2015.12.23 大吟醸 歳晩の穏やかな風吹いている 行く年の終わりに届く大吟醸 凍て蝶に凍ての残りの恋ごころ 咳をして無駄のごとくに年重ね ことさらに急くこともな
2015.12.19 それとなく籠の置れて落ち葉焚き したたかに火の夢を見る吊り鮟鱇 懐かしき日差しあけり枯木山 曼荼羅のごと折敷かれ落ち葉かな 煮こ
2015.12.11 今日の俳句 しばらくは冬木に兆す影もなし 昨日今日おちば落暉を見て独り 道の辺に枯れ木浄土のありにけり あらかたは落葉ちり敷くところ
2015.12.07 落ち葉にも温もる重さありけり 水仙にひとりまどろみ居たるかな 雪やこんこ里芋こんにゃく味噌仕て 何となく籠の置かれて落ち葉焚き &nbs
2015.11.23 冬ざれの小石を蹴れば転がりぬ 咳をして無駄のごとくに年重ね 自ずから椅子とテーブル散る落ち葉 季語:(冬) 冬ざれ 咳 散る落ち葉 作者:矢内涼人&nb
酉の市いろいろ人を見て歩き 美しき孤独ありけり冬の薔薇 木枯らしの吹きくる方の月白し
今日の俳句 11月07日(金) 四緑 仏滅 乙亥 月の駅佳人あられも無きポスター ちちぶさのつめたきよるの星流れ しまいまで威厳の秋刀魚焼きにけり なげくには一人がよけれ唐辛
今日の俳句 10月31日(金) 四緑 仏滅 乙亥 渋柿のやけにたわわな照り返し ひょんの実やすこし馴染みの手風琴 曳舟のまだその先や雁一羽 &nb
今日の俳句 10月24日(金) 二黒 先負 戊辰 晩秋の日暮れはさびし赤のまま ひらひらと落ち葉あそびの風流れ 行く雲を映す水辺や草もみじ 雲が湧
今日の俳句 10月16日(木) 一白 先勝 下弦の月 ひとり夜のひとり葡萄の種を吹く 転生のはじめや秋の水澄みて さよならと別れる人や風の色 烏瓜うた
今日の俳句 10月10日(金) 七赤 先勝 甲寅 菊枕ほろびゆくもの美しき のっけから貝の作り身十三夜 紅葉してどこかで疼く人嫌い
今日の俳句 10月03日(金) 五黃 赤口 丁未 身のどこか昭和を残す雁の空 地下鉄が頭上をはしる曼珠沙華 あてどなくあるきて秋の渚かな ふかし芋を
今日の俳句 09月30日(火) 八白 先負 甲辰 火の山に火の噴き始め夜寒なる 街に出ての秋の時雨を眺めけり 風のなか一人遊びの捨て案山子 ほっ
今日の俳句 09月27日(土) 二黒 赤口 辛丑 母が居て琳檎むく手にくるいなし 湯上りの帯のすずしき天の川 晩秋の日暮れはさびし椅子に寄り
今日の俳句 09月24日(水) 八白 先負 戊戌 ブルースな曲を奏でる夜半の秋 熟れ通草むらさき色に日が沈む 十六夜の鼻から抜けるフランス語 &nbs
今日の俳句 09月20日(金) 九紫 仏滅 彼岸入り 奥多摩に 風が生まれる 唐辛子 散髪の ハサミの音や 野分して 徳俵 そっと目をやる 負け相
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