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風太郎のPな日々 http://futaro1980.blog.fc2.com/

昔の国鉄ローカル線、地方私鉄や最近のローカル線など、旅の写真と思い出で綴るブログです。

1980年代、「鉄道のある風景」を求めて全国を旅した風太郎が写真と文章で綴る、ローカル線紀行。バリ鉄ではありませんが、自然溢れる沿線や、出会った人々など、しばし「鉄路の叙情」を感じて頂ければ、と思っています。しばらく「鉄」から遠ざかっていましたが、最近復活、ローカル線の「今」も綴っています。その他自然風景、日々雑感諸々まで。なるべく頻繁に更新したいと思っています。よろしくお願いいたします。

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2011/12/18

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  • 青梅鉄道公園

    青梅鉄道公園 ED161 2023年8月石灰石輸送華やかりし頃の青梅線、ED16の三並びとか深夜に撮ってた奴もいたなあと、遠い目。微妙にジャンルが違ってそういうものに関心が無かったけれど、今振り返ればもっともっと首を突っ込んでおけばと思うところもある。石灰石は都市をコンクリートジャングルに変える重要資源だったし、奥多摩の山間に響き渡った轟音は、時代を創る音でもあったわけだ。 青梅鉄道公園 9608 大学...

  • 日本の秋 東野の秋

    東野鉄道キハ503 1/80 13mm栃木にあった東野鉄道は1968年の廃止だから風太郎が知る由もなく、高井薫平さんとか先達が残された写真で偲ぶばかり。北関東の平野部を淡々と走る地味な鉄道だったようだが、国鉄払い下げから自社発注車、可愛らしい小型ボールドウィンがマッチ箱を牽いたりしていて、車両的にはこれ程面白い鉄道もない。模型を1両また1両と制作しているうちに、おんやぁ、結構な東野ワールドが出来たじゃん...

  • 時代のドキュメント

    釧網本線 北浜 1984年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「故郷の駅」より印刷所での刷り出し序盤、オフセット印刷機から吐き出された「刷り」を見て、思わず目を見張ったのがこの写真。潰れ・飛びに関してそれぞれギリギリのところで止め、滑らかなグラデーションの再現は、正直「印刷の限界」を覚悟していた先入観を覆すものだった。 「下手なオリジナルプリントより上。」の評も素直に頷けた。本書のアー...

  • OSO18

    根室本線 糸魚沢 2012年標茶町・厚岸町で乳牛60頭以上を襲ったというヒグマ、「OSO18」が遂に射殺されたそうだ。数年間にわたり誰も姿を見たことがないのに、犠牲ばかりが積み上がるというのは恨み千万な相手だったろうが、その神出鬼没振りは、正にアイヌが崇めた「山の神」の化身とも思える。出没地点をプロットしていくと、かの有名な糸魚沢~厚岸間がそっくり入るというのも怖い。ご存じの通り、駐車場に車を停め...

  • 季節は巡る

    磐越西線 上野尻 2015年写真集発刊という一大イベントがあって、風太郎にとっては暑いというより熱い夏になった。無我夢中のままに気付くのも遅れたが、それでも朝夕の涼しさはどこか夏の終りも感じる。鉄は熱いうちに打ての仕掛かりイベントも控え、多忙は続くもそろそろ巡る季節を愛でる余裕も欲しくなり。「書泉グランデ」の平積みが1/3位に減っているのを確認。早く買わないと売り切れちゃうぞー。その脇にある...

  • 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 記憶を刻むもの

    山陰本線 1982年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「エピローグ 記憶を刻むもの」より子供たちの目の前にあるはずの線路は、来た道であり、行く道でもある。*今は原野に還った北海道の奥地の駅でさえ、学生服の大群がホームを埋めた1960年代の写真は、どこか別の国の風景を見るようだ。この国がごく短い期間に体験し、鉄道が象徴的に映した驚く程の時代の変化を、写真は記録し後に伝えた。*時は流れ、僕は1980...

  • 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 波の盆

    島原鉄道 加津佐(長崎県加津佐町 現南島原市) 1982年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「夏の光」より海の民の魂は水平線の彼方から舟でやってきて、波に消えるをもって送りとするのだろうか。波の盆。 ひと夏が、終わろうとしている。ちょうどお盆明けの時期だったし、佇まいからしてお盆の送り迎えに関係しているのは疑いないと思っていたけれど。キャプションを考えていてハタと思ったのは、こ...

  • 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 春の足音

    蒲原鉄道 大蒲原 1982年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「蒲原の里」よりまだ雪は残っている。 しかし雲の切れ間から覗く陽はどこか暖かく、雪に閉ざされた季節の終りも感じさせるのだった。頻繁に往復する除雪列車がダイヤに入るため、閉塞区間を臨時に設ける必要があり、冬季に限って詰める駅長の仕事も終わりが近い。待ちわびた春の足音が聞こえる。発売から早や2週間。 SNSに飛び交う皆様のご感...

  • 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 駅は我が家

    島原鉄道 布津 1982年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「夏の光」よりホームには飼い犬が寝そべり、ニワトリが闊歩している。駅と自宅はひとつだった。 猛暑の昼下がり、「駅長」は扉を開け放ち、ダボシャツ一枚で書類を捲る。 写真をお願いすると盛んに照れた。業務委託化は1964年というから、結構長い歴史が駅に独特な表情を与えていた。1985年にプレハブの新駅舎に建て替えられたとある。 後にその駅舎...

  • 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 蒲原の里

    蒲原鉄道 七谷 1985年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「蒲原の里」よりまだ上越新幹線も無かった頃。蒲原鉄道を訪ねるための足は、夜行急行「佐渡」だった。 佐渡7号は上野23:20発、接続駅の信越本線加茂へは4:42着。無論座席車で中途半端な乗車時間でもあり、あまり眠れた記憶が無い。 深夜の上越国境辺りで165系電車の窓から伝わる冷気はよく覚えている。まだ眠りについている、夜明け前の加茂の町を...

  • 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 山の暮らし

    赤谷線 東赤谷 1984年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「最後の日々」より新発田から飯豊の山懐に向かって細々と伸びていた赤谷線は、典型的な鉱山鉄道である。日本では珍しく鉄鉱石を産した赤谷鉱山は、特に戦時中の製鉄需要を受けてフル稼働、赤谷線が最も賑わった時代かもしれない。そもそも赤谷の地名自体が酸化した鉄の色から来るもの。 東赤谷駅は珍しいスイッチバック式終着駅で、構内の隅に建つ鉱...

  • 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 夜更けの乗り換えホーム

    歌志内線 砂川 1988年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「最北紀行」より1988年3月の青函トンネル開通・青函連絡船廃止を目前にして「海峡浪漫きっぷ」なる周遊券が発売された。まあ最後の連絡船を楽しんで下さいという趣旨。なんと北海道までの往路は寝台特急に乗れた。 そして復路は鉄道ばかりでなく、飛行機で帰るというオプション付き。その分お値段も高かった。 券面金額24,800円ながら、これは復路の...

  • 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 遺産

    高千穂線 吾味 1988年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「夏の光」よりJR化後まだ間もない高千穂線。 キハ20がDMHのアイドリングを響かせ、交換駅では駅長がタブレット交換する、「国鉄」がまだそのままに残っていた。いや敢えて手を付けなかったのだろう。 この数か月後には第三セクター「高千穂鉄道」に譲渡されるのだから。真夏の緑に覆われた山というのは、モノクロだと意外にコントラストがつかな...

  • 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 窓辺

    天北線 1988年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「プロローグ」より写真集の冒頭近く、重要な位置を占める一枚。「この写真はこういう軽い扱いじゃないんだって。」と、企画段階のちゃぶ台返しも今となっては思い出。手前の新聞男は繰り返す日常にどこか疲れた大人の象徴で、窓辺の青年は旅に純粋に向かい合っていた自分自身、と思っていたのだが。「それは作者にしか分からないって。」「新聞男しか見な...

  • 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 旅する本屋

    吉祥寺 「街々書林」吉祥寺は中道通りの一角に、風太郎の先輩が脱サラして開いた個人書店がある。海外渡航歴31ヶ国、特に香港は78回行った、何と廃止前の日中線にも乗った、という稀代の旅人にして紀行作家でもある方なので、キャッチフレーズは「旅する本屋」。 店主厳選の旅の本に特化し、旅好き相手にコミュニケーション&コンサルティング販売の本屋さんである。ならば当然でしょと拙写真集を扱ってもらうことになり、本...

  • 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 コダモノクローム

    天北線 曲渕 1988年 写真集 「旅のたまゆら 1981-1988」 「記憶を刻むもの」より爽やかに晴れ渡った、秋の一日が終わろうとしている。西の空は息を飲むように美しいグラデーションになった。 深紅から橙、黄色が紫に溶け、その上は濃い群青色に。紅を灯す腕木信号機の向こうに、上弦の月が昇った。 天北線廃止まであと6か月。そりゃあ撮るわな、「カラー」で。タネを明かすと、この写真の原...

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