガイガと痛み、目はショボショボ...そんな空には――“光環(光冠)”白くくすんだ空虹のような環が太陽の周りを囲んでいるこの現象、この時期に飛ぶ花粉ではすっかり有名になったが、果たして

  • あなたは誰に会いたいですか。

    『1年と10秒の交換』...という歌がある先日、初めて知った歌だ2011年3月11日、午後2時46分18秒大きく揺れた日本列島『東日本大震災』である大きな力に奪われた、たくさんの命会う約束も果たせないまま、大切な想いを伝えられないまま、逝ってしまったひとたち――そんな想

  • ≪私の記録 158≫ 心と身体と...⑲

    2008年9月27日(土)今日、ショッピングセンターで、またまた先生と会ったこれで5回目?よく会うなぁ...がん患者と医師しかも先生は小さなお子さん2人を連れて仲よさそうに戯れている子どもが産めない私には、酷な光景だ最近めっきり涼しくなり、そのせいかホット

  • ≪私の記録 157≫ 心と身体と...⑱

    2008年9月10日(水)きのうの昼はあんなに調子がよかったのに、夜には起きていられない状態にまでなってしまったもう少しで、『2年以内の再発率40%』から抜け出そうとしているそして次は10年その後は一生...か...“ひとの一生”ってなんなのだろう生きること

  • ≪私の記録 156≫ 元職場のひとたち。“平凡”という日常の大切さ。

    2008年9月9日(火)今日はとてもいい天気湿度も低く、サラッと快晴!!でも、太陽が当たったら30℃超えという暑さだきのうの夜は激しく具合が悪く、ずーっと横になっていた昼も体調はよくなく、ここまで悪いのは久し振り部屋の温度は28℃きのうと同じなのに今日は、

  • “がん”だから――。

    がんだから、できなくなったことがんだから、諦めたことがんだから、興味本位で近づいてきた人がんだから、離れていった人がんだから、はじめようと思ったことがんだから、新しい道に進めたことがんだから、ひとの痛みに気づいたことがんだから、ひとの優しさが心に沁みたこ

  • 10年前の今日――。

    -15℃の朝寒さとほんの少しの暖かさを繰り返す、そんな季節ようやく春の入り口だそんなきのう――今どきの携帯は、むかし撮った写真が『思い出』や『ハイライト』として勝手に出てくる仕様になっている1週間前の今日...1か月前の今日...1年前の今日...3年前の今日

  • ≪私の記録 155≫ 心と身体と... ⑰

    2008年9月8日(月)最近は気温が高いせいか、副作用がきつく感じる暑さが堪らない薬のせいで、身体がどんどん変化しているような気がする先生は、「症状(副作用)は最初のうちに出てくるけど そのうちなくなるよ」と、云っていたけれど、全くそうは思えなくなって

  • 私はその歓びを、一生味わうことはない。

    お腹の中で同じ時を過ごす10か月間陣痛のいたみ子どもが生まれた瞬間の感動歯が生えはじめる頃初めて立った瞬間初めて喋ったとき入園式小学校入学高校大学 行かないかもしれないけどそして、就職結婚おばちゃんになる日――私はその歓びを、一生味わうことはない赤ちゃんの

  • 『“がん検査キット”販売へ』――。

    『がん検査キット販売へ』なにかとせわしい朝パラパラとめくる新聞に、ふと目に留まったタイトル“尿”でがん検査をするキットらしいそういえば以前から、 ○血液 ○唾液 ○呼気 ○がん探知犬 ○尿1滴 ○線虫 ○涙で乳がん検査...など、簡易で安価

  • 目標は、“可愛いおばあちゃん”。

    「おばあちゃんになっても“りかこ”って、 なんか合わないよね」と、名前にケチをつけられたのは、いつだっただろう...子どもが生まれたとき、親は可愛い名前や恰好いい名前をつけようと思うだろうたぶん、おじいちゃんやおばあちゃんになったときのことまでは考えない

  • 背に腹は代えられない。

    -18.9℃の朝「いつになったら 暖かくなるのだろう...」と、なかなか上がらない気温に少し苛立ちを感じるそんな朝の空に、少し不思議な形の雲鳥が二羽、顔を寄せているように見えるような見えないような...さて、世の中、値上げ、値上げ...留まることを知らないそ

  • 生きることは、楽しむこと。

    生きることは、おいしいものを食べること生きることは、楽しむこと――...ということで、今日はいつものボウリングそして、待ちに待ったライブの日昨年12月18日に、手に入れたチケット2か月先のことなんて、どうなるかわからないでも、どんなに小さなことでも目標があるの

  • がんになって、こんなに生きられるとは思っていなかった。

    「がんです」――そう告げられたとき、たぶんほとんどの人は、死が過ぎったと思うどんな手術をするのか、それがどれほど痛いのか、どれくらいで回復するのか、想像ができないどんな治療をするのか、その副作用はどうなのか、全くわからないそんな中で進んでゆく手術や治療し

  • がんになると、太れないものなのか―― ~体重減:その後のその後のその後のその後~

    結局、また減るせっかく少し増えたのに、ちょっと食べる量が少なくなるとすぐに落ちる体重ひとはそれを、『代謝がいい』と、言うのだろうがんをしている者からすれば、「身体の中に がんがあるのではないか...」「自分の知らないところで、 身体の中で がんが増え続け

  • 「10年はもたないかもしれないね」――。

    「5年は大丈夫。 でも10年はもたないかもしれないね」――20歳を過ぎてから1本ずつ生えはじめた親知らずまっすぐ普通に生えそろっているため、未だに4本そのまま残っているが、歯科医師に、「10年はもたないかもしれないね。 まぁ、私が10年後、 いるかどうかはわかりませ

  • 冷え込んだ一日は――。

    -20.3℃の朝きのうの-4.8℃が嘘のようだ どっちも嘘のよう日中も、-7℃までしか上がらず... もう2月も 終わろうとしているのに...そんな今日の夕飯は、“豚汁”“とんじる”ではなく、“ぶたじる”と言う北海道冷え込んだ日は、身も心も温まる料理だ 先

  • ≪私の記録 154≫ 心と身体と... ⑯

    2008年9月3日(水)彼とつきあっているから「子どもが産みたい」と思うのかも...という考えが浮かんだ「産みたい」というより、「産まなきゃ」とか、「産んであげなきゃ」という方が近いのかもしれない彼と別れたら、それをしなくて済むわけだでも実際、本当に別

  • 結局、これ。

    先日、かにの缶詰いただいたのだけど...確か、昨年もいただいたのだけど...正直、“かにの缶詰”って、あまり好きではなくて...添加物などいろいろなものが入っていて、味が好きではなくて...でも、けっこうお値段もするし...それに、どうやって食べようか、

  • ≪私の記録 153≫ デポ注射 22回目 ② ~“女”として~

    心が痛くて...切なくて...悲しくて...涙が止まらない「死にたい」と、思う気持ちがどんどん強くなってゆくこのあいだの手術痕のしこり、「なぜ再発じゃなかったんだろう...」とまで、思うようになっている今の私には、生きる目標も希望もなにもなくて、ただ生き

  • 赤い太陽。

    -9.3℃久し振りに暖かな朝ピーンと張りつめていた冷たい空気が緩んでいるのを感じる日中も0.5℃とプラスの気温日一日と春めいているそんな夕方今日も西の空に、赤い太陽ちょっとだけ、サンピラーになっているような、いないような...こうして今日もきれいな空に出逢えた

  • ごま油、入れる派? 入れない派?

    たま~に作る、これ“きんぴらごぼう” そもそも、“ごぼう” 一袋買っても(だいたい2~3本入り) なかなか使い道がないこれ、家庭によって、味付けが様々だと思う油たっぷりで作る家庭もあれば、甘くて、まるでスイーツのような味付けをする家庭もある ほかに

  • 朝の月と、『キャンドルナイト』ボツ写真。

    -19.5℃の朝寒さの出口が見えない春の入り口そんな朝午前6時の空に、逆四日月新月3日前の儚い月このあとすぐに太陽の光に消されてしまうところもまた儚く...そして、先日の『キャンドルナイト』 ☆そのときの記事は下記へ 『“せっかく撮ったのに ボツのままでは

  • ≪私の記録 152≫ デポ注射 22回目 ①

    2008年9月2日(火)デポ 22回目今日は少し眠れたでも今までの睡眠不足が溜まっているのか眠気を催すやはり4週間に1度(デポのための通院)の特異日だろうか、今日も暑く、3週間ほどパッとしない天気が続いていたが、今日は長時間、晴れ間が出たきのうも雨あすも雨の

  • 身体に入るものへの反応。

    氷点下25度の朝 ここに来て、今季最低である それでも日中は氷点下2.6度と、 陽射しが当たればぽかぽかだ そんな、冷え込んだ午前6時 ※写真はイメージです 藍と濃い橙のコントラストの中に、 逆五日月が 美しい光を放っていた*・゜゚・*:.

  • 抗がん剤のやめ時 ~第157回 がんサロン~

    氷点下22.8度の朝もう2月も半ばこの時期に、まさかここまで冷え込むとは思ってもいなかったいつもなら日中も陽射しの温もりを感じはじめる頃ダウンコートが厚ぼったくなってくる時期でもあるが、今日は昼でも氷点下8度以下ダウンが恋しい...そんな中、今日はがんサロン街

  • ≪私の記録 151≫ 心と身体と・・・ ⑮

    2008年8月27日(水)「あと1年です」――命の期限を突きつけられたらどうするだろう...誰でも命に期限はあるのだが...1年どころか、半年...いや、3か月...いや、1か月――まぁ、あと1か月だとしたら、告知はされないだろうけど余命が短いと知ったら..

  • ≪私の記録 150≫ 北京オリンピックからもらう元気 / 寒い夏

    【2008年8月8日(金)】北京オリンピック開幕―― 【2008年8月11日(月)】トップアスリートたちのフィジカル面はもちろんだけど、メンタル、モチベーション...本当にすごいと思うわれわれ一般人とは日々の生活スタイルがまるで違っているんだろうなそこま

  • 乳がん患者の生活。

    乳がんをすると、手術や治療、検査などで生活に様々な支障が出る術式や治療、副作用によっても個々に異なるが、とりあえず“私の場合”は―― ○腋窩リンパ節郭清をしたので、 重い物が持てないなどの制約がある ・・・一生もの ○腋窩リンパ節郭清をした

  • 癒 し。

    ここに来るのは2年振りこのあたりで一番好きなカフェ入り口に並べられている手作りの陶器がいつも迎えてくれるそして、ちょっと独特でも、店内はお洒落お水のカップも手作りもちろん、お皿も手作りコーヒーとパフェは、超絶においしかったお腹を満たしたあとは...キャンド

  • “末期がん”という言葉に思う。

    『医療の世界では、 “末期がん”とは言わない』――以前、そんなことを聞いたことがある「えー、そうなの!?」と、驚いたが...一応、“末期がん”の定義としては、『治癒を目指した治療に反応せず、 進行性且つ治療困難、 または治癒不能と考えられる状態』...ら

  • 黄色くなるよね...。

    こういうの飲んだら...黄色くなるよね、...おしっここれ、今日のお昼ご飯こういう“つくられたもの”はあまり好きではないのだけど、食欲がなかったのでちょっと頼ってみたでもそのあと、さすがにお腹が空いた黄色いおしっこの原因は、ビタミンB₂の色昔はこのさわやか

  • 免疫力を上げる、“良質のたんぱく質”。

    おもむろに、冷凍庫から豚肉を取り出す朝冷蔵庫に移し、夕飯まで自然解凍だ「あした、なにを食べようか...」と、考えるのは、ほぼ一日中朝ごはんを食べながら、「今日の夜はなににしよう」ひどいときは、夕飯を食べながら、「あしたの夜はなに食べよう」と、頭をひねるこ

  • がん治療の未来は―― ~どこまで期待していいのだろう...~

    『消炎・鎮痛薬、 がん免疫活性化』――少し前になるが、新聞にこんな記事が載っていたなんでも、腱鞘炎の治療薬として処方されている薬剤、“セレコキシブ”ががんに対する免疫を活性化させるのだとか (ここ北海道の、 旭川医大の研究部グループが発見)

  • “無”になる時間。

    「ダダダダダダダダ...」久し振りのミシン可動昨年から、「作ろう」「作ろう」と、思いながら、なかなか手をつけられずにいたが、もう限界である今、使っている“ぞうきん”は、もうどれも破れた穴が大きく広がりはじめている――はじめてぞうきんを作ったのは、小学校の

  • 元気なうちに。

    体調には波がある「なんでだろう...」と、思う「乳がんの手術・治療をする前も、 こんなに波があったのだろうか...」と、考えるが、記憶にないたぶん、いいときと悪いときはあったのだと思うし、それはきっと、誰にでもあるものなのだとも思うそれでもがんの治療をす

  • マイクロファイバー挟んでます ~ブラジャー事情~

    ここでも何度も話をしてきた、“ブラジャー”それでなくてもなかなか合うものがないのに、乳がんで切除をしてしまうと、さらに悩みが増える形もそうだが、痛みが最大の問題だ手術前のものはすべて捨て、サイズを変えて買い直した枚数はどれくらいになるだろう...様々な形

  • それでも見上げる。

    “立春”とは名ばかりの、氷点下24.4度の朝日中でも氷点下6.1度とそこそこ極寒であるそれでもほんのり陽射しが暖かく感じられたのは、やはり春が近い証か...そんな中、今朝も空には彩雲夜は星や月日中は、様々な形のが観られる空青空さえ、色々な“青”がある朝焼けも夕焼

  • “マブ”。

    今日も氷点下21度の朝暖かかったのは、結局、きのう一日だけまだまだ北海道の冬は続く―― 流氷の季節もこれからだしね...少し前、“アルツハイマー病に有効な薬が出た”と話題に上った『一般名:レカネマブ』「...マブ?」――“~マブ”といえば、乳がんでも使わ

  • 「なんのために生きているのだろう」という疑問。

    暖かな朝 それもそのはず、 昨夜から雪 外の窓枠には、 少し雪が溜まっている 「積雪量30cm」 「大荒れ」 という予報に反し、 私の街は、雪も風も それほどでもないのが救いだ それでも吹きだまりは、 芸術的な模様を描いていた*・゜゚・*

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